JP2001242357A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JP2001242357A
JP2001242357A JP2000056013A JP2000056013A JP2001242357A JP 2001242357 A JP2001242357 A JP 2001242357A JP 2000056013 A JP2000056013 A JP 2000056013A JP 2000056013 A JP2000056013 A JP 2000056013A JP 2001242357 A JP2001242357 A JP 2001242357A
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silicon substrate
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Miki Ono
美樹 小野
Kimihiro Kikuchi
公博 菊地
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Alps Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信の高速化にしたがって、ますます要求
される高効率化を目指した高NAで、且つ短WDのレン
ズを搭載可能な光半導体装置を提供する。 【解決手段】 上面部15aにエッチングにより形成さ
れたV字状の第1の溝部15bを有するシリコン基板1
5と、第1の溝部15bの方向に光軸を持ち、この上面
部15aに取付けられた発光素子11と、第1の溝部1
5bに取付けられた非球面レンズ23とを備え、第1の
溝部15bは、対向した第1、第2の傾斜面15e,1
5f、及び第1及び第2の傾斜面15e,15fと直交
する第3の傾斜面15gとから構成され、シリコン基板
15には、第1の溝部15bの方向と直交する方向に、
第1乃至第3の傾斜面15e〜15gを含んで切り欠い
たスリット15kが形成され、非球面レンズ23はスリ
ット15k内に一部を突出させた状態で、第1及び第2
の傾斜面15e、15fに取付けられ、発光素子11が
非球面レンズ23を介して光通信可能にしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野で使用
される光半導体装置であり、特に、高速・大容量の光通
信に対応した高NA(開口数)のレンズを備えた光半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、従来の光半導体装置
50は、発光素子11の端面から放射状に広がって出射
される光52が、ボールレンズ53を用いて光ファイバ
14の一端面に集光する光結合構造を構成していた。
【0003】この光半導体装置50には、図8A乃至図
8Cに示すシリコン(Si)基板55が用いられてい
た。シリコン基板55は、その上面部55aに断面が略
V状(台形状)をしたV溝55bが形成されている。こ
のV溝55bは、フォトリソグラィーで形成されたレジ
ストマスクを用いてシリコン基板55の表面を異方性エ
ッチングすることにより形成されている。そして、シリ
コン基板55は、そのV溝55bの上面部55aとの縁
部分がシリコン結晶の構造からくる特有の傾斜角(θ
1、θ2、θ3ともに54.7度)を持った斜面55
e、55f、55gとなっていた。
【0004】そして、光半導体装置50は、図8に示す
シリコン基板55において、発光素子11をV溝55b
近くの上面部55aに位置決めし、V溝55b内にボー
ルレンズ53を位置決めし、発光素子11及びボールレ
ンズ53の光軸とを一致させて固定して組立てられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年の光通
信において、ますます通信速度の高速化が要求されてお
り、発光素子11と光ファイバ14との光結合構造を構
成する光半導体装置50での光結合の損失が大きく影響
し、高速な光通信の妨げとなってきた。そのために、ボ
ールレンズ53に代わって、低損失な光結合が可能な非
球面レンズを使用することを出願人は提案した。
【0006】図9A及び図9Bに示すように、光半導体
装置60は、従来のボールレンズ53に代わって非球面
レンズ63をシリコン基板55のV溝55b内に取付け
固定した構成となっている。図10に示すように、この
非球面レンズ63は、光学ガラス製の有限系レンズから
なり、両凸状の非球面を備えたレンズ本体63aと、そ
のレンズ本体63a周縁のエッジ部63bとからなり、
その外径寸法(φ)が1.0mm、レンズ厚(tc)が
0.81、光学長(L=L1+tc+L2)が3.56
mm、焦点距離(L2)が約2mm、NA(開口数)が
0.45、倍率(m)が3の特性値を有している。ま
た、物点からレンズの表面の頂点までの距離(L1)が
0.3の特性値を有している。ここで、NAは、下記の
式で一般に表示される。 NA=n sinθ ここでθは、軸上の物点から出る光線のうち、最大の開
きを持つ光線の、光軸となす角度であり、nは、物点の
ある媒質の屈折率である。そして、NAが大きいほど、
分解能が高くなり、光結合の高効率化を図ることができ
る。また、レンズを非球面形状にすることにより、1枚
のレンズにて、収差の影響を抑制することができる。
【0007】このようにNAが0.45の非球面レンズ
63を有する光半導体装置60は、図9に示すように、
発光素子11の端面から広がって出射した出射光52が
非球面レンズ63を通って、光ファイバ14(図7参
照)の端面に焦点を結んで、ボールレンズ53に比べて
光結合における損失を改善した光を伝送することができ
る。
【0008】ところで、このような光半導体装置60に
おいて、光通信の高速・大容量化に対応し、非球面レン
ズの特性を最大限に利用するには、さらに非球面レンズ
のNAを高くし、発光素子11からの非球面レンズまで
の距離であるWD(ワーキングディスタンス=L1)を
短くする必要があった。
【0009】図12に示す、提案した光半導体装置70
では、高NA(開口数)で、短WDにした非球面レンズ
23をシリコン基板55に搭載している。図11に示す
ように、非球面レンズ23は、光学ガラス製の無限系レ
ンズからなり、両凸状の非球面を備えたレンズ本体23
aと、そのレンズ本体23a周縁のエッジ部23bとか
らなり、その外径寸法(φ)が1.0mm、レンズ厚
(tc)が0.81mm、焦点距離(L2)が無限大
(∞)、NA(開口数)が0.60の特性値を有してい
る。非球面レンズでは、一般に高NAになるに従って光
軸合せの精度が厳しく要求されるが、この非球面レンズ
23では、一方から出射した光が平行光となるため、光
軸位置合せが比較的容易に行えるようになっている。
【0010】しかしながら、図12に示すように、高N
Aの非球面レンズ23を従来のシリコン基板55のV溝
55b内にそのまま取付け固定すると、V溝55bの斜
面55gと干渉する部分(H)が生じてしまうという問
題があった。そのため、非球面レンズの特性を最大限に
生かした高NAで、且つ短WDの高NAの非球面レンズ
23をシリコン基板55に搭載できないという問題があ
る。
【0011】また、図13に示すように、非球面レンズ
23の外径寸法に着目すると、この外径寸法(φ)を小
さくすると、上記干渉部分Hが発生しないようにするこ
とが考えられる。しかし、高NAを保持する意図から、
WDをさらに短くする必要があり、結果として、非球面
レンズ23が単に相似形に縮小されるだけで、レンズの
小形化を図るにつれて、WDがさらに短くなって斜面5
5cとの干渉部分(H)の発生を避けることができない
という問題が発生する。
【0012】本発明の目的は、光通信の高速・大容量化
にしたがって、ますます要求される高効率化を目指した
高NAで、且つ短WDのレンズを搭載可能な光半導体装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題の少なくとも1
つを解決するための第1の解決手段として、一面にエッ
チングにより形成されたV字状の第1の溝部を有するシ
リコン基板と、第1の溝部の方向に光軸を持ち、この一
面に取付けられた光学素子と、第1の溝部に取付けられ
たレンズとを備え、第1の溝部は、対向した第1、第2
の傾斜面、及び第1及び第2の傾斜面と直交する第3の
傾斜面とから構成され、シリコン基板には、第1の溝部
の方向と直交する方向に、第1乃至第3の傾斜面を含ん
で切り欠いた第2の溝部が形成され、レンズは第2の溝
部内に一部を突出させた状態で、第1及び第2の傾斜面
に取付けられ、光学素子がレンズを介して光通信可能に
したものである。
【0014】また、第2の解決手段として、第2の溝部
は、シリコン基板を横切って凹状に形成されたものであ
る。
【0015】また、第3の解決手段として、第2の溝部
の側壁に、レンズのエッジ部が当接させて取付けられた
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である光半導
体装置10を図1乃至図6に基づいて以下に説明する。
なお、上述した光半導体装置と構成及びその機能が同一
な部分には、同一符号を付して説明を省略する。図1に
示すように、光半導体装置10は、上面部(一面)15
aに形成された略V字状(台形状)をした第1の溝部1
5bを有するシリコン基板15を備えている。シリコン
基板15は、シリコン(Si)単結晶からなり、その上
面部15aは(111)結晶面を有していて、第1の溝
部15bの表面は、(100)結晶面を有している。図
1、図5A乃至図5Cに示すように、第1の溝部15b
は、矩形状の小底面15dと、その小底面15dを囲
む、互いに対向する第1の傾斜面15eと第2の傾斜面
15f、及び第1及び第2の傾斜面15e、15fと直
交する第3の傾斜面15gとから構成されている。そし
て、第1の溝部15bの(100)結晶面である第1乃
至第3の傾斜面15e、15f、15gは、フォトリソ
グラフィで形成されたレジストマスクを用いて、上面部
15aの(111)結晶面を異方性エッチングすること
により形成される。そのため、小底面15dと、各傾斜
面15e、15f、15gとの傾斜角度は、シリコン結
晶の構造からくる特有の傾斜角(θ1、θ2及びθ3と
もに54.7度)を持っている。
【0017】さらに、シリコン基板15には、第1の溝
部15bの方向と直交する方向に、第1、第2及び第3
の傾斜面15e、15f、15gを含んで切り欠いた凹
状のスリット(第2の溝部)15kが横切って形成され
ている。このスリット15kには、上面部15a及び小
底面15dに対して垂直な側壁15jが設けられてい
る。また、このスリット15Kにより、上面部15a
は、第3の傾斜面15gに隣接する大きな第1の領域1
5mと、第1、第2の傾斜面15e、15fとそれぞれ
隣接する小さな第2、第3の領域15n、15pとから
なっている。
【0018】図1に示すように、シリコン基板15の上
面部15aの第1の領域15mには、光学素子のひとつ
である半導体レーザ等の発光素子11が搭載されてい
る。この発光素子11は、第1の領域15m上に、第3
の傾斜面15gとの縁部に近接して配置され、その端面
から出射される光12の光軸が第1の溝部15bの第1
及び第2の傾斜面15e,15fに沿う方向となってい
る。
【0019】次に、図1、図4A、図4Bに示すよう
に、第1の溝部15b内には、高NA(開口数)な非球
面レンズ23(図11参照)が配設されている。非球面
レンズ23は、第1及び第2の傾斜面15e、15fに
より位置決めされて、その光軸と発光素子11の光軸と
が一致するように取付け固定されている。また、発光素
子11から出射した光12が非球面レンズ23を通過し
たときに平行光12’となるように、スリット15k内
に非球面レンズ23の一部が突出して位置される。した
がって、発光素子11側に近接させて、すなわちワーキ
ングディスタンス(WD)を短くした状態で、干渉部分
(H)を発生することなく、非球面レンズ23が第1の
溝部15b内及びスリット15k内に取付け固定されて
いる。そして、非球面レンズ23から出射された平行光
12’は、光ファイバ14の一端面に入射するようにな
っている。
【0020】次に、このように構成された光半導体装置
10の組立て方法を説明する。先ず、図5A乃至図5C
に示すシリコン基板15を準備する。このシリコン基板
15は、シリコン単結晶からなる基板をその上面に異方
性エッチングにより略V字状(台形状)の第1の溝部1
5bを形成する。第1乃至第3の傾斜面15e,15
f、15gの傾斜角(θ1、θ2、θ3)はいずれも5
4.7°である。また、シリコン基板15は、スリット
15kをダイシングソー等によって精密に研削加工され
る。
【0021】次に、シリコン基板15に発光素子11及
び高NAの非球面レンズ23を載置する。発光素子11
は、上面部15aの第1の領域15mに図示しない治具
により、精度良く光軸調整され、取付け固定される。ま
た、非球面レンズ23は、そのエッジ部23bが第1及
び第2の傾斜面15e,15fによって、光軸との直交
方向の位置決めがなされる。すなわち、光軸との水平方
向(X軸方向)及び垂直方向(Y軸方向)の位置決め調
整がなされる。さらに、光軸方向に沿うように、非球面
レンズ23を第1及び第2の傾斜面15e、15f側か
らスリット15k、及び第3の傾斜面15g側に光学調
整しながら動かして位置決め(Z軸方向)し、シリコン
基板15の第1の溝部15b及びスリット15kの所定
の位置に取付け固定する。
【0022】このようにして構成、組立てした光半導体
装置10の動作を説明すると、発光素子11の端面から
放射状に出射した光12は、高NAの非球面レンズ23
の一面に何等遮られることなく入射し、さらに非球面レ
ンズ23の他面から平行光12’として出射する。そし
て、この平行光12’は、光ファイバ14の一端面に入
射する。
【0023】ところで、光半導体装置10は、そのスリ
ット15kの形状をシリコン基板15を完全に横切って
凹状に形成したが、非球面レンズ23の取付け部分に干
渉部分(H)がない形状ならば、シリコン基板15を完
全に横断する必要がなく、例えば、スリットを図6に示
す形状に形成してもよい。つまり、図6に示すように、
半径R1の寸法を持った回転部材をその回転軸を固定し
て、シリコン基板15を円形状に掘り込むように切削加
工してもよい。形成されたシリコン基板15のスリット
15k’は、光軸方向の直交方向に断面が凹状となり、
光軸方向に断面が湾曲状となる。そのため、スリット1
5k’は、上面部15aの第1、第2、第3の領域15
m、15n、15pの一部がそれぞれ繋がっている。
【0024】光半導体装置10は、高NAの非球面レン
ズ23を搭載したが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、従来の干渉部分を避ける必要がある光学系の非
球面レンズに適用してもよい。例えば、非球面レンズ
が、その外径寸法(φ)が1.0mm、レンズ厚(t
c)が0.81、光学長(L)が3.98mm、焦点距
離(f)が約2.91mm、NA(開口数)が0.5、
倍率(m)が5、物点からレンズの表面の頂点までの距
離(L1)が0.25の特性値を有する有限系であって
もよい。
【0025】また、光半導体装置10では、発光素子1
1を搭載した送信側の光半導体装置を説明したが、フォ
トダイオードなどの受光素子(光学素子)が組み込まれ
た受光側の光半導体装置であってもよい。
【0026】また、光半導体装置10は、シリコン基板
15の第3の傾斜面15gの一部をカットして形成した
側壁15jを高NAの非球面レンズ23のエッジ部23
bを当接させて、位置決めするようにしてもよい。
【0027】以上のように構成された光半導体装置10
は、以下のような効果を奏する。1)第1の溝部15b
を形成したシリコン基板15に、第1の溝部15bの方
向と直交する方向に、第1、第2及び第3の傾斜面15
e、15f、15gを含んで切り欠いたスリット15k
を形成して、非球面レンズ23をスリット15k内に一
部を突出させた状態で、第1及び第2の傾斜面15e,
15fに取付けることにより、発光素子11近傍の所望
の位置に高NAの非球面レンズ23を取付けることがで
きるので、非球面レンズ23の効果を最大限に生かした
高NAで、且つ短WDの非球面レンズ23をシリコン基
板55に搭載することができる。したがって、この光半
導体装置10によって、光通信における高速・大容量化
に対応した、光結合の高効率化を図ることができる。
【0028】2)スリット15kは、ダイシングソーな
どの切削加工により、シリコン基板15を横切るよう
に、切削歯を単に一方向(垂直方向)に動かすだけで良
く、簡単に凹状をした加工ができる。
【0029】3)スリット15kの側壁15jに、非球
面レンズ23のエッジ部23bが当接させて取付けられ
たことにより、第1及び第2の傾斜面15e,15の他
に、側壁15jにより、光軸方向(Z軸)の位置決めが
出来るので、より正確に位置決め固定することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように説明してきた本発明の光半
導体装置は、一面にエッチングにより形成されたV字状
の第1の溝部を有するシリコン基板と、第1の溝部の方
向に光軸を持ち、この一面に取付けられた光学素子と、
第1の溝部に取付けられたレンズとを備え、第1の溝部
は、対向した第1、第2の傾斜面、及び第1及び第2の
傾斜面と直交する第3の傾斜面とから構成され、シリコ
ン基板には、第1の溝部の方向と直交する方向に、第
1、第2及び第3の傾斜面を含んで切り欠いた第2の溝
部が形成され、レンズは第2の溝部内に一部を突出させ
た状態で、第1及び第2の傾斜面に取付けられ、光学素
子がレンズを介して光通信可能にしたことにより、光学
素子近傍の所望の位置にレンズを取付けることができる
ので、レンズの高NAで、且つ短WDのレンズの特性を
生かすように、シリコン基板に搭載することができる。
したがって、この光半導体装置によって、光通信におけ
る高速・大容量化に対応した、光結合の高効率化を図る
ことができる。
【0031】また、第2の溝部は、シリコン基板を横切
って凹状に形成されたことにより、単に一方向に切り欠
いて加工するので、簡単で且つ精度良く加工することが
できる。
【0032】また、第2の溝部の側壁に、レンズのエッ
ジ部が当接させて取付けられたことにより、その側壁に
より、光軸方向(Z軸)の位置決めが出来るので、レン
ズ取付けの際の光学調整が簡単に、且つより正確に位置
決め固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光半導体装置の全体
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る光半導体装置の左側
面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る光半導体装置におい
て、光ファイバ側から見た正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光半導体装置におい
て、図4Aは、その光軸方向に沿った縦断面図、図4B
は、その光軸と直交する方向の縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る光半導体装置におい
て、図5Aは、レンズを取付ける前の平面図、図5B
は、その左側面図、図5Cは、その正面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る光半導体装置の凹溝
の変形例を示す正面図である。
【図7】従来の光半導体装置を示す概略断面図である。
【図8】従来の光半導体装置において使用されるシリコ
ン基板を示し、図8Aは、その平面図、図8Bは、その
左側面図、図8Cは、その正面図である。
【図9】提案された光半導体装置において、図7Aは、
その光軸方向に沿った縦断面図、図7Bは、その光軸と
直交する方向の縦断面図である。
【図10】提案された光半導体装置において使用される
レンズの光学系を説明する説明図である。
【図11】高NAを備えたレンズの光学系を説明する説
明図である。
【図12】提案された高NAレンズを備えた光半導体装
置において、図11Aは、その光軸方向に沿った縦断面
図、図11Bは、その光軸と直交する方向の縦断面図で
ある。
【図13】従来のレンズ、または高NAレンズを備えた
光半導体装置を説明するための光軸方向に沿った縦断面
図である。
【符号の説明】
10 光半導体装置 11 発光素子(光学素子) 15 シリコン基板 15a 上面部(一面) 15b 第1の溝部 15e 第1の傾斜面 15f 第2の傾斜面 15g 第3の傾斜面 15k スリット(第2の溝部) 15j 側壁 23 非球面レンズ 23b エッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 CA15 DA05 DA12 5F041 AA06 EE04 EE15 FF14 5F073 AB27 AB28 BA02 DA22 DA35 EA29 FA08 FA13 FA16 FA23 5F088 BA03 BB01 GA04 JA03 JA12 JA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面にエッチングにより形成されたV字
    状の第1の溝部を有するシリコン基板と、前記第1の溝
    部の方向に光軸を持ち、前記一面に取付けられた光学素
    子と、前記第1の溝部に取付けられたレンズとを備え、 前記第1の溝部は、対向した第1、第2の傾斜面、及び
    第1及び第2の傾斜面と直交する第3の傾斜面とから構
    成され、 前記シリコン基板には、前記第1の溝部の方向と直交す
    る方向に、前記第1、第2及び第3の傾斜面を含んで切
    り欠いた第2の溝部が形成され、 前記レンズは前記第2の溝部内に一部を突出させた状態
    で、前記第1及び第2の傾斜面に取付けられ、前記光学
    素子が前記レンズを介して光通信可能にしたことを特徴
    とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の溝部は、前記シリコン基板を
    横切って凹状に形成されたことを特徴とする請求項1記
    載の光半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の溝部の側壁に、前記レンズの
    エッジ部が当接させて取付けられたことを特徴とする請
    求項1または2記載の光半導体装置。
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