JP2001243363A - 費用決定支援システム、費用決定支援装置、及び記録媒体 - Google Patents

費用決定支援システム、費用決定支援装置、及び記録媒体

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JP2001243363A
JP2001243363A JP2000050254A JP2000050254A JP2001243363A JP 2001243363 A JP2001243363 A JP 2001243363A JP 2000050254 A JP2000050254 A JP 2000050254A JP 2000050254 A JP2000050254 A JP 2000050254A JP 2001243363 A JP2001243363 A JP 2001243363A
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Japan
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purchase
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Application number
JP2000050254A
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English (en)
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Tomohisa Fujii
智比佐 藤井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造物を購入すべく発注を行う発注事業体
と、発注を受ける受注事業体において、各種資料の授受
作業の効率化及び時間の短縮を行い、しかも受注事業体
が提案した製造物の購入費用に対し、発注事業体側が客
観的な査定を行うことを支援する費用決定支援システ
ム、費用決定支援装置、及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 費用決定支援装置10では、内容情報の
入力を受け付け(S101)、受け付けた内容情報に基
づいて推定購入費用を算出し(S102)、また内容情
報を費用提案支援装置20へ送信する(S104)。費
用提案支援装置20では、受信した内容情報に基づく提
案費用の入力を要求し(S202)、受け付けた提案費
用を、費用決定支援装置10へ送信する(S204)。
費用決定支援装置10では、受信した提案費用を推定購
入費用と比較するための計算を行う(S106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製造物の購入費用の
決定を支援する費用決定支援装置、及び該費用決定支援
装置で決定を支援される製造物の購入費用の提案を支援
する費用提案支援装置を備えた費用決定支援システム、
そのシステムに用いられる費用決定支援装置、並びにそ
の装置を実現するためのプログラムが記録されている記
録媒体に関し、特に統計的手法を用いて適切な購入費用
の決定を支援する費用決定支援システム、費用決定支援
装置、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】部品を含む各種の製造物を、発注事業体
が外部の受注事業体へ発注し、発注した製造物を受注事
業体から購入する場合、発注事業体は、購入すべき製造
物の図面及び製造物の仕様等の内容を、郵送又は商談時
の手渡しにより受注事業体へ連絡し、受注事業体では、
連絡された図面及び内容に基づいて提案すべき見積もり
費用を算定する。
【0003】そして受注事業体から発注事業体へ、郵送
又は手渡しにより見積もり費用を連絡し、発注事業体で
は連絡された見積もり費用を担当者が査定して、適正か
否かの判断を行い、担当者が適正であると判断すれば見
積もり費用に基づいて当該製造物を購入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、郵送又は手渡しにより、各種資料の授受が行わ
れるため、作業工数が大きく非効率的であり、しかも時
間がかかるという問題がある。
【0005】さらに担当者が経験に基づく主観的な判断
により査定を行うため、必ずしも適正な一定の基準に基
づいて査定されるとは限らず、査定結果に個人差及びば
らつきが生じかねないという問題がある。
【0006】また経験に基づく査定は、市場の変化に精
度よく追随することができず、そのため受注事業体が提
案した市場に敏感な見積もり費用と、発注事業体の担当
者が判断の基準とする見積もり費用とに差異が生じ、必
ずしも適切な判断が下せるとは限らないという問題があ
る。
【0007】そしてこれらの主観的な基準に基づく判断
がもたらす様々な問題は、結果として経営上の不利益に
つながるという問題がある。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、発注事業体及び受注事業体にて、費用決定支援
装置及び費用提案支援装置を夫々管理し、これらの装置
を通信ネットワークにて接続し、各種資料の授受を、通
信ネットワークを介した電子情報の送受信とすることに
より、作業の効率化及び必要な時間の短縮を行うことが
可能な費用決定支援システム、そのシステムに用いられ
る費用決定支援装置、及びその装置を実現するためのプ
ログラムが記録されている記録媒体の提供を主たる目的
とする。
【0009】さらに費用の算定に必要な製造物の仕様と
費用との関係をデータベースとして蓄積し、更にそのデ
ータベースに記録された費用算定用の情報を定期的に最
新の情報に更新することにより、客観的な判断に基づく
査定が可能で、しかも市場の変化に精度よく追随し、ま
たこれにより経営上の不利益が生じることを防止する費
用決定支援システム等の提供を他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る費用決定
支援システムは、製造物の購入費用の決定を支援する費
用決定支援装置、及び該費用決定支援装置で決定を支援
される製造物の購入費用の提案を支援する費用提案支援
装置を備えた費用決定支援システムにおいて、前記費用
決定支援装置は、購入費用の算定に用いる算定情報を記
録するデータベースと、製造物の購入内容を示す内容情
報を受け付ける手段と、該内容情報及び算定情報に基づ
いて推定購入費用を算出する推定手段と、内容情報を、
前記費用提案支援装置へ送信する手段とを備え、前記費
用提案支援装置は、受信した内容情報に基づく提案費用
の入力を要求する手段と、提案費用の入力を受け付ける
手段と、受け付けた提案費用を、前記費用決定支援装置
へ送信する手段とを備え、前記費用決定支援装置は、更
に、受信した提案費用、及び推定購入費用を比較する比
較手段を備えることを特徴とする。
【0011】第1発明に係る費用決定支援システムで
は、発注事業体が管理する費用決定支援装置及び受注事
業体が管理する費用提案支援装置を、通信ネットワーク
で接続し、購入すべき製造物の購入内容を示す内容情
報、及び該内容情報に基づく提案費用等の各種情報の授
受を、通信ネットワークを介した情報の送受信により行
うことにより、各種資料の郵送作業等の作業を軽減する
ことが可能であり、また郵送に要する時間及び手渡しに
要する時間等の授受に必要な時間を大幅に短縮すること
ができるので、作業の効率化及び必要な時間の短縮を実
現することが可能である。
【0012】さらに内容情報に基づいて推定購入費用を
算出し、算出した推定購入費用と提案された提案費用と
を比較することにより、発注事業体では、過去の情報に
基づく推定購入費用と、受注事業体が示す提案費用とを
客観的に比較することができるので、担当者個人の経験
等の主観的な判断を排除した適正な一定の基準に基づく
査定が行え、このため査定結果に個人差及びばらつきが
生じる危険性を抑制し、経営上の不利益が生じることを
回避することが可能である。
【0013】第2発明に係る費用決定支援システムは、
第1発明において、前記算定情報は、重回帰式に用いる
係数及び切片を含み、前記内容情報は、製造物を構成す
る部品の仕様情報を含み、前記推定手段は、算定情報に
基づく重回帰式に、仕様情報を代入することにより、推
定購入費用を算出すべくなしてあることを特徴とする。
【0014】第2発明に係る費用決定支援システムで
は、重回帰分析を用いた推定手段を用いることにより、
統計的な見地から精度の高い推定購入費用を算出するこ
とが可能である。
【0015】第3発明に係る費用決定支援システムは、
第1発明又は第2発明において、前記費用決定支援装置
は、送信すべき内容情報に、算出した推定購入費用を付
加する手段を備えることを特徴とする。
【0016】第3発明に係る費用決定支援システムで
は、費用決定支援装置から、推定購入費用を付加した内
容情報を、費用提案支援装置へ送信することにより、発
注事業体から受注事業体へ、適切な費用の提案を促し、
経営上の不利益を被ることを回避することが可能であ
る。
【0017】第4発明に係る費用決定支援システムは、
第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記費用決
定支援装置は、受信した提案費用に基づいて、データベ
ースを更新する手段を備えることを特徴とする。
【0018】第4発明に係る費用決定支援システムで
は、受信した提案費用等の各種情報に基づいて、データ
ベースに記録された情報を更新することにより、更新さ
れた新しい情報に基づいて推定購入費用を算出すること
ができるので、市場の変化に精度よく追随した推定購入
費用を算出することが可能である。
【0019】第5発明に係る費用決定支援システムは、
第1発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記比較手
段は、提案費用及び推定購入費用の比を計算すべくなし
てあることを特徴とする。
【0020】第5発明に係る費用決定支援システムで
は、提案費用及び推定購入費用の比を示すことにより、
発注事業体において、客観的で定量的な比較をすること
が可能であり、また受注事業体に比較結果を提示するこ
とで、交渉を優位に進めることが可能である。
【0021】第6発明に係る費用決定支援装置は、他の
装置と通信を行い、製造物の購入費用の決定を支援する
費用決定支援装置において、購入費用の算定に用いる算
定情報を記録するデータベースと、購入すべき製造物の
購入内容を示す内容情報を受け付ける手段と、該内容情
報及び算定情報に基づいて推定購入費用を算出する手段
と、内容情報を、他の装置へ送信する手段と、送信した
内容情報に対応する提案費用を受信した場合に、該提案
費用及び推定購入費用を比較する手段とを備えることを
特徴とする。
【0022】第6発明に係る費用決定支援装置では、受
注事業体が管理する費用提案支援装置に通信ネットワー
クで接続し、購入すべき製造物の内容を示す内容情報、
及び該内容情報に基づく提案費用等の各種情報の授受
を、通信ネットワークを介した情報の送受信により行う
ことにより、各種資料の郵送作業等の作業を軽減するこ
とが可能であり、また郵送に要する時間及び手渡しに要
する時間等の授受に必要な時間を大幅に短縮することが
できるので、作業の効率化及び必要な時間の短縮を実現
することが可能である。
【0023】さらに内容情報に基づいて推定購入費用を
算出し、算出した推定購入費用と提案された提案費用と
を比較することにより、発注事業体では、過去の情報に
基づく推定購入費用と、受注事業体が示す提案費用とを
客観的に比較することができるので、担当者個人の経験
等の主観的な判断を排除した適正な一定の基準に基づく
査定が行え、このため査定結果に個人差及びばらつきが
生じる危険性を抑制し、経営上の不利益が生じることを
回避することが可能である。
【0024】第7発明に係るコンピュータでの読み取り
が可能な記録媒体は、他の装置と通信する通信手段を備
えるコンピュータに、製造物の購入費用の決定を支援さ
せるプログラムを記録してある、コンピュータでの読み
取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、購入
費用の算定に用いる算定情報を記録するデータベースに
アクセスさせるプログラムコード手段と、コンピュータ
に、購入すべき製造物の購入内容を示す内容情報の入力
を要求させるプログラムコード手段と、コンピュータ
に、入力された内容情報及び算定情報に基づいて推定購
入費用を算出させるプログラムコード手段と、コンピュ
ータに、内容情報を、他の装置へ送信させるプログラム
コード手段と、コンピュータに、送信した内容情報に対
応する提案費用を受信した場合に、該提案費用及び推定
購入費用を比較させるプログラムコード手段とを含むコ
ンピュータプログラムを記録してあることを特徴とす
る。
【0025】第7発明に係るコンピュータでの読み取り
が可能な記録媒体では、記録されているプログラムを、
他の装置と通信する通信手段を備えるコンピュータにて
実行することにより、受注事業体が管理する費用提案支
援装置に通信ネットワークで接続し、購入すべき製造物
の内容を示す内容情報、及び該内容情報に基づく提案費
用等の各種情報の授受を、通信ネットワークを介した情
報の送受信により行うことができるので、各種資料の郵
送作業等の作業を軽減することが可能であり、また郵送
に要する時間及び手渡しに要する時間等の授受に必要な
時間を大幅に短縮することができるので、作業の効率化
及び必要な時間の短縮を実現することが可能である。
【0026】さらに内容情報に基づいて推定購入費用を
算出し、算出した推定購入費用と提案された提案費用と
を比較することにより、発注事業体では、過去の情報に
基づく推定購入費用と、受注事業体が示す提案費用とを
客観的に比較することができるので、担当者個人の経験
等の主観的な判断を排除した適正な一定の基準に基づく
査定が行え、このため査定結果に個人差及びばらつきが
生じる危険性を抑制し、経営上の不利益が生じることを
回避することが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明の費用決定
支援システムの概念を示す説明図であり、図2は本発明
の費用決定支援システムの構成を示すブロック図であ
る。図中100は機械部品及び各種エンジン等の製造物
を購入すべく発注を行う発注事業体であり、発注事業体
100が製造物を発注する発注先となる外部の事業体が
受注事業体200である。
【0028】発注事業体100は、製造物を発注する場
合に、製造物を購入する購入費用の決定に用いられるコ
ンピュータ(サーバコンピュータ)を利用した費用決定
支援装置10を管理しており、受注事業体200は、受
注した製造物の購入費用の提案に用いられる費用提案支
援装置20を管理している。そして費用決定支援装置1
0及び費用提案支援装置20は、インターネット等の通
信ネットワーク300に接続し、各種情報の送受信を行
う。
【0029】費用決定支援装置10は、本発明の費用決
定支援装置用のプログラム及びデータ等の情報を記録し
たCD−ROM等の記録媒体30から、プログラム及び
データ等の情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補
助記憶手段12、並びに補助記憶手段12により読み取
られたプログラム及びデータ等の情報を記録するハード
ディスク等の記録手段13を備えている。
【0030】そして記録手段13からプログラム及びデ
ータ等の情報を読み取り、情報を記憶するRAM14に
記憶してCPU11により実行することで、コンピュー
タは本発明の費用決定支援装置10として動作する。
【0031】なお本発明の費用決定支援装置10として
動作させる本発明の記録媒体30に記録されたプログラ
ムには、算定情報記録プログラムコードPG1、内容情
報入力要求プログラムコードPG2、推定購入費用算出
プログラムコードPG3、内容情報送信プログラムコー
ドPG4、及び提案費用及び推定購入費用比較プログラ
ムコードPG5等のプログラムが含まれている。
【0032】また記録手段13の記録領域の一部は、製
造物の図面及び仕様等の内容を示す内容情報並びにその
統計処理結果を示す算定情報を記録するデータベース1
01として用いられている。
【0033】さらに費用決定支援装置10は、通信ネッ
トワーク300を介して、費用提案支援装置20と通信
を行う通信手段15、キーボード及びマウス等の入力手
段16、並びにモニタ及びプリンタ等の出力手段17を
備えている。
【0034】図3及び図4は本発明の費用決定支援装置
10が備えるデータベース101の記録内容を概念的に
示す説明図である。データベース101に記録されてい
る製造物の内容を示す内容情報は、図3に示すように、
品番、材質、受注事業体等の目録項目、購入費用、算出
費用、及び購入費用/算出費用比等の費用項目、購入費
用の決定時期等の年月日項目、並びに気筒数、バルブ開
弁圧、及びバルブスプリング荷重等の仕様項目に夫々デ
ータを有する製造物毎のレコードとして記録されてい
る。なおデータベース101に記録されている内容情報
としては、数値としてのデータ以外にも製造物の図面等
の画像データも記録されている。
【0035】費用項目中の購入費用の項目には、当該製
造物の購入時の価格がデータとして示されており、算出
費用の項目には、適正とみなされる購入費用を算出した
価格がデータとして示されている。
【0036】算出費用として示されるデータは、仕様項
目に示された気筒数、バルブ開弁圧、及びバルブスプリ
ング荷重等の仕様情報を説明変数とし、購入費用の実績
値を目的変数として重回帰分析を行い、得られた重回帰
式に、仕様情報を代入することにより算出した値であ
る。
【0037】購入費用/算出費用比として示されるデー
タは、購入費用及び算出費用の比を百分率で示したもの
であり、100以上であれば適正とみなされる購入費用
より高い価格で購入したことを示し、100未満であれ
ば適正とみなされる購入費用より安い価格で購入したこ
とを示している。
【0038】データベース101に記録されている製造
物の統計処理結果を示す算定情報は、図4に示すよう
に、統計処理により得られたデータであり、回帰統計
表、分散分析表、並びに係数及び切片等の情報を含む重
回帰分析表等の表に示されるデータとして記録されてい
る。これらの算定情報は、いずれも仕様情報を説明変数
とし、購入費用の実績値を目的変数として重回帰分析を
行い、得られたデータである。
【0039】費用提案支援装置20は、費用決定支援装
置10とほぼ同様の構成であり、CPU21、記録手段
22、RAM23、通信手段24、入力手段25、及び
出力手段26を備えている。
【0040】次に本発明の費用決定支援システムにおけ
る費用決定支援装置10及び費用提案支援装置20の処
理を図5に示すフローチャートを用いて説明する。まず
費用決定支援装置10を操作する発注担当者は、購入す
べき製造物の図面、仕様情報、数量、及び納入期日等の
購入内容を示す内容情報を、費用決定支援装置10に入
力する。
【0041】費用決定支援装置10では、内容情報の入
力を受け付け(S101)、受け付けた内容情報に含ま
れる仕様情報を、データベース101に記録されている
算定情報に基づく重回帰式に代入し、推定購入費用を算
出する(S102)。そして算出した推定購入費用を内
容情報に付加し(S103)、推定購入費用を付加した
内容情報を費用提案支援装置20へ送信する(S10
4)。
【0042】費用提案支援装置20では、内容情報を受
信し(S201)、受信した内容情報、及び該内容情報
に基づく提案費用の入力を要求するメッセージを出力す
る(S202)。費用提案支援装置20を操作する受注
担当者は、出力された内容情報及び該内容情報に付加さ
れた推定購入費用を確認し、確認した内容情報及び推定
購入費用に基づいて、提案すべき見積もり費用を算定
し、算定した見積もり費用を提案費用として、費用提案
支援装置20に入力する。費用提案支援装置20では、
提案費用の入力を受け付け(S203)、受け付けた提
案費用を、費用決定支援装置10へ送信する(S20
4)。
【0043】費用決定支援装置10では、提案費用を受
信し(S105)、受信した提案費用を推定購入費用と
比較すべく、提案費用/推定購入費用比を計算し(S1
06)、計算した提案費用/推定購入費用比、受信した
提案費用、及び推定購入費用を出力する(S107)。
さらに提案費用、推定購入費用、提案費用/推定購入費
用比、及び当該提案費用に関する内容情報を、データベ
ース101に夫々購入費用、算出費用、及び購入費用/
算出費用比として記録することにより、データベース1
01の記録内容を更新する(S108)。
【0044】そして出力された提案費用、推定購入費
用、及び提案費用/推定購入費用比に基づいて、発注事
業体の担当者が、提案費用を査定して、適正か否かを判
断する。提案費用が適正でないと判断した場合、費用決
定支援装置10及び費用提案支援装置20の間で、提案
費用が適正と判断されるまで、費用に関する情報の送受
信処理を繰り返す。そして費用決定支援装置10では、
新しく見積もられた提案費用を受信する都度、データベ
ース101の記録内容を更新する。
【0045】また重回帰分析等の統計処理は、6ヶ月及
び1年等の所定期間毎に処理を行い、その場合に、デー
タベース101に記録されているデータの中で、最新の
所定期間分のデータを用いて処理を行う。データベース
101は提案費用を受信する都度、更新が行われている
ので、これにより市場の変化に精度よく追随することが
可能となる。
【0046】さらに提案費用、推定購入費用、及び提案
費用/推定購入費用比を出力する形態としては、数値と
して出力するだけでなく、データベース101に記録さ
れている情報に基づいて適当なグラフを作成し、作成し
たグラフを出力するようにしてもよい。
【0047】特に横軸に年月日をとり、縦軸に提案費
用、推定購入費用、及び提案費用/推定購入費用比をと
って、その経時変化を示すグラフを作成することによ
り、市場動向の分析に用いることができ、更には経営上
の不利益が生じることを回避することが可能になる。
【0048】なお、特許請求の項に、図面との対象を便
利にするための符号を記載してあるが、この記載によっ
て本発明は添付図面との構造に限定されるものではな
い。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る費用決定
支援システム、費用決定支援装置、及び記録媒体では、
発注事業体が管理する費用決定支援装置及び受注事業体
が管理する費用提案支援装置を、通信ネットワークで接
続し、購入すべき製造物の購入内容を示す内容情報、及
び該内容情報に基づく提案費用等の各種情報の授受を、
通信ネットワークを介した情報の送受信により行うこと
により、各種資料の郵送作業等の作業を軽減することが
可能であり、また郵送に要する時間及び手渡しに要する
時間等の授受に必要な時間を大幅に短縮することができ
るので、作業の効率化及び必要な時間の短縮を実現する
ことが可能である等、優れた効果を奏する。
【0050】さらに本発明では、内容情報に基づいて推
定購入費用を算出し、算出した推定購入費用と提案され
た提案費用とを比較することにより、発注事業体では、
過去の情報に基づく推定購入費用と、受注事業体が示す
提案費用とを客観的に比較することができるので、担当
者個人の経験等の主観的な判断を排除した適正な一定の
基準に基づく査定が行え、このため査定結果に個人差及
びばらつきが生じる危険性を抑制し、経営上の不利益が
生じることを回避することが可能である等、優れた効果
を奏する。
【0051】また本発明では、製造物の仕様情報を説明
変数とし、購入費用の実績値を目的変数として算出した
重回帰分析の結果に基づいて推定購入費用を算出するこ
とにより、統計的な見地から精度の高い推定購入費用を
算出することが可能である等、優れた効果を奏する。
【0052】そして本発明では、費用決定支援装置か
ら、推定購入費用を付加した内容情報を、費用提案支援
装置へ送信することにより、受注事業体が主導的に決定
しがちな購入費用の価格を、統計処理に基づく適切な価
格に誘導することができるので、発注事業体にとって経
営上の不利益を被ることを回避することが可能である
等、優れた効果を奏する。
【0053】さらに本発明では、費用決定支援装置にお
いて、受信した提案費用等の各種情報に基づきデータベ
ースに記録された情報を更新することにより、更新され
た最新の情報に基づいて推定購入費用を算出することが
できるので、市場の変化に精度よく追随した推定購入費
用を算出することが可能である等、優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の費用決定支援システムの概念を示す説
明図である。
【図2】本発明の費用決定支援システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の費用決定支援装置が備えるデータベー
スの記録内容を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の費用決定支援装置が備えるデータベー
スの記録内容を概念的に示す説明図である。
【図5】本発明の費用決定支援システムにおける費用決
定支援装置及び費用提案支援装置の処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 費用決定支援装置 20 費用提案支援装置 30 記録媒体 100 発注事業体 101 データベース 200 受注事業体 300 通信ネットワーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造物の購入費用の決定を支援する費用
    決定支援装置(10)、及び該費用決定支援装置(10)で決定
    を支援される製造物の購入費用の提案を支援する費用提
    案支援装置(20)を備えた費用決定支援システムにおい
    て、 前記費用決定支援装置(10)は、 購入費用の算定に用いる算定情報を記録するデータベー
    ス(101) と、 製造物の購入内容を示す内容情報を受け付ける手段(S10
    1)と、 該内容情報及び算定情報に基づいて推定購入費用を算出
    する推定手段(S102)と、 内容情報を、前記費用提案支援装置へ送信する手段(S10
    4)とを備え、 前記費用提案支援装置(20)は、 受信した内容情報に基づく提案費用の入力を要求する手
    段(S202)と、 提案費用の入力を受け付ける手段(S203)と、 受け付けた提案費用を、前記費用決定支援装置(10)へ送
    信する手段(S204)とを備え、 前記費用決定支援装置(10)は、更に、受信した提案費
    用、及び推定購入費用を比較する比較手段(S106)を備え
    ることを特徴とする費用決定支援システム。
  2. 【請求項2】 前記算定情報は、重回帰式に用いる係数
    及び切片を含み、 前記内容情報は、製造物を構成する部品の仕様情報を含
    み、 前記推定手段は、算定情報に基づく重回帰式に、仕様情
    報を代入することにより、推定購入費用を算出すべくな
    してある(S102)ことを特徴とする請求項1に記載の費用
    決定支援システム。
  3. 【請求項3】 前記費用決定支援装置(10)は、送信すべ
    き内容情報に、算出した推定購入費用を付加する手段(S
    103)を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の費用決定支援システム。
  4. 【請求項4】 前記費用決定支援装置(10)は、受信した
    提案費用に基づいて、データベース(101) を更新する手
    段(S108)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の費用決定支援システム。
  5. 【請求項5】 前記比較手段(S106)は、提案費用及び推
    定購入費用の比を計算すべくなしてあることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の費用決定支
    援システム。
  6. 【請求項6】 他の装置と通信を行い、製造物の購入費
    用の決定を支援する費用決定支援装置(10)において、 購入費用の算定に用いる算定情報を記録するデータベー
    ス(101) と、 購入すべき製造物の購入内容を示す内容情報を受け付け
    る手段(S101)と、 該内容情報及び算定情報に基づいて推定購入費用を算出
    する手段(S102)と、 内容情報を、他の装置へ送信する手段(S104)と、 送信した内容情報に対応する提案費用を受信した場合
    に、該提案費用及び推定購入費用を比較する手段(S106)
    とを備えることを特徴とする費用決定支援装置(10)。
  7. 【請求項7】 他の装置と通信する通信手段(15)を備え
    るコンピュータ(10)に、製造物の購入費用の決定を支援
    させるプログラムを記録してある、コンピュータでの読
    み取りが可能な記録媒体(30)において、 コンピュータに、購入費用の算定に用いる算定情報を記
    録するデータベースにアクセスさせるプログラムコード
    手段(PG1) と、 コンピュータに、購入すべき製造物の購入内容を示す内
    容情報の入力を要求させるプログラムコード手段(PG2)
    と、 コンピュータに、入力された内容情報及び算定情報に基
    づいて推定購入費用を算出させるプログラムコード手段
    (PG3) と、 コンピュータに、内容情報を、他の装置へ送信させるプ
    ログラムコード手段(PG4) と、 コンピュータに、送信した内容情報に対応する提案費用
    を受信した場合に、該提案費用及び推定購入費用を比較
    させるプログラムコード手段(PG5) とを含むコンピュー
    タプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュ
    ータでの読み取りが可能な記録媒体(30)。
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