JP2001238456A - 高周波電源装置 - Google Patents
高周波電源装置Info
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- JP2001238456A JP2001238456A JP2000050548A JP2000050548A JP2001238456A JP 2001238456 A JP2001238456 A JP 2001238456A JP 2000050548 A JP2000050548 A JP 2000050548A JP 2000050548 A JP2000050548 A JP 2000050548A JP 2001238456 A JP2001238456 A JP 2001238456A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インバータの並列接続で大容量化し、１つの
インバータの電流検出で各インバータを一括した同期制
御を行うのでは、インバータの故障発生時の復旧等に時
間がかかる。 【解決手段】 各インバータ２1〜２Nには電流検出器７
A〜７Nを設け、スイッチ回路８は、電流検出器が電流検
出するインバータが故障発生したときに他の健全インバ
ータの電流検出器からの検出信号に切換えることで同期
制御による運転継続ができるようにする。制御回路６
は、電流検出器からの電流位相と各インバータの共通の
ゲート信号との位相比較により同期引き込みを行う。
インバータの電流検出で各インバータを一括した同期制
御を行うのでは、インバータの故障発生時の復旧等に時
間がかかる。 【解決手段】 各インバータ２1〜２Nには電流検出器７
A〜７Nを設け、スイッチ回路８は、電流検出器が電流検
出するインバータが故障発生したときに他の健全インバ
ータの電流検出器からの検出信号に切換えることで同期
制御による運転継続ができるようにする。制御回路６
は、電流検出器からの電流位相と各インバータの共通の
ゲート信号との位相比較により同期引き込みを行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の高周波イン
バータを同期運転して大容量化した高周波電源装置に係
り、特に一部のインバータが故障したときの運転継続制
御に関する。
バータを同期運転して大容量化した高周波電源装置に係
り、特に一部のインバータが故障したときの運転継続制
御に関する。
【０００２】
【従来の技術】電縫管溶接システムに設備する高周波電
源装置は、基本的に図２に示す構成にされる。順変換器
やチョッパで構成されるコンバータ１は、商用電源等の
交流電力を電圧制御した直流電力に変換する。インバー
タ２は、コンバータ１を直流電源とし、半導体スイッチ
をブリッジ接続した主回路とそのゲート回路を有し、制
御回路からの高周波の一定周波数のゲート信号により半
導体スイッチをオン・オフ制御し、ゲート信号の位相制
御さらにはパルス幅制御により出力電流を制御した高周
波出力を得る。整合トランス３と整合コンデンサ４は、
インバータ２の出力から直列共振で正弦波の高周波電流
を得、この電流をワークコイル５に供給することにより
溶接材料Ａの溶接部分に高周波誘導電流を発生させ、溶
接部分を誘導加熱で溶接する。
源装置は、基本的に図２に示す構成にされる。順変換器
やチョッパで構成されるコンバータ１は、商用電源等の
交流電力を電圧制御した直流電力に変換する。インバー
タ２は、コンバータ１を直流電源とし、半導体スイッチ
をブリッジ接続した主回路とそのゲート回路を有し、制
御回路からの高周波の一定周波数のゲート信号により半
導体スイッチをオン・オフ制御し、ゲート信号の位相制
御さらにはパルス幅制御により出力電流を制御した高周
波出力を得る。整合トランス３と整合コンデンサ４は、
インバータ２の出力から直列共振で正弦波の高周波電流
を得、この電流をワークコイル５に供給することにより
溶接材料Ａの溶接部分に高周波誘導電流を発生させ、溶
接部分を誘導加熱で溶接する。
【０００３】上記のように、インバータを高周波電源と
する装置において、２００ＫＷ〜１０００ＫＷなど大容
量の高周波電源を必要とする場合、インバータ２単体を
大容量化する方法、又は図３に示すように、複数のユニ
ット化したインバータ２1〜２Nに同じ周波数・電圧及び
位相の出力を得る同期制御をし、各出力を並列接続した
複数の整合トランス３1〜３Nで電流加算する方法があ
る。
する装置において、２００ＫＷ〜１０００ＫＷなど大容
量の高周波電源を必要とする場合、インバータ２単体を
大容量化する方法、又は図３に示すように、複数のユニ
ット化したインバータ２1〜２Nに同じ周波数・電圧及び
位相の出力を得る同期制御をし、各出力を並列接続した
複数の整合トランス３1〜３Nで電流加算する方法があ
る。
【０００４】このインバータの並列接続による大容量化
装置は、標準化したインバータを必要容量分だけ増設
し、それぞれの出力を整合トランスを介して並列接続
し、その同期制御で済む。また、一部のインバータの故
障発生にも残りの健全インバータによる運転継続、又は
故障インバータを予備インバータへ切り替えることで運
転継続し、システムダウンを回避できる。
装置は、標準化したインバータを必要容量分だけ増設
し、それぞれの出力を整合トランスを介して並列接続
し、その同期制御で済む。また、一部のインバータの故
障発生にも残りの健全インバータによる運転継続、又は
故障インバータを予備インバータへ切り替えることで運
転継続し、システムダウンを回避できる。
【０００５】しかしながら、この高周波電源装置は、各
インバータを同期運転するための同期制御が必要とな
る。この同期制御には１台のインバータをマスタとして
その運転周波数と電圧及び位相に他のインバータを同期
させるが、周波数と電圧及び位相の全てを一致させる同
期化のための複雑な同期制御が必要となるし、同期制御
信号を通信回路を使って他のインバータに伝送する必要
があるため、同期化回路が複雑になる。
インバータを同期運転するための同期制御が必要とな
る。この同期制御には１台のインバータをマスタとして
その運転周波数と電圧及び位相に他のインバータを同期
させるが、周波数と電圧及び位相の全てを一致させる同
期化のための複雑な同期制御が必要となるし、同期制御
信号を通信回路を使って他のインバータに伝送する必要
があるため、同期化回路が複雑になる。
【０００６】この問題を解消した装置として、各インバ
ータのうち、マスタとするインバータの出力電流検出に
より各インバータの一括したゲート制御で同期制御がで
きるようにしたものを本願出願人は既に提案している
（特願平１０−２８３６３７号公報）。
ータのうち、マスタとするインバータの出力電流検出に
より各インバータの一括したゲート制御で同期制御がで
きるようにしたものを本願出願人は既に提案している
（特願平１０−２８３６３７号公報）。
【０００７】この装置は、図４に示すように、インバー
タ２1〜２Nのうち、インバータ２Nをマスタインバータ
とする。制御回路６は、インバータ２Nの出力端に設け
た電流検出器７により電流位相を検出し、この信号を基
に各インバータ２1〜２Nに共通のゲート制御信号を与え
ることで同期制御を行う。
タ２1〜２Nのうち、インバータ２Nをマスタインバータ
とする。制御回路６は、インバータ２Nの出力端に設け
た電流検出器７により電流位相を検出し、この信号を基
に各インバータ２1〜２Nに共通のゲート制御信号を与え
ることで同期制御を行う。
【０００８】制御回路６は、電流検出器７による検出電
流を電圧信号に変換した電流位相と、各インバータの共
通のゲート制御信号との位相差を位相検出器６1により
検出し、この位相差と位相設定値との偏差を位相アンプ
６2で増幅して周波数制御信号（電圧）を得、この制御
信号を始動周波数設定値（電圧）に加算して周波数指令
とし、この周波数指令を電圧／周波数変換器６3で対応
する周波数信号に変換し、この周波数信号を分周回路６
4で分周して各インバータに共通のゲート信号を得る。
流を電圧信号に変換した電流位相と、各インバータの共
通のゲート制御信号との位相差を位相検出器６1により
検出し、この位相差と位相設定値との偏差を位相アンプ
６2で増幅して周波数制御信号（電圧）を得、この制御
信号を始動周波数設定値（電圧）に加算して周波数指令
とし、この周波数指令を電圧／周波数変換器６3で対応
する周波数信号に変換し、この周波数信号を分周回路６
4で分周して各インバータに共通のゲート信号を得る。
【０００９】始動周波数設定値は、負荷となるワークコ
イル５のリアクトルＬ，コンデンサ４の容量Ｃの共振周
波数近傍に一致させた値にする。また、位相検出器６1
と位相アンプ６2の位相制御系は、電流検出器７から得
る電流位相が電圧位相（ゲート位相）一致するよう同期
引き込み制御をする。
イル５のリアクトルＬ，コンデンサ４の容量Ｃの共振周
波数近傍に一致させた値にする。また、位相検出器６1
と位相アンプ６2の位相制御系は、電流検出器７から得
る電流位相が電圧位相（ゲート位相）一致するよう同期
引き込み制御をする。
【００１０】このような主回路構成及び制御回路６によ
り、各インバータ２2〜２Nの出力周波数及び位相をマス
タインバータ２Nのそれらに一致させた同期制御を得
る。そして、１つの電流検出器７による電流検出のみで
同期制御回路を簡単にする。
り、各インバータ２2〜２Nの出力周波数及び位相をマス
タインバータ２Nのそれらに一致させた同期制御を得
る。そして、１つの電流検出器７による電流検出のみで
同期制御回路を簡単にする。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電縫管溶接ラ
インは、２４時間連続運転もしくはそれに準ずる厳しい
連続運転が要求され、万一のトラブル発生時には少しで
も停止時間を短縮することが要求される。したがって、
電縫管溶接ラインの電源になる高周波電源装置も確実な
連続運転ができる信頼性の高いものが要求される。
インは、２４時間連続運転もしくはそれに準ずる厳しい
連続運転が要求され、万一のトラブル発生時には少しで
も停止時間を短縮することが要求される。したがって、
電縫管溶接ラインの電源になる高周波電源装置も確実な
連続運転ができる信頼性の高いものが要求される。
【００１２】従来装置では、電流検出回路を有するメイ
ンインバータに異常が発生したとき、その故障対策とし
て、他の健全インバータに電流検出器を移すか、故障イ
ンバータを早急に修復するかで対応することになり、メ
インインバータの故障発生がラインの停止時間を長く
し、最悪の場合にはラインの生産効率を大幅にダウンさ
せる恐れがあった。
ンインバータに異常が発生したとき、その故障対策とし
て、他の健全インバータに電流検出器を移すか、故障イ
ンバータを早急に修復するかで対応することになり、メ
インインバータの故障発生がラインの停止時間を長く
し、最悪の場合にはラインの生産効率を大幅にダウンさ
せる恐れがあった。
【００１３】本発明の目的は、インバータの故障発生時
の復旧を迅速にし、ライン停止等のシステムダウンへの
事故波及を回避できる高周波電源装置を提供することに
ある。
の復旧を迅速にし、ライン停止等のシステムダウンへの
事故波及を回避できる高周波電源装置を提供することに
ある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数台のイン
バータにそれぞれ電流検出器を設け、一部のインバータ
の故障発生時に健全インバータの電流検出器からの検出
信号に切換えて健全インバータによる装置の運転継続を
行うようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
バータにそれぞれ電流検出器を設け、一部のインバータ
の故障発生時に健全インバータの電流検出器からの検出
信号に切換えて健全インバータによる装置の運転継続を
行うようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
【００１５】複数台のインバータの各出力を整合トラン
スで足し合わせて負荷に高周波電流を供給し、前記各イ
ンバータの制御装置は１台のインバータの出力電流検出
信号に従って各インバータの電流出力を一括制御するゲ
ート信号の発生で同期制御を行う高周波電源装置におい
て、前記各インバータのうち、少なくとも２台のインバ
ータの出力電流をそれぞれ検出する複数の電流検出器
と、前記各電流検出器の検出信号を入力し、前記電流検
出器が電流検出するインバータが故障発生したときに他
の健全インバータの電流検出器からの検出信号に切換え
るスイッチ回路とを備えたことを特徴とする。
スで足し合わせて負荷に高周波電流を供給し、前記各イ
ンバータの制御装置は１台のインバータの出力電流検出
信号に従って各インバータの電流出力を一括制御するゲ
ート信号の発生で同期制御を行う高周波電源装置におい
て、前記各インバータのうち、少なくとも２台のインバ
ータの出力電流をそれぞれ検出する複数の電流検出器
と、前記各電流検出器の検出信号を入力し、前記電流検
出器が電流検出するインバータが故障発生したときに他
の健全インバータの電流検出器からの検出信号に切換え
るスイッチ回路とを備えたことを特徴とする。
【００１６】また、前記インバータの故障発生時は、残
りの健全インバータによる減定格による制御または健全
インバータの出力電流増による制御を行うことを特徴と
する。
りの健全インバータによる減定格による制御または健全
インバータの出力電流増による制御を行うことを特徴と
する。
【００１７】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態を示す
回路図であり、図４と同等の部分は同一符号で示す。
回路図であり、図４と同等の部分は同一符号で示す。
【００１８】図１において、インバータ２1〜２Nのうち
複数台のインバータに、それぞれ電流検出器を設ける。
図示では、各インバータ２1〜２Nの全部にそれぞれ電流
検出器７A〜７Nを設ける場合を示す。
複数台のインバータに、それぞれ電流検出器を設ける。
図示では、各インバータ２1〜２Nの全部にそれぞれ電流
検出器７A〜７Nを設ける場合を示す。
【００１９】各電流検出器７1〜７Nからの検出電流は、
それぞれ電圧信号に変換されて高周波スイッチ回路８の
入力とし、各電流検出入力のうちの１つを高周波スイッ
チ回路８により切換出力し、この出力を位相検出器６1
への電流検出信号とする。
それぞれ電圧信号に変換されて高周波スイッチ回路８の
入力とし、各電流検出入力のうちの１つを高周波スイッ
チ回路８により切換出力し、この出力を位相検出器６1
への電流検出信号とする。
【００２０】高周波スイッチ回路８は、例えば半導体素
子ＭＯＳ−ＦＥＴの並列接続で構成され、そのうちの１
つを切換指令でオンさせることにより、１つの電流信号
を出力する。
子ＭＯＳ−ＦＥＴの並列接続で構成され、そのうちの１
つを切換指令でオンさせることにより、１つの電流信号
を出力する。
【００２１】この切換指令は、インバータの故障発生や
電流検出系の故障発生時に手動操作または自動生成でな
され、これら手動または自動の切換は各インバータ２1
〜２Nのうちの故障発生したインバータの故障表示出力
や電流検出信号の喪失に対して、現在の切換指令とが一
致する場合に他のインバータへの切換操作または切換信
号生成を行うことで実現される。
電流検出系の故障発生時に手動操作または自動生成でな
され、これら手動または自動の切換は各インバータ２1
〜２Nのうちの故障発生したインバータの故障表示出力
や電流検出信号の喪失に対して、現在の切換指令とが一
致する場合に他のインバータへの切換操作または切換信
号生成を行うことで実現される。
【００２２】以上のことより、本実施形態では、各イン
バータ２1〜２Nのうちの１台の健全インバータの電流検
出信号を基に各インバータの同期制御を行うことがで
き、一部のインバータの故障にも瞬時停止のみで運転を
継続できる。
バータ２1〜２Nのうちの１台の健全インバータの電流検
出信号を基に各インバータの同期制御を行うことがで
き、一部のインバータの故障にも瞬時停止のみで運転を
継続できる。
【００２３】なお、故障インバータの発生では、その電
流容量分だけワークコイルへの出力電流が低下するが、
この減定格による運転継続ができる。
流容量分だけワークコイルへの出力電流が低下するが、
この減定格による運転継続ができる。
【００２４】また、Ｎ台のインバータのうちの１台のイ
ンバータの故障など、健全インバータが大多数を占める
場合にはそれら健全インバータがもつ電流余裕分を利用
して少しの出力電流を増加することで正規の定格による
運転継続ができる。この場合、各インバータは電流リミ
ッタ機能をもち、この機能によりインバータ自身の過負
荷保護をしながらインバータがもつ電流容量の範囲内で
安定した運転継続ができる。
ンバータの故障など、健全インバータが大多数を占める
場合にはそれら健全インバータがもつ電流余裕分を利用
して少しの出力電流を増加することで正規の定格による
運転継続ができる。この場合、各インバータは電流リミ
ッタ機能をもち、この機能によりインバータ自身の過負
荷保護をしながらインバータがもつ電流容量の範囲内で
安定した運転継続ができる。
【００２５】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、複数台
のインバータにそれぞれ電流検出器を設け、一部のイン
バータの故障発生時に健全インバータの電流検出器から
の検出信号に切換えて健全インバータによる装置の運転
継続を行うようにしたため、インバータの故障発生時の
復旧を迅速にし、ライン停止等のシステムダウンへの事
故波及を回避できる。
のインバータにそれぞれ電流検出器を設け、一部のイン
バータの故障発生時に健全インバータの電流検出器から
の検出信号に切換えて健全インバータによる装置の運転
継続を行うようにしたため、インバータの故障発生時の
復旧を迅速にし、ライン停止等のシステムダウンへの事
故波及を回避できる。
【図１】本発明の実施形態を示すインバータの一括制御
方式を示す図。
方式を示す図。
【図２】従来の高周波電源装置の単体インバータ構成。
【図３】従来の高周波電源装置の並列インバータ構成。
【図４】従来のインバータの一括制御方式を示す図。
１…コンバータ ２、２1〜２N…インバータ ３、３1〜３N…整合トランス ４…整合コンデンサ ５…ワークコイル ６…制御回路 ７、７A〜７N…電流検出器 ６1…位相検出器 ６2…位相アンプ ６3…電圧／周波数変換器 ６4…分周回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年４月１４日（２０００．４．１
４）
４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】電縫管溶接システムに設備する高周波電
源装置は、基本的に図２に示す構成にされる。順変換器
やチョッパで構成されるコンバータ１は、商用電源等の
交流電力を電圧制御した直流電力に変換する。インバー
タ２は、コンバータ１を直流電源とし、半導体スイッチ
をブリッジ接続した主回路とそのゲート回路を有し、制
御回路からの高周波の一定周波数のゲート信号により半
導体スイッチをオン・オフ制御し、高周波出力を得る。
整合トランス３と整合コンデンサ４は、インバータ２の
出力から直列共振で正弦波の高周波電流を得、この電流
をワークコイル５に供給することにより溶接材料Ａの溶
接部分に高周波誘導電流を発生させ、溶接部分を誘導加
熱で溶接する。
源装置は、基本的に図２に示す構成にされる。順変換器
やチョッパで構成されるコンバータ１は、商用電源等の
交流電力を電圧制御した直流電力に変換する。インバー
タ２は、コンバータ１を直流電源とし、半導体スイッチ
をブリッジ接続した主回路とそのゲート回路を有し、制
御回路からの高周波の一定周波数のゲート信号により半
導体スイッチをオン・オフ制御し、高周波出力を得る。
整合トランス３と整合コンデンサ４は、インバータ２の
出力から直列共振で正弦波の高周波電流を得、この電流
をワークコイル５に供給することにより溶接材料Ａの溶
接部分に高周波誘導電流を発生させ、溶接部分を誘導加
熱で溶接する。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】上記のように、インバータを高周波電源と
する装置において、２００ＫＷ〜１０００ＫＷなど大容
量の高周波電源を必要とする場合、インバータ２単体を
大容量化する方法、又は図３に示すように、複数のユニ
ット化したインバータ２1〜２Nに同じ周波数・電圧及び
位相の出力を得る同期制御をし、各出力を並列接続して
電流加算する方法がある。
する装置において、２００ＫＷ〜１０００ＫＷなど大容
量の高周波電源を必要とする場合、インバータ２単体を
大容量化する方法、又は図３に示すように、複数のユニ
ット化したインバータ２1〜２Nに同じ周波数・電圧及び
位相の出力を得る同期制御をし、各出力を並列接続して
電流加算する方法がある。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】このインバータの並列接続による大容量化
装置は、標準化したインバータを必要容量分だけ増設
し、それぞれの出力を並列接続し、その同期制御で済
む。また、一部のインバータの故障発生にも残りの健全
インバータによる運転継続、又は故障インバータを予備
インバータへ切り替えることで運転継続し、システムダ
ウンを回避できる。
装置は、標準化したインバータを必要容量分だけ増設
し、それぞれの出力を並列接続し、その同期制御で済
む。また、一部のインバータの故障発生にも残りの健全
インバータによる運転継続、又は故障インバータを予備
インバータへ切り替えることで運転継続し、システムダ
ウンを回避できる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１５】複数台のインバータの各出力を並列接続し
て負荷に高周波電流を供給し、前記各インバータの制御
装置は１台のインバータの出力電流検出信号に従って各
インバータの電流出力を一括制御するゲート信号の発生
で同期制御を行う高周波電源装置において、前記各イン
バータのうち、少なくとも２台のインバータの出力電流
をそれぞれ検出する複数の電流検出器と、前記各電流検
出器の検出信号を入力し、前記電流検出器が電流検出す
るインバータが故障発生したときに他の健全インバータ
の電流検出器からの検出信号に切換えるスイッチ回路と
を備えたことを特徴とする。
て負荷に高周波電流を供給し、前記各インバータの制御
装置は１台のインバータの出力電流検出信号に従って各
インバータの電流出力を一括制御するゲート信号の発生
で同期制御を行う高周波電源装置において、前記各イン
バータのうち、少なくとも２台のインバータの出力電流
をそれぞれ検出する複数の電流検出器と、前記各電流検
出器の検出信号を入力し、前記電流検出器が電流検出す
るインバータが故障発生したときに他の健全インバータ
の電流検出器からの検出信号に切換えるスイッチ回路と
を備えたことを特徴とする。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２２】以上のことより、本実施形態では、各イン
バータ２1〜２Nのうちの１台の健全インバータの電流検
出信号を基に各インバータの同期制御を行うことがで
き、一部のインバータの故障にも僅かな停止期間のみで
運転を継続できる。
バータ２1〜２Nのうちの１台の健全インバータの電流検
出信号を基に各インバータの同期制御を行うことがで
き、一部のインバータの故障にも僅かな停止期間のみで
運転を継続できる。
【手続補正７】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正８】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正９】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
Claims (2)
- 【請求項１】 複数台のインバータの各出力を整合トラ
ンスで足し合わせて負荷に高周波電流を供給し、前記各
インバータの制御装置は１台のインバータの出力電流検
出信号に従って各インバータの電流出力を一括制御する
ゲート信号の発生で同期制御を行う高周波電源装置にお
いて、 前記各インバータのうち、少なくとも２台のインバータ
の出力電流をそれぞれ検出する複数の電流検出器と、 前記各電流検出器の検出信号を入力し、前記電流検出器
が電流検出するインバータが故障発生したときに他の健
全インバータの電流検出器からの検出信号に切換えるス
イッチ回路とを備えたことを特徴とする高周波電源装
置。 - 【請求項２】 前記インバータの故障発生時は、残りの
健全インバータによる減定格による制御または健全イン
バータの出力電流増による制御を行うことを特徴とする
請求項１に記載の高周波電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000050548A JP2001238456A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 高周波電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000050548A JP2001238456A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 高周波電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001238456A true JP2001238456A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18572315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000050548A Pending JP2001238456A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 高周波電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001238456A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006094685A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 周波数変換装置の制御装置 |
| JP2010279214A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力変換装置 |
| JP2017070179A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社明電舎 | インバータ装置の制御方法 |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000050548A patent/JP2001238456A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006094685A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 周波数変換装置の制御装置 |
| JP4568063B2 (ja) * | 2004-09-27 | 2010-10-27 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 周波数変換装置の制御装置 |
| JP2010279214A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力変換装置 |
| JP2017070179A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社明電舎 | インバータ装置の制御方法 |
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