JP2001245140A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JP2001245140A
JP2001245140A JP2000057153A JP2000057153A JP2001245140A JP 2001245140 A JP2001245140 A JP 2001245140A JP 2000057153 A JP2000057153 A JP 2000057153A JP 2000057153 A JP2000057153 A JP 2000057153A JP 2001245140 A JP2001245140 A JP 2001245140A
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JP2000057153A
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Satoshi Kasai
聡 笠井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線画像を最適なサイズで処理もしくは出
力する。 【解決手段】 被写体を透過した放射線量に応じた放射
線画像を処理する画像処理装置であって、形成された放
射線画像について診断に必要とされる領域を認識する診
断領域認識手段262と、前記診断領域認識手段で認識
された領域に応じて出力画像の画素数を決定する出力サ
イズ決定手段263と、前記出力サイズ決定手段で決定
された画素数に応じて放射線画像から出力画像を生成す
る出力画像生成手段264と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線画像を処理す
る画像処理方法および画像処理装置に関し、さらに詳し
くは、放射線画像の最適なサイズで出力することが可能
な画像処理方法および画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放射線画像を直接デジタル画像と
して撮影できる装置が開発されている。たとえば、被写
体に照射された放射線量を検出し、その検出量に対応し
て形成される放射線画像を電気信号として得る装置とし
ては、輝尽性蛍光体を用いたディテクタを用いる方法が
特開昭55-12429号公報、特開昭63-189853号公報など、
多数開示されている。
【0003】このような装置では、シ−ト状の基板に輝
尽性蛍光体を塗布、あるいは蒸着等によって固着したデ
ィテクタに、いったん被写体を透過した放射線を照射し
て輝尽性蛍光体に放射線を吸収させる。
【0004】その後、この輝尽性蛍光体を光または熱エ
ネルギ−で励起することにより、この輝尽性蛍光体が上
記吸収によって蓄積している放射線エネルギ−を蛍光と
して放射させ、この蛍光を光電変換して画像信号を得る
ようにしている。
【0005】一方、照射された放射線の強度に応じた電
荷を光導電層に生成し、生成された電荷を二次元的に配
列された複数のコンデンサに蓄積し、それら蓄積された
電荷を取り出すことにより得られる放射線画像検出装置
が提案されている。
【0006】このような放射線画像検出装置では、フラ
ットパネルディテクタ(FPD)と呼ばれるものを使用
している。この種のFPDは、特開平9−90048号
公報に記載されているように、蛍光をフォトダイオード
で検知したり、CCDやC−MOSセンサで検出するこ
とができる。また、特開平6−342098号公報にも
同様なFPDが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放射線撮影
では通常、人体への不要な被曝を避けるため、散乱線の
除去のために、照射野絞りと呼ばれる放射線遮蔽物を用
いて、放射線が照射される領域(照射野)を限定して撮
影することが一般的である。
【0008】その結果、以上の装置において得られる放
射線画像には、照射野外などの診断に不要な領域も含ま
れている。そして、そのような放射線画像をフィルムと
して出力すると、不必要な領域も含めてフィルムが使用
されるため、フィルムや現像液などが無駄に使用される
ことになる。
【0009】また、そのような照射野外などの領域を含
む放射線画像をCRTディスプレイ上で表示する場合、
不必要な領域も含めて画像データを構成しているため、
不必要な領域が高輝度となって表示されることがあり、
まぶしく、診断に悪影響を与える。
【0010】また、画像データのサイズが大きくなり、
保存領域や処理時間に無駄が生じていた。また、画像デ
ータのサイズが大きくなるため、ネットワークでの転送
時間の増大も問題になっていた。
【0011】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであって、放射線画像を最適なサイズで処理もし
くは出力することが可能な画像処理方法および画像処理
装置を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記した課題
を解決する本発明は、以下の通りである。
【0013】(1)請求項1記載の発明は、被写体を透
過した放射線量に応じた放射線画像を処理する画像処理
方法であって、形成された放射線画像について診断に必
要とされる領域を認識する診断領域認識ステップと、認
識された領域に応じて出力画像の画素数を決定する出力
サイズ決定ステップと、決定された画素数に応じて放射
線画像から出力画像を生成する出力画像生成ステップ
と、を有することを特徴とする画像処理方法である。
【0014】また、請求項9記載の発明は、被写体を透
過した放射線量に応じた放射線画像を処理する画像処理
装置であって、形成された放射線画像について診断に必
要とされる領域を認識する診断領域認識手段と、前記診
断領域認識手段で認識された領域に応じて出力画像の画
素数を決定する出力サイズ決定手段と、前記出力サイズ
決定手段で決定された画素数に応じて放射線画像から出
力画像を生成する出力画像生成手段と、を有することを
特徴とする画像処理装置である。
【0015】これらの発明では、形成された放射線画像
について診断に必要とされる領域を認識し、認識された
領域に応じて出力画像の画素数を決定し、決定された画
素数に応じて放射線画像から出力画像を生成するように
している。
【0016】この結果、診断に不要な領域が出力画像に
含まれなくなり、放射線画像を最適なサイズで処理もし
くは出力することが可能になる。
【0017】(2)請求項2記載の発明は、前記診断に
必要とされる領域とは照射野内の領域であり、前記診断
領域認識ステップでは照射野を認識する、ことを特徴と
する請求項1記載の画像処理方法である。
【0018】また、請求項10記載の発明は、前記診断
領域認識手段で認識対象となる診断に必要とされる領域
とは照射野内の領域であり、前記診断領域認識手段は照
射野を認識する、ことを特徴とする請求項9記載の画像
処理装置である。
【0019】これらの発明では、以上の(1)におい
て、診断に必要とされる領域とは照射野内の領域とした
ことで、診断に不要な照射野外が出力画像に含まれなく
なり、放射線画像を最適なサイズで処理もしくは出力す
ることが可能になる。
【0020】(3)請求項3記載の発明は、前記診断に
必要とされる領域とは放射線画像の関心領域内の領域で
あり、前記診断領域認識ステップでは関心領域を認識す
る、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法であ
る。
【0021】また、請求項11記載の発明は、前記診断
領域認識手段で認識対象となる診断に必要とされる領域
とは放射線画像の関心領域内の領域であり、前記診断領
域認識手段では関心領域を認識する、ことを特徴とする
請求項9記載の画像処理装置である。
【0022】これらの発明では、以上の(1)におい
て、診断に必要とされる領域とは関心領域内の領域とし
たことで、診断に不要な関心領域外が出力画像に含まれ
なくなり、放射線画像を最適なサイズで処理もしくは出
力することが可能になる。
【0023】(4)請求項4記載の発明は、前記出力画
像生成ステップでは、複数の出力画像を並置して出力す
る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の画像処理方法である。
【0024】また、請求項12記載の発明は、前記出力
画像生成手段では複数の出力画像を並置して出力する、
ことを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに
記載の画像処理装置である。
【0025】これらの発明では、以上の(1)〜(3)
において、複数の出力画像を並置して出力できるので、
診断に不要な領域が含まれない出力画像によって出力媒
体を有効に使用することができる。
【0026】(5)請求項5記載の発明は、決定された
画素数を修正する出力サイズ修正ステップを備え、修正
された画素数に応じて放射線画像から出力画像を生成し
て出力する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載の画像処理方法である。
【0027】また、請求項13記載の発明は、決定され
た画素数を修正する出力サイズ修正手段を備え、前記出
力画像生成手段は、前記出力サイズ修正手段で修正され
た画素数に応じて放射線画像から出力画像を生成して出
力する、ことを特徴とする請求項9乃至請求項12のい
ずれかに記載の画像処理装置である。
【0028】これらの発明では、以上の(1)〜(4)
において、決定された画素数を修正できるので、各種の
要因に合わせて修正を加えた出力画像を生成して出力す
ることができるようになる。
【0029】(6)請求項6記載の発明は、決定された
画素数を修正する出力サイズ修正ステップと、前記修正
された画素数の画像を表示する表示ステップと、を有す
ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
記載の画像処理方法である。
【0030】また、請求項14記載の発明は、決定され
た画素数を修正する出力サイズ修正手段と、前記修正さ
れた画素数の画像を表示する表示手段と、を有すること
を特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれかに記載
の画像処理装置である。
【0031】これらの発明では、以上の(1)〜(4)
において、決定された画素数を修正でき、修正した画素
数の画像を表示できるので、各種の要因に合わせて修正
を加えた出力画像を確認してから出力することができる
ようになる。
【0032】(7)請求項8記載の発明は、前記出力サ
イズ決定ステップにおいて、被写体の大きさに応じて出
力画像の画素数を決定する、ことを特徴とする請求項1
乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理方法である。
【0033】また、請求項15記載の発明は、前記出力
サイズ決定手段において、被写体の大きさに応じて出力
画像の画素数を決定する、ことを特徴とする請求項9乃
至請求項14のいずれかに記載の画像処理装置である。
【0034】これらの発明では、以上の(1)〜(6)
において、出力サイズ決定の際に、被写体の大きさに応
じて出力画像の画素数を決定するようにしているので、
元の被写体に対して所定の比率(拡大,等倍,縮小)の
出力画像を生成できるようになる。
【0035】(8)請求項7記載の発明は、前記出力画
像生成ステップでは、複数の出力画像を並置して出力す
ると共に、並置の際の必要に応じていずれかの画像を回
転させる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の画像処理方法である。
【0036】また、請求項16記載の発明は、前記出力
画像生成手段では複数の出力画像を並置して出力すると
共に、並置の際の必要に応じていずれかの画像を回転さ
せる、ことを特徴とする請求項9乃至請求項11のいず
れかに記載の画像処理装置である。
【0037】これらの発明では、以上の(1)〜(3)
において、複数の出力画像を並置すると共に、必要に応
じて回転して出力できるので、診断に不要な領域が含ま
れない出力画像によって出力媒体を有効に使用すること
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態例につ
いて図を用いて詳細に説明する。まず、本実施の形態例
の放射線画像処理装置の構成について説明し、その後に
放射線画像処理装置の動作説明を行い、さらに画像処理
の詳細説明を行う。
【0039】〈放射線画像処理装置の構成〉図2は、放
射線画像処理装置の全体構成を示すシステム構成図であ
る。放射線発生器30はコントローラ10によって制御
されており、放射線発生器30から放射された放射線
は、被写体5を通して放射線画像読取器40の前面に装
着されている撮像パネルに照射される。
【0040】図3はFPD(Flat Panel Display)を用
いた放射線画像読取器40の構成を示している。この撮
像パネル41は所定の剛性を得られるだけの厚みを有す
る基板を有しており、この基板上には照射された放射線
の線量に応じて電気信号を出力する検出素子412-(1,
1)〜412-(m,n)がマトリクス状に2次元配置されてい
る。また、走査線415-1〜415-mと信号線416-1
〜416-nがたとえば直交するように配設される。
【0041】撮像パネル41の走査線415-1〜415
-mは、走査駆動部44と接続されている。走査駆動部4
4から走査線415-1〜415-mのうちの1つ走査線4
15-p(pは1〜mのいずれかの値)に読出信号RSが供
給されると、この走査線415-pに接続された検出素子
から照射された放射線の線量に応じた電気信号SV-1〜
SV-nが出力されて、信号線416-1〜416-nを介し
て画像データ生成回路46に供給される。
【0042】この検出素子412は、照射された放射線
の線量に応じた電気信号を出力するものであればよい。
たとえば放射線が照射されたときに電子−正孔対が生成
されて抵抗値が変化する光導電層を用いて検出素子が形
成されている場合、この光導電層で生成された放射線量
に応じた量の電荷が電荷蓄積コンデンサに蓄えられて、
この電荷蓄積コンデンサに蓄えられた電荷が電気信号と
して画像データ生成回路46に供給される。なお、光導
電層としては暗抵抗値が高いものが望ましく、アモルフ
ァスセレン、酸化鉛、硫化カドミウム、ヨウ化第2水
銀、または光導電性を示す有機材料(X線吸収コンパウ
ンドが添加された光伝導性ポリマを含む)などが用いら
れ、特にアモルファスセレンが望ましい。
【0043】また、検出素子412が、たとえば放射線
が照射されることにより蛍光を生ずるシンチレータ等を
用いて形成されている場合、フォトダイオードでこのシ
ンチレータで生じた蛍光強度に基づく電気信号を生成し
て画像データ生成回路46に供給するものとしてもよ
い。
【0044】このような構成を用いた撮像パネル41と
しては、特開平9−90048に開示されているよう
に、X線を増感紙等の蛍光体層に吸収させて蛍光を発生
させ、その蛍光の強度を画素毎に設けたフォトダイオー
ド等の光検出器で検知するものがある。蛍光の検知手段
としては他に、CCDやC−MOSセンサを用いる方法
もある。
【0045】特に上記の特開平6−342098に開示
された方式の撮像パネル(FPD)では、X線量を画素
毎の電荷量に直接変換するため、FPDでの鮮鋭性の劣
化が少なく、鮮鋭性の優れた画像が得られるので、X線
画像記録システム及びX線画像記録方法による効果が大
きく好適である。
【0046】さらに、撮像パネル41としては、図4お
よび図5に示すような構成とすることかできる。図4は
撮像パネル41として使用できる放射線画像検出器の正
面図で放射線画像検出器が複数のユニットにより構成さ
れている例を示すものである。図4の点線は、放射線画
像検出器の格子50の線であるが、実際には保護部材や
X線シンチレータに隠れて正面からは見えない。図4は
ユニットが6×6=36個の例であるが、数はこれに限
るものではない。
【0047】図5は放射線画像検出器の縦断面の模式図
である。放射線画像検出器は、X線シンチレータ51、
レンズアレイ52、そしてそのレンズアレイ52の各々
のレンズ53に対応するエリアセンサ54をこの順に配
置して構成される。X線シンチレータ51は、保護部材
55により保護される。レンズアレイ52の各々のレン
ズ53は、レンズ支持部材58に支持され、X線シンチ
レータ51とレンズアレイ52との間には、透明部材5
6か配置される。エリアセンサ54は、エリアセンサ支
持部材57に支持されている。
【0048】放射線画像検出器の構成要素の形状、厚
み、光線経路などは正確ではない。格子50は直接X線
シンチレータ51に触れるのではなく、透明部材56に
突き当たるようにしてあり、これにより格子50がX線
シンチレータ51に当たって傷がつくことを避けるとと
もに、格子50の境界線が画像の欠落部分となることを
防いでいる。
【0049】なお、レンズアレイ52の各々のレンズ5
3に対応するエリアセンサ54をこの順に配置したた
め、空間分解能が高く高画質であり、厚さが薄く小型
で、しかも軽量である。
【0050】X線シンチレータ51が、ガドリウムオキ
シサルファイドや沃化セシウム等X線の曝射により可視
光を発し、X線シンチレータ51がX線の曝射により可
視光を発することで空間分解能が高く高画質である。
【0051】レンズアレイ52が、2枚以上の複数の異
なるレンズ53の組み合わせからなるレンズ群から棉成
され、空間分解能が高く高画質であり、厚さを薄くする
ことができる。レンズ53の結像倍率が1/1.5から
1/20であり、結像倍率が1/1.5より大きいとエ
リアセンサが大きくなりすぎて配置が困難となり、1/
20より小さいとX線シンチレータ51からレンズまで
の距離が長くなり、放射線画像検出器の厚みが増大す
る。
【0052】また、エリアセンサ54としてCCDやC
−MOSセンサ等の固体撮像素子を用いることで鮮明な
画像が得られる。
【0053】画像データ生成回路46では、後述する読
取制御回路48からの出力制御信号SCに基づいて供給
された電気信号SVを順次選択して、ディジタルの画像
データDTに変換する。この画像データDTは読取制御
回路48に供給される。
【0054】読取制御回路48はコントローラ10と接
続されており、コントローラ10から供給された制御信
号CTDに基づいて走査制御信号RCや出力制御信号S
Cを生成する。この走査制御信号RCが走査駆動部44
に供給されて、走査制御信号RCに基づき走査線415
-1〜415-mに対しての読出信号RSの供給が行われ
る。
【0055】また、出力制御信号SCは画像データ生成
回路46に供給される。この読取制御回路48からの走
査制御信号RCや出力制御信号SCによって、たとえば
撮像パネル41が上述のように(m×n)個の検出素子
412で構成されている場合には、検出素子412-(1,
1)〜412-(m,n)からの電気信号SVに基づくデータを
データDP(1,1)〜DP(m,n)とすると、データDP(1,
1)、DP(1,2)、……DP(1,n)、DP(2,1)、……、D
P(m,n)の順として画像データDTが生成されて、この
画像データDTが画像データ生成回路46から読取制御
回路48に供給される。また、読取制御回路48では、
この画像データDTをコントローラ10に送出する処理
も行う。
【0056】放射線画像読取器40で得られた画像デー
タDTは、読取制御回路48を介してコントローラ10
に供給される。なお、放射線画像読取器40で得られた
画像データをコントローラ10に供給する際に対数変換
処理を行った画像データを供給すれば、コントローラ1
0における画像データの処理を簡単とすることができ
る。
【0057】また、放射線画像読取器はFPDを用いた
ものに限られるものではなく、輝尽性蛍光体を用いたも
のであってもよい。図6は輝尽性蛍光体を用いた放射線
画像読取器60を用いた場合の構成を示しており、放射
線が照射される変換パネル61では、支持体上に輝尽性
蛍光体層が輝尽性蛍光体の気相堆積あるいは輝尽性蛍光
体塗料塗布によって設けられる。この輝尽性蛍光体層は
環境による悪影響及び損傷を遮断するために、保護部材
によって遮蔽若しくは被覆されている。
【0058】光ビーム発生部(ガスレーザ、固体レー
ザ、半導体レーザ等)62は、出射強度が制御された光
ビームを発生する。この光ビームは種々の光学系を経由
して走査部63に到達し、走査部63で偏向を受け、更
に反射鏡64で光路を偏向させて、変換パネル61に輝
尽励起走査光として導かれる。
【0059】集光体65の光ファイバー又はシート状光
ガイド部材からなる集光端は、輝尽励起光が走査される
変換パネル61に近接して配設されて、光ビーム発生部
62からの光ビームの走査によって変換パネル61で生
じた潜像エネルギーに比例した発光強度の輝尽発光を受
光する。
【0060】フィルタ66は、集光体65より導入され
た光から輝尽発光波長領域の光のみを通過させるもので
あり、このフィルタ66を通過した光は、フォトマルチ
プライヤ67に入射される。
【0061】フォトマルチプライヤ67では、光電変換
によって入射光に対応した電流信号を生成する。この電
流信号は、電流/電圧変換部70に供給されて電圧信号
に変換される。さらに、電圧信号は増幅部71で増幅さ
れた後、A/D変換部72でディジ夕ルの画像データD
Tに変換される。ここで、増幅部71として対数変換増
幅部(logアンプ)を用いる。
【0062】出力された画像データDTは、画像処理装
置26において順次画像処理されて、画像処理後の画像
データDTCがインタフェース18を介してプリンタな
どの外部機器100に伝送される。
【0063】CPU(Central Processing Unit)11
は、画像処理装置26における画像処理を制御するため
のものであり、画像処理装置26では、画像データDT
に対して種々の画像処理(たとえば空間周波数処理、ダ
イナミックレンジの圧縮、階調処理、拡大/縮小処理、
移動、回転、統計処理等)を行い、診断に適した形の画
像データDTCを生成する。
【0064】この画像データDTCがプリンタなどの外
部機器100に供給されて、人体各部の放射線画像のハ
ードコピーを得ることができる。なお、インタフェース
18にCRT等のモニタを接続するものとしても良く、
更に複数の放射線画像の画像データを記憶できる記憶装
置(ファイリングシステム)を接続するものとしてもよ
い。
【0065】また、読取制御部75では、光ビーム発生
部62の光ビーム強度調整、フォトマルチプライヤ用高
圧電源76の電源電圧調整によるフォトマルチプライヤ
67のゲイン調整、電流/電圧変換部70と増幅部71
のゲイン調整、及びA/D変換部72の入力ダイナミッ
クレンジの調整が行なわれ、読取ゲインが総合的に調整
される。
【0066】A/D変換部72から得られた画像データ
DTは、コントローラ10に供給されると共に、コント
ローラ10からの制御信号CTDによって読取制御部7
5の動作の制御を行う。
【0067】なお、放射線画像読取器は、放射線画像を
記録した銀塩フィルムにレーザ、蛍光灯等の光源からの
光を照射し、この銀塩フィルムの透過光を光電変換して
画像データを生成してもよい。また、放射線量子計数型
検出器を用いて放射線エネルギーを直接電気信号に変換
して画像データを生成する構成であってもよい。
【0068】次に、図2におけるコントローラ10の構
成を図7に示す。コントローラ10の動作を制御するた
めのCPU11には、システムバス12と画像バス13
が接続されると共に入力インタフェース17が接続され
る。このコントローラ10の動作を制御するためのCP
U11は、メモリ14に記憶された制御プログラムに基
づいて動作が制御される。
【0069】システムバス12と画像バス13には、表
示制御部15、フレームメモリ制御部16、出力インタ
フェース18、撮影制御部19、ディスク制御部20等
が接続されており、システムバス12を利用しCPU1
1によって各部の動作が制御されると共に、画像バス1
3を介して各部間での画像データの転送等が行われる。
【0070】フレームメモリ制御部16には、フレーム
メモリ21が接続されており、放射線画像読取器40で
得られた画像データが撮影制御部19やフレームメモリ
制御部16を介して記憶される。フレームメモリ21に
記憶された画像データは読み出されて表示制御部15や
ディスク制御部20に供給される。また、フレームメモ
リ21には、放射線画像読取器40から供給された画像
データをCPU11で処理してから記憶するものとして
もよい。
【0071】表示制御部15には、画像表示装置22が
接続されており画像表示装置22の画面上に表示制御部
15に供給された画像データに基づく放射線撮影画像が
表示される。ここで、放射線画像読取器40の画素数よ
りも画像表示装置22の表示画素数が少ない場合には、
画像データを間引きして読み出すことにより、画面上に
撮影画像全体を表示させることができる。また、画像表
示装置22の表示画素数分に相当する領域の画像データ
を読み出すものとすれば、所望の位置の撮影画像を詳細
に表示させることができる。
【0072】フレームメモリ21からディスク制御部2
0に画像データが供給される際には、たとえば連続して
画像データが読み出されてディスク制御部20内のFI
FOメモリに書き込まれ、その後順次ディスク装置23
に記録される。
【0073】さらに、フレームメモリ21から読み出さ
れた画像データやディスク装置23から読み出された画
像データを出力インタフェース18を介して外部機器1
00に供給することもできる。
【0074】画像処理部26では、放射線画像読取器4
0から撮影制御部19を介して供給された画像データD
Tの照射野認識処理、関心領域設定、正規化処理および
階調処理、ならびに画素数変更処理などが行われる。ま
た、周波数強調処理やダイナミックレンジ圧縮処理等を
行うものとしてもよい。なお、画像処理部26をCPU
11が兼ねる構成として、画像処理等を行うこともでき
る。
【0075】従って、画像処理部26が、請求項におけ
る診断領域(照射野領域、関心領域)認識手段、出力サ
イズ決定手段、出力画像生成手段、出力サイズ修正手段
を構成している。
【0076】入力インタフェース17にはキーボード等
の入力装置27が接続される。この入力装置27を操作
することで、撮影によって得られた画像データを識別す
るための情報や撮影に関する情報等の管理情報の入力が
行われる。
【0077】出力インタフェース18に接続される外部
機器100としては、レーザーイメージャとも呼ばれる
走査型レーザ露光装置が用いられる。この走査型レーザ
露光装置では、画像データによりレーザビーム強度を変
調し、従来のハロゲン化銀写真感光材料や熱現象ハロゲ
ン化銀写真感光材に露光したあと適切な現像処理を行う
ことによって放射線画像のハードコピーが得られるもの
である。また、インクジェット方式でインクを記録媒体
に付着させて、中間調を有する医用画像を形成できるも
のを利用してもよい。
【0078】なお、フレームメモリ21には、放射線画
像読取器40から供給された画像データを記憶するもの
としたが、供給された画像データをCPU11で処理し
てから記憶するものとしてもよい。また、ディスク装置
23には、フレームメモリ21に記憶されている画像デ
ータ、すなわち放射線画像読取器40から供給された画
像データやその画像データをCPU11で処理した画像
データを、管理情報などと共に保存することができる。
【0079】〈放射線画像処理装置の動作〉次に、以上
の放射線画像処理装置の動作について説明する。被写体
5の放射線画像を得る際には、放射線発生器30と放射
線画像読取器40の撮像パネル41の間に被写体5が位
置するものとされて、放射線発生器30から放射された
放射線が被写体5に照射されると共に、被写体5を透過
した放射線が撮像パネル41に入射される。なお、放射
線画像読取器40に替えて放射線画像読取器60を用い
る場合も同様であり、以下の説明では放射線画像読取器
40を用いるものとして、放射線画像読取器60を用い
た場合の説明は省略する。
【0080】コントローラ10には、撮影が行われる被
写体5の識別や撮影に関する情報を示す管理情報が入力
装置27を用いて入力される。この入力装置27を用い
た管理情報の入力は、キーボードを操作したり、磁気カ
ード、バーコード、HIS(病院内情報システム:ネッ
トワークによる情報管理)等を利用して行われる。
【0081】この管理情報は、たとえばID番号、氏
名、生年月日、性別、撮影日時、撮影部位および撮影体
位(たとえば、放射線を人体のどの部分にどの方向から
照射したか)、撮影方法(単純撮影,造影撮影,断層撮
影,拡大撮影等)、撮影条件(管電圧,管電流,照射時
間,散乱線除去グリッドの使用の有無等)等の情報から
構成される。
【0082】また撮影日時は、CPU11に内蔵されて
いる時計機能を利用して、CPU11からカレンダーや
時刻の情報を自動的に得ることもできる。なお、入力さ
れる管理情報は、その時点で撮影される被写体に関する
ものだけでも良く、一連の管理情報を予め入力しておい
て、入力順に被写体を撮影したり、必要に応じて入力さ
れた管理情報を読み出して用いるものとしてもよい。
【0083】放射線画像読取器40の電源スイッチがオ
ン状態とされると、コントローラ10からの制御信号C
TDに基づき、放射線画像読取器40の読取制御回路4
8や走査駆動部44によって撮像パネル41の初期化が
行われる。この初期化は、撮像パネル41から照射され
た放射線量に応じた正しい電気信号を得るためのもので
ある。
【0084】放射線画像読取器40での撮像パネル41
の初期化が完了すると、放射線発生器30からの放射線
の照射が可能とされる。ここで、放射線を照射するため
のスイッチが放射線発生器30に設けられている場合、
このスイッチが操作されると、放射線発生器30から被
写体5に向けて放射線が所定時間だけ照射されると共
に、放射線の照射開始を示す信号DFSや照射終了を示
す信号DFEがコントローラ10に供給される。
【0085】このとき、放射線画像読取器40の撮像パ
ネル41に照射される放射線の放射線量は、被写体5に
よる放射線吸収の度合いが異なるため、被写体5によっ
て変調される。撮像パネル41の検出素子412-(1,1)
〜412-(m,n)では、被写体5によって変調された放射
線に基づく電気信号が生成される。
【0086】次に、コントローラ10では、信号DFS
が供給されてから所定時間後、たとえば放射線の照射時
間が0.1秒程度であるときには、この照射時間よりも
長い時間(たとえば約1秒)経過後、または、信号DF
Eが供給されてから直ちに、放射線画像読取器40で画
像データDTの生成を開始するために制御信号CTDが
放射線画像読取器40の読取制御回路48に供給され
る。
【0087】一方、放射線を照射するためのスイッチが
コントローラ10に設けられている場合、このスイッチ
が操作されると、放射線の照射を開始させるための照射
開始信号CSTが撮影制御部19を介して放射線発生器
30に供給されて、放射線発生器30から被写体5に向
けて放射線が所定時間だけ照射される。この照射時間
は、たとえば管理情報に基づいて設定される。
【0088】次に、コントローラ10では、照射開始信
号CSTを出力してから所定時間後、放射線画像読取器
40で画像データの生成を開始するための制御信号CT
Dを放射線画像読取器40の読取制御回路48に供給す
る。なお、コントローラ10では、放射線発生器30で
の放射線の照射終了を検出してから、放射線画像読取器
40で画像データの生成を開始するための制御信号CT
Dを放射線画像読取器40に供給するものとしてもよ
い。この場合には、放射線の照射中に画像データが生成
されてしまうことを防止できる。
【0089】放射線画像読取器40の読取制御回路48
では、コントローラ10から供給された画像データの生
成を開始するための制御信号CTDに基づいて走査制御
信号RCや出力制御信号SCが生成される。この走査制
御信号RCが走査駆動部44に供給されると共に出力制
御信号SCが画像データ生成回路46に供給されて、画
像データ生成回路46から得られた画像データDTが読
取制御回路48に供給される。この画像データDTは、
読取制御回路48によってコントローラ10に送出され
る。
【0090】コントローラ10に供給された画像データ
DTは、撮影制御部19やフレームメモリ制御部16等
を介してフレームメモリ21に記憶される。このフレー
ムメモリ21に記憶された画像データを用いて、画像表
示装置22に放射線画像を表示させることができる。ま
た、フレームメモリ21に記憶された画像データを画像
処理部26で処理して表示制御部15に供給したり、画
像処理が行われた画像データをフレームメモリ21に記
憶させて、このフレームメモリ21に記憶された画像デ
ータを表示制御部15に供給することにより、輝度やコ
ントラストあるいは鮮鋭度等が調整されて、診断等に適
した放射線画像を表示することもできる。また、画像処
理が行われた画像データを外部機器100に供給するこ
とで、診断等に適した放射線画像のハードコピーを得る
ことができる。
【0091】画像処理部26では、放射線量が異なるこ
とにより、撮像パネル41から出力された画像データの
レベルの分布が変動した場合であっても、常に安定した
放射線画像が得られるように画像データDTの正規化処
理が行われる。また、画像データのレベルの分布が変動
しても、診断等に適した濃度およびコントラストの放射
線画像を得るために正規化処理後の画像データである正
規化画像データDTregに対して階調処理が行われる。
さらに画像処理部26では、正規化画像データDTreg
に対して正規化放射線画像の鮮鋭度を制御する周波数強
調処理や、ダイナミックレンジの広い放射線画像の全体
を、被写体の細かい構造部分のコントラストを低下させ
ることなく見やすい濃度範囲内に収めるためのダイナミ
ックレンジ圧縮処理を行うものとしてもよい。
【0092】〈画像処理の内容〉以下、画像処理装置の
画像処理の内容を大まかなブロックに従って説明する。
なお、本実施の形態例の画像処理装置の各手段は、ハー
ドウェアやファームウェア、またはソフトウェアで構成
することが可能である。このため、各手段の処理手順に
沿ったフローチャート風の機能ブロック図を示す。な
お、この機能ブロック図は、画像処理方法の実施の形態
例を理解するためのフローチャートとしても用いること
ができる。
【0093】すなわち、本実施の形態例の画像処理は、
従来の画像処理とは異なっていて、図1に示すように、
画素数変更を含むことを特徴としている。すなわち、こ
の画素数変更のため、本実施の形態例の処理は、 (1)放射線画像生成 放射線画像生成 縮小画像生成 (2)診断領域認識 照射野認識 関心領域認識 (3)画素数変更 画素数変更 画素数修正 (4)出力画像生成 画像出力(単独出力、並置出力) 画像表示(単独出力、並置出力) データベース出力 のようになっている。以下、図1を参照して、本実施の
形態例の処理手順を説明する。
【0094】(1)放射線画像生成:図1に示すよう
に、放射線画像読取器40などで構成された放射線画像
生成手段400により、照射された放射線量の対数に比
例した信号値を有する放射線画像が生成される。
【0095】この放射線画像生成手段400としては、
前述したFPDやCCDなどのセンサ類を使用したもの
や、輝尽性蛍光体プレートを読み取って放射線画像を生
成する既知の装置を使用することができる。なお、いず
れの場合も放射線の照射量の対数に比例した信号値が得
られ、かつ照射量が多いほど、信号値が高くなる。生成
された放射線画像は画像処理手段260に送られる。
【0096】また、これ以降の各部の処理に必要な時間
を短縮するため、縮小画像生成手段261により、元の
放射線画像からサンプリングをして画素数を縮小させた
間引き放射線画像を作成し、この間引き放射線画像を後
段の診断領域認識手段262へ転送する。なお、画像処
理装置の処理が十分に高速である場合や、処理時間がか
かっても問題ない場合には、間引きをしない放射線画像
を転送してもよい。
【0097】なお、この実施の形態例の説明では、以降
の処理は間引き放射線画像を用いて行われるものとす
る。
【0098】間引き放射線画像は、できるだけ画素数が
少ない方が各種処理の計算時間が短縮されて望ましい。
しかし、本実施の形態例においては、被写体の特徴が判
別できる程の情報量を備えている必要がある。このた
め、人体各部について等倍の放射線画像が得られている
場合は、1mm平方から5mm平方程度の画素サイズとするこ
とが望ましい。
【0099】(2)診断領域認識処理: (2−)照射野認識処理 通常の放射線撮影では人体への不要な被曝を避けるため
に、照射野絞りと呼ばれる放射線遮蔽物を用いて、放射
線が照射される領域(照射野)を限定して撮影すること
が一般的である。その結果、得られる放射線画像には、
照射野外などの診断に不要な領域も含まれている。
【0100】そこで、データの表示や保存の無駄を省く
ため、放射線画像の中で、照射野外などの不要な領域を
除いた診断に必要な領域(診断領域)のみを認識する必
要がある。このため、診断領域認識手段262では、診
断領域認識処理のひとつとして、照射野内領域と照射野
外領域を判定する照射野認識処理が行われる。
【0101】照射野認識処理では、たとえば特開昭63
−259538号公報で示される方法が用いられて、図
8(a)に示すように撮像面上の所定の位置Pから撮像
面の端部側に向かう線分上の画像データを用いてたとえ
ば微分処理が行われる。この微分処理によって得られた
微分信号Sdは、図8(b)に示すように照射野エッジ
部で信号レベルが大きくなるため、微分信号Sdの信号
レベルを判定して1つの照射野エッジ候補点EP1が求
められる。この照射野エッジ候補点を求める処理を、撮
像面上の所定の位置を中心として放射状に行うことによ
り複数の照射野エッジ候補点EP1〜EPkが求められ
る。このようにして得られた複数の照射野エッジ候補点
EP1〜EPkの隣接するエッジ候補点を直線あるいは曲
線で結ぶことにより照射野エッジ部が求められる。
【0102】また、特開平5−7579号公報で示され
る方法を用いることもできる。この方法では、撮像面を
複数の小領域に分割したとき、照射野絞りによって放射
線の照射が遮られた照射野外の小領域では、略一様に放
射線の放射線量が小さくなり画像データの分散値が小さ
くなる。また、照射野内の小領域では、被写体によって
放射線量が変調されることから照射野外に比べて分散値
が高くなる。さらに、照射野エッジ部を含む小領域では
最も放射線量が小さい部分と被写体によって変調された
放射線量の部分が混在することから分散値は最も高くな
る。このことから、分散値によって照射野エッジ部を含
む小領域が判別される。
【0103】また、特開平7−181609号で示され
る方法を用いることもできる。この方法では、画像デー
タを所定の回転中心に関して回転移動させて、平行状態
検出手段によって照射野の境界線が画像上に設定された
直交座標の座標軸と平行となるまで回転を行うものと
し、平行状態が検出されると、直線方程式算出手段によ
って回転角度と回転中心から境界線までの距離によって
回転前の境界の直線方程式が算出される。その後、複数
の境界線に囲まれる領域を直線方程式から決定すること
で、照射野の領域を判別することができる。また照射野
エッジ部が曲線である場合には、境界点抽出手段で画像
データに基づきたとえば1つの境界点を抽出し、この境
界点の周辺の境界候補点群から次の境界点を抽出する。
以下同様に、境界点の周辺の境界候補点群から境界点を
順次抽出することにより、照射野エッジ部が曲線であっ
ても判別することができる。
【0104】(2−)関心領域認識処理なお、画像処
理部26では放射線画像読取器からの画像データDTの
分布を所望のレベルの分布に変換する際に、放射線画像
読取器からの画像データDTのレベルの分布を決定する
ための領域(関心領域)の設定を行う。ここで設定され
た関心領域内の画像データから代表値を決定し、この代
表値を所望のレベルに変換することで、所望のレベルの
分布となる画像データを得ることができる。
【0105】この場合に、この関心領域を、診断領域の
認識に用いることが可能である。すなわち、診断領域認
識手段262は、放射線画像の関心領域として設定され
る重要な領域を、診断領域と設定することが可能であ
る。
【0106】たとえば、胸部正面処理における胸郭への
関心領域の設定は、以下の手順に従って設定される。ま
ず以下のS1〜S3により左右のラインが決定される。
【0107】S1:画像データのうち全体に対して影響
が低い画像上下部及び照射野外部を省いた部分の縦方向
のプロジェクション(データの一方向の累積値)を求め
る(図9(a)、図9(b)参照)。
【0108】S2:求められた縦方向のプロジェクショ
ンから、中央部の1/3の範囲(図9では1/3*x〜
2/3*x)で信号値が最小値(Pcとする)を持つ点
を正中線のコラム(Xc)とする。
【0109】S3:左右それぞれ画像全体の1/3のコ
ラム(図9では2/3*x、1/3*x)から画像の外
側(左右方向)に向かって、求められた縦方向のプロジ
ェクション値がしきい値(Tl,Tr)以下の点を探
し、最初の点を肺野の左端・右端(Xl,Xr)とす
る。しきい値としては、前記Pcと画像全体の1/3の
コラムからプロジェクション値の最大値(Plx,Pr
x)を画像の外側(左右方向)に向かって更新し、 Tl=((k1−1)*Plx+Pc)/k1 Tr=((k2−1)*Prx+Pc)/k2 とする。ここで、k1とk2とは定数である。
【0110】次に、S4とS5によって上下のラインを
決定する。
【0111】S4:上のステップで決定した区間での横
方向のプロジェクションをとる(図9(c))。
【0112】S5:上下それぞれ画像全体の1/4,1
/2のライン(図9中の1/4*y、1/2*y)から
画像の外側(上下方向)に向かって、求められた横方向
のプロジェクション値がしきい値以下の点を探し、最初
の点を右肺野の上端・下端(Yt,Yb)とする。しき
い値としては、それぞれ画像全体の1/4*y〜1/2
*y、1/2*y〜4/5*yの範囲のプロジェクショ
ン値の最大値(Ptx,Pbx)とその最大値のライン
から画像の外側(上下方向)の範囲のプロジェクション
値の最小値(Ptn、Pbn)を用いて、 Tt=((k3−1)*Ptx+Ptn)/k3 Tb=((k4−1)*Pbx+Pbn)/k4 とする。ここで、k3とk4とは定数である。
【0113】また、以上の式でしきい値を求めるのに用
いたパラメータk1〜k4は経験的に求められる。
【0114】なお、関心領域の設定は、上述したように
プロファイルを解析して設定する場合に限られるもので
はなく、たとえば特開平5ー7578号で示されている
ように、各画素の画像データと判別分析法などにより決
定したしきい値を比較して、比較結果に基づき識別符号
を画素毎に付加するものとし、しきい値以上であること
を示す識別符号の連続する画素群毎にラベリングを行っ
て肺野領域を抽出し、抽出した肺野領域を基準として肺
野および横隔膜下領域を含むように関心領域を設定する
ことができる。
【0115】また、特開昭62−26047号で示され
ているように、境界点追跡法を用いた肺野輪郭検出によ
り肺野領域を認識して、認識した肺野領域を基準に肺野
および横隔膜下領域を含むように関心領域を設定するも
のとしてもよい。
【0116】さらに、診断を行う上で最も重要な部分を
照射野の中央として撮影を行うことが一般的に行われて
いることから、照射野内領域の中央に円形あるいは矩形
等の領域を設定して関心領域とすることもできる。
【0117】(3)画素数変更処理: (3−)画素数変更 以上の(2)診断領域認識処理によって照射野領域もし
くは関心領域が診断領域として認識されており、この診
断領域を参照して画素数変更手段263が、放射線画像
生成手段400で生成された放射線画像のうちの診断領
域以外の部分を除去することによって、放射線画像の画
素数を変更する処理を実行する。
【0118】なお、この画素数変更手段263が、請求
項における出力サイズ決定手段を構成している。
【0119】この場合、元の放射線画像の診断領域のみ
を取り出して残余の部分を除去する画像処理(図10
(a)→図10(b))や、診断領域の部分を元の放射
線画像全体の大きさと同じに拡大する画像処理(図10
(c)→図10(d))などが考えられる。また、その
他の所定の倍率に拡大,縮小することも可能である。さ
らに、画素数変更後の放射線画像が、被写体の原寸サイ
ズになるように倍率を設定することも可能である。
【0120】以上のように診断に必要な領域を認識し、
出力画素数を決定することによって、出力画像に必要な
メモリの節約や、各種画像処理の高速化が期待できるよ
うになる。
【0121】(3−)画素数修正 なお、以上のように診断領域に基づいて決定された画素
数を、図7の入力装置27からの操作に従って修正する
ことが可能である。その場合、入力装置27からの操作
をCPU11が受けて画素数修正情報を生成し、この画
素数修正情報に基づいて、画素数変更手段263が放射
線画像の画素数を変更する処理を実行する。このように
することで、各種の要因に合わせて修正を加えることが
できる。この場合、後述する画像表示手段102に画像
表示しつつ、画素数を修正することで、各種の要因に合
わせて修正を加えた出力画像を確認してから出力するこ
とができるようになる。
【0122】(4)出力画像生成 (4−)画像出力(単独出力、並置出力) 以上のようにして画素数の変更が決定された放射線画像
について、出力画像生成手段264が画素数を変更して
出力する処理を実行し、外部機器100を構成する画像
出力手段(プリンタ)101に出力される。
【0123】以上のように画像内の被写***置や関心領
域を認識し、その情報をもとに出力フィルムサイズや、
用紙サイズを決定することによって、余分なフィルム
や、紙の出力を行わないため、フィルム、紙、現像液、
インク等にかかる費用の削減が期待できる。
【0124】(4−)画像表示(単独出力、並置出
力) 以上のようにして画素数に変更を加えられた放射線画像
は、外部機器100を構成する画像表示手段(ディスプ
レイ)102に出力される。
【0125】以上のように画像内の被写***置や関心領
域を認識し、その情報をもとにディスプレイに出力する
領域を決定することにより、余分な領域の高輝度な領域
を表示しないため、診断能の向上につながる。すなわ
ち、診断に必要な領域のみを出力することで、照射野外
の低濃度,(高輝度)な領域を表示しないため、表示時
にまぶしい領域があることに起因する誤診を減らすこと
が期待できる。また、診断上、重要な領域を関心領域と
して決定することによって、診断に必要な領域のみを出
力することができ、余分な情報をカットできるため、誤
診を減らすことができる。
【0126】なお、画像表示において、放射線画像のみ
の表示でなく、画素数変更の情報(診断領域の位置、サ
イズ、画素数など変更前後の情報)を併せて表示するよ
うにしてもよい。
【0127】また、以上の4−と4−の場合に、関
連を有する複数の放射線画像であって画素数を変更され
たものを組み合わせて一つの放射線画像を作成して出力
することが可能である。
【0128】たとえば、図11(a)に示すように、胸
部正面と胸部側面の診断領域のみに画素数を変更された
ものを組み合わせて1つの放射線画像にする。同様に、
図11(b)に示すように、頚椎正面と頚椎側面の診断
領域のみに画素数を変更されたものを組み合わせて1つ
の放射線画像にする。同様に、図12(a)に示すよう
に、膝関節正面と膝関節側面の診断領域のみに画素数を
変更されたものを組み合わせて1つの放射線画像にす
る。この場合、診断領域のみに画素数が変更されていて
元の画像より小さくなっているため、2つの画像を1つ
にすることが可能である。
【0129】また、画素数が変更された診断領域の画像
と、その診断領域の典型的な画像とを1つの画像にまと
めることも可能である。
【0130】以上のように、関連する複数の画像を並置
して表示することにより、診断性能が良くなる。また、
フィルムの節約にも役に立つ。例えば、胸部の正面と側
面を同時に出力すると、二つの関連する部位が近くにあ
るため、比較して読影しやすい。また、例えば、関心領
域を設定して、関心領域のみを表示している場合、典型
的な正常例と読影画像とを近くに表示できるため、読影
性能の向上が期待できる。
【0131】また、並置して表示もしくはフィルム出力
するとき、比較読影しやすいように、画像を任意に回転
させてもよい。また、複数の診断領域の画像を隙間なく
繋ぎ合わせて一つの画像として出力してもよい。すなわ
ち、長尺撮影では、従来、足や脊椎などを複数のフィル
ムで出力し、手動で診断領域に切り取り,繋いでいた
が、本実施の形態例では診断領域を認識し、隙間無く並
置することによって一枚の画像として表示もしくはフィ
ルム出力することが可能になる。
【0132】(4−)データベース出力 また、以上のようにして画素数に変更を加えられた放射
線画像は、外部機器100を構成するデータベース10
3に出力され、データベースを構成するデータとして保
存される。この場合のデータベース103は、装置内の
データベースファイルであってもよいし、ネットワーク
接続されたいずれかのサーバ内のデータベースファイル
であってもよい。
【0133】〈その他の実施の形態例〉以上の説明では
放射線画像を扱う画像処理装置を例にしたが、放射線画
像の取り扱いに限定されるものではない。たとえば、C
TやMRIによって得られる画像に対しても本願発明を
適用することが可能である。
【0134】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば以下のような効果が得られる。
【0135】(1)診断に必要な領域を認識し、出力画
素数を決定することによって、出力画像に必要なメモリ
の節約や、処理の高速化が期待できる。
【0136】(2)診断領域として照射野を認識して、
画像出力の画素数を決定することによって、診断に必要
な領域のみを出力することができる。さらに、照射野外
の低濃度,(高輝度)な領域を表示しないため、まぶし
い領域があることに起因する誤診を減らすことが期待で
きる。
【0137】(3)診断領域として関心領域を認識する
ことによって、診断に必要な領域飲みを出力することが
できる。余分な情報をカットできるため、誤診を減らす
ことができる。
【0138】(4)関連する複数の画像を並置して表示
することにより、診断性能が良くなる。また、フィルム
の節約にも役に立つ。例えば、胸部の正面と側面を同時
に出力すると、二つの関連する部位が近くにあるため、
比較して読影しやすい。また、例えば、関心領域を設定
して、関心領域のみを表示している場合、典型的な正常
例と読影する画像を近くに表示できるため、読影性能の
向上が期待できる。
【0139】(5)診断領域を認識して画素数の変更を
行い、さらにその画素数の修正を行うことにより、出力
フィルムサイズや、用紙サイズに合わせた出力が可能に
なり余分なフィルムや、紙の出力を行わないため、フィ
ルム、紙、現像液、インク等にかかる費用の削減が期待
できる。
【0140】(6)診断領域として決定された領域を表
示しつつ、画素数の変更を行うことにより、各種の要因
に合わせて修正を加えた出力画像を確認してから出力す
ることができるようになる。
【0141】(7)診断領域を認識して放射線画像の画
素数の変更を行う場合に、所定の倍率の画像を出力でき
るようにすることで、診断領域の部分を元の放射線画像
全体の大きさと同じに拡大する画像処理や、出力画像が
被写体の原寸サイズになるような画像処理が可能であ
る。
【0142】(8)複数の出力画像を並置すると共に、
必要に応じて回転して出力できるので、診断に不要な領
域が含まれない出力画像によって出力媒体を有効に使用
することができる。また、関連する複数の画像を並置し
て表示することにより、診断性能が良くなり、フィルム
の節約にも役に立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線画像処理装置の画像処理内容を
機能別に示す機能ブロック図である。
【図2】本実施の形態例の放射線画像処理装置の構成を
示す構成図である。
【図3】本実施の形態例の放射線画像読取器の構成を示
す構成図である。
【図4】本実施の形態例で使用する読み取り部を説明す
るための説明図である。
【図5】本実施の形態例で使用する読み取り部を説明す
るための説明図である。
【図6】本実施の形態例の他の放射線画像読取器を用い
た構成を示す構成図である。
【図7】本実施の形態例のコントローラの構成を示す構
成図である。
【図8】本実施の形態例の照射野認識処理を説明するた
めの説明図である。
【図9】本実施の形態例における関心領域の認識を説明
するための説明図である。
【図10】本実施の形態例における画素数変更の様子を
説明するための説明図である。
【図11】本実施の形態例における画像出力の並置出力
の様子を説明するための説明図である。
【図12】本実施の形態例における画像出力の並置出力
の様子を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 コントローラ 26 画像処理部 30 放射線発生器 40,60 放射線画像読取器 41 撮像パネル 44 走査駆動部 46 画像データ生成回路 48 読取制御回路 61 変換パネル 62 光ビーム発生部 63 走査部 64 反射鏡 65 集光体 66 フィルタ 67 フォトマルチプライヤ 70 電流/電圧変換部 75 読取制御部 101 画像出力手段 102 画像表示手段 103 データベース 260 画像処理手段 261 縮小画像生成手段 262 診断領域認識手段 263 画素数変更手段 264 出力画像生成手段 400 放射線画像生成手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を透過した放射線量に応じた放射
    線画像を処理する画像処理方法であって、 形成された放射線画像について診断に必要とされる領域
    を認識する診断領域認識ステップと、 認識された領域に応じて出力画像の画素数を決定する出
    力サイズ決定ステップと、 決定された画素数に応じて放射線画像から出力画像を生
    成する出力画像生成ステップと、を有することを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記診断に必要とされる領域とは照射野
    内の領域であり、 前記診断領域認識ステップでは照射野を認識する、こと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記診断に必要とされる領域とは放射線
    画像の関心領域内の領域であり、 前記診断領域認識ステップでは関心領域を認識する、こ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記出力画像生成ステップでは、複数の
    出力画像を並置して出力する、ことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 決定された画素数を修正する出力サイズ
    修正ステップを備え、 修正された画素数に応じて放射線画像から出力画像を生
    成して出力する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 決定された画素数を修正する出力サイズ
    修正ステップと、 前記修正された画素数の画像を表示する表示ステップ
    と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記出力画像生成ステップでは、複数の
    出力画像を並置して出力すると共に、並置の際の必要に
    応じていずれかの画像を回転させる、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記出力サイズ決定ステップにおいて、
    被写体の大きさに応じて出力画像の画素数を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 被写体を透過した放射線量に応じた放射
    線画像を処理する画像処理装置であって、 形成された放射線画像について診断に必要とされる領域
    を認識する診断領域認識手段と、 前記診断領域認識手段で認識された領域に応じて出力画
    像の画素数を決定する出力サイズ決定手段と、 前記出力サイズ決定手段で決定された画素数に応じて放
    射線画像から出力画像を生成する出力画像生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記診断領域認識手段で認識対象とな
    る診断に必要とされる領域とは照射野内の領域であり、
    前記診断領域認識手段は照射野を認識する、ことを特徴
    とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記診断領域認識手段で認識対象とな
    る診断に必要とされる領域とは放射線画像の関心領域内
    の領域であり、前記診断領域認識手段では関心領域を認
    識する、ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記出力画像生成手段では複数の出力
    画像を並置して出力する、ことを特徴とする請求項9乃
    至請求項11のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 決定された画素数を修正する出力サイ
    ズ修正手段を備え、 前記出力画像生成手段は、前記出力サイズ修正手段で修
    正された画素数に応じて放射線画像から出力画像を生成
    して出力する、ことを特徴とする請求項9乃至請求項1
    2のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 決定された画素数を修正する出力サイ
    ズ修正手段と、 前記修正された画素数の画像を表示する表示手段と、を
    有することを特徴とする請求項9乃至請求項13のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記出力サイズ決定手段において、被
    写体の大きさに応じて出力画像の画素数を決定する、こ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記出力画像生成手段では複数の出力
    画像を並置して出力すると共に、並置の際の必要に応じ
    ていずれかの画像を回転させる、ことを特徴とする請求
    項9乃至請求項11のいずれかに記載の画像処理装置。
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