JP2001248418A - 音響遮音壁、音響吸収機構、及びそれらを用いた消音装置 - Google Patents

音響遮音壁、音響吸収機構、及びそれらを用いた消音装置

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JP2001248418A
JP2001248418A JP2000056269A JP2000056269A JP2001248418A JP 2001248418 A JP2001248418 A JP 2001248418A JP 2000056269 A JP2000056269 A JP 2000056269A JP 2000056269 A JP2000056269 A JP 2000056269A JP 2001248418 A JP2001248418 A JP 2001248418A
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sound
splitter
fluid
sound absorbing
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JP2000056269A
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Masazumi Kataoka
正純 片岡
Katsutoshi Okuno
勝利 奥野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流路を形成するダクト内を流れるの流
体の音響を遮音する音響遮音壁を提供する。 【解決手段】 流体の流路を形成するダクト1Eの外壁
に対面配置して前記ダクト内の流体の音響を遮音する音
響遮音壁(6A1、6A2、6B1、6B2)におい
て、前記ダクトの外壁と対面する多孔面7と、該多孔面
7とは反対側の外装面8との間に粒状固体層13を設け
て一体壁として構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流路を形成
するダクト内を流れるの流体の音響を遮音する音響遮音
壁、前記音響を吸収する音響吸収機構、前記音響を消音
する消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガスタービン等の噴流ガスの
騒音を減少するサイレンサは、吸排気の発生音が低周波
数から高周波数までの広帯域成分を含むことから、ダク
ト内に配置される平行スプリッタ方式とともに、更にダ
クト壁は吸音機能を有した複合壁が用いられる。
【0003】この複合壁は、ダクト壁内部に吸音材をパ
ンチングメタルによって保持し、さらにダクト壁外部側
の外装壁との間に多孔質材料のロックウール、鉛板、M
Gフェルト等を介在させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために、サイレン
サのサイズが大きくなったり、重量が増加するという問
題を有している。そのために、軽量、コンパクトであっ
て、広帯域の周波数成分を効果的に低減するサイレンサ
装置が望まれている。
【0005】上述の事情に鑑み、本発明は、流体の流路
を形成するダクト内を流れる流体の音響を遮音する音響
遮音壁を提供することを目的とする。また、本発明の他
の目的は、広い帯域での前記音響を吸収する音響吸収機
構を提供することである。また、本発明の他の目的は、
広い帯域での前記音響を消音する消音装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、音響遮音壁、
音響吸収機構、及びそれらを用いた消音装置に係り、こ
れらの何れかを特定発明とした場合に、いずれもその特
定発明と産業上の利用分野及び解決しようとする課題が
同一である発明である。
【0007】本第1発明は、流体の流路を形成するダク
トの外壁に対面配置して前記ダクト内の流体の音響を遮
音する音響遮音壁において、前記ダクトの外壁と対面す
る多孔面と、該多孔面とは反対側の外装面との間に粒状
固体層を設けて一体壁として構成したことを特徴とす
る。
【0008】ここにおいて、粒状固体層とは、砂利、
砂、金属、合成樹脂等の粒状物の集積体を意味する。該
粒状物は型枠に流し込むだけで形成(充填)されるた
め、作業性・経済性に優れており、更に砂利、砂、金
属、合成樹脂等は密度が比較的大きく、遮音性能が優れ
ている。また、粒状物が振動することによる運動エネル
ギが熱エネルギに変換され、放熱されるエネルギ変換に
よる吸音とを起こす粒状物の集積体であればよい。
【0009】かかる技術によると、ダクトの外壁と対面
する多孔面と、該多孔面とは反対側の外装面との間に粒
状固体層を設けるという簡単な構成により、遮音と吸音
とにより空気の振動が減衰するので、中高音域を吸収す
ることができる。
【0010】また、本第2発明は、流体の流路を形成す
るダクトの外壁に対面配置して前記ダクト内の流体の音
響を消音する消音装置において、前記ダクトの外壁と対
面する多孔面と、該多孔面とは反対側の外装面との間に
粒状固体層を設けて構成した音響遮音壁を前記ダクトの
外壁に配置したことを特徴とする。
【0011】かかる技術によると、ダクトの外壁と対面
する多孔面と、該多孔面とは反対側の外装面との間に粒
状固体層を設けて構成した音響遮音壁を用いているの
で、上述したように、遮音と吸音とにより空気の振動が
減衰するので、簡単な構成で、中高音域を吸収すること
ができる消音装置を提供することができる。
【0012】また、前記音響遮音壁は前記流路に沿って
前記ダクトの外壁に複数配置されるように構成すること
も本発明の有効な手段であり、また、前記音響遮音壁
は、少なくとも部分的に交換可能に構成することも本発
明の有効な手段である。
【0013】かかる技術手段によると、音響遮音壁は前
記流路に沿って前記ダクトの外壁に複数配置することに
よって、異なった性質を有する粒状物を用いた音響遮音
壁を組み合わせて配置することにより、異なった音域に
対応することができ、対応する音域を広げ、全音域に対
応することが可能である。そして、少なくとも部分的に
交換可能に構成することによって、必要に応じて音域調
整が可能である。
【0014】また、本第3発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構において、前記ダクト内を流体が流れる方向
に沿って、断面形状が変化するスプリッタを配置したこ
とを特徴とする。また、前記スプリッタは、前記流体が
流れる方向に沿って切断した断面の厚さが単調に増減変
化する形状を有して、前記ダクト内に配置することが望
ましい。また、前記スプリッタは、前記流体が流れる方
向に配置された仕切板の両面に、該仕切板との距離が単
調に変化する多孔板を配設するとともに、該多孔板と前
記仕切板との間に吸音材を設けて構成することが、さら
に望ましい。
【0015】本第3発明にかかる音響吸収機構は、例え
ば、図2、図3、または図4(b)に示すように、ダク
ト内を流体が流れる方向に沿って、断面形状が変化する
スプリッタを配置して構成している。かかる技術による
と、断面形状が変化しているので、スプリッタ内に設け
られる吸音材の層が空気の振動により入射される透過エ
ネルギの通過経路が長いほど吸収エネルギは大きくな
る。また、スプリッタ厚み及びスプリッタ間の距離を変
化させているため、広帯域のエネルギを吸収して消音さ
せることができる。従って種々の通過経路が存在するの
で、広い周波数帯域に適応することができる。
【0016】特に、前記スプリッタに、前記流体が流れ
る方向に配置された仕切板の両面に、該仕切板との距離
が単調に変化する多孔板を配設するとともに、該多孔板
と前記仕切板との間に吸音材を設けることによって、例
えば、図3に示すように、空気振動の入射エネルギN0
が、吸音材23の表面23aで反射エネルギN1と第1
次透過エネルギN2とが分離し、一部吸収エネルギkを
消費して第2次透過エネルギN3(=N2−k)として
仕切板24で反射して、その後多孔板21の内面で再度
反射して、仕切板24と多孔板21との間を反射を繰り
返して、その際に吸収エネルギkを消費して減衰する。
かかる技術手段によると、上述したように、空気の振動
のエネルギ減衰量が増加して広い周波数帯域に適応する
ことができる。
【0017】また、前記流体が流れる方向に沿って切断
した断面形状の長さが異なる前記スプリッタを互いに隣
接配置して構成することも本第3発明の有効な手段であ
る。かかる技術手段によると、断面形状が変化している
ため広い周波数帯域の音響エネルギを吸収して消音させ
ることができる。よって、上述したように、エネルギ減
衰量が増加して広い周波数帯域に適応することができ
る。
【0018】また、前記流体が流れる方向に沿って切断
した断面形状の厚さが減少する第1スプリッタと、前記
断面形状の厚さが増大する第2スプリッタとを互いに隣
接配置して音響吸収機構を構成することも本第3発明の
有効な手段である。例えば、図4(b)に示すように第
1スプリッタ2C、第2スプリッタ2Dを隣接配置して
いるので、ダクト内において隣合うスプリッタとの間を
略均等な距離に設定することが可能であって、圧力損出
も少なくダクト内を有効に利用することができる。そし
て、断面積の多い部分で空気の振動エネルギの低い周波
数帯域を、断面積の少ない部分で高い周波数帯域に適応
され、広い周波数帯域に適応することができる。
【0019】また、本第4発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構を有した消音装置において、前記ダクト内を
流体が流れる方向に沿って、断面形状が変化するスプリ
ッタを有した前記音響吸収機構により音響を吸収して消
音することを特徴とする。
【0020】本第4発明は、前記請求項5に記載する前
記音響吸収機構を用いることにより、断面形状が変化す
るスプリッタを有しているので、スプリッタ内に設けら
れる吸音材の層が空気の振動により入射される透過エネ
ルギの通過経路が長いほど吸収エネルギは大きくなる。
また、スプリッタ厚み及びスプリッタ間の距離を変化さ
せているため、広帯域のエネルギを吸収して消音させる
ことができる。よって、広い周波数帯域に適応すること
ができる。
【0021】また、前記流体が流れる方向に沿って切断
した断面の厚さが単調に増減変化する形状を有したスプ
リッタを有する前記音響吸収機構を用いることにより、
特に、前記スプリッタに、前記流体が流れる方向に配置
された仕切板の両面に、該仕切板との距離が単調に変化
する多孔板を配設するとともに、該多孔板と前記仕切板
との間に吸音材を設けることによって、例えば、図3に
示すように、仕切板24と多孔板21との間を反射を繰
り返して、その際に吸収エネルギkを消費して減衰する
ので、空気の振動のエネルギ減衰量が増加して上述した
ように、広い周波数帯域に適応することができる。
【0022】また、前記流体が流れる方向に沿って切断
した断面形状の長さが異なる前記スプリッタを互いに隣
接配置した前記音響吸収機構を前記ダクト内に配置する
ことによって、断面形状のが変化しているため広い周波
数帯域の音響エネルギを吸収し、消音させることができ
るので、エネルギ減衰量が増加して、広い周波数帯域に
適応することができる。
【0023】また、前記流体が流れる方向に沿って切断
した断面形状の厚さが減少する第1スプリッタと、前記
断面形状の厚さが増大する第2スプリッタとを互いに隣
接配置した前記音響吸収機構を前記ダクト内に配置する
ことによって、ダクト内において隣合うスプリッタとの
間を略均等な距離に設定することが可能であって、圧力
損出も少なくダクト内を有効に利用することができると
ともに、断面積の多い部分で空気の振動エネルギの低い
周波数帯域を、断面積の少ない部分で高い周波数帯域に
適応され、広い周波数帯域に適応することができる。
【0024】また、本第4発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構において、前記ダクト内を流体が流れる方向
に沿って、断面形状が変化する第1翼と、該第1翼と交
差して配置される第2翼とによりスプリッタを構成し、
該スプリッタを前記ダクト内に配置したことを特徴とす
る。
【0025】かかる技術によると、例えば、図5に示す
ように、ダクト内を流体が流れる方向に沿って、断面形
状が変化する第1翼(2E1、2E2)を有しているの
で、スプリッタ内に設けられる吸音材の層が空気の振動
により入射される透過エネルギの通過経路が長いほど吸
収エネルギは大きくなる。また、スプリッタ厚み及びス
プリッタ間の距離を変化させているため、広帯域のエネ
ルギを吸収して消音させることができる。そして、第1
翼と交差して配置される第2翼(2E3、2E4)を有
しているので、第1翼2E1を通過した空気振動の透過
エネルギは第2翼(2E3、2E4)で減衰させること
ができ、また、第2翼を通過した透過エネルギは更に第
1翼2E2で減衰させることが可能である。よって、第
1翼で広い周波数帯域に適応するエネルギを減衰させる
ことができるとともに、第2翼においても減衰するので
エネルギの減衰量を向上することができる。
【0026】また、本第5発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構を有した消音装置において、前記ダクト内を
流体が流れる方向に沿って、断面形状が変化する第1翼
と、該第1翼と交差して配置される第2翼とにより構成
されるスプリッタを有する音響吸収機構を前記ダクト内
に配置し、前記音響吸収機構により音響を吸収すること
を特徴とする。
【0027】本第5発明は、前記第4発明の音響吸収機
構を用いているので、前述したように、前記第1翼で広
い周波数帯域に適応するエネルギを減衰させることがで
きるとともに、前記第2翼においても減衰するのでエネ
ルギの減衰効率を向上することができる消音装置を提供
することができる。
【0028】また、本第6発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構において、複数の前記ダクトをベローズで連
結し、該ベローズの周囲を外壁によって囲繞して構成し
たことを特徴とする。
【0029】かかる技術によると、音響がベローズを振
動させ、運動エネルギに変換される吸音と、ベローズの
振動により外壁とベローズとの間の空所内の空気の振動
とが外壁に衝突して内部で互いに打ち消しあってエネル
ギが吸収される。よって、ベローズによる運動エネルギ
の消費と空気のエネルギの消費による両方の作用で音響
エネルギを減衰することができ、エネルギの減衰量が多
い。
【0030】また、本第7発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構において、前記ダクト内に配置されるスプリ
ッタを単一ユニットとして形成し、該ユニットを前記ダ
クト内に前記流体が流れる方向に沿って挿入配置するこ
とによって、前記流体によって発生する音響を吸収する
ことを特徴とする。かかる技術によると、ダクト内に配
置されるスプリッタを単一ユニットとして形成している
ので、音の大きさ、すなわち音圧が異なる場合、その音
圧に合わせて前記ユニットを適宜数ダクト内に挿入配置
することができる。
【0031】また、前記ユニットを同じ形状に形成して
おくことも本発明の有効な手段であり、形状の異なるス
プリッタを複数容易することがなく、製造工程も煩雑化
することがなく、部品管理も容易となる。
【0032】また、本第8発明は、流体の流路を形成す
るダクト内の該流体によって発生する音響を吸収する音
響吸収機構を有した消音装置において、複数の前記ダク
トをベローズで連結し、該ベローズの周囲を外壁によっ
て囲繞して構成したことを特徴とする。
【0033】本第8発明は、請求項17における音響吸
収機構を用いているので、ベローズによる運動エネルギ
の消費とベローズの振動により空気が振動して、該振動
が外壁に衝突して内部で互いに打ち消しあう。空気のエ
ネルギの消費による両方の作用で音響エネルギを減衰す
ることができ、エネルギの減衰量が多い消音装置を提供
することができる。
【0034】また、前記ダクト内を流体が流れる方向に
沿って、断面形状が変化するスプリッタを配置したり、
また、前記スプリッタは、前記流体が流れる方向に沿っ
て切断した断面の厚さが単調に増減変化する形状を有し
て、前記ダクト内に配置したり、また、前記スプリッタ
は、前記流体が流れる方向に配置された仕切板の両面
に、該仕切板との距離が単調に変化する多孔板を配設す
るとともに、該多孔板と前記仕切板との間に吸音材を設
けたり、また、前記流体が流れる方向に沿って切断した
断面形状の長さが異なる前記スプリッタを互いに隣接配
置して構成することも本第8発明の有効な手段である。
【0035】これらは、上述したベローズを用いる効果
とともに、すでに詳述した本第3発明の、それぞれ請求
項5、6、7、8にかかる音響吸収機構を用いた場合と
同じ作用効果を奏するものであり、空気の振動のエネル
ギ減衰量が増加するとともに上述したように、広い周波
数帯域に適応することができる。また、前記流体が流れ
る方向に沿って切断した断面形状の厚さが減少する第1
スプリッタと、前記断面形状の厚さが増大する第2スプ
リッタとを互いに隣接配置した場合は、ダクト内におい
て隣合うスプリッタとの間を略均等な距離に設定するこ
とが可能であって、圧力損出も少なくダクト内を有効に
利用することができる。そして、断面積の大きい部分で
空気の振動エネルギの低い周波数帯域を、断面積の少な
い部分で高い周波数帯域に適応され、広い周波数帯域に
適応することができるという効果を有するものである。
【0036】また、前記ダクト内に配置されるスプリッ
タを単一ユニットとして形成し、該ユニットを前記ダク
ト内に前記流体が流れる方向に沿って挿入配置すること
によって、前記流体によって発生する音響を吸収するよ
うに構成すること、また、前記ユニットを同じ形状に形
成することも本第8発明の有効な手段である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実
施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形
状、その相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎり
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。
【0038】図1は、本発明に係る第1実施の形態を示
す消音装置の外観図、図2は、図1に用いられるスプリ
ッタの断面形状を示す説明図、図3は、断面リーフ型ス
プリッタの説明図、図4は、第2実施の形態にかかる消
音装置を説明する説明図、図5は、第3実施の形態にか
かる消音装置を説明する説明図、図6は、第4実施の形
態にかかる消音装置を説明する説明図、図7は、第5実
施の形態にかかる消音装置を説明する説明図、図8は、
第6実施の形態に係る消音装置を説明する説明図であ
る。
【0039】図7(a)において、スプリッタ2F、2
Fと流体通路3E、3E、3Eを有したダクト1Eが、
音響流体が左方から右方に流通可能に配置され、その周
囲には音響遮音壁6A1、6A2及び6B1、6B2に
より囲繞され、それぞれ図示しない止め具に掛け金具を
用いて固着されている。
【0040】図7(b)は音響遮音壁6A1(6B
1)、6A2(6B2)の断面図であり、該(b)図に
示すように、ダクト1Eの外側には、音響遮音壁6A1
が取付られている。この音響遮音壁6A1は、外壁8と
多孔板7との間に粒状固体層13が配置され、該粒状固
体層は、砂等の粒状物9の集積体で構成されている。
尚、この粒状物はその他、砂利、金属、合成樹脂等であ
ってもよい。
【0041】よって、前記多孔板7の多孔から浸入した
音響エネルギを比較的密度の大きい粒状物で、効果的に
遮音して低減することが可能である。また、この遮音
と、粒状物9が振動する運動エネルギが熱エネルギに変
換され、放熱されるエネルギ変換による吸音とを起こす
ことにより、空気の振動エネルギが減衰する。
【0042】よって、かかる技術によると、ダクト1E
の外壁と対面する多孔板7と、該多孔板7とは反対側の
外壁(外装面)8との間に粒状固体層13を設けるとい
う簡単な構成により、遮音と、粒状物9のエネルギ変換
による吸音とにより空気の振動が減衰するので、中高音
域を吸収することができる。
【0043】図1は、本発明に係る第1実施の形態を示
す消音装置の外観図であり、ダクト1Aには流体通路3
A,3Aが設けられている。ダクト1A内には、図2に
示すように一対の断面リーフ状のスプリッタ2A,2A
のペア20A(図2(a)参照)、一対の断面リーフ状
の2枚連結スプリッタ2B、2Bのペア20B(図2
(b)参照)、一枚の断面リーフ状のスプリッタ2A、
と一枚の断面リーフ状の2枚連結スプリッタ2Bとのペ
ア20C(図2(c)参照)が配置される。
【0044】このような断面リーフ状のスプリッタ2A
は、図3に示すように、流体が流れる方向に配置された
仕切板24の両面に、該仕切板24との距離が単調に変
化する多孔板21、21が配設されている。該多孔板2
1と前記仕切板24との間には、吸音材を設けている。
該吸音材は、グラスウール、ロックウール、真綿、スポ
ンジ、ウレタン等の多孔質材料が望ましい。
【0045】本実施の形態にかかる音響吸収機構は、図
2、図3に示すように、ダクト内を流体が流れる方向に
沿って、断面形状が変化するスプリッタを配置して構成
している。よって、断面形状が変化しているので、スプ
リッタ内に設けられる吸音材の層が空気の振動により入
射される透過エネルギの通過経路が長いほど吸収エネル
ギは大きくなる。また、スプリッタ厚み及びスプリッタ
間の距離を変化させているため、広帯域エネルギを吸収
して消音することができる。
【0046】すなわち、図3に示すように、空気振動の
入射エネルギN0が、吸音材23の表面23aで反射エ
ネルギN1と第1次透過エネルギN2とが分離し、一部
吸収エネルギkを消費して第2次透過エネルギN3(=
N2−k)として仕切板24で反射して、その後多孔板
21の内面で再度反射して、仕切板24と多孔板21と
の間を反射を繰り返して、その際に吸収エネルギkを消
費して減衰する。
【0047】また、反射エネルギN1は、隣接するスプ
リッタ2Aからの反射エネルギN1もしくは、多孔板2
1からの反射エネルギN1′等と互いに打ち消し合いエ
ネルギが吸収される。よって、かかる実施の形態による
と、空気の振動のエネルギ減衰量が増加するとともに上
述したように、広い周波数帯域に適応することができ
る。
【0048】また、図2(c)に示すように、前記流体
が流れる方向に沿って切断した断面形状の長さが異なる
前記スプリッタ2A、及び2Bを互いに隣接配置してい
る。この場合は、断面形状の長いスプリッタ2Aにより
エネルギの低い周波数帯域の空気の振動エネルギを吸収
し、断面形状の短いスプリッタ2Bにより高い周波数帯
域の振動エネルギを吸収するので、エネルギ減衰量が増
加するとともに上述したように、広い周波数帯域に適応
することができる。
【0049】また、図4(b)に示すように、前記流体
が流れる方向に沿って切断した断面形状の厚さが減少す
る第1スプリッタ2Cと、前記断面形状の厚さが増大す
る第2スプリッタ2Dとを互いに隣接配置して音響吸収
機構を構成している。かかる実施の形態によると、第1
スプリッタ2C、第2スプリッタ2Dを隣接配置してい
るので、ダクト内において隣合うスプリッタとの間を略
均等な距離に設定することが可能であって、圧力損出も
少なくダクト内を有効に利用することができる。そし
て、断面積の多い部分2C1で空気の振動エネルギの低
い周波数帯域を吸収し、断面積の少ない部分2C2で高
い周波数帯域を吸収することができ、広い周波数帯域に
適応することができる。
【0050】図5は、第3実施の形態にかかる消音装置
を説明する説明図であり、(a)のC−C断面図である
(b)図、及び(b)のD−D断面図である(c)図に
示すように、ダクト1C内を流体が流れる方向に沿っ
て、断面形状が変化する第1翼(2E1、2E2)と、
該第1翼と交差して配置される第2翼(2E3,2E
4)を有したスプリッタ2Eが配置されている。
【0051】第1翼(2E1、2E2)はダクト1C内
を流体が流れる方向に沿って、断面形状が変化し、スプ
リッタ内に設けられる吸音材の層が空気の振動により入
射される透過エネルギの通過経路が長いほど吸収エネル
ギは多く、よって低いエネルギ側の周波数を吸音し、透
過エネルギの通過経路が短いほど高周波数を吸音する。
そして、第1翼と交差して配置される第2翼(2E3、
2E4)を有しているので、第1翼2E1を通過した空
気振動の透過エネルギは第2翼(2E3、2E4)で減
衰させることができ、また、第2翼を通過した透過エネ
ルギは更に第1翼2E2で減衰させることが可能であ
る。よって、第1翼で広い周波数帯域に適応するエネル
ギを減衰させることができるとともに、第2翼において
も減衰するのでエネルギの減衰量を向上することができ
る。
【0052】図6は、第4実施の形態にかかる消音装置
を説明する説明図であり、ダクト1Dは流体流通通路3
Dを有し、上流側のダクト1D1と下流側のダクト1D
2との間には、山と谷とが連続する柔軟性と密閉性を有
した金属性のベローズ5が介在している。そして、該ベ
ローズ5の周囲を外壁4によって囲繞して空所10を形
成している。
【0053】このような構成の消音装置の流体流通通路
3Dに音響の振動波が流入すると、音響の振動エネルギ
はベローズ5を振動させ、運動エネルギに変換されて、
外壁4とベローズ5との間の空所10内の空気に放熱さ
れるとともに、ベローズ5の振動により外壁4とベロー
ズ5との間の空所10内の空気の振動が外壁4に衝突し
て内部で互いに打ち消しあってエネルギが吸収される。
よって、ベローズ5による運動エネルギの消費と空気の
振動エネルギの打ち消しあいによる両方の作用で空気の
振動エネルギを減衰することができ、エネルギの減衰効
率が高い。
【0054】また、図6(b)に示すように、ダクト1
D内の通路3Dには、前述した図1に記載したスプリッ
タのペア20A、20B、20C等を配置することがで
きる。このように構成することにより、上述したベロー
ズを用いる効果とともに、すでに詳述したスプリッタの
ペア20A、20B、20C等を用いた音響吸収機構を
用いた場合と同様の作用効果を奏するものであり、空気
の振動のエネルギ減衰量が増加するとともに上述したよ
うに、広い周波数帯域に適応することができる。
【0055】また、図4(b)に示す前記流体が流れる
方向に沿って切断した断面形状の厚さが減少する第1ス
プリッタ2C1と、前記断面形状の厚さが増大する第2
スプリッタ2C2とを互いに隣接配置したペア20Dを
ダクト3D内に配置することができる。このような構成
とすることにより、上述したベローズを用いる効果とと
もに、すでに詳述したダクト内において隣合うスプリッ
タとの間を略均等な距離に設定することが可能であっ
て、圧力損出も少なくダクト内を有効に利用することが
できる。そして、断面積の多い部分で空気の振動エネル
ギの低い周波数帯域を、断面積の少ない部分で高い周波
数帯域に適応され、広い周波数帯域に適応することがで
きるとともに、空気の振動のエネルギ減衰量が増加する
ことができる。
【0056】また、図5(c)に示す前記ダクト1D内
を流体が流れる方向に沿って、断面形状が変化する第1
翼(2E1、2E2)と、該第1翼と交差して配置され
る第2翼(2E3、2E4)とにより構成したスプリッ
タ2Eを前記ダクト1D内に配置することもできる。こ
のような構成とすることにより、上述したベローズを用
いる効果とともに、すでに詳述した前記スプリッタ2E
の効果と合わせて、よりエネルギの減衰量を向上するこ
とができる。
【0057】図8は、第6実施の形態に係る消音装置を
説明する説明図である。同図において、ダクト1Fには
流体流通通路3Fが設けられ、該通路3Fには(b)図
に示すように、断面十字状に形成されたスプリッタ2F
の周囲を仕切壁11で囲繞したスプリッタユニット12
が配置可能に構成されている。このように構成すること
により、音の大きさ、すなわち音圧が異なる場合、その
音圧に合わせてスプリッタユニットを適宜数ダクト内に
挿入配置することができる。
【0058】そして、前記スプリッタユニットを同じ形
状に形成しておくことにより、形状の異なるスプリッタ
を複数用意することがなく、製造工程も煩雑化すること
がなく、部品管理も容易となる。
【0059】尚、本実施の形態においては、断面十字状
のスプリッタ2Fで説明しているが、必ずしもこれに限
定されるものではなく、上述した図2〜図5に開示した
スプリッタ形状であってもよい。また、本実施の形態に
おいては、スプリッタ2Fを仕切壁11で囲繞したスプ
リッタユニット12を開示しているが、仕切壁11はな
くてもよいことは勿論のことである。また、前記スプリ
ッタユニット12は、図6(b)における通路3Dにも
挿入配置することが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、ダクトの
外壁と対面する多孔面と、該多孔面とは反対側の外装面
との間に粒状固体層を設けるという簡単な構成により、
遮音と吸音とにより、空気の振動を減衰して、広い周波
数帯域を減音可能な音響遮音壁を提供することができ
る。また、断面形状が変化するスプリッタを用いること
で、広い周波数帯域に適応でき、広い周波数帯域での前
記音響を吸収する音響吸収機構及び消音装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施の形態を示す消音装置
の外観図である。
【図2】 図1に用いられるスプリッタの断面形状を示
す説明図である。
【図3】 断面リーフ型スプリッタの説明図である。
【図4】 第2実施の形態にかかる消音装置を説明する
説明図である。
【図5】 第3実施の形態にかかる消音装置を説明する
説明図である。
【図6】 第4実施の形態にかかる消音装置を説明する
説明図である。
【図7】 第5実施の形態にかかる消音装置を説明する
説明図である。
【図8】 第6実施の形態に係る消音装置を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 ダクト(1A〜1F) 2 スプリッタ(2A〜2F) 5 ベローズ 6 音響遮音壁(6A1,6A2,6B
1,6B2) 7 多孔板 8 外壁 12 スプリッタユニット 13 粒状固体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 AA10 BA01 CA13 DA07 DA08 FA04 FA07 FA08 GA02 5D061 AA25 AA29 CC11 EE12 EE13 EE18

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路を形成するダクトの外壁に対
    面配置して前記ダクト内の流体の音響を遮音する音響遮
    音壁において、 前記ダクトの外壁と対面する多孔面と、該多孔面とは反
    対側の外装面との間に粒状固体層を設けて一体壁として
    構成したことを特徴とする音響遮音壁。
  2. 【請求項2】 流体の流路を形成するダクトの外壁に対
    面配置して前記ダクト内の流体の音響を消音する消音装
    置において、 前記ダクトの外壁と対面する多孔面と、該多孔面とは反
    対側の外装面との間に粒状固体層を設けて構成した音響
    遮音壁を前記ダクトの外壁に配置したことを特徴とする
    消音装置。
  3. 【請求項3】 前記音響遮音壁は、前記流路に沿って前
    記ダクトの外壁に複数配置されることを特徴とする請求
    項2記載の消音装置。
  4. 【請求項4】 前記音響遮音壁は、少なくとも部分的に
    交換可能に構成したことを特徴とする請求項3記載の消
    音装置。
  5. 【請求項5】 流体の流路を形成するダクト内の該流体
    によって発生する音響を吸収する音響吸収機構におい
    て、 前記ダクト内を流体が流れる方向に沿って、断面形状が
    変化するスプリッタを配置したことを特徴とする音響吸
    収機構。
  6. 【請求項6】 前記スプリッタは、前記流体が流れる方
    向に沿って切断した断面の厚さが単調に増減変化する形
    状を有して、前記ダクト内に配置したことを特徴とする
    請求項5記載の音響吸収機構。
  7. 【請求項7】 前記スプリッタは、前記流体が流れる方
    向に配置された仕切板の両面に、該仕切板との距離が単
    調に変化する多孔板を配設するとともに、該多孔板と前
    記仕切板との間に吸音材を設けたことを特徴とする請求
    項6記載の音響吸収機構。
  8. 【請求項8】 前記流体が流れる方向に沿って切断した
    断面形状の長さが異なる前記スプリッタを互いに隣接配
    置したことを特徴とする請求項5、6、または7記載の
    音響吸収機構。
  9. 【請求項9】 前記流体が流れる方向に沿って切断した
    断面形状の厚さが減少する第1スプリッタと、前記断面
    形状の厚さが増大する第2スプリッタとを互いに隣接配
    置したことを特徴とする請求項5記載の音響吸収機構。
  10. 【請求項10】 流体の流路を形成するダクト内の該流
    体によって発生する音響を吸収する音響吸収機構を有し
    た消音装置において、 前記ダクト内を流体が流れる方向に沿って、断面形状が
    変化するスプリッタを有した前記音響吸収機構により音
    響エネルギを吸収して消音することを特徴とする消音装
    置。
  11. 【請求項11】 前記音響吸収機構は、前記流体が流れ
    る方向に沿って切断した断面の厚さが単調に増減変化す
    る形状を有したスプリッタを備え、該音響吸収機構を前
    記ダクト内に配置したことを特徴とする請求項10記載
    の消音装置。
  12. 【請求項12】 前記音響吸収機構は、前記流体が流れ
    る方向に配置された仕切板の両面に、該仕切板との距離
    が単調に変化する多孔板を配設するとともに、該多孔板
    と前記仕切板との間に吸音材を設けたスプリッタを備
    え、該音響吸収機構を前記ダクト内に配置したことを特
    徴とする請求項10記載の消音装置。
  13. 【請求項13】 前記流体が流れる方向に沿って切断し
    た断面形状の長さが異なる前記スプリッタを互いに隣接
    配置した前記音響吸収機構を前記ダクト内に配置したこ
    とを特徴とする請求項10、11、または12記載の消
    音装置。
  14. 【請求項14】 前記流体が流れる方向に沿って切断し
    た断面形状の厚さが減少する第1スプリッタと、前記断
    面形状の厚さが増大する第2スプリッタとを互いに隣接
    配置した前記音響吸収機構を前記ダクト内に配置したこ
    とを特徴とする請求項10記載の消音装置。
  15. 【請求項15】 流体の流路を形成するダクト内の該流
    体によって発生する音響を吸収する音響吸収機構におい
    て、 前記ダクト内を流体が流れる方向に沿って、断面形状が
    変化する第1翼と、 該第1翼と交差して配置される第2翼とによりスプリッ
    タを構成し、 該スプリッタを前記ダクト内に配置したことを特徴とす
    る音響吸収機構。
  16. 【請求項16】 流体の流路を形成するダクト内の該流
    体によって発生する音響を吸収する音響吸収機構を有し
    た消音装置において、 前記ダクト内を流体が流れる方向に沿って、断面形状が
    変化する第1翼と、 該第1翼と交差して配置される第2翼とにより構成され
    るスプリッタを有する音響吸収機構を前記ダクト内に配
    置し、前記音響吸収機構により音響を吸収することを特
    徴とする消音装置。
  17. 【請求項17】 流体の流路を形成するダクト内の該流
    体によって発生する音響を吸収する音響吸収機構におい
    て、 複数の前記ダクトをベローズで連結し、該ベローズの周
    囲を外壁によって囲繞して構成したことを特徴とする音
    響吸収機構。
  18. 【請求項18】 流体の流路を形成するダクト内の該流
    体によって発生する音響を吸収する音響吸収機構におい
    て、 前記ダクト内に配置されるスプリッタを単一ユニットと
    して形成し、該ユニットを前記ダクト内に前記流体が流
    れる方向に沿って挿入配置することによって、前記流体
    によって発生する音響を吸収することを特徴とする音響
    吸収機構。
  19. 【請求項19】 前記ユニットを同じ形状に形成したこ
    とを特徴とする請求項18記載の音響吸収機構。
  20. 【請求項20】 流体の流路を形成するダクト内の該流
    体によって発生する音響を吸収する音響吸収機構を有し
    た消音装置において、 複数の前記ダクトをベローズで連結し、該ベローズの周
    囲を外壁によって囲繞して構成したことを特徴とする消
    音装置。
  21. 【請求項21】 前記ダクト内を流体が流れる方向に沿
    って、断面形状が変化するスプリッタを配置したことを
    特徴とする請求項20記載の消音装置。
  22. 【請求項22】 前記スプリッタは、前記流体が流れる
    方向に沿って切断した断面の厚さが単調に増減変化する
    形状を有して、前記ダクト内に配置したことを特徴とす
    る請求項21記載の消音装置。
  23. 【請求項23】 前記スプリッタは、前記流体が流れる
    方向に配置された仕切板の両面に、該仕切板との距離が
    単調に変化する多孔板を配設するとともに、該多孔板と
    前記仕切板との間に吸音材を設けたことを特徴とする請
    求項21、または22記載の消音装置。
  24. 【請求項24】 前記流体が流れる方向に沿って切断し
    た断面形状の長さが異なる前記スプリッタを互いに隣接
    配置したことを特徴とする請求項20、21、22、ま
    たは23記載の消音装置。
  25. 【請求項25】 前記ダクト内に配置されるスプリッタ
    を単一ユニットとして形成し、該ユニットを前記ダクト
    内に前記流体が流れる方向に沿って挿入配置することに
    よって、前記流体によって発生する音響を吸収すること
    を特徴とする請求項21、22、23、または24記載
    の消音装置。
  26. 【請求項26】 前記ユニットを同じ形状に形成したこ
    とを特徴とする請求項25記載の消音装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037068A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Furukawa Sky Kk 吸音構造体および吸音装置
WO2020080112A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 富士フイルム株式会社 音響システム

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