JP2001237049A - 面状ヒータとその製造方法 - Google Patents

面状ヒータとその製造方法

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JP2001237049A
JP2001237049A JP2000049270A JP2000049270A JP2001237049A JP 2001237049 A JP2001237049 A JP 2001237049A JP 2000049270 A JP2000049270 A JP 2000049270A JP 2000049270 A JP2000049270 A JP 2000049270A JP 2001237049 A JP2001237049 A JP 2001237049A
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Japan
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heater
planar heater
heating element
manufacturing
electrode
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JP2000049270A
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Takeshi Miura
剛 三浦
Koji Yoshimura
孝司 吉村
Hiroyuki Tsuboi
宏之 坪井
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】面状ヒータの信頼性ある電極構造を提供すると
ともに、面状ヒータ製造時の電極材露出の作業性を高め
ることができる面状ヒータを提供する。 【解決手段】導電性繊維からなる混抄紙と、この混抄紙
に取り付けた複数の導電性物質である電極とを備えた発
熱体を絶縁層で被覆した暖房便座装置用面状ヒータにお
いて、少なくとも前記面状発熱体の電極を配置した面に
絶縁性物質を有し、前記導電性部の絶縁性物質と対抗す
る側に配線処理のための開口部を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性繊維からな
る混抄紙に電極を設置した面状ヒータとその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の面を暖めるヒータでは、図4に示
すように、熱伝導性フィルム21の表面にチュービング
ヒータ22を敷設したヒータユニット23を貼り付け、
一体にする構造となっていた。しかし、この構造のヒー
タは、チュービングヒータ22と熱伝導性フィルム21
との面積格差があまりにも大きいためチュービングヒー
タ22の近傍とそれ以外の部分との間の温度ムラが大き
いという問題があった。
【0003】そこで、最近では、この温度ムラを解消す
るため、抵抗発熱体自体を層状に成形した面状ヒータな
どが提案されている。この面状ヒータは、発熱体両端部
に電極を設けることにより、面状のすべてのポイントで
発熱するため、発熱体を均一に過熱することができる。
さらに、特殊なセラミックスや炭素繊維を成分として有
する面状ヒータを使用することにより、伝導熱だけでな
く赤外線を放射するものを提供することが可能となり、
暖房の仕方も幅を広げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記面
状ヒータは、素材のままでは導電性があるので、人に接
触して暖房する装置の場合、人が感電しないための対応
をする必要があるため、面状発熱体全体を絶縁物質にて
被覆しなければならない。このため、電極を部分的に露
出させることが出来なかった。
【0005】また、発熱体への配線処理後、絶縁物質に
より面状ヒータ全体を被覆する方法が考えられるが、こ
の方法では、あらかじめ面状発熱体に配線処理を施した
状態で絶縁物質を被覆するため、面状発熱体の取り扱い
が困難となる上、面状発熱体の折れや曲がりなどにより
ヒータ性能の低下を引き起こす可能性があった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、面状ヒータの信頼性ある電極構造
を提供するとともに、面状ヒータ製造時の電極材露出の
作業性を高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するため、請求項1項記載の発明は、導電性繊
維からなる混抄紙と、この混抄紙に取り付けた複数の導
電性物質である電極とを備えた発熱体を絶縁層で被覆し
た暖房装置用面状ヒータにおいて、少なくとも前記面状
発熱体の電極を配置した面に絶縁性物質を有し、前記導
電性部の絶縁性物質と対抗する側に配線処理のための開
口部を設けたことを特徴とする。
【0008】従来の面状ヒータの電極露出作業において
は、あらかじめ発熱体電極部から配線処理を行い、その
配線を露出させるように、発熱体表面を絶縁物質にて被
覆する場合、発熱体の折れや曲がりなどによりヒータ性
能の低下を引き起こす可能性がある。さらに、配線など
を設置した状態で被覆作業を行う必要があることから発
熱体の取り扱いが困難となり生産性が低下する。
【0009】本発明においては、前記発熱体の電極を配
置した面に絶縁性物質を有し、電極部の絶縁性物質と対
抗する側に配線処理のための開口部を設けた構造にした
ことにより、面状ヒータ全体を絶縁物質にて被覆後、配
線処理を行うことができる。このため、配線処理の作業
工数を削減することができるとともに、面状ヒータの取
り扱いが容易になるため、作業ミスが減少できる。
【0010】また、絶縁物質に開口部を設ける場合、あ
らかじめ開口部を設けた絶縁物質を発熱体に被覆させる
かもしくは、発熱体全体に絶縁物質を被覆した後、電極
部表面上の絶縁物質に刃物などでキリカキを入れ剥離さ
せる方法が考えられる。しかし、前者の場合、開口部と
電極材との位置決めが困難であるため、生産性が低下す
る可能性があった。また、後者の場合、電極材と絶縁物
質が付着しているため、剥離作業が困難である上、作業
ミスなどによって、絶縁物質および電極材へのキズが生
じてしまうとともに、面状ヒータの折れ曲がりなどによ
り、ヒータ性能を劣化してしまう可能性があった。さら
に、発熱体に絶縁物質を被覆する作業工程において、発
熱体中の導電性繊維が飛散し、直接電極部へ付着するこ
とにより、ヒータ性能を劣化してしまう可能性があっ
た。
【0011】請求項2の発明は前記面状ヒータの製造方
法であって、あらかじめ電極材の発熱体面と逆面に非導
電性である薄葉体を設置し電極材を保護した上で、発熱
体に絶縁性物質を被覆した後、絶縁物質および薄葉体を
切断し取り除くことにより、開口部を形成することによ
り、面状ヒータの電極露出作業および発熱体への絶縁物
質被覆作業によるヒータ性能の低下を抑えるとともに、
生産性を向上することができる。
【0012】また、電極材を薄葉体により保護するた
め、前記薄葉体が非粘着性部材であることが好ましい。
【0013】前記開口部を形成する際、前記薄葉体を非
粘着性部材にすることにより、前記絶縁性物質および薄
葉体を容易に取り除くことができるため、前記面状ヒー
タ電極露出作業の生産性を向上することができる。
【0014】前記非粘着性部材が導電性粘着層および電
極材と一体であることが好ましい。
【0015】前記非粘着性部材を電極材表面に設置する
際、電極材の設置と同時に非粘着性部材を設置すること
ができるため、作業工数を削減することができるととも
に、前記絶縁物質を面状ヒータ表面に被覆する際、非粘
着部材の位置ズレを抑え作業性を向上させることができ
る。
【0016】上記のような面状ヒータの構造および製造
方法とすることにより、面状ヒータの信頼性ある電極構
造を提供するとともに、面状ヒータの生産性・量産性を
向上させることができる。
【発明の実施形態】以下本発明にかかる面状ヒータの構
造および製造方法の実施の形態を、図面により詳細に説
明する。 (実施例1)本発明の第1の実施例である面状ヒータの
電極部の製造方法としは、図1に示すように導電性繊維
からなる混抄紙1の片面に、非粘着性部材と導電性の良
いアルミや銅等の金属箔を兼ね備えた電極2を設置す
る。一般的に電極2としては、金属箔を基材として導電
性粘着層を積層させた電極が考えられるが、基材を除い
た導電性粘着層をスクリーン印刷等の印刷加工によって
電極を形成しても良い。
【0017】次の工程としては、前記電極2の前記混抄
紙1と対向する側に非粘着性の離型フィルム3を積層す
る。また、積層する際に離型フィルムの位置ズレや剥げ
等を防止するため、電極として、電極材表面に導電性粘
着剤が塗布された金属を基材とした両面テープを使用
し、離型フィルムを積層しても良い。
【0018】上記以外の方法としては、電極を積層後、
導電性粘着剤をスクリーン印刷等の印刷加工により積層
後、離型フィルムを積層しても良い。
【0019】次に、製造された前記面状ヒータ4全体を
絶縁樹脂5であるラミネートフィルムや樹脂コーティン
グ等によって絶縁層を形成する。
【0020】電極の露出作業としては、図2のように、
目的の電極露出形状になるようにトムソン刃6などの刃
物で、前記離型フィルム上に積層された前記絶縁樹脂7
と離型フィルム8のみを切断し、不要な部分を除去する
ことにより、必要な電極形状を露出させることができ
る。
【0021】本製造方法においては、無理な絶縁層の剥
離作業による電極露出を行う必要がなく、確実に電極を
部分的に露出することができる上、面状ヒータの取り扱
いなどによる作業ミスが低減できることから、効率的に
面状ヒータを製造できることは言うまでもない。
【発明の効果】本発明は上記従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、面状ヒータの信頼性ある電極構
造を提供するとともに、面状ヒータ製造時の電極材露出
の作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】面状ヒータに離型フィルムと絶縁層を積層する
工程を説明する図である。
【図2】面状ヒータ電極上の不要部分を切断する工程を
説明する図である。
【図3】面状ヒータ電極上の不要部分を剥離後、電極を
露出させた断面図を説明する図である。
【図4】従来のヒータユニットを使用し、暖房装置に取
り付けた一実施例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…導電性繊維からなる混抄紙ヒータ、2…電極、3、
8…離型フィルム、4…面状ヒータ、5、7…絶縁樹
脂、6…トムソン刃、21…熱伝導性フィルム、22…
チュービングヒータ線、23ヒータユニット、24…便
座樹脂層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/14 H05B 3/14 G Z Fターム(参考) 3K034 AA02 AA04 AA05 AA09 AA25 AA32 AA34 BA08 BA13 BA18 BB08 BB13 BC03 BC16 BC17 CA02 CA04 CA17 CA26 HA10 JA01 JA09 3K092 PP20 QA05 QB03 QB16 QB31 QC03 QC05 QC20 QC56 RF02 RF14 RF26 RF27 VV03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性繊維からなる混抄紙と、この混
    抄紙に取り付けた複数の導電性物質である電極とを備え
    た発熱体を絶縁層で被覆した暖房便座装置用面状ヒータ
    において、少なくとも前記面状発熱体の電極を配置した
    面に絶縁性物質を有し、前記導電性部の絶縁性物質と対
    抗する側に配線処理のための開口部を設けたことを特徴
    とする面状ヒータ。
  2. 【請求項2】 請求項1の面状ヒータの製造方法であ
    って、あらかじめ電極材の発熱体面と逆面に非導電性で
    ある薄葉体を積層し電極材を保護した上で、発熱体に絶
    縁性物質を被覆した後、絶縁物質および薄葉体を切断し
    取り除くことにより、開口部を形成することを特徴とす
    る面状ヒータの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記面状ヒータの製造方法において、
    前記薄葉体が、非粘着性部材であることを特徴とする請
    求項第2項記載の面状ヒータの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記面状ヒータの製造方法において、
    前記非粘着性部材が導電性粘着層および電極材と一体で
    あることを特徴とする請求項第3項記載の面状ヒータの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005294093A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 面状発熱体
JP2005302301A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 面状発熱体

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