JP2001223568A - パルス発生装置 - Google Patents

パルス発生装置

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JP2001223568A
JP2001223568A JP2000032388A JP2000032388A JP2001223568A JP 2001223568 A JP2001223568 A JP 2001223568A JP 2000032388 A JP2000032388 A JP 2000032388A JP 2000032388 A JP2000032388 A JP 2000032388A JP 2001223568 A JP2001223568 A JP 2001223568A
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JP
Japan
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clock pulse
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delay
input
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JP2000032388A
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English (en)
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Atsuhiro Odawara
篤弘 小田原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な構成によって多数の周波数成分を有す
る出力パルスを発生することができるパルス発生装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 入力パルスの位相を遅延する一または複
数の遅延回路11と、この遅延回路によって位相が遅延
された一または複数の遅延パルス並びに入力パルスのい
ずれかを選択して出力するマルチプレクサ回路12と、
このマルチプレクサ回路による選択に要する時間だけ入
力パルスの位相を遅延したタイミングパルスを生成する
遅延回路13と、を備えるユニット10を多段に連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力パルスの位
相を遅延した一または複数の遅延パルスを生成し、該遅
延パルスまたは前記入力パルスのいずれかを所定の時間
ごとに選択して出力パルスを発生するパルス発生装置に
関し、特に、簡便な構成によって多数の周波数成分を有
する出力パルスを発生することができるパルス発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力クロックパルスの位相を変調
することによって周波数拡散したクロックパルスを発生
して、無線周波干渉を低減する技術が知られている。た
とえば、特開平7−202652号公報には、基準入力
クロックパルスの位相を遅延した複数の遅延クロックパ
ルスを生成し、この遅延クロックパルスまたは基準入力
クロックパルスのいずれかを所定の時間ごとに選択して
出力することによって、周波数拡散したクロックパルス
を発生し、無線周波干渉を低減する技術が開示されてい
る。
【0003】具体的には、図4に示すように、この従来
技術に係る位相変調クロックパルス発生器においては、
基準クロックパルス発生回路40は、マルチプレクサ回
路43と複数の遅延回路(遅延回路41,遅延回路42
など)に対して基準位相を示す入力クロックパルス(ク
ロックパルスa)を出力し、複数の遅延回路では、マル
チプレクサ回路43に対して入力クロックパルスの位相
を遅延した遅延クロックパルス(クロックパルスb,c
など)を出力し、マルチプレクサ回路43では、制御回
路44の制御によりクロックパルスa,b,cなどのい
ずれかを選択し出力回路45に対して出力することによ
って、多数の周波数成分を有するクロックパルスを発生
する。
【0004】図5は、この従来技術に係る位相変調クロ
ックパルス発生器における周波数拡散を説明するための
説明図である。ただし、ここでは説明の便宜上、1つの
遅延回路41のみを設けた場合を説明する。同図におい
て、クロックパルスaは基準位相を示す入力クロックパ
ルスであり、クロックパルスbは遅延回路41によって
位相遅延された遅延クロックパルスであり、出力クロッ
クパルスはマルチプレクサ回路43によって出力される
出力クロックパルスである。
【0005】そして、マルチプレクサ回路43におい
て、時間t1ではクロックパルスaを出力し、時間t2
ではクロックパルスbを出力し、時間t3ではクロック
パルスaを出力することによって、3種類の周波数成分
に拡散された出力クロックパルスが出力される。
【0006】このように、1つの遅延回路41を設ける
ことによって、3種類の周波数成分を有する出力クロッ
クパルスを発生することができるので、図6に示すよう
に、1種類の周波数成分を有する基準入力クロックパル
スのエネルギーを3種類の周波数成分に拡散して、無線
周波干渉を低減することが可能となる。
【0007】さらに、もう一つの遅延回路42を設けた
場合には、図7に示すように、7種類の周波数成分を有
する出力クロックパルスを発生することができる。すな
わち、この従来技術によれば、n個の遅延回路を設ける
ことによって、(n2+n+1)種類の周波数成分を有
する出力クロックパルスを発生することができる。
【0008】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術は、あくまでも入力クロックパルスの位相を遅
延するものにすぎず、マルチプレクサ回路から出力され
たクロックパルスの位相を遅延することまでをおこなう
ものではないので、周波数の拡散できる程度に限界があ
る。
【0009】すなわち、上記の従来技術において、遅延
クロックパルスは基準入力クロックパルスの位相を遅延
したものにすぎないため、マルチプレクサ回路に入力さ
れるクロックパルスは基準入力クロックパルスと同様の
1種類の周波数成分を有するクロックパルスである。こ
のため、多数の周波数成分を有する出力クロックパルス
を発生するには、それだけ多くの遅延回路が必要となる
ので、使用部品点数の増加や製造工程の複雑化、製造コ
ストの上昇という問題点があった。
【0010】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解決するため、簡便な構成によって多数の
周波数成分を有する出力パルスを発生することができる
パルス発生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るパルス発生
装置は、入力パルスの位相を遅延した一または複数の遅
延パルスを生成し、該遅延パルスまたは前記入力パルス
のいずれかを所定の時間ごとに選択して出力パルスを発
生するパルス発生装置において、前記入力パルス並びに
一または複数の遅延パルスのいずれかを選択して出力す
るとともに、該選択に要する時間だけ前記入力パルスの
位相を遅延したタイミングパルスを出力する信号生成ユ
ニットを多段に連結したことを特徴とする。
【0012】この請求項1の発明によれば、前記入力パ
ルス並びに一または複数の遅延パルスのいずれかを選択
して出力するとともに、該選択に要する時間だけ前記入
力パルスの位相を遅延したタイミングパルスを出力する
信号生成ユニットを多段に連結することとしたので、簡
便な構成によって多数の周波数成分を有する出力パルス
を発生することができる。
【0013】また、請求項2の発明に係るパルス発生装
置は、請求項1に記載の発明において、各信号生成ユニ
ットは、前記入力パルスの位相を遅延する一または複数
の遅延手段と、前記遅延手段によって位相が遅延された
一または複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいず
れかを選択して出力する選択手段と、前記選択手段によ
る選択に要する時間だけ前記入力パルスの位相を遅延し
たタイミングパルスを生成するタイミングパルス生成手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】この請求項2の発明によれば、各信号生成
ユニットは、前記入力パルスの位相を遅延する一または
複数の遅延手段と、前記遅延手段によって位相が遅延さ
れた一または複数の遅延パルス並びに前記入力パルスの
いずれかを選択して出力する選択手段と、前記選択手段
による選択に要する時間だけ前記入力パルスの位相を遅
延したタイミングパルスを生成するタイミングパルス生
成手段と、を備えることとしたので、使用部品点数の低
減を図りつつ多数の周波数成分を有する出力パルスを発
生することができる。
【0015】また、請求項3の発明に係るパルス発生装
置は、請求項2に記載の発明において、前段の信号生成
ユニットの選択手段から出力されたパルスを次段の信号
生成ユニットの入力パルスとし、各信号生成ユニットの
選択手段は、前段の信号生成ユニットのタイミングパル
ス生成手段によって生成されたタイミングパルスに基づ
いて、前記遅延手段によって位相が遅延された一または
複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれかを選
択して出力することを特徴とする。
【0016】この請求項3の発明によれば、前段の信号
生成ユニットの選択手段から出力されたパルスを次段の
信号生成ユニットの入力パルスとし、各信号生成ユニッ
トの選択手段は、前段の信号生成ユニットのタイミング
パルス生成手段によって生成されたタイミングパルスに
基づいて、前記遅延手段によって位相が遅延された一ま
たは複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれか
を選択して出力することとしたので、効率良く多数の周
波数成分を有する出力クロックパルスを発生することが
できる。
【0017】また、請求項4の発明に係るパルス発生装
置は、請求項2または3に記載の発明において、前記選
択手段は、前記遅延手段によって位相が遅延された一ま
たは複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれか
を規則的に選択することを特徴とする。
【0018】この請求項4の発明によれば、前記選択手
段は、前記遅延手段によって位相が遅延された一または
複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれかを規
則的に選択することとしたので、外部機器において、簡
単に出力パルスに基づいて入力パルスを復調することが
できる。
【0019】また、請求項5の発明に係るパルス発生装
置は、請求項2または3に記載の発明において、前記選
択手段は、前記遅延手段によって位相が遅延された一ま
たは複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれか
をランダムに選択することを特徴とする。
【0020】この請求項5の発明によれば、前記選択手
段は、前記遅延手段によって位相が遅延された一または
複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれかをラ
ンダムに選択することとしたので、出力パルスの無線周
波干渉をより一層低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るパルス発生装置の好適な実施の形態を詳細に
説明する。なお、以下の説明においては、1つのユニッ
ト内に1つの遅延回路を設けた場合について説明する。
【0022】まず、本実施の形態に係るパルス発生装置
の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るパルス
発生装置の構成図である。同図に示すように、本実施の
形態に係るパルス発生装置は、基準クロックパルス発生
回路1と、多段に連結された信号生成ユニット(ユニッ
ト10、ユニット20など)と、出力回路2とをクロッ
クパルス入出力可能に接続して構成される。
【0023】図1において、基準クロックパルス発生回
路1は、基準位相を示す入力クロックパルスをユニット
10に対して出力する回路であり、信号生成ユニット
(ユニット10、ユニット20など)は、各信号生成ユ
ニットに入力されたクロックパルスの周波数成分の種類
を増大して次段の信号生成ユニットに対して出力する回
路であり、出力回路2は、最終段に連結された信号生成
ユニットからの出力クロックパルスを装置外に出力する
回路である。
【0024】そして概略的には、基準クロックパルス発
生回路1において基準位相を示す入力クロックパルスが
出力されると、この入力クロックパルスは多段に連結さ
れた信号生成ユニットによって周波数成分の種類が順次
増大され、この周波数成分の種類が増大されたクロック
パルスは出力クロックパルスとして出力回路2に対して
出力される。
【0025】つぎに、本実施の形態に係るパルス発生装
置における信号生成ユニットの構成および動作について
説明する。なお、多段に連結された各信号生成ユニット
は、それぞれ処理能力は異なるが、同様の構成を備える
ので、以下の説明においては、ユニット10とユニット
20のみを説明する。
【0026】ユニット10は、図1に示すように、遅延
手段としての遅延回路11と、選択手段としてのマルチ
プレクサ回路12と、タイミングパルス生成手段として
の遅延回路13と、マルチプレクサ回路12を制御する
制御回路14とを備えて構成される。
【0027】遅延回路11は、基準クロックパルス発生
回路1から出力された入力クロックパルス(クロックパ
ルスa)の位相を所定時間遅延した遅延クロックパルス
(クロックパルスb)を生成する回路である。この遅延
回路11によって生成されたクロックパルスbは、マル
チプレクサ回路12に対して出力される。
【0028】マルチプレクサ回路12は、クロックパル
スa並びにクロックパルスbのいずれかを所定の時間ご
とに選択することによって3種類の周波数成分を有する
クロックパルス(クロックパルスc)を出力する回路で
ある。このマルチプレクサ回路12から出力されるクロ
ックパルスcは、次段に連結されたユニット20の入力
クロックパルスとなり、遅延回路21およびマルチプレ
クサ回路22に入力される。
【0029】遅延回路13は、マルチプレクサ回路12
による選択に要する時間だけ入力クロックパルス(クロ
ックパルスa)の位相を遅延したタイミングパルスを生
成する回路である。この遅延回路13によって生成され
たタイミングパルスは、次段に連結されたユニット20
の遅延回路23および制御回路24に対して出力され
る。
【0030】制御回路14は、入力クロックパルスに基
づいてマルチプレクサ回路12を制御する回路である。
このような制御回路14としては、アップ・ダウン・カ
ウンタや乱数発生器などを用いることができる。アップ
・ダウン・カウンタを用いた場合には、マルチプレクサ
回路12はクロックパルスaとクロックパルスbとを規
則的に選択して出力するので、外部機器において、この
出力クロックパルスに基づいて入力クロックパルスを簡
単に復調することができる。
【0031】また、乱数発生器を用いた場合には、マル
チプレクサ回路12はクロックパルスaとクロックパル
スbとをランダムに選択して出力するので、出力クロッ
クパルスの無線周波干渉をより一層低減することができ
る。
【0032】また、ユニット20は、図1に示すよう
に、前段の信号生成ユニットとしてのユニット10に連
結され、このユニット10と同様、遅延手段としての遅
延回路21と、選択手段としてのマルチプレクサ回路2
2と、タイミングパルス生成手段としての遅延回路23
と、マルチプレクサ回路22を制御する制御回路24と
を備えて構成される。
【0033】遅延回路21は、ユニット10のマルチプ
レクサ回路12から出力されたクロックパルスcの位相
を所定時間遅延した遅延クロックパルス(クロックパル
スd)を生成する回路である。この遅延回路21によっ
て生成されたクロックパルスdは、マルチプレクサ回路
22に対して出力される。
【0034】マルチプレクサ回路22は、クロックパル
スc並びにクロックパルスdのいずれかを所定の時間ご
とに選択することによって9種類の周波数成分を有する
クロックパルス(出力クロックパルス)を出力する回路
である。なお、このマルチプレクサ回路22から出力さ
れるクロックパルスも、ユニット10のマルチプレクサ
回路12から出力されるクロックパルスと同様、次段に
連結されたユニットの入力クロックパルスとなる。
【0035】遅延回路23は、マルチプレクサ回路22
による選択に要する時間だけユニット10の遅延回路1
3によって生成されたタイミングパルスの位相を遅延し
たタイミングパルスを生成する回路である。なお、この
遅延回路23によって生成されたタイミングパルスも、
ユニット10の遅延回路13によって生成されたタイミ
ングパルスと同様、次段に連結されたユニットに対して
出力される。
【0036】制御回路24は、ユニット10の遅延回路
13によって生成されたタイミングパルスに基づいてマ
ルチプレクサ回路22を制御する回路である。なお、こ
のような制御回路24としては、ユニット10の制御回
路14と同様、アップ・ダウン・カウンタや乱数発生器
などを適用することができる。
【0037】つぎに、上記のように構成されたパルス発
生装置における出力クロックパルスについて説明する。
なお、以下の説明においては、2つの信号生成ユニット
(ユニット10およびユニット20)を設けた場合につ
いて説明する。図2は、本実施の形態に係るパルス発生
装置における出力クロックパルスの例を示す説明図であ
る。
【0038】図2において、クロックパルスaは、基準
クロックパルス発生回路1から入力された入力クロック
パルスであり、クロックパルスbは、遅延回路11によ
ってクロックパルスaの位相を遅延して生成された遅延
クロックパルスであり、クロックパルスcは、マルチプ
レクサ回路12によってクロックパルスa並びにクロッ
クパルスbのいずれかを所定の時間ごとに選択して出力
されたクロックパルスである。
【0039】すなわち、マルチプレクサ回路12は、制
御回路14の制御によって、時間t1ではクロックパル
スaを選択して出力し、時間t2ではクロックパルスa
を選択して出力し、時間t3ではクロックパルスaを選
択して出力し、時間t4ではクロックパルスbを選択し
て出力し、時間t5ではクロックパルスaを選択して出
力し、時間t6ではクロックパルスbを選択して出力
し、時間t7ではクロックパルスaを選択して出力し、
時間t8ではクロックパルスbを選択して出力し、時間
t9ではクロックパルスaを選択して出力する。この結
果、マルチプレクサ回路12から出力されるクロックパ
ルスcは、3種類の周波数成分を有することとなる。
【0040】また、図2において、クロックパルスd
は、遅延回路21によってクロックパルスcの位相を遅
延して生成された遅延クロックパルスであり、出力クロ
ックパルスは、マルチプレクサ回路22によってクロッ
クパルスc並びにクロックパルスdのいずれかを所定の
時間ごとに選択して出力されたクロックパルスである。
【0041】すなわち、マルチプレクサ回路22は、制
御回路24の制御によって、時間t1ではクロックパル
スcを選択して出力し、時間t2ではクロックパルスd
を選択して出力し、時間t3ではクロックパルスcを選
択して出力し、時間t4ではクロックパルスcを選択し
て出力し、時間t5ではクロックパルスdを選択して出
力し、時間t6ではクロックパルスcを選択して出力
し、時間t7ではクロックパルスcを選択して出力し、
時間t8ではクロックパルスdを選択して出力し、時間
t9ではクロックパルスcを選択して出力する。この結
果、マルチプレクサ回路22から出力される出力クロッ
クパルスは、9種類の周波数成分を有することとなる。
【0042】このように、1つのユニット内に1つの遅
延回路を設けたユニットをn段に連結することによっ
て、(3n)種類の周波数成分を有する出力クロックパ
ルスを発生することができる。図3は、従来技術および
本願発明における遅延回路数と周波数成分数との関係を
示した図である。同図において、△は従来技術における
遅延回路数と周波数成分数との関係を表し、○は本願発
明における遅延回路数と周波数成分数との関係を表す。
【0043】図3(a)に示すように、同数の遅延回路
を用いた場合、本願発明の方が従来技術よりも多くの周
波数成分数を有する出力クロックパルスを発生すること
ができる。すなわち、図3(b)に示すように、所望の
周波数成分数を有する出力クロックパルスを発生したい
場合には、本願発明の方が従来技術よりも少ない数の遅
延回路の構成によってこれを達成することができる。
【0044】上述してきたように、本実施の形態では、
入力クロックパルス並びにこの入力クロックパルスの位
相を遅延した遅延クロックパルスのいずれかを所定の時
間ごとに選択して出力するとともに、この選択に要した
時間だけ入力クロックパルスの位相を遅延したタイミン
グパルスを出力するユニット(ユニット10、ユニット
20など)を多段に連結したので、簡便な構成によって
多数の周波数成分を有する出力クロックパルスを発生す
ることができる。
【0045】また、本実施の形態では、遅延回路(遅延
回路11、遅延回路21など)が各ユニットに入力され
た入力クロックパルスの位相を遅延した遅延クロックパ
ルスを生成し、マルチプレクサ回路(マルチプレクサ回
路12、マルチプレクサ回路22など)が遅延クロック
パルス並びに入力クロックパルスのいずれかを選択して
出力し、遅延回路(遅延回路13、遅延回路23など)
がマルチプレクサ回路の選択に要する時間だけ入力クロ
ックパルスの位相を遅延したタイミングパルスを生成す
るように各ユニットを構成したので、使用部品点数の低
減を図りつつ多数の周波数成分を有する出力クロックパ
ルスを発生することができる。
【0046】また、本実施の形態では、前段のユニット
10のマルチプレクサ回路12から出力された出力クロ
ックパルスを次段のユニット20の入力クロックパルス
とし、次段のユニット20のマルチプレクサ回路22
は、前段のユニット10の遅延回路13によって生成さ
れたタイミングパルスに基づいて、入力クロックパルス
並びに遅延クロックパルスのいずれかを選択して出力す
るよう構成したので、効率良く多数の周波数成分を有す
る出力クロックパルスを発生することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、前記入力パルス並びに一または複数の遅延パル
スのいずれかを選択して出力するとともに、該選択に要
する時間だけ前記入力パルスの位相を遅延したタイミン
グパルスを出力する信号生成ユニットを多段に連結する
こととしたので、簡便な構成によって多数の周波数成分
を有する出力パルスを発生することが可能なパルス発生
装置が得られるという効果を奏する。
【0048】また、請求項2の発明によれば、各信号生
成ユニットは、前記入力パルスの位相を遅延する一また
は複数の遅延手段と、前記遅延手段によって位相が遅延
された一または複数の遅延パルス並びに前記入力パルス
のいずれかを選択して出力する選択手段と、前記選択手
段による選択に要する時間だけ前記入力パルスの位相を
遅延したタイミングパルスを生成するタイミングパルス
生成手段と、を備えることとしたので、使用部品点数の
低減を図りつつ多数の周波数成分を有する出力パルスを
発生することが可能なパルス発生装置が得られるという
効果を奏する。
【0049】また、請求項3の発明によれば、前段の信
号生成ユニットの選択手段から出力されたパルスを次段
の信号生成ユニットの入力パルスとし、各信号生成ユニ
ットの選択手段は、前段の信号生成ユニットのタイミン
グパルス生成手段によって生成されたタイミングパルス
に基づいて、前記遅延手段によって位相が遅延された一
または複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれ
かを選択して出力することとしたので、効率良く多数の
周波数成分を有する出力クロックパルスを発生すること
が可能なパルス発生装置が得られるという効果を奏す
る。
【0050】また、請求項4の発明によれば、前記選択
手段は、前記遅延手段によって位相が遅延された一また
は複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれかを
規則的に選択することとしたので、外部機器において、
簡単に出力パルスに基づいて入力パルスを復調すること
が可能なパルス発生装置が得られるという効果を奏す
る。
【0051】また、請求項5の発明によれば、前記選択
手段は、前記遅延手段によって位相が遅延された一また
は複数の遅延パルス並びに前記入力パルスのいずれかを
ランダムに選択することとしたので、出力パルスの無線
周波干渉をより一層低減することが可能なパルス発生装
置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパルス発生装置の構成図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るパルス発生装置における出
力クロックパルスの例を示す説明図である。
【図3】従来技術および本願発明における遅延回路数と
周波数成分数との関係を示した図である。
【図4】従来技術に係る位相変調クロックパルス発生器
の構成図である。
【図5】従来技術に係る位相変調クロックパルス発生器
における周波数拡散を説明するための説明図である。
【図6】従来技術に係る位相変調クロックパルス発生器
における周波数拡散を説明するための説明図である。
【図7】従来技術に係る位相変調クロックパルス発生器
における周波数拡散を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1,40 基準クロックパルス発生回路 2,45 出力回路 10,20 ユニット 11,21,41,42 遅延回路 12,22,43 マルチプレクサ回路 13,23 遅延回路 14,24,44 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力パルスの位相を遅延した一または複
    数の遅延パルスを生成し、該遅延パルスまたは前記入力
    パルスのいずれかを所定の時間ごとに選択して出力パル
    スを発生するパルス発生装置において、 前記入力パルス並びに一または複数の遅延パルスのいず
    れかを選択して出力するとともに、該選択に要する時間
    だけ前記入力パルスの位相を遅延したタイミングパルス
    を出力する信号生成ユニットを多段に連結したことを特
    徴とするパルス発生装置。
  2. 【請求項2】 各信号生成ユニットは、前記入力パルス
    の位相を遅延する一または複数の遅延手段と、前記遅延
    手段によって位相が遅延された一または複数の遅延パル
    ス並びに前記入力パルスのいずれかを選択して出力する
    選択手段と、前記選択手段による選択に要する時間だけ
    前記入力パルスの位相を遅延したタイミングパルスを生
    成するタイミングパルス生成手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のパルス発生装置。
  3. 【請求項3】 前段の信号生成ユニットの選択手段から
    出力されたパルスを次段の信号生成ユニットの入力パル
    スとし、各信号生成ユニットの選択手段は、前段の信号
    生成ユニットのタイミングパルス生成手段によって生成
    されたタイミングパルスに基づいて、前記遅延手段によ
    って位相が遅延された一または複数の遅延パルス並びに
    前記入力パルスのいずれかを選択して出力することを特
    徴とする請求項2に記載のパルス発生装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記遅延手段によって
    位相が遅延された一または複数の遅延パルス並びに前記
    入力パルスのいずれかを規則的に選択することを特徴と
    する請求項2または3に記載のパルス発生装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記遅延手段によって
    位相が遅延された一または複数の遅延パルス並びに前記
    入力パルスのいずれかをランダムに選択することを特徴
    とする請求項2または3に記載のパルス発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100656339B1 (ko) 2003-12-26 2006-12-11 한국전자통신연구원 초광대역 송수신을 위한 펄스신호 발생기 및 이를포함하는 송수신장치
CN101604967B (zh) * 2008-06-12 2011-07-27 智原科技股份有限公司 扩频时钟产生器与扩频时钟产生方法

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