JP2001243003A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JP2001243003A
JP2001243003A JP2000049290A JP2000049290A JP2001243003A JP 2001243003 A JP2001243003 A JP 2001243003A JP 2000049290 A JP2000049290 A JP 2000049290A JP 2000049290 A JP2000049290 A JP 2000049290A JP 2001243003 A JP2001243003 A JP 2001243003A
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unit
whiteboard
indicator
input device
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JP2000049290A
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English (en)
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Masamichi Suzumura
正道 鈴村
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型のホワイトボードなどに対しても効率良
く対応することができ、また、ホワイトボード面などへ
のデータの書込みのみならず、該書き込んだデータの消
去をもおこなうことができる座標入力装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 ホワイトボード11の平板面上に光を照
射し、該光の反射光に基づいて前記平板面上での位置座
標を入力する座標入力装置において、光を入射方向に反
射する反射部材で形成される部位10を有する指示器1
3と、前記平板面上に光を照射する光源部並びに前記指
示器13からの反射光を受光する受光部を有する光学ユ
ニット14と、前記光学ユニット14の受光部により受
光された反射光に基づいて前記平板面上での前記指示器
13の位置座標を算定する処理部15とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の平板面上に
光を照射し、該光の反射光に基づいて前記平板面上での
位置座標を検出する座標入力装置に関し、特に、大型の
ホワイトボード面などに対しても効率良く対応すること
ができ、また、ホワイトボード面などへの書き込みのみ
ならず、該書き込んだデータの消去をもおこなうことが
できる座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペンやマーカーなどを使って黒板
やホワイトボードなどに文字や図形を物理的に記載する
ことが一般的であったが、最近では、電子ペンを用いて
文字や図形をホワイトボードなどに表示する技術が知ら
れている。
【0003】たとえば、特開平9−91094号公報に
は、タッチパネルの異なる位置に光源部と検出部とを設
置するとともに、この光源部からの光束を折り返す反射
部をタッチパネルに設置しておき、この光束の反射がペ
ンなどで遮られた場合に、その角度からタッチパネルに
対する接触点の座標を検出するよう構成したタッチパネ
ルの座標検出装置が開示されている。
【0004】図16は、この先行技術に代表される従来
のタッチパネルの座標入力装置の全体構成を示す説明図
である。本座標入力装置は、光を入射方向に反射する反
射部材1を一面に配した枠体2と、発光および受光をお
こなう光学ユニット4と、ホワイトボード3に対して書
き込みをおこなうペン5と、このペン5の位置座標を演
算する演算部6とからなる。なお、この光学ユニット4
は、ホワイトボード3の平面板上に略平行な光を照射す
る光源部と、反射部材1により反射された反射光を受光
する受光部とを有する。
【0005】そして、ペン5によりホワイトボード3の
書込み面に書込みをおこなうと、光源部から照射された
略平行な光はこのペン5により遮断され、受光部はペン
5の方向からの反射光を受光しないこととなるので、こ
のペン5によって反射光が遮断された位置を演算部6で
演算することができる。
【0006】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の座標入力装置によれば、ペン5が反射光を遮るこ
とによってホワイトボード上の位置を検知するため、ホ
ワイトボード上の全面にわたって均質な反射光を分布さ
せねばならないが、このように均質な反射光を分布させ
ることは現実には難しい。特に、このホワイトボードの
面積が大きくなればなるほど、かかる反射光の分布を均
質化することが難しくなるので、光源数を増やしたり、
光量を増すなどの措置をとらざるを得ず、装置の高価格
化を招く結果となる。
【0007】また、かかる従来技術によれば、光を入射
方向に反射できる反射部材1を配設した枠体2をホワイ
トボード3の書込み面の三辺に備えることがその前提と
なるので、ホワイトボード3の書込み面が大きくなるほ
どより多くの反射部材を要し、装置自体の高価格化を招
くという問題点もある。
【0008】さらに、この従来技術によれば、光源部か
ら照射された光の遮断のみによって座標を検知している
ため、ペン5によってホワイトボード3に書き込みをお
こなっているのか、イレイサ(図示せず)で消去してい
るのかを判断することができないという問題もある。
【0009】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであって、大型のホワイトボードなどに対しても
効率良く対応することができ、また、ホワイトボード面
などへのデータの書込みのみならず、該書き込んだデー
タの消去をもおこなうことができる座標入力装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に係る座標入力装置は、所定
の平板面上に光を照射し、該光の反射光に基づいて前記
平板面上での位置座標を入力する座標入力装置におい
て、光を入射方向に反射する反射部材で形成される部位
を有する指示手段と、前記平板面上に光を照射する光源
部並びに前記指示手段からの反射光を受光する受光部を
有する光学ユニットと、前記光学ユニットの受光部によ
り受光された反射光に基づいて前記平板面上での前記指
示手段の位置座標を算定する算定手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0011】この請求項1の発明によれば、所定の平板
面上に光を照射し、該光の反射光に基づいて前記平板面
上での位置座標を入力する座標入力装置において、指示
手段は光を入射方向に反射する反射部材で形成される部
位を有し、光学ユニットは前記平板面上に光を照射する
光源部並びに前記指示手段からの反射光を受光する受光
部を有し、算定手段は前記光学ユニットの受光部により
受光された反射光に基づいて前記平板面上での前記指示
手段の位置座標を算定することにより、ホワイトボード
の書込み面または表示装置の表示面上に略平行な光を照
射して一種のタッチパネル面を形成し、当該タッチパネ
ル面を形成する光が反射された位置座標を検出すること
ができる。
【0012】また、請求項2に係る座標入力装置は、請
求項1に記載の座標入力装置において、前記算定手段
は、前記光学ユニットの受光部により受光された反射光
に基づいて前記平板面上での位置座標の算定並びに書き
込みまたは消去の判定をおこなうことを特徴とする。
【0013】この請求項2の発明によれば、前記算定手
段は、前記光学ユニットの受光部により受光された反射
光に基づいて前記平板面上での位置座標の算定並びに書
き込みまたは消去の判定をおこなうことにより、ホワイ
トボードの書込み面または表示装置の表示面に対して書
込みまたは消去がおこなわれることを加味して、位置座
標を検出することができる。
【0014】また、請求項3に係る座標入力装置は、請
求項1または2に記載の座標入力装置においてにおい
て、前記算定手段により算定された座標および/または
書き込み若しくは消去の種別に係るデータを記憶する記
憶手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】この請求項3の発明によれば、記憶手段は
前記算定手段により算定された座標および/または書き
込み若しくは消去の種別に係るデータを記憶することに
より、ホワイトボードの書込み面または表示装置の表示
面に対して書込みまたは消去がおこなわれたことを加味
して、位置座標を記憶することができる。
【0016】また、請求項4に係る座標入力装置は、請
求項3に記載の座標入力装置において、前記記憶手段
は、フラッシュメモリにより形成されたことを特徴とす
る。
【0017】この請求項4の発明によれば、前記記憶手
段は、フラッシュメモリにより形成されたことにより、
ホワイトボードの書込み面または表示装置の表示面に対
する特定の位置座標をあらかじめ記憶することができ
る。
【0018】また、請求項5に係る座標入力装置は、請
求項3または4に記載の座標入力装置において、前記記
憶手段に記憶されたデータを外部機器に出力する出力手
段をさらに備えたことを特徴とする。
【0019】この請求項5の発明によれば、前記記憶手
段に記憶されたデータを外部機器に出力することによ
り、前記記憶手段によってホワイトボードの書込み面ま
たは表示装置の表示面に対して書込みまたは消去がおこ
なわれたことを加味して記憶されている位置座標を外部
機器に出力することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る座標入力装置
の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明
する。なお、本実施の形態では、本発明をホワイトボー
ドに適用した場合を示すこととする。
【0021】実施の形態1 まず最初に、本実施の形態1に係る座標入力装置の構成
について説明する。図1は、本実施の形態1に係る座標
入力装置の全体構成を示す説明図である。同図に示すよ
うに、この座標入力装置は、ホワイトボード11と、2
つの光学ユニット14と、指示器13と、処理部15と
からなる。
【0022】指示器13は、光を入射方向に反射する反
射部10並びにホワイトボード11に接触する接触部1
2を少なくとも有する指示部材であり、光学ユニット1
4は、ホワイトボード11に対して略平行な光を照射す
る光源部並びに指示器13の反射部10により反射され
た反射光を受光する受光部を有する光学デバイスであ
る。また、処理部15は、光学ユニット14の検知結果
に基づいて座標などを算定する処理部である。以下、こ
れらの具体的構成および動作について詳細に説明する。
【0023】(指示器13の構成および動作)図1に示
した指示器13は、光を入射方向に反射する反射部10
と、ホワイトボード11に接触する接触部12とで構成
され、ホワイトボード11に対する位置座標を指示する
役割を果たす。なお、この反射部10は、光を入射方向
に反射する反射部材により形成され、光学ユニット14
の光源部から照射された光を光学ユニット14の受光部
に反射する役割を果たす。
【0024】図2は、図1に示した指示器13の反射部
10を形成する反射部材の構成要素を示す図である。こ
の反射部材は、光源部から照射された光を受光部(入射
方向)に反射するものであるので、図2(a)に示すコ
ーナーキューブリフレクターなどを用いることができ
る。なお、このコーナーキューブリフレクターは、図2
(b)に示すように頂角が90度をなす円錐形状をして
おり、その内面には反射率の高い素材(例えばアルミニ
ウム)が配されているので、幾何学的に再帰性(入射方
向に反射すること)を示す性質を有することが知られて
いる。
【0025】図3は、図1に示した指示器13の反射部
10を形成する反射部材の配列と反射部10の配設位置
とを示す図である。同図に示すように、この反射部材2
0は、光学ユニット14の光源部から照射された光を光
学ユニット14の受光部に再帰的に反射することができ
るように配列されることになり、ここでは、この反射部
材20によって円柱面を形成するように配列した場合を
示している。このように配列すれば、反射部材20を点
や円で配列した場合よりも確実に光を反射することがで
き、また、多面体で配列した場合よりも反射光の演算処
理を簡便におこなうことが可能となる。
【0026】また、反射部10は、光学ユニット14の
光源部から照射された光を光学ユニット14の受光部に
反射することができるように指示器13に配設される。
ここでは、この反射部10を指示器13の接触部12に
近い位置に配設した場合を示している。このように配置
すれば、指示器13の接触部12がホワイトボード11
に接触している場合にのみ光を反射させることができる
ので、ホワイトボード11に書込みを行ったか否かを受
光部に確実に認識させることが可能となる。
【0027】なお、本実施の形態では、この反射部10
を指示器13と一体化した場合を示しているが、反射部
10をマグネット、吸盤、嵌合形状、シールなどの取付
部材を介して指示器13に取り付けるよう構成すること
もできる。このような取付部材を介することとすると、
既存のホワイトボード用のペンなどにも指示器としての
役割を持たせることができる。
【0028】接触部12は、ホワイトボード11に直接
接触する部分であり、この座標入力装置では、この接触
部12がホワイトボード11に接触した位置座標を検出
することとなる。また、この接触部12にペンやイレイ
サなどの機能を持たせることにより、ホワイトボード1
1に対する書込みや消去のツールとしての役割を持たせ
ることも可能となる。
【0029】(光学ユニット14の構成および動作)光
学ユニット14は、ホワイトボード11に対して略平行
な光を照射する光源部と、反射部10により反射された
反射光を受光する受光部とから構成され、指示器13の
方向を検出する役割を果たす。図4は、図1に示した光
学ユニット14の構成を示すブロック図であり、具体的
には、図4(a)はその側面図を示し、図4(b)はそ
の正面図を示している。
【0030】同図に示すように、光源部は、光を発振す
る発光ダイオード30と、この発光ダイオード30によ
り発振された光を90度拡散する拡散レンズ31と、こ
の拡散レンズ31により拡散された光を偏向しホワイト
ボード11に対して略平行に照射するハーフミラー32
とから構成され、ホワイトボード11に対して一種のタ
ッチパネル面を形成する役割を果たすことになる。
【0031】一方、受光部は、指示器13の反射部10
によって反射された反射光を透過するハーフミラー32
と、このハーフミラー32を透過した光を集光する集光
レンズ33と、この集光レンズ33によって集光された
光を検知するフォトダイオード34と、このフォトダイ
オード34の検知結果を処理部15に送出する送信部3
5とから構成され、反射光の方向を検出する役割を果た
す。
【0032】発光ダイオード30は、波長890nmの
赤外線を発光するダイオードであるが、可視光を発光す
るものを用いることもできる。かかる赤外線を発光する
こととすると、会議室などで部屋を暗くした場合であっ
ても装置を使用することができ、また、ユーザの注意力
が光源部の発する可視光に移るのを防ぐことができる。
ただし、光学ユニット14の過度の加熱や他の赤外線に
よる誤検知を防ぐために、波長および発光強度について
は適切なものを用いる必要がある。
【0033】拡散レンズ31は、発光ダイオード30に
より発振された光を拡散するためのレンズであり、適宜
適切なレンズの組み合わせを用いることとなるが、ここ
では、平凹レンズを組み合わせたものを示している。な
お、本実施の形態では、原理的に二つの光学ユニット1
4を使用するので、拡散レンズ31は、光を少なくとも
90度に拡散する組み合わせが必要である。
【0034】ハーフミラー32は、拡散された光を偏向
しホワイトボード11に対して略平行に照射するための
ものである。これにより、タッチパネル面を形成するこ
とが可能となる。また、ハーフミラー32は、反射部1
0により再帰的に反射された反射光を透過する。
【0035】集光レンズ33は、ハーフミラー32を透
過した反射光をフォトダイオード34に集光するための
ものであるが、適宜適切なレンズの組み合わせを用い
る。このように集光レンズ33で集光することにより、
光の強度を強くすることができ、フォトダイオード34
による光の検知を容易にすることができる。
【0036】フォトダイオード34は、集光レンズ33
で集光した反射光を検知して反射光の方向を検出するも
のであり、この一例としてはCCDラインセンサを挙げ
ることができる。
【0037】図5は、CCDラインセンサによる反射光
の方向の検出概念を説明するための概念図である。図5
(a)に示すような反射光40の場合、CCDラインセ
ンサには、図5(b)に示すように、指示器13の中心
点(以下、「反射点41」という)に向かう直線がなす
角度θに光量のピーク値が表れるので、反射点41の方
向(角度)を検出することができる。
【0038】なお、かかる光は、様々な光学系を経てフ
ォトダイオード34に到達するので、光学系による光の
吸収や減衰を考慮して、最終的に最も強い光の波長を効
果的に検知できるフォトダイオード34を用いる必要が
ある。また、このフォトダイオード34には、発光ダイ
オード30が発した光に色々なノイズを含んだ光が混入
するので、最終的に集光レンズ33を通過した光とノイ
ズの区別を可能とする発光ダイオード30を用いる必要
がある。
【0039】また、フォトダイオード34の検知精度を
向上させる方法としては、発光ダイオード30の発光強
度を大きくする方法以外に、集光レンズ33の直前にフ
ィルタを設けて、反射光の方向に依存しない一定強度の
反射光をフォトダイオード34に入光させる方法や、ホ
ワイトボード11の四辺に非反射部材を配設した枠体を
設けて、発光ダイオード30が発した光以外が入光しず
らくする方法なども考えられる。なお、フォトダイオー
ド34としては、反射光の方向を検出できるものであれ
ばよいので、たとえば光学ユニット14上の反射光を受
光する部分に回転するスリットを設け、これによって反
射光の方向を検出してもよい。
【0040】送信部35は、フォトダイオード34によ
る反射光の方向の検出結果を角度信号として処理部15
に送信するためのものである。このため、処理部15
は、送信部35から受信した角度信号に基づく処理をお
こなうことが可能となる。なお、かかる角度信号は、有
線、無線、赤外線などを介して送信することとなる。
【0041】なお、本実施の形態では、光学ユニット1
4とホワイトボード11とを一体に構成した場合を示す
こととしたが、光学ユニット14をホワイトボード11
から着脱自在に配設し、かつ、光の照射方向を調整可能
に取り付けることもできる。
【0042】図6は、着脱自在で調整可能な光学ユニッ
トの一例を示す外観構成図である。図6(a)に示すも
のは、ねじによってホワイトボードに着脱可能とした場
合を示しており、図6(b)に示すものは、磁石によっ
てホワイトボードに着脱可能とした場合を示しており、
図6(c)に示すものは、吸盤によってホワイトボード
に着脱可能とした場合を示しており、いずれの場合にも
自在継手によって調整できるようにしているる。この着
脱自在で調整可能な光学ユニットによれば、既存のホワ
イトボードや表示装置にも適用することができ、また、
反射光の検出精度が最良となるような光の照射方向を選
択することもできる。
【0043】また、本実施の形態では、2つの光学ユニ
ット14をホワイトボード11の底辺の両端にそれぞれ
配置した場合を示している。2つの光学ユニット14を
ホワイトボード11の底辺の両端にそれぞれ配置したの
は、光学ユニット14の受光部間の距離から演算をおこ
なってホワイトボード11のサイズに対応した位置座標
を検出するためであるが、光学ユニット14の数を増加
すれば、位置座標の検出の精度を向上させることができ
る。また、二つの光学ユニット14をホワイトボード1
1の上辺に配置すれば、チョークの粉や埃による発光や
受光の不良を軽減することができる。
【0044】(処理部15の構成および動作)処理部1
5は、角度信号に基づく位置座標の演算など各種の処理
を行う役割を果たす。図7は、図1に示した処理部15
の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すよう
に、この処理部15は、受信部50と、第一記憶部51
と、入力指令部52と、演算部53と、出力部54と、
制御部55とからなる。
【0045】受信部50は、光学ユニット14の受光部
から角度信号aを受信して、これを制御部55に送信す
る。このため、処理部15は、角度信号aに基づいた処
理をおこなうことができる。なお、この角度信号aは演
算部53での演算処理に必要とされるので、角度信号a
を受信部50や制御部55を介さずに直接演算部53に
入力することもできる。
【0046】第一記憶部51は、2つの光学ユニット1
4の受光部間の距離情報を記憶して、距離信号bを制御
部55に送信する。このため、処理部15は、距離信号
bに基づいた処理をおこなうことができる。なお、距離
信号bは演算部53における演算処理に必要とされるも
のなので、この距離信号bを制御部55を介さずに直接
演算部53に入力することもできる。
【0047】入力指令部52は、2つの光学ユニット1
4の受光部間の距離などのユーザの入力を受け付けて、
距離信号bを制御部55に送信する。光学ユニット14
がホワイトボード11と一体に構成され、受光部間の距
離があらかじめ第一記憶部51に記憶されているような
場合には、入力指令部52が必要とはされないが、光学
ユニット14をホワイトボード11に着脱自在に取り付
けるような場合には、受光部間の距離を第一記憶部51
に記憶させるために、入力指令部52が必要となる。な
お、入力指令部52に、光学ユニット14の起動のオン
/オフなどのユーザの入力も受け付けさせることによ
り、ユーザにとって利便性の高い装置とすることもでき
る。
【0048】演算部53は、角度信号aおよび距離信号
bに基づいて、ホワイトボード11に対する指示器13
の中心点(反射点41)の位置座標を演算して、座標信
号cを制御部55に送信する。このため、実施の形態1
の装置は、座標入力装置としての役割を果たすことがで
きる。なお、図7では、座標信号cを制御部55に送信
することとしているが、出力部54に送信するよう構成
することもできる。また、必要に応じて、演算部53
に、演算された位置座標を表示面のグリッド値として整
数値変換させる機能を付加させることも考えられる。以
下、反射点41の位置座標の算出原理について説明す
る。
【0049】図8は、反射点41を算出する位置関係を
示す図である。同図のようにX軸およびY軸を考えた場
合、光学ユニット14の受光部間の距離をWとし、受光
部が基準線60および反射光40となす角度をそれぞれ
θLおよびθRとすると、反射点41のホワイトボード
11に対する位置座標(X,Y)は、 X=(W・tanθR)/(tanθL+tanθR) Y=X・tanθL と一意に表すことができる。
【0050】この式から算出された値は通常小数点を伴
った数となるが、小数点演算をおこなうこととすると演
算部53の負担が大きくなり、また、ホワイトボード1
1に書かれた内容を簡単かつ判読可能に入力するという
目的を考え合わせると、小数点を伴った正確な値は必要
とされない。このように小数点を伴った正確な値を必要
としない場合には、ホワイトボード11のタッチパネル
面に仮想的なX軸、Y軸およびグリッドを設ければ、一
旦反射点(X,Y)の計算をおこなった後に対応するグ
リッド上の整数値に置き換えることにより、その後の処
理を簡便におこなうことができる。
【0051】出力部54は、演算部53により演算され
た座標信号cを外部機器に出力する。これにより、外部
機器において座標信号cに基づく処理をおこなうことが
できるので、ホワイトボード11に書かれた文字や図形
等の描画内容を、簡便に保存、記録および印刷すること
ができる。
【0052】制御部55は、図7に示すように、角度信
号aの送受信と、距離信号bの送受信と、座標信号cの
送受信と、光学ユニット14の起動のオン/オフ制御な
どをおこなう。
【0053】上述してきたように、実施の形態1に係る
座標入力装置によれば、ホワイトボード11の書込み面
に対して略平行な光を照射してタッチパネル面を形成
し、当該タッチパネル面を形成する光が反射された位置
を検出することができるので、大型のホワイトボード1
1に対しても装置を大型化することなく、ホワイトボー
ド11に対する指示器13による書込みの内容を円滑に
記録することが可能となる。
【0054】実施の形態2 ところで、上記実施の形態1では、ペンを用いて座標を
入力する点のみを説明することとしたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、ペンによる書き込み以外に
イレイサによる消去をおこなうこともできる。そこで、
本実施の形態2では、ペンによる書き込みおよびイレイ
サによる書き込み内容の消去の両者を対象とする座標入
力装置について説明する。
【0055】まず、この実施の形態2に係る座標入力装
置の構成について説明する。図9は、本実施の形態2に
係る座標入力装置の全体構成を示す説明図である。同図
に示すように、この座標入力装置は、光を入射方向に反
射する反射部10およびホワイトボード11に接触する
接触部12を有する書込指示器70と、光を入射方向に
反射する反射部10およびホワイトボード11に接触す
る接触部12を有する消去指示器71と、ホワイトボー
ド11に対して略平行な光を照射する光源部並びに反射
部10により反射された反射光を受光する受光部を有す
る二つの光学ユニット14と、各種の処理を行う処理部
15とからなる。なお、上記実施の形態に示した各部と
同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして
その詳細な説明を省略する。
【0056】(書込指示器70と消去指示器71の構成
および動作)書込指示器70および消去指示器71は、
いずれも、光を再帰的に反射する反射部10と、ホワイ
トボード11に接触する接触部12とを有し、ホワイト
ボード11に対する位置座標を指示する役割を果たす。
ただし、この書込指示器70と消去指示器71では、反
射部10の大きさが異なる。
【0057】具体的には、書込指示器70の接触部12
にペンとしての機能を持たせ、また、消去指示器71の
接触部12にイレイサとしての機能を持たせる場合に、
かかる反射部10の大きさを変えることにより、反射部
10の大きさに応じた光量の反射光40を反射させ、反
射光40の光量の相違に応じて書込指示器70であるか
消去指示器71であるかを判別させる。これにより、書
込指示器70であるか消去指示器71であるかを判別す
るためのユーザの入力や特別の信号が必要なくなり、ペ
ンであるかイレイサであるかを加味した処理をおこなう
ことができる。
【0058】なお、本実施の形態においては、反射光4
0の光量に相違を生じさせるために、反射部10の大き
さを変えることとしたが、反射部10を形成する反射部
材20の密度が異なるように構成したり、反射部材20
の材質を変えることもできる。
【0059】また、本実施の態様においては、書込指示
器70および消去指示器71という2つの指示器を設け
ることとしたが、反射部10の大きさが異なる3つ以上
の指示器を設けることもできる。
【0060】図10は、反射部の大きさの異なる指示器
を示した外観図である。図10(a)に示す指示器は、
反射部10の大きさが小さく、同図(b)に示すものは
反射部10の大きさが中程度である。また、同図(c)
に示すものは反射部10の大きさが大きく、同図(d)
に示すものは反射部10の大きさが特大となるものを示
している。かかる4種類の指示器を備えれば、指示器の
接触部12がペンであるかイレイサであるかを加味した
処理だけでなく、黒ペンであるか赤ペンであるか青ペン
であるかを加味した処理や、ペンの太さを加味した処理
や、イレイサの大きさを加味した処理を行うこともでき
る。
【0061】(光学ユニット14の構成および動作)光
学ユニット14は、ホワイトボード11に対して略平行
な光を照射する光源部と、反射部10により反射された
反射光を受光する受光部とから構成され、指示器13の
方向を検出する役割だけでなく、反射光40の光量を検
出する役割も果たす。
【0062】図11は、CCDラインセンサによる反射
光の光量の検出概念を説明するための概念図である。図
11(a1)に示す書込指示器70の反射部10よりも
同図(b1)に示す消去指示器71の反射部10を大き
くした場合には、図11(a2)および(b2)に示す
ように、消去指示器71の光量のピーク値は、書込指示
器70の光量のピーク値よりも大きくなる。
【0063】このように反射光40の光量のピーク値を
検出することにより、書込指示器70であるか消去指示
器71であるかを判別することができる。したがって、
かかる光量の信号を処理部15に送信することとすれ
ば、ペンであるかイレイサであるかを加味した処理をお
こなえることとなる。なお、反射部10の大きさが異な
る3つ以上の指示器を用いた場合にも、同様の処理をお
こなうことができる。
【0064】また、本実施の態様においては、1つのフ
ォトダイオード34に、指示器13の方向を検出させる
だけではなく、反射光40の光量をも検出させることと
しているが、さらに複数のフォトダイオード34を備え
るよう構成することもできる。
【0065】図12は、複数のCCDラインセンサによ
る反射光の光量の検出概念を説明するための概念図であ
る。図12(a1)に示す書込指示器70の反射部10
よりも同図(b1)に示す消去指示器71の反射部10
を大きくした場合には、図12(a2)および(b2)
に示すように、消去指示器71の光量は、書込指示器7
0の光量よりも多くのCCDラインセンサに表れる。こ
のように反射光40の光量を検出したCCDラインセン
サの個数や位置を検出することで、書込指示器70であ
るか消去指示器71であるかを判別することができる。
【0066】(処理部15の構成および動作)処理部1
5は、角度信号に基づく位置座標の演算や光量信号に基
づく位置座標の記憶など各種の処理をおこなうものであ
る。図13は、図9に示した処理部15の構成を示す機
能ブロック図である。同図に示すように、処理部15
は、受信部50、第一記憶部51、入力指令部52、演
算部53、出力部54および制御部55のほかに、第二
記憶部75と、拡張スロット76と、表示部77とを有
する。以下、図13を参照してこれらについて説明す
る。
【0067】受信部50は、光学ユニット14の受光部
から角度信号aのほかに光量信号bを受信し、それを制
御部55に送信する。このため、処理部15は、角度信
号aのみならず光量信号bに基づいた処理をおこなうこ
とができる。なお、光量信号bは第一記憶部51に記憶
された指示器13の情報と比較する際に必要とされるも
のであるので、光量信号bを受信部50や制御部55を
介さずに直接第一記憶部51に入力するよう構成するこ
ともできる。
【0068】第一記憶部51は、2つの光学ユニット1
4の受光部間の距離情報を記憶するほか、光量の大きさ
に対応付けられた指示器の情報を記憶して、指示器情報
信号cを制御部55に送信する。このため、光量信号b
の光量の相違に応じて書込指示器70であるか消去指示
器71であるかを判別することができ、処理部15は、
指示器の接触部12がペンであるかイレイサであるかな
どを考慮した処理をおこなうことができる。以下、指示
器の情報の記憶方法について説明する。
【0069】図14は、指示器の情報の記憶方法の例を
示す概念図である。同図に示すように、書込指示器70
と消去指示器71という指示器の種類ごとに、光量A、
機能B、大きさCといった指示器の情報が記憶されてい
る。この光量Aは、書込指示器70と消去指示器71で
異なる幅を持って記憶されているので、受信部50が受
信した光量信号bと比較することにより、指示器13の
種類を判別することができる。
【0070】また、機能Bには、書込または消去の情報
が記憶されているので、この情報を制御部55に送信す
ることにより、指示器の接触部12がペンであるかイレ
イサであるかを加味した処理をおこなうことができる。
さらに、大きさCには、接触部12の大きさの情報が記
憶されているので、この情報を制御部55に送信するこ
とにより、ペンの太さやイレイサの大きさを加味した処
理をおこなうことができる。なお、書込指示器70や消
去指示器71のほかに、別の指示器を用いる場合には、
光量A、機能B、大きさCのほかに、黒、赤、青といっ
た色情報なども記憶して、黒ペンであるか赤ペンである
か青ペンであるかを加味した処理をおこなうこともでき
る。
【0071】入力指令部52は、2つの光学ユニット1
4の受光部間の距離のほかに、指示器の情報などのユー
ザの入力を受け付け、指示器情報信号cを制御部55に
送信する。反射部10が指示器13と一体に構成され、
指示器13の情報があらかじめ第一記憶部51に記憶さ
れているような場合には、入力指令部52は必要とされ
ないが、反射部10を指示器13に着脱自在に取り付け
るような場合には、指示器13の情報を第一記憶部51
に記憶させるために、入力指令部52が必要となる。
【0072】なお、入力指令部52が、第二記憶部7
5、拡張スロット76および表示部77の起動のオン/
オフや、第二記憶部75に記憶された座標データの一時
保存および一括出力などのユーザの入力も受け付けるこ
とにより、ユーザにとって利便性の高い装置とすること
もできる。
【0073】また、本実施の形態においては、ユーザの
入力を受け付けるために、入力指令部52を設けること
としたが、入力指令をホワイトボード11の任意の位置
座標に振り分けることにより、ユーザが指示器を介して
入力をおこなうこともできる。図15は、入力指令の振
り分けの例を示す図である。これにより、ユーザは、入
力指令部52によらずに、ホワイトボード11上で指示
器13を介して入力指令をおこなうことができるので、
ユーザにとって利便性の高い装置とすることが可能とな
る。
【0074】演算部53は、上記実施の形態1と同様
に、角度信号aと距離信号に基づいて、ホワイトボード
11に対する指示器13の中心点(反射点41)の位置
座標を演算し、座標信号dを制御部55に送信する。な
お、制御部55においては、この座標信号dに書込み/
消去、大きさ、色といった指示器の情報を付加した座標
データeを作成し、作成した座標データを第二記憶部7
5や出力部54などに送信する。
【0075】第二記憶部75は、制御部55で作成され
た座標データeを記憶するとともに、記憶した記憶デー
タfを制御部55や拡張スロット76に送信する。この
ため、別途外部機器を用いなくても、ホワイトボード1
1に書かれた文字や図形等の描画内容を記録することが
できる。
【0076】たとえば、位置座標をグリッド値で置き換
える場合に、書込み(黒色表示)=1、消去(白色表示
もしくは表示なし)=0として各点をビットで表すこと
とすると、XGA表示のついても1024×768=7
86432ビット程度となるので、100Kバイト未満
のメモリにより、ホワイトボード11の全面の情報をフ
レームメモリーとして保存することができる。また、フ
レームメモリーとしてではなく、経時的な履歴として保
存する場合には、たとえば、1秒間隔で1フレーム毎記
憶することとすれば、90分の情報を500Mの記憶媒
体に保存することができる。
【0077】また、記憶形式としては、BMPファイル
のような全く圧縮されていない形式でもよいし、また、
JPEGおよびGIFなどの圧縮形式であってもよい。
また、AVIファイル形式などの汎用保存形式によれ
ば、時間とともに履歴を残すこともできる。
【0078】拡張スロット76は、フロッピーディス
ク、カードメモリ(ATAフラッシュメモリカード、P
CMCIAハードディスクカード等)、CD−RW、D
VD等の記憶媒体の接続を受け付け、かかる記憶媒体を
介して、第二記憶部75と記憶データfの送受信をおこ
なう。
【0079】したがって、ホワイトボード11に予定表
などの特定のフォーマットがあらかじめ表示されてお
り、この特定のフォーマットがフラッシュメモリなどに
あらかじめ記憶されているような場合には、このフラッ
シュメモリを用いることによって、指示器13を介さな
くてもホワイトボード11にあらかじめ表示されている
内容を第二記憶部75に記憶させることができる、ホワ
イトボード11に書かれた文字や図形等の描画内容を簡
便に上書きして記録することができる。
【0080】一方、第二記憶部75に記憶されている座
標データを拡張スロット76に接続された記憶媒体によ
り処理部15の外部に持ち出すことができるので、座標
データを安全に管理することができ、また、かかる座標
データを外部機器で独立して処理することも可能とな
る。
【0081】出力部54は、制御部55において作成さ
れた座標データeや、第二記憶部75に記憶された記憶
データfを外部機器に出力する。このため、外部機器に
おいて座標信号eに基づく処理を行うことができるの
で、ホワイトボード11に書込みまたは消去された文字
や図形等の色つき描画内容を、簡便に保存、記録および
印刷することができる。また、記憶データfをプリンタ
などの外部機器に出力することにより、第二記憶部75
に記憶されているホワイトボード11の表示内容を、よ
り簡便に保存、記録および印刷することもできる。
【0082】表示部77は、制御部55から送信された
装置情報gに基づいて、第二記憶部75、拡張スロット
76および出力部54の起動のオン/オフ状態や使用さ
れている指示器の情報などを表示する。このため、ユー
ザが装置の使用状態を知ることができ、装置の誤動作を
防ぐことが可能となる。なお、本実施の形態において
は、ユーザに装置の使用状態を知らせるために表示部7
7を備えた構成としたが、スピーカなどを利用して聴覚
を介して知らせることもできる。
【0083】制御部55は、図13に示すように、角度
信号aと光量信号bの送受信と、距離信号と指示器情報
信号cの送受信と、座標信号dの受信と、座標データe
の送受信と、記憶データfの送受信と、装置情報gの送
信と、光学ユニット14の起動のオン/オフ、第二記憶
部75の起動のオン/オフおよび拡張スロット76の起
動のオン/オフ制御などを行う。
【0084】上述してきたように、実施の形態2に係る
座標入力装置によれば、反射光40の光量の相違によ
り、書込指示器70であるか消去指示器71であるかを
判別することができるので、ホワイトボード11に対す
る指示器による書込みおよび消去の内容を円滑に記録す
ることが可能となる。
【0085】なお、前述した実施の形態1および実施の
形態2においては、ホワイトボードの書込み面に対する
座標入力装置を示したが、CRT、液晶ディスプレイな
どの表示装置の表示面に対する座標入力装置として適用
することもできる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の座標入力
装置(請求項1)は、ホワイトボードの書込み面または
表示装置の表示面上に略平行な光を照射して一種のタッ
チパネル面を形成し、当該タッチパネル面を形成する光
が反射された位置座標を検出することができるので、大
型のホワイトボードや表示装置に対しても効率良く対応
することができ、ホワイトボードの書込み面や表示装置
の表示面に対する書込みの内容を円滑に記録することが
可能な座標入力装置が得られるという効果を奏する。
【0087】また、本発明の座標入力装置(請求項2)
は、ホワイトボードの書込み面または表示装置の表示面
に対して書込みまたは消去がおこなわれることを加味し
て、位置座標を検出することができるので、書込みをお
こなうためのペンであるか、消去をおこなうためのイレ
イサであるかを加味した処理をおこなうことが可能な座
標入力装置が得られるという効果を奏する。
【0088】また、本発明の座標入力装置(請求項3)
は、ホワイトボードの書込み面または表示装置の表示面
に対して書込みまたは消去がおこなわれたことを加味し
て、位置座標を記憶することができるので、ホワイトボ
ードの書込み面や表示装置の表示面へのデータの書込み
のみならず、該書き込んだデータの消去をもおこなうこ
とが可能な座標入力装置が得られるという効果を奏す
る。
【0089】また、本発明の座標入力装置(請求項4)
は、ホワイトボードの書込み面または表示装置の表示面
に対する特定の位置座標をあらかじめ記憶することがで
きるので、あらかじめホワイトボードの書込み面や表示
装置の表示面に対して書込まれている内容を指示器を介
さずに装置内に記憶することが可能な座標入力装置が得
られるという効果を奏する。
【0090】また、本発明の座標入力装置(請求項5)
は、前記記憶手段によってホワイトボードの書込み面ま
たは表示装置の表示面に対して書込みまたは消去がおこ
なわれたことを加味して記憶されている位置座標を外部
機器に出力することができるので、プリンタや表示装置
などの外部機器において、前記記憶手段に記憶されてい
る書込みまたは消去の内容を印刷または表示させること
が可能な座標入力装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る座標入力装置の全体構成
を示す説明図である。
【図2】図1に示した指示器13の反射部10を形成す
る反射部材の構成要素を示す図である。
【図3】図1に示した指示器13の反射部10を形成す
る反射部材の配列と反射部10の配設位置とを示す図で
ある。
【図4】図1に示した光学ユニット14の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】CCDラインセンサによる反射光の方向の検出
概念を説明するための概念図である。
【図6】着脱自在で調整可能な光学ユニットの一例を示
す外観構成図である。
【図7】図1に示した処理部15の構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図8】反射点41を算出する位置関係を示す図であ
る。
【図9】本実施の形態2に係る座標入力装置の全体構成
を示す説明図である。
【図10】反射部10の大きさの異なる指示器を示した
外観図である。
【図11】CCDラインセンサによる反射光の光量の検
出概念を説明するための概念図である。
【図12】複数のCCDラインセンサによる反射光の光
量の検出概念を説明するための概念図である。
【図13】図9に示した処理部15の構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図14】指示器の情報の記憶方法の例を示す概念図で
ある。
【図15】入力指令の振り分けの例を示す図である。
【図16】先行技術に代表される従来のタッチパネルの
座標入力装置の全体構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 反射部 11 ホワイトボード 12 接触部 13 指示器 14 光学ユニット 15 処理部 20 反射部材 40 反射光 41 反射点 50 受信部 51 第一記憶部 52 入力指令部 53 演算部 54 出力部 55 制御部 70 書込指示器 71 消去指示器 75 第二記憶部 76 拡張スロット 77 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B068 AA05 AA15 AA22 AA32 BB20 BC05 BC08 BD02 BD09 BD17 BD25 BE03 BE06 BE12 BE15 CC11 CC12 5B087 AA09 AE02 BC03 BC12 BC26 BC32 CC01 CC05 CC11 CC24 CC33 DD10 DD11 DJ01 DJ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の平板面上に光を照射し、該光の反
    射光に基づいて前記平板面上での位置座標を入力する座
    標入力装置において、 光を入射方向に反射する反射部材で形成される部位を有
    する指示手段と、 前記平板面上に光を照射する光源部並びに前記指示手段
    からの反射光を受光する受光部を有する光学ユニット
    と、 前記光学ユニットの受光部により受光された反射光に基
    づいて前記平板面上での前記指示手段の位置座標を算定
    する算定手段と、 を備えたことを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記算定手段は、前記光学ユニットの受
    光部により受光された反射光に基づいて前記平板面上で
    の位置座標の算定並びに書き込みまたは消去の判定をお
    こなうことを特徴とする請求項1に記載の座標入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記算定手段により算定された座標およ
    び/または書き込み若しくは消去の種別に係るデータを
    記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、フラッシュメモリによ
    り形成されたことを特徴とする請求項3に記載の座標入
    力装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶されたデータを外部
    機器に出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項3または4に記載の座標入力装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010257089A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Xiroku:Kk 光学式位置検出装置
JP2010277122A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Xiroku:Kk 光学式位置検出装置
KR101235926B1 (ko) * 2011-04-06 2013-02-21 주식회사 아하정보통신 엘시디 터치디스플레이용 센서보정 보조기구

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