JP2001235945A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001235945A
JP2001235945A JP2000042858A JP2000042858A JP2001235945A JP 2001235945 A JP2001235945 A JP 2001235945A JP 2000042858 A JP2000042858 A JP 2000042858A JP 2000042858 A JP2000042858 A JP 2000042858A JP 2001235945 A JP2001235945 A JP 2001235945A
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JP2000042858A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takehara
淳 竹原
Masumi Sato
眞澄 佐藤
Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Kazuhiko Yuki
和彦 結城
Yoshinori Ozawa
義則 小澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化の点で有利な中抵抗の転写搬送ベ
ルトを用いた場合でも、用紙のサイズ、材質及び厚さの
変化や、温度及び湿度の環境変化にかかわらず、転写搬
送ベルトに用紙を静電吸着で確実に担持して搬送するこ
とが可能となる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写搬送ベルト101の用紙担持面上の
表面移動方向と交差する方向に延在する電流供給領域に
おいて該用紙担持面と交差する方向から電流を流すこと
により、転写搬送ベルト101に電荷を付与する定電流
電源106と、上記電流供給領域のうち用紙1が横切っ
て通過する用紙通過部分の、上記延在の方向における幅
に基づいて、定電流電源106における電流設定値を変
更するように、定電流電源106を制御する制御部20
0と、を設ける。用紙の幅を検知する用紙幅センサを設
け、該用紙幅センサの検知結果に基づいて上記電流設定
値を変更してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体に担持されたトナー像を転写材搬送部材に担持・
搬送される転写材へ転写する画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
転写材搬送部材としての転写搬送ベルトに転写材として
の用紙を担持し、像担持体としての感光体に対向する転
写位置に該用紙を搬送し、該転写位置で感光体上の画像
を該用紙に転写するものが知られている。この装置にお
いて、上記転写位置の転写搬送ベルト移動方向上流側で
用紙を転写搬送ベルトに担持するために、該転写搬送ベ
ルトおよび該用紙へ所定の電荷を付与する場合がある。
この電荷付与により該転写搬送ベルトおよび該用紙を帯
電させ、該転写搬送ベルトと該転写材との間に静電吸着
力を発生させ、該転写搬送ベルトに該用紙を担持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記転写搬送ベルトに
電荷を付与する電荷付与方法としては、転写搬送ベルト
に対して一定電流を供給する定電流制御を用いる方法
と、転写搬送ベルトに一定電圧を印加する定電圧制御を
用いる方法(例えば、特開平9−212000号公報参
照)がある。上記定電流制御を用いる方法では、用紙や
転写搬送ベルトの電気抵抗が環境変動などで大きく変わ
ったとしても付与電荷量がほぼ一定になる。従って、用
紙の材質又は厚さが変化したり、温度又は湿度の環境条
件が変化したりしても、用紙を確実に静電吸着で担持し
て搬送することができる。ところが、この定電流制御を
用いる方法において、上記転写搬送ベルトの幅よりも狭
い幅を有するサイズが異なる用紙を使用しようとする
と、電源から供給される全電流に対する、転写搬送ベル
トの用紙が接している(以下「紙部」という。)に供給
される電流の比率が大きく減少してしまう。そのため、
用紙を十分に静電吸着することができず、用紙の搬送不
良をもたらすおそれがあった。
【0004】一方、上記定電圧制御を用いる方法では、
用紙の材質及び厚さが同一で温度及び湿度の環境条件も
同一の場合、用紙のサイズが変わって転写搬送ベルトの
幅よりも用紙の幅が小さくなったとしても、電流供給領
域における電界強度が同じになる。したがって、上記紙
部への電荷付与量もほとんど変化せず、用紙を静電吸着
で確実に担持し、搬送することができる。ところが、上
記用紙の材質又は厚さが変化したり、温度又は湿度の環
境条件が変化したりすると、用紙や転写搬送ベルトの電
気抵抗が変化するため、上記紙部への電荷付与量を一定
にすることができず、用紙の搬送不良をもたらすおそれ
があった。
【0005】以上のように、上記定電流制御を用いる方
法及び上記定電圧制御を用いる方法のいずれの方法を採
用したとしても、用紙のサイズの変化、用紙の材質及び
厚さの変化、温度及び湿度の変化のすべての条件下にお
いて、用紙の搬送を確実に行うことが難しいという問題
があった。
【0006】なお、上記問題を解決する方法として、定
電流制御を採用するとともに、体積抵抗率が1012Ω
cm以上の高抵抗の転写搬送ベルトを用いる方法があ
る。しかしながら、高抵抗の転写搬送ベルトを用いた場
合は、転写搬送ベルトの自己除電機能が低く、該転写搬
送ベルトの除電を行う除電装置を設ける必要があるた
め、機械のコストが高くなってしまう。
【0007】なお、転写材のサイズ、材質及び厚さ等の
種類の変化、温度及び湿度の環境変化のすべての条件下
において、転写材の搬送を確実に行うことが難しいとい
う問題は、転写材が上記用紙の場合に限らずOHP等の
他の種類の転写材の場合にも同様に発生し得るものであ
る。また、上記転写材搬送部材が上記転写搬送ベルトの
ようにベルト状部材の場合に限らず、ドラム状部材など
の他の形状の転写材搬送部材の場合にも、同様に発生し
得るものである。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、低コスト化の点で有利な中抵抗の
転写材搬送部材を用いた場合でも、転写材のサイズ、材
質及び厚さの変化や、温度及び湿度の環境変化にかかわ
らず、転写材搬送部材に転写材を静電吸着で確実に担持
して搬送することが可能となる画像形成装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体と、該像担持体と対向
する転写部に転写材を担持して搬送する転写材搬送部材
と、該転写材搬送部材の転写材担持面上の表面移動方向
と交差する方向に延在する電流供給領域において該転写
材担持面と交差する方向から電流を流すことにより、該
転写材搬送部材に電荷を付与する電荷付与手段とを備え
た画像形成装置において、上記電荷付与手段が、定電流
制御された電流を供給するものであり、上記電流供給領
域のうち上記転写材が横切って通過する転写材通過部分
の、上記延在の方向における幅に基づいて、上記電荷付
与手段の定電流制御における電流設定値を変更するよう
に、該電荷付与手段を制御する制御手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0010】この画像形成装置においては、上記転写材
搬送部材に対して定電流制御された一定電流を供給して
いるので、用紙の材質又は厚さが変化したり、温度又は
湿度の環境条件が変化したりしても、該転写材搬送部材
に付与される電荷量がほぼ一定になる。また、上記転写
材通過部分の幅に基づいて上記電荷付与手段の電流設定
値を変更することにより、転写材のサイズが変わって該
転写材通過部分の幅が変化したときに、転写材搬送部材
の転写材担持部分に付与される電荷量が低下しないよう
にすることができる。この電荷付与量の低下の抑制は、
特に、上記転写材通過部分の幅の影響を受けやすい中抵
抗の転写材搬送部材を用いた場合に効果的である。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記電流供給領域の上記転写材通過部分の
幅を検知する幅検知手段を設け、該幅検知手段の検知結
果に基づいて、上記電流設定値を変更することを特徴と
するものである。
【0012】この画像形成装置において、上記電流供給
領域の上記転写材通過部分の幅を幅検知手段で検知し、
上記電流設定値の変更に用いることができるので、該転
写材通過部分の幅の情報をオペレータが入力するような
作業が不要となる。
【0013】請求項3の発明は、上記転写材の形状が四
角形であり、該転写材の搬送方向に直交する方向に上記
電流供給領域が延在するように上記電荷付与手段を設け
るとともに、該転写材の収容部に該転写材のサイズを検
知するサイズ検知手段を備えた請求項2の画像形成装置
であって、上記幅検知手段として、上記サイズ検知手段
を兼用したことを特徴とするものである。
【0014】この画像形成装置においては、上記幅検知
手段として、上記転写材の収容部に設けた上記サイズ検
知手段を兼用しているので、該幅検知手段を個別に設け
る必要がなくなり、装置の省スペース化及び低コスト化
を図ることができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記転写材の材質及び厚さの少なくとも一
方の変化に基づいて、上記電流設定値を補正することを
特徴とするものである。
【0016】この画像形成装置においては、上記電流供
給領域よりも上記転写材通過部分の幅が小さい場合に、
上記転写材の電気抵抗の変化の要因となる該転写材の材
質及び厚さの少なくとも一方の変化に基づいて、上記電
流設定値を補正する。この補正により、該転写材の材質
及び厚さの変化に起因する、上記転写材搬送部材の転写
材担持部分に付与される電荷量の変化を確実に抑制する
ことができる。
【0017】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の画像形成装置において、装置内の温度及び湿度の少
なくとも一方を検知する環境検知手段と、該環境検知手
段による検知結果に基づいて、上記電流設定値を補正す
ることを特徴とするものである。
【0018】上記転写材搬送部材として高抵抗(体積抵
抗率が1012Ωcm以上)の材料を用いた場合に、装
置内の温度及び湿度の少なくとも一方が変化すると、該
転写材搬送部材の電気抵抗が中抵抗領域まで変化するお
それがある。このように中抵抗領域まで変化すると、上
記電流供給領域の上記転写材通過部分の幅の変化によっ
て該転写材搬送部材の転写材担持部分への電荷付与量が
大きく変化するようになってしまう。そこで、本請求項
の画像形成装置においては、装置内の温度及び湿度の少
なくとも一方を検知する環境検知手段の検知結果に基づ
いて、該転写材搬送部材の電気抵抗の変化を判定し、上
記電流設定値を補正している。この補正により、装置内
の温度及び湿度の少なくとも一方が変化して該転写材搬
送部材の電気抵抗が中抵抗領域に入ったとしても、該転
写材搬送部材の転写材担持部分に付与される電荷量の変
化を確実に抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電子写真プロセス
を用いて画像形成を行うタンデム型のカラー画像形成装
置に適用した実施形態について説明する。図2は本実施
形態に係るカラー画像形成装置の概略図である。このカ
ラー画像形成装置は、転写材としての用紙1を収納する
給紙装置2と、図示しない排紙部とを連絡する通紙経路
3が設けられている。この通紙経路3の周囲には、シア
ン(C)、マジェンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック
(K)の4色に対応した感光体ユニット4C、4M、4
Y、4K、及び複数の支持ローラ102、103、10
4に張架された転写材搬送部材としての転写搬送ベルト
101により構成された用紙搬送装置100が設けられ
ている。転写搬送ベルト100としては、中程度の体積
抵抗率(10Ωcm〜1012Ωcm)を有するものを
用いている。また、通紙経路3の通紙方向上流側には、
転写搬送ベルト100に静電吸着用の電荷を付与する電
荷付与手段を構成する用紙吸着ローラ105が、転写搬
送ベルト100及び通紙経路3を介して支持ローラ10
2と対向するように配置されている。更に、通紙経路3
の通紙方向下流側には定着装置5が配置されている。
【0020】上記複数の感光体ユニット4C,4M、4
Yおよび4Kは、色の違いを除いて、機構および動作は
同じである。以下、図3を用いて、シアン(C)に対応
する感光体ユニット4Cについて、その機構および動作
を説明する。感光体ユニット4Cは、像担持体としての
感光体ドラム6Cを主体として構成されている。この感
光体ドラム6Cの周囲には、帯電装置7C、現像装置8
C、転写装置9C、およびクリーニング装置10Cが順
に配設されている。そして、感光体ドラム表面の帯電装
置7Cと現像装置8Cとの間が露光位置EXとなり、こ
の露光位置EXに、イメージ露光装置11の図示しない
LEDアレイヘッドを対向配置させている。このLED
アレイヘッドの各LED発光素子の発光により、感光体
ドラム6Cが露光される。
【0021】上記構成の感光体ユニット4Cでは、帯電
装置7Cによる帯電によって感光体6Cを所定の極性に
一様に帯電する。この帯電された感光体ドラム6Cは、
露光位置EXにおいて、上記LEDアレイヘッドの各L
ED発光素子からの光が選択的に照射される。この光照
射により、感光体ドラム6Cにおける一様帯電された電
位レベルに電位差が生じて、静電潜像が形成される。こ
の静電潜像に対して、現像装置8Cで所定の電荷を有す
るトナーを付着させることで、トナー像として顕像化す
る。現像装置8Cには、必要に応じてトナー容器12C
からトナーが補給される。転写装置9Cは、上記感光体
ドラム6Cに形成されたトナー像を上記電位差によって
吸引し、そのトナー像を、転写搬送ベルト100で担持
・搬送されてきた用紙1に転写する。クリーニング装置
10Cは、転写装置9Cにおいて感光体ドラム6Cから
用紙1へトナー像を転写した後に、感光体ドラム6Cに
残留するトナーを掻き落す等の方法でクリーニングする
装置であり、次の画像形成のために、感光体ドラム6C
からトナーを除去するものである。
【0022】各感光体ユニット4C,4M、4Y、4K
からトナー像が転写された用紙1は、転写搬送ベルト1
00により定着装置5へと搬送される。定着装置5で
は、用紙1に転写された未定着トナーを加熱・加圧作用
によって用紙1へ定着させる。
【0023】次に、本発明の特徴部である用紙搬送装置
100における転写搬送ベルトへの電荷付与について説
明する。図1は、用紙搬送装置100における用紙1の
導入部及び転写搬送ベルトに電荷を付与する電荷付与手
段の説明図である。用紙1を通紙経路3に沿って搬送す
る用紙搬送装置100は、転写搬送ベルト100、用紙
吸着ローラ101、転写搬送ベルト100を支持する支
持ローラの一つであるアースローラ102などで構成さ
れている。上記用紙吸着ローラ101は、ローラ部材に
限らず、ブラシ部材、シート部材、またはチャージャー
などで置き換えてもよい。
【0024】また、上記用紙1を静電吸着するために用
紙1とともに転写搬送ベルト100に電荷を付与する電
荷付与手段は、電荷付与部材としての上記用紙吸着ロー
ラ101と、上記アースローラ102と、用紙吸着ロー
ラ101に定電流制御された電流を供給する定電流電源
106とにより構成されていている。この定電流電源1
06は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェ
ースなどで構成された制御手段としての制御部200に
よって制御される。また、この制御部200には、上記
給紙装置2に設けられたサイズ検知手段(幅検知手段)
としての用紙幅センサ20に接続され、該用紙幅センサ
20の検知結果に基づいて、上記定電流電源106にお
ける出力電流設定値を変更できるようになっている。
【0025】図4は、用紙搬送装置100における用紙
1の導入部を通紙方向から見た側面図であり、図5は、
上記導入部を正面から見た拡大図である。図4におい
て、用紙吸着ローラ105及びアースローラ102が転
写搬送ベルト101及び転写紙1を介して互いに対向す
る部分に形成される電流供給領域Aは、ベルト移動方向
に直交する方向である用紙吸着ローラ105の軸方向の
全幅にわたって延在している。図中の記号Waは、上記
電流供給領域Aの幅を示している。また、図4は、上記
電流供給領域Aの幅Waよりも狭い幅を有する用紙1を
搬送している場合を示している。また、電流供給領域A
のうち用紙1が横切って通過する用紙通過部分(以下
「紙部」という。)の幅をWp、該用紙通過部分以外の
転写搬送ベルト101が用紙吸着ローラ105に直接接
触している部分(以下「非紙部」という。)の幅をWb
で示している。
【0026】上記定電流電源106から供給される定電
流制御された電流は、用紙吸着ローラ105から、上記
電流供給領域Aの用紙1及び転写搬送ベルト101が介
在する上記紙部と、転写搬送ベルト101のみが介在す
る非紙部とに分かれて、アースローラ102に流れ込
む。この電流供給により、転写搬送ベルト101及び用
紙1に電荷が付与され、用紙1および転写搬送ベルト1
01が帯電し、転写搬送ベルト101に用紙1が静電吸
着する。この静電吸着によって用紙1が転写搬送ベルト
101に確実に担持されて搬送される。
【0027】ここで、図6を用いて、定電流制御の電流
設定値を変更しないで電流供給を行なったときの用紙の
幅と用紙搬送性との関係を説明する。図6中の記号
「○」は高い体積抵抗率(1012Ωcm以上)を有す
る転写搬送ベルトを用いたときのデータであり、記号
「×」は、本実施形態のように中程度の体積抵抗率(1
Ωcm〜1012Ωcm)の転写搬送ベルト101
を用いたときの実験データである。この図6から、高い
体積抵抗率を有する転写搬送ベルトの場合、用紙幅によ
らず、良好な用紙の搬送が可能であることがわかる。こ
れに対し、除電装置が不要で低コスト化が図ることがで
きるという観点で本実施形態で用いている中程度の体積
抵抗率を有する転写搬送ベルト101の場合は、該用紙
幅が小さくなると、用紙の搬送不良が発生していること
がわかる。
【0028】そこで、本実施形態においては、低コスト
化の点で有利な中程度の体積抵抗率を有する転写搬送ベ
ルト101を用い、且つ定電流制御による電荷付与を行
う場合でも、用紙1のサイズによらず用紙を確実に担持
して良好な搬送性を実現できるように、用紙幅の検知結
果に基づいて定電流制御における電流設定値を変更する
ように制御している。
【0029】図7は、中抵抗の転写搬送ベルトの体積抵
抗率(Ωcm)と、定電流制御における電流設定値であ
る用紙吸着電流の用紙搬送が可能となる臨界値(μA)
との関係を示すグラフである。図7中の記号「○」は用
紙幅が小、記号「△」は用紙幅が中、記号「□」は用紙
幅が大のときの実験データを示している。また、同図に
おいて、各曲線の上側(電流値が大きい側)が搬送性良
好であった領域を示しており、各曲線の下側(電流値が
小さい側)が搬送性不良であった領域を示している。こ
の図7から、用紙幅が小さくなると、定電流制御によっ
て電荷供給の際に必要な電流値は大きくなる傾向がわか
る。この理由は、中程度の体積抵抗率の転写搬送ベルト
を用いた場合、用紙幅が小さくなると、供給される電流
が上記非紙部へ電流が流れてしまうからである。よっ
て、用紙1に付与される電荷量が少なくなるので、用紙
を搬送するために必要な静電吸着力を得られなくなり、
搬送不良が発生してしまう。本発明者らによる上記実験
の結果、体積抵抗率が10Ωcm〜1012Ωcmの
転写搬送ベルト101においては、用紙幅が小さいとき
は上記定電流制御における電流設定値(用紙吸着電流)
を大きくすることで、良好な搬送性を得られることが明
らかになった。また、この図7の結果から、転写搬送ベ
ルト101の体積抵抗率に応じて上記臨界曲線のようす
は異なることがわかる。したがって、体積抵抗率に応じ
た補正係数を乗じることで、定電流制御で用紙吸着ロー
ラ105に供給する電流値を、良好な用紙搬送が可能な
電流値の領域の電流値へ変更させることができる。よっ
て、転写搬送ベルト101の体積抵抗率の違いを考慮し
て上記定電流制御における電流設定値(用紙吸着電流)
を変えることで、用紙幅が変化した場合でも良好な用紙
搬送が可能になる。
【0030】図8は、本実施形態で採用した、用紙幅検
知センサ20の検知結果に基づいて上記定電流制御にお
ける電流設定値(用紙吸着電流)を変更する用紙搬送制
御の一例を示すフローチャートである。この制御に先立
って、用紙1を、搬送方向と直交する方向の用紙幅に基
づいてグループ化しておく。本実施形態では、次の3つ
のグループに分けている。グループ1は、A3紙の短い
方の幅(以下「狭幅」という。)以下であってA4紙の
狭幅より大きい用紙幅をもつ用紙のグループである。グ
ループ2は、A4紙の狭幅以下であってハガキの狭幅よ
り大きい用紙幅をもつグループである。グループ3は、
ハガキの狭幅以下の用紙幅をもつ用紙のグループであ
る。
【0031】まず、上記用紙幅検知センサ20により用
紙幅を検知する(S1)。この用紙幅検知センサ20
は、具体的には、給紙装置2の給紙トレイ若しくは手差
しトレイに付属する用紙幅規制部材の位置を検知するも
のである。この検知結果は、制御部200へ送られ、上
記用紙幅規制部材の位置の検知データから用紙幅のデー
タへ変換される。次に、この用紙幅の検知結果に基づい
て、現在の用紙幅が上記グループ1の用紙幅であるかど
うかを判定する(S2)。この判定が「Yes」なら
ば、グループ1に対して設定された電流、具体的にはA
=15[μA]を用紙吸着ローラ105へ供給するよう
に定電流電源106を制御する(S3)。上記判定が
「No」ならば、グループ2の用紙幅であるかどうかを
判定する(S4)。この判定結果が「Yes」ならば、
グループ2に対して設定された電流、具体的には上記グ
ループ1における電流Aを1.3倍した電流値19.5
μAを用紙吸着ローラ105へ供給するように、定電流
電源106を制御する(S5)。この判定が「No」な
らば、上記グループ1に対する電流値を1.6倍した電
流値24μAとなるように定電流電源106を制御する
(S6)。
【0032】このように制御部200で定電流制御にお
ける電流設定値が制御された後、定電流電源106から
用紙吸着ローラへ電流を供給する(S7)。この一定電
流が供給されることで、用紙1は転写搬送ベルト101
に静電吸着で担持され、搬送される(S8)。
【0033】以上、本実施形態によれば、定電流制御を
用いて転写搬送ベルト101に電荷を付与しているの
で、用紙1の材質又は厚さが変化したり、温度又は湿度
の環境条件が変化したりしても、転写搬送ベルト101
の用紙担持部分に付与される電荷量がほぼ一定になる。
しかも、中抵抗の転写搬送ベルト101を用いた場合で
も、用紙1のサイズが変わって上記紙部の幅Wpが変化
したときに、転写搬送ベルト101の用紙担持部分に付
与される静電吸着のための電荷量が低下しない。よっ
て、用紙1のサイズ、材質及び厚さの変化や、温度及び
湿度の環境変化にかかわらず、転写搬送ベルト101に
用紙1を静電吸着で確実に担持して搬送することが可能
となる。
【0034】また、本実施形態によれば、中程度の体積
抵抗率(10〜1012Ωcm)を有する転写搬送ベ
ルト101を用いているので、高い体積抵抗率の転写搬
送ベルトを用いた場合に必要とされる除電機構が不要と
なり、低コスト化を図ることができる。
【0035】また、上記実施形態においては、用紙1が
一般に広く用いられている長方形状のものであって、用
紙吸着ローラ105が用紙1の搬送方向に直交する方向
に設けられた場合を前提としている。よって、上記用紙
幅の検知が、給紙装置2内に配置された図示しない給紙
トレイ若しくは手差しトレイに付属する用紙幅規制部材
の位置を検知することで代用できる。よって、用紙幅の
検知を簡単な機構で行なうことができるので、上記用紙
幅検知手段を新たに設けることなく装置全体の省スペー
ス化及び低コスト化を図ることができる。
【0036】なお、上記実施形態の定電流制御の電流設
定値を変更する制御では、用紙1を用紙幅によって3つ
のグループに分類し、現在の使用としている用紙1の用
紙幅が、その3つのグループのいずれであるかを判定す
ることで、各グループに応じた一定電流を供給するよう
に電源部を制御しているが、この制御に限るものではな
い。たとえば、3つのグループではなく、2つや4以上
のグループに分類してもよい。また、用紙幅に対する上
記定電流制御の電流設定値の関数を用意して、上記電流
供給領域Aの上流側に設けた用紙幅センサで検知した用
紙幅に即応して該電流設定値を変更し、この電流設定値
に基づいて一定電流を供給できるように制御してもよ
い。この制御を実行することにより、用紙幅の異なる用
紙1を連続して搬送する場合や、上記電流供給領域Aを
用紙1が通過している間に用紙幅が変化する場合などで
も、良好な用紙搬送を行なうことができる。
【0037】また、上記実施形態においては、上記用紙
幅に基づいて定電流制御における電流設定値を変更して
いるが、この変更後の電流設定値を、用紙1の材質また
は厚さに基づいて更に補正するように制御してもよい。
この場合は、用紙1の材質及び厚さの変化に起因する上
記転写搬送ベルト101の用紙担持部分に付与される電
荷量の変化を、確実に抑制することができる。
【0038】また、上記実施形態では、低コスト化等の
観点から中程度の体積抵抗率(10 〜1012Ωc
m)を有する転写搬送ベルト101を用いているが、体
積抵抗率が1012Ωcm以上の高抵抗の転写搬送ベル
ト101を用いてもよい。この高抵抗の転写搬送ベルト
101は、通常環境では高抵抗であるが、温度または湿
度の少なくとも一方が高くなると、転写搬送ベルト10
1の体積抵抗率が10Ωcm〜1012Ωcmになっ
てしまう場合がある。したがって、高抵抗の転写搬送ベ
ルト101を用いる場合は、装置内の温度湿度環境を検
知し、その検知結果に基づいて、体積抵抗率が中抵抗の
範囲(10〜1012Ωcm)に変化していると判定
されたときに上記図8に示した用紙吸着電流の設定変更
制御を行うようにしてもよい。
【0039】図9は、高抵抗の転写搬送ベルト101を
用いた場合の用紙搬送制御の一例を示すフローチャート
である。まず、装置内に設置した温湿度センサにより装
置内の温度及び湿度を検知する(S101)。次に、上
記温湿度センサで検知した温湿度が通常環境の範囲に入
っている場合は、用紙幅にかかわらず上記定電流制御の
電流設定値(用紙吸着電流)を一定にする(S10
2)。一方、上記温湿度センサで検知した温湿度が高温
・高湿環境の範囲に入っている場合は、前記図8の一点
鎖線で囲んだように用紙1の用紙幅に基づいて上記電流
設定値(用紙吸着電流)を変更する(S102、S10
3)。このように定電流制御における電流設定値が制御
された後、定電流電源106から用紙吸着ローラ105
へ電流を供給する(S104)。この一定電流が供給さ
れることで、用紙1は転写搬送ベルト101に静電吸着
で担持され、搬送される(S105)。上記図9の制御
により、高体積抵抗率の転写搬送ベルトを用いた場合に
高温高湿度の環境になっても、用紙のサイズによらず用
紙1を確実に担持して搬送することが可能となる。
【0040】なお、上記実施形態では、タンデム型のカ
ラー画像形成装置に適用した例であるが、本発明は、タ
ンデム型のカラー画像形成装置ではなくても、転写材を
静電吸着して搬送する転写搬送ベルト等の転写材搬送部
材を有する画像形成装置であれば、同様に適用できるも
のである。
【0041】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、転写材
の材質又は厚さが変化したり、温度又は湿度の環境条件
が変化したりしても、転写材搬送部材の転写材担持部分
に付与される電荷量がほぼ一定になる。しかも、中抵抗
の転写材搬送部材を用いた場合でも、転写材のサイズが
変わって該転写材通過部分の幅が変化したときに、該転
写材担持部分に付与される静電吸着のための電荷量が低
下しない。よって、低コスト化の点で有利な中抵抗の転
写材搬送部材を用いた場合でも、転写材のサイズ、材質
及び厚さの変化や、温度及び湿度の環境変化にかかわら
ず、転写材搬送部材に転写材を静電吸着で確実に担持し
て搬送することが可能となるという効果がある。
【0042】特に、請求項2の発明によれば、上記電流
供給領域の上記転写材通過部分の幅の情報をオペレータ
が入力するような作業が不要となるという効果がある。
【0043】また特に、請求項3の発明によれば、上記
電流供給領域の上記転写材通過部分の幅を幅検知手段を
個別に設ける必要がないので、装置の省スペース化及び
低コスト化を図ることができるという効果がある。
【0044】また、請求項4の発明によれば、転写材の
材質及び厚さの変化に起因する上記転写材搬送部材の転
写材担持部分に付与される電荷量の変化を、確実に抑制
することができるという効果がある。
【0045】また、請求項5の発明によれば、装置内の
温度及び湿度の少なくとも一方が変化して転写材搬送部
材の電気抵抗が中抵抗領域に入ったとしても、該転写材
搬送部材の転写材担持部分に付与される電荷量の変化
を、確実に抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置に
おける用紙搬送装置の用紙導入部及び転写搬送ベルトに
電荷を付与する電荷付与手段の説明図。
【図2】同カラー画像形成装置の全体構成図。
【図3】同カラー画像形成装置における感光体ユニット
の概略構成図。
【図4】用紙搬送装置における用紙導入部を通紙方向か
ら見た側面図。
【図5】同用紙導入部を正面から見た拡大図。
【図6】定電流制御の電流設定値を変更しないで電流供
給を行なったときの用紙幅と用紙搬送性との関係を示す
グラフ。
【図7】中抵抗の転写搬送ベルトの体積抵抗率と、定電
流制御における電流設定値(用紙吸着電流)の用紙搬送
可能となる臨界値との関係を示すグラフ。
【図8】本実施形態における用紙搬送制御のフローチャ
ート。
【図9】他の実施形態における用紙搬送制御のフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 用紙 2 給紙装置 3 通紙経路 4 感光体ユニット 5 定着装置 6 感光体ドラム 7 帯電装置 8 現像装置 9 転写装置 10 クリーニング装置 11 イメージ露光装置 20 用紙幅センサ 100 転写搬送装置 101 転写搬送ベルト 102 アースローラ 105 用紙吸着ローラ 106 定電流電源 200 制御部
フロントページの続き (72)発明者 吉永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 結城 和彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小澤 義則 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H032 AA15 BA12 BA13 BA18 BA28 CA02 CA12 CA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体と対向する転写部
    に転写材を担持して搬送する転写材搬送部材と、該転写
    材搬送部材の転写材担持面上の表面移動方向と交差する
    方向に延在する電流供給領域において該転写材担持面と
    交差する方向から電流を流すことにより、該転写材搬送
    部材に電荷を付与する電荷付与手段とを備えた画像形成
    装置において、 上記電荷付与手段が、定電流制御された電流を供給する
    ものであり、 上記電流供給領域のうち上記転写材が横切って通過する
    転写材通過部分の、上記延在の方向における幅に基づい
    て、上記電荷付与手段の定電流制御における電流設定値
    を変更するように、該電荷付与手段を制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記電流供給領域の上記転写材通過部分の幅を検知する
    幅検知手段を設け、 該幅検知手段の検知結果に基づいて、上記電流設定値を
    変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記転写材の形状が四角形であり、該転写
    材の搬送方向に直交する方向に上記電流供給領域が延在
    するように上記電荷付与手段を設けるとともに、該転写
    材の収容部に該転写材のサイズを検知するサイズ検知手
    段を備えた請求項2の画像形成装置であって、 上記幅検知手段として、上記サイズ検知手段を兼用した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の画像形成装置において、 上記転写材の材質及び厚さの少なくとも一方の変化に基
    づいて、上記電流設定値を補正することを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、 装置内の温度及び湿度の少なくとも一方を検知する環境
    検知手段と、 該環境検知手段による検知結果に基づいて、上記電流設
    定値を補正することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005013013A2 (de) * 2003-07-29 2005-02-10 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Vorrichtung und verfahren zur elektrophoretischen flüssigent wicklung
US7600842B2 (en) 2003-08-05 2009-10-13 Ricoh Company, Ltd. Image reproducing and forming apparatus, printer driver and data processing apparatus

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