JP2001219492A - 包装用複合シート - Google Patents

包装用複合シート

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JP2001219492A
JP2001219492A JP2000035126A JP2000035126A JP2001219492A JP 2001219492 A JP2001219492 A JP 2001219492A JP 2000035126 A JP2000035126 A JP 2000035126A JP 2000035126 A JP2000035126 A JP 2000035126A JP 2001219492 A JP2001219492 A JP 2001219492A
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nonwoven fabric
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packaging
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Yukio Kawazu
幸雄 河津
Kenji Kida
健次 喜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、接着剤による悪影響がなく、保塵性
に優れ、かつ、被包装材を傷つけることのない包装用複
合シートを提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の複合シートは、熱可塑性フィルム
と不織布とが接着剤を介することなく接着されてなる複
合シートであって、本文で定義する該複合シートの該不
織布面の表面粗さが、10〜100μmRzであること
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用複合シート
に関するものであり、特に情報記録媒体の包装用として
好適な複合シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フロッピィディスク、光磁気
ディスクおよびコンピューターハードディスク用のライ
ナー、コンパクトディスクやミニディスクなどの包装用
シートとして、不織布シートが利用されているが、これ
らの不織布シートには、以下のような欠点があった。 (1)繊維が脱落して、フロッピィディスクの表面に付
着する。 (2)異物を捕集する保塵性に劣る。 (3)繊維の凹凸により、フロッピィディスクの表面を
傷つける。 (4)接着剤が不織布面から滲出して、フロッピィディ
スクを汚してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の欠点を改
良する手段として、エンボス加工のパターンを緻密化し
たり、樹脂バインダーや繊維バインダーにより、繊維間
接着を図った不織布シートが提供されているが、エンボ
ス加工を緻密化しても、繊維脱落を完全には解消でき
ず、逆にエンボス面がディスク表面を傷つけるという問
題が発生する。また、バインダーで繊維間接着を図った
ものは、シートにプレス加工を施すため保塵性が低下し
てしまうという問題がある。また、上記(4)の欠点を
改良する手段として、ディスクケースと不織布シートと
を直接熱融着することが考えられるが、この場合、接着
剤滲出による弊害はなくなるものの、上記(2)、
(3)の欠点は解消されなかった。
【0004】また、近年、メディカル用品や家庭用品の
包装材として、接着剤による弊害をなくすため、接着剤
を用いない複合シートが求められている。接着剤を用い
ない方法として、不織布の表面に直接熱可塑性樹脂をコ
ーティングした複合シートが提供されているが、該シー
トは、コーティングした樹脂面の平滑性が悪く、柔軟性
が低いなどの包装材として致命的な欠点があった。ま
た、接着剤を使わない別の方法として、フィルムと不織
布をエンボス加工で一体化した複合シートが知られてい
るが、該シートはエンボス加工であるため、柔軟性に劣
るという欠点があった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、
接着剤による悪影響がなく、保塵性に優れ、かつ、被包
装材を傷つけることのない包装用複合シートを提供せん
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の複合シートは、熱可塑性フィル
ムと不織布とが接着剤を介することなく接着されてなる
複合シートであって、本文で定義する該複合シートの該
不織布面の表面粗さが、10〜100μmRzであるこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり接着
剤による弊害がなく、保塵性に優れ、かつ被包装材を傷
つけることのない包装用複合シートについて鋭意検討し
た結果、熱可塑性フィルムと不織布を接着剤を用いるこ
となく接着し、不織布表面の表面粗さを特定することに
より、かかる課題を一挙に解決するこできることを究明
したものである。
【0008】本発明における包装用複合シートは、熱可
塑性フィルムと不織布とが接着剤を介することなく接着
されていることが肝要である。
【0009】たとえば、かかる熱可塑性フィルムと不織
布を接着剤で貼り合わせると、湿度や温度の影響によっ
て接着剤が変質して、フィルムと不織布が剥がれ易くな
るので好ましくない。また、熱可塑性フィルムと不織布
を接着剤で貼り合わせたものは、接着剤成分や溶媒成分
の分解物によって被包装材が汚染されるという致命的な
欠点が生じる。
【0010】本発明の熱可塑性フィルムに用いる熱可塑
性樹脂としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、および、これらのそれぞれの共
重合体、および、それらのプレンド物を使用することが
できるが、ポリエステルおよびその共重合体またはブレ
ンド物が好ましく用いられる。
【0011】かかるポリエステルとしては、芳香族ジカ
ルボン酸、脂肪族ジカルボン酸または脂環族ジカルボン
酸とジオールを主たる構成成分とするポリエステルが好
ましい。
【0012】ここで、芳香族ジカルボン酸成分として
は、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
エーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホン
ジカルボン酸等を使用することができ、中でも好ましく
はテレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸等を使用するのがよい。脂肪族ジカルボン酸
成分としては、例えば、アジピン酸、スベリン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸等を使用することができ、中
でもアジピン酸等が好ましく使用される。また、脂環族
ジカルボン酸成分としては、例えば、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸等を使用することができる。これら
の酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用しても
よく、さらには、ヒドロキシ安息香酸等のオキシ酸等を
一部共重合してもよい。
【0013】また、ジオール成分としては、例えば、エ
チレングリコール、1,2−プロパンジオール、1.3
−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2
−シクロヘキサンジメタノール、1.3−シクロヘキサ
ンジメタノール、1.4−シクロヘキサンジメタノー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリアルキレングリコール、2,2′ビス(4′−β−
ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等を使用するこ
とができる。中でもエチレングリコールが好ましく用い
られる。これらのジオール成分は1種のみ用いてもよ
く、2種以上併用してもよい。
【0014】本発明の熱可塑性フィルムに用いるポリエ
ステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、エチレ
ンテレフタレートとエチレンイソフタレートとの共重合
体、エチレンテレフタレートとエチレンナフタレートと
の共重合体、ヘキサメチレンテレフタレートとシクロヘ
キサンジメチレンテレフタレートとの共重合体、ポリエ
チレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレートと
のブレンド等を好ましく使用することができる。
【0015】本発明における熱可塑性フィルムには、必
要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エステル、ワッ
クス等の有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤等
を配合することができる。
【0016】本発明の熱可塑性樹脂フィルムの厚さは、
用途に応じて自由に選択することができるが、好ましく
は1〜100μm、より好ましくは1〜50μm、特に
好ましくは1〜10μmである。
【0017】本発明における不織布とは、ポリオレフィ
ン、ポリアミド、ポリエステル等の繊維からなる不織布
であり、好ましくはポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレートを主体とするポリエステル繊維か
らなる不織布であり、特に好ましくはポリエチレンテレ
フタレートを主体とするポリエステル繊維からなる不織
布である。
【0018】本発明における不織布は、フィルムとの接
着面と反対側の表面の表面粗さが10〜100μmR
z、好ましくは20〜80μmRzの範囲にあるものが
使用される。
【0019】かかる不織布面の表面粗さRz(μm)
は、表面粗さ計((株)小坂研究所製の表面粗さ計SE
−3AK<商標>)を用いて測定することができる。測
定条件は、半径2μmの触針ヘッドを用いて、送り速度
0.1mm/s、測定長さ8mmとし、この範囲で測定
した粗さ曲線から十点平均粗さを求め、これを10箇所
測定して、その平均値を求めて表したものである。
【0020】この表面粗さが10μmRz未満である
と、保塵性が損なわれるので好ましくない。また、表面
粗さが100μmRzを越えると、繊維が脱落し易くな
ったり、被包装材の表面を傷つけ易くなるので好ましく
ない。
【0021】本発明における不織布は、用途に応じて、
目付や繊維径を任意に選択して使用することができる
が、目付は2〜200g/m2であるのが好ましく、繊
維径は1〜30μmであるのが好ましい。
【0022】本発明における不織布には、必要に応じ
て、繊維の表面に酸、アルカリ等の化学処理あるいはコ
ロナ処理、低温プラズマ処理等を施してもよい。
【0023】本発明の包装用複合シートは、熱可塑性フ
ィルムと不織布とが接着剤を介することなく接着されて
なるものである。このような複合シートを形成する方法
はいかなる方法であってもよいが、例えば、未延伸の熱
可塑性フィルムと未延伸繊維からなる不織布とを熱接着
して、共延伸することにより好ましく形成することがで
きる。
【0024】かかる未延伸の熱可塑性フィルムは、例え
ば上記ポリエステルを用いて、例えばTダイ押出し法に
よってポリマーを冷却ドラム上に押し出すことにより作
製することができる。この場合、ポリマーの吐出量、口
金スリットの寸法、冷却ドラムの回転速度を調整するこ
とによって、任意の厚さの未延伸フィルムを得ることが
できる。
【0025】また、未延伸繊維からなる不織布は、例え
ばメルトブロー法において、溶融したポリマーを口金か
ら吐出する際に、口金周辺部から吹き付ける熱風の温度
や熱風量あるいは熱風速度を調整することにより、無配
向で非晶質に近い繊維を得ることができる。
【0026】上記の方法で得られた未延伸フィルムと未
延伸不織布は、例えば、加熱したロール間に重ね合わせ
て送り込み、圧力をかけることで、熱接着を行うことが
できる。熱接着温度は、未延伸フィルムまたは未延伸不
織布のガラス転移温度(Tg)〜Tg+30℃付近の温
度で行うのが好ましい。
【0027】次いで、熱接着した未延伸フィルムと未延
伸不織布は、少なくとも一軸に共延伸を行うのが好まし
く、より好ましくは二軸共延伸を行うのがよい。フィル
ムと不織布を一体で共延伸することにより、フィルムと
不織布繊維は、それぞれ配向が促進され、強度の高い複
合シートを形成することができ、また、不織布表面の表
面粗さを均一なものとすることができる。ここでいう二
軸延伸の方法としては、逐次二軸延伸法、同時二軸延伸
法のいずれを用いてもかまわない。延伸倍率は、特に限
定されないが、2倍から8倍程度が好ましい。
【0028】さらに、共延伸後の複合シートは、熱処理
を行うことが好ましく、たとえば熱可塑性フィルムと不
織布の融点以下の温度で、0.5秒から60秒間処理を
行うことが好ましい。
【0029】また、本発明の包装用複合シートは、目的
用途によって、フィルム面側、不織布面側あるいはその
両方に、粘着剤等を塗布して、粘着テープ用基材として
用いることもできる。さらに、粘着剤を塗布した場合、
塗布面と紙などの剥離シート材とを組み合わせた構成と
することもできる。
【0030】かかる粘着剤の塗布方法は、特に限定され
ないが、ロールコーター、グラビアコーター、リバース
コーター、バーコーター等を用いて塗布することができ
る。 <特性の測定方法> (1)不織布面の表面粗さRz(μm) 表面粗さRzは、表面粗さ計((株)小坂研究所製SE
−3AK;商標)を用いて測定した。測定条件は、半径
2μmの触針ヘッドを用いて、送り速度0.1mm/
s、測定長さ8mmの条件を採用した。表面粗さRz
は、この条件範囲で測定した粗さ曲線から十点平均粗さ
を求め、これを10箇所測定して、その平均値を求めて
表した。なお、表面粗さRzは、JIS B0601の
定義に基づくものである。 (2)不織布の繊維径(μm) 不織布の繊維径は、電子顕微鏡で1000倍の写真を撮
影し、任意の100本の繊維径を測定し、その平均値を
求めた。 (3)不織布の目付(g/m2) 複合シートからフィルムのみを慎重に剥がし、20cm
×20cmの不織布の重さを測定し、m2当たりの重さ
に換算した。 (4)フィルム厚さ(μm) フィルム厚さは、光干渉式厚さ計(東レテクノ(株)製
HIT−25;商標)を用いて測定した。 (5)保塵性 ガラス板の表面を、黒色水性マジックで、10cm角に
塗りつぶした後、複合シートの不織布面で拭き取り、次
のように判定した。
【0031】80%以上汚れが拭き取れたものを○、8
0%未満しか汚れが拭き取れなかったものを×として表
示した。 (6)傷つけ性 フロッピィディスクと複合シートの不織布面を摺り合わ
せた後、光学顕微鏡でディスク表面の擦過傷の有無を観
察し、次のように判定した。
【0032】傷が発生しなかったものを○、傷が発生し
たものを×として表示した。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるもので
はない。
【0034】実施例1 ポリエチレンテレフタレート原料をメルトブロー法にて
紡出し、目付220g/m2 の未延伸不織布を作製し
た。
【0035】次いで、ポリエチレンテレフタレート原料
をTダイ口金で押出し、表面温度25℃のキャストドラ
ム上にキャストして未延伸フィルムを作製した。
【0036】該未延伸フィルムと前記の未延伸不織布と
を重ねてロール式延伸機に供給し、83℃の予熱ロール
間で熱接着した後、ニップロール線圧5N/cm、温度
95℃の周速差のあるロール間で長手方向に3.3倍に
共延伸し、一旦室温まで冷却した後、テンター式横延伸
機に送り込み、温度95℃で幅方向に3.3倍に共延伸
した。さらに熱処理ゾーンで、200℃の雰囲気下で5
秒間の熱処理を施して、フィルム厚さ3μm、不織布の
繊維径5.3μm、不織布目付20g/m2 の複合シー
トを得た。
【0037】該複合シートの不織布表面の表面粗さは4
5μmRzであった。該複合シートは、保塵性、傷つけ
性ともに○であった。
【0038】実施例2 実施例1のメルトブロー紡糸において、熱風量を1.5
倍に増やして、未延伸不織布を作製したこと以外は、実
施例1と同様にして、フィルム厚さ3μm、不織布繊維
径2.6μm、不織布目付20g/m2の複合シートを
作製した。
【0039】該複合シートの不織布表面の表面粗さは1
0μmRzであった。該複合シートは、保塵性、傷つけ
性ともに○であった。
【0040】実施例3 実施例1のメルトブロー紡糸において、熱風量を1/2
に減らして、未延伸不織布を作製したこと以外は、実施
例1と同様にして、フィルム厚さ3μm、不織布繊維径
10.8μm、不織布目付20g/m2の複合シートを
作製した。
【0041】該複合シートの不織布表面の表面粗さは1
00μmRzであった。該複合シートは、保塵性、傷つ
け性ともに○であった。
【0042】比較例1 実施例2において、ニップロール線圧を50N/cm、
延伸ロール温度を100℃としたこと以外は、実施例1
と同様にして、フィルム厚さ3μm、不織布繊維径2.
6μm、不織布目付20g/m2の複合シートを作製し
た。
【0043】該複合シートの不織布表面の表面粗さは5
μmRzであった。該複合シートの保塵性は×、傷つけ
性は○であった。
【0044】比較例2 実施例3において、ニップロール線圧を1N/cm、延
伸ロール温度を90℃としたこと以外は、実施例1と同
様にして、厚さ3μmの二軸延伸ポリエステルフィルム
と、繊維径10.8μm、目付20g/m2のポリエス
テル延伸不織布を作製した。
【0045】該複合シートの不織布表面の表面粗さは1
10μmRzであった。該複合シートの保塵性は○、傷
つけ性は×であった。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなように、実施例1〜3の
ものは、保塵性に優れ、かつ、フロッピィディスクの表
面を傷つけることがないのに対して、比較例1のもの
は、保塵性に劣り、また、比較例2のものは、フロッピ
ィディスクの表面を傷つけてしまうものであった。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を有
する複合シートを提供することができる。 (1)湿度や温度環境が変化してもフィルムと不織布が
剥がれることがない。 (2)接着剤等の分解物が生成することがない。 (3)熱可塑性フィルムを不織布で補強しているので、
破れにくく、裂けにくい。 (4)不織布表面の保塵性に優れ、かつ被包装材を傷つ
けることがない。 (5)繊維が脱落することがなく、発塵による悪影響が
ない。 (6)切断性に優れ、繊維が解れることがない。 (7)打ち抜き加工性などの後加工性に優れる。 (8)クッション性、柔軟性に優れる。 (9)同じ厚さの熱可塑性フィルムと比較して、軽量で
ある。 (10)液体保持性、気密性、保温性に優れる。
【0049】本発明の包装用複合シートは、上記のよう
な効果を有するので、フロッピィディスクや光磁気ディ
スク、コンピューターハードディスク用ライナー、コン
パクトディスクやミニディスクなど情報記録媒体の包装
用シートとして特に好適に利用できる。また、食品、生
鮮野菜、生花、鮮魚、青果などの包装材、レンジ用保護
ラップ、天ぷら油吸い取りシート、汚れ拭き取りシー
ト、割れ物保護シートなどの家庭用品、薬剤除放シー
ト、滅菌袋、包帯、絆創膏、薬包紙などの医療用品やお
むつ、おむつカバーなどの衛生製品、断熱服、防寒着、
作業着、手術着、手術用キャップ、衣服の裏地などの衣
料用品、テント、リュック、雨具、帽子、手袋などのス
ポーツ、レジャー用品、ビニールハウス、除草シート、
防水シート、果実用袋などの農業用資材、壁紙、障子
紙、ふすま、窓ガラス保護シート、ハウスラップなどの
建築用資材、自動車内装シートなどの産業資材等にも、
好適に利用され、かつ、応用される優れた素材を提供す
ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK41A AK41B AK42 BA02 DD07B DG15B EH17 EH172 EJ38 EJ382 GB15 GB41 JB16A JJ02 JK03 JK06 JK13B JL00 JL01 JL06 YY00A YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性フィルムと不織布とが接着剤を介
    することなく接着されてなる複合シートであって、本文
    で定義する該複合シートの該不織布面の表面粗さが、1
    0〜100μmRzであることを特徴とする包装用複合
    シート。
  2. 【請求項2】該熱可塑性フィルムが、ポリエステルフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1に記載の包装用複
    合シート。
  3. 【請求項3】該熱可塑性フィルムが、1〜100μmの
    厚さを有するものであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の包装用複合シート。
  4. 【請求項4】該不織布が、ポリエステル不織布であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装用
    複合シート。
  5. 【請求項5】該不織布が、2〜200g/m2の目付を
    有するものであることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の包装用複合シート。
  6. 【請求項6】該不織布が、1〜30μmの繊維径を有す
    る繊維で構成されているものであることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の包装用複合シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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