JP2001228465A - 液晶装置の製造方法、液晶装置及び電子機器 - Google Patents

液晶装置の製造方法、液晶装置及び電子機器

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JP2001228465A
JP2001228465A JP2000036845A JP2000036845A JP2001228465A JP 2001228465 A JP2001228465 A JP 2001228465A JP 2000036845 A JP2000036845 A JP 2000036845A JP 2000036845 A JP2000036845 A JP 2000036845A JP 2001228465 A JP2001228465 A JP 2001228465A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶層を挟持する対向する2枚の基板が異な
る材料からなる場合に、液晶セルのセル厚の均一化を可
能にする液晶表示装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 液晶層13を挟持する基板11と対向基
板12として、異なる基板が用いられており、対向基板
12の熱膨張係数が基板11の熱膨張係数より小さいな
っている。内表面上に、画素電極15などを形成した基
板11の外表面上に、接着剤を介して、基板11とは異
なる所定の熱膨張係数を有する平板部材11Aを貼着す
る。基板11と平板部材11Aを所定の温度以上に加熱
した後、常温に戻すことにより、基板11と対向基板1
1Aのうち、熱膨張係数の大きい方が熱膨張係数の小さ
い方よりも昇温とともに大きく膨張し、降温ととも大き
く収縮するので、基板11を所定の形状に湾曲させるこ
とができる。その後、基板11と対向基板12とをシー
ル材14を介して所定の間隔で貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置の製造方
法、液晶装置及び電子機器に係り、特に液晶層を挟持す
る対向する2枚の基板が異なる材料からなる液晶装置の
製造方法、該製造方法により製造される液晶装置、該液
晶装置を備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイとして、携帯電話や携
帯型情報処理装置などに搭載される直視型液晶ディスプ
レイと、プロジェクタなどの投射型液晶ディスプレイと
が知られている。
【0003】図7に、直視型液晶ディスプレイに用いら
れる一般の液晶表示装置100の概略断面図を示し、こ
の液晶表示装置の構造を説明する。
【0004】図7に示すように、基板(下側基板)10
1と対向基板(上側基板)102とがそれぞれの周縁部
においてシール材104を介して所定間隔で貼着され、
基板101、対向基板102間に液晶層103が封入さ
れている。基板101と対向基板102の内面上にはそ
れぞれ所定のパターンで透明電極105、106が形成
され、透明電極105、106上には配向膜107、1
08が形成されている。
【0005】基板101、対向基板102の外側には位
相差板、偏光板が設置されるが、図示では省略してい
る。
【0006】液晶表示装置100において、基板101
及び対向基板102の間隔(液晶セルのセル厚)を一定
に保つために、二酸化珪素、ポリスチレンなどからなる
多数の球状のスペーサー109が基板101、対向基板
102間に配置されている。
【0007】次に、図8に、投射型液晶ディスプレイに
用いられる一般の液晶表示装置200の概略断面図を示
し、この液晶表示装置の構造を説明する。図8におい
て、液晶表示装置100と同じ構成要素には同じ参照番
号を付し、説明は省略する。
【0008】液晶表示装置200においては、液晶パネ
ルを拡大投影して表示を行うため、基板101、対向基
板102間にスペーサーを配置した場合に、スペーサー
も拡大して表示されるので、その部分に光漏れが生じ、
表示品質を低下させるという問題がある。そのため、液
晶表示装置200においては、図8に示すように、基板
101、対向基板102間にスペーサーを配置すること
ができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の液晶表示装置1
00、200で示したような一般の液晶表示装置におい
て、基板101、対向基板102として、通常は同一の
基板が用いられるが、異なる基板が用いられる場合があ
る。
【0010】基板101、対向基板102として、異な
る基板が用いられる例として、図9に投射型ディスプレ
イに用いられる反射型液晶表示装置300を示し、この
液晶表示装置の構造を説明する。図9において、液晶表
示装置200と同じ構成要素には同じ参照番号を付し、
説明は省略する。
【0011】基板101上には、光を反射するアルミニ
ウムなどからなる反射電極305がマトリックス状に多
数形成されていて、各反射電極305を駆動するための
スイッチング素子が設けられている。反射電極305及
びスイッチング素子上には配向膜107が形成されてい
る。
【0012】この液晶表示装置300において、対向基
板102の外側から液晶パネル内に入射した光は液晶層
103を通過し、反射電極305表面で反射され、対向
基板102を通過し、液晶パネルの外部へと放出され
る。
【0013】この液晶表示装置300において、基板1
01が単結晶シリコンなどの単結晶材料からなり、スイ
ッチング素子がこの単結晶基板上に形成されている時に
は、ガラス等のアモルファス材料上形成されたスイッチ
ング素子からなる時よりも、基板101上に形成される
反射電極305を高速にスイッチングすることができ
る。
【0014】一方、反射電極305で反射された光が対
向基板102を通過し、液晶表示装置300の外部へ放
出され、表示が行われるため、対向基板102は透明で
あることが必要となる。そのため、対向基板102とし
て、不透明な単結晶シリコン等を用いることができな
い。
【0015】したがって、反射型液晶表示装置300を
高速応答させたい場合や基板101上にトランジスタを
形成する場合には、基板101としては単結晶シリコン
などの単結晶材料からなる基板が用いられ、対向基板1
02としてはガラスなどの透明材料からなる基板が用い
られるので、基板101、対向基板102として、異な
る材料からなる基板が用いられる。
【0016】基板101、対向基板102として、異な
る基板が用いられる液晶表示装置300においては、液
晶表示装置300の製造工程において、シール材104
を形成する際に、基板101、対向基板102との間で
セル厚ムラを生じるという問題点を有する。
【0017】シール材104は、基板101、対向基板
102の周縁部間に熱硬化性接着剤又は光硬化性接着剤
を塗布し、接着剤を硬化することにより形成される。接
着剤の硬化は、熱硬化性接着剤の場合には、通常100
〜160℃程度に加熱することにより行われ、光硬化性
接着剤の場合には、紫外線等を照射することにより行わ
れる。光硬化性接着剤の場合には、加熱は行われない
が、紫外線ランプのからの発熱で、80℃程度まで昇温
する。
【0018】したがって、シール材104として、熱硬
化性接着剤、光硬化性接着剤のいずれを使用する場合に
おいても、液晶セルは100〜160℃程度あるいは8
0℃程度に加熱される。
【0019】その際、基板101、対向基板102とし
て異なる基板が用いられているので、基板101と対向
基板102の熱膨張係数が異なり、熱膨張係数の大きい
基板が、熱膨張係数の小さい基板と比較して、温度上昇
とともに大きく膨張する。さらに、基板の周縁部はシー
ル材104によって固定されているので、膨張した基板
に湾曲が生じる。
【0020】例えば、基板101が単結晶シリコン、対
向基板102がガラスからなる場合には、単結晶シリコ
ンの方がガラスよりも熱膨張係数が大きいため、対向基
板102は、図10(a)に示すように、対向基板102
の内表面側が凸になるように湾曲するか、あるいは図1
0(b)に示すように、対向基板102の外表面側が凸に
なるように湾曲する。図10(a)、(b)に示す、対向基板
102のいずれの湾曲においても、対向基板102が水
平な場合からのずれは、対向基板102の中央部でもっ
とも顕著となっている。例えば、基板101の厚みが
0.6×10-3m、対向基板102の厚みが0.7×1
-3mの場合には、対向基板102の中央部におけるず
れの大きさgは1×10-6m程度となっている。そのた
め、基板101と対向基板102に挟持される液晶層1
03の厚み(液晶セルのセル厚)にも1×10-6m程度
の分布が生じるという問題点がある。液晶セルのセル厚
は3〜6×10-6m程度であるので、このずれは大きい
ものとなっている。
【0021】以上の問題は、投射型ディスプレイ用の反
射型液晶表示装置300に限った問題ではなく、基板1
01と対向基板102とが異なる基板からなる液晶表示
装置であればいかなる液晶表示装置においても生じる問
題である。
【0022】スペーサー109を配置する一般の直視型
液晶ディスプレイ用の液晶表示装置100においては、
図10(a)で示した対向基板102の湾曲を防止するこ
とはできるが、スペーサー109を配置しても図10
(b)で示した対向基板102の湾曲を防止することはで
きない。
【0023】また、スペーサーを配置しない一般の投射
型液晶ディスプレイ用の液晶表示装置200(300を
含む)においては、図10(a)、図10(b)で示したいず
れの対向基板102の湾曲も防止することができず、問
題は顕著となっている。
【0024】ここで、液晶セルのセル厚に分布が生じる
ときの問題について説明する。液晶セルのセル厚に分布
が生じると、液晶表示装置において、表示性能が悪化す
ることが知られている。特にSTN(Super Twisted Nem
atic)モードの液晶表示装置においては、Δn・d値
(但し、Δnは液晶の複屈折率、dはセル厚)の変化に
より光の透過率が変化することが知られており、Δn・
d値の変化、すなわちセル厚dの分布が大きいと光透過
率すなわち明るさに分布が発生するため、コントラスト
が低下する。Δn・d値の変化すなわちセル厚dの分布
が大きいと、STNモードでは位相差板で独特の黄色や
青色の着色をなくし、白黒に補償することが行われる
が、このとき、光学特性が悪化し、表示に色むらが生じ
てしまう。また、セル厚dに分布があると液晶の急峻性
が悪化し、コントラストが低下する。このようにセル厚
dに分布が生じることにより、コントラストが悪化し、
表示に色むらが発生するため、表示品質が悪化するとい
う問題がある。
【0025】そこで、本発明は上記問題点を解決し、液
晶層を挟持する基板、対向基板が異なる材料からなる液
晶表示装置の製造方法において、液晶セルのセル厚の均
一化を可能にする液晶表示装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。また、この製造方法により表示品質の
優れた液晶表示装置を提供することを目的とし、さらに
この液晶表示装置を備えることにより、表示品質の優れ
た電子機器を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者が検討を行った結果、液晶層を挟持する基板
と対向基板のうち、熱膨張係数の大きい基板の外表面上
に、接着剤を介して、該基板の熱膨張係数とは異なる所
定の熱膨張係数を有する平板部材を貼着し、所定の温度
以上に加熱した後、常温に戻すことにより、該基板と該
平板部材とを所定の形状に湾曲させることができること
を見出し、基板と対向基板とを同一の形状に湾曲させる
ことにより、液晶セルのセル厚を均一化できることを見
出した。
【0027】本発明者が見出した基板の湾曲方法につい
て説明する。
【0028】熱膨張係数の大きい基板の外表面上に、接
着剤を介して、該基板の熱膨張係数とは異なる所定の熱
膨張係数を有する平板部材を貼着し、所定の温度以上に
加熱した後、常温に戻すと、該基板と該平板部材のう
ち、熱膨張係数の大きい方が小さい方よりも昇温ととも
に大きく膨張し、降温ととも大きく収縮する。
【0029】したがって、平板部材の熱膨張係数が基板
の熱膨張係数より小さい場合には、基板と平板部材と
は、平板部材側が凸になるように湾曲する。一方、平板
部材の熱膨張係数が基板の熱膨張係数より大きい場合に
は、基板と平板部材とは、基板側が凸になるように湾曲
する。
【0030】このように基板と平板部材の熱膨張係数の
差を制御することにより、シール材の形成工程において
湾曲するもう一方の熱膨張係数が小さい基板と同一の形
状に、基板をあらかじめ湾曲させることができるので、
液晶セルのセル厚を均一化することができる。
【0031】すなわち、上記課題を解決するために本発
明が講じた手段は、周縁部においてシール材を介して所
定の間隔で貼着された、液晶層を挟持する対向する2枚
の基板が異なる材料からなる液晶装置の製造方法におい
て、前記対向する2枚の基板のうち、熱膨張係数の大き
い基板の外表面上に、接着剤を介して、該基板とは異な
る所定の熱膨張係数を有する平板部材を貼着し、所定の
温度以上に加熱した後、常温に戻すことにより、該基板
と該平板部材とを所定の形状に湾曲させた後、該基板と
もう一方の前記基板とを前記シール材を介して貼着する
ことを特徴とする。
【0032】この手段によれば、液晶層を挟持する対向
する2枚の基板のうち、熱膨張係数の大きい基板をあら
かじめ所定の形状に湾曲させることにより、シール材の
形成工程において湾曲するもう一方の基板との間隔(液
晶セルのセル厚)を均一化することができる液晶装置の
製造方法を提供することができる。
【0033】また、この手段により、周縁部においてシ
ール材を介して所定の間隔で貼着された、液晶層を挟持
する対向する2枚の基板が異なる材料からなる液晶装置
において、前記対向する2枚の基板のうち、熱膨張係数
の大きい基板の外表面上に、接着剤を介して、該基板と
は異なる所定の熱膨張係数を有する平板部材が貼着さ
れ、該基板、該平板部材、もう一方の前記基板が所定の
形状に湾曲されたことを特徴とする、表示品質の優れた
液晶装置を提供することができる。
【0034】また、この液晶装置を備えることにより、
表示品質の優れた電子機器を提供することができる。
【0035】以上の手段において、前記平板部材が前記
基板の熱膨張係数より小さい熱膨張係数を有するもので
ある場合には、前記基板と前記平板部材とを該平板部材
側が凸になるように湾曲させたことを特徴とする。前記
平板部材が前記基板の熱膨張係数より大きい熱膨張係数
を有するものである場合には、前記基板と前記平板部材
とを該基板側が凸になるように湾曲させたことを特徴と
する。
【0036】いずれの場合においても、前記基板と前記
平板部材の熱膨張係数の差が、前記もう一方の基板と前
記基板の熱膨張係数の差に等しいことが望ましい。前記
基板と前記平板部材の熱膨張係数の差を、前記もう一方
の基板と前記基板の熱膨張係数の差と等しくすることに
より、前記平板部材を貼着した前記基板をもう一方の基
板と同一の形状に湾曲させることができる。
【0037】また、前記接着剤は前記シール材と同一の
材料からなることが望ましい。前記接着剤を前記シール
材と同一の材料とし、該シール材を硬化する条件で該接
着剤を硬化することにより、前記平板部材を貼着した前
記基板をもう一方の基板と同一の形状に湾曲させること
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて詳細に説明する。
【0039】第1実施形態 図1(a)〜(e)に、本発明に係る第1実施形態の、スイッ
チング素子としてMOSFET(メタルオキサイドシリ
コンフィールドエミッショントランジスタ)素子20を
用いる反射型液晶表示装置10の製造方法を示す工程図
を示し、この製造方法を説明する。図1(a)〜(e)は概略
断面図を示している。
【0040】本実施形態においては、液晶層13を挟持
する基板(下側基板)11と対向基板(上側基板)12
として、異なる基板が用いられており、対向基板12の
熱膨張係数の方が基板11の熱膨張係数より小さくなっ
ている。例えば、基板11、対向基板12として、それ
ぞれ単結晶シリコン、ガラスからなる基板が用いられて
いる。また、基板11、対向基板12を貼着するシール
材14の形成工程において、対向基板12は内表面側
(液晶層13側)が凸になるように湾曲するものとす
る。
【0041】図1(a)に示すように、基板11の内表面
(図示上側表面)上には、光を反射するアルミニウムな
どからなる画素電極(反射電極)15と、各画素電極1
5を駆動するためのMOSFET素子20などを形成
し、画素電極15、MOSFET素子20上には配向膜
18を形成する。
【0042】図2に、配向膜18を形成する前の基板1
1を上から見たときの様子を拡大した平面図を示す。図
1(a)は、図2のA−A’線に沿って示す断面図であ
る。
【0043】図2に示すように、基板11上には、走査
線22とデータ線16がマトリックス状に配置され、走
査線22とデータ線16との交点に応じて各画素が配置
され、各画素には画素電極15と、各画素電極15を駆
動するためのMOSFET素子20とが設けられてい
る。MOSFET素子20の詳細な説明については後述
する。
【0044】次に、図1(b)に示すように、基板11の
外表面(図示下側表面)上に、熱硬化性接着剤又は光硬
化性接着剤を介して、基板11とは異なる所定の熱膨張
係数を有する平板部材11Aを貼着する。このとき、平
板部材11Aの熱膨張係数が基板11の熱膨張係数より
小さくなるように平板部材11Aを選定する。また、対
向基板12と基板11の熱膨張係数の差と、基板11と
平板部材11Aの熱膨張係数の差が等しくなるように、
設定することが望ましい。平板部材11Aは対向基板1
2と同一の材料から構成されてもよい。
【0045】基板11と平板部材11Aを貼着した接着
剤が熱硬化性接着剤の場合には、100〜160℃程度
に加熱することにより接着剤の硬化を行う。また、用い
た接着剤が光硬化性接着剤の場合には紫外線等を照射す
ることにより接着剤の硬化を行う。光硬化性接着剤の硬
化には紫外線ランプを使用し、紫外線ランプの発熱によ
り80℃程度まで昇温する。また、いずれの接着剤を用
いた場合においても硬化反応終了後は常温まで温度を下
げる。
【0046】用いた接着剤が熱硬化性接着剤、光硬化性
接着剤のいずれの場合においても基板11と平板部材1
1Aとは100〜160℃程度あるいは80℃程度の温
度に加熱される。このとき、基板11と対向基板11A
のうち、熱膨張係数の大きい基板11が熱膨張係数の小
さい平板部材11Aよりも昇温とともに大きく膨張し、
降温ととも大きく収縮する。
【0047】その結果、図1(c)に示すように、基板1
1と平板部材11Aとは、平板部材11A側が凸になる
ように湾曲する。
【0048】次に、図1(d)に示すように、共通電極1
7、配向膜19が内表面上に順次形成された対向基板1
2と基板11とを、熱硬化性接着剤又は光硬化性接着剤
からなる未硬化のシール材14Aを介して所定の間隔で
貼着する。
【0049】次に、図1(e)に示すように、シール材1
4Aの硬化を行い、シール材14を形成する。シール材
14Aが熱硬化性接着剤の場合には、100〜160℃
程度に加熱することにより接着剤の硬化を行う。また、
シール材14Aが光硬化性接着剤の場合には紫外線等を
照射することにより接着剤の硬化を行う。光硬化性接着
剤の硬化には紫外線ランプを使用し、紫外線ランプの発
熱により80℃程度まで昇温する。また、いずれの接着
剤を用いた場合においても、硬化反応終了後は常温まで
温度を下げる。
【0050】シール材14Aとして用いた接着剤が熱硬
化性接着剤、光硬化性接着剤のいずれの場合において
も、基板11と平板部材11Aとは100〜160℃あ
るいは80℃程度の温度に加熱される。このとき、対向
基板12の熱膨張係数が基板11の熱膨張係数より小さ
いため、小さい対向基板12は基板11よりも大きく熱
膨張する。しかしながら、対向基板12の周縁部はシー
ル材14A又は14によって固定されているため、対向
基板12は内表面側が凸になるように湾曲する。
【0051】最後に、基板11、対向基板12間に液晶
層13を封入し、図示では省略しているが平板部材11
A、対向基板12の外側に位相差板、偏光板を設置し、
液晶表示装置10は製造される。
【0052】ここで、MOSFET(メタルオキサイド
シリコンフィールドエミッショントランジスタ)素子2
0の詳細について説明する。
【0053】図3に、MOSFET素子20の詳細を示
すために、図2のB−B’線に沿って示す断面図を示
す。
【0054】基板11上には、ウェル領域21が形成さ
れ、ウェル領域21上には素子分離用のフィールド酸化
膜23が形成されている。フィールド酸化膜23には開
口部が形成され、この開口部の内側中央に、ゲート酸化
膜24が形成され、ゲート酸化膜24表面にはゲート電
極22a及び走査線22が形成され、その上に第1の層
間絶縁膜25が形成されている。コンタクトホール26
はソース領域42aに形成され、これにより第1の層間
絶縁膜25は開口し、ここにデータ線16が形成され、
ソース領域42aとの接続が図られている。また、デー
タ線16が形成された後には、さらに第2の層間絶縁膜
27が形成される。コンタクトホール28は、ドレイン
領域42bに形成され、これにより、第1の層間絶縁膜
25、第2の層間絶縁膜27が開口し、ここに、画素電
極15が形成されて、ドレイン領域42bとの接続が図
られている。また、第1の層間絶縁膜25と第2の層間
絶縁膜27との間には容量蓄積用の導電層29が形成さ
れる。
【0055】本実施形態においては、基板11、対向基
板12のうち、対向基板12の熱膨張係数が基板11の
熱膨張係数より小さい液晶表示装置について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、基板11
の熱膨張係数が対向基板12の熱膨張係数より小さいて
もよく、その場合には、対向基板12の外表面上に対向
基板12の熱膨張係数より小さい熱膨張係数を有する平
板部材11Aを貼着し、対向基板12と平板部材11A
とを、平板部材11A側が凸になるように湾曲すればよ
い。
【0056】本実施形態によれば、基板11の外表面上
に熱膨張係数の異なる所定の熱膨張係数を有する平板部
材11Aを貼着し、所定の温度以上に昇温し、常温に戻
すことにより、基板11を所定の形状に湾曲することが
できる。
【0057】本実施形態において、対向基板12と基板
11の熱膨張係数の差と、基板11と平板部材11Aの
熱膨張係数の差が等しくなるように、設定することが望
ましい。また、基板11と平板部材11Aとを貼着する
接着剤として、シール材14Aと同一の接着剤が用いら
れることが望ましい。
【0058】対向基板12と基板11の熱膨張係数の差
と、基板11と平板部材11Aの熱膨張係数の差が等し
くなるように設定し、基板11と平板部材11Aとを貼
着する接着剤として、シール材14Aと同一の接着剤を
用い、同一条件下で接着剤の硬化を行うことにより、基
板11と対向基板12とを、同一の形状に湾曲させるこ
とができる。
【0059】このように、本実施形態によれば、基板1
1を、シール材14の形成工程において湾曲する対向基
板12と同一の形状に湾曲することができるので、液晶
セルのセル厚が均一化され、表示品質の優れた液晶表示
装置の製造方法及び液晶表示装置を提供することができ
る。
【0060】また、本実施形態においては、反射型液晶
表示装置について説明したが、本発明は反射型に限定さ
れるものではなく、透過型、反射半透過型など、いかな
る液晶装置にも適用することができる。なお、本実施形
態はスペーサーを配置することができない投射型液晶デ
ィスプレイ用の液晶表示装置には特に有効である。
【0061】第2実施形態図4に、本発明に係る第2実
施形態の、スイッチング素子としてMOSFET素子を
用いる反射型液晶表示装置30の製造方法を示す工程図
を示し、製造方法を説明する。図4において、液晶表示
装置10と同じ構成要素には同じ参照符号を付してい
る。
【0062】本実施形態においては、液晶層13を挟持
する基板(下側基板)31と対向基板(上側基板)32
として、異なる基板が用いられており、対向基板32の
熱膨張係数の方が基板31の熱膨張係数より小さくなっ
て小さくいる。例えば、基板31、対向基板32とし
て、それぞれ単結晶シリコン、ガラスからなる基板が用
いられている。また、基板31、対向基板32を貼着す
るシール材14の形成工程において、対向基板32は外
表面側が凸になるように湾曲するものとする。
【0063】図4(a)に示すように、基板31の内表面
(図示上側表面)上には、第1実施形態と同様、光を反
射するアルミニウムなどからなる画素電極(反射電極)
15と、各画素電極15を駆動するためのMOSFET
素子20などが設けられている。
【0064】配向膜18を形成する前の基板31を上か
ら見たときの様子を拡大した平面図、及びMOSFET
素子20の詳細な構造は図2、図3で示したものと同様
であるので、説明は省略する。
【0065】次に、図4(b)に示すように、基板31の
外表面(図示下側表面)上に、熱硬化性接着剤又は光硬
化性接着剤を介して、基板31とは異なる所定の熱膨張
係数を有する平板部材31Aを貼着する。このとき、平
板部材31Aの熱膨張係数が基板31の熱膨張係数より
大きくなるように平板部材31Aを選定する。また、対
向基板32と基板31の熱膨張係数の差と、基板31と
平板部材31Aの熱膨張係数の差が等しくなるように、
設定することが望ましい。
【0066】基板31と平板部材31Aとを貼着した接
着剤が熱硬化性接着剤の場合には、100〜160℃程
度に加熱することにより接着剤の硬化を行う。また、用
いた接着剤が光硬化性接着剤の場合には紫外線等を照射
することにより接着剤の硬化を行う。光硬化性接着剤の
硬化には紫外線ランプを使用し、紫外線ランプの発熱に
より80℃程度まで昇温する。また、いずれの接着剤を
用いた場合においても硬化反応終了後は常温まで温度を
下げる。
【0067】用いた接着剤が熱硬化性接着剤、光硬化性
接着剤のいずれの場合においても、基板31と平板部材
31Aとは100〜160℃程度あるいは80℃程度の
温度に加熱される。このとき、基板31と平板部材31
Aのうち、熱膨張係数の大きい平板部材31Aが熱膨張
係数の小さい基板31よりも昇温とともに大きく膨張
し、降温ととも大きく収縮する。
【0068】その結果、図4(c)に示すように、基板3
1と平板部材31Aとは、基板31側が凸になるように
湾曲する。
【0069】次に、図4(d)に示すように、共通電極1
7、配向膜19が内表面上に順次形成された対向基板3
2と基板31とを、熱硬化性接着剤又は光硬化性接着剤
からなる未硬化のシール材14Aを介して所定の間隔で
貼着する。
【0070】次に、図4(e)に示すように、シール材1
4Aの硬化を行い、シール材14を形成する。シール材
14Aが熱硬化性接着剤の場合には、100〜160℃
程度に加熱することにより接着剤の硬化を行う。また、
シール材14Aが光硬化性接着剤の場合には紫外線等を
照射することにより接着剤の硬化を行う。光硬化性接着
剤の硬化には紫外線ランプを使用し、紫外線ランプの発
熱により80℃程度まで昇温する。また、いずれの接着
剤を用いた場合においても、硬化反応終了後は常温まで
温度を下げる。
【0071】シール材14Aとして用いた接着剤が熱硬
化性接着剤、光硬化性接着剤のいずれの場合において
も、基板31と平板部材31Aとは100〜160℃程
度あるいは80℃程度の温度に加熱される。このとき、
対向基板32の熱膨張係数が基板31の熱膨張係数より
小さいため、基板31は対向基板32よりも大きく熱膨
張する。しかしながら、対向基板32の周縁部はシール
材14A又は14によって固定されているため、対向基
板32は外表面側が凸になるように湾曲する。
【0072】最後に、基板31、対向基板32間に液晶
層13を封入し、図示では省略しているが平板部材31
A、対向基板32の外側に位相差板、偏光板を設置し、
液晶表示装置30は製造される。
【0073】本実施形態においては、基板31、対向基
板32のうち、対向基板32の熱膨張係数が基板31の
熱膨張係数より小さい液晶表示装置について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、対向基板
32の熱膨張係数が基板31の熱膨張係数より大きくて
もよく、その場合には、対向基板32の外表面上に対向
基板32の熱膨張係数より大きい熱膨張係数を有する平
板部材31Aを貼着し、対向基板32と平板部材31A
とを、対向基板32側が凸になるように湾曲すればよ
い。
【0074】本実施形態によれば、基板31の外表面上
に熱膨張係数の異なる所定の熱膨張係数を有する平板部
材31Aを貼着し、所定の温度以上に昇温し、常温に戻
すことにより、基板31を所定の形状に湾曲することが
できる。
【0075】本実施形態において、対向基板32と基板
31の熱膨張係数の差と、基板31と平板部材31Aの
熱膨張係数の差が等しくなるように、設定することが望
ましい。また、基板31と平板部材31Aとを貼着する
接着剤として、シール材14Aと同一の接着剤が用いら
れることが望ましい。
【0076】対向基板32と基板31の熱膨張係数の差
と、基板31と平板部材31Aの熱膨張係数の差が等し
くなるように設定し、基板31と平板部材31Aとを貼
着する接着剤として、シール材14Aと同一の接着剤を
用い、同一条件下で接着剤の硬化を行うことにより、基
板31と対向基板32とを、同一の形状に湾曲させるこ
とができる。
【0077】このように、本実施形態によれば、基板3
1を、シール材14の形成工程において湾曲する対向基
板32と同一の形状に湾曲することができるので、液晶
セルのセル厚が均一化され、表示品質の優れた液晶表示
装置の製造方法及び液晶表示装置を提供することができ
る。
【0078】また、本実施形態においては、反射型液晶
表示装置について説明したが、本発明は反射型に限定さ
れるものではなく、透過型、反射半透過型など、いかな
る液晶装置にも適用することができる。本実施形態はス
ペーサーを配置することができない投射型ディスプレイ
用の液晶表示装置、スペーサーを配置する直視型液晶デ
ィスプレイ用の液晶表示装置のいずれにも有効である。
【0079】なお、第1、第2実施形態においては、M
OSFET素子を用いる液晶表示装置についてのみ説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、単純マトリックスタイプの液晶装置や、MIM(Me
tal-Insulator-Metal)素子に代表される2端子型素子
を用いる液晶装置、TFT(Thin-Film Transistor)素
子に代表される3端子型素子を用いる液晶装置にも適用
することができ、液晶層を挟持する対向する2枚の基板
が異なる材料からなる液晶装置であれば、いかなる液晶
装置にも適用することができる。
【0080】次に、前記の第1、第2実施形態の液晶表
示装置10又は30のいずれかを備えた電子機器の具体
例について説明する。
【0081】図5(a)は、携帯電話の一例を示した斜視
図である。図5(a)において、40は携帯電話本体を示
し、41は前記の液晶表示装置10又は30のいずれか
を備えた液晶表示部を示している。
【0082】図5(b)は、ワープロ、パソコンなどの携
帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図5
(b)において、50は情報処理装置、51はキーボード
などの入力部、53は情報処理本体、52は前記の液晶
表示装置10又は30のいずれかを備えた液晶表示部を
示している。
【0083】図5(c)は、腕時計型電子機器の一例を示
した斜視図である。図5(c)において、60は時計本体
を示し、61は前記の液晶表示装置10又は30のいず
れかを備えた液晶表示部を示している。
【0084】図6は、前記の液晶表示装置10又は30
のいずれかを光変調装置として用いたプロジェクタ(投
射型液晶ディスプレイ)の要部を示す概略構成図であ
る。
【0085】このプロジェクタは、システム光軸Lに沿
って配置した光源部71、インテグレータレンズ72、
偏光変換素子73から概略構成される偏光照明装置7
0、偏光照明装置70から出射されたS偏光光束をS偏
光光束反射面81により反射させる偏光ビームスプリッ
タ80、偏光ビームスプリッタ80のS偏光反射面81
から反射された光のうち、青色光(B)の成分を分離す
るダイクロイックミラー82、分離された青色光(B)
を変調する反射型液晶光変調装置85B、青色光が分離
された後の光束のうち赤色光(R)の成分を反射させて
分離するダイクロイックミラー83、分離された赤色光
(R)を変調する反射型液晶光変調装置85R、ダイク
ロイックミラー83を透過する残りの緑色光(G)を変
調する反射型液晶光変調装置85G、3つの反射型液晶
光変調装置85R、85G、85Bにて変調された光を
ダイクロイックミラー82、83、偏光ビームスプリッ
タ80にて合成し、この合成光をスクリーン91に投射
する投射レンズからなる投射光学系90から構成されて
いる。上記3つの反射型液晶光変調装置85R、85
G、85Bには、それぞれ前記の液晶表示装置10又は
30のいずれかが用いられている。
【0086】図5(a)〜(c)、図6に示すそれぞれの電子
機器は、前記の液晶表示装置10又は30のいずれかを
備えたものであるので、表示品質の優れたものとなる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶層を挟持する対向する2枚の基板が異なる材料から構
成されている場合において、2枚の基板のうち、熱膨張
係数の大きい基板の外表面上に、該基板とは熱膨張係数
の異なる所定の熱膨張係数を有する平板部材を貼着し、
所定の温度以上に昇温し、常温に戻すことにより、該基
板を所定の形状に湾曲させることができるので、該基板
を、シール材の形成工程において湾曲するもう一方の基
板と同一の形状にすることができ、液晶セルのセル厚が
均一化され、表示品質の優れた液晶表示装置の製造方法
及び液晶表示装置を提供することができる。
【0088】また、この液晶表示装置を備えることによ
り表示品質の優れた電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜(e)は本発明に係る第1実施形態の
反射型液晶表示装置の製造方法を示す工程図である。
【図2】 図2は本発明に係る第1実施形態の反射型液
晶表示装置を拡大して示す平面図である。
【図3】 図3は本発明に係る第1実施形態の反射型液
晶表示装置におけるTFT素子の構造を示す断面図であ
る。
【図4】 図4(a)〜(e)は本発明に係る第2実施形態の
反射型液晶表示装置の製造方法を示す工程図である。
【図5】 図5(a)は上記実施形態により製造された液
晶表示装置を備えた携帯電話の一例を示す図、図5(b)
は上記実施形態により製造された液晶表示装置を備えた
携帯型情報処理装置の一例を示す図、図5(c)は上記実
施形態により製造された液晶表示装置を備えた腕時計型
電子機器の一例を示す図である。
【図6】 図6は上記実施形態により製造された液晶表
示装置を光変調装置として用いたプロジェクタの要部を
示す概略構成図である。
【図7】 図7は直視型液晶ディスプレイ用の一般の液
晶表示装置の構造を示す概略断面図である。
【図8】 図8は投射型液晶ディスプレイ用の一般の液
晶表示装置の構造を示す概略断面図である。
【図9】 図9は投射型液晶ディスプレイ用の反射型液
晶表示装置の構造を示す概略断面図である。
【図10】 図10(a)、(b)は投射型液晶ディスプレイ
用の反射型液晶表示装置における基板の湾曲の問題を説
明する図である。
【符号の説明】
10、30 液晶表示装置 11、31 基板 11A、31A 平板部材 12、32 対向基板 13 液晶層 14 シール材 14A 未硬化のシール材 15 画素電極(反射電極) 16 データ線 17 共通電極 18、19 配向膜 20 MOSFET素子 22 走査線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 338 G09F 9/30 320 5C060 9/30 320 338 5C094 338 H04N 5/66 102A 5G435 H04N 5/66 102 5/74 K 5/74 9/30 9/30 9/31 B 9/31 G02F 1/136 500 Fターム(参考) 2H088 EA03 EA15 EA16 FA03 FA04 FA10 FA12 FA17 FA24 FA30 HA08 HA20 MA01 MA16 2H089 MA04Y NA24 NA25 NA32 NA56 NA60 PA19 QA04 QA11 QA12 QA14 RA10 SA02 TA01 TA09 UA05 2H090 JB02 JB04 JB11 JB13 JC04 JC06 JC14 JC17 JC18 JD15 JD18 KA08 LA04 LA20 2H092 HA05 JA23 JA29 JA38 JA42 JA46 JB13 JB23 JB32 JB57 JB63 JB69 KA03 NA19 NA25 NA27 NA29 PA01 PA03 PA06 PA12 QA10 RA05 5C058 AA06 AB01 BA06 BA08 EA01 EA02 EA26 5C060 BA04 BA09 BC05 DA04 GB02 HC24 JA17 JA19 JB06 5C094 BA03 BA04 BA16 BA43 CA19 DA09 EA06 EC02 ED14 ED20 FB00 GB10 HA03 HA08 HA10 5G435 AA00 BB12 BB15 BB16 BB17 KK05 LL07 LL08 LL10 LL11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部においてシール材を介して所定の
    間隔で貼着された、液晶層を挟持する対向する2枚の基
    板が異なる材料からなる液晶装置の製造方法において、
    前記対向する2枚の基板のうち、熱膨張係数の大きい基
    板の外表面上に、接着剤を介して、該基板とは異なる所
    定の熱膨張係数を有する平板部材を貼着し所定の温度以
    上に加熱した後、常温に戻すことにより、該基板と該平
    板部材とを所定の形状に湾曲させた後、該基板ともう一
    方の前記基板とを前記シール材を介して貼着することを
    特徴とする液晶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶装置の製造方法にお
    いて、前記平板部材は前記基板の熱膨張係数より小さい
    熱膨張係数を有するものであり、前記基板と前記平板部
    材とを該平板部材側が凸になるように湾曲させたことを
    特徴とする液晶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液晶装置の製造方法にお
    いて、前記基板と前記平板部材の熱膨張係数の差が、前
    記もう一方の基板と前記基板の熱膨張係数の差に等しい
    ことを特徴とする液晶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液晶装置の製造方法にお
    いて、前記平板部材は前記基板の熱膨張係数より大きい
    熱膨張係数を有するものであり、前記基板と前記平板部
    材とを該基板側が凸になるように湾曲させたことを特徴
    とする液晶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の液晶装置の製造方法にお
    いて、前記基板と前記平板部材の熱膨張係数の差が、前
    記もう一方の基板と前記基板の熱膨張係数の差に等しい
    ことを特徴とする液晶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項記載の液晶装置の製造方法において、前記接着剤が前
    記シール材と同一の材料からなることを特徴とする液晶
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 周縁部においてシール材を介して所定の
    間隔で貼着された、液晶層を挟持する対向する2枚の基
    板が異なる材料からなる液晶装置において、前記対向す
    る2枚の基板のうち、熱膨張係数の大きい基板の外表面
    上に、接着剤を介して、該基板とは異なる所定の熱膨張
    係数を有する平板部材が貼着され、該基板、該平板部
    材、もう一方の前記基板が所定の形状に湾曲されたこと
    を特徴とする液晶装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の液晶装置において、前記
    平板部材は前記基板の熱膨張係数より小さい熱膨張係数
    を有するものであり、前記基板と前記平板部材とは該平
    板部材側が凸になるように湾曲され、前記もう一方の基
    板は内表面側が凸になるように湾曲されたことを特徴と
    する液晶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の液晶装置において、前記
    基板と前記平板部材の熱膨張係数の差が、前記もう一方
    の基板と前記基板の熱膨張係数の差に等しいことを特徴
    とする液晶装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の液晶装置において、前
    記平板部材は前記基板の熱膨張係数より大きい熱膨張係
    数を有するものであり、前記基板と前記平板部材とは該
    基板側が凸になるように湾曲され、前記もう一方の基板
    は外表面側が凸になるように湾曲されたことを特徴とす
    る液晶装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の液晶装置において、
    前記基板と前記平板部材の熱膨張係数の差が、前記もう
    一方の基板と前記基板の熱膨張係数の差に等しいことを
    特徴とする液晶装置。
  12. 【請求項12】 請求項7から請求項11までのいずれ
    か1項記載の液晶装置において、前記接着剤が前記シー
    ル材と同一の材料からなることを特徴とする液晶装置。
  13. 【請求項13】 請求項7から請求項12までのいずれ
    か1項記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機
    器。
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