JP2001229585A - 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法 - Google Patents

光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法

Info

Publication number
JP2001229585A
JP2001229585A JP2000032402A JP2000032402A JP2001229585A JP 2001229585 A JP2001229585 A JP 2001229585A JP 2000032402 A JP2000032402 A JP 2000032402A JP 2000032402 A JP2000032402 A JP 2000032402A JP 2001229585 A JP2001229585 A JP 2001229585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magneto
layer
magnetic
recording medium
optical recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000032402A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Noguchi
仁志 野口
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Koki Ishida
弘毅 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000032402A priority Critical patent/JP2001229585A/ja
Publication of JP2001229585A publication Critical patent/JP2001229585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録層の磁区を高分解能で再生層へ転写し、
記録層の各磁区を正確に検出できる光磁気記録媒体、お
よびその光磁気記録媒体から信号を再生する光磁気ディ
スク装置または再生方法を提供する。 【解決手段】 光磁気記録媒体10は、第1再生層3、
第2再生層4、中間層5、および記録層6を備える。中
間層5は、室温より高いキュリー温度Tcを有し、第2
再生層4は、室温で面内磁化膜でありキュリー温度Tc
より低い温度T1以上で垂直磁化膜となり、第1再生層
3は、室温で面内磁化膜であり、温度T1より低い温度
T2以上で垂直磁化膜となる。そして、外部からDC磁
界Hexが印加されると、温度T2〜T1の温度範囲に
存在する記録層6の磁区60が中間層5、第2再生層4
を介して第1再生層3へ磁区30として拡大転写されて
レーザ光LBにより検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁区を形成するこ
とにより信号を記録する光磁気記録媒体およびその光磁
気記録媒体から信号を再生する光磁気ディスク装置また
は再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書き換え可能で、記
憶容量が大きく、且つ、信頼性の高い記録媒体として注
目されており、コンピュータメモリ等として実用化され
始めている。また、最近では、記録容量が6.0Gby
tesの光磁気記録媒体がAS−MO(Advance
d Storaged Magneto Optica
l disk)規格として規格化され、実用化されよう
としている。
【0003】更に、記録層の磁区を再生層へ拡大転写し
て信号を再生する磁区拡大再生方式による14Gbyt
esの記録容量を有する光磁気記録媒体も提案されてい
る。かかる磁区拡大再生方式による光磁気記録媒体への
信号の記録においては、最短ドメイン長は0.1μm程
度まで小さくなっている。そして、かかる光磁気記録媒
体から信号を再生する際には、波長650nmのレーザ
光を開口数0.6の対物レンズで集光することにより微
小なスポットを光磁気記録媒体に照射することにより記
録層の磁区を再生層へ転写し、その転写した磁区をレー
ザ光により検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、今後、更に記
録密度が高密度化するに伴い、記録層に形成される磁区
は小さくなる。その結果、光磁気記録媒体に照射したレ
ーザ光のスポット内に複数の磁区が存在することが予想
され、これでは正確に磁区を検出することができないと
いう問題がある。
【0005】そこで、本願発明は、かかる問題を解決
し、記録層の磁区を高分解能で再生層へ転写し、記録層
の各磁区を正確に検出できる光磁気記録媒体、およびそ
の光磁気記録媒体から信号を再生する光磁気ディスク装
置または再生方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る発明は、信号を記録する第1磁性層と、第1磁
性層に接して形成され、室温より高いキュリー温度Tc
を有する第2磁性層と、第2磁性層に接して形成され、
面内磁化膜から垂直磁化膜に変化する第1転移温度T1
を有する第3磁性層と、第3磁性層に接して形成され、
面内磁化膜から垂直磁化膜に変化する第2転移温度T2
を有する第4磁性層とを備え、Tc>T1>T2の関係
を満たす光磁気記録媒体である。
【0007】請求項1に記載された光磁気記録媒体にお
いては、レーザ光が照射され、温度が上昇すると、第1
磁性層に接した第2磁性層のうち温度Tc以上の領域で
は磁化が消滅し、第3磁性層のうち温度T1以下の領域
では面内磁化膜を保持し、第3磁性層のうち温度T1以
上の領域では垂直磁化膜に変化する。また、第4磁性層
のうち温度T2以下の領域では面内磁化膜を保持し、温
度T2以上の領域では垂直磁化膜に変化する。そうする
と、第1磁性層のうち温度Tc以上の領域に存在する磁
区は交換結合により第2磁性層へ転写するのを阻止さ
れ、第1磁性層のうち温度T1以下の領域に存在する磁
区は交換結合により第3磁性層へ転写するのを阻止され
る。その結果、第1磁性層のうち、温度Tcから温度T
1までの間に存在する磁区だけが第2磁性層、第3磁性
層、第4磁性層へと交換結合により転写される。第4磁
性層が面内磁化膜から垂直磁化膜へ変化する温度T2
は、第3磁性層が面内磁化膜から垂直磁化膜へ変化する
温度T1より低いので、第1磁性層の磁区が転写される
第4磁性層の領域は第3磁性層の領域より大きくなる。
【0008】従って、請求項1に記載された発明によれ
ば、温度T2から温度T1までの間に存在する磁区だけ
を第1磁性層から第4磁性層へ交換結合により転写でき
る。その結果、温度T2と温度T1との分布を急峻にす
ることにより第1磁性層から磁区を高分解能で抽出でき
る。また、第1磁性層の磁区を外部磁界を用いずに第4
磁性層へ拡大転写できる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載された光磁気記録媒体において、好ましくは、第2
磁性層がGdFeもしくはTbFeから成る光磁気記録
媒体である。また、請求項3に係る発明は、請求項1に
記載された光磁気記録媒体において、好ましくは、第2
磁性層がGdFeにAl、Au、Cr、Cu、Si、T
a、Tiのいずれか1つの元素を添加した材料から成る
光磁気記録媒体である。
【0010】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
記載された光磁気記録媒体において、好ましくは、第2
磁性層がTdFeにAl、Au、Cr、Cu、Si、T
a、Tiのいずれか1つの元素を添加した材料から成る
光磁気記録媒体である。請求項2から請求項4までのい
ずれか1項に記載された光磁気記録媒体においては、第
2磁性層はGdFe、もしくはTbFeを基本とする磁
性材料から成るので、キュリー温度Tcが180〜21
0℃の範囲にあり、2.0〜2.5mWの比較的低パワ
ーのレーザ光を用いて高分解能で第1磁性層から磁区を
抽出できる。
【0011】また、請求項5に係る発明は、請求項1か
ら請求項4のいずれか1項に記載された光磁気記録媒体
において、第3磁性層は、Gd1-x(FeCo)x(x:
0.30〜0.33)から成り、第4磁性層は、Gd
1-x(FeCo)x(x:0.28〜0.31)から成る
光磁気記録媒体である。
【0012】請求項5に記載された光磁気記録媒体にお
いては、第3磁性層は温度150℃で面内磁化膜から垂
直磁化膜に変化し、第4磁性層は温度120℃で面内磁
化膜から垂直磁化膜に変化する。従って、請求項5に記
載された発明によれば、レーザ光だけを用いて第1磁性
層から第4磁性層へ磁区を拡大転写できる。
【0013】また、請求項6に係る発明は、請求項1か
ら請求項5のいずれか1項に記載の光磁気記録媒体から
信号を再生する光磁気ディスク装置であって、光磁気記
録媒体の第4磁性層側からレーザ光を照射し、その反射
光を検出する光学ヘッドと、光磁気記録媒体にDC磁界
を印加する磁気ヘッドとを備える光磁気ディスク装置で
ある。
【0014】請求項6に記載された光磁気ディスク装置
においては、光磁気記録媒体の第3磁性層、第4磁性層
のうち温度Tc以上の領域における磁化を磁気ヘッドか
ら印加されたDC磁界の方向に向ける。その結果、光磁
気記録媒体のうち、温度Tc以上の領域における第1磁
性層から第3磁性層、第4磁性層への静磁結合による磁
区の転写が阻止され、温度Tcから温度T1までの間に
ある磁区が高分解能で第4磁性層へ交換結合により拡大
転写される。
【0015】従って、請求項6に記載された発明によれ
ば、DC磁界を印加するだけで、光磁気記録媒体から高
分解能で信号を再生できる。また、磁気ヘッドはDC磁
界以外の交番磁界を印加しなくても磁区拡大により信号
を再生できる。また、請求項7に係る発明は、請求項1
から請求項5のいずれか1項に記載の光磁気記録媒体か
ら信号を再生する再生方法であって、光磁気記録媒体に
DC磁界を印加し、DC磁界を印加した領域に第4磁性
層側からレーザ光を照射し、その領域からのレーザ光の
反射光を検出することにより光磁気記録媒体から信号を
再生する再生方法である。
【0016】請求項7に記載された再生方法において
は、光磁気記録媒体の第3磁性層、第4磁性層のうち温
度Tc以上の領域における磁化を磁気ヘッドから印加さ
れたDC磁界の方向に向ける。その結果、光磁気記録媒
体のうち、温度Tc以上の領域における第1磁性層から
第3磁性層、第4磁性層への静磁結合による磁区の転写
が阻止され、温度T2から温度T1までの間にある磁区
が高分解能で第4磁性層へ交換結合により拡大転写され
る。
【0017】従って、請求項7に記載された発明によれ
ば、光磁気記録媒体にDC磁界のみを印加して、磁区拡
大により信号を再生できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。図1を参照して、本願発明に係る光磁気
記録媒体10は、透光性基板1と、下地層2と、第1再
生層3と、第2再生層4と、中間層5と、記録層6と、
保護層7とを備える。透光性基板1は、ガラス、ポリカ
ーボネート樹脂等から成り、下地層2は、SiNから成
り、第1再生層3、第2再生層4は希土類リッチなGd
FeCoから成り、中間層5はGdFeから成り、記録
層6はTbFeCoから成り、保護層7はSiNから成
る。下地層2を構成するSiN、第1再生層3、第2再
生層4を構成するGdFeCo、中間層5を構成するG
dFe、記録層6を構成するTbFeCo、保護層7を
構成するSiNは、マグネトロンスパッタリング法によ
り形成される。
【0019】また、下地層2の膜厚は、40〜80nm
であり、第1再生層3の膜厚は、50〜200nmであ
り、第2再生層4の膜厚は、50〜200nmであり、
中間層5の膜厚は、3〜50nmであり、記録層6の膜
厚は、30〜100nmであり、保護層7の膜厚は、4
0〜80nmである。図2を参照して、光磁気記録媒体
10からの信号再生の機構について説明する。記録層6
には、信号が記録された結果、磁化の向きが異なる磁区
が存在する。中間層5は、室温で垂直磁化膜であり、1
80〜210℃のキュリー温度Tcを有する。そして、
記録層6と接しているため室温では記録層6の磁化と同
じ磁化を有する磁区が存在する。第2再生層4は、室温
で面内磁化膜であり、温度T1(=140〜190℃)
以上で垂直磁化膜に変化する。また、第1再生層3は、
室温で面内磁化膜であり、温度T2(=100〜150
℃)以上で垂直磁化膜に変化する。そして、中間層5の
キュリー温度Tc、第2再生層4が面内磁化膜から垂直
磁化膜に変化する温度T1、第1再生層3が面内磁化膜
から垂直磁化膜に変化する温度T2との間には、Tc>
T1>T2の関係が存在する。従って、この関係式を満
たすように中間層5、第2再生層4、第3磁性層3が形
成される。
【0020】光磁気記録媒体10に第1再生層3側から
レーザ光LBが照射されると、レーザ光LBの光軸LB
0より進行方向DR1に対して前側では急峻な温度分布
になり、光軸LB0より進行方向DR1に対して後側で
はブロードな温度分布になる。そして、中間層5のう
ち、温度Tc以上の領域51は磁化が消滅し、領域51
における記録層6との交換結合は切れる。また、第2再
生層4のうち、温度T1以上の領域は垂直磁化膜に変化
し、温度T1以下の領域は面内磁化膜を保持する。更
に、第1再生層3のうち、温度T2以上の領域は垂直磁
化膜に変化し、温度T2以下の領域は面内磁化膜を保持
する。その結果、記録層6のうち、温度Tc以上の領域
に存在する磁区61、62は、交換結合による中間層5
への転写を阻止され、温度T1以下の領域に存在する磁
区63は交換結合により中間層5へ磁区52として転写
されるが、磁区52に接する第2再生層4の領域は面内
磁化膜を保持するため、磁区52は第2再生層4へ転写
されない。従って、記録層6のうち、温度T1〜Tcの
間に存在する磁区60だけが中間層5の磁区50、第2
再生層4の磁区40、第1再生層3の磁区30として交
換結合により転写される。この場合、第1再生層3が面
内磁化膜から垂直磁化膜に変化する温度T2は、第1再
生層4が面内磁化膜から垂直磁化膜に変化する温度T1
より低いので、磁区30は磁区40より大きい。つま
り、光磁気記録媒体10においては、外部から磁界を印
加しなくても記録層6の磁区60を、磁区60より大き
い磁区30として第1再生層3へ交換結合により転写で
きる。
【0021】第2再生層4は、温度T1以上で垂直磁化
膜に変化し、第1再生層3は、温度T2以上で垂直磁化
膜に変化するため、温度Tc以上の領域に存在する磁区
61、62は、静磁結合により磁化が消滅した中間層5
の領域51を介して第2再生層4へ転写され得る。そし
て、第2再生層4へ転写された磁区は、交換結合により
第1再生層3へ転写される。そうすると、記録層6に形
成された磁区のうち、磁区60だけでなく磁区61、6
2も第1再生層3へ転写され、レーザ光LBのスポット
内に複数の磁区が存在することになり、記録層6の各磁
区を独立に検出できなくなる。そこで、本願において
は、光磁気記録媒体10から信号を再生する際には、外
部からDC磁界Hexを印加する。このDC磁界Hex
を印加することにより、第2再生層4のうち、温度Tc
以上の領域41はDC磁界Hexと同じ方向の磁化40
3を有し、第1再生層3のうち、温度Tc以上の領域3
1はDC磁界Hexと同じ方向の磁化303を有する。
その結果、第2再生層4では磁区40と領域41との境
界が明確になり、第1再生層3では磁区30と領域31
との境界が明確になる。
【0022】つまり、図3を参照して、第2再生層4、
および第1再生層3は、GdFeCoからなるため磁区
40、磁区30には、本来、遷移金属による磁化の成分
401、301と、希土類金属による磁化の成分40
2、302とが存在する。そして、第1再生層3、第2
再生層4は、上記説明したように希土類リッチなGdF
eCoから構成されるため、磁区30、40においては
希土類金属による磁化の成分302、402が支配的に
なる。従って、光磁気記録媒体10にDC磁界Hexを
印加して第2再生層4の磁区40に隣接する領域に磁化
403を生じさせ、第1再生層3の磁区30に隣接する
領域に磁化303を生じさせることにより、磁区40、
30の支配的な磁化402、302と磁化403、30
3とは反対方向になり、磁区40と領域41との境界、
および磁区30と領域31との境界は明確になる。その
結果、記録層6の磁区60だけが第1再生層3へ転写さ
れる。
【0023】なお、図2において、本来、記録層6の磁
区60が中間層5、第2再生層4、第1再生層3へ転写
されることを説明する際には、中間層5、第2再生層
4、および第1再生層3には磁区60の磁化と反対方向
の磁化を表示すべきである(中間層5も、第1再生層
3、第2再生層4と同じように希土類金属リッチな磁性
材料である。)。しかし、記録層6は遷移金属リッチな
磁性材料から構成されるため、磁区60では遷移金属に
よる磁化の成分が支配的になり、その支配的な磁化が交
換結合により転写されることを明示するために、磁区5
0、40、30においても磁区60の遷移金属による磁
化の成分と同じ成分を用いて表したものである。
【0024】再び、図2を参照して、DC磁界Hexの
方向は記録層6の磁区60の磁化と同じ方向であり、磁
区60と反対方向の磁化を有する磁区61が第1再生層
3へ転写されて再生される際にも、このDC磁界Hex
が光磁気記録媒体10に印加される。この場合、第2再
生層4、第1再生層3において温度Tc以上の領域4
1、31の磁化は、磁区61が転写される領域に現れる
磁化と同じであるが、レーザ光LBが照射されている第
2再生層4、第1再生層3の領域に現れる磁化は、全て
磁区61の磁化と同じ方向であるので、磁区61の検出
には問題がない。
【0025】図4を参照して、光磁気記録媒体10から
の信号再生の過程について説明する。図4の(A)を参
照して、レーザ光LBが光磁気記録媒体10に照射され
る前は、中間層5と記録層6とには同じ方向の磁化を有
する磁区が存在し、第1再生層3、および第2再生層4
は面内磁化を有する。この状態で光磁気記録媒体10に
レーザ光が照射され、DC磁界Hexが印加されると、
中間層5のうち、温度Tc以上の領域51は磁化が消滅
する。そして、第2再生層4のうち、温度T1以上の領
域が垂直磁化膜になり、温度T1以下の領域は面内磁化
を保持し、温度Tc以上の領域がDC磁界Hexの方向
と同じ方向の磁化403を有する。また、第1再生層3
のうち、温度T2以上の領域が垂直磁化膜になり、温度
T2以下の領域は面内磁化を保持し、温度Tc以上の領
域がDC磁界Hexの方向と同じ方向の磁化303を有
する。その結果、記録層6の磁区60だけが磁区50、
磁区40、磁区30として中間層5、第2再生層4、お
よび第1再生層3へ交換結合により拡大転写され、磁区
30がレーザ光LBにより検出される(図4の(B)参
照)。
【0026】そして、レーザ光LBが移動し、磁区60
の領域が低温になると、初期状態に戻る(図4の(C)
参照)。従って、図4の(A)〜(C)の過程を経て光
磁気記録媒体10から信号が磁区拡大により再生され
る。図5を参照して、中間層5に用いる磁性材料の特性
について説明する。中間層5は、GdFeもしくはTb
FeもしくはGdFeにAl、Au、Cr、Cu、S
i、Ta、Tiのいずれか1つの元素を添加させた材料
もしくはTbFeにAl、Au、Cr、Cu、Si、T
a、Tiのいずれか1つの元素を添加させた材料からな
る。
【0027】図6は中間層に用いる磁性材料であるGd
Fe、もしくはTbFeの形成条件を示したものであ
る。ターゲットは、Gd、Fe、Tbであり、スパッタ
リングガスとしてArを用いる。図7は、中間層に用い
る磁性材料であるGdFeAl、もしくはTbFeAl
の形成条件を示したものである。ターゲットは、Gd、
Fe、AlもしくはTb、Fe、Alであり、ターゲッ
トGd、Fe、Tb、Alには独立にRFパワーが印加
される。Alターゲットに印加するRFパワーを制御す
ることによりGdFeAl、もしくはTbFeAlに含
まれるAlの含有量が制御される。
【0028】Al以外の元素であるCr、Si、Ti、
Ta、Au、CuについてもAlを添加する場合と形成
条件はほぼ同じである。上記説明においては、中間層5
は室温で垂直磁化膜であるとして説明したが、中間層5
は室温で面内磁化膜であってもよい。室温で面内磁化膜
であり、180〜210℃の範囲にキュリー温度Tcを
有する磁性材料としては、GdFeが考えられるが、G
dFeが室温で面内磁化膜になる組成は、GdxFe1-x
(x:0.25〜0.40)である。図8にGdxFe
1-x(x:0.25〜0.40)の形成条件を示す。G
dFe、またはTbFeにおける組成制御は、主にター
ゲットに印加されるRFパワーにより行う。
【0029】光磁気記録媒体10においては、再生層を
面内磁化膜から垂直磁化膜に変化する温度が異なる第1
再生層3と第2再生層4とを用いて構成したことを特徴
とするが、図9に第2再生層4の形成条件、図10に第
1再生層3の形成条件を示す。第1再生層3が面内磁化
膜から垂直磁化膜に変化する温度T2は、第2再生層4
が面内磁化膜から垂直磁化膜に変化する温度T1より低
温であるが、これはGdFeCo中のGdの含有量を少
なくすることにより達成される。従って、第2再生層
4、第1再生層3を形成する際には、第2再生層4形成
時にGdターゲットに印加されるRFパワーより小さい
RFパワーを第1再生層3を形成する際にGdターゲッ
トに印加する。これにより、面内磁化膜から垂直磁化膜
に変化する温度をレーザ光LB照射側に向けて低くでき
る。
【0030】本願発明に係る光磁気記録媒体は、図1に
示す光磁気記録媒体10に限らず、図11に示す光磁気
記録媒体20であっても良い。光磁気記録媒体20は、
図1に示す光磁気記録媒体10の下地層2と第1再生層
3との間に、更に、第3再生層33を挿入した断面構造
を有するものであり、それ以外の断面構造は光磁気記録
媒体10と同じである。第3再生層33は、希土類金属
リッチなGdx(FeCo)1-x(x:0.26〜0.2
9)から成り、室温で面内磁化膜であり、温度T3(=
80〜130℃)で垂直磁化膜に変化する磁性材料から
構成される。第3再生層33の膜厚は、50〜200n
mであり、マグネトロンスパッタリング法により形成さ
れる。
【0031】図12を参照して、光磁気記録媒体20か
らの信号再生の機構について説明する。光磁気記録媒体
20から信号を再生する際には、第3再生層33側から
レーザ光LBを照射し、記録層6側からDC磁界Hex
を印加する。記録層6の磁区60が交換結合により中間
層5、第2再生層4、および第1再生層3まで転写され
る機構は、上記図2の説明と同じである。第3再生層3
3は、温度T3以上で垂直磁化膜に変化し、温度Tc以
上の領域は外部から印加されたDC磁界Hexの方向と
同じ方向の磁化333を有する。その結果、第1再生層
3に転写された磁区30は、交換結合により第3再生層
33へ磁区330として転写される。この場合、温度T
3は温度T2より更に低温であるため、磁区330は磁
区30より大きくなる。それ以外の説明は図2の説明と
同じである。従って、第3磁性層33を用いることによ
り、光磁気記録媒体10に比べ更に磁区を大きくして記
録層6の各磁区を検出できる。
【0032】図13に、光磁気記録媒体20の第3再生
層33に用いる磁性材料の形成条件を示す。第3再生層
33に用いるGdx(FeCo)1-x(x:0.26〜
0.29)は、第1再生層3に用いるGdx(FeC
o)1-x(x:0.28〜0.31)より更にGdの含
有量が少ない。従って、第3再生層33に用いるGdx
(FeCo)1-x(x:0.26〜0.29)を形成す
る際には、Gdターゲットに印加するRFパワーを更に
弱くする。
【0033】光磁気記録媒体10においては、再生層を
第1再生層3と第2再生層4とに構成しているが、第1
再生層3と第2再生層4とでは、Gdの含有量が異なる
だけであり、ある光磁気記録媒体において、記録層側か
らレーザ光の照射側に向けて再生層のGdの含有量が、
光磁気記録媒体10の第2再生層4、第1再生層3のよ
うに減少している場合には、その光磁気記録媒体の再生
層は本願発明に係る光磁気記録媒体10の第2再生層
4、第1再生層3に相当する。
【0034】また、光磁気記録媒体20においては、再
生層を第1再生層3と第2再生層4と第3再生層33と
により構成しているが、第1再生層3、第2再生層4、
および第3再生層33では、Gdの含有量が異なるだけ
であり、ある光磁気記録媒体において、記録層側からレ
ーザ光の照射側に向けて再生層のGdの含有量が、光磁
気記録媒体20の第2再生層4、第1再生層3、第3再
生層33のように減少している場合には、その光磁気記
録媒体の再生層は本願発明に係る光磁気記録媒体20の
第2再生層4、第1再生層3、第3再生層33に相当す
る。
【0035】図14を参照して、本願発明に係る光磁気
ディスク装置について説明する。光磁気ディスク装置2
00は、光学ヘッド100と、再生信号増幅回路110
と、外部同期信号生成回路120と、サーボ回路130
と、サーボ機構140と、スピンドルモータ150と、
コンパレータ160と、復調回路170と、制御回路1
80と、駆動信号生成回路190と、磁気ヘッド駆動回
路210と、レーザ駆動回路220と、磁気ヘッド23
0とを備える。
【0036】光学ヘッド100は、光磁気記録媒体10
または20にレーザ光を照射し、その反射光を検出す
る。再生信号増幅回路110は、光学ヘッド100が検
出したフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号、光信号、および光磁気信号を所定のレベルに増幅し
た後、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号
をサーボ回路130へ出力し、光信号を外部同期信号生
成回路120へ出力し、光磁気信号をコンパレータ16
0へ出力する。
【0037】外部同期信号生成回路120は、入力した
光信号に基づいて外部同期信号を生成し、その生成した
外部同期信号をサーボ回路130、コンパレータ16
0、および復調回路170へ出力する。ここで、光信号
は光磁気記録媒体10または20に一定周期で形成され
た形状を検出した光信号であり、光磁気記録媒体10ま
たは20がランド/グルーブ方式の光磁気記録媒体であ
る場合には、グルーブの壁に形成されたウォブルを検出
した光信号であり、サーボ領域を有する光磁気記録媒体
である場合には、サーボ領域に一定周期で形成されたピ
ットを検出した光信号である。本願の外部同期信号生成
回路120には、上記説明したウォブルやピットに基づ
く光信号のみならず、光磁気記録媒体に一定周期で形成
された形状を検出した全ての光信号に基づいて外部同期
信号を生成する外部同期信号生成回路が含まれることが
意図される。
【0038】サーボ回路130は、再生信号増幅回路1
10から入力したフォーカスエラー信号およびトラッキ
ングエラー信号に基づいて光学ヘッド100中の対物レ
ンズ(図示省略)のフォーカスサーボおよびトラッキン
グサーボを行うようにサーボ機構140を制御し、外部
同期信号生成回路120から入力した外部同期信号に基
づいてスピンドルモータ150を所定の回転数で回転す
る。サーボ機構140は、サーボ回路130からの制御
に基づいて光学ヘッド100中の対物レンズ(図示省
略)のフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを行
う。スピンドルモータ150はサーボ回路130からの
制御に基づいて光磁気記録媒体10または20を所定の
回転数で回転させる。
【0039】コンパレータ160は、外部同期信号生成
回路120から入力した外部同期信号に同期して、再生
信号増幅回路110から入力した光磁気信号を所定のレ
ベルでコンパレートする。また、復調回路170は、外
部同期信号生成回路120から入力した外部同期信号に
同期して、コンパレートされた光磁気信号を復調して再
生データとして外部出力装置へ出力する。
【0040】制御回路180は、駆動信号生成回路19
0を制御する。駆動信号生成回路190は、磁気ヘッド
230が光磁気記録媒体10または20にDC磁界He
xを印加するための駆動信号と、光学ヘッド100が光
磁気記録媒体10または20に所定強度のレーザ光を照
射するための駆動信号とを生成し、DC磁界Hexを印
加するための駆動信号を磁気ヘッド駆動回路210へ出
力し、所定強度のレーザ光を照射するための駆動信号を
レーザ駆動回路220へ出力する。
【0041】磁気ヘッド駆動回路210は、駆動信号生
成回路190からの駆動信号に基づいて磁気ヘッド23
0を駆動する。レーザ駆動回路220は、駆動信号生成
回路190からの駆動信号に基づいて光学ヘッド100
中の半導体レーザ(図示省略)を駆動する。磁気ヘッド
230は、DC磁界Hexを光磁気記録媒体10または
20に印加する。光学ヘッド100は所定強度のレーザ
光を光磁気記録媒体10または20に照射する。
【0042】光磁気記録媒体10または20から信号を
再生する際に記録層6の磁区60からと磁区60と反対
方向の磁化を有する磁区61からの再生信号は反転して
いる。即ち、光磁気記録媒体10または20から磁区拡
大により信号を再生した場合には図15の(a)に示す
ような再生信号波形が得られる。従って、光磁気ディス
ク装置200のコンパレータ160は、磁区60の再生
信号と、磁区60と反対方向の磁化を有する磁区61の
再生信号との中間レベルで再生信号をコンパレートし、
2値化する。この場合、コンパレータ160は、外部同
期信号生成回路120からの外部同期信号(図15の
(b))に同期して再生信号をコンパレートする。その
結果、図15の(c)に示す2値化された信号が得られ
る。
【0043】再び、図14を参照して、光磁気ディスク
装置200に光磁気記録媒体10または20が装着され
ると、制御回路180はスピンドルモータ150を所定
の回転数で回転するようにサーボ回路130を制御し、
サーボ回路130はスピンドルモータ150を所定の回
転数で回転する。また、制御回路180は、所定強度の
レーザ光を生成するための駆動信号を生成するように駆
動信号生成回路190を制御し、駆動信号生成回路19
0は、所定強度のレーザ光を生成するための駆動信号を
生成し、レーザ駆動回路220へ出力する。レーザ駆動
回路220は、駆動信号生成回路190からの駆動信号
に基づいて光学ヘッド100中の半導体レーザ(図示省
略)を駆動し、光学ヘッド100は所定強度のレーザ光
を光磁気記録媒体10または20に照射し、その反射光
を検出する。光学ヘッド100により検出されたフォー
カスエラー信号、およびトラッキングエラー信号は、上
記説明したように再生信号増幅回路110を介してサー
ボ回路130へ入力され、光学ヘッド100中の対物レ
ンズ(図示省略)のフォーカスサーボ、およびトラッキ
ングサーボが行われる。また、光学ヘッド100により
検出された光信号は、上記説明したように再生信号増幅
回路110を介して外部同期信号生成回路120へ入力
され、外部同期信号生成回路120は光信号に基づいて
外部同期信号を生成し、その生成した外部同期信号をサ
ーボ回路130、コンパレータ160、および復調回路
170へ出力する。そうすると、サーボ回路130は入
力した外部同期信号に同期してスピンドルモータ150
を所定の回転数で回転させる。
【0044】その後、制御回路180は、DC磁界He
xを生成するための駆動信号を生成するように駆動信号
生成回路190を制御し、駆動信号生成回路190は、
DC磁界Hexを生成するための駆動信号を生成し、磁
気ヘッド駆動回路210へ出力する。磁気ヘッド駆動回
路210は、入力した駆動信号に基づいて磁気ヘッド2
30を駆動し、磁気ヘッド230は、光磁気記録媒体1
0または20にDC磁界Hexを印加する。そして、D
C磁界Hexが印加された状態で、上記説明したように
光磁気記録媒体10または20から光磁気信号が磁区拡
大により検出される。検出された光磁気信号は再生信号
増幅回路110を介してコンパレータ160に入力さ
れ、コンパレータ160で図15を参照して説明したよ
うに2値化され、復調回路170へ入力される。復調回
路170では、外部同期信号生成回路120から入力し
た外部同期信号に同期して2値化された光磁気信号が復
調されて再生データとして外部出力装置へ出力される。
【0045】以上、説明した動作により光磁気記録媒体
10または20から磁区拡大により信号が再生される。
光磁気ディスク装置200の磁気ヘッド230は光磁気
記録媒体10または20にDC磁界Hexのみを印加し
て磁区拡大により信号を再生できる装置である。図16
を参照して、本願発明に係る信号の再生方法を示すフロ
ーチャートについて説明する。再生動作がスタートする
と(ステップS1)、上記説明したように光磁気記録媒
体10または20に所定強度のレーザ光が照射され(ス
テップS2)、光磁気記録媒体10または20にDC磁
界Hexが印加される(ステップS3)。その後、光磁
気記録媒体10または20から光磁気信号が磁区拡大に
より検出され、コンパレータ160で2値化され、復調
回路170で復調されて再生データとして出力される
(ステップS4)。そして、信号の再生動作は終了する
(ステップS5)。
【0046】上記説明した光磁気ディスク装置200に
おける光磁気記録媒体10または20からの磁区拡大に
よる信号再生においては、光磁気記録媒体10または2
0にDC磁界exを印加することにより、光磁気記録媒
体10または20を構成する第1再生層3、第2再生層
4、および第3再生層33の温度Tc以上の領域の磁化
をDC磁界Hexの方向に一致させている。これによ
り、記録層6の各磁区を高分解能で第1再生層3または
第3再生層33へ転写可能となる。また、交番磁界を光
磁気記録媒体10または20に印加しないので、消費電
力を少なくすることもできる。このことは、図16を参
照して説明した信号の再生方法についても言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る光磁気記録媒体の断面構造図で
ある。
【図2】図1に示す光磁気記録媒体の信号再生機構を説
明する図である。
【図3】図2の信号再生機構における各層の磁化を詳細
に説明する図である。
【図4】図1に示す光磁気記録媒体からの信号の再生過
程を説明する図である。
【図5】図1に示す光磁気記録媒体の中間層に用いる磁
性材料の特性を説明する図である。
【図6】図1に示す光磁気記録媒体の中間層に用いるG
dFe、TbFeの形成条件である。
【図7】図1に示す光磁気記録媒体の中間層に用いるG
dFeAl、TbFeAlの形成条件である。
【図8】室温で面内磁化膜であるGdFe、TbFeの
形成条件である。
【図9】図1に示す光磁気記録媒体の第2再生層に用い
るGdx(FeCo)1-x(x:0.28〜0.31)の
形成条件である。
【図10】図1に示す光磁気記録媒体の第1再生層に用
いるGdx(FeCo)1-x(x:0.30〜0.33)
の形成条件である。
【図11】本願発明に係る光磁気記録媒体の他の断面構
造図である。
【図12】図11に示す光磁気記録媒体の信号再生機構
を説明する図である。
【図13】図11に示す光磁気記録媒体の第3再生層に
用いるGdx(FeCo)1-x(x:0.26〜0.2
9)の形成条件である。
【図14】本願発明に係る光磁気ディスク装置のブロッ
ク図である。
【図15】図14に示す光磁気ディスク装置のコンパレ
ータにおける動作を説明する図である。
【図16】本願発明に係る信号の再生方法を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 透光性基板、 2 下地層、3 第1再生層、4
第2再生層、5 中間層、6 記録層、7 保護層、1
0、20 光磁気記録媒体、30、40、50、52、
60、61、62、63 磁区、31、41、51 領
域、301、302、303、333、401、40
2、403 磁化、33 第3再生層、100 光学ヘ
ッド、110 再生信号増幅回路、120 外部同期信
号生成回路、130 サーボ回路、140 サーボ機
構、150 スピンドルモータ、160 コンパレー
タ、170 復調回路、180 制御回路、190 駆
動信号生成回路、200 光磁気ディスク装置、210
磁気ヘッド駆動回路、220レーザ駆動回路、230
磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/105 563 G11B 11/105 563G 586 586M (72)発明者 石田 弘毅 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D075 AA03 CC11 CF03 EE03 FF04 FF12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を記録する第1磁性層と、 前記第1磁性層に接して形成され、室温より高いキュリ
    ー温度Tcを有する第2磁性層と、 前記第2磁性層に接して形成され、面内磁化膜から垂直
    磁化膜に変化する第1転移温度T1を有する第3磁性層
    と、 前記第3磁性層に接して形成され、面内磁化膜から垂直
    磁化膜に変化する第2転移温度T2を有する第4磁性層
    とを備え、 Tc>T1>T2の関係を満たす光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第2磁性層は、GdFeもしくはT
    bFeから成る請求項1記載の光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第2磁性層は、GdFeにAl、A
    u、Cr、Cu、Si、Ta、Tiのいずれか1つの元
    素を添加した材料から成る請求項1記載の光磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記第2磁性層は、TdFeにAl、A
    u、Cr、Cu、Si、Ta、Tiのいずれか1つの元
    素を添加した材料から成る請求項1記載の光磁気記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 前記第3磁性層は、Gd1-x(FeC
    o)x(x:0.30〜0.33)から成り、 前記第4磁性層は、Gd1-x(FeCo)x(x:0.2
    8〜0.31)から成る請求項1から請求項4のいずれ
    か1項に記載の光磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載の光磁気記録媒体から信号を再生する光磁気ディス
    ク装置であって、 前記光磁気記録媒体の前記第4磁性層側からレーザ光を
    照射し、その反射光を検出する光学ヘッドと、 前記光磁気記録媒体にDC磁界を印加する磁気ヘッドと
    を備える光磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載の光磁気記録媒体から信号を再生する再生方法であ
    って、 前記光磁気記録媒体にDC磁界を印加し、前記DC磁界
    を印加した領域に前記第4磁性層側からレーザ光を照射
    し、前記領域からのレーザ光の反射光を検出することに
    より前記光磁気記録媒体から信号を再生する再生方法。
JP2000032402A 2000-02-09 2000-02-09 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法 Pending JP2001229585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032402A JP2001229585A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032402A JP2001229585A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001229585A true JP2001229585A (ja) 2001-08-24

Family

ID=18557009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000032402A Pending JP2001229585A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001229585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071532A1 (fr) * 2002-02-25 2003-08-28 Fujitsu Limited Support d'enregistrement magneto-optique et appareil d'enregistrement/reproduction associe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071532A1 (fr) * 2002-02-25 2003-08-28 Fujitsu Limited Support d'enregistrement magneto-optique et appareil d'enregistrement/reproduction associe
US7164623B2 (en) 2002-02-25 2007-01-16 Fujitsu Limited Magneto-optical recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2959586B2 (ja) 光磁気ディスクの再生方法
WO1992015093A1 (en) Method for reproducing signal in optically recording medium
JP2002050090A (ja) 光記録媒体
JPH10188385A (ja) 光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置
JP3538727B2 (ja) 光磁気記録媒体
JP3551224B2 (ja) 光磁気再生方法及びその実施に使用する装置
JP2001229585A (ja) 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法
US6980491B2 (en) Domain wall displacement type magneto-optical recording medium and recording method
JPH11195252A (ja) 光磁気記録媒体
JP3412879B2 (ja) 光磁気記録媒体
JP2001266426A (ja) 光磁気記録媒体および再生装置
JPH1139803A (ja) 光記録媒体、光記録方法および光記録装置
JP2000228043A (ja) 情報記録媒体及びその記録再生方法並びに記録再生装置
US20030179657A1 (en) Magneto-optical disk device capable of performing magnetic domain expansion reproduction by dc magnetic field and reproducing method
JP2001209984A (ja) 光磁気記録媒体およびそれを再生する光磁気ディスク装置、または再生方法
JPH10172189A (ja) 情報記録媒体とその再生方法
JPH11306607A (ja) 光磁気記録媒体及び再生方法
JP2004134064A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記録再生装置
JP2005100562A (ja) 光磁気記録媒体
JP2000331394A (ja) 光磁気記録方法および光磁気記録装置
JP2001344848A (ja) 記録装置、記録再生装置、記録方法、および記録再生方法
JP2004055064A (ja) 光磁気記録媒体への情報記録再生方法
JPH10134436A (ja) 光磁気記録媒体及びその装置
JPH0573977A (ja) 光磁気記録媒体および光磁気再生方法
JP2003257100A (ja) 磁壁移動型光磁気記録媒体の記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051227