JP2001248502A - 車両におけるキャニスタ搭載構造 - Google Patents

車両におけるキャニスタ搭載構造

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JP2001248502A
JP2001248502A JP2000060861A JP2000060861A JP2001248502A JP 2001248502 A JP2001248502 A JP 2001248502A JP 2000060861 A JP2000060861 A JP 2000060861A JP 2000060861 A JP2000060861 A JP 2000060861A JP 2001248502 A JP2001248502 A JP 2001248502A
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canister
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front suspension
mounting structure
vehicle
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Tsutomu Iwase
勉 岩瀬
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突によるキャニスタの損傷を回避すること
ができるとともに、リヤオーバーハング部に取り付けら
れる艤装部材の設置レイアウトの自由度が高いキャニス
タ搭載構造の提供。 【解決手段】 キャニスタ12を、少なくとも前後2箇
所で車体底部のリヤサイドフレーム14に取り付ける前
部吊り下げ部材10及び後部吊り下げ部材19を備え、
前部吊り下げ部材10は、金属製の部材を折り曲げ成形
することによって形成され、前部吊り下げ部材10が展
開されて伸長することにより、キャニスタ12の前端部
を下方に移動させ、キャニスタ12を、前方に設置して
ある各種の艤装部材との接触を回避しながら前方へ移動
可能とする展開長を前部吊り下げ部材10は有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるキャ
ニスタ搭載構造に係り、特にキャニスタを車体後部に設
置するようにした車両に好適なキャニスタの搭載構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】蒸発燃料を活性炭によって吸着するキャ
ニスタは、近年の規制強化に対応させるために、内部に
充填される活性炭の量が増大し、これに伴ってキャニス
タ本体も大型化の一途を辿っており、このため、E/G
房内にはキャニスタを取り付けるスペースが不足してき
ている。そこで、比較的スペースに余裕のある後部リヤ
オーバーハングの車体フレームの直下に搭載することが
行われるようになっているが、地面とのクリアランスを
考慮すると車体フレームに近づけてキャニスタを設置せ
ざるを得ない。このため、キャニスタは、フレームに装
着されている多くの艤装部材に挟まれた位置関係になる
ことが多々あり、後面衝突の際には、それらの部品に挟
まれてキャニスタが損傷する虞がある。
【0003】一方、後面衝突の際におけるキャニスタの
残存スペースを確保するために、フレーム自体を強化す
ることも考えられるが、車体の軽量化や衝撃吸収性能と
相反することになり現実的ではない。このため、図15
に示されるように、キャニスタ100の後部に脱落マウ
ント102を取り付けて、キャニスタ100を車体フレ
ーム104の後部クラッシュエリアのフック105前方
に、脱落マウント102を介して搭載するようにした構
造がある。この構造の場合は、後面衝突によって車体フ
レーム104が変形した際には、脱落マウント102が
積極的にキャニスタ100と車体フレーム104との結
合を切り離して、キャニスタ100を車体フレーム10
4から脱落させ、キャニスタ100に衝突時の力が入力
されないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
の構造は、後面衝突による車体フレーム104の変形量
が比較的小さい時(「底突き」まで至らない状態)等の
場合には比較的有効である。一方、リヤオーバーハング
が短く、且つクラッシュストロークの大きい車両の場合
には、図16に示されるようにキャニスタ100の脱落
後に前方の障害物、例えばスタビライザブラケット10
6等の艤装部材にキャニスタ100の前部が衝突し、キ
ャニスタ100に割れ等の損傷を発生させる虞があっ
た。
【0005】本発明は、このような諸事情に対処するた
めに提案されたものであって、衝突によるキャニスタの
損傷を回避することができるとともに、リヤオーバーハ
ング部分に取り付けられる艤装部材の設置レイアウトの
自由度が高いキャニスタ搭載構造を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、上記目
的を達成するために、蒸発燃料を吸着するキャニスタ
を、少なくとも前後2箇所で車体底部へ取り付ける前部
吊り下げ部材及び後部吊り下げ部材を備え、該キャニス
タを車体底部の後部オーバーハング部分に搭載する車両
におけるキャニスタ搭載構造において、前記前部吊り下
げ部材は、金属製の部材を折り曲げ成形することによっ
て形成され、該前部吊り下げ部材が展開されて伸長する
ことにより、該キャニスタの前端部を下方に移動させ、
該キャニスタを、前方に設置してある各種の艤装部材と
の接触を回避しながら前方へ移動可能とする展開長を有
する。
【0007】(2)本発明は、上記(1)項において、
前記前部吊り下げ部材の折り曲げ部を、3箇所としてい
る。
【0008】(3)本発明は、上記(1)項または
(2)項において、前記前部吊り下げ部材の折り曲げ部
の一部を切り欠くとともに、該前部吊り下げ部材の板状
部にビードを設けている。
【0009】(4)本発明は、上記(1)項〜(3)項
のいずれかにおいて、前記前部吊り下げ部材のうち、キ
ャニスタを吊り下げ支持する下取付部の長さを、車体底
部に取り付けられる上取付部の長さよりも短く形成し、
前記キャニスタを、その前方に設置されている各種の艤
装部材に対して間隔を隔てて配置する。
【0010】(5)本発明は、上記(1)項〜(4)項
のいずれかにおいて、前記前部吊り下げ部材の車体底部
に取り付けられる上取付部に、長孔を穿設し、該長孔を
利用して該前部吊り下げ部材を車体底部に取り付けるこ
とにより、該前部吊り下げ部材の前記車体底部前方への
相対移動を許容するようにして、該前部吊り下げ部材の
実質的展開長を延長する。
【0011】(6)本発明は、上記(1)項において、
前記前部吊り下げ部材を側面視略逆Z字形状となるよう
に2箇所で折り返すことによって形成し、キャニスタが
前方に押し出された際に、該キャニスタ前部を下方に押
し下げるリンク構造として動作するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両における
キャニスタ搭載構造の好適な実施形態を添付図面を参照
して説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明の第1の実施形態
に係るキャニスタ搭載構造において使用される前部吊り
下げ部材10を示した図である。これらの図に示される
ように、前部吊り下げ部材10は、板状部材を折り曲げ
加工することによって側面視コ字状に形成されている。
上取付部10Aには、車体底部のリヤサイドフレーム1
4に接続する場合に使用する適宜の取付手段、例えばボ
ルトを挿通するための取付孔11が垂直方向に穿設され
ている。図2に示されるように、上取付部10Aと、下
取付部10B間は、垂直部10Cによって連結されてい
る。
【0014】図3は、前述した前部吊り下げ部材10を
利用してキャニスタ12を車両のリヤオーバーハング部
分に設置する際の位置関係を示している。図3に示され
るように、車体のリヤサイドフレーム14には、その後
部分(図3に向かって右側)にタイダウンフック16が
設けられているとともに、その前側よりの部分にスタビ
ライザブラケット18が設けられている。タイダウンフ
ック16には、図3には図示していないが、キャニスタ
12の後部12Aが脱落マウントを介して固定される。
【0015】ここで、図2に示されるように、前部吊り
下げ部材10における上取付部10A及び下取付部10
Bの端部から取付孔11までの横寸法をd1、垂直部1
0Cの縦寸法をd2とし、又、図3に示されるように、
リヤサイドフレーム14からスタビライザブラケット1
8下端までの寸法をLとすると、以下の式を満足するよ
うに、各寸法が設定されている。 2d1+d2≧L+α (α≧0)
【0016】即ち、図4に示されるように、折り曲げ形
成されている前部吊り下げ部材10の展開長2d1+d
2が、寸法Lを上回るように設定すれば、追突事故によ
って車両後部から力が入力された場合に、キャニスタ1
2の後部12Aは脱落マウント19の作用によってリヤ
サイドフレーム14から切り離される。一方、キャニス
タ12の前部12Bは、後方から入力された力により、
吊り下げ部材10における上部及び下部の折り曲げ部1
0Dが、押し開かれて吊り下げ部材10が展開して伸長
するために、前部12Bは下方へと移動し、結果的に、
キャニスタ12は、スタビライザブラケット18の下端
より下方に位置させられる。このため、キャニスタ12
は、車体底部の前方に設置されている各種の艤装部材と
の接触を回避しつつ、前方へ移動可能となる。
【0017】このように、本実施形態のキャニスタ搭載
構造によれば、後面衝突の際に、キャニスタ12は、ク
ラッシュストロークの大小に拘わらず、前方の艤装部材
を乗り越えながら前方へ移動する状態となるので、キャ
ニスタ12と艤装部材との衝突を回避してキャニスタ1
2の損傷を未然に防止することが可能となる。
【0018】次に、本発明に係るキャニスタ搭載構造の
第2、第3の実施形態について説明する。図5は第2の
実施形態における前部吊り下げ部材20の横断面図であ
る。前述した図1に示された前部吊り下げ部材10が側
面視コ字状に形成され、折り曲げ部10Dが2箇所であ
るのに対し、図5に示される第2の実施形態の前部吊り
下げ部材20は、上下にそれぞれ取付部20Aを有して
いるが、3箇所の折り曲げ部20BによってΣ状に折り
曲げ形成され、前部吊り下げ部材10における垂直部1
0Cの代わりに傾斜部20Cによって上下の取付部20
A間を連結している点が相違する。前部吊り下げ部材2
0における取付部20Aの端部からキャニスタの取付孔
までの横寸法をd3、傾斜部20Cの縦寸法をd4とす
ると、以下の式を満足するように、各寸法が設定されて
いる。 2d3+2d4≧L+α (α≧0)
【0019】図6は、第3の実施形態における前部吊り
下げ部材30の横断面図である。同図に示されるよう
に、前部吊り下げ部材30は、横向き略W字形状に形成
されている。吊り下げ部材30には、それぞれ上下に取
付部30Aが形成されており、上方側の取付部30Aに
は、図示していないが、キャニスタ12を吊り下げるた
めの取付孔が穿設されている。上下の取付部30Aは、
3つの垂直部30Bと、短水平部30Cとによって連結
され、取付部30Aの端部からキャニスタの取付孔まで
の横寸法をd5、垂直部30Bの縦寸法をd6、短水平
部30Cの横寸法をd7とすると、以下の式を満足する
ように設定されている。 2d5+3d6+2d7≧L+α (α≧0)
【0020】第2及び第3の実施形態の前部吊り下げ部
材20,30では、縦寸法を短くしても、展開長が長く
なるように構成することができるので、前部吊り下げ部
材をコンパクト化できるという効果がある。
【0021】図7は、前記第2の実施形態の変形例に係
る前部吊り下げ部材40を示している。前部吊り下げ部
材40は、その側面形状については図5の前部吊り下げ
部材20と同様であるが、取付部40A及び傾斜部40
C間、傾斜部40C及び40C間の各折り曲げ部40B
の側端部に切り欠き部40Dを形成してある点、及び取
付部40Aと傾斜部40Cとに、それぞれ補強部として
のビード40Eを形成した点が相違している。切り欠き
部40Dは、折り曲げ部40Bの境目部分を切り欠いた
ものであり、その結果、衝撃が入力されたときには折り
曲げ部40Bがスムーズにその角度が拡開し、全体とし
て迅速に展開するようになるため、キャニスタ12を下
方へと確実に移動させることができる。このため、キャ
ニスタ12は、艤装部材の下方に逃げるように素早く移
動することができ、キャニスタ12の損傷を未然に防止
することが可能である。また、補強部として機能するビ
ード40Eの存在により、取付部40A、傾斜部40C
の剛性は大幅に向上するので、前部吊り下げ部材40に
よって吊り下げられるキャニスタの取付強度を十分に確
保できる。
【0022】図8は、前記第3の実施形態の変形例に係
る前部吊り下げ部材50を示しており、前述の図7と同
様に、取付部50A、垂直部50B、及び短水平部50
C間に切り欠き部50Dを形成するとともに、取付部5
0A、垂直部50B、及び短水平部50Cにそれぞれビ
ード50Eを形成している。これにより、図7で示され
る前部吊り下げ部材40と同様に、衝突時の展開がスム
ーズに行われて、キャニスタを下方へ迅速に移動させる
とともに、吊り下げ部材50の剛性を向上させることが
できる。
【0023】図9は前記第2の実施形態の変形例を示し
た横断面図、図10は前記第3の実施形態の変形例を示
した横断面図である。図9及び図10に示される前部吊
り下げ部材60,70は、下取付部60A,70Bの前
側部分を、上取付部60B,70BよりもΔSだけ短縮
している点において、図5及び図6に示される前部吊り
下げ部材20,30と相違する。これらの変形例によれ
ば、車体底部の前方に設置されている艤装部材に対し、
キャニスタとの間に十分な間隔をとることができるの
で、車両後部から短時間のうちに急激に力が入力された
場合でも、前部吊り下げ部材60,70の展開に要する
時間を十分に確保することができるので、結果的に、キ
ャニスタの損傷を防止することができる。
【0024】図11及び図12は、第4の実施形態の前
部吊り下げ部材を示した図である。これらの図に示され
るように、前部吊り下げ部材80の上取付部80Aに
は、車体底部への取付用として、車体長手方向に延びる
スリット状の長孔82を形成している。この長孔82
は、図示していないが、車体底部のリヤサイドフレーム
にキャニスタを搭載する場合に、キャニスタの前部を支
持するボルト等の取付部材84が挿通され、キャニスタ
の前後位置を長孔82の前後長の範囲で調整可能になっ
ている。これによれば、後方から力が車体に入力された
ときに、キャニスタの取付部材が長孔82に沿ってスラ
イドしながら、前部吊り下げ部材80が展開するため、
前部吊り下げ部材80の展開に要する時間を十分に確保
することができ、キャニスタの損傷防止効果を高めるこ
とができる。
【0025】図13及び図14は、第5の実施形態に係
るキャニスタ搭載構造を示した図である。図13に示さ
れるように、本実施形態の前部吊り下げ部材90は、側
面視逆Z字状に形成されており、その上取付部90Aが
リヤサイドフレーム14の下面に取り付けられていると
ともに、下取り付け部90Bがキャニスタ12の後部1
2Bに取り付けられている。また、キャニスタ12の後
部12Aは、脱落ブラケット92によって取り付けら
れ、キャニスタ12を前部及び後部で吊り下げ支持して
いる。
【0026】図14に示されるように、後部から衝突に
よる力が入力されて、リヤサイドフレーム14が変形す
ることにより、キャニスタ12が前方に押し出された場
合に、前部吊り下げ部材90は、キャニスタ12の前部
12Bを積極的に下方へと押し下げるように作用する。
これにより、キャニスタ12はリヤサイドフレーム14
に設置されている前方の艤装部材94の下方に位置し、
前方の艤装部材94の乗り越え動作が容易になり、従来
あったキャニスタ12が艤装部材94にぶつかることに
よって生じる割れ等の損傷を防止することができる。
【0027】尚、本実施形態では、キャニスタの前部
に、衝突時に展開動作を行う前部吊り下げ部材を取り付
けているが、前部に加えて、キャニスタの後部をも同様
な展開動作を行う吊り下げ部材によって支持してもよ
い。また、前部吊り下げ部材の側面形状についてはS字
状とする等、衝撃力が入力した時の展開長を確保するこ
とができれば、その形状はどのようなものでもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明によれば、キ
ャニスタの前部を支持している前部吊り下げ部材の展開
時の寸法を、前方に設置してある各種の艤装部材の下方
までキャニスタの前端部が移動可能な寸法に形成してい
る。このため、後面衝突の際には、キャニスタの回避動
作が速やかに行われ、キャニスタの損傷防止効果が向上
する。
【0029】請求項3記載の発明によれば、前部吊り下
げ部材の折り曲げ部の一部を切り欠いているとともに、
前部吊り下げ部材の板状部にビードを設けたので、前部
吊り下げ部材の剛性を確保しつつ、展開動作を迅速に行
うことができ、より幅広い状況の後面衝突に対応可能と
なる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、キャニスタ
を吊り下げ支持する下取付部の長さを、車体底部に取り
付けられる上取付部の長さよりも短く形成しているの
で、キャニスタと各種艤装部材との間隔をある程度あけ
ることができる。このため、後面衝突時における前部吊
り下げ部材の展開に要する時間を確保することができ、
キャニスタの損傷防止が向上する。
【0031】請求項5記載の発明によれば、前部吊り下
げ部材の車体底部に取り付けられる上取付部に、長孔を
穿設し、この長孔を利用してキャニスタ前部を車体底部
に取り付けるようにしている。このため、後面衝突時に
は、キャニスタの取付部材が長孔に沿って前方にスライ
ドしながら吊り下げ部材が展開するため、展開のための
時間をある程度確保でき、キャニスタの損傷を防止する
ことができる。
【0032】請求項6記載の発明によれば、前部吊り下
げ部材を側面視略逆Z字形状となるように2箇所で折り
返すことによって形成し、後面衝突の際には、キャニス
タ前部を下方に押し下げるリンク構造として動作するよ
うにしている。即ち、前部吊り下げ部材は、キャニスタ
の前部を積極的に下方へと押し下げるので、キャニスタ
は艤装部材を容易に乗り越えて前方に移動することがで
き、キャニスタの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るキャニスタ搭載
構造において使用される前部吊り下げ部材の概略斜視図
である。
【図2】同じく、本発明の第1の実施形態に係るキャニ
スタ搭載構造において使用される前部吊り下げ部材の横
断面図である。
【図3】図1の前部吊り下げ部材を利用してキャニスタ
を車両のリヤオーバーハング部分に設置する際の位置関
係を示した側面図である。
【図4】第1の実施形態に係るキャニスタ搭載構造にお
いて、後面衝突時のキャニスタの挙動を示した側面図で
ある。
【図5】第2の実施形態における前部吊り下げ部材の横
断面図である。
【図6】第3の実施形態における前部吊り下げ部材の横
断面図である。
【図7】図5で示される第2の実施形態の変形例に係る
前部吊り下げ部材の概略斜視図である。
【図8】図6で示される第3の実施形態の変形例に係る
前部吊り下げ部材の概略斜視図である。
【図9】図5で示される第2の実施形態の変形例を示し
た横断面図である。
【図10】図6で示される第3の実施形態の変形例を示
した横断面図である。
【図11】第4の実施形態の前部吊り下げ部材の概略斜
視図である。
【図12】同じく、第4の実施形態の前部吊り下げ部材
の概略平面図である。
【図13】第5の実施形態に係るキャニスタ搭載構造の
概略側面図である。
【図14】第5の実施形態に係るキャニスタ搭載構造に
おいて、後面衝突時のキャニスタの挙動を示した側面図
である。
【図15】従来のキャニスタ搭載構造を示す概略側面図
である。
【図16】従来のキャニスタ搭載構造において、後面衝
突時のキャニスタの挙動を示した側面図である。
【符号の説明】
10 前部取付部材 10A 上取付部 10B 下取付部 10C 垂直部 10D 折り曲げ部 11 取付孔 12 キャニスタ 12A 後部 12B 前部 14 リヤサイドフレーム 16 タイダウンフック 18 スタビライザブラケット 19 脱落マウント 20 前部吊り下げ部材 20A 取付部 20B 折り曲げ部 20C 傾斜部 30 前部吊り下げ部材 30A 取付部 30B 垂直部 30C 短水平部 40 50 前部吊り下げ部材 40A 50A 取付部 40B 50B 折り曲げ部 40C 50C 傾斜部 40D 50D 切り欠き部 40E 50E ビード 60 70 前部吊り下げ部材 60A 70A 下取付部 60B 70B 上取付部 80 前部吊り下げ部材 80A 上取付部 82 長孔 90 前部吊り下げ部材 90A 上取付部 90B 下取付部 92 脱落ブラケット 94 艤装部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発燃料を吸着するキャニスタを、少な
    くとも前後2箇所で車体底部へ取り付ける前部吊り下げ
    部材及び後部吊り下げ部材を備え、該キャニスタを車体
    底部の後部オーバーハング部分に搭載する車両における
    キャニスタ搭載構造において、 前記前部吊り下げ部材は、金属製の部材を折り曲げ成形
    することによって形成され、該前部吊り下げ部材が展開
    されて伸長することにより、該キャニスタの前端部を下
    方に移動させ、該キャニスタを、前方に設置してある各
    種の艤装部材との接触を回避しながら前方へ移動可能と
    する展開長を有することを特徴とする車両におけるキャ
    ニスタ搭載構造。
  2. 【請求項2】 前記前部吊り下げ部材の折り曲げ部を、
    3箇所としたことを特徴とする請求項1に記載の車両に
    おけるキャニスタ搭載構造。
  3. 【請求項3】 前記前部吊り下げ部材の折り曲げ部の一
    部を切り欠くとともに、該前部吊り下げ部材の板状部に
    ビードを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の車両におけるキャニスタ搭載構造。
  4. 【請求項4】 前記前部吊り下げ部材のうち、キャニス
    タを吊り下げ支持する下取付部の長さを、車体底部に取
    り付けられる上取付部の長さよりも短く形成し、前記キ
    ャニスタを、その前方に設置されている各種の艤装部材
    に対して間隔を隔てて配置するようにしたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の車両におけるキャ
    ニスタ搭載構造。
  5. 【請求項5】 前記前部吊り下げ部材の車体底部に取り
    付けられる上取付部に、長孔を穿設し、該長孔を利用し
    て該前部吊り下げ部材を車体底部に取り付けることによ
    り、該前部吊り下げ部材の前記車体底部前方への相対移
    動を許容するようにして、該前部吊り下げ部材の実質的
    展開長を延長したことを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載の車両におけるキャニスタ搭載構造。
  6. 【請求項6】 前記前部吊り下げ部材を側面視略逆Z字
    形状となるように2箇所で折り返すことによって形成
    し、キャニスタが前方に押し出された際に、該キャニス
    タ前部を下方に押し下げるリンク構造として動作するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両におけ
    るキャニスタ搭載構造。
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