JP2001218217A - 画像フリーズ処理装置 - Google Patents

画像フリーズ処理装置

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JP2001218217A
JP2001218217A JP2000026159A JP2000026159A JP2001218217A JP 2001218217 A JP2001218217 A JP 2001218217A JP 2000026159 A JP2000026159 A JP 2000026159A JP 2000026159 A JP2000026159 A JP 2000026159A JP 2001218217 A JP2001218217 A JP 2001218217A
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JP2000026159A
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Hirotaka Hara
浩隆 原
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面順次撮像方式において、操作者が静止指示
を実行したときの画像信号を、色ずれの最小の静止画像
として得ることができるようにした画像フリーズ処理装
置を提供する。 【解決手段】 画像記憶手段に記憶された第1の単一色
の入力画像信号に対して、該第1の単一色の入力画像信
号の一定時間後に撮像した第1の入力画像信号と同一色
の第2の入力画像信号を、その出力開始位置を少なくと
も上下左右4方向に移動させて出力させ、第1の入力画
像信号の出力画像と移動させた第2の入力画像信号の出
力画像とを比較して、ずれ量に基づく動き量を検出する
手段と、検出された動き量最小の移動方向及び動き量に
基づいて前記第1の入力画像信号の他の色の入力画像信
号の出力開始位置を移動させて出力させる画像出力制御
手段とで画像フリーズ処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面順次撮像方式
における静止画生成用の画像フリーズ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子内視鏡装置などにおいて、C
CD撮像素子などの単一の光電変換素子を用いて順次各
色の照明光に対応した各色別の画像信号を得る面順次撮
像方式が知られている。このような面順次撮像方式で
は、順次撮像して得られた各色別の面順次画像信号を同
時式に変換して、カラー画像としてモニタに再生できる
ように構成されており、またフリーズ指示により静止し
た画像を表示できるようになっている。
【0003】面順次撮像方式では、各色別の撮像信号は
1フレーム又は1フィールドづつ時間的にずれて発生し
ており、これを同時式に変換してカラー画像として再生
しているため、フリーズ指示によってモニタ画像を静止
させると、被写体の動きにより、モニタ画像に色ずれが
発生する場合がある。
【0004】このような色ずれの発生という問題点を解
消するため、特公平8−13302号公報においては、
フリーズ指示が出されてから実際に色ずれのない静止画
が得られるまでに時間的なずれがなく、直ちに色ずれの
ない静止画を得ることができるようにしたものが提案さ
れている。すなわち、所定の周期毎に撮影中の画像が静
止画か動画かを判別し、静止画と判別する毎に、面順次
画像信号を色別に記憶し、記憶手段の記憶内容を最新の
面順次画像信号に更新させ、これにより常に色ずれのな
い最新の面順次画像信号を記憶させ、フリーズ指示によ
り記憶手段の記憶内容の更新を禁止し、色ずれのない最
新の静止画像信号を得るように構成したものについて提
案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報開示の色ずれ防止の静止画像取得技術は、色ずれの少
ない静止画像を得る過程において、入力画像と、ある所
定時間遅延させた入力画像との一致、不一致により静止
画、動画と判定し、静止画と判定された入力画像は記憶
手段に記憶し更新させるように構成されているので、判
定において一致すれば、その判定された入力画像が記憶
手段に先に記憶されている画像信号より被写体の動き量
が多くても、静止画として記憶手段の記憶が更新されて
しまう場合があり、また前記一致、不一致により静止画
判定を行っているので、操作者がフリーズ指令を実行し
た近傍の画像信号が、確実に静止画として得ることがで
きず、時間的にかなり古い静止画を出力する可能性があ
るという問題点がある。
【0006】本発明は、従来の静止画の色ずれ防止手法
における上記問題点を解消するためになされたもので、
操作者がフリーズ指示を実行した時点の画像信号を、色
ずれ最小の静止画像として出力させることができるよう
にした画像フリーズ処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、結像光学系により結像された被写体像を
光電変換して画像信号を得る光電変換手段により、面順
次方式で順次各色別の画像を撮像し、この撮像により得
られた面順次画像信号を同時式に変換した入力画像信号
を各色別に記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段
に静止画を記憶させる静止画指示信号を発生する静止画
指示手段とを備える画像フリーズ処理装置において、前
記静止画指示信号に基づき前記画像記憶手段に記憶され
た第1の単一色の入力画像信号に対して、該第1の単一
色の入力画像信号の一定時間後に撮像した第1の入力画
像信号と同一色の第2の入力画像信号を、その出力開始
位置を少なくとも上下左右4方向に移動させて出力さ
せ、第1の入力画像信号の出力画像と移動させた第2の
入力画像信号の出力画像を比較してずれ量に基づく被写
体の動き量を検出する手段と、検出された動き量の最も
少ない移動方向及び動き量を検出する手段と、検出され
た動き量最小の移動方向及び動き量に基づいて、前記第
1の入力画像信号の他の色の入力画像信号の出力開始位
置を移動させて、前記第1の単一色の入力画像信号と共
に出力させる画像出力制御手段とを備えていることを特
徴とするものである。
【0008】このように構成した画像フリーズ処理装置
においては、面順次方式で得られたいずれかの単一色の
第1の入力画像信号に対して、一定時間後の第1の入力
画像信号と同一色の第2の入力画像信号の出力開始位置
を移動させて出力させ、両者を比較して第1の入力画像
信号と移動させた第2の入力画像信号とのずれ量から被
写体の動き量を検出し、検出された動き量の最も少ない
移動方向及び動き量に基づいて第1の入力画像信号の他
の色の入力画像信号の出力開始位置を移動させて、前記
単一色の第1の入力画像信号と共に出力させる。これに
より、静止画指示を実行した時点の入力画像信号を、色
ずれの少ない静止画像として出力させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。まず、本発明に係る画像フリーズ処理装置の基本構
成を図1に基づいて説明する。図1において、1はフリ
ーズ制御手段で、フリーズ指示入力信号を受けてフリー
ズ制御信号を送出するものであり、2は画像信号記憶手
段で、前記フリーズ制御手段1からのフリーズ制御信号
により、1フィールド又は1フレーム毎の各色(R,
G,B)の画像信号を記憶させるものである。3は動き
検出用画像信号記憶手段で、フリーズ制御信号によりフ
リーズ指示時の所定時間後のフリーズ指示時の画像信号
と同色の画像信号を、動き検出用画像信号として記憶す
るものである。4は画像信号記憶手段2と動き検出用画
像信号記憶手段3からの出力信号を比較し、被写体の動
き量を検出する動き検出手段、5は動き検出用画像信号
記憶手段3に記憶させた画像信号の出力開始位置を移動
させて出力させるための移動方向制御手段、6は動き検
出手段4で検出された動き量の最小値とその移動方向を
検出する最小値検出手段、7は最小値検出手段6で検出
された動き量の最小値とその移動方向に基づいて、フリ
ーズ指示時の他の色の画像信号の出力開始位置の移動量
を算出する移動量算出手段、8は移動量算出手段7で算
出された移動量に基づいてフリーズ指示時の他の色の画
像信号の出力開始位置を移動させてフリーズ指示時の画
像信号と共に出力させる画像出力制御手段である。
【0010】次に、このような基本構成の画像フリーズ
処理装置の動作を、図2に示すタイミングチャートを参
照しながら説明する。図2に示すように、同時化された
面順次(R,G,B)画像信号が入力されている状態に
おいて、時点t1においてフリーズ指示信号が入力される
と、フリーズ制御手段1からの、1フィールド又は1フ
レーム毎の各色(R,G,B)画像信号の記憶/WE信
号(WEの反転信号:書き込み停止信号)により、時点
t1,t2,t3において画像信号記憶手段2に各色毎の画像
信号を順次記憶させる。更に、3フィールド又は3フレ
ーム経過後の時点t4において、フリーズ指示時点t1にお
いて記憶された画像信号(この図示例ではR1画像信
号)と同色の画像信号(この図示例ではR2画像信号)
を動き検出用画像信号記憶手段3へ記憶させる。
【0011】次いで、画像信号記憶手段2と動き検出用
画像信号記憶手段3からの出力信号を、動き検出手段4
で比較し、そのずれ量から被写体の動き量を検出する。
検出された動き量は最小値検出手段6へ初期値として記
憶する。そして、最初の動き量の検出後、移動方向制御
手段5によって、動き検出用画像信号記憶手段3から画
像信号の出力開始位置を移動させて画像信号を出力さ
せ、その移動画像信号と画像信号記憶手段2の画像信号
とを動き検出手段4で比較し、両画像信号のずれ量に基
づく動き量を検出する。検出された動き量は最小値検出
手段6へ送られる。このように、移動方向制御手段5に
よって、動き検出用画像信号記憶手段3からの画像信号
の出力開始位置を上下左右4方向に同じ距離移動させて
画像信号を出力させ、画像信号記憶手段2からの出力画
像信号と動き検出手段4で比較し、動き量を検出し最小
値検出手段6へ記憶する。そして、最小値検出手段6で
は、4方向へ移動した中から動き量の最小値及びその移
動方向を検出し、動き量が最小値になる出力開始位置へ
動き検出用画像信号を移動させ、更にその位置から移動
してきた方向を除く3方向に再度移動させ、同様に一連
の処理を繰り返すことにより動き量の最小となる出力開
始位置を検出する。
【0012】そして、移動させた動き検出用画像信号の
ずれ量に基づく動き量の最小値が検出されたときの移動
量を、移動量算出手段7で算出する。また、その移動量
から動き検出用画像信号記憶手段3に記憶させた画像信
号以外の各色の画像信号の出力開始位置の移動量をそれ
ぞれ算出する。そして、画像出力制御手段8で上記各色
画像信号毎の移動量を考慮して、画像信号記憶手段2か
らの各色毎の画像信号の出力を制御することにより、フ
リーズ実行時の各色毎出力位置を移動させた画像信号を
出力させ、最も色ずれのない静止画像として出力するこ
とができる。
【0013】次に、本発明に係る画像フリーズ処理装置
の具体的な実施の形態について説明する。図3は、本発
明を電子内視鏡に適用した実施の形態を示す概略全体構
成図である。図3において、11は電子内視鏡の挿入部で
あり、その先端には対物レンズ12と、該対物レンズ12の
被写体結像位置に、電荷結合素子(CCD)からなる固
体撮像素子13が配置されている。14は被写体に照明光を
照射するための照明用ライトガイドである。照明用ライ
トガイド14には、光源部15内に配置された光源ランプ16
から、図示されていないモータによって定速度で回転駆
動される回転RGBフィルタ17を通った照明光が照射さ
れるようになっている。
【0014】映像信号処理部18は、面順次方式の撮像を
行うためのものであり、プリプロセス回路19と、CCD
駆動回路20とは、コネクタ21を介して挿入部11に配置さ
れている固体撮像素子13に接続されている。コントロー
ル信号発生回路22は、発生するタイミング信号を制御
し、各回路部にその信号を供給する。CCD駆動回路20
は、コントロール信号発生回路22からの信号により固体
撮像素子13を駆動するための駆動信号を発生させる。
【0015】CCD駆動回路20によって駆動された固体
撮像素子13から出力される映像信号データは、プリプロ
セス回路19に入力されて増幅、波形整形等の所定の処理
が行われた後、アナログデジタル変換器23でデジタルデ
ータ化される。デジタルデータ化された映像信号は、同
時化制御回路24で面順次信号の同時化処理が行われた
後、表示制御回路25に入力される。表示制御回路25で表
示制御された映像信号は、デジタルアナログ変換器26で
アナログ信号に変換され、コネクタ27を介してモニタテ
レビ28に被写体の映像が再生されるようになっている。
【0016】図4は、図3に示した電子内視鏡の表示制
御回路25内に配置されている画像フリーズ処理部の構成
を示すブロック構成図である。図4において、31はフリ
ーズ制御手段で、フリーズ指示入力信号を受けてフリー
ズ制御信号を送出するものであり、32,33,34はR,
G,B各色画像信号記憶手段で、前記フリーズ制御手段
31からのフリーズ制御信号により、1フィールド又は1
フレーム毎の各色(R,G,B)の画像信号を順次記憶
させるものである。35はフリーズ指示時の所定時間後
の、フリーズ指示時に最初に記憶された画像信号と同色
の画像信号をセレクトし、動き検出用画像信号記憶手段
36へ記憶させるためのセレクタである。37はセレクタ35
でセレクトされた動き検出用画像信号と同色の画像信号
記憶手段に記憶されている画像信号をセレクトするため
のセレクタ、38はセレクタ37でセレクトされた画像信号
と動き検出用画像信号記憶手段36からの出力画像信号と
を比較し、両者のずれ量から被写体の動き量を検出する
動き検出手段、39は動き検出用画像信号記憶手段36に記
憶させた画像信号の出力開始位置を移動させる方向を設
定するための移動方向制御手段、40は動き検出用画像信
号の出力開始位置を移動制御するための出力制御手段、
41は動き検出手段38で検出された動き量の最小値とその
移動方向を検出する最小値検出手段、42は最小値検出手
段41で検出された動き量の最小値とその移動方向に基づ
いて、フリーズ指示時の他の色の画像信号の出力開始位
置の移動量を算出する移動量算出手段、43は移動量算出
手段42で算出された出力開始位置の移動量に基づいてフ
リーズ指示時の他の色の画像信号の出力開始位置を移動
させて、動き検出用画像信号と同色のフリーズ指示時の
画像信号と共に出力させる画像出力制御手段である。
【0017】次に、このように構成されている画像フリ
ーズ処理部の動作について説明する。図2に示すタイミ
ングチャートにおいて、時点t1においてフリーズ指示が
行われた場合、フリーズ制御手段31によって各色(R,
G,B)毎の画像信号に対する各画像信号記憶手段32,
33,34への記憶/WE信号が制御され、1フィールド又
は1フレーム毎の各色(R,G,B)の画像信号を各画
像信号記憶手段32,33,34へ時点t1,t2,t3において順
次記憶させる。更に、3フィールド又は3フレーム経過
後の時点t4において、フリーズ指示時点t1において記憶
された画像信号(この図示例ではR1画像信号)と同色
の画像信号(この図示例ではR2画像信号)を、セレク
タ35でセレクトして、動き検出用画像信号記憶手段36へ
記憶させる。
【0018】次いで、セレクタ37によりR画像信号記憶
手段32に記憶されているR1画像信号がセレクトされ、
動き検出手段38において、R画像信号記憶手段32からの
R1画像信号と、動き検出用画像信号記憶手段36からの
R2画像信号とを比較し、そのずれ量から被写体の動き
量を検出する。検出された動き量は最小値検出手段41に
初期値として記憶される。
【0019】動き検出手段38で最初の動き量を検出した
後、図5に示すように、動き検出用画像信号記憶手段36
からの最初の出力開始位置をA点としたとき、動き検出
用画像信号の出力開始位置を、A点に対して左右上下方
向等距離(例えば、CCD撮像素子の場合1画素〜5画
素程度)のa点,b点,c点,d点に順次移動させて、
移動させた動き検出用画像信号をR画像記憶手段32から
の画像信号と比較する。
【0020】この点について、更に詳細に説明すると、
まず移動方向制御手段39によりa点に移動方向が設定さ
れると、出力制御手段40により動き検出用画像信号記憶
手段36からの画像信号の出力開始位置をa点方向に移動
させて画像信号を出力するように、該記憶手段36が制御
される。出力開始位置をa点に移動させた動き検出用画
像信号記憶手段36からの画像信号は、セレクタ37でセレ
クトされたR画像記憶手段32からの画像信号と、動き検
出手段38において比較されて、そのずれ量から動き量が
検出される。検出された動き量は、その方向と共に最小
値検出手段41へ送られる。
【0021】次に、同様にして、動き検出用画像信号記
憶手段36からの画像信号の出力開始位置を、図5のb
点,c点,d点に移動させて画像信号を出力させ、同様
の手順で動き量及びその方向の検出を繰り返して行う。
【0022】動き検出手段38で検出された動き量は、最
小値検出手段41において、出力開始位置をA点,a点,
b点,c点,d点とした各動き検出用画像信号の動き量
を比較し、動き量の最小値とその方向を検出する。例え
ば、出力開始位置をa点とした動き検出用画像信号の動
き量が最小値となれば、最小値検出手段41にa点を出力
開始位置とした動き検出用画像信号の動き量とその方向
を記憶し、第2段階の出力開始位置の基準点とする。
【0023】次に、a点を出力開始基準位置とする第2
段階の動き量の検出を行う。すなわち、図6に示すよう
に、まずa点を基準点としてa点の右及び上下等距離の
e点,f点,g点を出力開始位置とするように、移動方
向制御手段で方向設定を行い、出力制御手段40を介して
出力開始位置の移動方向を制御して、動き検出用画像信
号記憶手段36から画像信号出力開始位置を移動させて画
像信号を出力させ、同様な手順で動き量の検出を繰り返
す。
【0024】そして、最小値検出手段41で、出力開始位
置をa点,e点,f点,g点とした各動き検出用画像信
号における検出された動き量が比較され、動き量の最小
値とその方向を検出する。例えば、a点を出力開始位置
とした動き検出用画像信号の動き量が最小値となれば、
図5のA点−a点間の移動量を移動量算出手段42で算出
する。上記のように動き量の最小値がa点を出力開始位
置とした動き検出用画像信号の場合は、図2に示すR画
像信号のR1画像信号とR2画像信号の移動量がA点−
a点間の移動量となり、動き検出用画像信号記憶手段36
からの画像信号の出力開始位置をa点に移動させて、動
き量の最小値を求める動作を終了する。
【0025】第2段階の動き量の最小値の検出動作にお
いて、出力開始位置をe点,f点,g点の何れかとした
動き検出用画像信号の動き量が最小値となった場合に
は、最小値となった出力開始位置に動き検出用画像信号
の出力開始位置を移動させ、その位置を次の動き量の最
小値の検出動作の基準点として、再び動き量の最小値を
検出する処理を繰り返し、動き量が最小となる動き検出
用画像信号記憶手段36からの画像信号の出力開始位置を
求める。
【0026】この動き量の最小値となる画像信号出力開
始位置を求める処理において、第2段階以降の動き量が
最小となる動き方向を検出するときの移動方向は一定の
方向とする。例えば、第2段階の動き量の最小値の検出
動作において、f点が動き量最小値と求められた場合、
図7に示すように、X軸(左右方向)、Y軸(上下方
向)共にa点からプラス方向へ移動させてf,h,i点
で第3段階の最小値の検出処理を行うことになり、b点
を出力開始位置とした検出処理は行わない(なお、h,
i点はf点の右及び上方向等距離の出力開始位置であ
る)。第3段階の動き量の最小値の検出動作において、
f点が最小値となれば、その時点で動き量の最小値を求
める動作を終了し、その時点で検出されている最小値を
求める最小値とする。
【0027】上記のように、動き量の最小値がf点を出
力開始位置とする動き検出用画像信号の場合、図2に示
すR画像信号のR1画像信号とR2画像信号の移動量R
Rは、A点−f点間となる。そして、移動量算出手段42
において、R1画像信号に対するG1画像信号及びB1
画像信号の移動量GG,BBは、それぞれGG=RR×
1/3,BB=RR×2/3により算出され、画像出力
制御手段43により、R画像静止画信号としてR画像信号
記憶手段32から出力開始位置の移動制御を行わずにR画
像信号が出力され、G画像静止画信号としてはG画像信
号記憶手段33から出力開始位置をGG移動させてG画像
信号を出力させ、B画像静止画信号としてはB画像信号
記憶手段34から出力開始位置をBB移動させてB画像信
号を出力させ、モニタテレビ28へカラー静止画を表示す
る。モニタテレビ28へカラー静止画を表示するとき、
R,G,B3色の画像信号がそれぞれ出力開始位置をず
らして出力される場合は、R,G,B3色の画像信号デ
ータがあるエリアのみを表示するようにマスク処理を行
えばよい。
【0028】これにより、面順次による各色画像信号毎
の色ずれを補正し、操作者が静止画を得るためにフリー
ズ指示命令を実行したときの画像信号を、色ずれが少な
い静止画像として出力することができる。
【0029】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、従来技術による、色ずれの少ない
静止画像を得る過程において、入力画像と所定時間遅延
させた入力画像との一致、不一致により、静止画、動画
と判定して、静止画と判定された画像を記憶手段に更新
記憶させる手法において生じる、一致すれば記憶手段に
記憶されている画像信号より被写体の動き量が多くても
静止画として判定され記憶手段の記憶が更新されるとい
う問題点や、操作者がフリーズを実行した近傍の画像信
号が確実に静止画として得ることができず、時間的にか
なり古い静止画を出力する可能性があるという問題点を
解消することができると共に、操作者がフリーズ指示を
実行したときの画像信号を、色ずれの少ない静止画像と
して確実に得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像フリーズ処理装置の基本的な構成
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した基本構成の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図3】本発明の画像フリーズ処理装置を電子内視鏡に
適用した具体的な実施の形態を示す全体構成図である。
【図4】図3に示した実施の形態における画像フリーズ
処理部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した実施の形態における動き検出用画
像信号の出力開始位置の移動方向の制御手順を説明する
ための説明図である。
【図6】図5に示した制御手順に続く、動き検出用画像
信号の出力開始位置の移動方向の制御手順を説明するた
めの説明図である。
【図7】図6に示した制御手順に続く、動き検出用画像
信号の出力開始位置の移動方向の制御手順を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1 フリーズ制御手段 2 画像信号記憶手段 3 動き検出用画像信号記憶手段 4 動き検出手段 5 移動方向制御手段 6 最小値検出手段 7 移動量算出手段 8 画像出力制御手段 11 内視鏡挿入部 12 対物レンズ 13 固体撮像素子 14 照明用ライトガイド 15 光源部 16 光源ランプ 17 回転RGBフィルタ 18 映像信号処理部 19 プリプロセス回路 20 CCD駆動回路 21,27 コネクタ 22 コントロール信号発生回路 23 アナログデジタル変換器 24 同時化制御回路 25 表示制御回路 26 デジタルアナログ変換器 28 モニタテレビ 31 フリーズ制御手段 32 R画像信号記憶手段 33 G画像信号記憶手段 34 B画像信号記憶手段 35,37 セレクタ 36 動き検出用画像信号記憶手段 38 動き検出手段 39 移動方向制御手段 40 出力制御手段 41 最小値検出手段 42 移動量算出手段 43 画像出力制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC06 DD00 LL02 MM03 NN01 NN05 SS22 WW01 5C065 AA04 BB48 CC01 CC08 CC09 DD02 DD17 EE12 GG13 GG18 GG30 GG44 5C066 AA01 AA11 BA01 BA13 CA05 CA17 EC01 EF11 GA01 GA33 GB01 HA03 KD07 KE09 KE19 KE20 KM02 KM11 LA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像光学系により結像された被写体像を
    光電変換して画像信号を得る光電変換手段により、面順
    次方式で順次各色別の画像を撮像し、この撮像により得
    られた面順次画像信号を同時式に変換した入力画像信号
    を各色別に記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段
    に静止画を記憶させる静止画指示信号を発生する静止画
    指示手段とを備える画像フリーズ処理装置において、前
    記静止画指示信号に基づき前記画像記憶手段に記憶され
    た第1の単一色の入力画像信号に対して、該第1の単一
    色の入力画像信号の一定時間後に撮像した第1の入力画
    像信号と同一色の第2の入力画像信号を、その出力開始
    位置を少なくとも上下左右4方向に移動させて出力さ
    せ、第1の入力画像信号の出力画像と移動させた第2の
    入力画像信号の出力画像を比較してずれ量に基づく被写
    体の動き量を検出する手段と、検出された動き量の最も
    少ない移動方向及び動き量を検出する手段と、検出され
    た動き量最小の移動方向及び動き量に基づいて、前記第
    1の入力画像信号の他の色の入力画像信号の出力開始位
    置を移動させて、前記第1の単一色の入力画像信号と共
    に出力させる画像出力制御手段とを備えていることを特
    徴とする画像フリーズ処理装置。
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