JP2001214466A - トルクの離散値に基づいて土工機械の作業器具を自動制御するシステムと方法。 - Google Patents

トルクの離散値に基づいて土工機械の作業器具を自動制御するシステムと方法。

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JP2001214466A JP2000381504A JP2000381504A JP2001214466A JP 2001214466 A JP2001214466 A JP 2001214466A JP 2000381504 A JP2000381504 A JP 2000381504A JP 2000381504 A JP2000381504 A JP 2000381504A JP 2001214466 A JP2001214466 A JP 2001214466A
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    • E02F3/36Component parts
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    • E02F3/431Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for bucket-arms, front-end loaders, dumpers or the like
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車輪を持つ土工機械の作業器具を自動的に制
御するための、土工機械の車輪に供給される出力トルク
の離散値に基づいて土工機械の油圧シリンダを制御する
制御システムに関する。 【解決手段】 制御システムは、土工機械の車輪に加え
られるトルク量の代表値を供給するトルク表示機構と、
トルク表示機構から代表トルクを受け取り、トルク表示
機構から受け取った代表トルクが第1の所定値を超えて
いるか判断した後に、応答的に第1の指令信号を発生さ
せるための電子制御装置と、材料の山から材料を取り出
すために油圧傾斜シリンダが土工機械のバケットを制御
可能に作動させるための、第1の指令信号に応答して起
動される所定のシーケンスで油圧傾斜シリンダへの油圧
流体流量を制御する油圧器具制御装置とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、車輪を持
つ土工機械の作業器具を自動的に制御するための制御シ
ステムに関し、更に詳しくは、土工機械の車輪に供給さ
れる出力トルクの離散値に基づいて土工機械の油圧シリ
ンダを制御する制御システムに関する。この出力トルク
は、車輪において実測する必要はなく、他の関連入力値
から導き出して算出することができる。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホイールローダ、掘削機、トラ
ックローダなどの土工機械は、大量の材料を移動させる
ために使用される。これらの土工機械は、バケットを備
えることができる作業器具を持つ。バケットは、少なく
とも1つの油圧シリンダによって制御可能に作動され
る。オペレータは通常、材料を捕集し、持ち上げて放り
落とすために、はっきりと分かれた一連の操作を行う。
【0003】典型的な作業サイクルとして、オペレータ
は、まず初めに、材料の山のところにバケットを配置す
る。次にバケットが降され、作業器具が地面近くに、か
つ材料の山に接近するようになる。オペレータは、それ
から、材料の山に係合させるために、別に「クラウディ
ング」としても知られているが、バケットを前方に向け
る。このバケットの方向付けには、土工機械全体の動き
を伴う可能性がある。次にオペレータは、引き続き、バ
ケットを満たして材料を持ち上げるために、作業器具を
材料の山の中を通って持ち上げるようにバケットを制御
する。次にオペレータは、バケットを後ろに傾ける、つ
まり後ろにラッキングして材料を捕集する。オペレータ
は次に、土工機械を目標とする目的地、例えばダンプカ
ーまで移動させて、バケットから捕集した材料を放り下
ろす。それからオペレータは、再びこの作業サイクルを
始めから行うために、材料の山まで土工機械を後退させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この手動工程に関して
数多くの問題が発生している。土工機械は、全ての環境
において、また、作業時間延長時において、人間のオペ
レータでは一定した生産性を確保することはできない。
また、人間のオペレータは、土工機械のクラウディング
の全能力を利用することはできない。しかしながら、従
来の自動化された積載サイクルにおいても、油圧の適正
な閾値を超えた直後に作業サイクルのラッキングする部
分が開始され、その結果、作業サイクルのクラウディン
グ作業段階中に、必要もないのに、油圧装置に動力が分
散される。更に人間のオペレータは、バケットを傾け過
ぎる可能性があり、これにより、材料の山を過剰に突き
進み、揚力を低下させてタイヤスリップに至ることもあ
る。
【0005】ゴートラーに付与された米国特許第3、7
82、572号では、関連する車輪トルクを監視するこ
とによって、地面との車輪接触を維持するためにリフト
シリンダを制御する油圧制御システムが開示されてい
る。ロックに付与された米国特許第5、528、843
号では、感知した油圧に応答して最大リフトおよび傾斜
信号を選択的に供給する材料捕集用制御システムが開示
されている。デイシス他による国際出願第WO 95/
33896号では、バケット力が許容限界値を超えると
油圧シリンダへの流体の流れの向きを逆にする段階が開
示されている。しかしながら、これらのシステムのいず
れにおいても、油圧系に動力を掛けて作業サイクルのラ
ッキング部分に入る前提条件として、駆動伝達系を経由
して作業機械の車輪に掛けられる所定の出力トルクの値
が利用されていない。本発明は、以上に述べた問題の1
つまたはそれ以上を解決することを意図している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様にお
いて、車輪を持つ土工機械の作業器具を自動的に制御す
るための制御システムを開示する。作業器具は、材料を
捕集し、持ち上げて放り落とすためにバケットを含み、
バケットは、油圧傾斜シリンダと少なくとも1つの油圧
リフトシリンダとによって制御可能に作動される。制御
システムは、土工機械の車輪に掛けられるトルク量の代
表値を供給するトルク表示機構と、トルク表示機構から
代表トルクを受け取り、トルク表示機構から受け取った
代表トルクが第1の所定値を超えているか判断した後
に、応答的に第1の指令信号を発生させるための電子制
御装置と、油圧傾斜シリンダが材料の山から材料を取り
出すために土工機械のバケットを制御可能に作動させる
ために、第1の指令信号に応答して起動される所定のシ
ーケンスで油圧傾斜シリンダへの油圧流体流量を制御す
る油圧器具制御装置とを含む。
【0007】本発明の別の態様において、車輪を持つ土
工機械の作業器具を制御する方法であって、作業器具
は、材料を捕集して、持ち上げて放り落とすためにバケ
ットを含み、バケットは、油圧傾斜シリンダと少なくと
も1つの油圧リフトシリンダによって制御可能に作動さ
れる制御方法が開示される。本方法は、土工機械の車輪
に掛けられるトルクの代表値をトルク表示機構により準
備する段階と、トルク表示機構から代表トルク信号を受
け取り、トルク表示機構から受け取った代表トルクが第
1の所定値を超えているか判断した後に、応答的に電子
制御装置で第1の指令信号を発生させる段階と、油圧傾
斜シリンダが油圧器具制御装置と協働して材料の山から
材料を取り出すために土工機械のバケットを制御可能に
作動するために、第1の指令信号に応答して起動される
所定のシーケンスにより油圧傾斜シリンダへの油圧流体
流量を制御する段階とを含む。本発明のより深い理解の
ために、添付図面を参照することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで図面を参照すると、初めに
図1によれば、自動バケット積載システムは通常、数字
10によって示される。図1は、作業器具14および車
輪13を持つ車輪型の土工機械12の前方部分のみを示
すが、本発明は、掘削機(これに限定されない)など同
様な材料積載器具を持つトラックローダや他の機械など
の広範な機械に適用可能である。作業器具14は、リフ
トアーム組立体18に接続されるバケット16を含むこ
とができる。しかしながら、材料23の山を捕集して、
持ち上げて、放り落とすための広範な装置のいずれもバ
ケット16として機能することができる。リフトアーム
組立体18は、車輪型土工機械12のフレームに取り付
けられる1対のリフトアーム枢軸ピン22(その1つの
み図示)を中心として1対の油圧リフトシリンダ20
(複数の場合もある)(その1つのみ図示)によって枢
軸的に作動される。1対のリフトアーム支持枢軸ピン2
4(その1つのみ図示)は、リフトアーム組立体18お
よび油圧リフトシリンダ20(複数の場合もある)に取
り付けられる。また、バケット16は、油圧傾斜シリン
ダ26によって傾斜されるか、または「ラッキングされ
る」。
【0009】ここで図2を参照すると、図1において先
に参照された構成部品に関連する本発明の1つの実施形
態による、数字120で通常示される電気油圧制御シス
テムのブロック図が示されている。本発明では所定のリ
フトおよび傾斜パターンが好ましく利用され、それは必
要ではないが、最適の実施形態は、恐らく位置センサ1
21および122、及び、力センサ124、125、1
26を含むであろう。リフトおよび傾斜位置センサ12
1および122は、各々、油圧リフトシリンダ20およ
び油圧傾斜シリンダ26のピストンロッドの延びを感知
することによって、車輪型土工機械12に対するバケッ
ト16の位置に応答し、各々の位置信号を生成する。バ
イター他に付与された米国特許第4、737、705号
で開示された無線周波数共鳴センサなどの無線周波数共
鳴センサをこの目的に使用することができ、また代わり
に、リフトアーム枢軸ピン22およびリフトアーム支持
枢軸ピン24のところで回転を測定するために回転電位
差計やヨーヨーなどを使用して、作業器具接続部角度測
定値から直接位置を導くことができる。
【0010】力センサ124、125、及び、126
は、好ましくは油圧リフトシリンダ20(複数の場合も
ある)、また、その代わりに油圧傾斜シリンダ26の圧
力を感知することによって、バケット16に作用する油
圧力を代表する信号を生成する。油圧リフトシリンダ2
0(複数の場合もある)は、積載中は引っ込まず、従っ
てセンサは、通常上向きの運動をもたらすように指向さ
れた油圧リフトシリンダ20のヘッド側にだけ準備され
る。しかしながら、特定の制御戦略上適当であれば、バ
ケット16のラッキング時および逆ラッキング時の両方
で力の測定ができるように、油圧傾斜シリンダ26のヘ
ッド側およびロッド側の両方にセンサを設置することが
できる。圧力信号は、油圧傾斜シリンダ26のピストン
端部の各々の断面積Aを代表する利得係数を掛けること
によって、対応する力の値に変換することができる。油
圧傾斜シリンダ26の代表的な力FTは、ヘッド側圧力
と面積の積、及び、ロッド側圧力と面積の積、の差に相
当する。
【0011】FT = PH*AH − PR*AR
【0012】代替実施形態において、作業器具の接続部
に位置するロードセルまたは同様の装置を力センサ12
4、125、及び、126として利用することができ
る。これは、電気油圧制御システム120の1つの態様
にすぎず、電気油圧制御システム120は、位置センサ
および変位センサの両方、及び、様々な関連する制御ア
ルゴリズムを含むことができる。車輪13に供給される
トルク変換器出力トルクTは、トルク変換器入力と出力
速度との関数であり、通常、エンジンおよび駆動伝達系
28の、変速機、車軸、または、トルク変換器出力シャ
フト上のいずれかで感知される。本特許出願を通じて、
出力トルクTは実測する必要はなく、エンジン(図示し
ない)と車輪13との間の多数の箇所での他の測定値か
ら得るか、または算出することができる。変速機、ギ
ヤ、及び、エンジンの回転速度は、例えば通過ギヤ歯数
から回転周波数を表す電気信号を生成する変速機回転毎
分センサ134およびエンジン回転毎分センサ135な
どの受動的ピックアップを使用して、変速機制御システ
ム136から容易に監視することができる。特定のトル
ク変換器設計に固有のトルク変換器性能表は、任意のト
ルク変換器入出力速度に対する変換器出力トルクを表示
する。
【0013】機械対地速度Sは、駆動伝達系28固有の
変速または他のギヤ減速に対する適切な補償と共に、変
速機、トルク変換器出力シャフト、または、車軸の感知
された回転数の関数として同様に測定される。位置、
力、及び、速度の信号は、従来の信号励振およびフィル
タ用の信号調節器127に送ることができる。条件付け
された信号は、次に電子制御装置128に送られる。電
子制御装置128は、ソフトウェアプログラムに従う処
理を制御する演算ユニットを利用するマイクロ処理装置
内蔵システムであってもよい。電子制御装置128は、
マイクロ処理装置などの処理装置(ただしこれに限定さ
れない)を含むことができるが、広範な演算装置のいず
れでも十分であろう。電子制御装置128は、好ましく
はメモリ装置146および時計(図示しない)を含み
(ただし、これらに限定されない)、浮動小数点処理装
置および固定小数点処理装置の両方に対応する。電子制
御装置128は、自動バケット積載システム10に付随
する様々なセンサおよび他の装置から情報を受け取るた
めに作動可能である。プログラムは、通常メモリ装置1
46に記憶され、記憶装置146は、一般に電子制御装
置128の構成部品であるROM、ランダム・アクセス
・メモリなどであってもよいが、これらに限定されな
い。
【0014】更に電子制御装置128は、記憶装置14
6に記憶されるソフトウェアに従って、手動制御レバー
入力130、例えばジョイスティックによって生成され
る信号、に似せた信号を発生させるために演算ユニット
を利用する。従来的には手動制御レバー入力130によ
って供給される目標とするリフト・傾斜シリンダの動き
の方向および速度を表す指令信号に似せることにより、
本発明は、手動制御レバー出力130に平行して、また
は、割り込んでプログラム可能器具制御装置129と接
続することにより、既存機械を有利に換装することがで
きる。代わりに、構成部品の数を減らすために、単一ユ
ニット内に電子制御装置128とプログラム可能器具制
御装置129とを結合して、一体型電気油圧制御装置を
準備することができる。機械オペレータは、英数字キー
パッド、ダイヤル、スイッチ、または、タッチ感応式表
示画面などのオペレータ・インタフェース131を通じ
て、後述する材料状態設定値など、制御仕様値を随意的
に入力することができる。
【0015】プログラム可能器具制御装置129は、加
圧された油圧流体が、受信速度指令信号に比例して、当
業者によく知られている方法で、各リフトおよび傾斜シ
リンダ20および26に流れる速度を制御するためのリ
フトおよび傾斜シリンダ制御バルブ132および133
を各々について持つ油圧回路を含む。リフトおよび傾斜
油圧シリンダ速度指令信号は、以下簡単のために、リフ
トまたは傾斜指令、または、リフトまたは傾斜指令信号
と呼ぶ。手動制御レバー入力130の出力は、作業器具
14の動き、方向、及び、速度を決める。
【0016】作動中に、電子制御装置128は、指令信
号を使用してバケット16の動きを制御する。車輪型土
工機械12などの作業機械は、バケット16底部が地面
にほぼ水平に、かつ地面に接近して積載すべき材料23
の山に向かって駆動される。バケット16の先端が材料
23の山に接触して材料23の山を掘り始めると、一方
で車輪型土工機械12が車輪13で前方に駆動され続け
ながら、ここで材料23の山を「クラウディング」する
と呼ぶ、材料23の山の中でバケット16を持ち上げて
ラッキングするための指令信号が発生される。車輪型土
工機械12の駆動伝達系トルクTが監視されており、バ
ケット16が受ける抵抗の結果としてこのパラメータの
数値が上がる。これがバケット16の初回の貫入であっ
て、リフトシリンダ力の所定値を超えた場合、車輪型土
工機械12の実質的に全ての動力が駆動伝達系28に分
散され、作業器具14を制御する油圧系には最小限の動
力が掛けられ、リフトシリンダ制御バルブ133には、
動力が掛けられたとしてもごく僅かである。これは、こ
の所定のリフトシリンダ力を超えた後に限り発生するこ
とになっており、車輪型土工機械12の車輪13がこの
ような駆動伝達系28へのかなりの動力分散を可能にす
る良好なトラクションを持つことを示す。これにより、
バケット16の材料の山23の中への最大限の貫入と十
分な係合とがもたらされる。車輪型土工機械12の駆動
伝達系トルクTは、駆動伝達系トルクTが第1の所定値
または設定値Aになるまで増加し続ける。この第1の所
定値または設定値Aを大幅に超えた場合、トルク変換器
が停止する可能性がある。
【0017】完全に貫入しているこの時点で、車輪型土
工機械12は、所定の傾斜指令シーケンスに入り、電子
制御装置128は、プログラム可能器具制御装置129
を介して、油圧傾斜シリンダ26を起動する傾斜シリン
ダ制御バルブ132に指令信号を与える。この所定の傾
斜指令シーケンスは、バケット16の先端を山23にな
った材料の表面に更に近づけ、材料の山23からの抵抗
を低減させることによって最終的に駆動伝達系トルクT
を軽減するように発生され、その結果バケット16内の
材料がバケット16後部に向かって移動するので、車輪
型土工機械12は前進することができる。バケット16
をラッキングするのに早すぎるか、または、多すぎる
と、バケット16が満載になる前にバケットを材料の山
23の表面に向って運び、油圧リフトシリンダ20(複
数の場合もある)の力を減らし、車輪13のスリップをも
たらす可能性がある。従って、所定の傾斜指令シーケン
スは、駆動伝達系トルクTが第2所定値または設定値B
を下回ると止められる。
【0018】別の選択肢は、油圧リフトシリンダ20
(複数の場合もある)の力が、車輪型土工機械12の電
気油圧制御システム120用の主油圧安全バルブ138
の所定の割合に超える限りば、たとえ駆動伝達系トルク
Tが第2の所定値または設定値Bを下回ったとしても、
所定の傾斜指令シーケンスを維持することであろう。こ
の割合は、土工機械の型、製作者、大きさなどに左右さ
れて変動する。この割合の非限定な例は、110%であ
ろう。駆動伝達系28トルクTの第1所定値または設定
値Aと第2所定値または設定値Bとの間の広がりつまり
違いは、大き過ぎるとバケット16の傾斜時間が長くな
り、また、小さ過ぎると所定の傾斜指令の作動停止サイ
クルの潜在的周波数が理想的なものにはならない。広が
りの範囲は、0パーセントから約50(50)パーセン
トの間であることが可能で、好ましくは4パーセントか
ら約15パーセントの間になるとよい。この広がりつま
り差の範囲は、特定の機械、材料、及び、オペレータの
好みによって、極端に変わる可能性がある。
【0019】所定の傾斜指令は、チャタリングを防ぐた
めに、ある最小時間の間作動または停止状態に留まる必
要がある点に注意することが重要である。この時間間隔
は、土工機械および関連する油圧システムの型、製作
者、及び、大きさに左右される。好ましい実施形態にお
いて、車輪型土工機械12が所定の傾斜シーケンスにあ
る時、油圧傾斜シリンダ26への流量がある割合を下回
る場合に限り、油圧流量を油圧リフトシリンダ20に供
給することができる。ここでもやはり、この割合は、土
工機械および関連する油圧システムの型、製作者、およ
び大きさにより左右され、機械設計に依存する。
【0020】代わりに、リフト力が油圧遅延の対処に必
要な所定の限界値を下回る時期を予測するために、力の
値予測を利用して、油圧リフトシリンダ20(複数の場
合もある)における力の変化率dN=f(n−3)−f
(n)を算出することができる。また、油圧リフトシリ
ンダ20(複数の場合もある)における力の変化率は、
リフト力がいかに早く車輪13のスリップをもたらすレ
ベルに達するかを判断するために、所定の閾値と比較す
ることができる。ここで、出力伝達系28トルクTの離
散値に基づいて、供給源位置、例えば、材料の山23か
ら材料を捕集して持ち上げるための、車輪型土工機械1
2のバケット16を自動的に制御するソフトウェアにつ
いて、図2に示す電子制御装置128によって実行され
るコンピュータプログラム命令を表す、一般的に参照番
号200で示される流れ図を描いた図3Aおよび図3B
を参照しながら説明する。流れ図の記述において、不等
号マーク付き番号<nnn>で記した機能上の説明は、
その番号を持つ流れ図のブロックを指すことになる。
【0021】図3Aおよび図3Bに示すように、まず図
3AにおいてMODE変数がIDLEに設定されている
時、プログラム制御は、まず最初にプログラム段階<2
10>から始まる。MODEは、バケット16の自動積
載制御を可能にするためのスイッチを作動させるオペレ
ータに応答してIDLEに設定される。プログラム制御
はIDLE MODEにあっても、オペレータが地面近
くでバケット16を十分に水平にしていなかった場合、
指令信号は、自動的には発生されない。油圧リフトシリ
ンダ20および油圧傾斜シリンダ26から各々導かれる
バケット16位置か、または、リフトアーム枢軸ピン2
2およびリフトアーム支持枢軸ピン24からの位置信号
を使用して、バケット16の床面が十分に水平で地面近
くにあるかどうか判断することができる。バケット16
の自動積載が偶発的または通常の作動パラメータ範囲外
の状態のもとで起こらないことを確実にするため監視す
ることを可能にする追加的に感知される値には、以下が
含まれる。
【0022】● 3分の1トップ第1ギヤ速度とトップ
第2ギヤ速度との間など、特定範囲内にある車輪型土工
機械12の速度。 ● 手動制御レバー入力130が実質的に中央にある中
立位置にある(僅かな下向き指令により、床面洗浄を可
能にすることができる)。 ● 変速機シフトレバー(図示しない)が低速前進ギヤ
位置、例えば1速から3速にあって、最後の上段シフト
から少なくとも所定の時間が経過した。
【0023】次にオペレータは、材料の山23の中へ車
輪型土工機械12を向け、好ましくは、材料の山23が
完全に係合されるまでには、選択されたギヤ範囲内の最
大動力設定値に近づける。第2のプログラム段階<22
0>は、車輪型土工機械12でクラウディング作業を始
める一方で、バケット16で材料の山23に接触および
係合する段階である。これがバケット16の初回の貫入
であって、リフトシリンダ力の所定値を超えた場合、車
輪型土工機械12の実質的に全ての動力が駆動伝達系2
8に分散され、作業器具14を制御する油圧系には最小
限の動力が掛けられ、リフトシリンダ制御バルブ133
には、動力が掛けられたとしてもごく僅かである。これ
は、この所定のリフトシリンダ力を超えた後に限り発生
することになっており、車輪型土工機械12の車輪13
がこのような駆動伝達系28へのかなりの動力分散を可
能にする良好なトラクションを持つことを示す。
【0024】第3のプログラム段階<230>は、車輪
型土工機械12の駆動伝達系28のトルクTが第1所定
値を超えているかの判断である。この質問の答えが否定
的であれば、プログラム段階<220>および<230
>は、連続して繰り返される。この質問の答えが肯定的
であれば、ソフトウェアプログラムは、第4のプログラ
ム段階<240>に進む。第4のプログラム段階<24
0>では、車輪型土工機械12のバケット16に係わる
所定の傾斜シーケンスが利用される。これにより、バケ
ット16は、バケット16の後部に材料を摺動させなが
ら上向きに切り込むことができる。また、この所定の傾
斜シーケンスにより、駆動伝達系28の停止が回避され
る。
【0025】第5のプログラム段階<250>は、車輪
型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第2所定値を下
回っているかの判断である。この質問の答えが否定的で
あれば、ソフトウェアプログラムは、車輪型土工機械1
2に対するラッキングおよび保持シーケンスが起こった
かどうか判断する図3Bに示す第6のプログラム段階<
260>に進む。この質問の答えが否定的であれば、プ
ログラム段階<240>、<250>、及び、<260
>が繰り返される。プログラム段階<260>での質問
の答えが肯定的であれば、第7のプログラム<270>
として、ラッキングおよび保持シーケンスが完了し、材
料が材料の山23から取り除かれる。揚程をこのシーケ
ンスに含むことができるが、揚程は、一般にこのシーケ
ンスの態様ではない。
【0026】車輪型土工機械12の駆動伝達系トルクT
が第2所定値を下回っているかの判断に係わる第5のプ
ログラム段階<250>での質問の答えが肯定的であれ
ば、ソフトウェアプログラムは、所定の傾斜シーケンス
を止めて、材料の山23を係合するクラウディング作業
を継続しながら、車輪型土工機械12の駆動伝達系28
に実質的に全ての動力を分岐する第8のプログラム段階
<280>に進む。第9のプログラム段階では、車輪型
土工機械12の駆動伝達系トルクTが第3所定値を超え
ているか判断される<290>。この第3所定値は、第
1所定値と同一ではないにしても同様のものであるが、
車輪型土工機械12の構成によっては、この第3所定値
は第1所定値と異なってもよい。この質問の答えが否定
的であれば、プログラム段階<280>および<290
>が連続的に繰り返される。この質問の答えが肯定的で
あれば、ソフトウェアプログラムは、再び所定の傾斜シ
ーケンスを利用するためにプログラム段階<240>に
進み、プログラム段階<280>に再び分岐されない限
りは、プログラム段階<250>から<270>によっ
てラッキングおよび保持シーケンスを完了すると期待さ
れる。
【0027】ここで、油圧リフトシリンダ20(複数の
場合もある)の力が主油圧安全バルブ138の所定の割
合を超えているか判断する選択肢を利用し、出力伝達系
28のトルクTの離散値に基づいて、供給源位置、例え
ば、材料の山23から材料を捕集して持ち上げるため
の、車輪型土工機械12のバケット16を自動的に制御
する第1の代替実施形態のためのソフトウェアについ
て、図2に示す電子制御装置128によって実行される
コンピュータプログラム命令を表す、一般的に参照番号
300で示される流れ図を描いた図4Aおよび図4B、
まず最初には図4Aを参照しながら説明する。流れ図の
記述において、不等号マーク付き番号<nnn>で記し
た機能上の説明は、その番号を持つ流れ図のブロックを
指すことになる。
【0028】上記のソフトウェアプログラムの場合と同
様に、図4Aに示すように、MODE変数がIDLEに
設定されている時、プログラム制御は、まず最初にプロ
グラム段階<310>から始まる。次にオペレータは、
材料の山23の中へ車輪型土工機械12を向け、好まし
くは、材料の山23が完全に係合されるまでには、選択
されたギヤ範囲内の最大動力設定値に近づける。第2の
プログラム段階<320>は、車輪型土工機械12でク
ラウディング作業を始める一方で、バケット16で材料
の山23に接触および係合する段階である。これがバケ
ット16の初回の貫入であって、リフトシリンダ力の所
定値を超えた場合、車輪型土工機械12の実質的に全て
の動力が駆動伝達系28に分散され、作業器具14を制
御する油圧系には最小限の動力が掛けられ、リフトシリ
ンダ制御バルブ133には、動力が掛けられたとしても
ごく僅かである。これは、この所定のリフトシリンダ力
を超えた後に限り発生することになっており、車輪型土
工機械12の車輪13がこのような駆動伝達系28への
かなりの動力分散を可能にする良好なトラクションを持
つことを示す。
【0029】第3のプログラム段階<330>は、車輪
型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第1所定値を超
えているかの判断である。この質問の答えが否定的であ
れば、プログラム段階<320>および<330>は、
連続して繰り返される。この質問の答えが肯定的であれ
ば、ソフトウェアプログラムは、第4のプログラム段階
<340>に進む。第4のプログラム段階<340>で
は、車輪型土工機械12のバケット16に係わる所定の
傾斜シーケンスが利用される。これにより、バケット1
6は、バケット16の後部に材料を摺動させながら上向
きに切り込むことができる。また、この所定の傾斜シー
ケンスにより、駆動伝達系28の停止が回避される。
【0030】第5のプログラム段階<350>は、車輪
型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第2所定値を下
回っているかの判断である。この質問の答えが否定的で
あれば、ソフトウェアプログラムは、車輪型土工機械1
2に対するラッキングおよび保持シーケンスが起こった
かどうか判断する図4Bに示す第6のプログラム段階<
360>に進む。この質問の答えが否定的であれば、プ
ログラム段階<340>、<350>、及び、<360
>が繰り返される。プログラム段階<360>での質問
の答えが肯定的であれば、第7のプログラム<370>
として、ラッキングおよび保持シーケンスが完了し、材
料が材料の山23から取り除かれる。揚程をこのシーケ
ンスに含むことができるが、揚程は、一般にこのシーケ
ンスの態様ではない。
【0031】車輪型土工機械12の駆動伝達系トルクT
が第2所定値を下回っているかの判断に係わる第5のプ
ログラム段階<350>での質問の答えが肯定的であれ
ば、ソフトウェアプログラムは、所定の傾斜シーケンス
を止めて、材料の山23を係合するクラウディング作業
を継続しながら、車輪型土工機械12の電子油圧制御シ
ステム120から車輪型土工機械12の駆動伝達系28
に、実質的に全ての動力を分岐する第8のプログラム段
階<380>に進む。第9のプログラム段階では、車輪
型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第3所定値を超
えているか判断される<390>。この第3所定値は、
第1所定値と同一ではないにしても同様のものである
が、車輪型土工機械12の構成によっては、この第3所
定値は第1所定値と異なってもよい。この質問の答えが
肯定的であれば、ソフトウェアプログラムは、再び所定
の傾斜シーケンスを利用するためにプログラム段階<3
40>に進み、プログラム段階<380>に再び分岐さ
れない限りは、プログラム段階<350>から<370
>によってラッキングおよび保持シーケンスを完了する
と期待される。
【0032】この質問の答えが否定的であれば、ソフト
ウェアプログラムは、第10のプログラム段階<395
>に進み、その後、油圧リフトシリンダ20(複数の場
合もある)の力が主油圧安全バルブ138の所定の力の
割合を超えているか判断される。主油圧安全バルブのこ
の所定の力の割合は、土工機械および関連油圧システム
の型、製作者、及び、大きさに左右される。この割合
は、約100パーセント(100%)から約150パー
セント(150%)までの範囲に及ぶことができる。こ
れは、機械構成により大きく左右され、ある型の機械
は、105パーセント(105%)から約115パーセ
ント(115%)の間で最適に作動し、一方別の型の機
械では、125パーセント(125%)から約145パ
ーセント(145%)の間で最適に作動する。
【0033】この質問の答えが肯定的であれば、ソフト
ウェアプログラムは、再び所定の傾斜シーケンスを利用
するためにプログラム段階<340>に戻り、プログラ
ム段階<380>に再び分岐されない限りは、プログラ
ム段階<350>から<370>によってラッキングお
よび保持シーケンスを完了すると期待される。プログラ
ム段階<395>でのこの質問の答えが否定的であれ
ば、ソフトウェアプログラムは、材料の山23に対して
クラウディング作業を継続するために、再度所定の傾斜
シーケンスを止めて、車輪型土工機械12の電子油圧制
御システム120から車輪型土工機械12の駆動伝達系
28に、実質的に全ての動力を分岐するプログラム段階
<380>と、同時に、車輪型土工機械12の駆動伝達
系トルクTが第2所定値を超えているか判断するプログ
ラム段階<390>とに戻る。
【0034】油圧リフトシリンダ20(複数の場合もあ
る)に対する力の変化率が所定の限界値を下回っていな
いか、また閾値に比較してどうかを判断する選択肢を利
用し、出力伝達系トルクTの離散値に基づいて、供給源
位置、例えば、材料の山23から材料を捕集して持ち上
げるための、車輪型土工機械12のバケット16を自動
的に制御する第2の代替実施形態のためのソフトウェア
について説明する。いずれの場合においても、これは、
車輪13のスリップをもたらし得る条件を示すであろ
う。ここで、この第2の代替実施形態は、図2に示す電
子制御装置128によって実行されるコンピュータプロ
グラム命令を表す、一般的に参照番号400で示される
流れ図を描いた図5Aおよび図5Bを参照しながら説明
される。
【0035】上記のソフトウェアプログラムの場合と同
様に、図5Aに示すように、MODE変数がIDLEに
設定されている時、プログラム制御は、まず最初にプロ
グラム段階<410>から始まる。次にオペレータは、
材料の山23の中へ車輪型土工機械12を向け、好まし
くは、材料の山23が完全に係合されるまでには、選択
されたギヤ範囲内の最大動力設定値に近づける。第2の
プログラム段階<420>は、車輪型土工機械12でク
ラウディング作業を始める一方で、バケット16で材料
の山23に接触および係合する段階である。これがバケ
ット16の初回の貫入であって、リフトシリンダ力の所
定値を超えた場合、車輪型土工機械12の実質的に全て
の動力が駆動伝達系28に分散され、作業器具14を制
御する油圧系には最小限の動力が掛けられ、リフトシリ
ンダ制御バルブ133には、動力が掛けられたとしても
ごく僅かである。これは、この所定のリフトシリンダ力
を超えた後に限り発生することになっており、車輪型土
工機械12の車輪13がこのような駆動伝達系28への
かなりの動力分散を可能にする良好なトラクションを持
つことを示す。
【0036】第3のプログラム段階<430>は、車輪
型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第1所定値を超
えているかの判断である。この質問の答えが否定的であ
れば、プログラム段階<420>および<430>は、
連続して繰り返される。この質問の答えが肯定的であれ
ば、ソフトウェアプログラムは、第4のプログラム段階
<440>に進む。第4のプログラム段階<440>で
は、車輪型土工機械12のバケット16に係わる所定の
傾斜シーケンスが利用される。これにより、バケット1
6は、バケット16の後部に材料を摺動させながら上向
きに切り込むことができる。また、この所定の傾斜シー
ケンスにより、駆動伝達系28の停止が回避される。
【0037】第5のプログラム段階<450>は、車輪
型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第2所定値を下
回っているかの判断である。この質問の答えが否定的で
あれば、ソフトウェアプログラムは、車輪型土工機械1
2に対するラッキングおよび保持シーケンスが起こった
かどうか判断する図4Bに示す第6のプログラム段階<
460>に進む。この質問の答えが否定的であれば、プ
ログラム段階<440>、<450>、及び、<460
>が繰り返される。プログラム段階<460>での質問
の答えが肯定的であれば、図5Bに示すように、第7の
プログラム<470>としてラッキングおよび保持シー
ケンスが完了される。揚程をこのシーケンスに含むこと
ができるが、揚程は、一般にこのシーケンスの態様では
ない。
【0038】車輪型土工機械12の駆動伝達系トルクT
が第2所定値を下回っているかの判断に係わる第5のプ
ログラム段階<450>での質問の答えが肯定的であれ
ば、ソフトウェアプログラムは、所定の傾斜シーケンス
を止め、材料の山23を係合するクラウディング作業を
継続するために車輪型土工機械12の電子油圧制御シス
テム120から車輪型土工機械12の駆動伝達系28に
実質的に全ての動力を分岐する、第8のプログラム段階
<480>に進む。第9のプログラム段階<490>で
は、車輪型土工機械12の駆動伝達系トルクTが第3所
定値を超えているか判断される。この第3所定値は、第
1所定値と同一ではないにしても同様のものであるが、
車輪型土工機械12の構成によっては、この第3所定値
は第1所定値と異なってもよい。この質問の答えが肯定
的であれば、ソフトウェアプログラムは、再び所定の傾
斜シーケンスを利用するためにプログラム段階<440
>に進み、プログラム段階<480>に再び分岐されな
い限りは、プログラム段階<450>から<470>に
よってラッキングおよび保持シーケンスを完了すると期
待される。
【0039】この質問の答えが否定的であれば、ソフト
ウェアプログラムは、第10のプログラム段階<495
>に進み、次にソフトウェアプログラムは、リフト力が
油圧遅延への対処に必要な所定の限界値を何時下回るか
予測するために、力の値予測を利用して、油圧リフトシ
リンダ20(複数の場合もある)における力の変化率d
N=f(n−3)−f(n)を決める。この所定の限界
値は、土工機械および関連する油圧システムの型、製作
者、及び、大きさに左右される。また、油圧リフトシリ
ンダ20(複数の場合もある)の力の変化率は、所定の
閾値と比較することができる。この所定の限界値は、土
工機械および関連する油圧システムの型、製作者、及
び、大きさに左右される。いずれの場合も、これは、リ
フト力がいかに早く車輪13のスリップをもたらすレベ
ルに達し得るかを判断するであろう。この質問の答えが
肯定的であれば、ソフトウェアプログラムは、再び所定
の傾斜シーケンスを利用するためにプログラム段階<4
40>に進み、プログラム段階<480>に再び分岐さ
れない限りは、プログラム段階<450>から<470
>によってラッキングおよび保持シーケンスを完了する
と期待される。
【0040】プログラム段階<495>でのこの質問の
答えが否定的であれば、ソフトウェアプログラムは、所
定の傾斜シーケンスを止めてクラウディング作業を継続
するために車輪型土工機械12の電子油圧制御システム
120から車輪型土工機械12の駆動伝達系28に実質
的に全ての動力を分岐するプログラム段階<480>
と、同時に、車輪型土工機械12の駆動伝達系トルクT
が第2所定値を超えているか判断するプログラム段階<
490>とに再び戻る。
【0041】(産業上の応用可能性)本発明は、トラッ
クローダや同様な材料積載器具を持つ他の機械など、広
範な機械に適用可能な自動作業器具である。人間のオペ
レータおよび自動による車輪型土工機械12の作動は、
極めて似る可能性があるが、車輪型土工機械12の非限
定的な例が例えばホイールローダである場合に材料の積
載に関して、車輪型土工機械12の車輪に供給される出
力トルクの離散値に基づいて人間のオペレータによって
操作される車輪型土工機械と、土工機械12の車輪に供
給される出力トルクの離散値に基づいて自動的に制御さ
れる車輪付き土工機械12との間には、各々いくつかの
重要な違いがあり得る。
【0042】初めに車輪型土工機械12は、図1に示すよ
うに、バケット16が材料の山23にしっかり「食いつ
いて」、車輪のトラクションを最大限にするために、実
質的に全ての動力が駆動伝達系28に移されている。こ
れがバケット16の初回の貫入であって、リフトシリン
ダ力の所定値を超えた場合、車輪型土工機械12の実質
的に全ての動力が駆動伝達系28に分散され、作業器具
14を制御する油圧系には最小限の動力が掛けられ、リ
フトシリンダ制御バルブ133には、動力が掛けられた
としてもごく僅かである。これは、この所定のリフトシ
リンダ力を超えた後に限り発生することになっており、
車輪型土工機械12の車輪13がこのような駆動伝達系
28へのかなりの動力分散を可能にする良好なトラクシ
ョンを持つことを示す。
【0043】離散トルクに基づくアルゴリズムが始まる
のは、バケット16が材料の山23の中に初回の貫入を
達成し、油圧リフトシリンダ20(複数の場合もある)
への力がリフトシリンダ力の所定値を超えた場合であ
る。この所定値は、材料の山23の性質と並んで、車輪
型土工機械12および関連装置の製作者により異なる。
この時点で、図2に示すように、リフトシリンダ制御バ
ルブ133を閉じ、車輪型土工機械12の駆動伝達系2
8を通じて全ての動力を伝えることによって、リフト指
令がゼロに設定される。オペレータは、リフトシリンダ
20の力が主油圧安全バルブ138の設定値よりも大き
い時、リフトシリンダ制御バルブ133を開くことがで
きる。これは、流量を主油圧安全バルブ138の向こう
側に送ることによって動力が浪費されることを意味する
であろう。トルクは、第1所定値または設定値Aまで増
え続ける。この所定値または設定値Aが、第2セグメン
トの始まりを示す。
【0044】完全に材料の山に貫入しているこの時点
で、車輪型土工機械12は、所定の傾斜指令シーケンス
に入り、電子制御装置128は、器具制御装置129を
介して油圧傾斜シリンダ26を作動させる傾斜シリンダ
制御バルブ132に指令信号を与える。この所定の傾斜
指令シーケンスは、バケット16の先端を山23になっ
た材料の表面に更に近づけ、材料の山23からの抵抗を
低減させることによって最終的に駆動伝達系トルクTを
軽減するように発生され、その結果バケット16内の材
料がバケット16後部に向かって移動するので、車輪型
土工機械12は前進することができる。人間のオペレー
タは、油圧器具制御装置129を作動するために絶えず
手動制御レバー入力130を使用している場合に、車輪
型土工機械12に材料の山23に対して全クラウディン
グ能力を加えさせられないし、また、オペレータが手動
制御レバー入力130を使って油圧器具制御装置129
を使用する時に小休止する場合、オペレータは、バケッ
ト16がより硬い材料の山23に貫入するほど長く小休
止することができない。
【0045】バケット16をラッキングするのに早すぎ
るか、または、多すぎると、バケット16が満載になる
前にバケットを材料の山23の表面に向って運び、油圧
リフトシリンダ20(複数の場合もある)の力を減ら
し、車輪13のスリップをもたらす可能性がある。従っ
て、所定の傾斜指令シーケンスは、駆動伝達系トルクT
が第2所定値または設定値Bを下回ると止められる。次
に、傾斜指令がほぼゼロに落ち、再び最大値まで上昇す
る。随意的に、車輪型土工機械12の電気油圧制御シス
テム120について、油圧リフトシリンダ20(複数の
場合もある)の力が主安全バルブの所定の割合、例えば
110%を超えている限り、たとえ駆動伝達系トルクが
第2所定値か設定値Bを下回ったとしても、所定の傾斜
指令シーケンスを維持することがある。傾斜指令は、再
びほぼゼロに落ち、再度最大値まで上昇する。
【0046】以下の記述は、説明目的に過ぎず、本説明
をそのように限定する意図はない。当業者は、本発明が
他の複数の応用に適することを理解するであろう。本発
明の他の態様、対象、及び、利点は、図面、開示、及
び、別記請求項を参照して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】土工機械の作業器具の輪郭図である。
【図2】本発明に関する土工機械の制御システムにおけ
る様々な態様のハードウェア・ブロック図である。
【図3A】材料を捕集し、持ち上げて放り落とすため
に、土工機械の車輪に供給される出力トルクの離散値に
基づいて土工機械のバケットを自動的に制御するソフト
ウェアを示す流れ図である。
【図3B】材料を捕集し、持ち上げて放り落とすため
に、土工機械の車輪に供給される出力トルクの離散値に
基づいて土工機械のバケットを自動的に制御するソフト
ウェアを示す流れ図である。
【図4A】図3Aおよび図3Bに従って、土工機械の車
輪に供給される出力トルクの離散値に基づいて材料を捕
集し持ち上げて放り落とすために土工機械のバケットを
自動的に制御するソフトウェアの第1の代替実施形態を
示し、また、所定のシーケンスに入る前に油圧シリンダ
の力が主油圧安全バルブの所定の割合を超えているか判
断した後に、材料の山から材料を取り出すために土工機
械のバケットを制御可能に作動させる流れ図である。
【図4B】図3Aおよび図3Bに従って、土工機械の車
輪に供給される出力トルクの離散値に基づいて材料を捕
集し持ち上げて放り落とすために土工機械のバケットを
自動的に制御するソフトウェアの第1の代替実施形態を
示し、また、所定のシーケンスに入る前に油圧シリンダ
の力が主油圧安全バルブの所定の割合を超えているか判
断した後に、材料の山から材料を取り出すために土工機
械のバケットを制御可能に作動させる流れ図である。
【図5A】図3Aおよび図3Bに従って、土工機械の車
輪に供給される出力トルクの離散値に基づいて材料を捕
集し持ち上げて放り落とすために土工機械のバケットを
自動的に制御するソフトウェアの第2の代替実施形態を
示し、また、所定のシーケンスに入る前に油圧リフトシ
リンダ(複数の場合もある)の力が所定の限界値つまり
所定の閾値を下回っているか判断した後に、材料の山か
ら材料を取り出すために土工機械のバケットを制御可能
に作動させる流れ図である。
【図5B】図3Aおよび図3Bに従って、土工機械の車
輪に供給される出力トルクの離散値に基づいて材料を捕
集し持ち上げて放り落とすために土工機械のバケットを
自動的に制御するソフトウェアの第2の代替実施形態を
示し、また、所定のシーケンスに入る前に油圧リフトシ
リンダ(複数の場合もある)の力が所定の限界値つまり
所定の閾値を下回っているか判断した後に、材料の山か
ら材料を取り出すために土工機械のバケットを制御可能
に作動させる流れ図である。
【符号の説明】
10 自動バケット積載システム 12 車輪型土工機械 13 車輪 14 作業器具 16 バケット 18 リフトアーム組立体 20 油圧リフトシリンダ(複数の場合もある) 22 リフトアーム枢軸ピン 23 材料の山 24 リフトアーム支持枢軸ピン 26 油圧傾斜シリンダ 28 駆動伝達系

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧傾斜シリンダと少なくとも1つの油
    圧リフトシリンダとにより制御可能に作動され材料を捕
    集し持ち上げて放り落とすためのバケットを含む、車輪
    を持つ土工機械の作業器具を自動的に制御する制御シス
    テムであって、 前記土工機械の前記車輪に加えられるトルク量の代表値
    を与えるトルク表示機構と、 前記トルク表示機構から前記代表トルク値を受け取り、
    前記トルク表示機構から受け取った前記代表トルク値が
    第1の所定値を超えているか判断し、次に、応答的に第1
    の指令信号を発生する電子制御装置と、 前記油圧傾斜シリンダが材料の山から材料を取り出すた
    めに土工機械の前記バケットを制御可能に作動させるた
    めに、前記第1の指令信号に応答して起動される所定の
    シーケンスで前記油圧傾斜シリンダへの油圧流体流量を
    制御する油圧器具制御装置と、を含むことを特徴とする
    制御システム。
  2. 【請求項2】 前記電子制御装置は、前記トルク表示機
    構から受け取った前記トルク代表値が第2の所定値より
    も小さいか判断し、次に、応答的に第2の指令信号を発
    生し、その結果、前記第2の指令信号に応答して、前記
    油圧器具制御装置が前記油圧傾斜シリンダへの油圧流体
    流量を制御する前記所定のシーケンスを止めることを特
    徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記電子制御装置は、前記トルク表示機
    構から受け取った前記トルク代表値が第3の所定値を超
    えているか判断し、次に、応答的に第3の指令信号を発
    生し、その結果、前記油圧器具制御装置が、前記第3の
    指令信号に応答して起動される所定のシーケンスによ
    り、材料の山から材料を取り出すために土工機械の前記
    バケットを制御可能に作動する前記油圧傾斜シリンダへ
    の油圧流体流量を制御することを特徴とする請求項2に
    記載の制御システム。
  4. 【請求項4】 前記電子制御装置は、前記トルク表示機
    構から受け取った前記トルク代表値が前記第3の所定値
    を超えていないか、及び、前記少なくとも1つの油圧リ
    フトシリンダの力の変化率が所定の限界値よりも低くな
    っていないか、を判断し、次に、前記土工機械の実質的
    に全ての動力を前記土工機械の駆動伝達系に向け、その
    結果、前記土工機械の前記バケットは、前記材料に係合
    させるためにクラウディング作業を実行することを特徴
    とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 【請求項5】 前記電子制御装置は、前記トルク表示機
    構から受け取った前記代表トルク値が前記第3の所定値
    を超えていないか、及び、前記少なくとも1つの油圧リ
    フトシリンダの力の変化率が所定の限界値を超えている
    か、を判断し、次に、前記油圧器具制御装置が、所定の
    シーケンスにより、材料の山から材料を取り出すために
    土工機械の前記バケットを制御可能に作動する前記油圧
    傾斜シリンダへの油圧流体流量を制御することになるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  6. 【請求項6】 前記所定の限界値は、方程式dN={f
    (n−3)−f(n)}により決められることを特徴と
    する請求項5に記載の制御システム。
  7. 【請求項7】 油圧傾斜シリンダと少なくとも1つの油
    圧リフトシリンダとにより制御可能に作動され材料を捕
    集し持ち上げて放り落とすためのバケットを含む、車輪
    を持つ土工機械の作業器具を制御する方法であって、 前記土工機械の前記車輪に加えられるトルクの代表値を
    トルク表示機構により与える段階と、 前記トルク表示機構から前記代表トルク信号を受け取
    り、前記トルク表示機構から受け取った前記トルク代表
    値が第1の所定値を超えているか判断し、次に、応答的
    に電子制御装置により第1の指令信号を発生する段階
    と、 前記油圧傾斜シリンダが油圧器具制御装置と協働して材
    料の山から材料を取り出すために土工機械の前記バケッ
    トを制御可能に作動するために、前記第1の指令信号に
    応答して起動される所定のシーケンスにより前記油圧傾
    斜シリンダへの油圧流体流量を制御する段階と、を含む
    ことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記トルク表示機構から受け取った前記
    トルク代表値が第2の所定値よりも小さいか判断し、次
    に、第2の指令信号に応答して前記油圧器具制御装置が
    前記油圧傾斜シリンダへの油圧流体流量を制御する前記
    所定のシーケンスを止めるように、前記電子制御装置に
    より応答的に第2の指令信号を発生する段階を更に含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記トルク表示機構から受け取った前記
    トルク代表値が第3の所定値を超えるか判断し、次に、
    前記油圧器具制御装置が第3の指令信号に応答して起動
    される所定のシーケンスで前記油圧傾斜シリンダへの油
    圧流体流量を制御するように、前記電子制御装置により
    応答的に第3の指令信号を発生する段階と、 材料の山から材料を取り出すために土工機械の前記バケ
    ットを制御可能に作動する段階と、を更に含むことを特
    徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記トルク表示機構から受け取った前
    記トルク代表値が第3の所定値を超えるか判断し、次
    に、前記油圧器具制御装置が第3の指令信号に応答して
    起動される所定のシーケンスで前記油圧傾斜シリンダへ
    の油圧流体流量を制御するように、前記電子制御装置に
    より応答的に第3の指令信号を発生する段階と、 材料の山から材料を取り出すために土工機械の前記バケ
    ットを制御可能に作動する段階と、を更に含むことを特
    徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 その後に前記油圧器具制御装置が所定
    のシーケンスにより前記油圧傾斜シリンダへの油圧流体
    流量を制御することになるように、前記トルク表示機構
    から受け取った前記トルク代表値が前記第3の所定値を
    超えていないか、及び、前記電子制御装置を用いて、前
    記少なくとも1つの油圧リフトシリンダの力の変化率が
    所定の限界値を超えているか、を判断する段階と、 材料の山から材料を取り出すために土工機械の前記バケ
    ットを制御可能に作動する段階と、を更に含むことを特
    徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記電子制御装置により前記少なくと
    も1つの油圧リフトシリンダの力の変化率が所定の閾値
    を超えているか判断され、次に前記油圧器具制御装置
    が、所定のシーケンスにより、材料の山から材料を取り
    出すために土工機械の前記バケットを制御可能に作動す
    る前記油圧傾斜シリンダへの油圧流体流量を前記電子制
    御装置を用いて制御することになるように、 前記トルク表示機構から受け取った前記トルク代表値が
    前記第2の所定値を超えていないかを判断する段階、を
    更に含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
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