JP2001217979A - 画像通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー情報と白黒情報とが混在している情報
を受信した場合、たとえば、白黒情報をページ順にまと
めて記録し、続いてカラー情報をページ順にまとめて記
録でき、記録手段の頻繁な切り替えがなく、記録資源を
有効利用することができる画像通信装置を提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】 カラー伝送が可能なファクシミリ装置に
おいて、カラー受信機能の有無を、受信機から送信機に
通知する手段と、上記送信機から上記受信機に、カラー
伝送を指定する手段と、カラー情報と白黒情報とが混在
している情報をファクシミリ受信すると、白黒情報をペ
ージ順にまとめて記録し、カラー情報をページ順にまと
めて記録する記録制御手段とを有する画像通信装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カラー情報を伝送
可能なファクシミリ装置等の画像通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、受信したペ
ージ順になるようにフェイスダウン記録の場合は、受信
ページ順に記録し、またフェイスアップ記録の場合は、
受信ページの最終ページから記録する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、白黒情報とカ
ラー情報とが混在しているファクシミリ受信において
は、受信したページ順に記録すると、カラー記録、白黒
２値記録を途中で切り替える必要が何度も発生し、記録
資源を有効に利用することができないという問題があ
る。

【０００４】本発明は、カラー情報と白黒情報とが混在
している情報を受信した場合、たとえば、白黒情報をペ
ージ順にまとめて記録し、続いてカラー情報をページ順
にまとめて記録でき、記録手段の頻繁な切り替えがな
く、記録資源を有効利用することができる画像通信装置
を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、カラー伝送が
可能なファクシミリ装置において、カラー受信機能の有
無を、受信機から送信機に通知する手段と、上記送信機
から上記受信機に、カラー伝送を指定する手段と、カラ
ー情報と白黒情報とが混在している情報をファクシミリ
受信すると、白黒情報をページ順にまとめて記録し、カ
ラー情報をページ順にまとめて記録する記録制御手段と
を有する画像通信装置である。

【０００６】

【発明の実施の形態および実施例】［第１の実施例］図
１は、本発明の第１の実施例であるファクシミリ装置Ｆ
Ｓ１を示すブロック図である。

【０００７】ＮＣＵ（網制御装置）２は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行ったり、データ通信路への切
り換えを行ったり、ループの保持を行うものである。ま
た、ＮＣＵ２は、バス２６からの制御によって、電話回
線２ａを電話機側に接続（ＣＭＬオフ）したり、電話回
線２ａをファクシミリ装置側に接続（ＣＭＬオン）する
ものである。なお、通常状態では、電話回線２ａは電話
機４側に接続されている。

【０００８】ハイブリッド回路６は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路１２からの送信信号を
ＮＣＵ２経由で電話回線２ａに送出し、相手側からの信
号をＮＣＵ２経由で受け取り、信号線６ａ経由で変復調
器８に送るものである。

【０００９】変復調器８は、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｖ．８、
Ｖ．２１、Ｖ．２７ｔｅｒ、Ｖ．２９、Ｖ．１７、Ｖ．
３４に基づいた変調および復調を行う変復調器であり、
バス２６の制御によって、各伝送モードが指定される。
変復調器８は、バス２６からの送信信号を入力し、変調
データを信号線８ａに出力し、信号線６ａに出力されて
いる受信信号を入力し、復調データをバス２６に出力す
る。

【００１０】発呼回路１０は、バス２６からの信号によ
って、電話番号情報を入力し、信号線１０ａにＤＴＭＦ
の選択信号を出力する。

【００１１】加算回路１２は、信号線８ａの情報と信号
線１０ａの情報を入力し、加算した結果を信号線１２ａ
に出力する。

【００１２】カラー読み取り可能な読取回路１４は、読
取データをバス２６に出力する。

【００１３】カラー記録可能な記録回路１６は、バス２
６に出力されている情報を順次１ライン毎に記録する。

【００１４】メモリ回路１８は、ワーク用のメモリ（Ｒ
ＡＭ）、さらに読取データの生情報または符号化した情
報を格納したり、また、受信情報または復号化した情報
等をバス２６を介して格納するために使用する。

【００１５】操作部２０は、ワンタッチダイヤル、短縮
ダイヤル、テンキー、＊・＃キー、スタートキー、セッ
トキー、ストップキー、その他ファンクションキーがあ
り、押下されたキー情報はバス２６に出力される。

【００１６】操作部には表示部があり、バス２６に出力
されている表示情報を入力し、表示する。

【００１７】ＣＰＵ（中央処理装置）２２は、ファクシ
ミリ装置の全体の制御およびファクシミリ伝送制御手順
を実行するが、この制御プログラムはＲＯＭ２４に格納
される。

【００１８】ＲＯＭ２４は、カラー伝送可能なファクシ
ミリ装置において、カラー受信機能の有無を受信機から
送信機に通知する手順と、送信機から受信機にカラー伝
送を指定する手順を実行する制御プログラムを格納し、
カラー情報と白黒情報とが混在している情報をファクシ
ミリ受信すると、白黒情報をページ順にまとめて記録
し、カラー情報をページ順にまとめて記録する制御プロ
グラムを格納しているものである。

【００１９】図２は、上記実施例において、受信情報の
中にカラー情報と白黒情報とがあったときに、受信順番
に対する記録順番の一例を示す図である。

【００２０】ここでのポイントは、カラー情報のかたま
り、白黒情報のかたまりの切り替えが１回以下であれ
ば、図２（１）、（２）に示すように、受信順番のとお
りに記録し、一方、カラー情報のかたまり、白黒情報の
かたまりの切り替えが２回以上であれば、図２（３）、
（４）に示すように、最初に白黒情報を受信順に従い全
て記録し、続いてカラー情報を受信順に従い全て記録す
る。

【００２１】次に、上記実施例の動作について説明す
る。

【００２２】図３、図４、図５、図６は、上記実施例に
おける動作を示すフローチャートである。

【００２３】Ｓ２では、バス２６を介して、操作部の表
示部をクリアし、Ｓ４では、バス２６を介して、ＮＣＵ
２のＣＭＬをオフする。

【００２４】Ｓ６では、ファクシミリ受信が選択された
か否かを判断し、ファクシミリ受信が選択されると、ス
テップＳ１０に進み、ファクシミリ受信が選択されてい
ないと、ステップＳ８に進み、その他の処理をする。

【００２５】Ｓ１０では、バス２６を介して、ＮＣＵ２
のＣＭＬをオンし、Ｓ１２では、前手順を実行する。こ
こで、ＪＰＥＧ受信機能あり、フルカラーモードの受信
機能ありを通知する。

【００２６】Ｓ１４では、受信ページカウンタに１をセ
ットし、Ｓ１６では、カラー情報を送信する指定が送信
機からあるか否かを判断し、カラー情報を送信する指定
が送信機から受けると、ステップＳ１８に進み、カラー
情報を送信する指定が送信機から受けないと、ステップ
Ｓ２８に進む。

【００２７】Ｓ１８では、画信号をメモリ受信する。こ
こで、受信ページカウンタに対応し、カラー情報である
ことを記憶する。

【００２８】Ｓ２０では、中間手順を実行する。

【００２９】Ｓ２２では、次ページがあるか否かを判断
し、次ページがあると、ステップＳ２４に進み、受信ペ
ージカウンタの値を１つインクリメントし、次ページが
ないと、ステップＳ３８に進む。

【００３０】Ｓ２６では、モードチェンジがあるか否か
を判断し、モードチェンジがあると、ステップＳ１６に
進み、モードチェンジがないと、ステップＳ１８に進
む。

【００３１】Ｓ２８では、画信号をメモリ受信し、受信
ページカウンタに対応し、白黒２値情報であることを記
憶する。Ｓ３０では、中間手順を実行する。

【００３２】Ｓ３２では、次ページがあるか否かを判断
し、次ページがあると、ステップＳ３４に進み、受信ペ
ージカウンタの値を１つインクリメントし、次ページが
ないと、ステップＳ３８に進む。

【００３３】Ｓ３６では、モードチェンジがあるか否か
を判断し、モードチェンジがあると、ステップＳ１６に
進み、モードチェンジがないと、ステップＳ２８に進
み、Ｓ３８では、後手順を実行する。

【００３４】Ｓ４０では、バス２６を介して、ＮＣＵ２
のＣＭＬをオフする。

【００３５】Ｓ４２では、カラー情報のページのかたま
り、白黒情報のページのかたまりが２つ以上あるか否か
を判断し、それがあれば、ステップＳ４６に進み、それ
がないと、ステップＳ４４に進む。

【００３６】Ｓ４４では、メモリ受信したページ順に記
録する。ここでは、受信情報が全て白黒２値、全てカラ
ー、またはカラー白黒の混在時は、図２（１）、図２
（２）に示すように記録する。

【００３７】Ｓ４６では、メモリ受信した白黒情報を、
まずページ順に記録し、続いてメモリ受信したカラー情
報をページ順に記録する。ここでは、図２（３）、図２
（４）に示すように記録する。

【００３８】Ｓ４８では、バス２６を介して、操作部の
表示部に「カラー、白黒の混在受信を行い、一部ページ
順が異なります」と表示する。何らかのキー操作によっ
て、上記表示を消す。

【００３９】［第２の実施例］第２の実施例は、第１の
実施例において、記録回路１６に複数の出力トレイを設
け、受信情報をページ順に記録する場合は、出力トレイ
０に出力し、受信情報をページ順に記録しない場合は、
出力トレイ１に出力するものである。

【００４０】次に、第２の実施例の動作について説明す
る。

【００４１】図７は、本発明の第２の実施例の動作を示
すフローチャートである。

【００４２】図７において、図３〜図６に示すフローチ
ャートと異なる部分のみが示されている。

【００４３】Ｓ５０は、ステップＳ４２においてＮＯで
あることを示している。Ｓ５２では、バス２６を介し
て、受信情報をトレイ０に出力する設定を、記録回路１
６に行う。

【００４４】Ｓ５４では、ステップＳ４４と同じ動作を
行い、Ｓ５６では、ステップＳ４２におけるＹＥＳを示
している。

【００４５】Ｓ５８では、バス２６を介して、受信情報
をトレイ１に出力する設定を記録回路１６に行う。Ｓ６
０では、ステップＳ４６と同じ動作を行う。

【００４６】［第３の実施例］第３の実施例は、第１の
実施例において、記録回路１６に複数の出力トレイを設
け、受信情報が全てカラー情報であると、出力トレイ０
に出力し、受信情報が全て白黒情報であると、出力トレ
イ１に出力し、受信情報がカラー情報と白黒情報との混
在であるが、受信順にプリントするときは、出力トレイ
２に出力し、受信情報がカラー情報と白黒情報との混在
であり、しかも受信ページ順にプリントしないときは、
出力トレイ３に出力する。

【００４７】次に、第３の実施例の動作について説明す
る。

【００４８】図８は、本発明の第３の実施例の動作を示
すフローチャートである。

【００４９】図８は、図３〜図６の動作のうちで、異な
る部分のみが示されている。

【００５０】Ｓ７０は、ステップＳ４２のＮＯを示して
いる。

【００５１】Ｓ７２、Ｓ７４では、受信情報を判定し、
全てカラー情報であると、ステップＳ７６に進み、受信
情報をトレイ０に出力する設定を、記録回路１６に行
い、全て白黒情報であると、ステップＳ７８に進み、受
信情報をトレイ１に出力する設定を記録回路１６に行
い、カラー情報、白黒情報の混在であると、ステップＳ
８０に進み、受信情報をトレイ２に出力する設定を記録
回路１６に行う。

【００５２】Ｓ８２では、ステップＳ４４と同じ動作を
行い、Ｓ８４は、Ｓ４２のＹＥＳを示している。

【００５３】Ｓ８６では、受信情報をトレイ３に出力す
る設定を記録回路１６に行い、Ｓ８８では、ステップＳ
４６と同じ動作を行う。

【００５４】上記実施例によれば、カラー情報と白黒情
報とが混在している情報を受信した場合、たとえば、白
黒情報をページ順にまとめて記録し、続いてカラー情報
をページ順にまとめて記録でき、記録手段の頻繁な切り
替えがないので、記録資源を有効利用することができ
る。

【００５５】また、上記実施例によれば、受信情報をペ
ージ順に記録した情報を、そのまま配布し、受信情報を
ページ順に記録していない情報には注意し、ページ順に
した後に、配布できるので、ユーザにとって使いやす
い。

【００５６】さらに、上記実施例によれば、カラー情報
のみの受信情報、白黒２値情報のみの受信情報、白黒情
報とカラー情報との混在であるが受信情報はページ順に
記録した受信情報、白黒情報とカラー情報との混在であ
るが受信情報はページを変えて記録した受信情報を、認
識した上で配布できるので、ユーザにとって使いやす
い。

【００５７】上記実施例はファクシミリ装置であるが、
画像通信機能を有するパソコン等、ファクシミリ装置以
外の画像通信装置に、上記実施例を適用するようにして
もよい。

【００５８】

【発明の効果】本発明によれば、カラー情報と白黒情報
とが混在している情報を受信した場合、たとえば、白黒
情報をページ順にまとめて記録し、続いてカラー情報を
ページ順にまとめて記録でき、記録手段の頻繁な切り替
えがないので、記録資源を有効利用することができると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例であるファクシミリ装置
ＦＳ１を示すブロック図である。

【図２】上記実施例において、受信情報の中にカラー情
報と白黒情報とがあったときに、受信順番に対する記録
順番の一例を示す図である。

【図３】上記実施例における動作を示すフローチャート
である。

【図４】上記実施例における動作を示すフローチャート
である。

【図５】上記実施例における動作を示すフローチャート
である。

【図６】上記実施例における動作を示すフローチャート
である。

【図７】本発明の第２の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。

【図８】本発明の第３の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。

【符号の説明】

１８…メモリ回路、 ２０…操作部、 ２２…ＣＰＵ、 ２４…ＲＯＭ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カラー伝送が可能なファクシミリ装置に
   おいて、 カラー受信機能の有無を、受信機から送信機に通知する
   手段と；上記送信機から上記受信機に、カラー伝送を指
   定する手段と；カラー情報と白黒情報とが混在している
   情報をファクシミリ受信すると、白黒情報をページ順に
   まとめて記録し、カラー情報をページ順にまとめて記録
   する記録制御手段と；を有することを特徴とする画像通
   信装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 複数の出力トレイを有し、 受信情報をページ順に記録する場合は、出力トレイ０に
   出力し、受信情報をページ順に記録しない場合は、出力
   トレイ1に出力することを特徴とする画像通信装置。
3. 【請求項３】 請求項２において、 受信情報が全てカラー情報であると、上記出力トレイ０
   に出力し、受信情報が全て白黒情報であると、上記出力
   トレイ1に出力し、受信情報としてカラー情報と白黒情
   報とが混在しているが、受信順にプリントするときは、
   出力トレイ２に出力し、受信情報としてカラー情報と白
   黒情報とが混在し、しかも、受信ページ順にプリントし
   ないときは、出力トレイ３に出力することを特徴とする
   画像通信装置。
4. 【請求項４】 請求項１〜請求項３のいずれか１項にお
   いて、 上記画像通信装置は、ファクシミリ装置であることを特
   徴とする画像通信装置。