JP2001223046A - フラット配線材用コネクタ - Google Patents

フラット配線材用コネクタ

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JP2001223046A
JP2001223046A JP2000032838A JP2000032838A JP2001223046A JP 2001223046 A JP2001223046 A JP 2001223046A JP 2000032838 A JP2000032838 A JP 2000032838A JP 2000032838 A JP2000032838 A JP 2000032838A JP 2001223046 A JP2001223046 A JP 2001223046A
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connector
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Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後に導通が切れるような不完全な挿入状態を
電気的に検知可能とすることにより、より高い接続信頼
性を得るようにする。 【解決手段】 ハウジング20内に横一列に端子を備
え、ハウジング20の挿入口からFFCを挿入すること
により、FFC10の各導体を各端子に接触させるよう
に構成された基板用コネクタC1(フラット配線材用コ
ネクタ)において、上記端子として回路接続用及び挿入
確認用の二種類の端子24A,24Bを設けた。そし
て、FFCの導体に対する挿入確認用端子24Bの接触
位置が回路接続用端子24Aの同接触位置よりもFFC
挿入方向奥側に位置するように、挿入確認用端子24B
の接続用撓み片23Bを回路接続用端子24Aの接続用
撓み片23Aよりも短く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブ
ル、リボン電線、FFC(Flexible Flat Cable)、F
PC(Flexible Printed Cable)等のフラット配線材用
のコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種電子ユニットを構成する
場合に、例えば複数の回路基板を上下に並べて配設し、
各回路基板同士をフラットケーブル等のフラット配線材
で電気的に接続することは一般に行われている。
【0003】図6は、そのような電子ユニットの一例を
示したものである。かかるユニットは、筐体2を備え、
その内部に4枚の回路基板P1,P2,P3,P4が収
納されている。図示の例では、3枚の回路基板P1,P
2,P3が水平状態で上下に並べて配設され、その前方
に回路基板P4が垂直状態で配設されている。
【0004】上記回路基板P1上の回路は、フラット配
線材(図示の例ではFFC10)を介して回路基板P
2,P3上の回路に各々接続されている。具体的には、
各回路基板P1〜P3上に基板用コネクタC1(フラッ
ト配線材用コネクタ)が実装されており、これらの基板
用コネクタC1を介して各FFC10の導体と基板上回
路とが接続されている。
【0005】一方、回路基板P1上の回路は、いわゆる
カードエッジコネクタC2を介して回路基板P4上の回
路にも接続されている。
【0006】上記基板用コネクタC1の具体的構造を図
7及び図8に示す。図示のハウジング20内には、横方
向に並ぶ多数の端子収納室22が形成され、各端子収納
室22内に端子24が収納されている。各端子24の先
端には、上下に撓み変位可能な接続用撓み片23が形成
されている。
【0007】この基板用コネクタC1を用いて接続を行
うには、まず、ハウジング20を図略のホルダー等によ
って回路基板側に固定するとともに、各端子24の脚部
25を図略の基板上ランドにはんだ等で接続する。一
方、FFC10は、その端末を処理して各導体11の端
末を上側に露出させ、さらに、このFFC10の端部の
撓みを規制する補強板12を当該端部の裏面に貼着して
おく。そして、図8(a)(b)に示すようにしてFF
C10の端末をハウジング20内に遊嵌状態でその端面
がハウジング20の奥側に突き当たるまで挿入した後、
その挿入側から舌片32をもつスライダ30を挿入す
る。このスライダ30の挿入が完了すると(同図
(c))、その舌片32が上記FFC10の導体11の
端末を押し上げ、これにより各導体11が端子24の接
続用撓み片23に接触する。この接触により、FFC1
0が端子24を介して回路基板P1側の回路に接続され
た状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の基板用コネ
クタC1の場合、FFC10の挿入が不完全であって
も、スライダ30のスライド操作によってFFC10が
ハウジング20に固定され得る。しかし、このような不
完全な挿入状態では、導通していない虞があり、また、
仮に導通していてもかかる状態を放置しておくと、FF
C10の各導体11の全部、あるいは一部が端子24に
対して非接触状態となり易く、導通が切れる虞がある。
【0009】従って、接続信頼性を確保するには、挿入
が完全であるか否かを確認する検査工程が必要であり、
その手段として導通検査が行われている。
【0010】しかし、後に導通が切れる可能性が高い不
完全な挿入状態でも導通している場合があるため(例え
ば、図9に示すように、FFC10の末端部分で導体1
1と接続用撓み片23とが接触しているような場合)、
適切な検査は不可能であった。
【0011】そこで、別の手段として、ハウジング20
に対する挿入位置をFFC10に記し、これを目安に、
FFC10を基板用コネクタC1に接続することも行わ
れているが、このような目視に依存する手法では正確な
判断が困難で自動化も難しい。
【0012】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであって、後に導通が切れるようなフラット配線
材の不完全な挿入状態を電気的に検知可能にすることに
より、より高い接続信頼性を得ることができるフラット
配線材用コネクタを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ハウジング内に多数の端子収納室が一列
に並設されて各端子収納室内に端子が収納され、ハウジ
ングにフラット配線材を挿入することにより該フラット
配線材の各導体を各端子に接触させるようにしたフラッ
ト配線材用コネクタにおいて、上記端子として、フラッ
ト配線材の導体と基板回路とを接続するための回路接続
用端子と上記ハウジングに対するフラット配線材の接続
状態を確認するための挿入確認用端子の二種類の端子を
備えるとともに、上記ハウジングに対してフラット配線
材が不完全な挿入状態のときに、上記挿入確認用端子の
みが上記フラット配線材の導体に対して非接触状態とな
るように両端子を構成しているものである(請求項
1)。
【0014】具体的には、フラット配線材の各導体の端
部が横一列に形成される場合には、挿入確認用端子が回
路接続用端子よりもフラット配線材の挿入方向奥側で導
体と接触するように両端子を構成しているものである
(請求項2)。
【0015】この構成によれば、フラット配線材がハウ
ジングに挿入されて回路接続用端子がフラット配線材に
接触していても、ハウジングに対してフラット配線材が
不完全な挿入状態となっているときには、挿入確認用端
子とフラット配線材の導体とが非接触状態となる。従っ
て、挿入確認用端子に対して導通検査を行うことにより
そのような不完全な挿入状態を検知することができる。
【0016】また、不完全な挿入状態であっても回路接
続用端子はフラット配線材の導体に接触するようにその
接触代(しろ)が確保されているので高い接続信頼性を
確保することができる。すなわち、回路接続用端子につ
いては、回路が接続状態となる挿入ストロークを稼いで
高い信頼性を確保しながら、それとは形状等が異なる挿
入確認用端子によって不完全な挿入状態の放置を確実に
防ぐことができる。
【0017】なお、請求項1における「不完全な挿入状
態」は、この明細書では、挿入確認用端子のみが非接触
の状態を意味するが、挿入確認用および回路接続用の双
方の端子が非接触状態の場合も挿入不良であると判断で
きることはいうまでもない。
【0018】また、フラット配線材の不完全な挿入状態
としては、ハウジングに対してフラット配線材が斜めに
挿入されるケースが多いため、請求項1記載のフラット
配線材用コネクタにおいて、ハウジング両端の端子収納
室に挿入確認用端子を収納するようにすれば(請求項
3)、導通検査においてフラット配線材の不完全な挿入
状態をより確実に検知することが可能となる。
【0019】なお、この種のコネクタは、通常、ハウジ
ングに設けられた固定手段をはんだ等により基板上ラン
ドに接続することによりコネクタを基板上に固定するよ
うにしており、従って請求項3記載のフラット配線材用
コネクタにおいて、このような固定手段として上記挿入
確認用端子を兼用するようにすれば(請求項4)、合理
的な構成が達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0021】なお、以下の説明においては、従来技術で
説明した電子ユニット(図6)の基板用コネクタC1に
本発明を適用した例について説明するものとする。従っ
て、従来技術と共通する部材については同一の符号を付
して詳しい説明を省略し、相違点について詳述すること
にする。
【0022】図1は、本発明を適用した基板用コネクタ
C1を分解斜視図で示している。この図に示すように、
基板用コネクタC1は、ハウジング20とこれに脱着さ
れるスライダ30とを有している。ハウジング20内に
は、横方向に並ぶ多数の端子収納室22が形成され、各
端子収納室22内に端子が収納されている。
【0023】ここで、各端子収納室22には回路接続用
と挿入確認用の二種類の端子24A,24Bが収納され
ており、当実施の形態では、ハウジング20の両端の端
子収納室22に挿入確認用端子24Bが収納され、それ
以外の端子収納室22には回路接続用端子24Aが収納
されている。回路接続用端子24Aは、FFC10の各
導体11に接触して回路基板P1,P2,P3の各回路
同士を相互に接続するための端子で、挿入確認用端子2
4Bは、基板用コネクタC1に対するFFC10の挿入
状態を確認するために用いられる端子である。
【0024】両端子24A,24Bは、基本的には同一
構造であるが、図2(a)(b)に示すように、挿入確
認用端子24Bは、その接続用撓み片23Bが回路接続
用端子24Aの接続用撓み片23Aに比べて短く形成さ
れており、これによりFFC10の各導体11に対する
挿入確認用端子24Bの接触位置が回路接続用端子24
Aの同接触位置よりも所定距離だけFFC10の挿入方
向奥側(ハウジング20におけるFFC10の挿入口2
1から遠い位置)に設定されている。つまり、FFC1
0の各導体11に対する挿入確認用端子24Bの接触代
(しろ)が回路接続用端子24Aの同接触代に比べて小
さくなっている。
【0025】より具体的には、FFC10がハウジング
20の奥側に突き当たるまで完全に挿入された場合に
は、図3(a)(b)に示すように、両端子24A,2
4BがFFC10の各導体11に対して接触するが、例
えば図4(a)に示すように回路接続用端子24AがF
FC10の末端部分で上記導体11に接触する不完全な
挿入状態のときには、図4(b)に示すように、挿入確
認用端子24BとFFC10の各導体11とが非接触状
態となるように両端子24A,24Bが構成されてい
る。
【0026】上記基板用コネクタC1を用いて接続を行
うには、従来同様ハウジング20を図略のホルダー等に
よって回路基板側に固定するとともに、各端子24A,
24Bの脚部25A,25Bを基板上にはんだ等で接続
する。一方、FFC10も、従来同様に端末処理を施
し、各導体11の端末を上側に露出させて補強板12を
当該端部の裏面に貼着しておく。そして、FFC10の
端末を上記挿入口21からハウジング20内に挿入した
後、その挿入側からスライダ30を挿入し、FFC10
の導体11の端末を舌片32で押し上げて各導体11の
端末を端子24A,24Bの接続用撓み片23A,23
Bに接触させる(図8(a)〜(c)参照)。これによ
り、FFC10が両端子24A,24Bを介して回路基
板P1〜P3側の回路に接続された状態となる。
【0027】以上のような基板用コネクタC1による
と、基板用コネクタC1にFFC10を挿入した後、各
回路接続用端子24Aに対して導通検査を行えば、回路
接続用端子24AとFFC10の各導体11との接続不
良を検知することができる。
【0028】また、各回路接続用端子24Aに対する導
通検査において問題がない場合でも、図4(a)(b)
に示すように、ハウジング20に対してFFC10が不
完全な挿入状態となっているときには、挿入確認用端子
24BとFFC10の各導体11とが非接触状態となる
ため、挿入確認用端子24Bに対して導通検査を行うこ
とにより、そのようなFFC10の不完全な挿入状態を
も検知することができる。
【0029】つまり、上記基板用コネクタC1によれ
ば、各端子24A,24Bに対して導通検査を行うこと
により、回路接続用端子24Aと各導体11との非接触
状態のみならず、両者が接触していても後に導通が切れ
る虞のあるFFC10の不完全な挿入状態(図4(a)
(b)に示す状態)をも電気的に検知することができ
る。従って、FFCに記されたマークを頼りに上記のよ
うな不完全な挿入状態を防止する従来のこの種のコネク
タに比べると、より高い接続信頼性を確保することがで
きるという効果がある。
【0030】特に、上記基板用コネクタC1では、ハウ
ジング20の両端に挿入確認用端子24Bを設けている
ため、FFC10の不完全な挿入状態をより確実に検出
することができる。すなわち、FFC10の不完全な挿
入状態の多くは、ハウジング20に対してFFC10が
斜めに挿入されるケースであり、この場合には、ハウジ
ング端部で非接触状態となり易い。従って、FFC10
に対する接触代が回路接続用端子24Aに比べて小さい
挿入確認用端子24Bをハウジング両端に設けておくこ
とで、FFC10の不完全な挿入状態をより確実に検出
することができる。
【0031】さらに、使用中の断線によるダメージから
電子ユニットを保護することができるという効果もあ
る。すなわち、使用中に基板用コネクタC1からFFC
10が脱落等して回路に断線が生じると、電子ユニット
にとって致命傷となる場合があるが、上記挿入確認用端
子24Bの導通状態をモニターし、挿入確認用端子24
BとFFC10の導体11とが非接触状態となった段階
で電子ユニットを停止させるようにすれば、回路接続用
端子24Aと各導体11との導通が切れる前に電子ユニ
ットを停止することができる。従って、使用中の回路の
断線を回避することができ、これにより電子ユニットを
保護することができる。
【0032】なお、上記の例では、ハウジング20をホ
ルダー等の固定手段を用いて回路基板側に固定するよう
にしているが、例えば、この固定手段として挿入確認用
端子24Bを兼用するように構成してもよい。これによ
れば専用の固定手段が不要となり、合理的な構成が達成
される。
【0033】ところで、上述の例では、本発明を図6に
示す回路基板P1,P2,P3の基板用コネクタC1に
適用した例について説明したが、本発明は、同図に示す
回路基板P4のカードエッジコネクタC2についても適
用することができる。以下、この場合の構成について図
5を用いて説明する。
【0034】カードエッジコネクタC2は、一方向に開
口するハウジング40と、このハウジング40内に、横
方向(紙面に直交する方向)に一列に並べて組込まれた
端子とを有している。端子としては、回路基板P1の後
記各導体50に接触して回路基板P1,P4の各回路同
士を相互に接続するための回路接続用端子42Aと、コ
ネクタC2に対する回路基板P1の挿入状態を調べるた
めの挿入確認用端子42Bとが設けられている。
【0035】各端子42A,42Bの一方の端部44
A,44Bは、ハウジング40の外部に露出して回路基
板P4に接続され、他の端部46A,46Bは、接触ば
ね片としてハウジング内に臨んでいる。両端子42A,
42Bは基本的には同一構造であるが、同図に示すよう
に、挿入確認用端子42Bの接触ばね片である端部46
Bの方が回路接続用端子42Aの端部46Aに比べて短
く形成されており、これにより回路基板P1の導体50
に対する挿入確認用端子42Bの接触位置が回路接続用
端子42Aの同接触位置よりも回路基板P1の挿入方向
奥側(ハウジング40における回路基板P1の挿入口4
1から遠い位置)に設定されている。
【0036】そして、このハウジング40内に回路基板
P1が図示のように挿入されることにより、回路基板P
1が上記端子42A,42Bを押し上げ、その弾発力で
端部46A,46Bが回路基板P1の導体50に圧接す
るように構成されている。
【0037】このようなコネクタC2の構成において
も、回路基板P1の導体50に対する挿入確認用端子4
2Bの接触位置が回路接続用端子42Aの同接触位置よ
りも回路基板P1の挿入方向奥側に設定されているた
め、コネクタC2に対して回路基板P1が完全に挿入さ
れていない場合には、各回路接続用端子42Aと回路基
板P1の各導体50とが接触していても、挿入確認用端
子42Bと回路基板P1の導体50とが非接触状態とな
る。
【0038】従って、コネクタC2に対して回路基板P
1を挿入した後、両端子42A,42Bに対して導通検
査を行えば、各回路接続用端子42Aと各導体50とが
非接触状態となっている場合は勿論のこと、各回路接続
用端子42Aと各導体50とが接触している状態でも、
回路基板P1がハウジング40に対して不完全な挿入状
態のときには、該状態を検知することができる。
【0039】なお、このようなコネクタC2について
も、ハウジング40の両端に挿入確認用端子42Bを設
けるようにすれば、回路基板P1の不完全な挿入状態を
より確実に検知することが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラット
配線材用コネクタは、端子として、回路接続用端子およ
び挿入確認用端子の二種類の端子を設けるとともに、コ
ネクタのハウジングに対してフラット配線材が不完全な
挿入状態のときには、挿入確認用端子のみがフラット配
線材の導体に対して非接触状態となるように両端子を構
成しているため、接続後に導通検査を行うことにより、
回路接続用端子と導体との導通が既に切れている場合は
勿論のこと、後に回路接続用端子と導体との導通が切れ
る可能性の高いフラット配線材の不完全な挿入状態につ
いても導通検査で検知することができる。従って、フラ
ット配線材にマジック等で記されたマークを目安に不完
全な挿入状態を防止するようにしていた従来のこの種の
コネクタに比べると、より高い接続信頼性を確保するこ
ができるという効果がある。
【0041】特に、挿入確認用端子をハウジング両端の
端子収納室に収納するようにすれば、フラット配線材の
不完全な挿入状態をより確実に検知することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラット配線材用コネクタの一例
を示す斜視分解図である。
【図2】端子構造を示すフラット配線材用コネクタの断
面図である((a)は回路接続用端子,(b)は挿入確
認用端子である)。
【図3】FFCが完全に挿入されたときの端子とFFC
との接触状態を示すフラット配線材用コネクタの断面図
である((a)は回路接続用端子,(b)は挿入確認用
端子である)。
【図4】FFCの挿入が不完全なときの端子とFFCと
の接触状態を示すフラット配線材用コネクタの断面図で
ある((a)は回路接続用端子,(b)は挿入確認用端
子である)。
【図5】本発明に係るフラット配線材用コネクタの別の
構成を示す断面図である。
【図6】電子ユニットの構成を示す模式図である。
【図7】従来のフラット配線材用コネクタの構成を示す
斜視分解図である。
【図8】FFCとコネクタとの接続手順を説明する図で
ある。
【図9】FFCの挿入が不完全なときの端子とFFCと
の接触状態を示すフラット配線材用コネクタの断面図で
ある。
【符号の説明】
C1 基板用コネクタ(フラット配線材用コネクタ) 10 FFC(フラット配線材) 11 導体 20 ハウジング 22 端子収納室 23A,23B 接続用撓み片 24A 回路接続用端子 24B 挿入確認用端子 30 スライダ 32 舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA13 AA16 AA18 BB01 BB06 BB07 BB08 BB09 BB22 BB23 BB25 BB29 CC23 DD08 DD29 EE10 GG08 HH19 5E077 BB05 BB23 BB31 BB32 BB37 CC02 CC23 CC28 GG03 GG08 GG12 HH07 JJ22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に多数の端子収納室が一列
    に並設されて各端子収納室内に端子が収納され、上記ハ
    ウジングにフラット配線材を挿入することにより該フラ
    ット配線材の各導体を上記各端子に接触させるようにし
    たフラット配線材用コネクタにおいて、上記端子とし
    て、フラット配線材の導体と基板回路とを接続するため
    の回路接続用端子と上記ハウジングに対するフラット配
    線材の接続状態を確認するための挿入確認用端子の二種
    類の端子を備えるとともに、上記ハウジングに対してフ
    ラット配線材が不完全な挿入状態のときに、上記挿入確
    認用端子のみが上記フラット配線材の導体に対して非接
    触状態となるように両端子を構成していることを特徴と
    するフラット配線材用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラット配線材用コネク
    タにおいて、上記フラット配線材は各導体の端部が横一
    列に形成されているものであって、上記挿入確認用端子
    が上記回路接続用端子よりもフラット配線材の挿入方向
    奥側で上記導体と接触するように両端子を構成している
    ことを特徴とするフラット配線材用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフラット配線材用
    コネクタにおいて、上記ハウジング両端の端子収納室に
    上記挿入確認用端子を収納していることを特徴とするフ
    ラット配線材用コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフラット配線材用コネク
    タにおいて、上記挿入確認用端子は、上記ハウジングを
    回路基板上に固定するための固定手段を兼ねていること
    を特徴とするフラット配線材用コネクタ。
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