JP2001227333A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2001227333A
JP2001227333A JP2000039184A JP2000039184A JP2001227333A JP 2001227333 A JP2001227333 A JP 2001227333A JP 2000039184 A JP2000039184 A JP 2000039184A JP 2000039184 A JP2000039184 A JP 2000039184A JP 2001227333 A JP2001227333 A JP 2001227333A
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JP
Japan
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nox
catalyst
exhaust gas
air
fuel ratio
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JP2000039184A
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English (en)
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Kotaro Hayashi
孝太郎 林
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】NOx触媒の表面にリッチ雰囲気を容易に形成
でき、効率的なNOx触媒の被毒再生が可能な内燃機関
の排気浄化装置を得る。 【解決手段】希薄燃焼可能な内燃機関1の排気通路14
に設けられた酸素吸蔵放出剤を含まない吸蔵還元型NO
x触媒18と、この吸蔵還元型NOx触媒の下流に設け
られた酸素吸蔵放出剤を含む酸化触媒20と、排気通路
の空燃比を調整する空燃比調整手段と、を備える。吸蔵
還元型NOx触媒18の硫黄の被毒量が所定量よりも大
きいときに排気ガスの空燃比をリッチにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気浄化
装置に関し、特に浄化装置の硫黄被毒再生が効率的に実
施できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】排気ガスの空燃比がリーンのときにはN
Oxを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収
したNOxを放出するNOx触媒を機関の排気通路内に
配置し、このNOx触媒に排気ガス中のNOx を吸収
させ、このNOx触媒の吸収効率が低下したときには排
気ガスの流入を遮断して、NOx触媒に還元剤を供給し
NOx触媒から吸収したNOxを放出させるとともに、
放出されたNOxの還元浄化を行う内燃機関の排気浄化
装置がある(特開昭62−106826号公報等)。
【0003】このような装置では、排気ガス中に含まれ
る硫黄が、NOxと併せてNOx吸収時にNOx触媒に
吸収され、この硫黄は流入排気ガスの空燃比をリッチに
してもNOx触媒から放出されないので、蓄積される硫
黄量の増加によってNOx触媒のNOx吸収力が低下す
る問題がある。
【0004】そこで特許第2745985号公報に記載
されているように、NOx触媒の硫黄吸収量の推定する
硫黄吸収推定手段と、この硫黄吸収量推定手段により推
定された硫黄吸収量が予め定められた設定量を超えたと
きには、NOx触媒から硫黄を放出させる硫黄放出手段
とを備え、NOx触媒の吸収能力を回復させるために吸
収された硫黄の吸収量が設定量を超えると、NOx触媒
から硫黄を放出するようにした排気浄化装置がある。
【0005】この装置はより具体的には、流入排気ガス
の温度を上昇させるとともに、この排気ガスの空燃比を
理論空燃比またはリッチにして、硫黄被毒再生時には浄
化装置の温度を500℃から600℃程度とし、これを
浄化装置のNOx触媒に供給し、硫酸塩BaSO4 とし
てNOx触媒内に存在する硫黄を熱分解して放出させ、
かつ放出された硫黄が未燃HC、COによって直ちに還
元されるようにしたものである。
【0006】一方、このような従来の排気浄化装置のN
Ox触媒は、通常、セリア等の酸素吸蔵放出剤を含んで
いる。その理由の一つは、排気ガスの空燃比をリッチに
した場合には、内燃機関から未燃のHC、COが多く生
じるので、これを酸化して浄化するためである。酸素吸
蔵放出剤は、排気ガスの空燃比がリーンのときは酸素を
吸収しリッチのときには酸素を放出するので、この酸素
が未燃のHC、COと反応してこれらを酸化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
排気浄化装置では硫黄再生を十分に行うためには排気ガ
スの空燃比をリッチにして触媒の表面にリッチ雰囲気を
形成する必要があるが、この際、酸素吸蔵剤を含んでい
ると、この吸蔵剤から多くの酸素が放出される結果、リ
ッチ雰囲気の形成に長時間を要する。しかし、長時間、
連続して排気流量を多くしてリッチ雰囲気を形成しよう
とすると供給される還元剤の量が多くなり、NOx触媒
を含む触媒温度が上昇して、触媒をその耐熱温度である
650℃以下に維持することが困難になる。
【0008】そこで触媒温度の上昇を抑えながら硫黄被
毒再生を実施せざるを得なくなるが、この場合は一回あ
たりの還元剤の供給時間、すなわちリッチ時間が短くな
ることがある。すると酸素吸蔵剤からの酸素放出に打ち
勝って、触媒の表面に十分なリッチ雰囲気を形成するこ
とができず、前記被毒再生が実現できないという問題を
生じる。
【0009】本発明は上述のような事情に鑑みてされた
ものであり、NOx触媒の表面にリッチ雰囲気を容易に
形成でき、効率的なNOx触媒の被毒再生が可能な内燃
機関の排気浄化装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明は次のような構成とした、すなわち、希薄燃
焼可能な内燃機関の排気通路に設けられた酸素吸蔵放出
剤を含まない吸蔵還元型NOx触媒と、この触媒の下流
に設けられた酸素吸蔵放出剤を含む酸化触媒と、排気ガ
スの通路の空燃比を調整する空燃比の調整手段と、を備
えるものとした。
【0011】この装置では、吸蔵還元型NOx触媒の硫
黄の被毒量が所定量よりも大きいときに排気ガスの空燃
比をリッチにするように設定できる。吸蔵還元型NOx
触媒の硫黄の被毒量の測定は、例えば車輌の走行距離、
または燃料消費量から推定することができる。また吸蔵
還元型NOx触媒の前後の排気通路内のNOx濃度を測
定し、これらの差の変化から推定することができる。
【0012】ここで酸素吸蔵放出剤とは、流入排気ガス
の空燃比がリーンのときは酸素を吸収し、流入排気ガス
中の酸素濃度が低下すると吸収した酸素を放出するもの
であり、例えばセリア(酸化セリウムCeO2)等があ
る。
【0013】また吸蔵還元型NOx触媒とは、流入排気
の空燃比がリーンのときにNOxを吸収し、流入排気の
酸素濃度が低下したときに吸収したNOxを放出するN
Ox吸収剤を排気通路に配置して排気中のNOxを吸収
させ、その後前記NOx吸収剤に還元剤を供給して吸収
したNOxを前記NOx吸収剤から放出させるととも
に、放出されたNOxを還元浄化する排気浄化用触媒を
いう。これは例えばアルミナを担体とし、その担体上に
カリウムK、ナトリウムNa,リチウムLi、セシウム
Csのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウム
Caのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウ
ムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つと、白
金Ptのような貴金属とから成る。
【0014】前記酸化触媒とは、例えば、アルミナの表
面に触媒作用をする白金(Pt)またはパラジウム(P
d)等の貴金属を担持させたもので、排気ガス中のCO
とHCとを酸化させて無害なCO2とH2Oにするものだ
が、ここでは酸素吸蔵放出剤を含むものが使用される。
酸素吸蔵放出剤を含むものとしては、例えば、母材のア
ルミナにセリア(酸化セリウムCeO2)を添加し、そ
れに白金(Pt)等の貴金属を付着させたもの等があ
る。
【0015】さらに空燃比を調整する調整手段とは、排
気管に設置した空燃比センサと、燃料の供給量をコント
ロールするエンジンコントロール用電子制御ユニット
(ECU)とを備え、ECUは空燃比センサからの出力
信号に基づいて、燃料供給量を決定し、排気ガスの空燃
比を理論空燃比、リーンまたはリッチに調整するもので
ある。
【0016】ところで、燃焼室から排出される排出ガス
中の未燃HC、COの量は、燃焼室内に供給される混合
気の空燃比がリッチになるほど増大し、燃焼室から排出
される排気ガス中の酸素O2の量は燃焼室内に供給され
る混合気の空燃比がリーンにあるほど増大する。本発明
の排気浄化装置によれば、排気通路の上流に位置する酸
素吸蔵放出剤を含まない吸蔵還元型NOx触媒を配置し
たので、排気ガスのリッチ雰囲気の形成時にこの吸蔵還
元型NOx触媒からは酸素が放出されることがない。よ
って短い時間のリッチスパイクであっても、放出酸素に
よってNOx触媒の表面の排気ガスがリッチになりにく
い状況が解消されるので、容易にリッチ雰囲気が形成で
きる。この際に生じるリッチ排気ガス中の未燃のHC,
CO等の可燃物は、その下流に配置された酸素吸蔵放出
剤が添加された酸化触媒から放出される酸素により酸化
される。酸素吸蔵放出剤は空燃比がリーンのときに酸素
を吸蔵することができる。
【0017】このように本発明の排気浄化装置は、上記
のようなNOxの吸収放出還元作用と、HC,COの酸
化作用の機能を、排気通路に設置した二つの触媒によっ
てそれぞれが分担してこれを果たすことになる。
【0018】しかし硫黄被毒再生時には、触媒温度が所
定温度以上でなければならないので、その温度を維持し
つつ、一方で吸蔵還元型NOx触媒の耐熱温度を超えな
いように温度の調節をする必要が生じる。したがって触
媒温度が所定温度に達した後に硫黄被毒再生が開始され
るが、このとき空燃比をリッチにした排気ガスが連続し
て触媒内に流入すると触媒の温度が上昇し過ぎて耐熱温
度を超える場合がある。そのため、リッチとリーンを交
互に繰り返すようにサイクリックに空燃比を調節して所
定時間の硫黄被毒再生を実施しつつ、触媒の温度上昇を
抑制することが好ましい。
【0019】本発明の装置では、リッチとリーンの排気
ガスを交互に繰り返して流入させることで硫黄被毒再生
ができるので、リーンの状態のときには吸蔵還元型NO
x触媒の下流の酸化触媒の酸素吸蔵放出剤が多くの酸素
を吸蔵できる。この酸化触媒は、この吸蔵した酸素を空
燃比がリッチのときに放出して十分な酸化作用を発揮す
るから、排気ガス中のHC、COの量をきわめて少なく
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の内
燃機関の排気浄化装置について説明する。この図におい
て、内燃機関1は直列6気筒ディーゼルエンジンであ
り、各気筒の燃焼室には吸気管3及び吸気マニホールド
2を介して吸気が導入される。吸気管3の始端にはエア
クリーナ4が設けられ、また吸気管3の途中には、エア
フロメータ5、ターボチャージャのコンプレッサ6a、
インタークーラ7、スロットルバルブ8が設けられてい
る。
【0021】エアフロメータ5はエアクリーナ4を介し
て吸気管3に流入する新気の空気量に応じた出力信号を
ECU9に出力し、このECU9はエアフロメータ5の
出力信号に基づいて吸入空気量を演算する。
【0022】また、内燃機関1の各気筒の燃焼室にはそ
れぞれ燃料噴射弁10a、10bから燃料(軽油)が噴
射される。各燃料噴射弁10a、10bの開弁時期およ
び開弁期間は、内燃機関1の運転状態に応じてECU9
によって制御される。
【0023】また、エンジン1の各気筒の燃焼室で生じ
た排気ガスは、分割型の排気マニホールド13a、13
bを介して排気管14に排出され、さらに図示しないマ
フラーを介して大気中に排出される。排気マニホールド
13aは第1気筒から第3気筒の排気ガスを排出し、排
気マニホールド13bは第4気筒から第6気筒の排気ガ
スを排出するようになっている。排気マニホールド13
bに排出された排気ガスの一部は、排気還流管15を介
して吸気マニホールド2に再循環可能になっており、排
気還流管15の途中にはEGRクーラ16とEGR弁1
7が設けられている。EGR弁17は、内燃機関1の運
転状態に応じてECU9によって開度制御され、排気還
流量を制御する。
【0024】排気管14の途中には、ターボチャージャ
6、ターボチャージャのタービン6bが配置されてい
る。このタービン6bは排気ガスによって駆動され、タ
ービン6bに連結されたコンプレッサ6aを駆動して吸
気を昇圧する。
【0025】なお、第1気筒から第3気筒の燃料噴射弁
10aは、還元剤としての燃料を供給する還元剤供給用
噴射弁を兼ねている。すなわち燃料噴射弁10aは、ポ
スト噴射により還元剤を供給するが、その還元剤として
の燃料が、ターボチャージャ6を経由して排気マニホー
ルド13b側に回り込み、さらに排気還流管15を介し
て第4気筒から第6気筒に流入しないようにする必要が
ある。そこで排気マニホールド13aと分岐している排
気マニホールド13bの下流側の分岐点に、還元剤回り
込み防止酸化触媒30が設けられている。したがって排
気マニホールド13b側に回り込んだ還元剤(HC)は
還元剤回り込み防止酸化触媒30により酸化され、燃焼
室内にこれが流入することが防止できる。
【0026】排気管14の下流には、酸素吸蔵放出剤を
含まない吸蔵還元型NOx触媒(リーンNOx触媒)1
8を収容したケーシング19、及びさらにその下流には
酸素吸蔵剤を含む酸化触媒20を収納したケーシング2
9がそれぞれ設けられている。NOx触媒18は排気ガ
ス中のNOxと、一部のHC、COを浄化するものであ
る。その下流の酸化触媒20は、酸素吸蔵放出剤である
酸化セリウムCeO2(以下、セリア)を含み、白金P
t等の酸化触媒を担持して構成され、排気ガス中のH
C、COを浄化するものである。
【0027】また排気管14において、NOx触媒18
の上流側には、第1排気温度センサ22、及び第1NO
xセンサ23がそれぞれ設置されている。またNOx触
媒18と酸化触媒20の中間には第1空燃比センサ2
4、第2排気温センサ25、及び第2NOxセンサ26
が設置されており、さらに酸化触媒20の下流にはHC
センサ27及び第2空燃比センサ28がそれぞれ設けら
れている。これらの第1排気温度センサ22、第1NO
x濃度センサ23、第1空燃比センサ24、第2排気温
センサ25、第2NOx濃度センサ26、HC濃度セン
サ27及び第2空燃比センサ28は全てECU9に接続
され、検知した情報をECU9に出力する。
【0028】NOx触媒18の上流と下流に設置した第
1排気温度センサ22及び第2排気温度センサ25によ
って排気管3内の温度を計測し、NOx触媒18内の温
度を推定することが可能である。
【0029】同様に、NOx触媒18の上流と下流に設
置した第1NOx濃度センサ23と第2NOx濃度セン
サ26によって、NOx触媒18によるNOxの低減率
を計測することができる。
【0030】NOx触媒18の下流の第1空燃比センサ
24によりNOx触媒18内の空燃比が、また酸化触媒
20の下流の第2空燃比センサ28により酸化触媒20
内の空燃比が、それぞれ計測される。HC濃度センサ2
7は、酸化触媒20からのHCを検出し、触媒の劣化を
判断する。またHC濃度センサ27により検出される酸
化触媒20からのHCの排出が多いときは、リッチスパ
イクのリッチの度合い、またはリッチの時間を減少さ
せ、HCの排出量を調整する。
【0031】ECU9はデジタルコンピュータからな
り、双方向バスによって相互に接続されたROM(リー
ドオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)、CPU(セントラルプロセッサユニット)、入力
ポート、出力ポートを具備し、内燃機関1の燃料噴射量
制御等の基本制御を行うほか、この実施の形態ではNO
x吸収剤の再生、還元剤の供給の調節等を行う。
【0032】これら制御のために、ECU9の入力ポー
トには、アクセル開度センサ61からの入力信号と、ク
ランク角センサ62からの入力信号が入力される。アク
セル開度センサ61はアクセル開度に比例した出力電圧
をECU9に出力し、ECU9はアクセル開度センサ6
1の出力信号に基づいてエンジン負荷を演算する。クラ
ンク角センサ62はクランクシャフトが一定角度回転す
る毎に出力パルスをECU9に出力し、ECU9はこの
出力パルスに基づいてエンジン回転数を演算する。これ
らエンジン負荷とエンジン回転数によってエンジン運転
状態が判別され、ECU9はエンジン運転状態に応じた
燃料噴射量を噴射量マップ(図示せず)を参照して算出
し、算出された燃料噴射量に対応する燃料噴射弁10の
開弁期間を算出して、燃料噴射弁10の作動を制御す
る。
【0033】図2に本発明の排気浄化装置の別の実施の
形態を示す。ここでは図1の実施の形態と相違する部分
について説明し、同一の部分は同一の符号を付して説明
を省略する。図1の実施の形態では、第1気筒から第3
気筒の燃料噴射弁10aは、還元剤としての燃料を供給
する還元剤供給用噴射弁を兼ねていたが、ここでは還元
剤供給用噴射弁21が別個に設けられ、これは排気ポー
ト内に還元剤を噴射するようになっている。燃料を使用
する還元剤は、還元剤供給路に設けた圧送ポンプ31に
より送られ、還元剤供給用調量弁32によって供給量が
調整される。
【0034】また前記還元剤供給用噴射弁21から供給
される還元剤としての燃料が、ターボチャージャ6を経
由して排気マニホールド13b側に回り込み、さらに排
気還流管15を介して第4気筒から第6気筒に流入しな
いようにする必要がある。そこで排気マニホールド13
bと排気環流管15の分岐点に、還元剤回り込み防止酸
化触媒30が設けられている。
【0035】さらに排気管14の下流には、酸素吸蔵放
出剤を含まない吸蔵還元型NOx触媒を坦持したNOx
触媒18と、酸素吸蔵剤を含む酸化触媒を担持した酸化
触媒20とを一体にして収納したケーシング19が設け
られている。排気通路の上流側にはNOx触媒18が位
置し、下流側には酸化触媒20が配置されるが、図1に
示すものとの相違は、これらが一体となって一つの触媒
を構成している点である。
【0036】次に、NOx触媒18に坦持された吸蔵還
元型NOx触媒について説明する。吸蔵還元型NOx触
媒は、例えばアルミナ(Al23)を担体とし、この担
体上あるいは内部に、例えばカリウムK、ナトリウムN
a、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金
属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土
類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から
選ばれた少なくとも一つと、白金Ptのような貴金属と
が担持されてなる。
【0037】このNOx触媒は、流入排気ガスの空燃比
(以下、排気空燃比と称す)が理論空燃比よりもリーン
のときはNOxを吸収し、排気空燃比が理論空燃比ある
いはそれよりもリッチになって流入排気ガス中の酸素濃
度が低下すると吸収したNOxをNO2またはNOとし
て放出するNOxの吸放出作用を行う。そして、NOx
触媒から放出されたNOx(NO2またはNO)は直ち
に排気ガス中の未燃HCやCOと反応してN2に還元せ
しめられる。
【0038】なお排気空燃比とは、ここではNOx触媒
の上流側の排気通路やエンジン燃焼室、吸気通路等にそ
れぞれ供給された空気量の合計と燃料(炭化水素)量の
合計の比を意味するものとする。したがって、NOx触
媒よりも上流の排気通路内に燃料、還元剤あるいは空気
が供給されない場合には、排気空燃比はエンジン燃焼室
内に供給される混合気の空燃比と一致する。
【0039】ところで、ディーゼルエンジンの場合は、
ストイキ(理論空燃比、A/F=14.6)よりもはる
かにリーン域で燃焼が行われるので、通常の機関運転状
態ではNOx触媒に流入する排気ガスの空燃比は非常に
リーンであり、排気ガス中のNOxは、NOx触媒に吸
収され、NOx触媒から放出されるNOx量は極めて少
ない。
【0040】したがって、ディーゼルエンジンでは、N
Ox触媒のNOx吸収能力が飽和する前に所定のタイミ
ングで、排気ガス中に還元剤を供給して排気ガス中の酸
素濃度を低下させて、NOx触媒に吸収されたNOxを
放出し還元する必要がある。そのため、この実施の形態
では、ECU9によりエンジン1の運転状態の履歴から
NOx触媒に吸収されたNOx量を推定し、その推定N
Ox量が予め設定した所定値に達したときに、所定時間
だけ制御弁23を開弁して所定量の燃料をケーシング1
9の上流に供給し、NOx触媒に流入する排気ガス中の
酸素濃度を低下させ、NOx触媒に吸収されたNOxを
放出させ、N2 に還元するようにしている。
【0041】以上のように流入排気ガスの空燃比がリー
ンになると、NOxがNOx触媒に吸収され、流入排気
ガスの空燃比をリッチにするとNOxがNOx触媒から
短時間のうちに放出される。ところが流入排気ガス中に
は硫黄が含まれており、NOx触媒にはNOxばかりで
なく硫黄も吸収される。このNOx触媒への硫黄の吸収
メカニズムはNOxの吸収メカニズムと同様のものと考
えられる。すなわち、担体上に白金Ptおよびバリウム
Baを担持させた場合を例にして説明すると、流入排気
ガスの空燃比がリーンのときには酸素O2 がO2 - の形
で白金Ptの表面に付着しており、流入排気ガス中のS
2 は白金Ptの表面でO2 - と反応してSO3 とな
る。次いで生成されたSO3 は白金Pt上でさらに酸化
されつつ、NOx触媒内に吸収されて酸化バリウムBa
Oと結合しながら、硫酸イオンSO4 2- の形で吸収剤内
に拡散する。次いでこの硫酸イオンSO4 2- はバリウ
ムイオンBa2+ と結合して硫酸塩Ba SO4 を生成す
る。
【0042】この硫酸塩Ba SO4 は分解され難く、流
入排気ガスの空燃比を短い時間、リッチにしても硫酸塩
Ba SO4 は分解されずにそのまま残る。したがってN
Ox触媒内には時間が経過するにつれて硫酸塩BaSO4
が増大し、かくして時間が経過するにつれてNOx触
媒が吸収できるNOx量が低下する。
【0043】これらのNOx触媒内で生成された硫酸塩
BaSO4 は、NOx触媒の温度が高く、なおかつスト
イキあるいはリッチ雰囲気になると分解して硫酸イオン
SO 4 2- がSO3 として吸収剤から放出される。そこ
で本発明の排気浄化装置では、NOx触媒内に硫黄が一
定量以上吸収されたときに触媒温度を上昇させ、かつ所
定時間にわたって流入排気ガスの空燃比をリッチにして
NOx触媒から硫黄を放出させるようにした。
【0044】図3は前述した本実施の態様の排気浄化装
置のNOx触媒18と酸化触媒20を、排気通路の上流
側と下流側にそれぞれ配置した状態を示す図であり、N
Ox触媒18は酸素吸蔵放出剤を含まず、反対に酸化触
媒20は酸素吸蔵放出剤を含んでいる。この装置におけ
る硫黄被毒再生可能な条件について、図4から図6を参
照して説明する。
【0045】図4はNOx触媒18の温度の変化と硫黄
被毒再生率の関係を示すグラフ図であり、NOx触媒1
8の表面の排気ガスの空燃比が14で、硫黄被毒再生時
間を60秒間とした場合は、触媒温度は550℃以上、
望ましくはNOx触媒18の耐熱温度を考慮して600
℃前後に維持する必要があることがわかる。
【0046】また図5はNOx触媒18の表面の排気空
燃比の変化と硫黄被毒再生率の関係を示すグラフ図であ
り、NOx触媒18の温度を600℃として硫黄被毒再
生時間を60秒間とした場合には、触媒表面の排気空燃
比は、理論空燃比またはリッチにする必要があることが
わかる。
【0047】さらに図6は硫黄被毒再生時間(リッチ排
気通過時間)の変化と硫黄被毒再生率の関係を示すグラ
フ図であり、触媒表面の排気ガスの空燃比が14で、触
媒温度を600℃とした場合、硫黄被毒再生がほぼ終了
するためには、約60秒間の時間が必要であることを示
す。
【0048】以上の条件を満たすには、図3のように還
元剤が供給され排気ガスの空燃比がリッチとなり、NO
x触媒18の入口のA点での空燃比、及びNOx触媒1
8の出口のB点での空燃比が共にリッチの状態50、5
1であることが必要である。この場合はNOx触媒18
の表面にリッチ雰囲気が形成されているものと認められ
る。またリッチ排気が酸化触媒20内を通過すると酸素
吸蔵放出剤から酸素が放出され、これが酸化されるので
酸化触媒20の出口のC点の空燃比は、理論空燃比の状
態あるいはリーンな状態53となる。
【0049】しかしNOx触媒18の温度を600℃前
後とし、約60秒間にわたって排気ガスの空燃比をリッ
チにして、これをNOx触媒18を通過させた場合、N
Ox触媒18の温度がその耐熱温度を超える事態が起こ
る。そこで例えば、20秒間はリッチの排気ガスを供給
し、次の40秒間はリーンの排気ガスを流入させる動作
を3回繰り返し、すなわちサイクリックにリッチとリー
ンを繰り返してこれをNOx触媒18を通過させること
で、合計60秒間にわたり排気ガスの空燃比をリッチに
することを実現する。
【0050】このように流入排気ガスの空燃比をリッチ
にすることは、NOx触媒18内に硫黄が一定量以上吸
収されたときに行われるが、NOx触媒18内に実際に
吸収された硫黄の量を検出するのは困難であり、従って
NOx触媒18に吸収されている硫黄の量は推定せざる
を得ない。そのためNOx触媒18に吸収される硫黄の
量は車両の走行距離に依存することに着目して、車両の
走行距離からNOx触媒18に吸収されている硫黄の量
を推定する。
【0051】図7は実験により求められた硫黄の吸収量
と車両の走行距離との関係を示している。図7において
横軸のSoは車輌の累積走行距離を示し、縦軸のSはN
Ox触媒から硫黄が放出された後の車輌の走行距離を表
す。また曲線f(So)はNOx触媒の吸収容量の80
%を硫黄が占めた場合を示す。新車が運転されたときに
は累積走行距離Soと走行距離Sは互いに等しく、この
発明の実施の形態では両走行距離SoとSが一点鎖線で
示すように増大して曲線f(So)に達したとき、1回
目のNOx触媒18からの硫黄の放出がされる。硫黄の
放出がされると一点鎖線で示すように走行距離Sは0
(零)とされ、次いで累積走行距離Soと走行距離Sに
より定まる点が曲線f(So)に達すると2回目の硫黄
の放出がされ、続いて同様にして硫黄の放出が順次行わ
れる。なお図7に示す曲線f(So)と、走行距離So
とSとの関係は予めECU9内の図示しないROMに記
憶されている。
【0052】次に図8を参照して本発明による硫黄放出
制御について説明する。図8は時間割込みルーチンを示
し、まず初めにステップ100において前回の割込み時
から今回の割込み時までの走行距離ΔSが、速度センサ
の出力パルスから算出され、この走行距離ΔSが累積走
行距離Soに加算される。
【0053】次いでステップ101では走行距離SにΔ
Sが加算される。ステップ100および101で算出さ
れた各走行距離SoとSは、ECU9内のバックアップ
RAMに記憶される。
【0054】次いでステップ102では各走行距離S
o、Sにより定まる点が図7中の曲線f(So)を越え
たか否かが判別され、これを越えていないときにはステ
ップ103に進む。
【0055】ステップ103ではNOx触媒に吸収され
ているNOx量Wが算出される。すなわち、燃焼室から
排出されるNOx量は吸入空気量Qが多くなるほど増大
し、機関負荷Q/Nが高くなるほど増大するのでNOx
触媒に吸収されているNOx量WはWとk・Q・Q/N
(kは定数)との和によって表わされることになる。
【0056】次いでステップ104ではNOx触媒に吸
収されているNOx量Wが予め定められた設定量Woよ
りも大きいか否かが判別される。この設定量Woは例え
ばNOx触媒が吸収し得る最大NOx量の30%程度で
ある。W≦Woであれば処理サイクルを完了し、W>W
oであればステップ105に進んでNOx放出フラグが
セットされる。
【0057】ステップ106ではNOx放出処理が実行
されてから一定時間、例えば3秒間が経過したか否かが
判別され、3秒間経過したときにはステップ107に進
んでNOx放出処理が終了する。NOx放出処理が実行
されている間は排気ガスがリッチとされ、したがって排
気ガスは0.5秒ないし1秒間リッチにされることにな
る。この間にNOx触媒に吸収されているNOxが放出
される。なお1回のリッチ処理でNOxが十分に放出さ
れなかったときは、何回か繰り返してリッチ処理が行わ
れる。
【0058】次いでステップ108ではNOx触媒に吸
収されているNOx量Wが0(零)とされる。このNO
xの放出作用は比較的短い間隔で行われる。一方、ステ
ップ102において走行距離So、Sにより定まる点が
図7の曲線f(So)を越えたと判断されたとき、すな
わちNOx触媒の吸収容量の80%が硫黄で占められた
と判断されたときにはステップ109に進んで硫黄処理
の実行が開始され、次いでステップ110では排気ガス
の空燃比をリッチとして、NOx触媒にリッチ排気を流
入させる。次いでステップ111でNOx触媒のリッチ
排気通過時間(処理時間)Tが更新され、ステップ11
2ではリッチ排気の通過時間Tのトータルが所定の設定
時間Toに達したかどうかを判断する。リッチ排気の通
過時間が既に設定時間To、例えば2分に達していれ
ば、ステップ113に進んでリ硫黄処理が終了となりリ
ッチの排気ガスの供給が停止される。
【0059】またステップ112でリッチ排気の流入時
間Tのトータルが、所定の設定時間Toに達していない
ときは、リッチ排気の通過が継続しつつステップ116
に進み、NOx触媒18の温度が測定される。ステップ
116で触媒温度が所定温度、例えば650℃を超えて
いればリッチ排気の供給は停止され、NOx触媒18内
にリーン排気を流入させる。次いでステップ119に進
み触媒温度が測定される。ステップ120で触媒温度が
500℃以下であればステップ110に戻り、再びリッ
チ排気がNOx触媒18に流入する。触媒温度が500
℃を超えていれば触媒内にリーン排気が流入され、触媒
温度を低下させる。次にステップ120に進み、触媒温
度が500℃以下であればステップ110に進み再びス
テップ110に進みリッチ排気が触媒内を通過する。ス
テップ111ではNOx触媒のリッチ排気通過時間(処
理時間)Tが更新され、ステップ112ではリッチ排気
の通過時間Tのトータルが所定の設定時間Toに達した
かどうかを判断する。リッチ排気の通過時間が既に設定
時間To、例えば2分に達していれば、ステップ113
に進んでリ硫黄処理が終了となりリッチの排気ガスの供
給が停止する。
【0060】次いでステップ114では走行距離Sが0
(零)とされ、NOx触媒に吸収されているNOx量W
が0(零)とされる。このときNOx触媒18によって
酸化されなかったHC、COは、その下流のに設置した
酸化触媒20内に流入し、酸化触媒に吸蔵されている酸
素が放出されることで十分に酸化される。
【0061】この実施の形態では、NOx触媒18の入
口に第1NOx濃度センサ23が設置され、NOx触媒
18の出口に第2NOx濃度センサ26が設けられる。
これらの各NOx濃度センサ23、26は、NOxの濃
度に比例した出力電圧を発生し、これら出力電圧は夫々
対応するAD変換器を介してECU9に入力される。N
Ox触媒の吸収容量の大部分を硫黄が占めるとNOx触
媒によるNOx吸収能力が低下し、かくしてNOx触媒
に流入したNOxの一部はNOx触媒により吸収される
ことなくNOx触媒から排出される。
【0062】したがってこの実施の形態では第1NOx
濃度センサ23により検出されたNOx触媒の入口部に
おけるNOx濃度C1 と第2NOx濃度センサ26によ
り検出されたNOx触媒の出口部におけるNOx濃度C
2の差ΔC(=C1 −C2 )を算出すると共に、この差
ΔCの例えば一分間の平均値ΔCm (=1 /n ΣΔ
C)を算出し、この平均値ΔCmが設定値C0、例えば
入口部のNOx濃度C1の50%よりも低いときには、
NOx触媒の吸収容量の大部分を硫黄が占めていると判
断して排気ガスを理論空燃比にする。
【0063】なお、この実施例ではNOx触媒の入口部
におけるNOx濃度C1を第1NOx濃度センサ23に
より検出するようにしているが、NOx触媒の入口部に
おけるNOx濃度C1 は、機関負荷Q/Nと機関回転数
Nの関数となる。従ってNOx触媒の入口部におけるN
Ox濃度C1を機関負荷Q/Nと機関回転数Nの関数と
して予め実験により求めておき、これらの関係をマップ
として予めECU9のROM内に記憶しておいて、この
マップからNOx濃度C1を求めるようにすることもで
きる。この場合には第1NOx濃度センサ23を設ける
必要がなくなる。
【0064】この発明の実施の形態では、NOx触媒1
8の硫黄被毒再生を実施する際、NOx触媒18を排気
通路の上流に酸素吸蔵放出剤を含まないものとして配置
したので、NOx触媒18の硫黄被毒再生時に排気ガス
の空燃比をリッチにして触媒表面に雰囲気を形成するこ
とが容易となり、短時間のリッチ排気の供給で硫黄被毒
再生が可能となる。したがって短時間のリッチ排気と、
リーン排気の供給をサイクリックに行うことでNOx触
媒18の耐熱温度を超えないようにリッチ排気の供給を
コントロールしながら、NOx触媒18の硫黄被毒再生
を実施することができる。
【0065】一方、排気ガスの空燃比がリーンのときに
は、下流のセリア等の酸素吸蔵放出剤を含む酸化触媒2
0は、酸素を吸蔵することになる。したがってリッチの
排気ガスが供給された際に発生する未燃のHC,CO等
の可燃物は、酸化触媒20から放出される酸素により酸
化されるのでHC,COの外部への排出は抑制される。
【0066】なお、吸蔵還元型NOx触媒は酸素吸蔵放
出剤をもたないので、硫黄被毒再生時に酸素吸蔵放出剤
から放出される酸素を還元するのに必要な還元剤の供給
は必要なくなり、硫黄被毒再生時の燃費悪化を小さくで
きる。
【0067】このように本発明の排気浄化装置は、NO
x吸収放出機能とHC,COの酸化機能を、それぞれN
Ox触媒18と酸化触媒20に分担することで硫黄被毒
再生を容易かつ効率的に実施することを実現したもので
ある。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排気浄化
装置のNOx触媒の表面にリッチ雰囲気を容易に形成す
ることができるから、きわめて効率的にNOx触媒の被
毒再生が実施できる内燃機関の排気浄化装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気浄化装置の実施の形態を示す図で
ある。
【図2】本発明の排気浄化装置の別の実施の形態を示す
図である。
【図3】図1における本発明の排気浄化装置の吸蔵還元
型NOx触媒と、酸素吸蔵放出剤を含む酸化触媒が設置
された状態を示す図である。
【図4】NOx触媒の温度の変化と硫黄被毒再生率の関
係を示すグラフ図である。
【図5】NOx触媒の表面の排気空燃比の変化と硫黄被
毒再生率の関係を示すグラフ図である。
【図6】硫黄被毒再生時間(リッチ排気通過時間)の変
化と硫黄被毒再生率の関係を示すグラフ図である。
【図7】硫黄の吸収量と車両の走行距離との関係を示す
図である。
【図8】NOx触媒の硫黄被毒再生を実行するルーチン
を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…内燃機関 3…吸気体 9…ECU 10…燃料噴射弁 14…排気管 18…吸蔵還元型NOx触媒 20…酸素吸蔵放出剤を含む酸化触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F02D 41/04 355 F02D 41/04 355 45/00 314Z 45/00 314 B01D 53/36 101A Fターム(参考) 3G084 AA01 BA08 BA09 BA13 BA20 DA10 DA25 EA07 EA11 EB08 EB25 EC01 EC03 FA05 FA10 FA18 FA27 FA28 FA29 FA33 3G091 AA02 AA10 AA11 AA18 AA28 AB02 AB06 AB09 BA04 BA11 BA14 BA15 BA19 BA33 CA18 CB02 CB03 DA01 DA02 DA03 DA04 DA05 DB06 DB07 DB08 DB09 DB10 EA01 EA03 EA05 EA07 EA17 EA18 EA30 EA31 EA33 EA38 FB10 FB12 FC02 GB01X GB02W GB03W GB04W GB06W GB10W GB10X GB16X HA09 HA18 HA36 HA37 HA42 HA47 HB05 HB06 3G301 HA02 HA11 HA13 JA25 JA26 MA01 MA11 NA01 NA08 NB02 NC02 NE13 NE23 PA01Z PA17Z PD00Z PD01Z PD03A PD11Z PE01Z PE03Z PF01Z PF03Z 4D048 AA06 AB03 BD02 BD04 EA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希薄燃焼可能な内燃機関の排気通路に設け
    られた酸素吸蔵放出剤を含まない吸蔵還元型NOx触媒
    と、この吸蔵還元型NOx触媒の下流に設けられた酸素
    吸蔵放出剤を含む酸化触媒と、排気通路の空燃比を調整
    する空燃比調整手段と、を備えた内燃機関の排気浄化装
    置。
  2. 【請求項2】前記吸蔵還元型NOx触媒の硫黄の被毒量
    が所定量よりも大きいときに排気ガスの空燃比をリッチ
    にするものである請求項1に記載の内燃機関の排気浄化
    装置。
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