JP2001244014A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2001244014A JP2000053090A JP2000053090A JP2001244014A JP 2001244014 A JP2001244014 A JP 2001244014A JP 2000053090 A JP2000053090 A JP 2000053090A JP 2000053090 A JP2000053090 A JP 2000053090A JP 2001244014 A JP2001244014 A JP 2001244014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボディ側の複数のハーネスをドア側のハーネ
スに接続可能なコネクタを提供する。 【解決手段】 ボディのパネルPに取り付けられる雄側
ハウジング30の本体部31には、ボディ内のメインハ
ーネスと接続された雄側端子金具を収容可能なキャビテ
ィ33が設けられている。本体部31の高さ方向及び幅
方向のほぼ中央には、サブハウジング50を収容可能な
サブハウジング収容室41が設けられている。サブハウ
ジング50には、ボディ内のサブハーネスに接続された
雄側端子金具を収容可能なキャビティ53が設けられて
いる。サブハウジング50を組み付けた雄側ハウジング
30は、ドア側のハーネスの端末に設けられた雌側ハウ
ジング10と嵌合されることで、ボディ側のメインハー
ネス及びサブハーネスをドア側のハーネスに接続するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のボディとドアとの間でワ
イヤハーネス同士を接続するためのコネクタとして特開
平11−111385号公報に記載されたものが知られ
ている。このコネクタは、ボディのパネルに取り付けら
れる待ち受け側のコネクタハウジングと、この待ち受け
コネクタハウジングに嵌合されるドア側のコネクタハウ
ジングとから構成されている。この待ち受けコネクタハ
ウジング内には、ボディ側のメインハーネスに接続され
た端子金具が収容される一方、ドア側のコネクタハウジ
ング内には、ドア側のハーネスに接続された端子金具が
収容されており、これら両コネクタハウジングが嵌合さ
れることで、互いの端子金具の導通が取られるようにな
っている。
【0003】ところで、近年、ボディ側におけるメイン
ハーネスとは別のハーネス(以下、サブハーネスとい
う)をドア側のハーネスに接続したいという要望があ
る。そこで、例えばメインとサブの両方のハーネスから
の端子金具を一つの待ち受け側のコネクタハウジングに
まとめて収容することが考えられる。ここで、一般的に
端子金具をコネクタハウジング内に収容するといったハ
ーネスの製造工程は、ハーネスメーカー側で行われてお
り、その後ハーネスは、自動車メーカーに搬送されてか
ら、自動車の組立工程においてボディやドアなどに組み
付けられ、その後に、端末のコネクタハウジング同士の
嵌合作業が行われるようになっている。ところが、一つ
の待ち受け側のコネクタハウジングに異なる2つのハー
ネスからの端子金具を収容する場合には、ハーネスメー
カー側においてハーネスの製造ラインに変更が必要にな
ったり、また、自動車メーカー側においてもボディに対
してハーネスを組み付ける作業に制約が出ることにもな
り得るため、あまり現実的な対策とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記の要望を
実現するには、メインハーネス用のコネクタに加えて、
サブハーネス用にもう一つの組のコネクタを設ける必要
があった。しかしながら、当然部品点数が増加すること
になる上、自動車の組立工程においてコネクタの嵌合作
業を2回行わなければならない。しかも、増加したコネ
クタの配設スペースが新たに必要となっており、やはり
様々な問題が生じる結果となっていた。本発明は上記の
ような事情に基づいて完成されたものであって、ボディ
側の複数のハーネスをドア側のハーネスに接続可能なコ
ネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、自動車のボディ内
に配線されたメインハーネスの端末に設けられた一方の
コネクタハウジング内には、前記メインハーネスを接続
するためのスペースの他に、このメインハーネスとは別
のサブハーネスの端末に設けられたサブコネクタハウジ
ングを収容可能なスペースが設けられており、この一方
のコネクタハウジングに対してドア側のハーネスの端末
に設けられた他方のコネクタハウジングが嵌合可能とさ
れている構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記一方のコネクタハウジングが筒状のフー
ド部を備えた雄側コネクタハウジングとされ、前記他方
のコネクタハウジングが前記フード部内に嵌合可能な雌
側コネクタハウジングとされるものにおいて、前記サブ
コネクタハウジングには、このサブコネクタハウジング
が前記雄側コネクタハウジング内に収容された状態で、
前記フード部内に突出して配されるサブフード部が設け
られる一方、前記雌側コネクタハウジングには、このサ
ブフード部が嵌合可能な嵌合溝が設けられているところ
に特徴を有する。請求項3の発明は、請求項2に記載の
ものにおいて、前記サブフード部は、前記フード部にお
ける開口の中央位置近傍に配されているところに特徴を
有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>サブコネク
タハウジングを組み付けた一方のコネクタハウジングと
他方のコネクタハウジングとが嵌合された状態におい
て、ボディ側のメインハーネス及びサブハーネスがドア
側のハーネスに接続される。言い換えると、ボディ側の
複数のハーネスをドア側のハーネスに接続するのに、一
対のコネクタハウジングを嵌合させればよいから、作業
性に優れるとともに、その構造を簡単なもので済ませる
ことができる。
【0008】<請求項2の発明>サブコネクタハウジン
グを収容した雄側コネクタハウジングと雌側コネクタハ
ウジングとを嵌合させる際に、例えば雌側コネクタハウ
ジングが正規の姿勢から傾いた状態のままフード部内に
進入する可能性がある。その場合でも、サブフード部が
フード部内に突設されることにより、フード部の開口が
狭くなっているから、雌側コネクタハウジングの傾きを
抑えることができる。しかも、サブフード部が嵌合溝に
嵌合されることで、雌側コネクタハウジングが正規の姿
勢に矯正されるとともに両コネクタハウジングの嵌合動
作が案内され、その操作をスムーズに行うことができ
る。
【0009】<請求項3の発明>サブフード部がフード
部における開口の中央位置近傍に配されることにより、
雌側コネクタハウジングがどのような向きに傾いていて
も、その傾きをより効果的に抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1から図
8を用いて説明する。この実施形態に示すコネクタは、
図2に示すように、自動車におけるボディのパネルPに
取り付けられる雄側コネクタハウジング30(以下、雄
側ハウジング30という)と、ドア側の雌側コネクタハ
ウジング10(以下、雌側ハウジング10という)とが
互いに嵌合されるようになっている。なお、以下では雄
雌両ハウジング10,30における嵌合面側を前方とす
る。
【0011】先に雌側ハウジング10について説明す
る。この雌側ハウジング10は、ドア内に配線されるハ
ーネスの端末に設けられており、図1に示すように、樹
脂製のハウジング本体11と、ハウジング本体11に対
して背面側から被せられるとともにその嵌合面を除いた
外周をすっぽりと覆うように装着されるゴム製のグロメ
ット13と、グロメット13の外側に装着される樹脂製
のグロメットカバー16と、グロメットカバー16の外
面に装着され、雄雌両ハウジング10,30の嵌合操作
を行うためのレバー20とから構成されている。ハウジ
ング本体11内には、ドア側から導出された電線に接続
された雌側端子金具(図示せず)を収容可能なキャビテ
ィ12が複数室設けられている。
【0012】グロメット13において、ハウジング本体
11を取り囲む箱部分の後端面からは、ハウジング本体
11から引き出された電線を通す略円筒状の電線導出部
14が、図示下方へと突出して設けられている。グロメ
ット13の前端部分は、図5に示すように、ハウジング
本体11の嵌合面側の外周を取り囲んで配されており、
その前縁には、環状の襞部15が複数条設けられてい
る。この襞部15は、ハウジング本体11の嵌合面から
僅かに前方へ突出して形成されており、図7に示すよう
に、雄雌両ハウジング10,30が嵌合された状態で
は、雄側ハウジング30側に密着して、雄雌両ハウジン
グ10,30間の防水を図ることができるようになって
いる。
【0013】グロメットカバー16は、図1及び図2に
示すように、ハウジング本体11に対してグロメット1
3を挟んだ状態で取り付けられるようになっている。こ
のグロメットカバー16の後端面下部には、グロメット
13の電線導出部14を下方へ逃がす逃がし口17が開
口して設けられている。グロメットカバー16において
図示上下端部には、一対の受け部18が設けられてい
る。これらの受け部18は、図7に示すように、雄雌両
ハウジング10,30が嵌合されたときにパネルPの外
面側における取付口Hの口縁に当接可能とされており、
後述するパネルPの内側の雄側ハウジング30側のシー
ルリング40に対応した位置に配されるようになってい
る。グロメットカバー16における高さ方向のほぼ中央
には、レバー20を回動可能に軸支する一対の軸突部1
9が突出して設けられている。
【0014】レバー20は、図2に示すように、全体が
門型に形成されており、一対の脚部21が連結部22に
よって連結されている。これらの脚部21には、雄側ハ
ウジング30側に設けられたフォロワピン34が進入可
能なカム溝23が設けられており、カム溝23の入り口
24は、レバー20を回動させる前の状態では前方を向
くようになっている。そして、このカム溝23の入り口
24にフォロワピン34を進入させた状態からレバー2
0を回動操作することにより、フォロワピン34がカム
溝23に沿って移動されるとともに、雄雌両ハウジング
10,30の嵌合動作が進行されるようになっている。
また、脚部21には、グロメットカバー16の軸突部1
9に嵌められる軸孔25が設けられている。
【0015】続いて、雄側ハウジング30について説明
する。この雄側ハウジング30は、ボディ内に配線され
るメインハーネスの端末に設けられており、パネルPに
開口して設けられた取付口Hに対して貫通した状態で取
り付けられるようになっている。この雄側ハウジング3
0は、図1及び図5に示すように、本体部31の前側に
略角筒状に形成されたフード部32を備えている。本体
部31には、キャビティ33が複数室設けられており、
各キャビティ33内にはメインハーネスに接続された雄
側端子金具(図示せず)が収容可能とされている。これ
らのキャビティ33は、詳しくは、図5に示すように、
本体部31のほぼ中央に所定寸法の空間を空けて、上下
2つのキャビティ33群に分かれるように設けられてお
り、上側の6段のキャビティ33が比較的小さく形成さ
れ、下側の3段のキャビティ33が比較的大きく形成さ
れている。
【0016】フード部32は、本体部31よりも一回り
大きく形成されており、その内側には、雌側ハウジング
10が嵌合されるようになっている。また、フード部3
2内には、各雄側端子金具の先端部分が突出した状態で
配されるようになっている。フード部32の内側面に
は、フード部32内に嵌合される雌側ハウジング10の
レバー20のカム溝23に嵌められる一対のフォロワピ
ン34が突設されており、これらのフォロワピン34は
互いに対向する位置に配されている。フード部32にお
ける図示上辺側の前端中央には、係止突起35が上方へ
突出して設けられている。また、フード部32における
図示下辺側の内面には、係止ばね37を圧入可能な取付
溝36が設けられている。この係止ばね37は、その前
端がフード部32の前端に揃えられるとともに、山形に
なるように下方へ折り返され、且つ弾性変形可能とされ
ている。これらの係止突起35と係止ばね37の山部分
は、雄側ハウジング30がパネルPに取り付けられる際
に、パネルPの外側に配されるとともにパネルPの取付
口Hの外側の口縁に係止されるようになっている。これ
により、雄側ハウジング30がパネルPに対して保持さ
れるようになっている。
【0017】また、フード部32の前端から後側へ所定
寸法空けた位置からは、フランジ38が外方へ突出して
設けられている。フランジ38の前面には、その全周に
わたってシール溝39が設けられており、このシール溝
39にはシールリング40が装着されるようになってい
る。このシールリング40は、雄側ハウジング30がパ
ネルPに取り付けられた状態において、パネルPの取付
口Hの内側の口縁に密着可能とされており、これにより
取付口Hを防水できるようになっている。
【0018】さて、雄側ハウジング30の本体部31に
おいて、上記した大小のキャビティ33群の間の空間に
は、ボディ側におけるメインハーネスとは別のハーネス
であるサブハーネスの端末に設けられたサブコネクタハ
ウジング50(以下、サブハウジング50という)を組
み付け可能なサブハウジング収容室41が設けられてい
る。このサブハウジング収容室41は、図3及び図5に
示すように、本体部31における高さ方向及び幅方向の
ほぼ中央位置に配設されている。また、このサブハウジ
ング収容室41に対して、サブハウジング50は雄側ハ
ウジング30の後方から挿入可能とされている。
【0019】サブハウジング50は、図2に示すよう
に、全体が前後方向に細長い平箱形状に形成されてお
り、端子収容部51の前側に筒状のサブフード部52が
設けられている。端子収容部51には、図3に示すよう
に、キャビティ53が3室幅方向に並んで設けられてお
り、各キャビティ53内には、サブハーネスに接続され
た雄側端子金具(図示せず)が収容されるようになって
いる。サブフード部52内には、雄側端子金具の先端部
分が突出した状態で配されるようになっており、これに
より雄側端子金具が保護されるようになっている。この
サブフード部52は、図4及び図5に示すように、サブ
ハウジング50がサブハウジング収容室41内に収容さ
れた状態で、フード部32の開口領域における高さ方向
と幅方向に対するほぼ中央に配されている。これにより
フード部32の開口は、上下方向または幅方向の領域が
それぞれ等間隔ずつに分割されている。このとき、サブ
フード部52の前端は、フォロワピン34の前端よりも
後ろの位置に配されている。また、サブフード部52に
おける図4に示す奥方の側壁には、前端から所定長さに
わたって切り欠きが設けられている。
【0020】端子収容部51の両側壁の外面には、図2
及び図3に示すように、高さ方向のほぼ中央に一対の凹
部54が後方へ開口して設けられており、この凹部54
の前縁部分からは、一対の係止片55が凹部54に沿っ
て後方へ延出して設けられている。係止片55は、片持
ち状に形成され、自由端がサブフード部52の外面より
外方へ突出するように形成されるとともに、内方へ弾性
的に変位可能とされている。この係止片55は、図4に
示すように、サブハウジング50をサブハウジング収容
室41内に組み付けた状態において、サブハウジング収
容室41内の側面に設けられた一対の係止部42に弾性
的に係止され、サブハウジング50をサブハウジング収
容室41内に抜け止め保持できるようになっている。
【0021】端子収容部51の両側壁の外面には、図2
に示すように、凹部54の上下位置に一対ずつリブ56
が外方へ突出して設けられている。このリブ56は、図
3に示すように、端子収容部51のほぼ全長にわたって
設けられている。リブ56は、サブハウジング50をサ
ブハウジング収容室41内に挿入する際に、サブハウジ
ング収容室41の内面に沿って進入して、その挿入動作
を案内できるようになっている。そして、図4に示す組
付状態では、リブ56の前端がサブハウジング収容室4
1の前縁部分に設けられたストッパ部43に係合され、
これによりサブハウジング50の前止まりがなされるよ
うになっている。また、上記した係止片55は、図2に
示すように、上下に配されたリブ56によって挟まれ、
且つ、図3に示すように、その自由端がリブ56の内側
に配されていることにより保護されている。
【0022】一方、図5に示すように、雌側ハウジング
10におけるハウジング本体11には、サブハウジング
50のサブフード部52を嵌合可能な嵌合溝26が設け
られている。この嵌合溝26は、図示下から4段目のキ
ャビティ12を取り囲むようにして形成されている。こ
の下から4段目のキャビティ12内に収容される雌側端
子金具は、雄雌両ハウジング10,30が嵌合された状
態において、サブハウジング50のキャビティ53内に
収容され、サブハーネスと接続された雄側端子金具と導
通が取られるようになっている。また、この段以外のキ
ャビティ12に収容された雌側端子金具は、雄側ハウジ
ング30のキャビティ33内に収容され、メインハーネ
スと接続された雄側端子金具と導通が取られるようにな
っている。
【0023】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。先に、雄側ハウジング
30のキャビティ33内にメインハーネスと接続された
雄側端子金具を収容しておき、それとは別にサブハウジ
ング50のキャビティ53内にサブハーネスと接続され
た雄側端子金具を収容し、またそれとは別に雌側ハウジ
ング10のキャビティ12内にドア側のハーネスと接続
された雌側端子金具を収容しておく。次に自動車の組立
工程において、メインハーネスとサブハーネスとをそれ
ぞれボディに組み付け、ドア側のハーネスをドアに組み
付ける。それから、図4に示すように、雄側ハウジング
30のサブハウジング収容室41内にサブハウジング5
0を組み付ける作業を行う。この組付状態で、図5に示
すように、雄側ハウジング30をボディのパネルPに取
り付けた後に、雄雌両ハウジング10,30の嵌合作業
を行う。
【0024】嵌合作業を行う際には、まず雄側ハウジン
グ30のフード部32内に雌側ハウジング10を嵌合さ
せる。このとき、雌側ハウジング10は、図6に示すよ
うに、レバー20のカム溝23の入り口24にフォロワ
ピン34が嵌まる程度に嵌合させておく。それからレバ
ー20を図6の矢線に示す方向へ回動させることによっ
て、フォロワピン34がカム溝23に沿って移動され、
この動作に伴って雄雌両ハウジング10,30の嵌合動
作が進行される。そして、図7に示す位置までレバー2
0が回動されたところで、雄雌両ハウジング10,30
は正規の嵌合状態に至る。
【0025】この状態において、雄側ハウジング30及
びサブハウジング50内の各雄側端子金具と雌側ハウジ
ング10内の各雌側端子金具とが導通接続され、もって
ボディ側のメインハーネスとサブハーネスとがドア側の
ハーネスに接続される。このように、雄雌両ハウジング
10,30の嵌合操作を一回行うことによって、異なる
ハーネスと接続された各雄側端子金具を雌側端子金具と
導通接続させることができる。
【0026】一方、上記した嵌合作業を行う際に、例え
ば雌側ハウジング10が図5に示す姿勢から雄側ハウジ
ング30に対して嵌合面を大きく傾けた姿勢のままフー
ド部32内に進入される場合がある。その場合、フード
部32内に突出しているサブフード部52にハウジング
本体11の前面が突き当たることで、大きく傾いた姿勢
のままでの雌側ハウジング10の進入が規制される。そ
の後、図8に示すように、サブフード部52が嵌合溝2
6内に嵌まるように雌側ハウジング10の傾き具合を調
整する。
【0027】そして、サブフード部52の先端が嵌合溝
26内に進入した状態から、雄雌両ハウジング10,3
0の嵌合動作を進行させるのに伴って、サブフード部5
2と嵌合溝26とによって雌側ハウジング10は案内さ
れて、図6に示すように、正規の姿勢へと矯正される。
このように、サブフード部52が嵌合溝26内に嵌合さ
れることにより、雄雌両ハウジング10,30の嵌合動
作が案内されるから、その作業をスムーズに行うことが
できる。
【0028】さらには、このサブフード部52は、フー
ド部32の開口のほぼ中央に配されており、詳しくは、
図4に示すように、サブフード部52から見て左右側方
に分けられた領域のうちのどちらか一方が大きくなるこ
とがなく、且つ、図5に示すように、サブフード部52
から見て上下に分けられた領域のうちのどちらか一方が
大きくなることがない。すなわち、サブフード部52に
よって分けられた開口領域をサブフード部52を中心と
してほぼ対称の大きさとすることができるから、雌側ハ
ウジング10の嵌合面がどの向きに傾いていても、その
傾きを効果的に抑えることができる。
【0029】以上説明したように本実施形態によれば、
一つの雄側ハウジング30内に、メインハーネスとサブ
ハーネスとに接続された各雄側端子金具をまとめて収容
することができるから、雄雌両ハウジング10,30の
嵌合操作が一回で済み、操作性に優れ、且つ一組のコネ
クタで済むから、構造が簡単なものとなる。
【0030】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、雄側ハウジングに組み付
けるサブハウジングが一つの場合について示したが、メ
インハーネス以外に2つ以上のサブハーネスをドア側の
ハーネスに接続する場合には、サブハーネスの数だけサ
ブハウジングを用意し、それぞれを雄側ハウジングに組
み付けるようにしてもよい。
【0031】(2)上記した実施形態では、サブハウジ
ングのサブフード部がフード部の開口のほぼ中央位置に
配される場合について示したが、必ずしも中央である必
要はない。 (3)上記した実施形態では、雄側ハウジングにサブハ
ウジングを組み付ける場合について示したが、それとは
逆に雌側ハウジングがボディ側のハーネスに接続される
場合には、この雌側ハウジングにサブハウジングを組み
付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視
【図2】各ハウジングが離脱した状態を示す斜視図
【図3】サブハウジングを雄側ハウジングに組み付ける
作業を示す底側から見た平断面図
【図4】サブハウジングが雌側ハウジング内に収容され
た状態を示す底側から見た平断面図
【図5】雄雌両ハウジングが離脱した状態を示す側断面
【図6】雄雌両ハウジングを嵌合させる途中の状態を示
す側断面図
【図7】雄雌両ハウジングが正規に嵌合された状態を示
す側断面図
【図8】雌側ハウジングが傾いた姿勢でフード部内に進
入した状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…雌側ハウジング(他方のコネクタハウジング) 26…嵌合溝 30…雄側ハウジング(一方のコネクタハウジング) 32…フード部 33…キャビティ(メインハーネスを接続するためのス
ペース) 41…サブハウジング収容室(サブコネクタハウジング
を収容可能なスペース) 50…サブハウジング(サブコネクタハウジング) 52…サブフード部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のボディ内に配線されたメインハ
    ーネスの端末に設けられた一方のコネクタハウジング内
    には、前記メインハーネスを接続するためのスペースの
    他に、このメインハーネスとは別のサブハーネスの端末
    に設けられたサブコネクタハウジングを収容可能なスペ
    ースが設けられており、この一方のコネクタハウジング
    に対してドア側のハーネスの端末に設けられた他方のコ
    ネクタハウジングが嵌合可能とされていることを特徴と
    するコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一方のコネクタハウジングが筒状の
    フード部を備えた雄側コネクタハウジングとされ、前記
    他方のコネクタハウジングが前記フード部内に嵌合可能
    な雌側コネクタハウジングとされるものにおいて、 前記サブコネクタハウジングには、このサブコネクタハ
    ウジングが前記雄側コネクタハウジング内に収容された
    状態で、前記フード部内に突出して配されるサブフード
    部が設けられる一方、前記雌側コネクタハウジングに
    は、このサブフード部が嵌合可能な嵌合溝が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記サブフード部は、前記フード部にお
    ける開口の中央位置近傍に配されていることを特徴とす
    る請求項2記載のコネクタ。
JP2000053090A 2000-02-29 2000-02-29 コネクタ Expired - Fee Related JP3687468B2 (ja)

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