JP2001234722A - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents

内燃機関の可変動弁機構

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JP2001234722A
JP2001234722A JP2000271957A JP2000271957A JP2001234722A JP 2001234722 A JP2001234722 A JP 2001234722A JP 2000271957 A JP2000271957 A JP 2000271957A JP 2000271957 A JP2000271957 A JP 2000271957A JP 2001234722 A JP2001234722 A JP 2001234722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一カムにより回動させられてバルブに当接
する主部分と、第二カムにより回動させられる副部分と
を有する動作伝達部材を具備し、主部分の第一突出部の
第一後側端面と副部分の第二突出部の第二前側端面との
間へ介在部材を押し出すことにより、カムによる副部分
の回動動作を主部分を介してバルブへ伝達可能な可変動
弁機構において、主部分の異常回動を防止することであ
る。 【解決手段】 主部分の第一突出部は、第一前側端面4
1cと第一後側端面41dとを有し、副部分の第二突出
部42bは、第二前側端面42cと第二後側端面42d
とを有し、第一後側端面と第二前側端面との間へ押し出
し可能な介在部材44が設けられ、介在部材が押し出さ
れている時には、第二カムによる副部分の回動動作は、
介在部材を介して主部分へ伝達されると共に、第一前側
端面41cは第二後側端面42dにほぼ当接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の可変動
弁機構に関する。
【0002】
【従来の技術】カムシャフトに配置された第一カム及び
第二カムと、第一カム及び第二カムと吸気弁との間に介
在するスイングアームのような動作伝達部材とを具備
し、選択された一方のカム動作によって吸気弁又は排気
弁を開弁する可変動弁機構が公知である。例えば、第一
カムは吸気弁の低リフトを実現するための低リフトカム
であり、第二カムは吸気弁の高リフトを実現するための
高リフトカムであり、動作伝達部材は、回動軸線に沿っ
て互いに隣接し、第一カムにより回動させられて吸気弁
に当接する主部分と、第二カムにより回動させられて主
部分へ連結可能な副部分とを有している。
【0003】副部分を主部分へ連結すれば、高リフトカ
ムが副部分を介して主部分を作動させ、吸気弁は、高リ
フトで開弁させられる。この時、低リフトカムの山部は
主部分とは非当接となる。一方、副部分を主部分から切
り離せば、高リフトカムは副部分を作動させるが、副部
分の動作は吸気弁へ伝達されず、吸気弁は、低リフトカ
ムによる主部分の作動によって、低リフトで開弁させら
れる。こうして、機関高速時に適した吸気弁の高リフト
と、機関低速時に適した吸気弁の低リフトとを実現可能
となる。
【0004】このような可変動弁機構において、一般的
に、動作伝達部材の主部分と副部分とは、互いに回動軸
線に垂直な摺動面を有し、一方の摺動面に形成された穴
内へ他方の摺動面からピンを突出させることにより互い
に連結され、ピンを引っ込めることにより結合解除され
る。このような連結構造においては、連結時において、
ピンに剪断力又は曲げ力が作用し、ピンに高い強度が必
要とされ、ピンの大型化等の問題が発生する。
【0005】特開平10−220210号公報に開示さ
れている可変動弁機構は、動作伝達部材の主部分と副部
分とが、それぞれ、互いに向けて回動軸線方向に突出す
る突出部を有し、各突出部には回動軸線に平行で互いに
対向する対向面が設けられ、各対向面は、副部分が第二
カムによって回動させられる時に互いに接近するように
なっている。主部分及び副部分の一方から各対向面の間
にピンを押し出せば、高リフトカムによる副部分の回動
動作が主部分へ伝達されて吸気弁を高リフトで開弁し、
各対向面の間からピンを引っ込めれば、高リフトカムに
よる副部分の回動動作は、各対向面を接近させるが、主
部分へは伝達されず、低リフトカムによる主部分の回動
動作によって吸気弁は低リフトで開弁する。それによ
り、ピンには、剪断力及び曲げ力ではなく、圧縮力だけ
が作用し、一般的な材料は圧縮力に対しては非常に強い
ために、ピンの大型化の問題を解決することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
て、ピンを押し出して高リフトカムにより吸気弁を作動
し続ける際に、バルブスプリングのサージング等によっ
て、動作伝達部材の主部分は、突出部対向面がピンから
離れるように、異常に回動し、それにより、吸気弁が異
常に押し下げられて閉弁時に破損したり、反動によって
主部分の突出部対向面がピンに激しく衝突し、主部分及
びピンが破損する可能性がある。
【0007】従って、本発明の目的は、主部分と副部分
とを有する動作伝達部材を具備し、主部分の突出部端面
と副部分の突出部端面との間に介在部材を押し出すこと
により、カムによる副部分の回動動作を主部分を介して
吸気弁又は排気弁へ伝達可能な可変動弁機構において、
バルブスプリングのサージング等による主部分の異常回
動を防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の内燃機関の可変動弁機構は、第一カム及び第二カ
ムと、動作伝達部材とを具備し、前記動作伝達部材は、
前記第一カムにより回動させられて吸気弁又は排気弁に
当接する主部分と、前記第二カムにより回動させられる
副部分とを有し、前記主部分と前記副部分とは少なくと
も互いに平行なそれぞれの回動軸線方向に互いに隣接
し、前記主部分は、前記副部分へ向けて前記回動軸線方
向に突出する第一突出部を有し、前記副部分は、前記主
部分へ向けて前記回動軸線方向に突出する第二突出部を
有し、前記第一突出部は、前記主部分の前記吸気弁又は
排気弁の開弁への回動方向における第一前側端面と第一
後側端面とを有し、前記第二突出部は、前記副部分の前
記吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向における第二前
側端面と第二後側端面とを有し、前記第一前側端面と前
記第二後側端面とは互いに対向し、前記第一後側端面と
前記第二前側端面とは互いに対向し、前記第一後側端面
と前記第二前側端面との間へ押し出し可能な介在部材が
設けられ、前記介在部材が押し出されていない時には、
前記第一副部分は前記主部分に対して自由に回動し、前
記介在部材が押し出された時には、前記第二カムによる
前記副部分の回動動作は、前記吸気弁又は排気弁を開弁
するために、前記介在部材を介して前記主部分へ伝達さ
れると共に、前記第一前側端面は前記第二後側端面にほ
ぼ当接していることを特徴とする。
【0009】また、本発明による請求項2に記載の内燃
機関の可変動弁機構は、第一カム、第二カム及び第三カ
ムと、動作伝達部材とを具備し、前記動作伝達部材は、
前記第一カムにより回動させられて吸気弁又は排気弁に
当接する主部分と、前記第二カムにより回動させられる
第一副部分とを有し、前記主部分と前記第一副部分とは
少なくとも互いに平行なそれぞれの回動軸線方向に互い
に隣接し、前記主部分は、前記第一副部分へ向けて前記
回動軸線方向に突出する第一突出部を有し、前記第一副
部分は、前記主部分へ向けて前記回動軸線方向に突出す
る第二突出部を有し、前記第一突出部は、前記主部分の
前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向における第一
前側端面と第一後側端面とを有し、前記第二突出部は、
前記第一副部分の前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動
方向における第二前側端面と第二後側端面とを有し、前
記第一後側端面と前記第二前側端面とは互いに対向し、
前記第一後側端面と前記第二前側端面との間へ押し出し
可能な第一介在部材が設けられ、前記第一介在部材が押
し出されていない時には、前記第一副部分は前記主部分
に対して自由に回動し、前記第一介在部材が押し出され
た時には、前記第二カムによる前記第一副部分の回動動
作は、前記吸気弁又は排気弁を開弁するために、前記第
一介在部材を介して前記主部分へ伝達され、前記第三カ
ムは前記第二カムの形状より外側に突出しない形状を有
し、前記動作伝達部材は、前記第三カムにより回動させ
られる第二副部分を有し、前記主部分と前記第二副部分
とは少なくとも互いに平行なそれぞれの回動軸線方向に
互いに隣接し、前記主部分は、前記第二副部分へ向けて
前記回動軸線方向に突出する第三突出部を有し、前記副
部分は、前記主部分へ向けて前記回動軸線方向に突出す
る第四突出部を有し、前記第三突出部は、前記主部分の
前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向における第三
前側端面と第三後側端面とを有し、前記第四突出部は、
前記第二副部分の前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動
方向における第四前側端面と第四後側端面とを有し、前
記第三後側端面と前記第四前側端面とは互いに対向し、
前記第三後側端面と前記第四前側端面との間へ押し出し
可能な第二介在部材が設けられ、前記第二介在部材が押
し出されていない時には、前記第二副部分は前記主部分
に対して自由に回動し、前記第二介在部材が押し出され
た時には、前記第三カムによる前記第二副部分の回動動
作は、前記吸気弁又は排気弁を開弁するために、前記第
二介在部材を介して前記主部分へ伝達されると共に、前
記第三前側端面は前記第四後側端面から離間し、前記第
一介在部材及び前記第二介在部材がいずれも押し出され
ている時に、前記第二カムによる前記第一副部材の回動
動作が前記第二副部材へ伝達されないようになっている
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明による内燃機関の可
変動弁機構における実施形態を示す側面図であり、図2
は同平面図であり、図3は同分解斜視図である。これら
の図において、1は吸気弁又は排気弁(以下、バルブと
称する)であり、1aはバルブ1を閉弁方向に付勢する
バルブスプリングである(図2及び図3においては省略
されている)。2はカムシャフトであり、31はカムシ
ャフト2に配置された第一カムである。カムシャフト2
には、第一カム31の両側において、第二カム32及び
第三カム33が配置されている。
【0011】4は各カム31〜33の動作をバルブへ伝
達するロッカアーム及びスイングアーム等の動作伝達部
材である。動作伝達部材4は、いずれも共通の回動軸5
回りに回動する主部分41、第一副部分42、及び第二
副部分43を有している。第一副部分42及び第二副部
分43は、主部分41に対して回動軸5の回動軸線方向
に沿って両側に隣接している。主部分41、第一副部分
42、及び第二副部分43は、それぞれ、第一カム3
1、第二カム32、及び第三カム33に当接するための
ローラRを有している。主部分42には、二つのバルブ
1に同時に当接する押圧アーム41aが設けられてい
る。
【0012】図3に示すように、主部分41は、第一副
部分42へ向けて回動軸線方向に突出する第一突出部4
1bを有し、第一副部分42は、主部分41へ向けて回
動軸線方向に突出する第二突出部42bを有している。
図4は、回動軸線に垂直で第一突出部41b及び第二突
出部42bを通る断面図である。図4に示すように、第
一突出部41bは、主部分41のバルブ1の開弁への回
動方向(図3及び図4に矢印で示す)における第一前側
端面41cと第一後側端面41dとを有し、第二突出部
42bは、第一副部分42のバルブ1の開弁への回動方
向における第二前側端面42cと第二後側端面42dと
を有し、第一前側端面41cと第二後側端面42dとは
互いに対向し、第一後側端面41dと第二前側端面42
cとは互いに対向している。
【0013】第一後側端面41dと第二前側端面42c
との間にはピンのような第一介在部材44が設けられて
いる。図4のA−A断面図である図5に示すように、第
一介在部材44は、バネ45によって第一後側端面41
dと第二前側端面42cとの間から第一副部分42内へ
引っ込むように付勢されている。一方、第一副部分42
内の圧力室46内に油圧が作用する時には、第一介在部
材44における押し出し側の受圧面積と引っ込め側の受
圧面積との差により発生する押し出し力によって、第一
介在部材44はバネ45に逆らって第一後側端面41d
と第二前側端面42cとの間へ押し出されるようになっ
ている。
【0014】動作伝達部材4の主部分41は、前述した
ように、バルブ1に当接する押圧アーム41aを有して
いるために、バルブスプリング1aによって、バルブ1
の閉弁への回動方向に付勢されている。一方、第一副部
分42及び第二副部分43も、それぞれ、バネ47及び
48によって、バルブ1の閉弁への回動方向に付勢され
ている。
【0015】主部分41の第一突出部41b及び第一副
部分42の第二突出部42bは、バルブスプリング1a
及びバネ47による前述の付勢によって、第一カム31
及び第二カム32が主部分41及び第一副部分42を作
動しない時には、図4に示すように、第一突出部41b
の第一後側端面41dと第二突出部42bの第二前側端
面42cとの間に、第一介在部材44の押し出しを可能
とする隙間がもたらされると共に、第一突出部41bの
第一前側端面41cと第二突出部42bの第二後側端面
42dとは互いに当接するように形成されている。
【0016】図1に示すように、第一カム31は低リフ
トカムであり、第二カム32は高リフトカムであり、第
一カム31のカム形状は、第二カム32のカム形状より
外側に突出していない。第一副部分42内の油圧室46
に油圧が作用していない時には、バネ45によって第一
介在部材44は第一副部分42内へ引っ込められてい
る。それにより、バルブ1の閉弁方向において、第一副
部分42は、第一カム31によって回動させられる主部
分41に比較して、第二カム32によって大きく回動さ
せられるが、第一突出部41bの第一後側端面41dと
第二突出部42bの第二前側端面42cとの間の隙間に
よって、第一副部分42は、主部分41に対して自由に
回動し、第一副部分42の動作が主部分41へ伝達され
ることはなく、バルブ1は、第一カム31による主部分
41の回動動作によって低リフトで開弁させられる。
【0017】一方、第一副部分42内の油圧室46に油
圧が作用している時には、第一突出部41bの第一後側
端面41dと第二突出部42bの第二前側端面42cと
の間の隙間には、第一介在部材44が押し出され、第二
カム32による第一副部分の回動動作は第一介在部材4
4を介して主部分41へ伝達される。それにより、第一
カム31の山部は主部分41に対して非接触となり、バ
ルブ1は第二カム32によって高リフトで開弁させられ
る。この時、第一介在部材44は、第一突出部41bの
第一後側端面41dと第二突出部42bの第二前側端面
42cとによって圧縮されることとなるが、一般的な材
料は、剪断及び曲げに比較して圧縮に対しては強く、第
一介在部材44をそれほど大きくしなくても第一介在部
材44が破損するようなことはない。
【0018】本実施形態において、第一突出部41bの
第一後側端面41d及び第二突出部42bの第二前側端
面42cは、圧縮時の応力集中を防止するために、それ
ぞれ、円形断面の第一介在部材44に対して面接触する
ような凹部を有している。
【0019】こうして、第一副部分42を介してバルブ
1を高リフトで開弁している時に、一般的な可変動弁機
構では、主部分41の第一突出部41bにおける第一前
側端面41cと第一副部分42の第二突出部42bにお
ける第二後側端面42dとの間に比較的大きな隙間が存
在するために、バルブスプリング1aのサージング等に
よって、主部分41は、第一突出部41bの第一後側端
面41dが第一介在部材44から離れるように、異常に
回動し、それにより、バルブ1が異常に押し下げられて
閉弁時に破損したり、反動によって主部分41の第一突
出部41bにおける第一後側端面41dが第一介在部材
44に激しく衝突し、第一突出部41b及び第一介在部
材44が破損する可能性がある。
【0020】しかしながら、本実施形態では、第一副部
分42を介してバルブ1を高リフトで開弁している時
に、主部分41の第一突出部41bにおける第一前側端
面41cと第一副部分42の第二突出部42bにおける
第二後側端面42dとは互いに当接しており、このよう
な主部分41の異常回動が発生することはなく、第一突
出部41b及び第一介在部材44の破損を防止すること
ができる。もちろん、主部分41の第一突出部41bに
おける第一前側端面41cと第一副部分42の第二突出
部42bにおける第二後側端面42dとの間の隙間が、
一般的な可変動弁機構とは異なり僅かであれば、バルブ
1が異常に押し下げられるような主部分41の異常回動
を防止することができる。
【0021】本実施形態において、第二副部分43は、
図3及び図5に示すように、第一副部分42と同様な構
成を有している。図6に示すように、主部分41は、第
二副部分43へ向けて回動軸線方向に突出する第三突出
部41eを有し、第二副部分43は、主部分41へ向け
て回動軸線方向に突出する第四突出部43bを有してい
る。図6は、回動軸線に垂直で第三突出部41e及び第
四突出部43bを通る断面図である。図6に示すよう
に、第三突出部41eは、主部分41のバルブ1の開弁
への回動方向(図3及び図6に矢印で示す)における第
三前側端面41fと第三後側端面41gとを有し、第四
突出部43bは、第二副部分43のバルブ1の開弁への
回動方向における第四前側端面43cと第四後側端面4
3dとを有し、第三前側端面41fと第四後側端面43
dとは互いに対向し、第三後側端面41gと第四前側端
面43cとは互いに対向している。
【0022】第三後側端面41gと第四前側端面43c
との間には前述したと同様な第二介在部材44’が設け
られている。図5に示すように、第二介在部材44’
は、バネ45’によって第三後側端面41gと第四前側
端面43cとの間から第二副部分43内へ引っ込むよう
に付勢されている。一方、第二副部分43内の圧力室4
6’内に油圧が作用する時には、前述同様に、第二介在
部材44’はバネ45’に逆らって第三後側端面41e
と第四前側端面43cとの間へ押し出されるようになっ
ている。
【0023】主部分41の第三突出部41e及び第二副
部分43の第四突出部43bは、バルブスプリング1a
及びバネ48による前述の付勢によって、第一カム31
及び第三カム33が主部分41及び第二副部分43を作
動しない時には、図6に示すように、第三突出部41e
の第三後側端面41gと第四突出部43bの第四前側端
面43cとの間に、第二介在部材44’の押し出しを可
能とする隙間がもたらされると共に、第三突出部41e
の第三前側端面41fと第四突出部43bの第四後側端
面43dとは互いに離間するように形成されている。
【0024】第二副部分43に当接する第三カム33
は、図1に示すように、中リフトカムであり、第一カム
31のカム形状は、第三カム33のカム形状より外側に
突出していない。また、第三カム33のカム形状は、第
二カム32のカム形状より外側に突出していない。第二
副部分43内の油圧室46’に油圧が作用していない時
には、バネ45’によって第二介在部材44’は第二副
部分43内へ引っ込められている。それにより、第三突
出部41eの第三後側端面41gと第四突出部43bの
第四前側端面43cとの間の隙間によって、第二副部分
43は、主部分41に対して自由に回動し、第二副部分
42の動作が主部分41へ伝達されることはない。一
方、第二副部分43内の油圧室46’に油圧が作用して
いる時には、第三突出部41eの第三後側端面41gと
第四突出部43bの第四前側端面43cとの間の隙間に
は、第二介在部材44’が押し出され、第三カム33に
よる第一副部分の回動動作は第二介在部材44’を介し
て主部分41へ伝達される。それにより、第一カム31
の山部は主部分41に対して非接触となり、バルブ1は
第三カム33によって中リフトで開弁させられる。
【0025】こうして、第一介在部材44を押し出せ
ば、第二カム32によって第一副部分42を介してバル
ブ1を高リフトで開弁させることができ、第一介在部材
44を引っ込めて第二介在部材44’を押し出せば、第
三カム33によって第二副部分43を介してバルブ1を
中リフトで開弁させることができる。本実施形態では、
第三カム33のカム形状は、第二カム32のカム形状よ
り外側に突出しないようにされているために、二つの介
在部材44,44’を押し出していても、第二カム32
によってバルブ1を高リフトで開弁させることが可能で
ある。
【0026】このような場合において、第二カム32に
よって第一副部分42及び主部分41が作動させられる
時に、主部分41の第三突出部41eにおける第三前側
端面41fと第二副部分43の第四突出部43bにおけ
る第四後側端面43dとの間に比較的大きな隙間が存在
するために、第一副部分42の動作が主部分41を介し
て第二副部分43へ伝達されず、第二副部分43は第三
カム33によってだけ作動させられる。
【0027】もし、第一副部分42の動作が第二副部分
43へ伝達されるならば、第二カム32は、第一副部分
42及び主部分41に加えて第二副部分43を回動させ
ることとなり、可動部重量が大きくなるために、カムシ
ャフト2の必要トルクを増大させる。
【0028】また、第二副部分43が高リフトカムであ
る第二カム32によって回動させられるならば、第二副
部分43を戻すためのバネ48を、第一副部分42を戻
すためのバネ47と同様に強いものとしなければなら
ず、これは、第三カム33によってバルブ1を中リフト
で開弁させる際に、第二副部分43の回動抵抗を増大さ
せ、カムシャフト2の必要トルクを増大させる。
【0029】もちろん、第二介在部材44’を引っ込め
た後に第一介在部材44を押し出すことにより、主部分
41の第三突出部41eにおける第三前側端面41fと
第二副部分43の第四突出部43bにおける第二後側端
面43dとを当接させていても、第二副部分43が第一
副部分42と共に回動することは防止されるが、このよ
うな制御では、バルブリフトが、中リフトから低リフト
を介して高リフトへ移行することとなり、実際の機関運
転には適さない。従って、バルブリフトを低リフトを介
さずに中リフトから高リフトへ移行させるためには、ど
うしても第一介在部材44と第二介在部材44’とが同
時に押し出されている期間が存在して前述の問題を発生
させるために、本実施形態のように、第二カム32によ
って第一副部分43及び主部分41が作動させられる時
に、主部分41の第三突出部41eにおける第三前側端
面41fと第二副部分43の第四突出部43bにおける
第四後側端面43dとの間に比較的大きな隙間を設ける
ことは、前述したカムシャフト2の必要トルク増大の問
題解決に有効である。
【0030】この一方で、バルブ1の高リフト運転時で
説明したと同様に、第三カム33による中リフト運転時
には、第三突出部41eの第三後側端面41gが第二介
在部材44’から離れるように回動することができるよ
うになってしまう。しかしながら、これを引き起こすバ
ルブスプリング1aのサージングは、主に機関高回転時
において発生し、バルブ1を中リフトで開弁する機関中
回転時には殆ど発生しないために特に問題とはならな
い。
【0031】このように、主部分41の両側に第一副部
分42及び第二副部分43が設けられ、第二副部分43
を作動させる第三カム33の形状が、第一副部分42を
作動させる第二カム32の形状の内側に納まっている場
合には、第一介在部材44及び第二介在部材44’のい
ずれも押し出す場合を想定して、主部分41の第三突出
部41eにおける第三前側端面41fと第二副部分43
の第四突出部43bにおける第四後側端面43dとを当
接させるよりも、両方の間に比較的大きな隙間を設ける
方が有利である。また、この場合において、図4に相当
する図7に示すように、第一副部分41の第二突出部4
2bの第二後側端面42dと、主部分41の第一突出部
41bの第一前側端面41cとを当接させることなく離
間させていても、前述したカムシャフト2の必要トルク
増大の問題は解決することができる。
【0032】動作伝達部材4の回動軸5内に形成された
二つの通路5a,5bは、第一副部分42の油圧室46
及び第二副部分43の油圧室(図示せず)のそれぞれへ
油圧を供給するための通路である。
【0033】本実施形態において、動作伝達部材4の主
部分41に当接する第一カム31を低リフトカムとし
て、第一副部分42に当接する第二カム32を高リフト
カムとしたが、これは本発明を限定するものではなく、
例えば、バルブ1が吸気弁の場合において、第二カム3
2は、吸気弁を排気行程で開弁させるためのカムとして
も良い。この場合において、第一介在部材44を第一副
部分42から押し出せば、吸気弁は、主部分41によっ
て吸気行程で開弁させられることに加えて、第一副部分
42によって排気行程で開弁させられ、排気ガスの一部
を機関吸気系に逆流させて内部的に排気ガス再循環を実
施することが可能となる。本実施形態によれば、主部分
41の第一突出部41bと第一副部分42の第二突出部
42bとの前述した当接によって、この排気行程での吸
気弁の開弁時において、主部分41の異常回動を防止す
ることが可能となる。また、第二カム32を高リフトカ
ムとして、第三カム33を、排気行程で吸気弁を開弁さ
せるためのカムとする場合には、第一介在部材44及び
第二介在部材44’のいずれも押し出していれば、吸気
弁は、吸気行程において高リフトで開弁させられると共
に排気行程で開弁させられ、第二介在部材44’を引っ
込めれば、吸気弁は、吸気行程で高リフトで開弁させら
れるだけである。このように、第一介在部材44及び第
二介在部材44’のこれら二つの状態によって、吸気弁
に異なる動作をさせる場合、すなわち、第三カム33が
第二カム32の形状から突出する形状である場合には、
主部分41の第三突出部41eと第二副部分43の第四
突出部42bとを前述のように離間させても意味はな
く、第二介在部材44’だけを押し出して、吸気弁を吸
気行程において低リフトで開弁(第一カム31によっ
て)させると共に排気行程において開弁(第三カム33
によって)させる時の主部分41の異常回動を防止する
ために、主部分41の第三突出部41eと第二副部分4
3の第四突出部42bとを当接させることが好ましい。
本実施形態において、動作伝達部材4の主部分41、第
一副部分42、及び第二副部分43は、共通の回動軸線
回りに回動するようにしたが、これは本発明を限定する
ものではなく、各部分を少なくとも互いに平行な異なる
回動軸線回りに回動させるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明による内燃機関の可
変動弁機構は、第一カム及び第二カムと、動作伝達部材
とを具備し、動作伝達部材は、第一カムにより回動させ
られて吸気弁又は排気弁に当接する主部分と、第二カム
により回動させられる副部分とを有し、主部分と副部分
とは少なくとも互いに平行なそれぞれの回動軸線方向に
互いに隣接し、主部分は、副部分へ向けて回動軸線方向
に突出する第一突出部を有し、副部分は、主部分へ向け
て回動軸線方向に突出する第二突出部を有し、第一突出
部は、主部分の吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向に
おける第一前側端面と第一後側端面とを有し、第二突出
部は、副部分の吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向に
おける第二前側端面と第二後側端面とを有し、第一前側
端面と第二後側端面とは互いに対向し、第一後側端面と
第二前側端面とは互いに対向し、第一後側端面と第二前
側端面との間へ押し出し可能な介在部材が設けられ、介
在部材が押し出されていない時には、副部分は主部分に
対して自由に回動し、介在部材が押し出された時には、
第二カムによる副部分の回動動作は、吸気弁又は排気弁
を開弁するために、介在部材を介して主部分へ伝達され
ると共に、第一前側端面は第二後側端面にほぼ当接して
いる。それにより、副部分の回動動作が介在部材を介し
て主部分へ伝達される時に、バルブスプリングのサージ
ング等によって、第一突出部の第一後側端面が介在部材
から離れるように、主部分が異常に回動しようとして
も、この回動は、第一突出部の第一前側端面が第二突出
部の第二後側端面にほぼ当接しているために防止され
る。こうして、吸気弁が異常に押し下げられて閉弁時に
破損したり、反動によって主部分の第一突出部が介在部
材に激しく衝突し、主部分及び介在部材が破損すること
が防止可能となる。
【0035】また、本発明によるもう一つの内燃機関の
可変動弁機構は、第一カム、第二カム及び第三カムと、
動作伝達部材とを具備し、動作伝達部材は、第一カムに
より回動させられて吸気弁又は排気弁に当接する主部分
と、第二カムにより回動させられる第一副部分とを有
し、主部分と第一副部分とは少なくとも互いに平行なそ
れぞれの回動軸線方向に互いに隣接し、主部分は、第一
副部分へ向けて回動軸線方向に突出する第一突出部を有
し、第一副部分は、主部分へ向けて回動軸線方向に突出
する第二突出部を有し、第一突出部は、主部分の吸気弁
又は排気弁の開弁への回動方向における第一前側端面と
第一後側端面とを有し、第二突出部は、第一副部分の吸
気弁又は排気弁の開弁への回動方向における第二前側端
面と第二後側端面とを有し、第一後側端面と第二前側端
面とは互いに対向し、第一後側端面と第二前側端面との
間へ押し出し可能な第一介在部材が設けられ、第一介在
部材が押し出されていない時には、第一副部分は主部分
に対して自由に回動し、第一介在部材が押し出された時
には、第二カムによる第一副部分の回動動作は、吸気弁
又は排気弁を開弁するために、第一介在部材を介して主
部分へ伝達され、第三カムは第二カムの形状より外側に
突出しない形状を有し、動作伝達部材は、第三カムによ
り回動させられる第二副部分を有し、主部分と第二副部
分とは少なくとも互いに平行なそれぞれの回動軸線方向
に互いに隣接し、主部分は、第二副部分へ向けて回動軸
線方向に突出する第三突出部を有し、副部分は、主部分
へ向けて回動軸線方向に突出する第四突出部を有し、第
三突出部は、主部分の吸気弁又は排気弁の開弁への回動
方向における第三前側端面と第三後側端面とを有し、第
四突出部は、第二副部分の吸気弁又は排気弁の開弁への
回動方向における第四前側端面と第四後側端面とを有
し、第三後側端面と第四前側端面とは互いに対向し、第
三後側端面と第四前側端面との間へ押し出し可能な第二
介在部材が設けられ、第二介在部材が押し出されていな
い時には、第二副部分は主部分に対して自由に回動し、
第二介在部材が押し出された時には、第三カムによる第
二副部分の回動動作は、吸気弁又は排気弁を開弁するた
めに、第二介在部材を介して主部分へ伝達されると共
に、第三前側端面は第四後側端面から離間し、第一介在
部材及び第二介在部材がいずれも押し出されている時
に、第二カムによる第一副部材の回動動作が第二副部材
へ伝達されないようになっている。それにより、第一介
在部材及び第二介在部材のいずれも押し出されている時
に、第二カムが第一副部材と主部材とに加えて第二副部
材を回動させることはなく、可動部重量の増大によって
カムシャフトの必要トルクが増大することを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内燃機関の可変動弁機構における
実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の可変動弁機構の平面図である。
【図3】図1の可変動弁機構の分解斜視図である。
【図4】動作伝達部材の主部分の第一突出部と第一副部
分の第二突出部とを回動軸線に垂直に通る断面図であ
る。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】動作伝達部材の主部分の第三突出部と第二副部
分の第四突出部とを回動軸線に垂直に通る断面図であ
る。
【図7】図4とは異なる形状の第一突出部と第二突出部
とを回動軸線に垂直に通る断面図である。
【符号の説明】
1…バルブ 4…動作伝達部材 31…第一カム 32…第二カム 33…第三カム 41…主部分 41b…第一突出部 41c…第一前側端面 41d…第一後側端面 41e…第三突出部 41f…第三前側端面 41g…第三後側端面 42…第一副部分 42b…第二突出部 42c…第二前側端面 42d…第二後側端面 43…第二副部分 43b…第四突出部 43c…第四前側端面 43d…第四後側端面 44…第一介在部材 44’…第二介在部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 AB04 AB16 BA03 BA14 BA15 BA17 BA35 BA36 CA18 CB02 DA03 DA12 DA18 DA19 DA69 DA70 DA75 DA85 DA86 EA22 EA23 EA24 EA31 FA04 FA06 GA02 GA03 GA12 GA14 GA22 GA27 GA31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一カム及び第二カムと、動作伝達部材
    とを具備し、前記動作伝達部材は、前記第一カムにより
    回動させられて吸気弁又は排気弁に当接する主部分と、
    前記第二カムにより回動させられる副部分とを有し、前
    記主部分と前記副部分とは少なくとも互いに平行なそれ
    ぞれの回動軸線方向に互いに隣接し、前記主部分は、前
    記副部分へ向けて前記回動軸線方向に突出する第一突出
    部を有し、前記副部分は、前記主部分へ向けて前記回動
    軸線方向に突出する第二突出部を有し、前記第一突出部
    は、前記主部分の前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動
    方向における第一前側端面と第一後側端面とを有し、前
    記第二突出部は、前記副部分の前記吸気弁又は排気弁の
    開弁への回動方向における第二前側端面と第二後側端面
    とを有し、前記第一前側端面と前記第二後側端面とは互
    いに対向し、前記第一後側端面と前記第二前側端面とは
    互いに対向し、前記第一後側端面と前記第二前側端面と
    の間へ押し出し可能な介在部材が設けられ、前記介在部
    材が押し出されていない時には、前記第一副部分は前記
    主部分に対して自由に回動し、前記介在部材が押し出さ
    れた時には、前記第二カムによる前記副部分の回動動作
    は、前記吸気弁又は排気弁を開弁するために、前記介在
    部材を介して前記主部分へ伝達されると共に、前記第一
    前側端面は前記第二後側端面にほぼ当接していることを
    特徴とする内燃機関の可変動弁機構。
  2. 【請求項2】 第一カム、第二カム及び第三カムと、動
    作伝達部材とを具備し、前記動作伝達部材は、前記第一
    カムにより回動させられて吸気弁又は排気弁に当接する
    主部分と、前記第二カムにより回動させられる第一副部
    分とを有し、前記主部分と前記第一副部分とは少なくと
    も互いに平行なそれぞれの回動軸線方向に互いに隣接
    し、前記主部分は、前記第一副部分へ向けて前記回動軸
    線方向に突出する第一突出部を有し、前記第一副部分
    は、前記主部分へ向けて前記回動軸線方向に突出する第
    二突出部を有し、前記第一突出部は、前記主部分の前記
    吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向における第一前側
    端面と第一後側端面とを有し、前記第二突出部は、前記
    第一副部分の前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向
    における第二前側端面と第二後側端面とを有し、前記第
    一後側端面と前記第二前側端面とは互いに対向し、前記
    第一後側端面と前記第二前側端面との間へ押し出し可能
    な第一介在部材が設けられ、前記第一介在部材が押し出
    されていない時には、前記第一副部分は前記主部分に対
    して自由に回動し、前記第一介在部材が押し出された時
    には、前記第二カムによる前記第一副部分の回動動作
    は、前記吸気弁又は排気弁を開弁するために、前記第一
    介在部材を介して前記主部分へ伝達され、前記第三カム
    は前記第二カムの形状より外側に突出しない形状を有
    し、前記動作伝達部材は、前記第三カムにより回動させ
    られる第二副部分を有し、前記主部分と前記第二副部分
    とは少なくとも互いに平行なそれぞれの回動軸線方向に
    互いに隣接し、前記主部分は、前記第二副部分へ向けて
    前記回動軸線方向に突出する第三突出部を有し、前記副
    部分は、前記主部分へ向けて前記回動軸線方向に突出す
    る第四突出部を有し、前記第三突出部は、前記主部分の
    前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動方向における第三
    前側端面と第三後側端面とを有し、前記第四突出部は、
    前記第二副部分の前記吸気弁又は排気弁の開弁への回動
    方向における第四前側端面と第四後側端面とを有し、前
    記第三後側端面と前記第四前側端面とは互いに対向し、
    前記第三後側端面と前記第四前側端面との間へ押し出し
    可能な第二介在部材が設けられ、前記第二介在部材が押
    し出されていない時には、前記第二副部分は前記主部分
    に対して自由に回動し、前記第二介在部材が押し出され
    た時には、前記第三カムによる前記第二副部分の回動動
    作は、前記吸気弁又は排気弁を開弁するために、前記第
    二介在部材を介して前記主部分へ伝達されると共に、前
    記第三前側端面は前記第四後側端面から離間し、前記第
    一介在部材及び前記第二介在部材がいずれも押し出され
    ている時に、前記第二カムによる前記第一副部材の回動
    動作が前記第二副部材へ伝達されないようになっている
    ことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。
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