JP2001248704A - ボールねじ送り機構 - Google Patents

ボールねじ送り機構

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JP2001248704A
JP2001248704A JP2000062665A JP2000062665A JP2001248704A JP 2001248704 A JP2001248704 A JP 2001248704A JP 2000062665 A JP2000062665 A JP 2000062665A JP 2000062665 A JP2000062665 A JP 2000062665A JP 2001248704 A JP2001248704 A JP 2001248704A
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Japan
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ball screw
plate
photopolymer plate
photopolymer
vibration
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JP2000062665A
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English (en)
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Mamoru Murata
守 村田
Mitsuyoshi Nishimura
光能 西村
Yoshinori Kawamura
吉紀 河村
Yoshihiro Koyanagi
祥啓 小柳
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
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    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールねじの振動を軽減できるボールねじ送
り機構を得る。 【解決手段】 ボールねじ412を保持するボールベア
リング420のケーシング422は、圧縮コイルスプリ
ング444及び引張コイルスプリング450の付勢力に
抗すれば支持台418上で変位でき、ボールねじ412
の振動がケーシング422に伝達されれば、支持台41
8上で振動しようとする。しかしながら、振動によって
ケーシング422が圧縮コイルスプリング444及び引
張コイルスプリング450の付勢力に抗して変位する
と、これらの付勢力が強制的に元の位置に戻そうとし、
これによって、ケーシング422の振動の周波数が強制
的に変更される。このため、モータ426等の振動との
共振点がずれ、ボールねじ412の振動が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールねじをその
軸周りに回転させることにより、ボールねじに螺合する
スライダをボールねじの軸方向にスライドさせるボール
ねじ送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体上に感光層(例えば、光重合層)
が設けられた印刷版(以下、「フォトポリマー版」とい
う)を用い、このフォトポリマー版の光重合層に直接レ
ーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきてい
る(印刷版自動露光装置)。
【0003】このような技術では、複数のフォトポリマ
ー版を収納するマガジンから一枚ずつフォトポリマー版
を取り出して、上記の記録を行なう露光部へ供給する。
また、この露光部の直前では、フォトポリマー版は基本
的に平滑な定盤の上に載置され、この定盤上で位置合わ
せが行なわれた後に定盤ごと露光部へ送られる。
【0004】この定盤の移動をさせるための駆動機構と
しては、例えば、定盤の移動方向に沿って軸方向とされ
ると共に、モータの駆動力で自らの軸周りに回転するボ
ールねじと、定盤に一体的に連結されると共にボールね
じに螺合したスライダと、ボールねじに対して平行に設
けられると共にスライダを貫通してボールねじの軸方向
にスライダを案内するガイド棒と、を含んで構成される
駆動機構がある。この駆動機構では、ボールねじが回転
することによりスライダがガイド棒に案内されてスライ
ドし、スライダと共に定盤がスライドするようになって
いる。また、露光部では、基本的にボールねじの回転量
に応じて露光するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボールねじ
を回転させるモータが作動することで、モータ自体が振
動すると、この振動がボールねじに伝わり、ボールねじ
が振動することがある。ここで、モータの振動数がボー
ルねじやボールねじを支持するベアリング等の共振周波
数と一致すると、ボールねじの振動、ひいては定盤の振
動が大きなり、フォトポリマー版に形成された画像にム
ラが生じてしまう。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して、ボールね
じの振動を軽減できるボールねじ送り機構を得ることが
目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のボールね
じ送り機構は、棒状で外周部に雄ねじが形成されて駆動
手段の駆動力により自らの軸周りに回転するボールねじ
と、前記ボールねじへ螺合し、前記ボールねじの軸周り
の回転により前記ボールねじの軸方向に沿ってスライド
するスライダと、前記ボールねじの軸方向端部にて前記
軸方向に沿って前記ボールねじを変位可能に支持する支
持手段と、前記軸方向に沿った前記ボールねじの変位に
対して当該変位方向とは反対方向に前記ボールねじを付
勢する付勢手段と、を備えている。
【0008】上記構成のボールねじ送り機構では、駆動
手段の駆動力を受けてボールねじが回転し、これにより
スライダがボールねじの軸方向に沿ってスライドする。
また、自らの駆動力に起因する駆動手段の振動等の各種
の振動が生じると、この振動がボールねじに伝わり、ボ
ールねじが自らの軸方向に振動することがある。ここ
で、ボールねじの材質や形状等に起因してボールねじ自
体の共振周波数が上記の振動の周波数と一致するような
場合であっても、本ボールねじ送り機構では軸方向に沿
った振動に伴いボールねじが変位すると、付勢手段がこ
の変位とは反対方向にボールねじを付勢して強制的に元
の位置へ戻そうとし、これにより、共振点が強制的にず
らされる。これにより、ボールねじの振動が軽減され、
ひいては、スライダの振動が軽減される。
【0009】請求項2記載のボールねじ送り機構は、棒
状で外周部に雄ねじが形成されて駆動手段の駆動力によ
り自らの軸周りに回転するボールねじと、前記ボールね
じへ螺合し、前記ボールねじの軸周りの回転により前記
ボールねじの軸方向に沿ってスライドするスライダと、
前記ボールねじの軸方向端部にて前記軸方向とは直交す
る軸直交方向に沿って前記ボールねじを変位可能に支持
する支持手段と、前記軸直交方向に沿った前記ボールね
じの変位に対して当該変位方向とは反対方向に前記ボー
ルねじを付勢する付勢手段と、を備えている。
【0010】上記構成のボールねじ送り機構では、駆動
手段の駆動力を受けてボールねじが回転し、これにより
スライダがボールねじの軸方向に沿ってスライドする。
また、自らの駆動力に起因する駆動手段の振動等の各種
の振動が生じると、この振動がボールねじに伝わり、ボ
ールねじが自らの軸方向に対して直交する軸直交方向
(すなわち、ボールねじの回転半径方向)に振動するこ
とがある。ここで、ボールねじの材質や形状等に起因し
てボールねじ自体の共振周波数が上記の振動の周波数と
一致するような場合であっても、本ボールねじ送り機構
では軸直交方向に沿った振動に伴いボールねじが変位す
ると、付勢手段がこの変位とは反対方向にボールねじを
付勢して強制的に元の位置へ戻そうとし、これにより、
共振点が強制的にずらされる。これにより、ボールねじ
の振動が軽減され、ひいては、スライダの振動が軽減さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
係るボールねじ送り機構を露光搬送部110に適用した
フォトポリマー版102の自動露光装置100について
説明する。なお、説明に際しては、最初に装置全体の構
成について概説し、続いて本実施の形態の要部について
説明することにする。
【0012】[自動露光装置100の全体構成]図1に
は、本実施の形態に係るフォトポリマー版の自動露光装
置100の全体構成が斜視図にて示されている。この図
に示されるように、自動露光装置100は、大きく分け
ると、フォトポリマー版102(図2参照)の供給を担
う給版部108と、フォトポリマー版102へ画像を記
録する露光部112と、給版部108から送られてきた
フォトポリマー版102を露光部112へ供給する印刷
版搬送装置としての露光搬送部110と、露光部112
による画像記録後のフォトポリマー版102を排出する
排出機構部166とによって構成されている。以下、概
ねこの順に説明する。
【0013】<給版部108>なお、上記構成の自動露
光装置100の下流側にバッファ部114を介して自動
現像装置116を接続することも可能であり、給版、露
光、現像を全て自動で処理することも可能となってい
る。
【0014】図1及び図3に示されるように、フォトポ
リマー版102の供給を担う給版部108は、概略的に
は、フォトポリマー版102が搭載された台車200を
収容する版収容部104と、この版収容部104に収容
されたフォトポリマー版102を持ち出すための枚葉部
106と、この枚葉部106からフォトポリマー版10
2又は合紙118を受け取って搬送する共用搬送部12
8と、この共用搬送部128からフォトポリマー版10
2を受け取って露光搬送部110へ送り出すためのフォ
トポリマー版搬送部130と、共用搬送部128から合
紙118を受け取って合紙収容部132(台車200に
設けられている)へ送り出すための合紙搬送部134
と、共用搬送部128からフォトポリマー版搬送部13
0及び合紙搬送部134の何れに搬送するかの切替動作
を行う切替搬送部136とによって構成されている。
【0015】(版収容部104)図3に示されるよう
に、給版部108の版収容部104には、ハンドル20
4が取り付けられた台車200が収容されている。この
台車200の荷台202には、側面視で略直角三角形状
に形成された集積部206が設けられている。さらに、
集積部206の斜面部には、複数枚のフォトポリマー版
102が積層状態で収容可能とされたマガジン208が
立てかけられている。図2に示されるように、フォトポ
リマー版102の表面には当該表面保護用のシート材と
して機能する合紙118が1枚ごとに張り合わされてお
り、結果としてフォトポリマー版102と合紙118と
が交互に積層された状態となっている。
【0016】なお、マガジン208にはシャッター21
0が設けられており、暗室以外の場所ではシャッター2
10を閉状態にしておくことにより、フォトポリマー版
102の感光を防止するようになっている。実際の場面
では、台車200は版収容部104とフォトポリマー版
102を保管している暗室との間での運搬に供されるこ
とから、当該運搬中におけるフォトポリマー版102の
感光をシャッター210で防いでいる。
【0017】また、図示は省略するが、マガジン208
には、収容されたフォトポリマー版102及び合紙11
8の幅方向両端部を規制するための一対のガイド板が設
けられている。さらに、各ガイド板の先端部には、収容
されたフォトポリマー版102及び合紙118の先端両
角部に対応するさばき板が設けられている。このさばき
板は、後に詳述する吸盤ユニット304によってフォト
ポリマー版102がマガジン208から取り出される際
に当該フォトポリマー版102に係合してその先端両角
部を湾曲させて剥離させる機能を有する部材である。
【0018】さらに、マガジン208の幅方向中間部に
は、図示しない一対の合紙押え板が設けられている。こ
の合紙押え板は、マガジン208内に収容されたフォト
ポリマー版102の表面の合紙118に対応して設けら
れており、後に詳述する吸盤ユニット304によってフ
ォトポリマー版102がマガジン208から取り出され
る際に合紙118に係合してこれを保持する機能を有し
ている。
【0019】図3に示されるように、マガジン208が
設けられた台車200が収容される版収容部104は、
路面FLよりも高い位置に床部104Aが形成されてい
る関係で、台車200は路面FLから床部104Aへと
乗り上げられる構造となっている。すなわち、台車20
0は路面FLに対してはキャスタ120を介して支持さ
れており、当該キャスタ120は台車200に対して突
出位置(図3の想像線図示位置)及び収容位置(図3の
実線図示位置)間を移動可能とされている。さらに、台
車200の版収容部104への収容動作に応じて、キャ
スタ120が上方に畳まれて収容位置へ移動すると、こ
れと同時に補助ローラ212が床部104Aに対応し、
その後の台車200は、床部104Aに対してこの補助
ローラ212を介して支持される構造となっている。
【0020】(枚葉部106)上述した版収容部104
の上方には、枚葉部106が設けられている。枚葉部1
06はマガジン208内に積層状態で収容された合紙1
18又はフォトポリマー版102面に対して接近及び離
間する吸盤124を備えており、マガジン208内に積
層状態で収容されたフォトポリマー版102及び合紙1
18を、吸盤124で吸着し交互に取り出し、共用搬送
部128へ送り出す。また、枚葉部106は吸盤124
の他にファン(図示省略)を備えており、吸盤124で
合紙118を吸着する際には吸引ファンを合紙118に
対して若干離れた位置(接触してもよい)に配置し、吸
引ファンのみを作動させることによって重量的に軽くか
つ薄い合紙118のみを吸い上げ、その後、吸盤124
によって吸着することで、合紙118の吸着時の二重吸
着(下層のフォトポリマー版102を一緒に吸着するこ
と)を防止している。
【0021】(共用搬送部128、フォトポリマー版搬
送部130、切替搬送部136)図1に示されるよう
に、枚葉部106から送られてきたフォトポリマー版1
02又は合紙118は共用搬送部128によって搬送さ
れた後、切替搬送部136によって搬送方向が選択的に
切り替えられ、フォトポリマー版102はフォトポリマ
ー版搬送部130によって定盤402へ送り出され、合
紙118は合紙搬送部134によって台車200内に設
けられた合紙収容部132へと送り込まれる。すなわ
ち、フォトポリマー版102と合紙118とが交互に積
層されているため、枚葉部106において吸着する毎
に、切替搬送部136が切替わり、それぞれ所定方向へ
搬送する構造となっている。これらの共用搬送部12
8、フォトポリマー版搬送部130、切替搬送部136
は、構造的に共通する部分も多いので、まとめて説明す
る。
【0022】図1及び図4(A)に示されるように、共
用搬送部128及び切替搬送部136は、いずれも串型
ローラ138と細幅ベルト140とが組み合わされた搬
送系となっており、上記フォトポリマー版102を搬送
することがメインとされている(図4(B)参照)。す
なわち、フォトポリマー版102は串型ローラ138の
強い挟持力で搬送され、細幅ベルト140は搬送に同期
して移動するガイド板としての役目を果たすようになっ
ている。これに対して、図1及び図4(C)に示される
ように、合紙搬送部134は、細幅ベルト140のみの
搬送系となっており、合紙118を細幅ベルト140に
よる弱い挟持力で搬送する構造となっている。
【0023】また、図5に示されるように、各搬送部で
の受け渡し部分は、それぞれ互い違いに先端部が串状に
突出され、一方の凹又は凸の先端が他方の凸又は凹の先
端に対向するように重なり合っている(すなわち、同軸
の共通の搬送路を持っている)。これにより、フォトポ
リマー版102及び合紙118の受け渡し時に、これら
のフォトポリマー版102及び合紙118が串型ローラ
138や細幅ベルト140に巻き込まれるといった不具
合が未然に防止されている。
【0024】(合紙搬送部134)また、図3に示され
るように、台車200内には、後述する合紙搬送部13
4によって搬送された合紙118を収容する合紙収容部
132が設けられている。さらに、台車200における
合紙収容部132の上端部には、合紙搬送部134によ
って搬送された合紙118を合紙収容部132内へ強制
的に集積させるシート材強制集積装置141が設けられ
ている。
【0025】図6には、シート材強制集積装置141の
詳細構造が示されている。この図に示されるように、シ
ート材強制集積装置141は、合紙収容部132の上端
部に設けられた合紙118の挿入口142に、挟持送込
ローラとして把握される一対のローラ144が設けられ
ている。図7に示されるように、一対のローラ144は
串型とされており、前記合紙搬送部134の搬送速度よ
りも若干速い線速度(約1.1倍)で回転駆動してい
る。これにより、合紙118が合紙搬送部134とこの
ローラ144との間に掛け渡されると、所定の緊張状態
を維持しながら(所謂、引張り勝手で)搬送されること
になり、弛み等によるジャミングを防止することができ
る。
【0026】図6に戻り、この挿入口142の手前側に
は、徐々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるような
テーパー形状のガイド板146が設けられている。さら
に、このテーパー形状とされた互いに対向するガイド板
146には、除電ブラシ148がそれぞれ取り付けら
れ、挿入口142に挿入する合紙118の電荷を除去す
るようになっている。
【0027】前記一対のローラ144の下部近傍には、
ローラ144の串型による凹凸に沿うように巻込み防止
板150が設けられている。これにより、ローラ144
を通過し合紙収容部132に集積された後の合紙118
の一部がローラ144に接触しても、巻込み防止板15
0によって巻き込みを防止することができるようになっ
ている。
【0028】<露光搬送部110>図1に示されるよう
に、露光搬送部110は定盤402を備えている。定盤
402はフォトポリマー版搬送部130によって搬送さ
れて水平搬送状態でフォトポリマー版搬送部130から
離脱したフォトポリマー版102が受け渡されてその上
面上に載置される。
【0029】定盤402の上面高さは、フォトポリマー
版搬送部130による水平搬送高さよりも低い位置に設
定されており、かつ搬送方向に若干の間隔を持ってい
る。このため、フォトポリマー版搬送部130から排出
されると、若干垂れ下がった状態で定盤402上に着地
し、搬送方向後端部は、定盤402よりも手前側に位置
することになる。図8に示されるように、この手前側に
は、後述する排出機構部166に設けられた仮支持アー
ム154が配設されており、フォトポリマー版102の
垂れ下がりを防止している。
【0030】また、仮支持アーム154の近傍には定盤
402に対して接近離反可能な移動体152が設けられ
ており、更にこの移動体152にはフォトポリマー版1
02の後端部を搬送方向に押圧する押圧プレート156
が配置されている。この押圧プレート156によってフ
ォトポリマー版102の後端部を押圧することで、フォ
トポリマー版102の斜行が解消されると共に、所定の
搬送方向基準位置まで送り出すことができる。この基準
位置は、フォトポリマー版102の搬送方向後端部が若
干定盤402からはみ出した位置である。
【0031】この基準位置では、フォトポリマー版10
2の搬送方向後端部両角部を含む複数の位置にセンサ1
58が設けられ、このセンサ158でフォトポリマー版
102の搬送方向後端部を検出することによって押圧プ
レート156の押圧を停止させている。また、このセン
サ158はフォトポリマー版102の搬送幅方向の位置
検出にも適用されている。すなわち、定盤402が搬送
幅方向に移動することで、フォトポリマー版102の角
部とセンサ158とを一致させ、これをフォトポリマー
版102の初期位置として登録するようになっている。
【0032】また、初期位置に移動されたフォトポリマ
ー版102の位置は、後述する露光部112での走査露
光開始位置と相対位置が決められており、この状態で定
盤402に設けられた吸引溝110Aにより吸着保持さ
れる。吸着保持されたフォトポリマー版102には、前
記移動体152に設けられたパンチャー160によりパ
ンチ孔が設けられる。
【0033】さらに、この定盤402の下方にはボール
ねじ412が設けられている。図1に示されるように、
ボールねじ412は定盤402の初期位置(すなわち、
フォトポリマー版搬送部130から離脱したフォトポリ
マー版102が受け渡される位置)から後述する露光部
112へ向けて長手方向(軸方向)とされている。ボー
ルねじ412の長手方向一端側には図示しない支持台が
設けられており、ボールねじ412の長手方向一端側を
その長手方向周りに回転自在に軸支している。
【0034】一方、図10のボールねじ412の長手方
向他端側を拡大した側面図に示されるように、ボールね
じ412の長手方向他端側には、支持手段としての支持
部416が設けられている。支持部416は支持台41
8を備えており、この支持台418上にはボールベアリ
ング420のケーシング422が載置されている。この
ケーシング422はボールねじ412の軸方向に沿って
貫通した孔が形成されており、ボールねじ412の軸方
向他端側が貫通していると共に、その内部には複数の小
球がボールねじ412の周方向に沿って並べられてお
り、ケーシング422の内側でボールねじ412に当接
している。
【0035】また、支持台418には複数本の支持シャ
フト424の下端が固定されている。これらの支持シャ
フト424はケーシング422に形成された複数の貫通
孔426を貫通している。貫通孔426はその軸方向中
間部の特定の位置を境に内径寸法が変化しており、この
特定の位置よりも下側(すなわち、支持台418側)よ
りも上側の方向で内径寸法が大きい。
【0036】この貫通孔426のうち、上述した特定の
位置よりも上側の部分の内側には、付勢手段としての圧
縮コイルスプリング428が収容されている。圧縮コイ
ルスプリング428は、その一端が貫通孔426の大径
部分と小径部分との境となる部分に当接しており、他端
が上述した支持シャフト424の上端部に形成されたフ
ランジ部430に当接している。したがって、圧縮コイ
ルスプリング428は貫通孔426の大径部分と小径部
分との境となる部分を介してボールベアリング420を
支持台418側に付勢している。
【0037】また、図11に示されるように、支持台4
18上のケーシング422の側方(詳細には、ボールね
じ412及び支持シャフト424の各軸方向に対して直
交した一方向側方)には規制部432が立設されてい
る。規制部432からはケーシング422へ向けて規制
突起434が突出形成されており、ケーシング422の
側端部に当接している。
【0038】ケーシング422を介して規制部432と
は反対側には、押圧部436が設けられている。押圧部
436は箱状のケーシング438を備えている。このケ
ーシング438にはケーシング422側へ向けて開口し
た有底の収容孔440が形成されており、その内側には
押圧ピン442と付勢手段としての圧縮コイルスプリン
グ444とが収容されている。押圧ピン442は収容孔
440の軸方向に沿って軸方向とされた略円柱形状でケ
ーシング422と対向する側の先端部は略半球形状に形
成されている。圧縮コイルスプリング444は収容孔4
40の底部と押圧ピン442との間に配置されており、
押圧ピン442をケーシング422側へ付勢して押圧ピ
ン442の先端部をケーシング422へ圧接させてい
る。
【0039】さらに、支持台418には規制壁446が
形成されている。規制壁446はケーシング422より
もボールねじ412の軸方向他端側へ向いた規制面を有
しており、ボールねじ412の軸方向他端側からケーシ
ング422が当接している。
【0040】ケーシング422を介して規制壁446と
は反対側にはアーム448が配置されている。アーム4
48はボールねじ412及び支持シャフト424の各軸
方向に対して直交した方向に沿って長手方向とされてお
り、その長手方向一方の端部は、支持シャフト424の
軸方向と平行な方向を軸方向としてこの軸周りに旋回自
在に支持台418に軸支されている。一方、アーム44
8の長手方向他方の端部には、引張コイルスプリング4
50の一端部が係止されている。引張コイルスプリング
450の他端部は支持台418上に形成された係止部4
52に係止されており、アーム448の長手方向中間部
がケーシング422へ接近する方向へ付勢している。ア
ーム448の長手方向中間部にはケーシング422へ向
けて突起454が突出形成されており、ボールねじ41
2の軸方向他端側のケーシング422の端部へ当接して
いる。
【0041】すなわち、支持台418上のケーシング4
22は、上述した規制部432、押圧部436の押圧ピ
ン442、規制壁446、及びアーム448によって支
持台418上での移動が基本的に制限されていると共
に、支持台418から離間する方向への移動は基本的に
圧縮コイルスプリング428の付勢力により制限されて
いる。これにより、基本的には支持台418上の所定位
置にボールベアリング420が位置し、その位置でボー
ルねじ412の軸方向他端部を軸支することになる。
【0042】また、ボールベアリング420の軸方向他
端側にはアクチュエータ460が設けられている。アク
チュエータ460はモータ462を備えている。モータ
462はその出力軸の軸方向がボールねじ412に対し
て平行とされていると共に、出力軸の先端部には外歯の
ギヤ464が設けられている。一方、ボールねじ412
の長手方向他端部近傍にはギヤ466が同軸的に形成さ
れており、歯付きベルト468によってギヤ464とギ
ヤ466とが連結され、これによって、モータ462の
駆動力がボールねじ412に伝達される構成となってい
る。
【0043】さらに、図1に示されるように、ボールね
じ412の側方には一対のガイド棒470がボールねじ
412と平行に配置されている。
【0044】また、定盤402の下側にはスライダ47
2が一体的に固定されている。スライダ472は全体的
にブロック状の部材で、上述したボールねじ412の軸
方向に沿って貫通したねじ孔474が形成されており、
ボールねじ412が貫通した状態で螺合している。この
ねじ孔474の両側方には貫通孔476が形成されてい
る。貫通孔476は内径寸法がガイド棒470の外径寸
法よりも僅かに大きく、ガイド棒470が貫通してい
る。この貫通孔476にガイド棒470が貫通すること
でスライダ472はガイド棒470によりガイド棒47
0の長手方向以外の方向への変位が制限される。
【0045】<露光部112>図1に示されるように、
露光部112には、定盤402の搬送路よりも上方に走
査ユニット164が設けられ、画像信号に応じて点灯制
御されるレーザビームが主走査(定盤402の搬送方向
と直交する方向)される構成となっている。一方、定盤
402の往路搬送は副走査移動となり、この結果、定盤
402上のフォトポリマー版102には、露光部112
への往路搬送時に画像が記録され、復路搬送によって、
元の位置に戻されることになる。なお、元の位置に戻っ
た定盤402上のフォトポリマー版102は、吸着保持
が解除される。
【0046】<排出機構部166>画像が記録され元の
位置に戻った定盤402に対応して、フォトポリマー版
搬送部130によるフォトポリマー版102の搬送方向
後端部側(移動体152の側近)には、排出機構部16
6が設けられている。
【0047】図9に示されるように、排出機構部166
では、前述した一対の仮支持アーム154がステージベ
ース168に支軸170を介して回動可能に支持されて
おり、その先端部は定盤402の近傍に位置している。
仮支持アーム154の下面側には、それぞれ高さ(深
さ)寸法の異なる凸部172、凹部174、及び凸部1
76が形成されている。
【0048】仮支持アーム154の下方には、移動ステ
ージ178が配置されている。この移動ステージ178
は仮支持アーム154に沿って移動可能であり、更にそ
の先端部にはコロ180が設けられており、仮支持アー
ム154の下面に当接している。したがって、移動ステ
ージ178が移動することで、コロ180の当接支持位
置(凸部172、凹部174、及び凸部176)が変更
され、これによって仮支持アーム154の先端部の高さ
位置が変更される構成である。さらに、仮支持アーム1
54の後端部にはスプリング182が連結されており、
仮支持アーム154が常に移動ステージ178の移動に
追従するようになっている。
【0049】コロ180が凸部172に当接支持した状
態では、図9(A)に示される如く仮支持アーム154
が定盤402と同一高さの水平位置になり、コロ180
が凹部174に当接支持した状態では、図9(B)に示
される如く仮支持アーム154が定盤402よりも低く
なって退避位置になり、コロ180が凸部176に当接
支持した状態では、図9(C)に示される如く仮支持ア
ーム154が定盤402よりも高くなって押上げ位置に
なるように各部の寸法が設定されている。したがって、
移動ステージ178のコロ180が仮支持アーム154
の凸部172に当接し仮支持アーム154が定盤402
と同一高さの水平位置となることにより、定盤402上
のフォトポリマー版102の垂れ下がりを防止すること
ができる。また、移動ステージ178のコロ180が仮
支持アーム154の凸部176に当接し仮支持アーム1
54が定盤402よりも高い押上げ位置になることによ
り、定盤402上のフォトポリマー版102の後端部分
を持ち上げることができる構成である。
【0050】また、移動ステージ178の下方には一対
のセンサ184、186が配置されている。これらのセ
ンサ184、186は、移動ステージ178に設けられ
たドグ188を検出することにより移動ステージ178
の位置、すなわち仮支持アーム154の位置を検出する
ことができる。すなわち、センサ184のみがドグ18
8を検出した状態では、仮支持アーム154は定盤40
2と同一高さの水平位置であり、センサ184、186
が共にドグ188を検出した状態では、仮支持アーム1
54は定盤402よりも低い退避位置であり、センサ1
86のみがドグ188を検出した状態では、仮支持アー
ム154は定盤402よりも高い押上げ位置であること
が解る構成である。
【0051】また一方、排出機構部166には、仮支持
アーム154の上方に一対の排版爪190が設けられて
いる。これら一対の排版爪190は、定盤402に沿っ
て配置されたガイドレール192に沿って移動可能とさ
れている。すなわち、排版爪190は、定盤402の上
方を通過してフォトポリマー版102の搬送方向前端部
へと移動する。
【0052】この排版爪190は、前述の如く定盤40
2からはみ出したフォトポリマー版102の後端部を仮
支持アーム154が持ち上げた状態においてフォトポリ
マー版102の搬送方向へ移動することにより、フォト
ポリマー版102を引っ掛けることができる。したがっ
て、排版爪190に引っ掛けられたフォトポリマー版1
02は、排版爪190の移動に伴って定盤402の下流
側へ搬送されていく構成である。
【0053】なお、冒頭で説明したように、図1に示さ
れる如く、上述した定盤402の下流側にバッファ部1
14を介して自動現像装置116を接続して給版、露
光、現像の全てを自動で処理する場合には、上記排出機
構部166による排出速度と自動現像装置116での搬
送速度との差をバッファ部114で吸収しながら、フォ
トポリマー版102が円滑に送り出されるようになって
いる。
【0054】[本実施の形態の作用、効果]次に、本実施
の形態の作用並びに効果を説明する。
【0055】最初に、自動露光装置100全体の作動に
ついて簡単に説明してする。
【0056】マガジン208に収容されたフォトポリマ
ー版102及び合紙118は、吸着搬送装置109(吸
着ユニット300)によって交互に取り出されて、共用
搬送部128へ送り出される。共用搬送部128へ送り
出されたフォトポリマー版102は、フォトポリマー版
搬送部130によって搬送されて露光搬送部110の定
盤402上に載置されると共に位置決めされる。詳細は
後述するが、フォトポリマー版102の位置決めが終了
した後、定盤402はフォトポリマー版102を受け取
る第1の位置(図1の実線図示位置参照)から露光部1
12に収容される第2の位置(図1の想像線図示位置参
照)へとスライド移動する。これにより、フォトポリマ
ー版102が露光部112に収容されて露光部112内
にて画像が露光される。露光部112におけるフォトポ
リマー版102の露光が終了した後、定盤402は第2
の位置から第1の位置へとスライド移動して、更に、定
盤402が第1の位置へ戻るとフォトポリマー版102
が排出機構部166から排出される。一方、合紙118
は、共用搬送部128及び合紙搬送部134によって搬
送され、台車200に設けられたシート材強制集積装置
141によって合紙収容部132内へ集積される。
【0057】次に、本発明のボールねじ送り機構を適用
した露光搬送部110の作用並びに効果について説明す
る。
【0058】フォトポリマー版搬送部130によって搬
送されて排出されたフォトポリマー版102は仮支持ア
ーム154に支持されて不要な垂れ下がりが防止されつ
つ定盤402上に載置される。また、定盤402上にフ
ォトポリマー版102が載置されると、移動体152が
移動して押圧プレート156がフォトポリマー版102
の後端部を搬送方向に押圧し、これにより、フォトポリ
マー版102の斜行が解消されると共に、フォトポリマ
ー版102の搬送方向後端部が若干定盤402からはみ
出した所定の搬送方向基準位置まで送り出される。基準
位置に達したフォトポリマー版102は定盤402に設
けられた吸引溝110Aにて形成された負圧で吸着保持
されると共に移動体152に設けられたパンチャー16
0によりパンチ孔が形成される。
【0059】このようにして、定盤402上でフォトポ
リマー版102の位置決めが成されると、アクチュエー
タ460のモータ462が作動し、ボールねじ412を
その軸周りの一方である正方向へ回転させる。ボールね
じ412が1回転することでガイド棒470によってガ
イド棒470及びボールねじ412の軸方向以外の方向
への変位が規制されたスライダ472がボールねじ41
2の1ピッチ分だけボールねじ412の軸方向に沿って
露光部112へ向けて移動する。上述したように、スラ
イダ472は定盤402へ一体的に連結されているた
め、スライダ472が移動することで定盤402が移動
し、これにより、この定盤402上に載置されフォトポ
リマー版102が露光部112へ向けて移動し、露光部
112にてフォトポリマー版102に画像が形成される
ことになる。
【0060】一方、モータ462の駆動力により予め設
定された回転数だけボールねじ412が正方向に回転し
て、定盤402が露光部112側の終点位置まで移動し
た後には、モータ462が反転駆動してボールねじ41
2を逆方向へ回転させる。これにより、スライダ472
がボールねじ412の軸方向に沿って移動して定盤40
2が第1の位置へ戻る。
【0061】ところで、モータ462の作動することで
モータ462自体が振動し、この振動がギヤ464、歯
付きベルト468、及びギヤ466を介してボールねじ
412に伝わると、ボールねじ412がその軸方向及び
軸方向に対して直交する軸直交方向にボールねじ412
がボールベアリング420を伴って振動する。この振動
により、ボールねじ412がその規制部432から離間
する方向へ変位しようとすると、ボールベアリング42
0のケーシング422が押圧部436の押圧ピン442
を圧縮コイルスプリング444の付勢力に抗してケーシ
ング438の収容孔440の底部側へ変位させる。ま
た、この振動により、ボールねじ412が支持台418
から離間する方向へ変位しようとすると、ケーシング4
22が圧縮コイルスプリング428の付勢力に抗して支
持台418から離間(変位)させる。さらに、この振動
により、ボールねじ412が自らの軸方向他端側へ変位
しようとすると、ケーシング422が引張コイルスプリ
ング450の付勢力に抗してアーム448を回動(変
位)させする。
【0062】しかしながら、上述したように、ケーシン
グ422は、押圧ピン442を介して圧縮コイルスプリ
ング444により規制部432側へ付勢され、圧縮コイ
ルスプリング428の付勢力に抗して支持台418側へ
付勢され、更に、アーム448を介して引張コイルスプ
リング450により軸方向一端側へ付勢されている。し
たがって、上述したように、ケーシング422が上記の
ような変位をしても以上の付勢力で強制的に元の位置に
戻され、これにより、振動の周波数が強制的に変更させ
られ、共振点がずれる。このため、本実施の形態では、
モータ462からの振動をボールねじ412が受けても
ボールねじ412が共振して大きく振動することはな
く、その結果、定盤402が大きく振動することはな
い。したがって、定盤402の振動に起因するフォトポ
リマー版102での画像ムラの発生を軽減若しくは防止
できる。
【0063】なお、本実施の形態では、付勢手段に圧縮
コイルスプリング428、444や引張コイルスプリン
グ450を適用した構成であったが、付勢手段は所謂ス
プリングに限定されるものではなく、弾性を有する構成
であればゴム材等を適用してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るボール
ねじ送り機構は、振動に伴い変位したボールねじを付勢
手段の付勢力で強制的に元の位置へ戻すため、共振点が
強制的にずらされ、ボールねじの振動を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を適用した自動露光装置の全体構
成を示す斜視図である。
【図2】マガジンに積載されたフォトポリマー版及び合
紙の状態を示す側面図である。
【図3】給版部の側面図である。
【図4】給版部の搬送系の一部を示す平面図である。
【図5】給版部の異なる搬送系の受け渡し部を示す斜視
図である。
【図6】シート材強制集積装置の詳細を示す断面図であ
る。
【図7】シート材強制集積装置のローラ及び巻込み防止
板を示す平面図である。
【図8】(A)は定盤の平面図、(B)は定盤の側面図
である。
【図9】排出機構部の動作を示す側面図であり、(A)
は仮支持アームの水平位置状態、(B)は仮支持アーム
の退避位置状態、(C)は仮支持アームの押上げ位置状
態である。
【図10】ボールねじの軸方向他端部近傍を拡大した側
面図である。
【図11】ボールねじの軸方向他端部近傍を拡大した正
面図である。
【図12】ボールねじの軸方向他端部近傍を拡大した平
面図である。
【符号の説明】
412 ボールねじ 424 支持シャフト(支持手段) 428 圧縮コイルスプリング(付勢手段) 432 規制部(支持手段) 444 圧縮コイルスプリング(付勢手段) 446 規制壁(支持手段) 450 引張コイルスプリング(支持手段) 472 スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 光能 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 河村 吉紀 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 小柳 祥啓 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA01 AB01 AD14 BC02 DA04 DA08 EA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状で外周部に雄ねじが形成されて駆動
    手段の駆動力により自らの軸周りに回転するボールねじ
    と、 前記ボールねじへ螺合し、前記ボールねじの軸周りの回
    転により前記ボールねじの軸方向に沿ってスライドする
    スライダと、 前記ボールねじの軸方向端部にて前記軸方向に沿って前
    記ボールねじを変位可能に支持する支持手段と、 前記軸方向に沿った前記ボールねじの変位に対して当該
    変位方向とは反対方向に前記ボールねじを付勢する付勢
    手段と、 を備えるボールねじ送り機構。
  2. 【請求項2】 棒状で外周部に雄ねじが形成されて駆動
    手段の駆動力により自らの軸周りに回転するボールねじ
    と、 前記ボールねじへ螺合し、前記ボールねじの軸周りの回
    転により前記ボールねじの軸方向に沿ってスライドする
    スライダと、 前記ボールねじの軸方向端部にて前記軸方向とは直交す
    る軸直交方向に沿って前記ボールねじを変位可能に支持
    する支持手段と、 前記軸直交方向に沿った前記ボールねじの変位に対して
    当該変位方向とは反対方向に前記ボールねじを付勢する
    付勢手段と、 を備えるボールねじ送り機構。
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