JP2001238432A - 半導体電力変換装置 - Google Patents

半導体電力変換装置

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JP2001238432A
JP2001238432A JP2000049587A JP2000049587A JP2001238432A JP 2001238432 A JP2001238432 A JP 2001238432A JP 2000049587 A JP2000049587 A JP 2000049587A JP 2000049587 A JP2000049587 A JP 2000049587A JP 2001238432 A JP2001238432 A JP 2001238432A
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gate
signal
negative bias
semiconductor power
detector
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Masahiko Tsukagoshi
昌彦 塚越
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正バイアス領域のゲート信号本来の特性を損な
うことなく、ゲート帰還信号を検出することにある。 【解決手段】制御器から出力されるゲート制御信号22
がオンの時ゲート正バイアス電圧のゲート信号25を出
力し、ゲート制御信号がオフの時ゲート負バイアス電圧
のゲート信号25を出力して半導体素子26を駆動する
ゲート駆動回路20を備えた半導体電力変換装置におい
て、ゲート駆動回路20より半導体素子26に与えられ
るゲート信号25が負バイアス領域の所定電圧以下とな
ったときだけ半導体素子26がオフであることを検出し
てゲート帰還信号32を出力し、ゲートが所定電圧以上
のときはゲート信号の流入を阻止するゲート負バイアス
検出器33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機または他の
負荷に必要な電力を供給する半導体電力変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電動機を負荷として駆動する
代表的な半導体電力変換装置として、図9に示すような
システム構成が採用されている。
【0003】図9において、1は負荷となる三相交流電
動機で、この三相交流電動機1は三相各相に対応するU
相正側回路2、V相正側回路3、W相正側回路4、U相
負側回路5、V相負側回路6、W相負側回路7の6つの
回路により駆動される。
【0004】また、これら各相の正、負側回路には、制
御器8よりゲート制御信号9が入力される。この制御器
8は、運転開始信号、異常検出信号等の制御信号をもと
に制御を行って、ゲート制御信号9を出力する。
【0005】各正側回路は、U相正側回路2に代表され
るように、正側主回路電位10に接続される正側半導体
素子11のオン、オフによって駆動電圧を制御し、また
同様に各負側回路はU相負側回路5に代表されるよう
に、負側主回路電位12に接続される負側半導体素子1
3のオン、オフによって駆動電圧を制御するもので、こ
れらによって必要な電力変換が行われる。
【0006】上記正側半導体素子11は、U相正側ゲー
ト制御信号14をもとにU相正側ゲート駆動回路15か
ら出力されるU相正側ゲート信号16で駆動され、負側
半導体素子13はU相負側ゲート制御信号17をもとに
U相負側ゲート駆動回路18から出力されるU相負側ゲ
ート信号19で駆動される。
【0007】ところで、このような構成の半導体電力変
換装置において、ゲート駆動回路から半導体素子に与え
られるゲート信号を検証するものに、このゲート信号を
検出して正常かどうか検証する方法がある。この方法と
しては多々あり、その一つにゲート信号線にCT等の検
出器を設置して直接ゲート信号に対して検出回路を設置
する必要のない間接的な方法もあるが、この方法は回路
が複雑になるため、あまり用いられていない。
【0008】これに対して、ゲート信号線に直接検出回
路を設置してその電圧レベルを測定する方法がある。こ
の方法の従来の構成例を図10により説明する。
【0009】図10に示すように、ゲート駆動回路20
にフォトカプラ21を設け、このフォトカプラ21を介
して入力される図9の制御器8からのゲート制御信号2
2がオンを示すときはゲート正バイアス電位23を、オ
フを示すときはゲート負バイアス電位24をゲート信号
25として半導体素子26にそれぞれ出力する。
【0010】この場合、ゲート制御信号22とゲート信
号25とはフォトカプラ21で絶縁される。
【0011】このゲート駆動回路20から出力されたゲ
ート信号25はゲート信号検出器29に取込まれる。こ
のゲート信号検出回路29は、ゲート正バイアス電位2
3と負バイアス電位24との間の電位を直列接続された
正側分圧抵抗27と負側分圧抵抗28により分圧し、そ
の分圧点の電位を検出レベルとしている。また、ゲート
信号検出回路29は、ゲート信号25の電位と検出レベ
ルとを比較するレベル検出器30を備え、このレベル検
出器30はゲート信号25の電位が検出レベルより高い
場合はオン、低い場合はオフとしてゲート帰還信号32
をフォトカプラ31を介して図示しない制御器に出力す
る。この場合、レベル検出器30としてはオペアンプな
どが使用される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このようにゲート駆動
回路20は、ゲート制御信号22がオフの場合にはゲー
ト負バイアス電位24をゲート信号25として出力し、
逆にオンの場合はゲート正バイアス電位32を出力す
る。このとき、ゲート制御信号22がオンあるいはオフ
した後、ゲート信号25のレベルの変化速度が速いこと
が望まれる。この変化速度が遅いと、半導体素子26の
損失が増大する等の弊害が生じる。
【0013】実際に半導体素子26がオン状態とオフ状
態との間を変化するのは、ゲート信号25がゲート正バ
イアスの領域なので、特にこの領域での変化速度が速い
ことが要求される。
【0014】しかし、従来回路のようにレベル検出器3
0にオペアンプを使用した場合、ゲート信号25から必
ずゲート信号検出器29に検出用の電流が流れるため、
半導体素子26をオン、オフする電流の一部が検出に使
われ、その分ゲート信号25の変化速度が遅くなってし
まうという問題がある。
【0015】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、本来のゲート特性を損なうことなく、ゲート
信号の検出を行うことができる半導体電力変換装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により半導体電力変換装置
を構成する。
【0017】請求項1に対応する発明は、制御器から出
力されるゲート制御信号がオンの時ゲート正バイアス電
圧のゲート信号を出力し、ゲート制御信号がオフの時ゲ
ート負バイアス電圧のゲート信号を出力して半導体素子
を駆動するゲート駆動回路を備えた半導体電力変換装置
において、前記ゲート駆動回路より前記半導体素子に与
えられるゲート信号が負バイアス領域の所定電圧以下と
なったときだけ前記半導体素子がオフであることを検出
してゲート帰還信号を出力し、ゲート信号が前記所定電
圧以上のときはゲート信号の流入を阻止するゲート負バ
イアス検出器を設ける。
【0018】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の半導体電力変換装置において、ゲート負バ
イアス検出器から出力されるゲート帰還信号と制御器か
ら出力されるゲート制御信号とを記録するゲート記録手
段を設ける。
【0019】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の半導体電力変換装置において、複数の半導
体素子の各駆動回路にそれぞれ対応するゲート負バイア
ス検出器を備え、且つこれらのゲート負バイアス検出器
から出力されるゲート帰還信号を取込んで、運転前に全
てのまたは一部のゲート信号が負バイアスになっていな
いことを条件に回路の異常を検出する運転前ゲート負バ
イアス異常検出手段を設ける。
【0020】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の半導体電力変換装置において、ゲート負バ
イアス検出器から出力されるゲート帰還信号を取込ん
で、半導体素子の必要とするデッドタイムが確保されな
いで信号が出力されたとき、その信号を検出してデッド
タイム異常検出信号を出力するデッドタイム異常検出手
段を設ける。
【0021】請求項5に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の半導体電力変換装置において、ゲート負バ
イアス検出器から出力されるゲート帰還信号を取込ん
で、半導体素子が必要とする最小オンパルス幅が確保さ
れていないことを検出すると最小オンパルス異常信号を
出力する最小オンパルス異常検出手段を設ける。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0023】図1は本発明による電力半導体電力変換装
置の第1の実施の形態を示す1回路分のブロック図で、
図10と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0024】図1に示すように、ゲート駆動回路20に
フォトカプラ21を設け、このフォトカプラ21を介し
て入力される図9の制御器8からのゲート制御信号22
のオン、オフに対応して、ゲート正バイアス電位23を
オン信号として、ゲート負バイアス電位24をオフ信号
として、ゲート信号25を半導体素子26にそれぞれ出
力する。
【0025】また、ゲート駆動回路20にゲート負バイ
アス検出器33を設ける。このゲート負バイアス検出器
33は、ゲート信号25ラインと半導体素子26のエミ
ッタ電位34ラインとの間に直列接続されたダイオード
35、電流制限抵抗36及びツェナダイオード37とフ
ォトカプラ31とから構成され、ゲート信号25をツェ
ナダイオード37でクランプし、エミッタ電位34との
電位差でフォトカプラ31を駆動する。また、ダイオー
ド35と電流制限抵抗36は、これらから構成されるゲ
ート負バイアス検出器33の入力保護として動作する。
【0026】この構成によって、ツェナダイオード37
で規定される負バイアス領域の検出電位よりも電圧が低
く印加されたときにゲート帰還信号32がオンとなる。
【0027】図2はゲート負バイアス検出器の動作波形
の示すタイムチャートである。
【0028】図2において、ゲート制御信号22のオ
ン、オフに対応してゲート信号25の電位がゲート負バ
イアス電位24と正バイアス電位23との間を図のよう
に変動する。
【0029】この時、ツェナダイオード37で規定され
る検出電位38近傍でダイオード35等のスイッチング
が生じるため、若干ゲート信号25に波形の遅れが生じ
る。しかし、実際に半導体素子が動作するのはエミッタ
電位34よりも電位の高い領域なので、半導体素子26
のスイッチング特性に対する影響は小さい。
【0030】従って、半導体素子26のスイッチング特
性に対して、本発明に係るゲート負バイアス検出器33
の影響は殆どなくなる。
【0031】また、半導体素子26のゲート特性は、図
2中のゲート信号立上がり時間trとゲート信号立ち下
がり時間tfが急峻であることが要求されるので、本回
路がゲート帰還信号32を検出する上で、本来のゲート
特性に及ぼす悪影響を小さくできる。
【0032】このように第1の実施の形態によれば、正
バイアス領域のゲート信号本来の特性を損なうことな
く、ゲート帰還信号を検出できる。
【0033】図3は本発明による半導体電力変換装置の
第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0034】第2の実施の形態は、図1と同一構成の各
相回路、即ちU相正側回路41、V相正側回路42、W
相正側回路43、U相負側回路44、V相負側回路4
5、W相負側回路46に入力される各ゲート制御信号と
各相回路から出力される各ゲート帰還信号とをゲート信
号記録器47で記録するようにしたものである。
【0035】従って、上記第2の実施の形態によれば、
負バイアス領域を利用して検出したゲート帰還信号とゲ
ート制御信号とをゲート信号記録器47に記録し、これ
らのデータを事後検証することにより、故障時の原因が
ゲート信号の異常によるものかどうかを判別することが
できる。
【0036】図4は本発明による半導体電力変換装置の
第3の実施の形態における要部を示すブロック図であ
る。
【0037】第3の実施の形態は、運転前において全て
のゲートをオフとしたとき、図1に示す各相回路のゲー
ト負バイアス検出器33から出力されるゲート帰還信号
32を運転前ゲート負バイアス異常検出器51に入力
し、全て正常にゲートオフを示しているかどうかを検証
し、異常時に運転前ゲート負バイアス異常検出信号53
を出力するようにしたものである。この場合、各ゲート
帰還信号32はナンド回路52に入力され、いずれか一
つのゲート帰還信号32がオフでないことを示すと運転
前ゲート負バイアス異常検出信号53を出力する。
【0038】このような構成の半導体電力変換装置にお
いて、運転前の状態では全てのゲート信号25はオフの
状態となる。従って、回路が正常な場合は全てのゲート
信号25のレベルはゲート負バイアス電位24であるは
ずであり、これ以外の状態では回路の故障が推定され
る。この状態で運転を開始すると、正常に動作できない
ばかりでなく、故障している回路以外に被害が拡大する
恐れがあるため、運転してはならない。
【0039】従って、運転前の状態でゲート帰還信号3
2を運転前ゲート負バイアス異常検出器51に入力し、
NAND回路52で全てのゲート帰還信号32がゲート
オフを示していれば正常と判定し、一つでもゲート帰還
信号がゲートオフでなければ運転前ゲート負バイアス異
常検出信号53を出力して運転を開始させないようなイ
ンターロックをかける。
【0040】このように第3の実施の形態によれば、運
転前の状態において、全ゲート信号オフの健全性を、負
バイアス領域を利用したゲート帰還信号を用いること
で、実際に正常な負バイアスレベルが印加されているか
を検証することができる。
【0041】図5は本発明による半導体電力変換装置の
第4の実施の形態の要部を示すブロック図である。
【0042】第4の実施の形態では、図1に示す各相回
路の正側ゲート負バイアス検出器33aより出力される
正側ゲート帰還信号32aと負側ゲート負バイアス検出
器33bの負側ゲート帰還信号32bをデッドタイム異
常検出器61に入力して、正側ゲート帰還信号32aと
負側ゲート帰還信号32bとを相互に監視し、各ゲート
のデッドタイムが必要最小限確保されない場合にデッド
タイム異常検出信号62を出力するようにしたものであ
る。
【0043】上記デッドタイム異常検出器61は、正側
ゲート帰還信号32aが入力されるデッドタイム異常検
出用正側ワンショット回路63、負側ゲート帰還信号3
2bが入力されるデッドタイム異常検出用負側ワンショ
ット回路64、デッドタイム異常検出用正側ワンショッ
ト回路63の出力が一方の入力端に、負側ゲート帰還信
号32bが他方のインヒビット端に加えられる第1のイ
ンヒビット回路65、デッドタイム異常検出用負側ワン
ショット回路65の出力が一方の入力端に、正側ゲート
帰還信号32aが他方のインヒビット端に加えられる第
2のインヒビット回路66、これら第1のインヒビット
回路65及び第2のインヒビット回路66の出力の論理
和をデットタイム異常検出信号62として送出するオア
回路67から構成されている。
【0044】ところで、正側ゲート信号25aと負側ゲ
ート信号25bが交互にオン、オフする間に、両方とも
オフ状態となるデッドタイムがある。この時間が確保さ
れていない場合には、装置故障に至る場合があるが、上
記のような構成の半導体電力変換装置とすれば、その異
常を検出することができる。
【0045】即ち、図5において、正側ゲート負バイア
ス検出器32aと負側ゲート負バイアス検出器33bと
で、正側ゲート信号25aと負側ゲート信号25bとを
検出し、正側ゲート帰還信号32aと負側ゲート帰還信
号32bとを出力する。
【0046】また、デッドタイム異常検出用正側ワンシ
ョット回路63及びデッドタイム異常検出用負側ワンシ
ョット回路64では、これらの立上がりを検出し、一定
時間オン信号を出力し、第1のインヒビット回路65、
第2のインヒビット回路66及びオア回路67の論理回
路の条件が満たされるとデットタイム異常検出信号62
を出力する。
【0047】図6は上記デッドタイム異常検出器の動作
波形を示すタイムチャートである。
【0048】従って、このタイムチャートから分るよう
に、デッドタイム異常検出用正側ワンショット回路63
及びデッドタイム異常検出用負側ワンショット回路64
とで規定される、必要なデッドタイムが確保されずに信
号が出力された場合は、そのことを検出することができ
る。
【0049】また、この異常検出信号をラッチすること
で、故障の情報を維持することができる。
【0050】このように第4の実施の形態によれば、負
バイアス領域を利用したゲート帰還信号をゲートのオ
ン、オフのロジック信号に利用することで、デットタイ
ムが正常に確保されているかを検出することができる。
【0051】図7は本発明による半導体電力変換装置の
第5の実施の形態の要部を示すブロック図である。
【0052】第5の実施の形態では、ゲート信号25の
入力を受けてゲート負バイアス検出器33より出力され
るゲート帰還信号32を最小オンパルス幅異常検出器7
1に与え、ゲート帰還信号32のオンパルスが必要最小
限確保されない場合に最小オンパルス異常検出信号72
を出力するようにしたものである。
【0053】上記最小オンパルス幅異常検出器71は、
ゲート帰還信号32の立ち下がりを検出し、一定時間の
オン信号を出力する最小オンパルス幅異常検出用ワンシ
ョット回路72と、この最小オンパルス幅異常検出用ワ
ンショット回路72の出力とゲート帰還信号32との論
理積をとり、その条件が満たされると最小オンパルス幅
異常検出信号73を出力するアンド回路74とから構成
されている。
【0054】ところで、半導体素子26は半導体電力変
換装置で使用される場合、その点弧している間のオンパ
ルス幅について、最小値の規定がある。これに反して点
弧、消弧を行った場合には装置故障に至ることがある
が、上記のような構成の半導体電力変換装置とすれば、
その異常を検出することができる。
【0055】即ち、図7において、各相のゲート負バイ
アス検出器33でゲート信号25を検出し、ゲート帰還
信号32を最小オンパルス幅異常検出器71に与える。
最小オンパルス幅異常検出器71では、最小オンパルス
幅異常検出用ワンショット回路73により、ゲート帰還
信号の立ち下がりを検出し、一定時間オン信号を出力
し、アンド回路74により最小オンパルス幅異常検出用
ワンショット回路73の出力とゲート帰還信号32との
論理積出力を最小オンパルス幅異常検出信号72として
出力する。
【0056】図8は上記最小オンパルス幅異常検出器の
動作波形を示すタイムチャートである。
【0057】このタイムチャートから分るように、最小
オンパルス幅異常検出用ワンショット回路73で規定さ
れる、必要な最小オンパルス幅が確保されずに信号が出
力された場合は、その信号を検出することができる。
【0058】また、この異常検出信号をラッチすること
で、故障の情報を維持することができる。
【0059】このように第5の実施の形態によれば、負
バイアス領域を利用したゲート帰還信号をゲートのオ
ン、オフのロジック信号に利用することで、最小オンパ
ルス幅が正常に確保されているかを検出することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、負バ
イアス領域を利用してゲート帰還信号を検出することに
より、正バイアス領域のゲート信号本来の特性を損なう
ことなく、ゲート帰還信号を検出できる半導体電力変換
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のによる半導体電力変換装置の第1の実
施の形態を示すブロック図。
【図2】同実施の形態において、ゲート負バイアス検出
器の動作波形を示すタイムチャート。
【図3】本発明のによる半導体電力変換装置の第2の実
施の形態を示すブロック図。
【図4】本発明のによる半導体電力変換装置の第3の実
施の形態における要部を示すブロック図。
【図5】本発明による半導体電力変換装置の第4の実施
の形態における要部を示すブロック図。
【図6】同実施の形態におけるデッドタイム異常検出器
の動作波形を示すタイムチャート。
【図7】本発明のによる半導体電力変換装置の第5の実
施の形態における要部を示すブロック図。
【図8】同実施の形態における最小オンパルス幅異常検
出器の動作波形を示すタイムチャート。
【図9】半導体電力変換装置と周辺機器とで構成される
システムの全体構成図。
【図10】従来の電力変換装置の各相回路に対応させて
設けられるゲート信号検出器を示すブロック図。
【符号の説明】
20……ゲート駆動回路 21,31……フォトカプラ 22……ゲート制御信号 23……ゲート正バイアス電位 24……ゲート負バイアス電位 25……ゲート信号 25a……正側ゲート信号 25b……負側ゲート信号 26……半導体素子 32……ゲート帰還信号 32a……正側ゲート帰還信号 32b……負側ゲート帰還信号 33……ゲート負バイアス検出器 33a……正側ゲート負バイアス検出器 33b……負側ゲート負バイアス検出器 34……エミッタ電位 35……ダイオード 36……電流制限抵抗 37……ツェナダイオード 38……検出電位 41,42,43……U相,V相,W相正側回路 44,45,46……U相,V相,W相負側回路 47……ゲート信号記録器 51……運転前ゲート負バイアス異常検出器 52……ナンド回路 53……運転前ゲート負バイアス異常検出信号 61……デッドタイム異常検出器 62……デッドタイム異常検出信号 63……デッドタイム異常検出用正側ワンショット回路 64……デッドタイム異常検出用負側ワンショット回路 65,66……インヒビット回路 67……オア回路 71……最小オンパルス幅異常検出器 72……最小オンパルス幅異常検出用ワンショット回路 73……最小オンパルス幅異常検出信号 74……アンド回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御器から出力されるゲート制御信号が
    オンの時ゲート正バイアス電圧のゲート信号を出力し、
    ゲート制御信号がオフの時ゲート負バイアス電圧のゲー
    ト信号を出力して半導体素子を駆動するゲート駆動回路
    を備えた半導体電力変換装置において、 前記ゲート駆動回路より前記半導体素子に与えられるゲ
    ート信号が負バイアス領域の所定電圧以下となったとき
    だけ前記半導体素子がオフであることを検出してゲート
    帰還信号を出力し、ゲート信号が前記所定電圧以上のと
    きはゲート信号の流入を阻止するゲート負バイアス検出
    器を設けたことを特徴とする半導体電力変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体電力変換装置にお
    いて、 ゲート負バイアス検出器から出力されるゲート帰還信号
    と制御器から出力されるゲート制御信号とを記録するゲ
    ート記録手段を設けたことを特徴とする半導体電力変換
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体電力変換装置にお
    いて、 複数の半導体素子の各駆動回路にそれぞれ対応するゲー
    ト負バイアス検出器を備え、且つこれらのゲート負バイ
    アス検出器から出力されるゲート帰還信号を取込んで、
    運転前に全てのまたは一部のゲート信号が負バイアスに
    なっていないことを条件に回路の異常を検出する運転前
    ゲート負バイアス異常検出手段を設けたことを特徴とす
    る半導体電力変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体電力変換装置にお
    いて、 ゲート負バイアス検出器から出力されるゲート帰還信号
    を取込んで、半導体素子の必要とするデッドタイムが確
    保されないで信号が出力されたとき、その信号を検出し
    てデッドタイム異常検出信号を出力するデッドタイム異
    常検出手段を設けたことを特徴とする半導体電力変換装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体電力変換装置にお
    いて、 ゲート負バイアス検出器から出力されるゲート帰還信号
    を取込んで、半導体素子が必要とする最小オンパルス幅
    が確保されていないことを検出すると最小オンパルス異
    常信号を出力する最小オンパルス異常検出手段を設けた
    ことを特徴とする半導体電力変換装置。
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