JP2001241928A - 形状測定装置 - Google Patents

形状測定装置

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JP2001241928A JP2000055624A JP2000055624A JP2001241928A JP 2001241928 A JP2001241928 A JP 2001241928A JP 2000055624 A JP2000055624 A JP 2000055624A JP 2000055624 A JP2000055624 A JP 2000055624A JP 2001241928 A JP2001241928 A JP 2001241928A
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Hideto Fujita
日出人 藤田
Hiroaki Yoshida
博明 吉田
Hiroshi Kano
浩 蚊野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定ヘッドの位置や姿勢によらず、被測定物
の3次元形状を精度良く測定することができる形状測定
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 測定者によって自由に移動せしめられ、
被測定物100を測定する測定ヘッド10と、その測定
ヘッド10の複数の面に配置されたマーカ14〜17
と、それらマーカ14〜17を所定の位置から撮像する
ステレオカメラ21、22と、測定ヘッド10及びステ
レオカメラ21、22の出力に基づいて被測定物100
の3次元形状を求める制御装置30とを備えた形状測定
装置であって、測定ヘッド10の姿勢に応じてマーカ1
4〜17の中から測定に使用されるマーカが切り替えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が測定ヘッ
ドを自由に動かして被測定物の3次元的形状を測定する
形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スポット光またはスリット光
を被測定物に照射し、表面に観察される光像の位置から
形状を復元する能動ステレオ型の形状測定装置が知られ
ている。
【0003】能動ステレオ型の形状測定装置として、ス
リット光を回転ミラーによって走査させるものがある。
このような走査メカニズムを備えた形状測定装置では、
測定器から観察される被測定物の表面の形状を測定する
ことができるが、被測定物全体の形状を測定することが
できない。
【0004】これに対して、被測定物全体の形状を測定
するために、回転ステージを使用し、被測定物を360
度の全周囲から観察するようにした能動ステレオ型の形
状測定装置が開発されている。しかしながら、被測定物
が複雑な形状である場合には、回転ステージを用いても
観察できない領域が存在するため、被測定物全体の形状
を測定できない。
【0005】そこで、測定者が測定ヘッドを把持し、被
測定物の周りで測定ヘッドを動かして測定を行うことに
より、複雑な形状の被測定物全体の形状を測定できる形
状測定装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この形
状測定装置においては、測定ヘッドの位置及び姿勢を測
定するために、測定ヘッド上面に配置されたマーカを、
上方から2台のカメラで撮影する必要があるため、測定
ヘッドの位置や姿勢によっては、そのマーカがカメラの
死角に入り、測定できない場合がある。
【0007】そこで、本発明は、測定ヘッドの位置や姿
勢によらず、被測定物の3次元形状を精度良く測定する
ことができる形状測定装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の形状測定装置
は、測定者によって自由に移動せしめられ、被測定物を
測定する測定ヘッドと、その測定ヘッドに配置されたマ
ーカと、そのマーカを所定の位置から撮像する測定ヘッ
ド撮像手段と、測定ヘッド及び測定ヘッド撮像手段の出
力に基づいて被測定物の3次元形状を求める演算手段と
を備えた形状測定装置であって、マーカを測定ヘッドの
複数面に配置し、そのマーカの中から測定に使用するマ
ーカを切り替えるマーカ切替手段を備えていることを特
徴とする。
【0009】このような構成において、測定ヘッドにて
測定された被測定物の座標は、測定ヘッド撮像手段にて
撮像されたマーカの座標に基づいて、予め定められた座
標軸上の座標に変換される。そして、この測定を、被測
定物の複数の個所で行うことにより、被測定物の3次元
形状が得られる。このとき、変換のために使用されるマ
ーカは、測定ヘッドの複数の面に設けられたマーカのう
ち、測定に適した位置、すなわち、測定ヘッド撮像手段
から撮像される位置にあるものが使用される。
【0010】また、マーカ切替手段は、測定ヘッドの複
数面に配置されたマーカの中から面ごとに測定に使用す
るマーカを切り替えるものである。
【0011】このような構成とすることにより、測定に
使用されるマーカは、測定ヘッドの面ごとに切り替えら
れる。
【0012】また、測定ヘッドの傾きを検出する傾き検
出手段を備え、その傾き検出手段の検出結果に基づいて
マーカ切替手段が制御される。
【0013】このような構成とすることにより、測定ヘ
ッドの傾きに応じて測定ヘッド撮像手段にて撮像される
マーカが自動的に求められ、得られたマーカが測定に使
用される。好ましくは、測定ヘッドの複数の面のうち、
測定ヘッド撮像手段に対して、最も垂直に近い面に配置
されたマーカを測定に使用すればよく、たとえば、測定
ヘッド撮像手段が、複数のビデオカメラから構成されて
いる場合には、各ビデオカメラに対する角度の平均が最
も垂直に近くなる面に配置されたマーカを測定に使用す
ればよい。
【0014】また、測定ヘッドは、能動的なステレオ計
測方法によって被測定物上の測定点の位置を測定するも
のである。
【0015】また、演算手段は、測定ヘッドの出力を用
いて測定ヘッド中心の座標系における被測定物上の測定
点の座標を求めるとともに、撮像手段の出力を用いて得
られるマーカの位置からワールド座標系における測定ヘ
ッドの位置に関する情報を求め、得られた測定ヘッドの
位置に関する情報に基づいて、測定ヘッド中心の座標系
における被測定物上の測定点の座標を、ワールド座標系
の座標に変換することにより、被測定物の3次元形状を
求めるものである。
【0016】また、測定ヘッド撮像手段は、測定ヘッド
を撮像するための1または複数のビデオカメラを含むも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態における形
状測定装置の概略構成を示している。
【0019】被測定物100は、台201上に載せられ
ている。台201には、支柱202が取り付けられてい
る。支柱202の上部には、水平バー203が取り付け
られている。
【0020】形状測定装置は、測定者によって自由に移
動せしめられる測定ヘッド10と、水平バー203の両
端部に取り付けられたステレオカメラ21、22と、そ
れらの制御、各種演算等を行うパーソナルコンピュータ
からなる制御装置30とを備えている。各ステレオカメ
ラ21、22の撮像レンズには、図2に示すマーカ14
〜17が放つ光の周波数帯を選択的に透過するバンドパ
スフィルタ23が取り付けられている。
【0021】図2及び図3は、測定ヘッド10の概略構
成を示している。
【0022】測定ヘッド10は、直方体形状で前方開口
のケーシング11と、ケーシング11内に収納された1
台のCCDカメラ12、スリット光源13及び傾斜角セ
ンサ18と、それらを囲むケーシング11の4面それぞ
れに設けられた6つのLED光源からなるマーカ14〜
17とを備えている。スリット光源13としては、半導
体レーザが用いられている。
【0023】傾斜角センサ18は、測定ヘッド10のケ
ーシング11においてマーカが配置されていない面の中
心Oを通る垂線を軸として、その回転方向における傾き
角を検出するものである。ここでは、ケーシング11に
おいて、マーカ14が配置されている面が水平となる測
定ヘッド10の姿勢を基準に、鉛直方向に対する角度が
検出される。
【0024】マーカ14を構成する6つのLED光源1
4a〜14fは、測定ヘッド10の方向を特定するため
に、点対称な配置とせず、測定ヘッド10の中心線に対
し線対称な配置となっている。ここでは、ケーシング1
1の上面にLED光源14b〜14fの5点が長方形を
なすように配置され、それら5点の重心にLED光源1
4aが配置される。また、残りのマーカ15〜17につ
いても同様に、それぞれ6つのLED光源のうちの各5
点が長方形をなすように配置され、それら5点の重心に
残りのLED光源が配置される。
【0025】なお、3次元空間中での測定ヘッド10の
位置及び姿勢を測定するためには、マーカとして少なく
とも3個のLED光源があれば十分であるが、4個以上
のLED光源を用いることにより、測定ヘッド10の位
置及び姿勢の測定精度が最小2乗的に向上する。
【0026】図4は、形状測定装置の測定原理を示して
いる。
【0027】測定者によって自由に移動せしめられる測
定ヘッド10を用いてある測定点Aの座標を測定する。
測定された座標を測定ヘッド中心の座標系における座標
(x,y,z)で表す。この座標系は、測定ヘッド10
の移動とともに移動する座標系である。
【0028】一方、被測定物100の形状は、固定した
座標系で表され、この座標系をワールド座標と呼ぶ。測
定ヘッド10によって測定された測定点のワールド座標
系における座標を(X,Y,Z)とする。被測定物10
0の形状はワールド座標系で記述する必要があるため、
測定ヘッド10によって測定された測定点Aの測定ヘッ
ド中心の座標系における座標(x,y,z)を、ワール
ド座標系に変換する。この変換は、測定ヘッド10の移
動を表す回転行列Rと並進ベクトルtとを用いて、次の
数式1に基づいて行われる。
【0029】
【数1】
【0030】したがって、ワールド座標系における測定
ヘッド10の位置及び姿勢を、回転行列Rと並進ベクト
ルtとして求めることで、測定ヘッド中心の座標系にお
ける座標(x,y,z)を、ワールド座標系に変換する
ことができる。
【0031】測定ヘッド10を被測定物100の周囲で
移動させながら、上記の処理を行い、その都度得られる
測定点のワールド座標系における座標(X,Y,Z)の
集合として、被測定物100の形状が記述される。
【0032】この形状測定装置による形状測定は、次の
ような処理手順によって実行される。
【0033】第1ステップ:測定ヘッド10内に配置さ
れた傾斜角センサ18を用いて、マーカ14〜17の中
から測定に使用するマーカを決定する。
【0034】第2ステップ:測定ヘッド10を用いて、
測定ヘッド中心の座標系における被測定物上の測定点の
座標を求める。
【0035】第3ステップ:ワールド座標系での測定ヘ
ッド10の位置に関する情報、すなわち、ワールド座標
系での測定ヘッド10の移動を表す回転行列Rと並進ベ
クトルtとを、ステップ1で選択された測定ヘッド10
上のマーカをステレオカメラ21、22によりステレオ
画像計測することにより求める。
【0036】第4ステップ:第3ステップで得られた回
転行列Rと並進ベクトルtとに基づいて、第2ステップ
で求めた測定ヘッド中心の座標系における被測定物上の
測定点の座標を、ワールド座標系の座標に変換する。
【0037】そして、これら一連のステップを被測定物
の複数の個所で行うことにより、被測定物の形状が測定
される。
【0038】以下、これら各ステップについて説明す
る。 〔1〕第1ステップについての説明 図5は、第1ステップの処理順序を示すフローチャート
である。以下に説明する処理は、測定ヘッド10内に配
置された傾斜角センサ18の出力に基づいて、制御装置
30によって行われる。
【0039】第1ステップでは、まず、傾斜角センサ1
8の出力(ステップS01)に基づいて、測定ヘッド1
0の鉛直方向に対する傾斜角度が検出され、得られた傾
斜角度に基づいて点灯させるマーカを決定する。すなわ
ち、傾き角度が45度〜135度の場合はマーカ15が
選択され(ステップS02、S03)、傾き角度が13
5度〜225度の場合はマーカ16が選択され(ステッ
プS04、S05)、傾き角度225度〜315度の場
合はマーカ17が選択され(ステップS06、S0
7)、傾き角度が315度〜45度の場合はマーカ14
が選択される(ステップS08)。そして、選択された
マーカを構成するLED光源に対してのみ、電流が供給
されて、LED光源が点灯する。
【0040】これにより、ケーシング11において最も
水平に近い面に配置されたマーカが点灯されることにな
る。このため、点灯されたマーカがその上方に位置する
ステレオカメラ21、22の死角に隠れることがなくな
り、良好なマーカの撮像画像を得ることができる。 〔2〕第2ステップについての説明 図5は、測定ヘッド10による測定点の位置測定方法を
示している。なお、以下では、測定に使用するマーカと
して、マーカ14が選択されている場合について説明す
る。
【0041】測定ヘッド中心の座標系とは、CCDカメ
ラ12の光学中心を原点とし、光軸方向をz軸、CCD
カメラ12の水平方向をx軸、CCDカメラ12の垂直
方向をy軸とする座標系である。CCDカメラ12の画
像面Sは、原点から焦点距離fの位置に存在する。つま
り、画像面Sは、x−y平面に平行でかつz=fである
平面である。
【0042】測定ヘッド10による位置計測方法自体
は、光切断法と呼ばれる公知の測定方法である。被測定
物100の表面上におけるスリット光源13からのスリ
ット光が照射されている線上の所定の点を測定点Aとい
うことにする。
【0043】測定点Aの測定ヘッド中心の座標を(x,
y,z)とし、画像面S上での測定点Aに対応する観察
点A’の座標を(xs ,ys ,f)とし、スリット光を
表す平面の方程式をax+by+cz+d=0とする。
観察点A’の座標(xs ,ys ,f)におけるfは、C
CDカメラ12の焦点距離として既知であり、(xs,
ys )は画像面で観察されるスリット光の画素位置から
求められる。
【0044】スリット光を表す平面の方程式は測定ヘッ
ド10の校正によって予め求められている。したがっ
て、x,y,z,αを未知数とする次の数式2で表され
る連立方程式を解くことにより、(x,y,z)が求め
られる。
【0045】
【数2】
【0046】このような処理は、CCDカメラ12の出
力に基づいて、制御装置30によって行われる。 〔3〕第3ステップについての説明 第3ステップでは、まず、第1ステップで決定された測
定に使用されるマーカのワールド座標がステレオカメラ
21、22によって測定される。この位置測定方法は、
ステレオ法としてよく知られているので、その説明を省
略する。マーカ14を構成する各LED光源14a〜1
4fのワールド座標の算出は、ステレオカメラ21、2
2の出力に基づいて、制御装置30によって行われる。
【0047】次に、測定ヘッド10の移動を表す回転行
列Rと並進ベクトルtが求められる。つまり、予め分か
っている各LED光源14a〜14fの測定ヘッド中心
の座標を(xi 、xi ,xi )とする。ただし、iは、
1、2…6である。また、ステレオカメラ21、22に
よって計測された各LED光源14a〜14fのワール
ド座標を(Xi ,Yi ,Zi )とする。測定ヘッド10
の移動を表す回転行列Rと並進ベクトルtは、次の数式
3を満足する行列Rとベクトルtとして求められる。回
転行列Rと並進ベクトルtの算出は、制御装置30によ
って行われる。
【0048】
【数3】
【0049】〔4〕第4ステップについての説明 第3ステップで求められた回転行列Rと並進ベクトルt
と、上記数式1とを用いて、測定ヘッド10によって測
定された測定点の測定ヘッド中心の座標(x,y,z)
が、ワールド座標(X,Y,Z)に変換されることによ
り、測定点のワールド座標が求められる。この座標変換
も制御装置30によって行われる。
【0050】なお、測定ヘッド10の移動を表す回転行
列Rと並進ベクトルtを求めるためには、マーカ14を
構成するLED光源の必要最低数は3個(3点で平面が
決まる)であるが、精度を高めるために、ここでは6つ
設けられている。
【0051】このように、本実施の形態によれば、測定
ヘッド10のケーシング11の複数の面にマーカを配置
して、測定ヘッド10の姿勢に応じて測定に使用すべき
マーカを切り替えるように構成しているため、マーカが
ステレオカメラ21、22の死角に入ることがなくな
る。これにより、測定ヘッド10の位置や姿勢によら
ず、被測定物の3次元形状を得ることができるため、測
定装置自体の精度及び信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0052】また、本実施の形態によれば、測定ヘッド
10のケーシング11の複数の面に設けたマーカを面毎
に切り替えるように制御しているため、測定に使用され
るマーカが同一平面上にあることになる。これにより、
容易にマーカの位置を求めることできるだけでなく、マ
ーカを構成するLED光源の識別も容易に行うことが可
能となる。
【0053】また、本実施の形態においては、傾斜角セ
ンサ18の出力に基づいて自動的に測定に使用するマー
カを切り替えるように制御しているめ、測定者は測定ヘ
ッド10の姿勢を意識することなく自由に測定を行うこ
とができ、これにより使用感を向上させることが可能と
なる。
【0054】なお、上記実施の形態では、ワールド座標
系における測定ヘッド10の移動を表す回転ベクトルR
および並進ベクトルtを求めるために、2台のカメラ
(ステレオカメラ)21、22によってマーカを撮像
し、この撮像画像に基づいて各マーカを構成するLED
光源のワールド座標を算出しているが、1台のカメラに
よって各マーカを撮像し、この撮像画像に基づいて各マ
ーカを構成するLED光源のワールド座標を算出するよ
うにしてもよい。
【0055】また、台201上等に所定のパターンを有
するシートを固定しておき、測定ヘッドにこのシートを
撮像するためのカメラを取付け、このカメラの撮像画像
に基づいてワールド座標系における測定ヘッド10の移
動を表す回転ベクトルRおよび並進ベクトルtを求める
ようにしてもよい。
【0056】また、測定ヘッド10としては、能動的な
ステレオ計測方法によって被測定物上の測定点の位置を
測定するものであれば、上述した実施の形態と異なるも
のであってもよい。例えば、スリット光源13の代わり
にスポット光源を用いてもよい。また、2台のCCDカ
メラによって測定点の位置(測定ヘッド中心の座標)を
測定するようにしてもよい。
【0057】また、上記実施の形態では、ステレオカメ
ラ21、22が被測定物100の上方に配置されている
場合について説明したが、被測定物100を撮像できる
位置であれば、いずれの位置に配置してもよい。この場
合、被測定物100に対する測定ヘッド10の位置が同
じであっても、ステレオカメラ21、22の位置に応じ
て、点灯されるマーカが異なる。
【0058】また、本実施の形態においては、傾斜角セ
ンサ18の出力に基づいて、測定に使用するマーカを決
定したが、傾斜角センサ18の出力に基づく測定ヘッド
10の姿勢だけでなく、測定ヘッド10の凡その位置を
考慮して測定に使用するマーカを決定してもよし、手動
で切り替えるように構成してもよい。
【0059】また、上記実施の形態においては、測定ヘ
ッド10の5面のうち前方開口を囲む4面にマーカを設
けた場合について説明したが、任意の2以上の面にマー
カを設けるように構成してもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、測定ヘッドの複数の面
にマーカを配置して、測定ヘッドの姿勢に応じて測定に
使用すべきマーカを切り替えるように構成しているた
め、マーカが測定ヘッド撮像手段の死角に入ることがな
くなる。これにより、測定ヘッドの位置や姿勢によら
ず、被測定物の3次元形状を得ることができるため、測
定装置自体の精度及び信頼性を向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における形状測定装置
の概略構成を表す構成図である。
【図2】 図1の形状測定装置における測定ヘッドの概
略構成を示す正面図である。
【図3】 図1の形状測定装置における測定ヘッドの概
略構成を示す斜視図である。
【図4】 測定原理を説明する説明図である。
【図5】 第1ステップの処理手順を説明するフローチ
ャートである。
【図6】 測定ヘッドにより測定点の位置測定方法を説
明する説明図である。
【符号の説明】
10 :測定ヘッド 12 :CCDカメラ 13 :スリット光源 14〜17 :マーカ 18 :傾斜角センサ 21 :ステレオカメラ 22 :ステレオカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蚊野 浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA17 AA19 AA37 AA53 BB05 BB29 DD03 FF05 FF07 FF61 FF65 GG06 GG07 GG12 GG16 HH04 HH05 JJ03 JJ05 JJ07 JJ26 LL21 LL28 MM06 QQ21 QQ29 QQ32 QQ38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定者によって自由に移動せしめられ、
    被測定物を測定する測定ヘッドと、該測定ヘッドに配置
    されたマーカと、該マーカを所定の位置から撮像する測
    定ヘッド撮像手段と、前記測定ヘッド及び前記測定ヘッ
    ド撮像手段の出力に基づいて前記被測定物の3次元形状
    を求める演算手段とを備えた形状測定装置であって、 前記マーカを前記測定ヘッドの複数面に配置し、該マー
    カの中から測定に使用するマーカを切り替えるマーカ切
    替手段を備えていることを特徴とする形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記マーカ切替手段は、前記測定ヘッド
    の複数面に配置されたマーカの中から面ごとに測定に使
    用するマーカを切り替えるものである請求項1記載の形
    状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記測定ヘッドの傾きを検出する傾き検
    出手段を備え、該傾き検出手段の検出結果に基づいて前
    記マーカ切替手段が制御される請求項1または2記載の
    形状測定装置。
  4. 【請求項4】 前記測定ヘッドは、能動的なステレオ計
    測方法によって被測定物上の測定点の位置を測定するも
    のである請求項1ないし3のいずれかに記載の形状測定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記測定ヘッドの出力
    を用いて測定ヘッド中心の座標系における前記被測定物
    上の測定点の座標を求めるとともに、前記撮像手段の出
    力を用いて得られる前記マーカの位置からワールド座標
    系における前記測定ヘッドの位置に関する情報を求め、
    得られた測定ヘッドの位置に関する情報に基づいて、前
    記測定ヘッド中心の座標系における被測定物上の測定点
    の座標を、ワールド座標系の座標に変換することによ
    り、前記被測定物の3次元形状を求めるものである請求
    項1ないし4のいずれかに記載の形状測定装置。
  6. 【請求項6】 前記測定ヘッド撮像手段は、前記測定ヘ
    ッドを撮像するための1または複数のビデオカメラを含
    むものである請求項1ないし5のいずれかに記載の形状
    測定装置。
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