JP2001215419A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2001215419A
JP2001215419A JP2000025049A JP2000025049A JP2001215419A JP 2001215419 A JP2001215419 A JP 2001215419A JP 2000025049 A JP2000025049 A JP 2000025049A JP 2000025049 A JP2000025049 A JP 2000025049A JP 2001215419 A JP2001215419 A JP 2001215419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタのカラーテレビジョン方式に応じて画
像を動画像としてモニタに表示するとともに、高解像度
の静止画像を得る。 【解決手段】 プロセッサ20に対してNTSC方式の
モニタ50、パーソナルコンピュータ54、画像記録装
置55を接続し、スコープ10内に約100万画素以上
あるメガピクセルのCCD12と、画素数調整回路17
を設ける。動画像をモニタ50に表示する場合、CCD
12に形成される被写体像に対して間引き処理を施し、
NTSC方式に応じた約41万画素(有効画素数)で構
成される被写体像に応じた画像信号のみをCCD12か
ら読み出す。そして、有効画素数で構成される撮像画像
をモニタ50に表示する。撮像画像を静止画像データと
して外部へ出力する場合、CCD12の全画素数分の画
像信号をCCD12から読み出し、外部にあるパーソナ
ルコンピュータ54や画像記録装置55へ静止画像デー
タを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD(撮像素
子)を備えたスコープを人体の臓器内などに挿入し、撮
像することによって得られる画像をプロセッサを介して
モニタに表示する電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子内視鏡装置では、撮像画像を
動画像としてモニタに表示するとともに、ビデオプリン
タを接続することによって撮像画像を静止画像として印
刷(ハードコピー)することが可能である。このような
内視鏡装置では、検査などを行っている最中にオペレー
タが専用スイッチを操作すると、撮像画像の映像信号が
ビデオプリンタへ出力され、これにより撮像画像が印刷
される。印刷された撮像画像に基づき、患部の状態が診
断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、撮像画像の解像
度は、スコープ内に設けられたCCDの画素数に依存し
ており、画素数が多いほど印刷される撮像画像の解像度
は高い。ところが、スコープで撮像することによって得
られる撮像画像を動画像としてモニタに表示する場合、
映像として使用可能なCCDの画素数は、モニタのカラ
ーテレビジョン方式に従って定められている。例えば、
カラーテレビジョン方式としてNTSC方式が適用され
ている場合、使用できる有効画素数は約41万画素であ
る。従来の電子内視鏡装置においても、NTSC方式に
よって撮像画像をモニタに表示する制約などの理由か
ら、スコープ内には約20〜41万画素までの画素数か
らなるCCDが主に設けれられている。
【0004】銀塩フィルムに記録される画像と同程度の
鮮明な画像をCCDによる撮像によって得るためには、
数百万画素あるCCDを使用する必要がある。したがっ
て、約41万画素以下のCCDにより撮像して得られた
撮像画像をプリンタにおいて印刷しても、解像度の低い
低画質の画像しか得られない。低画質の撮像画像に基づ
いて患部の診断を行うと、患部周辺の画像が不鮮明であ
るため、患部の状態を正確に確認できず、誤診する恐れ
がある。
【0005】一方、100万画素以上の画素数からなる
メガピクセルCCDをスコープ内に設けた場合、画素数
がNTSC方式で使用できる有効な画素数よりも多いた
め、撮像画像の一部のみがモニタに表示されてしまう。
【0006】本発明は、スコープ内のCCDの画素数に
関わらずモニタのカラーテレビジョン方式に従って撮像
画像を動画像としてモニタに表示するとともに、メガピ
クセルCCDをスコープ内に設けた場合には高解像度の
静止画像を得ることができる電子内視鏡装置を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、被写体像が形成される撮像素子を有するスコープ
と、スコープと被写体像を表示するためのモニタが接続
されるとともに、被写体像をモニタに表示するため撮像
素子に発生する被写体像に応じた画像信号を処理するプ
ロセッサとからなる電子内視鏡装置であって、画像信号
を静止画像データに変換し、静止画像データを受信可能
な外部の静止画像データ処理システムへ出力する信号出
力手段と、被写体像を構成する画素数を調整する画素数
調整手段とを備え、画素数調整手段は、被写体像をモニ
タに表示する場合には被写体像をモニタに応じた有効画
素数以下で構成し、静止画像データを外部へ出力する場
合には被写体像を撮像素子の全画素数で構成する。これ
により、有効画素数以下で構成される被写体像がモニタ
に表示されるとともに、全画素数で構成される被写体像
に応じた静止画像データが出力されることを特徴とす
る。さらに、電子内視鏡装置は、撮像素子の全画素数が
前記モニタに応じた有効画素数より多いか否かを判別す
る画素数判別手段を有することが望ましく、この場合、
画素数調整手段は、撮像素子の画素数が有効画素数より
多い場合、被写体像を構成する画素数を調整することが
望ましい。これにより、撮像素子の画素数が有効画素数
より多い場合、有効画素数以下で構成される被写体像が
得られるため撮像画像全体がモニタに表示されるととも
に、静止画像データを出力する場合、撮像素子の全画素
数で構成される高解像度の撮像画像が得られる静止画像
データが外部へ出力される。このように有効画素数を基
準にして画素数を調整するため、有効画素数以上の撮像
素子を有するスコープと有効画素数以下の撮像素子を有
するスコープ両方を効果的に利用することができる。有
効画素数は、例えば、モニタのカラーテレビジョン方式
に従う画素数である。なお、好ましくは、画素数調整手
段は、有効画素数で構成される被写体像をモニタに表示
する。これにより、モニタ全体に被写体像が表示され
る。
【0008】画素数調整手段は、被写体像をモニタに表
示する場合、撮像素子の全画素数で構成される被写体像
に対して間引き処理を施すことにより、被写体像を有効
画素数で構成することが望ましい。このような間引き処
理により、モニタの解像度に従って撮像画像全体がモニ
タに表示される。間引き処理により画素数を調整する場
合、画素数調整手段は、被写体像をモニタに表示する場
合には有効画素数で構成される被写体像に応じた画像信
号を撮像素子から読み出し、静止画像データを出力する
場合には撮像素子の全画素数で構成される被写体像に応
じた画像信号を撮像素子から読み出すことが望ましい。
このように画素数調整をスコープ内で施すことにより、
プロセッサの回路構成を変更することなくメガピクセル
CCDを有するスコープに対応可能なプロセッサを容易
に得ることができる。
【0009】画素数調整手段は、被写体像をモニタに表
示する場合、撮像素子の全画素数で構成される被写体像
に対して平均操作法を施すことにより、被写体像を有効
画素数で構成することが望ましい。このような平均操作
法により、折り返し歪みのない被写体像をモニタに表示
することができる。平均操作法により画素数を調整する
場合、画素数調整手段は、撮像素子の全画素数で構成さ
れる被写体像に応じた画像信号を撮像素子から読み出し
た後、被写体像をモニタに表示する場合には読み出され
た画像信号を有効画素数で構成される被写体像に応じた
画像信号に変換してプロセッサへ送り、静止画像データ
を出力する場合には読み出された画像信号をそのままプ
ロセッサへ送ることが望ましい。画素数調整をスコープ
内で施すことにより、プロセッサの回路構成を変更する
ことなくメガピクセルCCDを有するスコープに対応可
能なプロセッサを容易に得ることができる。
【0010】画素数調整手段は、撮像素子の画素数が有
効画素数より少ない場合、被写体像を構成する画素数を
調整しないことが望ましく、これにより、モニタに表示
する場合および静止画像データを出力する場合において
も常に撮像素子の全画素数で構成される被写体像に応じ
た画像信号が読み出される。そのため、画素数の少ない
撮像素子を有するスコープがプロセッサに接続されて
も、画素数を変換することなく全画素数で構成される被
写体像がモニタに表示されるため、最大限の解像度で画
像が表示される。
【0011】静止画像データ処理システムは、高解像度
の画像を印刷可能なプリンタが接続されるコンピュータ
システム、静止画像データを受信して補助記憶装置に記
録可能な画像記録装置を含む処理システムであることが
望ましい。コンピュータシステムに送られた静止画像デ
ータに基づいて印刷を実行することにより、撮像素子の
全画素数で構成される高解像度の撮像画像が得られる。
また、補助記憶装置に記憶された静止画像データに基づ
いて解像度の高いモニタに撮像画像を表示することによ
り、高解像度の撮像画像を得ることができる。
【0012】本発明の電子内視鏡装置のプロセッサは、
被写体像が形成される撮像素子を有するスコープと被写
体像を表示するためのモニタが接続されるとともに、被
写体像をモニタに表示するため撮像素子に発生する被写
体像に応じた画像信号を処理するプロセッサとからなる
電子内視鏡装置のプロセッサであって、画像信号を静止
画像データに変換し、静止画像データを受信可能な外部
の静止画像データ処理システムへ出力する信号出力手段
と、被写体像を構成する画素数を調整する画素数調整手
段とを備え、画素数調整手段は、被写体像をモニタに表
示する場合には被写体像を有効画素数以下で構成し、静
止画像データを外部へ出力する場合には被写体像を撮像
素子の全画素数で構成することによって、有効画素数以
下で構成される被写体像がモニタに表示されるととも
に、全画素数で構成される被写体像に応じた静止画像デ
ータが出力されることを特徴とする。撮像素子の画素数
が有効画素数より多い場合、有効画素数で構成される被
写体像が得られるため撮像画像全体がモニタに表示され
るとともに、静止画像データを出力する場合、撮像素子
の全画素数で構成される高解像度の撮像画像が得られる
静止画像データが外部へ出力される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して、本発
明の実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
【0014】図1は、第1の実施形態である電子内視鏡
装置全体のブロック図である。電子内視鏡装置は、電子
スコープ10とプロセッサ20から構成されており、プ
ロセッサ20には、画像を表示するためのテレビ用モニ
タ50が接続されている。電子スコープ10は、プロセ
ッサ20に対して着脱可能に接続されており、手術や検
査などを行う場合、プロセッサ20に接続され、人体の
臓器内などに挿入される。なお、電子内視鏡装置全体の
動作は、プロセッサ20内のシステムコントロール回路
34に設けられたCPU(中央演算処理装置)36によ
り制御される。
【0015】ハロゲンランプなどの光源29から放射さ
れた光は、集光レンズ31を介してライトガイド13の
入射端13aに入射する。ライトガイド13は、光源2
9から放射された光を電子スコープ10の接続端から遠
位端へ導くためのファイババンドル(光束)である。ラ
イトガイド13の入射端13aに入射した光は、ライト
ガイド13の出射端13bから出射し、配光レンズ14
を介して電子スコープ10の遠位端から出射する。これ
により、観察部位Sに光が照射される。なお、電子スコ
ープ10の接続端は、プロセッサ20との接続側を示
し、一方、電子スコープ10の遠位端は、電子スコープ
10の体腔内に挿入される先端側を示す。
【0016】観察部位Sに光が照射されると、観察部位
Sに反射した光が電子スコープ10内の対物レンズ11
を通り、これによって被写体像がCCD(撮像素子)1
2に結像される。被写体像が結像されるCCD12の受
光面には、光電変換素子であってCCD12の画素とな
るフォトダイオード(図示せず)が配列されている。ま
た、フォトダイオードの上には、後述する補色カラーフ
ィルタが配列されている。被写体像がCCD13の受光
面に結像されると、光電変換により、補色カラーフィル
タを通過する色に応じたアナログの画像信号(電荷)が
各画素毎に発生する。
【0017】図1において電子スコープ10内に設けら
れたCCD12は、約160万の画素数を有する撮像素
子であり、いわゆるメガピクセルCCDである。EEP
ROM15には、スコープ10の特性(CCD12の画
素数など)に関連するデータがあらかじめ記憶されてお
り、スコープ10がプロセッサ20に接続されると、電
子スコープ10の特性に関するデータがシステムコント
ロール回路34へ送られる。
【0018】被写体像を動画像としてモニタ50に表示
する場合、CCD12において発生した画像信号は以下
に述べるように処理される。なお、本実施形態では、カ
ラーテレビジョン方式としてNTSC方式が適用されて
いる。したがって、モニタ50の解像度は、NTSC方
式に従う。
【0019】CCDドライバ16は、CCD12を駆動
するための回路であり、CCDドライバ16から出力さ
れる駆動信号は、画素数調整回路17を介してCCD1
2へ送られる。画素数調整回路17では、後述するよう
に、必要に応じて、CCD12の約160万画素のうち
NTSC方式に応じた約41万画素分の画像信号のみ
が、CCD12から読み出される。すなわち、CCD1
2における転送路(図示せず)が適宜画素を間引くよう
に駆動信号を制御することにより、NTSC方式の場合
に映像として使用可能な最大画素数である約41万画素
から構成される1フレームの被写体像に応じた画像信号
が、画素数調整回路17へ送られる。画素数調整回路1
7では、システムコントロール回路34から送られてく
る制御信号に従って、CCDドライバ16から送られて
くる駆動信号をCCD12へ出力する。
【0020】約41万画素で構成される被写体像に応じ
た画像信号は、CCD12から読み出されて画素数調整
回路17に入力された後、ビデオプロセッサ20内のC
CDプロセス回路21に送られる。本実施形態ではNT
SC方式を適用しているため、CCD12において発生
した画像信号は、1フレーム毎に1/30秒間隔で読み
出される。なお、以下では、モニタ50の解像度に対応
し、NTSC方式に従う約41万の画素数を有効画素数
という。
【0021】CCDプロセス回路21では、CCD12
から読み出された有効画素数に応じた画像信号に対して
ノイズ除去などの処理が施される。さらに、1フレーム
分まとまって読み出される画像信号は、赤色、青色、緑
色の各色に応じた画像信号にそれぞれ分離される。各色
に応じた画像信号は、A/D変換回路22へ送られる
と、アナログ信号からデジタル信号に変換される。デジ
タル化された画像信号は、画像メモリ23において一時
的に格納される。
【0022】格納されたデジタルの画像信号は、画像メ
モリ23から読み出され、D/A変換器25に送られ
る。D/A変換器25では、デジタルの画像信号がアナ
ログ信号に変換され、ビデオプロセス回路26に送られ
る。ビデオプロセス回路26では、アナログの画像信号
が、NTSC(コンポジットビデオ)信号、Y/C分離
信号、あるいはアナログのRGBコンポーネント信号な
どのビデオ信号に変換される。ビデオ信号は、NTSC
方式に従って順次モニタ51へ出力され、これにより、
撮像画像が動画像としてモニタ50に表示される。この
とき、撮像画像は、NTSC方式として使用可能な画素
数すべてを使用していることから、モニタ50の画面全
体に表示される。
【0023】一方、画像信号を静止画像データとして外
部の機器へ出力する場合には、次のような処理が施され
る。ただし、本実施形態では、パーソナルコンピュータ
54とデジタルデータ専用の画像記録装置55が外部機
器としてプロセッサ20に接続されている。
【0024】スコープ10に設けられた記録スイッチ1
8がオペレータによって押下されると、制御信号がシス
テムコントロール回路34から画素数調整回路17に送
られ、画素数調整回路17からCCD12へ送られる駆
動信号が制御される。これにより、CCD12において
全画素に発生する画像信号(電荷)のすべてが、CCD
12から読み出される。すなわち、約160万の全画素
に応じた1フレーム分の画像信号が、CCD12から読
み出されて画素数調整回路17へ送られる。読み出され
た画像信号は、CCDプロセス回路21において信号処
理され、A/D変換回路22においてデジタル化された
後、画像メモリ23へ送られる。
【0025】画像メモリ23に一時的に格納されたCC
D12の全画素数に応じたデジタルの画像信号は、シス
テムコントロール回路34に送られる。システムコント
ロール回路34では、画像信号が所定のフォーマット形
式に応じたデジタルの静止画像データに変換され、イン
ターフェイス回路(図示せず)を介して外部にあるパー
ソナルコンピュータ54や画像記録装置55などの静止
画像データ処理・管理システムへ出力される。なお、こ
こでは、静止画像データは、シリアル転送される。静止
画像データが出力される間、画像メモリ23には画像信
号が格納されず、フリーズ状態(静止画像)で撮像画像
がモニタ50に表示される。
【0026】パーソナルコンピュータ54には、高解像
度の画像を印刷可能なプリンタ54Pが接続されてお
り、所定の操作をコンピュータにおいて施すと、送られ
てきた静止画像データに基づいて印刷用紙に高解像度の
撮像画像が印刷される。画像記録装置55は、デジタル
の静止画像データを光磁気ディスクなどの補助記憶装置
へ記録するための装置であり、静止画像データがプロセ
ッサ20から送られてくると、撮像画像が静止画像とし
て補助記憶装置へ記録される。さらに画像記録装置55
には、記録された画像をモニタへ再生表示するための機
能も備えれており、画像記録装置55に接続された高解
像度モニタ56へ画像信号を出力することにより、高解
像度の撮像画像がモニタ56に表示される。なお、モニ
タ56は、パソコン用ビデオ信号のUXGA規格に対応
するモニタであり、CCDの映像使用可能な画素数とし
て約200万画素まで有効である。
【0027】キーボード51あるいはパネルスイッチ3
5がオペレータによって操作されると、操作に関連した
信号がインターフェイス回路(図示せず)を介してシス
テムコントロール回路34へ入力される。システムコン
トロール回路34には、CPU36、ROM37および
RAM38が設けられており、EEPROM15から読
み出されたデータは、一時的にRAM38へ格納され
る。
【0028】タイミングジェネレータ28では、CCD
ドライバ16、CCDプロセス回路21、A/D変換回
路22、画像メモリ23、D/A変換器25、ビデオプ
ロセス回路26に対して、クロックパルスや同期信号な
どが出力される。これにより、各回路における画像信号
の入出力タイミングが調整される。
【0029】CCDプロセス回路21では、CCD12
から読み出される画像信号から輝度信号が生成され、A
/D変換器22を介してシステムコントロール回路34
へ送られる。システムコントロール回路34では、送ら
れてきた輝度信号に基づいて、絞り30を制御するため
の制御信号が絞り制御回路33へ送られる。そして、モ
ータ32を駆動するための駆動信号が絞り制御回路33
からモータ32へ送られると、モータ32が回転し、モ
ータの回転に連動して絞り30が開閉する。絞り30
は、観察部位Sに照射される光量が適正になるように開
閉する。
【0030】図2を用いて、動画像をモニタに表示する
時の間引き処理について説明する。
【0031】図2は、画素配列の一部を模式的に示した
図である。補色カラーフィルタCCは、シアンCy、マ
ゼンタMg、イエローYeおよびグリーンGの4色のフ
ィルタ要素から構成されるモザイクフィルタであり、各
色がそれぞれ要素となる画素ブロックBが繰り返し配列
されることによって構成される。補色フィルタCCの配
列は、CCD12上に画素配列、すなわちフォトダイオ
ードの配列に対応している。なお、本実施形態では、電
荷転送方式としてインタライン転送方式が適用されてお
り、CCD13の垂直方向には、垂直転送部(図示せ
ず)がフォトダイオードの各列の間に設けられ、また、
垂直転送部に転送された電荷が転送される水平転送部
(図示せず)も設けられている。図2では、補色カラー
フィルタCCの配列が画素配列の上に設けられている状
態を示しており、画素配列の一部である8×8=64個
の画素配列が示されている。
【0032】前述したように、動画像をモニタ50に表
示する場合、被写体像を構成する画素数は、NTSC方
式に応じた有効画素数(約41万画素)となる。CCD
12の全画素数が約160万画素であることから、ここ
では、隣接する4つの同色のフィルタ要素の位置に応じ
た4つの画素の中から1つの画素だけを選び出し、その
画素に蓄積される電荷のみを垂直転送路へ転送する。す
なわち、被写体像を縦横それぞれ1/4の縮小率の画像
に変換する。選ばれなかった残りの3つの画素に関して
は、蓄積される電荷を転送しない。このような4つの画
素の中から1つの画素を抽出する処理を各色毎にくり返
し実行することにより、被写体像を有効画素数で構成す
る。すなわち、被写体像に対して間引き処理(ダウンサ
ンプリング)を施す。
【0033】図2に示す画素配列の各画素をPjiと示
し、間引き処理によって選び出される各画素をP’ji
表すと、間引き処理によって選び出される画素P’
jiは、次に示す4つの式((1)〜(4))のいずれか
の式によって求められる。ただし、添字j(0〜7)
は、画素Pji、P’jiの垂直方向の位置を示し、添字i
(0〜7)は、画素Pji、P’jiの水平方向の位置を示
す。
【0034】 P’ji=Pji (j<2,i<2) ・・・(1) P’ji=Pj+2,i (j≧2,i<2) ・・・(2) P’ji=Pj,i+2 (j<2,i≧2) ・・・(3) P’ji=Pj+2,i+2 (j≧2,i≧2) ・・・(4)
【0035】例えば、隣接する4つの同色フィルタ要素
であるシアンCy11、Cy12、Cy 21、Cy22の位置に
ある画素P00、P02、P20、P22の中から、シアンCy
11に応じた画素P00が(1)式により画素P’00として
抽出される。同じように、隣接する4つのフィルタ要素
であるイエローY33、Ye34、Ye43、Ye44の位置に
あるた画素P54、P56、P74、P76の中から、イエロー
Ye33に応じた画素P 54が(4)式により画素P’32
して抽出される。
【0036】このような間引き処理をCCD12に形成
される被写体像、すなわち全画素数で構成される被写体
像に対して施すことにより、約160万の画素数で構成
される被写体像は、約1/4である41万の有効画素数
で構成される被写体像に変換される。すなわち、CCD
12上に結像される被写体像は、約160万の画素数に
より構成されるが、実際にCCD12から読み出される
画像信号は、撮像画像を動画像としてモニタ50に表示
する場合、有効画素数(約41万画素)で構成される被
写体像に応じた画像信号となる。
【0037】なお、図2では、メガピクセルCCDとし
てCCD12の画素数を約160万画素とし、間引き処
理によって被写体像を構成する画素数を約41万画素の
有効画素数に変換しているが、様々な画素数のメガピク
セルCCDを有するスコープ10においても有効画素数
で画像を構成することが可能である。CCD12の画素
数がUの場合、有効画素数をDとしたとき、全画素で構
成される画像を縦横それぞれD/U倍の縮小率となる画
像になるように間引き処理を施せばよい。このとき、
(1)〜(4)式は、縮小率および補色カラーフィルタ
のフィルタ要素の配列によって変わる。なお、整数倍お
よび有利数倍の間引き処理は従来公知である。
【0038】図3は、システムコントロール回路34内
のCPU22によって実行される内視鏡装置全体の動作
を示すフローチャートである。
【0039】ステップ101では、電源がON状態にな
ることによって、絞り30や光源29などに関する設定
値がそれぞれ初期値に設定される。ステップ102で
は、スコープ10に関連する処理が施される。図1に示
されたスコープ10の画素数は約160万画素である
が、本実施形態では、プロセッサ20には従来型の画素
数が有効画素数以下のCCD12を備えたタイプのスコ
ープ10も接続可能である。
【0040】ステップ103では、キーボード51の操
作に関する処理が施される。ステップ105では、その
他の処理、例えばパネルスイッチ35の操作に対する処
理が施される。
【0041】このような内視鏡装置全体の動作は、電源
がOFFになるまで繰り返し行われ、ステップ102〜
104における各ステップでは、サブルーチンが実行さ
れる。
【0042】図4は、図3のステップ102のサブルー
チンを示した図である。
【0043】ステップ201では、スコープ10の交換
がなされたか否かが判定される。すなわち、今まで接続
されていたスコープ10が取り外されて別のスコープ1
0が新たにプロセッサ20に接続されたか否かを判別す
る。新たにスコープ10がプロセッサ20に接続された
と判断されると、ステップ202に進む。新たにスコー
プ10がプロセッサ20に接続されてはいないと判断さ
れると、このサブルーチンは終了し、ステップ102に
戻る。なお、図3のステップ101が実行された後始め
てステップ201に進む場合(電源がON状態になって
はじめてステップ201に進む場合)には、ステップ2
02に進む。ステップ202では、プロセッサ20に接
続されたスコープ10のEEPROM15から読み出さ
れたCCD12の画素数に関するデータに基づいて、C
CD12の画素数が有効画素数より多いか否かが判定さ
れる。
【0044】ステップ202においてCCD12の画素
数が有効画素数よりも多いと判断された場合、ステップ
203に進む。ステップ203では、間引き処理が施さ
れる。すなわち、有効画素数によって構成される被写体
像に応じた画像信号がCCD12から順次読み出され
る。そして、ステップ204では、有効画素数に応じた
ビデオ信号がモニタ50へ順次出力され、これにより、
撮像画像が動画像としてモニタ50に表示される。ステ
ップ204が実行されると、サブルーチンは終了する。
【0045】一方、ステップ202においてCCD12
の画素数が有効画素数よりも多くないと判断された場
合、ステップ206に進む。ステップ206では、CC
D12の画素数が有効画素数以下であるため、CCD1
2の全画素数で構成される被写体像に応じた画像信号が
順次CCD12から読み出される。例えば、接続された
スコープ10内のCCD12の画素数が約30万画素で
あれば、全画素に発生する画像信号がCCD12から読
み出される。ステップ206では、有効画素数以下であ
るCCD12の全画素で構成される撮像画像に応じたビ
デオ信号がモニタ50に出力され、これにより、撮像画
像が動画像としてモニタ50に表示される。このとき、
撮像画像は、モニタ50の画面の一部のエリアに表示さ
れる。ステップ206が実行されると、サブルーチンは
終了する。
【0046】図5は、被写体像を静止画像データとして
外部に出力する静止画像出力動作を示す割り込みルーチ
ンである。この割り込みルーチンは、スコープ10の記
録スイッチ18(図1参照)が押下されると、図3のメ
インルーチンに割り込んで実行開始される。
【0047】ステップ301では、スコープ10内のC
CD12の全画素に蓄積された電荷がCCD12から読
み出される。ここでは、プロセッサ20に接続されたス
コープ10内のCCD12の画素数に関わらず、全画素
数で構成される被写体像に応じた画像信号がCCD12
から読み出される。
【0048】ステップ302では、読み出された画像信
号が、CCDプロセス回路21、A/D変換器22を経
てデジタル信号として画像メモリ23に一時的に格納さ
れる。そして、画像メモリ23からデジタルの画像信号
が読み出されると、システムコントロール回路34にお
いて静止画像データに変換され、パーソナルコンピュー
タ54や画像記録装置55へ出力される。ステップ30
2が実行されると、この割り込みルーチンは終了する。
これにより、再び撮像画像が動画像としてモニタ50に
表示される。
【0049】このように第1の実施形態によれば、スコ
ープ10内のCCD12の画素数がNTSC方式に応じ
た有効画素数よりも多い場合、撮像画像をモニタ50に
表示する場合には有効画素数で構成される被写体像に応
じた画像信号のみがCCD12から読み出され、撮像画
像を静止画像データとして外部へ出力する場合、全画素
数で構成される被写体像に応じた画像信号がCCD12
から読み出される。これにより、モニタ50の解像度
(カラーテレビジョン方式)に従って撮像画像をモニタ
50に表示できるとともに、全画素数で構成される被写
体像をパーソナルコンピュータ54や画像記録装置55
へ静止画像データとして送ることができる。パーソナル
コンピュータ54において送られてきた画像データに基
づいて印刷を実行することにより、全画素数で構成され
る撮像画像、すなわち、高解像度の画像を得ることがで
き、また、画像記録装置55において補助記憶装置に記
録された静止画像データに基づいて、高解像度モニタ5
6に高解像度の撮像画像を表示することができる。高解
像度の撮像画像を得ることによって、患部を正確に診断
することができる。
【0050】画素数調整回路17がスコープ10内に設
けられているため、既存のプロセッサ20内の構成を変
更することなく、メガピクセルCCDを有するスコープ
10および従来のような画素数が少ないCCDを有する
スコープ10両方に対応するプロセッサ20を容易に製
造することが可能である。
【0051】本実施形態では、図4のサブルーチンに示
すように、プロセッサ20に接続されているスコープ1
0内に設けられたCCD12の画素数が有効画素数であ
るか否かが判断される。そして、有効画素数以上の画素
数であれば、間引き処理を行って、有効画素数に基づく
被写体像がモニタ50の画面全体に表示され、一方、C
CD12の画素数が有効画素数以下であれば、そのまま
全画素数の画像信号がCCD12から読み出される。こ
れにより、画素数の少ないCCD12のスコープ10を
使用した場合には、間引き処理が施されないため、その
CCD12における最大限の解像度で被写体像をモニタ
50に表示することができる。このように、本実施形態
では、メガピクセルCCDおよび従来の有効画素数以下
のCCDどちらにも対応して撮像画像を最大限の解像度
で表示することができる。なお、本実施形態では、画素
数が有効画素数より多い場合、有効画素数で被写体像を
構成する、すなわち被写体像をモニタ50の画面全体に
表示するが、モニタ50の画面の一部のエリアに被写体
像を表示する構成にしてもよい。この場合、画素数が有
効画素数より多い場合、そのエリアに応じた有効画素数
以下の画素数で被写体像を構成する。
【0052】本実施形態では、モニタ50のカラーテレ
ビジョン方式としてNTSC方式が適用されているが、
代わりに、PAL方式やハイビジョン方式、あるいはク
リアビジョン方式のモニタを適用させてもよい。この場
合、プロセッサ20内では、適用されるテレビジョン方
式に応じた有効画素数(例えば、ハイビジョンの場合で
は約180万画素)で被写体像が構成されるとともに、
有効画素数に応じたビデオ信号が生成される。また、外
部機器としてデジタル静止画像データを直接受信可能で
プリンタドライバが組み込まれた高解像度画像印刷可能
なプリンタを接続してもよい。
【0053】画素数調整に関しては、有効画素数で構成
される被写体像に応じた画像信号のみが画素数調整回路
17へ送る構成に限定されず、全画素分の画像信号を画
素数調整回路17へ送り、画素数調整回路17において
有効画素数で構成される被写体像に応じた画像信号のみ
CCDプロセス回路21へ送る構成にしてもよい。ある
いは、図6に示すように、画素数調整回路17をプロセ
ッサ20内の画像メモリ23の出力側に設け、CCD1
2の全画素数で構成される撮像画像に応じた画像信号を
画像メモリ23から出力させ、画素数調整回路17にお
いて画素数を調整する構成にしてもよい。この場合、記
録スイッチ18が押下されると、画素数調整回路17か
ら全画素数に応じた画像信号がシステムコントロール回
路34へ送られる。
【0054】次に、図7、図8を用いて、第2の実施形
態である電子内視鏡装置について説明する。第2の実施
形態では、第1の実施形態と異なり、図2に示す間引き
処理(ダウンサンプリング)の代わりに平均操作法によ
って画素数を変換する。
【0055】図7は、第2の実施形態である電子内視鏡
装置のブロック図である。第1の実施形態と同じよう
に、約160万画素のCCD12を有するスコープ10
がプロセッサ20に接続されている。
【0056】モニタ50に撮像画像を表示する場合、C
CD12において発生した全画素の画像信号がCCD1
2から読み出される。すなわち、全画素数(約160万
画素)で構成される被写体像に応じた画像信号が画素数
調整回路17へ送られる。
【0057】画素数調整回路17では、後述するよう
に、平均操作法によって被写体像を構成するように画素
変換が施される。変換後の被写体像を構成する画素数
は、NTSC方式に応じた有効画素数(約41万画素)
である。変換された画素により構成され、かつ有効画素
数で構成される被写体像に応じた画像信号がCCDプロ
セス回路21へ送られる。画素変換は、システムコント
ロール回路34から送られてくる制御信号に基づいて実
行される。
【0058】記録スイッチ18が押下されると、画素数
調整回路17に入力された画像信号は、画素変換される
ことなく、そのままCCDプロセス回路21へ送られ
る。そして、、全画素数で構成される被写体像に応じた
画像信号がシステムコントロール回路34を介して外部
へ出力される。他の構成に関しては、第1の実施形態と
同じである。
【0059】図8は、画素数調整回路17において実行
される平均操作法を示した図である。図8に示した画素
配列は、図3に示した画素配列と同じであり、補色カラ
ーフィルタCCの配列も同じである。8×8=64個の
画素が配列されている。
【0060】第2の実施形態では、約160万画素で構
成される被写体像を約41万画素で構成される被写体像
にするため、隣接する4つの同色フィルタ要素に応じた
4つの画素の平均を求め、その平均の画素から被写体象
を構成する方法(平均操作法)を適用する。平均操作法
により算出される各画素をP’jiとして表すと、画素
P’jiは、次式((5)〜(8))によって算出され
る。ただし、添字j、iは、第1の実施形態と同じよう
に画素Pji、P’jiのそれぞれ垂直、水平方向の位置を
示す。
【0061】 P’ji=(Pj,i +Pj,i+2 +Pj+2,i +Pj+2,i+2 )/4 (i<2,j<2) ・・・(5) P’ji=(Pj,i+2 +Pj,i+4 +Pj+2,i+2 +Pj+2,i+4 )/4 (i≧2,j<2) ・・・(6) P’ji=(Pj+2,i +Pj+2,i+2 +Pj+4,i +Pj+4,i+2 )/4 (j≧2,i<2) ・・・(7) P’ji=(Pj+2,i+2 +Pj+2,i+4 +Pj+4,i+2 +Pj+4,i+4 )/4 (j≧2,i≧2) ・・・(8)
【0062】例えば、画素P’13は、隣接する4つの同
色フィルタ要素であるグリーンG13、G14、G23、G24
に応じた4つの画素P15、P17、P35、P37の平均であ
り、(6)式により求められる。あるいは、画素P’22
は、隣接する4つの同色フィルタ要素であるシアンCy
33、Cy34、Cy43、Cy44に応じた4つの画素P44
46、P64、P66の平均であり、(8)式により求めら
れる。
【0063】このような画素変換処理をCCD12に形
成される全画素数で構成される被写体像に対して行うこ
とにより、平均である画素により被写体像が構成される
とともに、被写体像を構成する画素数が有効画素数に変
換される。
【0064】ここでは、第1の実施形態と同じように、
メガピクセルCCDとしてCCD12の画素数を約16
0万画素とし、平均操作法によって被写体像を構成する
画素数を約41万画素の有効画素数に変換しているが、
様々な画素数のメガピクセルCCDを有するスコープ1
0においても有効画素数で画像を構成することが可能で
ある。CCD12の画素数がUの場合、有効画素数をD
としたとき、従来公知であるように、全画素で構成され
る画像を縦横それぞれD/U倍の縮小率となる画像にな
るように平均操作法を施えばよい。このとき、(5)〜
(8)式は、縮小率および補色カラーフィルタのフィル
タ要素の配列によって変わる。
【0065】このように第2の実施形態によれば、平均
操作法により被写体像を構成する画素数が有効画素数に
変換される。平均操作法を適用することにより、変換後
の撮像画像に折り返し歪み(エリアシング)が発生する
ことがなく、間引き処理により得られる撮像画像に比べ
て良質の撮像画像がモニタ50にいおいて表示される。
また、モニタ50においても全画素数で構成される高画
質の撮像画像が表示されるため、患部の状態を正確に診
断することができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スコープ
内のCCDの画素数に関わらずモニタのカラーテレビジ
ョン方式に従って撮像画像を動画像としてモニタに表示
するとともに、メガピクセルCCDをスコープ内に設け
た場合には高解像度の静止画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロッ
ク図である。
【図2】間引き処理を示した図である。
【図3】電子内視鏡装置全体の動作を示すメインルーチ
ンである。
【図4】図3のステップ102にサブルーチンである。
【図5】撮像画像の静止画像出力動作を示す割り込みル
ーチンである。
【図6】画素数調整回路をプロセッサ20内に設けた場
合の電子内視鏡装置のブロック図である。
【図7】第2実施形態である電子内視鏡装置のブロック
図である。
【図8】平均操作法を示した図である。
【符号の説明】
10 スコープ 12 CCD(撮像素子) 17 画素数調整回路 20 プロセッサ 36 CPU 50 モニタ 54 パーソナルコンピュータ 55 画像記録装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA00 CA03 CA09 CA11 CA12 CA23 GA02 GA05 GA06 GA10 GA11 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 LL02 MM05 NN01 NN10 SS03 5C054 CC03 EH00 EH04 EH07 EJ07 HA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    スコープと、前記スコープと被写体像を表示するための
    モニタとが接続されるとともに、被写体像を前記モニタ
    に表示するため前記撮像素子に発生する被写体像に応じ
    た画像信号を処理するプロセッサとからなる電子内視鏡
    装置であって、 前記画像信号を静止画像データに変換し、静止画像デー
    タを受信可能な外部の静止画像データ処理システムへ出
    力する信号出力手段と、 被写体像を構成する画素数を調整する画素数調整手段と
    を備え、 前記画素数調整手段が、被写体像を前記モニタに表示す
    る場合には被写体像を前記モニタに応じた有効画素数以
    下で構成し、前記静止画像データを外部へ出力する場合
    には被写体像を前記撮像素子の全画素数で構成すること
    によって、有効画素数以下で構成される被写体像が前記
    モニタに表示されるとともに、全画素数で構成される被
    写体像に応じた静止画像データが出力されることを特徴
    とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像素子の全画素数が前記モニタに
    応じた有効画素数より多いか否かを判別する画素数判別
    手段をさらに有し、前記画素数調整手段が、前記撮像素
    子の画素数が有効画素数より多い場合、被写体像を構成
    する画素数を調整することを特徴とする請求項1に記載
    の電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記有効画素数が、前記モニタのカラー
    テレビジョン方式に従う画素数であることを特徴とする
    請求項2に記載の電子内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記画素数調整手段が、被写体像を前記
    モニタに表示する場合、前記撮像素子の全画素数で構成
    される被写体像に対して間引き処理を施すことにより、
    被写体像を有効画素数で構成することを特徴とする請求
    項2に記載の電子内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記画素数調整手段が、被写体像を前記
    モニタに表示する場合、前記撮像素子の全画素数で構成
    される被写体像に対して平均操作法を施すことにより、
    被写体像を有効画素数で構成することを特徴とする請求
    項2に記載の電子内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 前記画素数調整手段が、被写体像を前記
    モニタに表示する場合には有効画素数で構成される被写
    体像に応じた画像信号を前記撮像素子から読み出し、静
    止画像データを出力する場合には前記撮像素子の全画素
    数で構成される被写体像に応じた画像信号を前記撮像素
    子から読み出すことを特徴とする請求項2もしくは請求
    項4のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
  7. 【請求項7】 前記画素数調整手段が、前記撮像素子の
    全画素数で構成される被写体像に応じた画像信号を前記
    撮像素子から読み出した後、被写体像を前記モニタに表
    示する場合には読み出された画像信号を有効画素数で構
    成される被写体像に応じた画像信号に変換して前記プロ
    セッサへ送り、静止画像データを出力する場合には読み
    出された画像信号をそのまま前記プロセッサへ送ること
    を特徴とする請求項2もしくは請求項4もしくは請求項
    5のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
  8. 【請求項8】 前記画素数調整手段が、前記撮像素子の
    画素数が有効画素数より少ない場合、被写体像を構成す
    る画素数を調整しないことによって、常に前記撮像素子
    の全画素数で構成される被写体像に応じた画像信号が前
    記撮像素子から読み出されることを特徴とする請求項2
    に記載の電子内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 前記静止画像データ処理システムが、高
    解像度の画像を印刷可能なプリンタが接続されるコンピ
    ュータシステム、静止画像データを受信して補助記憶装
    置に記録可能な画像記録装置を含む処理システムである
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡装置。
  10. 【請求項10】 被写体像が形成される撮像素子を有す
    るスコープと被写体像を表示するためのモニタとが接続
    されるとともに、被写体像を前記モニタに表示するため
    前記撮像素子に発生する被写体像に応じた画像信号を処
    理する電子内視鏡装置のプロセッサであって、 前記画像信号を静止画像データに変換し、静止画像デー
    タを受信可能な外部の静止画像データ処理システムへ出
    力する信号出力手段と、 被写体像を構成する画素数を調整する画素数調整手段と
    を備え、 前記画素数調整手段が、被写体像を前記モニタに表示す
    る場合には被写体像を前記モニタに応じた有効画素数以
    下で構成し、前記静止画像データを外部へ出力する場合
    には被写体像を前記撮像素子の全画素数で構成すること
    によって、有効画素数以下で構成される被写体像が前記
    モニタに表示されるとともに、全画素数で構成される被
    写体像に応じた静止画像データが出力されることを特徴
    とする電子内視鏡装置のプロセッサ。
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