JP2001222570A - 建方支援システム - Google Patents

建方支援システム

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JP2001222570A
JP2001222570A JP2000033868A JP2000033868A JP2001222570A JP 2001222570 A JP2001222570 A JP 2001222570A JP 2000033868 A JP2000033868 A JP 2000033868A JP 2000033868 A JP2000033868 A JP 2000033868A JP 2001222570 A JP2001222570 A JP 2001222570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現場の要求に適合した建方支援システムの提供 【解決手段】概要入力(S102)では、「現場名称」
等の工事の特定に必要な最小限の情報を入力する。次
に、この工事に必要な部材を入力して(S104)。工
事に使用する鉄骨、鉄筋先組等の部材に関するデータベ
ースを作成する。入力した部材と、工事対象の建物の設
計図とを結びつけるのが、基本プラン登録(S106)
である。異なるデータを用いたいろいろなケースについ
て、シミュレーションを行うことができる(S10
8)。部材に設置する仮設部材の配置も行うことができ
る(S110)。工事に必要な各データの入力が終了す
ると、設定した工区毎に日割設定を行う(S112)。
この日割設定処理は、重機や、荷置場の位置を設定し
て、配置した重機で建方順に部材を運ぶことを想定して
行う。工程表等の必要な図面・帳票の作成処理(S11
4,S116)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の鉄骨構造
における柱、梁の組立やプレキャスト鉄筋コンクリート
(PC)構造における壁・床部材の組み立てなどのよう
な、現場における部材組み立て作業等の支援システムに
関する。
【0002】
【技術的背景】従来から、建築に関するコンピュータに
よる支援システムは色々と作成されて来ている。しか
し、その大部分は、建物の設計(CAD)を中心とする
もので、現場作業に密着したシステムは少ない。特に、
建物等の鉄骨構造における柱、梁の組立やプレキャスト
鉄筋コンクリート(PC)構造における壁・床部材の組
み立てなどのような、現場における部材組み立て作業で
ある建方の管理に関する支援システムに関して、現場の
要求に答えるシステムは作成されていない。
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明の目
的は、現場の要求に応える建方支援システムを提供する
ことにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、建物の建方を支援するための建方支援シ
ステムであって、使用する部材のパラメータを格納して
いる部材記憶部と、使用する重機のパラメータを格納し
ている重機記憶部と、建物のプランを格納しているプラ
ン記憶部と、部材と配置位置とを記憶している部材配置
記憶部とを有し、前記プラン記憶部に格納されているプ
ランを表示するプラン表示手段と、前記プラン表示手段
で、荷揚げに使用する重機の位置および荷置き場の位置
を指定する手段と、前記プラン表示手段の指定範囲にお
ける部材の建方順序を、前記部材配置記憶部に設定する
建方順設定手段と、前記指定範囲の部材に対する作業時
間を、少なくとも重機位置、荷置き場位置、部材の重
量、建方順、使用重機のパラメータから演算する作業時
間処理手段とを備え、部材の建方作業時間を求めること
ができることを特徴とする。本発明の建方支援システム
では、部材の重量や、使用重機のパラメータ等を用い
て、精密な建方作業時間を求めているので、建方の計画
を立案する場合の見積を正確に行うことができる。
【0004】前記作業時間処理手段は、前記部材の重さ
を前記部材記憶部のパラメータから計算しているので、
部材に関して正確な重量を求めることができる。前記建
方順設定手段は、基本建方指定入力手段を有し、これで
指定した基本的な建方順に従って、指定範囲の部材の建
方順を決定して指定しているので、このシステムにおい
ては、一つ一つの部材の建方順を指定する必要はない。
設定した建方順に関して干渉する部材を検出する干渉検
出手段を備えているので、設定した建方順の良否を、こ
のシステムで容易に検証することができる。前記部材記
憶部に対する部材のパラメータの入力や前記重機記憶部
に対する重機のパラメータの入力のために、部材形状表
示部を有する部材登録手段や重機形状表示部を有する重
機登録手段を備え、前記部材形状表示部や前記重機形状
表示部に示されている入力指示に従って対応部分の寸法
等を入力できるので、各パラメータ入力を簡便に行うこ
とができる。
【0005】前記プラン記憶部に対してプランを入力す
るために、基本プラン設定手段および各階の部材配置の
ための伏図設定手段を備え、前記基本プラン設定手段
は、建物の階数、通り芯の本数、基本スパン長、基本階
高に従って基本プランを描画し、前記伏図設定手段は、
前記基本プランから各階の伏図を作成することができる
ので、建方の管理に必要なプランの入力も簡便に行うこ
とができる。前記部材配置記憶部に対して、前記プラン
表示部に表示されているプランを用いて配置データを入
力する配置設定手段を備え、前記配置設定手段は、配置
する部材を指定し、その部材の配置範囲を前記プラン表
示部に指定すると、部材配置位置を検出して、前記部材
配置記憶部に部材および位置を設定するので、部材の配
置の入力を簡便に行うことができる。本システムにおい
て、使用する仮設部材のパラメータを格納している仮設
部材記憶部と、仮設部材と配置位置とを記憶している仮
設部材配置記憶部とを備えることにより、仮設部材の配
置についても管理することができる。上述のシステム内
の格納しているデータを用いることにより、建方の管理
に必要な帳票又は図面を作成して印刷することもでき
る。上述の建方支援システムをコンピュータ・システム
に構築できるプログラムを格納した記録媒体も本発明で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態である
鉄骨建方支援システムの操作の概要を説明した図であ
る。この図を用いて、鉄骨建方支援システムの概要を説
明する。この鉄骨建方支援システムを使用するために
は、まず、工事の概要を入力する(S102)。この概
要入力では、「現場名称」等の工事の特定に必要な最小
限の情報や、規模、構造、工法等を入力して、他の工事
と区別するとともに、工事を検索することができるよう
にする。次に、この工事に必要な部材(例えば、柱、大
梁、小梁、壁、スラブ(床版)、階段等)を入力して
(S104)。工事に使用する鉄骨、鉄筋先組等の部材
に関するデータベースを作成する。この部材入力におい
ては、入力を簡便に行うために、後述するように、色々
と工夫をしている。
【0007】入力した部材と、工事対象の建物の設計図
とを結びつけるのが、基本プラン登録(S106)であ
る。この処理は、通芯、階高等の階に関する情報を入力
する基本プラン設定、各階の部材配置範囲を設定する伏
図設定、前に入力した部材を具体的に配置する構造部材
配置、複数台の重機を使用する場合に各重機が受け持つ
工区を設定する工区設定から構成されている。この様な
データが入力されると、同一工事現場に対して、異なる
データを用いたいろいろなケースについて、シミュレー
ションを行うことができる(S108)。このシミュレ
ーションは、データが異なる作業ファイルを用いること
により行うことができる。また、組み立てられた部材に
設置する仮設部材の配置も行うことができる(S11
0)。これは、上述の部材配置済みの図に対して、工事
に必要な仮設部材(吊り枠足場、水平ネット、垂直ネッ
ト等)を配置していくものである。この場合も、仮設部
材の配置入力を簡便にするため、ある程度自動的に配置
するように処理している。
【0008】工事に必要な各データの入力が終了する
と、設定した工区毎に日割設定を行う(S112)。こ
の日割設定処理は、重機や、荷置場(荷捌きヤード)の
位置を設定して、配置した重機により、データベース内
の部材を運ぶことを想定することにより行う。このた
め、部材の重量算出、重機と部材までの距離や定格荷
重、建方順序の自動設定、作業時間の算出、仮設材の数
量算出、複合部材の設定等の処理を行う。このときに、
指定部材の干渉チェックや、建方順序による干渉チェッ
クも行うことができる。この日割りの設定も、上述のシ
ミュレーションを行うべき対象でもある。
【0009】最後に、色々な計画図や、建方、仮設、歪
み直し等の工期や、各作業人工の算出等を記載した工程
表等の必要な帳票の作成処理(S114,S116)を
行う。計画図には、例えば、日割計画図(2次元の図、
3次元の図)、フロア毎の日割図、各仮設配置図、干渉
確認図等がある。また、作成することができる帳票に
は、先に挙げた工程表のほか、発送リストや見積書等が
ある。なお、仮設部材の配置処理に必要な仮設部材の登
録や、工事に使用する重機の性能に関するデータの登録
処理を行うこともできる。以下に、各処理について詳細
に説明する。
【0010】<概要入力処理>図2を用いて、概要入力
処理について説明する。実施形態の鉄骨建方支援システ
ムがインストールされているコンピュータ・システム上
で起動すると、図2(a)に示すようなファイル選択の
ためのウインドウ200が、システムの表示器上に表示
される。このウインドウ200の「新規」ボタン222
をマウス等のポインティング・ディバイスによりクリッ
クすると、図2(b)に示すような概要を入力するため
のウインドウ250が表示される。図2(b)に示され
るように、概要入力する項目としては、例えば、ファイ
ル名252、現場名称254、現場住所256、現場電
話番号258、緊急連絡先260、緊急連絡先電話番号
262、現場所長氏名264、元請会社名称266,下
請会社名称268、工期270、見積金額272、規模
274(地上、地下、塔屋の階数)、作業人工(建方、
仮設、歪直、本締)276等がある。この他に、構造や
工法、現場の施工班、仮囲い、仮設事務所等の情報も入
力できるようにすることもできる。これらの入力した情
報を基に検索でき、前に入力したデータ等を参照した
り、コピーして使用することができる。入力後に、図2
(b)において、「登録」ボタン278をクリックする
と、図3に示す部材の登録を行う処理に移行する。
【0011】<部材登録処理>図2(a)、図3〜図6
を用いて、部材登録処理を説明する。この部材登録で
は、工事に使用するための部材を登録して、後の処理で
使用できるようにファイルに記録する。建方に使用する
部材の種類や数が多いため、この鉄骨建方支援システム
では部材についてのデータを簡便に入力できるようにし
ている。まず、図2(a)におけるウインドウ200に
おいて、部材を登録する工事ファイルを選択する。新規
の場合は、上述の概要入力処理で、新しいファイルを作
成する。前に登録したファイルに対して編集する場合
は、図2(a)において、表示される登録済みのファイ
ルの一覧表(例えば、ファイル名および現場名称の表)
から編集対象のファイルを選択して、「編集」のボタン
224をクリックして行う。
【0012】部材を入力するファイルを選択すると、図
3に示されている部材登録のウインドウ300が表示さ
れる。「工事一覧」ボタン310をクリックすると、図
2(a)に示したファイル選択ウインドウ200が表示
される。また、「工事情報登録」ボタン320をクリッ
クすると図2(b)が表示される。さて、部材を登録す
る場合は、登録する部材の種類を、部材登録部330に
表示されているボタンをクリックして選択する。部材登
録部330には、図3に示されているように例えば、
「柱」ボタン331、「間柱」ボタン332、「壁」ボ
タン334、「スプライス」ボタン335、「大梁」ボ
タン336、「垂直ブレス」ボタン337、「スラブ」
ボタン338、「小梁」ボタン339、「水平ブレス」
ボタン340、「階段」ボタン341が設けられてお
り、これらを選択することで、登録する部材の種類を選
択している。ここでは、「柱」ボタン331をクリック
した場合を例として、部材を登録するための入力につい
て、以下に詳しく説明する。
【0013】「柱」ボタン331をクリックすると、記
号数を要求するウインドウが表示されるので、構造図リ
ストで使用されている記号の数を入力すると、図4に示
されているウインドウ400が表示される。これは、概
要入力で入力された階数の欄414と、記号数による欄
412とを縦横にした表形式の、柱部材を入力するため
のマトリクス・シート410を有するものである。この
マトリクス・シート410の各セルに、その階の部材の
データを入力する。最初に、ベースプレート(鉄骨の柱
脚部に取り付ける鋼板で、アンカーボルト用の穴があい
ている)に関する情報を入力する。これは、シート・マ
トリクスの最下位のBPの欄に入力する。
【0014】柱の部材データを入力するためには、入力
する柱の構造を、例えば図4に示されているように、
「S造」タブ420,「RC造」タブ430、「SRC
造」タブ440から選択する。「S造」は鉄骨、「RC
造」は鉄筋コンクリート、「SRC造」は鉄骨鉄筋コン
クリートの柱部材を意味している。各タブには、それぞ
れの構造による部材の形状が表示されている。ここで
は、「S造」タブ420を選択した場合を、図5を用い
て説明する。図4および図5(a)において、マトリク
ス・シート410の入力部分(セル)に配置するべき構
造である「S造」タブ420を選択してから、柱の断面
の形状を表示されているセルから選択する。ここでは、
セル421をクリックして選択し、図4および図5
(b)の「追加」ボタン451をクリックする。する
と、図5(c)に示されているように、選択したセル4
21に示されている形状の柱(2つのカットT鋼とH鋼
とを組み合わせた柱)に関するデータ入力のためのウイ
ンドウ460が表示される。図5(c)に示されている
データ入力のためのウインドウ460には、形状を表示
するための部分462と、それぞれの部分に関する数値
データを入力する部分とがある。
【0015】まず、鉄骨X方向464,465のデータ
を入力することを説明する。鉄骨X方向は、形状表示部
分462に表示されている様に、2つのT字型で構成さ
れている。この2つのT字型のデータを入力するため
に、T1およびT2を選択する。なお、2つのT字型が
左右対称である場合、2T(図示せず)を選択し、設計
図によってはH型で書いてある場合はH(図示せず)を
選択すれば、鉄骨X方向のデータ入力欄は1つとなり、
効率よくデータを入力することができる。この場合、カ
ットT鋼は、T字型、H型鋼は、H型を選択して入力す
る。後は、表示されている形状に必要なデータ(この場
合は4項目)を入力する。カーソルがデータ入力欄の一
つの項目に表示されると、対応する形状表示部の寸法線
が赤く表示されるので、構造図リストに従って必要な寸
法を入力するのが容易である。次に鉄骨Y方向466の
データを上述と同様に入力する。鉄骨Y方向の形状であ
るH型鋼では4項目のデータが必要である。また、鉄骨
Y寄寸(T字型とH型との交点の変異)のデータに対し
ても入力する。X方向がH型で構成されており、Y方向
がT字型で構成されている場合には、回転角468に9
0度を入力することで、形状表示部462の柱を90度
回転させて、X方向をH型、Y方向をT字型としてか
ら、対応するデータを入力する。これは、設計図等に記
載されている構成と、入力で表示される構成とを同じに
して、入力ミスを防ぐためである。
【0016】この様にして、柱の形状をそれぞれ選択す
ることで、柱部材に関するデータをマトリクス・シート
410に対して簡便に入力することができる。ここで入
力した部材のデータは、後で部材の重量計算に用いられ
る。マトリクス・シート410に入力したデータに関す
る編集機能として、図4の各ボタンで表されている様
に、上述した「追加」451の外、「移動」452、
「複写」453、「消去」454、「修正」455があ
り、通常の表形式のデータと同様の操作で行うことがで
きる。これにより、複写等を用いて、同じデータや少し
異なるデータを簡単に入力することができる。また、大
梁画面へ直接移動できる「大梁画面」ボタン456や、
この処理を終了するための「終了」ボタン457もあ
る。終了ボタン457をクリックすると、部材に関する
データを記入されたマトリクス・シート410のファイ
ルを保存して、処理を終了する。また、マトリクス・シ
ートの変更である階の追加や、記号の変更も、メニュー
の「編集」を用いることで、表形式における行や列に対
する挿入等と同様にできる。階の途中で柱の形状が変わ
る場合は、階の追加で中間階を作成することで対応する
ことができる。
【0017】図6を用いて、梁の登録についても説明す
る。図6は、H型の形状を有する鉄骨の梁を選択した場
合の入力ウインドウ470を示している。入力ウインド
ウ470は形状表示部471を有しており、この場合
は、選択した梁の形状であるH型を示している。また、
点線の部分は鉄骨に巻くコンクリートを示している。ま
ず、入力ウインドウ470において、接合方法の選択4
70で、ピン接合か剛接合かを選択する。ピン接合は主
として小梁に使用され、ノンプラケット溶接構造は剛接
合だが、このシステムではピン接合とする。片持梁であ
る場合、片持梁473をチェックする。次に、入力条件
474を、中央のみ(ピン構造や、剛構造で端部、中央
が同サイズの場合)、若番+中央+老番(剛構造で右端
部、中央、左端部のサイズが違う場合)、若番+中央
(両端サイズが同一で、中央サイズが違う場合)を選択
する。この入力条件の選択により、入力エリア475の
入力項目が変わることになる。図6は、若番+中央+牢
番を選択した場合を示している。梁の鉄骨の寸法の入力
項目475で、ハンチ部分(端部の断面を中央より大き
くした部分)も入力できる。ハンチには、梁成が斜めに
大きくなる垂直ハンチと幅が大きくなる水平ハンチがあ
るが、このシステムでは双方に対応している。垂直ハン
チの場合には、入力欄475の第1列目(高さの入力
欄)に、中央と端部とで異なる数値を入力して、その差
がハンチ部分を示すようにする。また、水平ハンチの場
合は、入力欄475の第2列目(幅の入力欄)に中央と
端部とで異なる数値を入力することで、その差がハンチ
を示すようにする。水平ハンチ、垂直ハンチともに、柱
からどの程度離れた所までハンチ部分としているかを入
力欄481に入力する。なお、入力欄475の第3列目
はウエブの厚み、第4列目はフランジの厚みを入力する
欄である。次の入力項目478は、鉄骨に巻くコンクリ
ートに関するものである。また、下被り479、下部P
C480もコンクリートに関するものである。下部PC
について入力する場合は、梁を配置する前に鉄骨の下部
にコンクリートを打設するときである。入力欄478は
鉄筋に関する項目であり、上筋、下筋、肋筋、腹筋につ
いて、太さや本数を入力することができる。また、寄寸
はウエブがどちらかに寄っている寸法を入力する。入力
欄内でカーソルが移動すると、形状表示部471に示さ
れている形状の対応部分が赤く表示されて、どの部分の
寸法を入力しているか分るようになっている。入力が終
了すると、登録ボタン482を押下して、入力したデー
タを保存する。このように、梁のハンチ部分や下部PC
を入力することができるので、梁の重量を計算するとき
に正確に求めることができる。
【0018】このように、上述では柱や梁を例に説明し
たが、他の部材も同様に、構造や形状を表示し、その形
状に合わせたデータ入力を、例えば図3の部材登録部3
30に示した部材の種類に対応した各マトリクス・シー
トに対して行うことができる。この様にして、部材の種
類が多くても、簡便にデータ入力を行うことができる。
入力されたデータに従って、本システムの内部で各部材
の重量計算を構造別(鉄骨、鉄筋、コンクリート別)に
算出することができる。
【0019】<鉄骨建方支援システムの機能>上述の様
にして、入力した部材を具体的に、図面等と関連させ
て、色々な処理に用いうることを以下で説明する。図7
は、基本プラン登録処理等の処理を行う場合のウインド
ウ500を示している。各処理を選択するために、その
処理を起動するためのボタンが設けられている。基本プ
ラン登録処理には、基本設定530である「基本プラン
設定」532および「伏図設定」534、部材等の配置
処理540である「部材配置」542、「工区設定」5
44および「仮設部材配置」546、日割設定処理55
0としての「日割設定」552、シミュレーションを行
うためのファイルを設定する「シミュレーションファイ
ル設定」554がある。また、作成できる帳票560と
して例えば、「工程表」562、「見積書」564、
「発送リスト」566および「吊治具リスト」568が
ある。この帳票作成処理については、後で詳しく説明す
る。また、これらの処理を終了するための「終了」ボタ
ン570がある。
【0020】処理を選択する前に、「工事一覧」ボタン
510により、対象の現場のファイルを選択する。ま
た、新規に現場を入力する場合は、「工事情報登録」ボ
タン520をクリックする。この場合、図3における
「工事一覧」ボタン310や「工事情報登録」ボタン3
20をクリックした場合と同じなので、説明は省略す
る。さて、ここではまず、基本的なプランを設定するた
めの基本設定について説明する。
【0021】<基本設定>図8および図9を用いて、基
本設定である「基本プラン設定」および「伏図設定」を
説明する。ここで、部材を組み立てるべき図面を設定す
ることになる。図7において、まず、「基本プラン設
定」ボタン532をクリックすることで、図8のウイン
ドウ600が表示される。「基本プラン設定」では通り
芯や階高等の基本的なデータを入力して、基本的な図面
(例えば平面図、断面図)を作成する。図8において、
ウインドウ600は、基本プランの以下で説明するよう
に、データを入力された結果作成される平面図612お
よび断面図614を表示するプラン表示部610と、右
側のプラン作成のためのデータ入力部とで構成されてい
る。
【0022】データ入力部では、通り芯設定620、階
設定630、ベースプレート640、節650、その他
660、縮尺670等により、基本的なデータを入力し
て、プラン表示部610に平面図612と断面図614
とを作成する。まず、通り芯設定620で柱の数を入力
する。これは、X方向の数(例えば7)、Y方向の数
(例えば7)を入力することにより行う。次に、通り記
号の種類をX方向およびY方向に対して入力する。数字
の1を入力すると、例えばX1からX7までとY1から
Y7までの記号が通り芯にそれぞれ対応するように付与
される。次に、基本スパンの寸法をX方向、Y方向に入
力する。この場合、最多通り寸法をそれぞれ入力する。
そして、「通り芯描画」ボタンをクリックすると、図8
の平面図612のように、入力された柱の数の交点を有
し、入力された基本スパンの寸法の格子が表示される。
この格子の交点が柱に対応し、X1〜X7およびY1〜
Y7が付与される。なお、図8の平面図612は、特に
X方向の柱の間の寸法は同一ではないが、これは、上述
の様にしてプランを描画後、ボタン群680中の「通り
芯スパン修正」ボタンをクリック後、変更対象の寸法線
をクリックして変更箇所を指定して、寸法値を入力する
ことで変更した結果を表示しているからである。
【0023】階設定630では階高を入力する。階設定
では、工事の概略入力で入力された階数(地上12階、
地下2階、塔屋1階)が表示されている。そこで、基本
階高として最多階高、階記号(例えばFL)、基本梁天
端レベル(床からの梁上下レベル寸法)を入力する。そ
の後、「階描画」ボタンをクリックすると、プラン表示
部610の右側に、断面図614が描画される。この場
合も、階高の寸法を変更する場合は、ボタン群680中
の「階高修正」ボタンをクリックして、対応する階の寸
法線を選択することで行う。なお、この時は、まだ節パ
ターンは表示されていない。
【0024】次に柱と基礎とを接続するベースプレート
640のパターン数をベースプレート部640のテキス
ト・ボックスから入力する(図9(a)参照、ここで
は”1”)。そして、「ベースプレート設定」ボタンを
クリックすると、図9(b)に示されているベースプレ
ート設定ダイアログ644が表示される。パターン表示
部645から設定するパターンを選択するが、この場合
は1パターンなので、それを選択していることが図9
(b)に示されている。このベースプレート設定ダイア
ログ644で、ベースプレートを設ける階(最寄り階)
をプルダウンメニューから選択してテキスト・ボックス
646に設定するとともに、最寄り階からの高さをテキ
スト・ボックス647に入力する。そして、「設定」ボ
タン648をクリックして、このパターンに関する設定
を終了する。全ての設定が終了すると、「戻る」ボタン
649をクリックすることで、このダイアログの処理を
終了して、図8のウインドウ600に戻る。
【0025】柱の構成のパターンである節のパターン数
を節パターン部650のテキスト・ボックス651に入
力する(図10(a)参照、ここでは”4”)。そし
て、「節設定」ボタン652をクリックすると、図10
(b)に示されている節設定ダイアログ653が表示さ
れる。パターン表示部654から設定するパターンを選
択する。まず、Aを選択していることが図10(b)に
示されている。この節設定ダイアログ653で、節数6
55(例えば7),「基本ジョイント高さ」656(例
えば1000mm)、「表示開始番号」657(例えば
0)を入力する。これらの基本設定を設定した後、「ジ
ョイント階指定」ボタン659をクリックして、パター
ン毎のジョイント階を設定する。パターンに関するデー
タ入力が終了すると、「設定」ボタン658をクリック
して、このパターンに関する設定を終了する。全ての節
パターンの設定が終了した後、「戻る」ボタンをクリッ
クすることで、このダイアログの処理を終了して、図8
のウインドウ600に戻る。設定したベースプレート・
パターンおよび節パターンのそれぞれが、図8の平面図
上のどの範囲に対して適用されるのかを、ベースプレー
ト・パターン指定ボタンおよび節設定ボタン(680参
照)をクリックして指定する。これにより、図8の断面
図に示されている様に、設定した節パターンが表示され
る。節には、「表示開始番号」657で設定した「表示
開始番号」から始まる番号が順次振られている。
【0026】その他の入力として、例えば「基本梁ジョ
イント」、1階からの基盤面の高さである「GL設
定」、東京ポイントからの高低差である「T.P設
定」、荒川ポイントからの高低差である「A.P設定」
等を設定する。なお、「T.P設定」、「A.P設定」
は入力しなくてもよい。平面図612および断面図61
4の縮尺は、縮尺670により別々に設定することがで
きる。ここで設定された縮尺により平面図、断面図はプ
ラン表示部610に表示される。
【0027】上述で設定した節パターンを各通り芯に対
して割り当てることは、ボタン群680中の「節設定」
ボタンをクリックすることにより行う。「節設定」ボタ
ンをクリックすると、図10のパターン表示部654と
同様のパターン表示部を有するダイヤログが表示され
る。そのパターン表示部から節パターンを1つ選択し
て、その節パターンの適用される通り芯を、図8の平面
図612で範囲指定することで選択し、ダイヤログの
「設定」ボタン658をクリックする。この様にして、
各節パターンがどの通り芯に対して適用するかを決定す
る。同様に、ベースプレート・パターンに対しても、ボ
タン群680中の「ベースプレート指定」により、同様
に適用する通り芯を指定することができる。
【0028】ボタン群680には、基本設定した各項目
を修正するために、上記で説明した「通り芯スパン修
正」および「階高修正」の外に、「ベースプレート変
更」、「節変更」があり、自由に設定したデータを変更
することができる。また、基本的な通り芯の外に、補助
的な通り芯や、斜め通り芯やR通り芯等の特殊通り芯の
設定を行うことは、「補助通り芯設定」ボタンや「特殊
通り芯設定」ボタンをクリックすることにより行うこと
ができる。これらをクリックするとダイヤログが表示さ
れて、必要なデータを入力することができる。これらの
基本プランを設定した後、プラン表示部610に表示さ
れているプランは、「画面保存」ボタンをクリックしフ
ァイル名を入力して、図面として保存することができ
る。このキープラン作成処理を終了すると、キープラン
情報は保存される。
【0029】このようにして、設定された基本プランに
対して、各階ごとに構造体の配置を行うための伏図を設
定する。この処理は、図7の「伏図設定」ボタン534
をクリックすることで開始する。「伏図設定」ボタン5
34をクリックすると、図11のウインドウ700が表
示される。プラン表示部710には、基本プラン設定で
登録された平面図712および断面図714が表示され
ている。この平面図712を各階ごとの伏図として作図
する。伏図を作成するために、プルダウンメニューより
設定階を選択して、「階選択」ボタン720をクリック
する。この階の部材を配置すべき範囲を平面図712の
通り芯の交点をクリックすることで指定した後、「作
図」ボタン730をクリックすると、指定階の伏図とし
て、プラン表示部710の平面図部分に作図される。
【0030】同じ伏図の階が連続する場合、これを設定
するために、「上階補完」ボタン750をクリックし
て、表示されるコンボボックスで複写開始階と複写完了
階とを指定する。これで同一の伏図を複数階で使用する
ことができる。伏図の範囲は、上述のように交点を用い
て、基本的には四角形として範囲指定するので、例えば
多角形となる場合には、「点追加」ボタン742および
「点削除」ボタン744により範囲の境となる点(通り
芯の交点)を追加、削除して、伏図範囲を修正する。プ
ラン表示部710に表示されている平面図上に複数の伏
図範囲が設定されている場合、設定範囲を消去するため
には、「単体消去」746ボタンをクリックして行う。
なお、「全消去(現行階)」748ボタンをクリックす
ることで、設定された階の全伏図を消去することができ
る。これで、各階に対応した部材を配置するための平面
図(伏図)を設定することができる。
【0031】<部材配置>上述の伏図に上述の部材入力
で入力した部材を配置するための処理を、図12を用い
て説明する。図7で「部材配置」ボタン542をクリッ
クすると、図12に示すウインドウ800が開く。ウイ
ンドウ800のプラン表示部810に表示されている平
面図や断面図である伏図や縦組に、部材を配置する。本
システムでは、簡便に配置するために、ある程度自動的
に部材を配置できるようにしている。図12において、
伏図に部材を配置する場合は、図面選択の「平面プラ
ン」ボタンをクリックしてから、「階選択」(820参
照)で、プルダウン・メニューから設定階を選択して、
「階選択」ボタンをクリックする。これにより、ウイン
ドウ800のプラン表示部810に対象階の伏図が表示
される。次に、部材種別のメニュー830から配置すべ
き部材の種別(例えば大梁)を選択すると、部材一覧8
62に対象階の選択された種別の部材が一覧表示される
ので、部材一覧862から配置する部材を選択する。回
転や反転が必要な場合は、回転・反転840で回転角の
指定や反転をチェックすることにより、指定することが
できる。
【0032】「自動配置」872をクリックして、選択
された部材(複数でもよい)を配置する範囲を、プラン
表示部810の伏図内をドラグすることにより指定する
と、指定した範囲内の交点(柱の位置)に対して、部材
の種類(この場合、大梁等)により、部材をその種類に
従って(例えば、梁なら範囲内のX方向やY方向に)自
動的に配置する。このとき、部材を配置すべき各交点
(配置点)からの部材の変位量を、オフセット850の
X方向、Y方向、Z方向ごとに指定することができる。
部材単体の配置に対しても、「指定配置」874をクリ
ックして、始点、終点を伏図に指定することで行うこと
ができる。このときも、始点、終点のオフセットを指定
することができる。同じ部材配置である場合、この部材
を配置した範囲を「エリア複写」885をクリックする
ことにより、複写元、複写先を指定して複写することが
できる。また、部材単体でも「単体複写」881をクリ
ックすることにより、同様に行うことができる。同じ種
類の部材等を上の階でも同様に配置する場合、「上階補
完」894をクリックすることで行うことができる。配
置した部材の修正である移動、回転・反転、削除は、部
材単体毎の「単体移動」882、「単体回転・反転」8
83および「単体削除」884、エリア単位の「エリア
移動」886、「エリア回転・反転」887および「エ
リア削除」888で行うことができる。開口部の設定も
「開口部設定」892をクリックすることで、図面上に
指定することができる。
【0033】「軸組」ボタンをクリックして、表示対象
の通り芯を指定した後、表示される「軸組描画」ボタン
(図示せず)をクリックすると、指定した通り芯の軸組
が表示される。これにより、表示された軸組に対する梁
ジョイント位置設定が、「梁ジョイント位置設定」89
4をクリックした後、図面の位置を指定し、新規寸法を
入力することで行うことができる。同様に、垂直ブレス
等の配置をこれにより行うことができる。部材配置後
は、「画面保存」ボタン895をクリックして、表示さ
れている画面を図面として保存する。部材の配置データ
はこの処理の終了時に保存している。このように、図面
に対して、多種で多数の部材を、自動的に配置する機能
や複写等を用いることにより、容易に配置することがで
きる。
【0034】<工区設定>工事で使用する重機が受け持
つ区域を設定するための工区設定を、図13を用いて説
明する。これにより、複数の重機により工事を行う場
合、それぞれの重機が受け持つ工区の範囲を指定してい
る。この工区単位で後述する日割設定を行うことができ
る。図7で、「工区設定」ボタン544をクリックする
と、図13に示すウインドウ900が表示される。そこ
で、「作図」ボタン942をクリックして、プラン表示
部910の通り芯の交点を工区範囲に従ってクリックす
ることで、工区範囲を指定する。その後、この範囲指定
した工区の工区名(この場合、A工区)を設定して、
「名称設定」ボタン934をクリックすることで、入力
した工区名称と範囲指定した工区とを関連づける。
【0035】指定した工区の範囲を拡大する場合は、範
囲指定を通り芯の交点を用いて行っているので、「点追
加」ボタン944を用いて、拡大する部分の通り芯交点
を指定することにより、この交点を工区に追加すること
で行う。工区の範囲を縮小する場合には、「点削除」ボ
タン948で同様に行う。工区設定の1つを消去する場
合には、まず、「工区選択」932で対象とする工区を
選択した後、「単体消去」ボタン936をクリックする
ことで行う。設定した全工区設定を消去する場合は、
「全消去」ボタン946をクリックすることで行うこと
ができる。
【0036】<仮設部材配置>上述の伏図に、後述の仮
設部材入力で入力した仮設部材を配置するための処理
を、図14を用いて説明する。この仮設部材の配置は、
前に説明した部材配置と基本的には同様の操作で行うこ
とができる。図7で、「仮設部材配置」ボタン546を
クリックすると、図14に示すウインドウ1000が表
示される。図14において、伏図に仮設部材を配置する
場合は、「階選択」(1030参照)で、プルダウンメ
ニューから設定階を選択して、「階選択」ボタンをクリ
ックする。これにより、ウインドウ1000のプラン表
示部1010に対象階の伏図が表示される。次に、仮設
部材種別のメニュー1040から配置すべき部材の種別
(例えば梁ジョイント足場)を選択すると、選択された
仮設部材のタイプ種別が仮設部材形状1042に表示さ
れるので、目的のタイプ(例えばコーナー・タイプ)を
選択する。選択された種別、タイプに該当する仮設部材
が、後述する仮設部材登録で入力された仮設部材から検
索されて、仮設部材一覧1050に一覧表示されるの
で、そこから配置する部材を選択する。配置する仮設部
材としては、例えば、玉掛け吊りピース、歪み直しピー
ス、昇降タラップピース、親綱ピース、支柱ピース、開
口鞘管、ネット掛けピース、下がり止めピース等があ
る。ここでも、配置点からの仮設部材の変位量1060
と角度1070を入力して指定することができる。
【0037】指定した仮設部材を配置するためには、
「初期設定」1075をクリックして、仮設部材毎の割
付初期値を設定する。この割付初期値設定に必要なパラ
メータは、各仮設部材毎に異なっているので、選択した
仮設部材ごとに適切なパラメータ項目ごとに設定できる
ようになっている。選択した仮設部材の各部の寸法の初
期値を設定後、「配置」ボタン1081をクリックし
て、表示されている伏図中の対角をドラグして仮設部材
の配置範囲を設定することで、割付初期値で設定された
寸法に従って自動的に仮設部材を配置する。同じ種類の
仮設部材配置である場合、この部材を配置した範囲を
「エリア複写」をクリックすることにより、複写元、複
写先を指定して複写することができる。また、仮設部材
単体でも「単体複写」ボタンをクリックすることによ
り、同様に行うことができる。配置した仮設部材の修正
である回転、削除は、仮設部材単体毎の「単体回転」お
よび「単体削除」、エリア単位の「エリア回転」および
「エリア削除」で行うことができる。仮設部材配置後
は、「画面保存」ボタン1090をクリックして、図面
を保存する。終了ボタン1092を押下して仮設配置の
終了する時に、左折部材の配置データは保存される。こ
のように、図面に対して、多種で多数の仮設部材を、容
易に配置することができる。また、これらの入力した仮
設部材の配置データ等を用いることにより、仮設部材に
関して、割付・数量・重量・干渉等を管理することが可
能である。
【0038】<日割設定>上述の伏図に、上述で設定し
た工区毎の部材を配置するのに必要な時間等を計算して
表示するための処理を、図15〜図18を用いて説明す
る。図7において、「日割設定」ボタン552をクリッ
クすると、図15に示すウインドウ1100が表示され
る。ここでまず、日割処理を行うべき、工区ブロック設
定1140のプルダウン・メニューから工区(例えば
A)を設定すると、この工区内の部材の数である総ピー
ス数を表示する。次に、階・節選択部1150のプルダ
ウン・メニューから階選択して、日割処理対象の階を設
定する。なお、節は部材を認識しているために必ずしも
設定するようにしなくてもよい。次に、部材を配置する
のに用いる重機および部材が置いてある荷捌きヤードを
設定するために、重機・ヤード設定部1160で、まず
「重機配置」ボタンをクリックする。そして、図示して
いないダイヤログ・ウインドウにおいて揚重機の種別
(建方や荷下ろしのための合番)を指定後、クレーンの
タイプ(例えば、トラック・クレーン)をプルダウン・
メニューから選択する。このタイプの重機の特定名称を
プルダウンメニューから選択すると、この名称の重機
(クレーン)のパラメータを入力するダイヤログ・ウイ
ンドウがさらに表示されるので、必要なパラメータ(例
えば、タワー長、主ブーム長等)を入力する。この様に
して、この工区で使用する重機を登録することができ
る。
【0039】この重機の位置を入力するために、プラン
表示部1110の平面図における重機の設置場所(基準
点)をクリックする。そして、「オフセット」として、
基準点からの旋回芯までの変位量および配置するときの
角度も入力して、「重機配置」ボタンをクリックする
と、プラン表示部1110の平面図の指定した位置に重
機が描画される。荷捌きヤードを設定するためには、重
機・ヤード設定部1160の「ヤード設定」をクリック
する。するとヤードの形状(例えば矩形、多角形)の選
択や位置入力を行うためのダイヤログが表示されるの
で、ヤード形状や、ヤードの位置(これは、重機と同様
に、プラン表示部の平面図の該当個所)を入力する。設
定した重機やヤードを移動する場合は、重機・ヤード設
定部1160の「重機移動」ボタンや「ヤード移動」ボ
タンをクリックすることで行うことができる。また、設
定した重機やヤードを削除することも同じようにして行
うことができる。
【0040】この様にして、設定した重機の作業半径等
を表示することができる。これは、測定値表示1170
において、「作業半径表示」ボタンをクリックして、プ
ラン表示部で対象部材をクリックすると、図15のプラ
ン表示部に示すように重機の作業半径が描画されると共
に、測定値表示1170に、対象部材までの水平距離、
対象部材の重量、対象部材までの距離に対する定格荷重
等を計算して表示させることができる。この測定値表示
1170において、部材のフックを掛ける位置を調べる
ために必要な、部材の重心計算も行うことができる。こ
れは、測定値表示1170の「重心表示」ボタンをクリ
ックして、計算対象の部材をプラン表示部1110で選
択すると、計算結果により求めた重心位置を示した部材
の形状が表示されるとともに、その寸法も表示される。
このように、対象部材の重心位置も表示することができ
るので、部材を吊り下げるときの中心(吊り芯)を把握
することが容易にできる。
【0041】この次に、「基本建方順序」ボタン(11
90参照)で、基本的な建方の順序を設定することで、
各部材の建方の順序をある程度自動的に設定する。この
建方順序の設定を、図16を用いて説明する。図16
(a)において、図15に示す「基本建方順序」ボタン
1191をクリックすると、図16(b)に示すボック
スが開く。このボックスに設定された基本的な順序によ
り、各部材の建方順序が決定される。まず部材の種類
(柱、梁等)による順序を部材配置順序により設定す
る。これは、まず、基本建方順序により順序を決定すべ
き部材の種類をチェックして定める。このチェックして
定めた部材種類間の順序を、第1順序および第2順序に
より定める。第2順序は、第1順序で同一の順序(例え
ば大梁と垂直ブレスとを同一の2)とした場合におけ
る、優先順序(垂直ブレスが1、大梁が2なので垂直ブ
レスが優先)を定めている。工法として、垂直(建逃)
を、階を完成させながら行う水平(積層)とのどちらか
を選択できる。また、節優先配置か階優先配置かの一方
を選択する。そして、X方向およびY方向で、昇順に順
番付け(若から老)するか、降順に順番付け(老から
若)するかも指定する。この軸順は、基本プラン設定の
図8における通り記号で設定した、X方向およびY方向
に付与した交点に対する記号による順序指定である。基
本的な順序を設定した後「設定」ボタンをクリックす
る。
【0042】さて、このように設定した建方順による日
割の計算処理について説明する。まず、「日割ブロッ
ク」ボタンをクリックして、プラン表示部の伏図で一日
の作業対象範囲(計算対象の範囲:ブロック)を指定す
る。これにより、積算の日数、ブロック内のピース数が
表示されるとともに、作業時間、総重量が表示される。
この処理を、図17に示すフローチャートと図18に示
す部材配置データとを用いて詳しく説明する。まず、基
本建方順序で指定した順序により、各部材の建方の順番
が付与される(S1261)。これは、図18に示した
部材配置データの内、SNo項目1282のデータとし
て、システム内に記憶される。他の部材配置データ項目
としては、例えば、階数を示しているFNo1283、
中間階(例えば中2階等)を示すFSubNo128
4、部材記号を示すBName1285、位置を示すP
osition1286、部材の種類を示すBtext
1287、日割の日数を示すSDate1288、工区
を示すKoku1289、節を示すSetu1290等
がある。これらの部材配置データは、図12で説明した
部材を配置することや、図13で説明した工区設定によ
り、作成されている。
【0043】なお、指定した順番の修正は、最初は建方
順であるSNo項目と同じ順番が挿入されているRes
etNo1281を変更することで行うことができる。
これは、基本建方順で指定しない種類の部材に対する順
番付けにも適用することができる。また、複数の部材を
1度に運ぶユニット化の指定は、図18のUnit12
91に、同じユニットとするものに同じ番号を付与する
ことで指定することができる。付与された順番を前に戻
すときは、「リセット」ボタンをクリックすることで、
修正前の順番に戻すことができる。これは、Reset
No1281の項目で指定されている順番を、前のSN
o項目1282で指定されている順番に戻すことで簡単
に実現することができる。このようにして得た建方順の
データ等を有するブロック内の部材の配置データと、部
材登録で入力した部材の形状等が入力されている部材リ
スト中の部材データとを、例えば部材記号を示すBNa
me1285を用いることにより、ワークファイルに転
送することができる(S1262)。このワークファイ
ル上で、以下の重量計算や作業時間の処理を行うことが
できる。
【0044】さて、ワークファイル上で、部材リスト中
の部材形状のデータを用いることにより、選択された部
材の重量計算(S1263)を行う。また、部材の重
量、位置、ヤードの位置、使用重機の位置や性能等のデ
ータを用いることにより、ヤードから配置位置までの、
部材配置に要する作業時間を計算することができる(S
1264)。このときに、既に配置されている部材と、
現在配置しようとしている部材を揚重している重機のブ
ームとが干渉することも検出することができる。これ
は、重機により部材を配置するときのブーム状態(これ
は使用重機の位置、部材配置先、重機のサイズ等から決
定する)と、配置済みの部材との関係により検出する。
干渉している場合(S1265でYES)は、干渉して
いることを警告表示する(S1266)。この警告表示
は、配置対象部材と干渉部材とを表示している。この干
渉は、前に述べたようにして、建方順を変更する等によ
り排除することができる。指定したブロック内の全ての
部材に対する計算が終了すると、ブロック内の部材の総
重量と総作業時間とを表示する(S1267)。
【0045】このようにして、指定したブロックに対す
る作業時間等を把握することができる。次に、その日
に、ブロックに配置する仮設部材配置の指定を行う。こ
のために、仮設部材の種類ごとのボタンをクリックする
と、ブロック内に配置されている仮設部材を種類毎に表
示する。この表示された仮設部材に対して、その日に配
置する仮設部材を指定することができる。すべての種類
の仮設部材を指定終了後、1日の日割設定を終了するの
で、日割ブロック設定の「設定完了」ボタンをクリック
する。上述の干渉検出も、個別の部材を指定して行うこ
とができる。これは、「干渉チェック」ボタン(図示せ
ず)をクリックし、プラン表示部で個別部材を選択し
て、選択した部材と、選択した部材を揚重する重機のブ
ームが干渉する部材とを表示させることにより行う。ま
た、重機の旋回干渉のチェックを行うことができる。こ
れは、重機の旋回半径と、旋回部高さのデータを持って
いるので、これらのデータから計算できる、重機位置を
中心とする円筒範囲に部材の有無をチェックすることで
行うことができる。また、このチェック対象として、仮
設部材(仮囲い、仮設事務所等の共通仮設施設(3次元
データとして入力)を含む)を含ませることもできる。
この様にして、簡単に日割処理等を行うことができる。
図15の「画面保存」ボタン1232をクリックするこ
とで図面を保存することができる。作業終了後に、設定
した日割等のデータは保存される。
【0046】<シミュレーション>日割処理等を色々な
場合について行い、比較検討を行うために、シミュレー
ション・ファイルを設定することができる。これは、図
7における「シミュレーション・ファイル設定」ボタン
554を押下することで行う。同一現場に対して、複数
のファイルを管理することで、複数の計画を管理するこ
とができる。これは、既存のファイルを複写して、工事
一覧とは別に、新しい名前をつけて保存しておく。この
ファイルのデータを修正等をすることで、新しい計画に
対するファイルを作成することができる。これらの処理
は通常のファイル処理と同様であるので、詳しい説明を
省略する。このように、処理対象のファイルを変えるこ
とで、上述で説明した色々な処理に対して、いろいろな
場合を試すことができる。これには、例えば、建方順序
やユニット化をいろいろに変えた場合のデータ・ファイ
ルを作成して、このファイルをシミュレーション対象の
ファイルと指定することで、設定を変えた場合に対して
日割処理を行うことができる。
【0047】<仮設部材登録>日割設定で用いた仮設部
材は、仮設部材登録により、使用する仮設部材を予め登
録しておく必要がある。この処理を図19、図20を用
いて説明する。この処理は、まず図19(a)に示した
仮設部材登録ウインドウ1300で、設定するべき仮設
部材の種類を特定してクリックすることで行う。指定で
きる仮設部材の種類としては、例えば、「柱ジョイント
足場」1301、「梁ジョイント足場」1302、「吊
枠足場(NS)」1303、「吊枠足場(クロス)」1
304、「吊枠足場(吊ピース)」1305等がある。
例えば、図19(b)が示すように、「柱ジョイント足
場」1301をクリックした場合、図19(c)に示す
ような柱ジョイント足場に関する登録データの一覧13
30が表示される。ここで、新しく登録するために、部
材種類(ここでは一般タイプ1331)を指定して「新
規」ボタン1352をクリックすると、図20に示すよ
うに、新しい柱ジョイント足場を登録するためのウイン
ドウ1400が表示される。イメージ表示部1460に
は、指定された一般タイプの形状の柱ジョイント足場の
平面、正面、側面が示されている。これに対して、部材
名、型式等を入力後に、イメージ表示部1460の寸法
線が例えば赤く表示されている部分の寸法を入力する。
全て、必要な寸法をイメージ表示部1460の指示に従
って入力後、「登録」ボタン1482をクリックして、
仮設部材の新規登録を終了する。なお、仮設部材のリー
ス元もリース元一覧1470から選択することで登録す
ることができる。また、全体寸法1450は、システム
側が計算で求めるので、入力する必要はない。登録済み
データの更新、削除を行うためには、登録済みデータ一
覧で対象の部材名を選択後、「更新」ボタン1354、
「削除」ボタン1356をクリックすることで行う。他
の種類の仮設部材を登録する場合も、上記の柱ジョイン
ト足場と同様に、形状を表示して入力箇所を指示してい
る。このように、仮設部材の登録においては、登録対象
の仮設部材の形状を表示しながら寸法入力該当個所を指
示しているので、複雑な形状である仮設部材に対して
も、必要なパラメータ入力を容易に行うことができる。
【0048】<重機登録>使用する重機の3次元のデー
タや、性能に関するデータの登録処理について、図21
〜図25を用いて説明する。図21は、重機を登録する
場合の重機登録ウインドウ1500を示している。重機
一覧1510に表示されていない新しい重機を登録する
場合は、登録する重機の種類を重機種類一覧1520で
選択してから、「追加」ボタン1531をクリックす
る。自走できるようなキャタピラがついている、クロー
ラークレーンを新たに登録する場合を、図22〜図24
を用いて、以下説明する。クローラークレーンを登録す
る場合、重機の種類を重機種類一覧1520でクローラ
ークレーンを選択して、「追加」ボタンをクリックする
と、図22(a)に示すように、クローラークレーンを
登録するためのウインドウ1600が表示される。この
ウインドウ1600には、クローラークレーンの立面、
平面、側面をしめすクレーン表示部1610により、入
力対象のクレーンの画像が表示される。まず、クレーン
名称1620に登録すべきクレーン名を入力してから、
クレーン表示部の寸法線の表示に従って、入力すべきパ
ラメータを入力する。クレーン表示部1610の表示で
入力できないタワー部分に関しては、「次画面」ボタン
1662をクリックすることで、図22(b)に示すウ
インドウ1670を表示する。ウインドウ1670のク
レーン表示部1680には、タワー部を入力するため表
示されており、この表示の指示(入力対象の寸法線の赤
い表示)に従って、パラメータを入力する。全て必要な
パラメータを登録すると、「登録」ボタン1696をク
リックして、図21の重機登録のウインドウ1500に
戻る。
【0049】次に、クローラークレーンの性能を入力す
るために、図21におけるウインドウ1500の「性能
表」ボタン1535をクリックして、まず、図23に示
したクローラークレーン性能条件入力のボックス170
0を表示する。ここで、性能の条件を、まず、タワーを
使用するかどうかをチェックする(1710参照)。そ
して、タワー設定数1721、主ブーム長さ設定数17
22、第2ブーム長さ設定数1723、オフセット角度
設定数1724、カウンタウエイト設定数1725、作
業半径設定範囲1726等、基本的なクローラークレー
ンの条件について入力する。カウンタウエイトの重量は
後の図24(a)で入力される。そして、「条件確定」
ボタン1732をクリックして、図24(a)に示すウ
インドウ1800で、設定数で入力した数のタワー高
さ、主ブーム長さ、カウンタウエイト重量等を入力す
る。そして、「登録」ボタンで設定するとまた、図23
のウインドウ1700に戻る。設定したカウンタウエイ
ト設定数のカウンタウエイトの重量は、ウエイト一覧1
740に表示される。
【0050】ウインドウ1700の「速度性能」ボタン
1734をクリックして、速度の性能に関するパラメー
タを入力するために、図24(b)の速度性能1840
を開く。これで、起伏速度1841、旋回速度1842
を設定する。また、巻き上げ速度を部材等の重量ごとに
設定する(1850参照)。これは、重量1851とそ
れに対応する速度1852を入力して、「追加」ボタン
1854をクリックすると、一覧1853にそれが表示
される。一覧表示された重量毎の巻き上げ速度を選択し
て、「修正」ボタン1855や「削除」ボタン1856
をクリックすることで、修正や削除を行うことができ
る。これらの速度性能は、「登録」ボタン1862をク
リックすることで登録される。使用するフックの登録
は、図23のウインドウ1700「フック種類」ボタン
1736をクリックして、図24(c)に示すフック種
類のウインドウ1870を開くことで可能である。これ
は、フック種類を最大荷重1871と自重1872の対
として、「追加」ボタン1874をクリックすることで
入力する。入力したフック種類は、一覧1873に表示
される。修正、削除も上述の巻き上げ速度の場合と同様
に、「修正」ボタン1875や「削除」ボタン1876
を用いてできる。これらは、「登録」ボタン1877を
クリックすると登録される。
【0051】全ての性能条件を設定後に表示される「性
能確定」ボタン(図示せず)をクリックすると、全ての
条件が設定された図25に示す性能表1900が作成さ
れる。タワーやブームの長さにより、それぞれの作業半
径で可能な吊り荷重(揚重能力)が定められている。こ
の吊り荷重(揚重能力)を入力するためには、図25に
示された性能表を表示させて、作業半径とブーム長とで
特定されたセルに対して、対応する吊り荷重を入力す
る。これは、図23のウインドウ1700で「性能入
力」ボタン1752をクリックすると、タワーの高さご
との性能表1900が表示されるので、これに対して重
機カタログから吊り荷重を入力する。入力が終了すると
「登録」ボタンをクリックして、このデータを保存す
る。
【0052】これでクローラークレーンの性能の登録を
終了する。他の種類の重機性能も、その重機の性能の特
定に必要なパラメータを同様に詳細に入力することがで
きる。このように、クレーンのタイプ別で入力する詳細
な性能表により、作業半径、ブームの長さ、アウトリ
ガ、カウンターウエイト、フック重量の条件により、重
機の速度や、定格荷重を求めることができる。従って、
このように詳細に設定してある重機の性能表を用いて行
う前述の日割計算では、その計算結果である作業時間が
正確に求まるのである。
【0053】<帳票作成>この鉄骨建方支援システムを
用いて、様々の帳票を作成することができる。作成でき
る帳票としては、例えば、図7の帳票作成560に示し
た「工程表」562、「見積書」564、「発送リス
ト」566、「吊治具リスト」568等がある。ここで
は、作成できる帳票の例として、発送リストと工程表に
関して、図26および図27を用いて詳細に説明する。
図26には、本システムで作成することができる発送リ
ストを示している。発送リストは、部材を運ぶ車両の積
載荷重により、積み荷部材を建方順に配車するために用
いるリストである。図26に示した発送リスト2000
は、使用車種(例えば11tロングトラック)に対し
て、日割処理で決定した建方順に、部材の重量(総計1
1トン以下)を考慮して配分したリストである。この発
送リスト2000には、例えば、配車番号2010、使
用するトラックの種別2020、部材の通し番号(建方
順)2030、部材を識別する記号2040、部材種類
である部材名称2050、配置工区2060、配置場所
2070、配置節2080、部材単体の重量2090、
積み荷の重量2092等の項目をプリントアウトしてい
る。これらの項目の内、積荷重量以外の項目は、上述の
日割処理で求めているので、これを用いて、部材の重量
を建方順に積算することで、部材配分を求めることがで
きる。なお、部材の配分の際に、柱と他の部材とは相積
みはしない。また、使用する車種は、複数登録してお
き、積み荷の重量により自動的に選択するようにしてい
る。
【0054】図27は工程表の例を示している。図27
に示す工程表2100は、上述の日割で算出した建方の
工程を基にして、建方、仮設、歪み直し、本締めの日程
タイムチャートを、現実の暦に対して適用したものであ
る。建方のタイムチャートに示した数字は、作業対象の
部材の数である。この工程表の建方作業人工、仮設作業
人工、歪直作業人工、本締作業人工は、図2の概要入力
のためのウインドウ250における作業人工276で設
定した数字を用いている。また、図示していないが、施
工要領書を作成することができる。この施工要領書は、
建方計画に沿った作業手順等を分かりやすく解説した帳
票である。このシステムで作成した作業手順とともに、
用意しておいた挿し絵等を挿入することにより、分かり
やすく手順等を示すことができる。これは、後述する立
体的な建方手順の図とともに用いると作業手順の理解が
容易となる。なお、印刷されるべき帳票全てに対して、
帳票の編集画面において、レイアウト、項目、データ等
の変更や追加等の編集を行うことができる。
【0055】<図面作成>鉄骨建方支援システムでは、
システム内に建方のプランを保持しているので、このプ
ランを用いて、建方作業に必要な各種図面を作成するこ
とができる。これには、部材配置図、仮設配置図、工程
毎の各種配置図等がある。図面の一例として、建方の経
過を示す立体図を図28に示す。図28に示す建方立体
図を描画させるためには、まず、描画対象の作業日を指
定してから、立体図を描くための視点を、高さ、方向、
仰角で指定する。そして、システムに対して描画指示を
行うと、指定した作業日までに完了した建方の立体図の
描画を、システム内の部材や重機、建方順等のデータに
より行って、図28に示す立体図2310を表示する。
この立体図2310の視点は、3辺にあるスクロール・
バー2212,2214,2216により変化させるこ
とができる。
【0056】<その他の機能>本発明の建方支援システ
ムでは、上述のように、基本プラン等の図面や、使用す
る部材や仮設部材、建方の作業をする重機等の詳細なパ
ラメータ、配置データ等を格納しているため、上記の機
能の外、上述の格納されている情報を用いることによ
り、例えば下記の処理も行うことができる。 ・構造計算 構造計算対象の部材や仮設部材を選択することにより、
単純梁計算、吊り足場計算、玉掛けワイヤー計算、揚重
機反力計算等の構造計算を行う。 ・建て入れ精度チェック 建方終了後、正規の位置に対する精度を修正するための
図面・帳票を出力することもできる。この帳票等で行う
チェックには、水平方向(X方向,Y方向)の建て入れ
精度チェックと垂直方向(Z方向)の階高精度チェック
がある。例えば、柱の倒れ寸法を、建て入れ調整前、建
て入れ調整後と本締め溶接終了後のX方向Y方向ごとに
6つのデータとして入力を行えるようにする。本締め溶
接後に、次に建方を行う節に対してフィードバックを行
うために、図面又は帳票の形式で入力したデータを出力
し、人間による判断のチェックシートとして使用するこ
とができる。階高精度チェックの場合は、Z方向のみで
あるため、柱1本に対して3つの入力を行うことによ
り、同様の処理を行う。
【0057】・重機位置算定 部材を揚重するために、重機を適切な位置に設定する必
要がある。この重機位置算定を、本システムを用いるこ
とにより行うことができる。この重機位置算定処理を、
図29を用いて説明する。図29は、4本の柱を揚げる
ときの重機位置を算定する場合を示している。この処理
を行うには、まず、用いる重機を選択する。使用重機の
性能は、上述のように登録されているとする。次に、揚
重するべき部材の種類(図4の場合は柱)を選択する。
そして、揚重する範囲を平面図で指定する。図29の場
合は、4本の柱2310,2320,2330,234
0を含む範囲である。システムは、その範囲にある部材
に対して、その部材の重量で吊れる作業半径(4本の柱
に対しては、作業半径2312,2322,2332,
2342)を描画するとともに、各作業半径を全て網羅
する部分(4本の柱に対しては、網掛け部分2360)
を網掛け表示する。この網掛けされた部分に重機の旋回
芯がないと、対象となった部材を全て揚重することがで
きないことを意味している。網掛け部分に、重機を設置
して、重機の旋回半径と上述した部材の干渉をチェック
を行って、最終的に重機位置を決定する。
【0058】上述の鉄筋建方支援システムは、スタンド
・アローンのコンピュータ・システムばかりではなく、
複数のシステムから構成される例えばクライアント・サ
ーバ・システム等に適用してもよい。上述の鉄筋建方支
援システムに関するプログラムを格納した記憶媒体か
ら、プログラムをコンピュータ・システムで読み出して
実行することにより、本発明の構成を実現することがで
きる。この記録媒体には、フロッピー・ディスク、CD
−ROM、磁気テープ、ROMカセット等がある。上述
の鉄筋建方支援システムをコンピュータ・システムに構
築する場合は、上述のそれぞれの処理を単独でインスト
ールしてもよいし、それぞれの処理を組み合わせてイン
ストールしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明の建方支援システムは、システム
に必要な部材(例えば柱、大梁、小梁、間柱、垂直ブレ
ス、水平ブレス、壁、ブレス、階段、スプライスプレー
ト等)のデータを、各部材の形状(構造図)の表示に従
って入力することにより、簡便にシステム内に登録する
ことができる。このデータに従って、本システムの内部
で各部材の重量計算を構造別(鉄骨、鉄筋、コンクリー
ト別)に算出することができる。また、仮設部材や使用
する重機のデータも、形状の表示に従って入力すること
により、簡便にシステム内に登録することができ、その
データをシステム内で使用することができる。重機の性
能に関するデータも性能表として、詳細に登録すること
ができ、重機の作業半径、ブームの長さ、アウトリガ、
カウンターウエイト、フック重量の条件により、正確な
動作速度や定格荷重を求めることができる。
【0060】建方の図であるプラン(平面図、断面図)
もシステム内に簡便に登録することができ、このプラン
を用いて部材や重機等の配置や、重機による工区の設定
等を容易に行うことができる。このようにして、システ
ム内に入力した部材、重機、配置等のデータを用いるこ
とにより、例えば、選定部材に関する重量、重機からの
水平距離、定格荷重等を計算して、表示することができ
る。
【0061】また、ある日の工事対象範囲である日割ブ
ロックを設定して、そのブロック内の建方順を、設定し
た基本建方順に従って決定し、ブロック内の部材数、作
業時間、総重量を計算することができる。建方順で、ユ
ニット化指定を行うことで、複数の部材に対する作業を
指定することもできる。本システムを用いることによ
り、必要な図面(配置図等)や帳票(部材リスト、工程
表、見積書等)を作成することができる。この様に、本
発明のシステムは、現場の要求を満たすことができるシ
ステムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本システムの操作概要を示す図である。
【図2】 概要入力ためのウインドウを示す図である。
【図3】 部材登録のために部材種類を選択するウイン
ドウを示す図である。
【図4】 柱部材のデータを入力すべきマトリクス・シ
ートを示す図である。
【図5】 柱部材の特定形状に対するデータ入力のため
のウインドウを示す図である。
【図6】 梁部材の特定形状に対するデータ入力のため
のウインドウを示す図である。
【図7】 本システムの処理を選択するウインドウを示
す図である。
【図8】 基本プラン設定を登録するためのウインドウ
を示す図である。
【図9】 ベースプレート・パターンの設定を説明する
図である。
【図10】 節の設定を説明する図である。
【図11】 伏図設定を説明する図である。
【図12】 部材配置を説明する図である。
【図13】 工区設定を説明する図である。
【図14】 仮設部材配置を説明する図である。
【図15】 日割設定を説明する図である。
【図16】 基本建方順の設定を説明する図である。
【図17】 日割処理を説明するフローチャートであ
る。
【図18】 建方順等のデータが格納されている表を説
明する図である。
【図19】 仮設部材の登録を説明する図である。
【図20】 仮設部材のパラメータ入力を説明する図で
ある。
【図21】 重機登録を説明する図である。
【図22】 クローラークレーンのパラメータ入力を説
明する図である。
【図23】 クローラークレーンの性能条件入力を説明
する図である。
【図24】 クローラークレーンの速度性能やフック等
の入力を説明する図である。
【図25】 性能表への入力を説明する図である。
【図26】 発送リストの例を説明する図である。
【図27】 工程表の例を説明する図である。
【図28】 建方立体図の表示例を示す図である。
【図29】 重機の位置を決定する処理を説明する図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 洋和 東京都千代田区神田錦町3−23 向井建設 株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA03 DA01 DA09 DA10 FA07 FA09 GA01 HA05 JA04 KA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の建方を支援するための建方支援シ
    ステムであって、 使用する部材のパラメータを格納している部材記憶部
    と、 使用する重機のパラメータを格納している重機記憶部
    と、 建物のプランを格納しているプラン記憶部と、 部材と配置位置とを記憶している部材配置記憶部とを有
    し、 前記プラン記憶部に格納されているプランを表示するプ
    ラン表示手段と、 前記プラン表示手段で、荷揚げに使用する重機の位置お
    よび荷置き場の位置を指定する手段と、 前記プラン表示手段の指定範囲における部材の建方順序
    を、前記部材配置記憶部に設定する建方順設定手段と、 前記指定範囲の部材に対する作業時間を、少なくとも重
    機位置、荷置き場位置、部材の重量、建方順、使用重機
    のパラメータから演算する作業時間処理手段とを備え、
    部材の建方作業時間を求めることができることを特徴と
    する建方支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建方支援システムにお
    いて、前記作業時間処理手段は、前記部材の重量を前記
    部材記憶部のパラメータから計算することを特徴とする
    建方支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の建方支援システ
    ムにおいて、前記建方順設定手段は、基本建方指定入力
    手段を有し、これで指定した基本的な建方順に従って、
    指定範囲の部材の建方順を決定して指定することを特徴
    とする建方支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建方支
    援システムにおいて、設定した建方順に関し、干渉する
    部材を検出する干渉検出手段を備えることを特徴とする
    建方支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建方支
    援システムにおいて、 前記部材記憶部に対して部材のパラメータを入力するた
    めに、部材形状表示部を有する部材登録手段を備え、 前記部材登録手段は、前記部材形状表示部に示されてい
    る入力指示に従って、対応部分の寸法を入力できること
    を特徴とする建方支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の建方支
    援システムにおいて、 前記重機記憶部に対して重機のパラメータを入力するた
    めに、重機形状表示部を有する重機登録手段を備え、 前記重機登録手段は、前記重機形状表示部に示されてい
    る入力指示に従って、対応部分の寸法を入力できると共
    に、速度性能及び揚重能力を詳細に入力できることを特
    徴とする建方支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の建方支
    援システムにおいて、 前記プラン記憶部に対してプランを入力するために、基
    本プラン設定手段および各階の部材配置のための伏図設
    定手段を備え、 前記基本プラン設定手段は、建物の階数、通り芯の本
    数、基本スパン長、基本階高に従って基本プランを描画
    し、 前記伏図設定手段は、前記基本プランから、各階の伏図
    を作成することができることを特徴とする建方支援シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の建方支
    援システムにおいて、 前記部材配置記憶部に対して、前記プラン表示部に表示
    されているプランを用いて配置データを入力する配置設
    定手段を備え、 前記配置設定手段は、配置する部材を指定し、その部材
    の配置範囲を前記プラン表示部に指定すると、部材配置
    位置を検出して、前記部材配置記憶部に部材および位置
    を設定することを特徴とする建方支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の建方支
    援システムにおいて、 使用する仮設部材のパラメータを格納している仮設部材
    記憶部と、 仮設部材の配置位置を記憶している仮設部材配置記憶部
    とを備え、 仮設部材の配置についても管理できることを特徴とする
    建方支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の建方
    支援システムにおいて、 建方の管理に必要な帳票又は図面を作成して印刷する手
    段を備えることを特徴とする建方支援システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の建
    方支援システムをコンピュータ・システムに構築できる
    プログラムを格納した記録媒体。
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