JP2001211547A - 電力供給方法 - Google Patents

電力供給方法

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JP2001211547A JP2000018703A JP2000018703A JP2001211547A JP 2001211547 A JP2001211547 A JP 2001211547A JP 2000018703 A JP2000018703 A JP 2000018703A JP 2000018703 A JP2000018703 A JP 2000018703A JP 2001211547 A JP2001211547 A JP 2001211547A
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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たに電力消費端末に電力を供給する場合
に、ゾーン内の許容消費電力量を超えていても、エリア
内の許容消費電力量を超えない場合には自動的に当該ゾ
ーンの許容消費電力量を増加させる。 【解決手段】 電力線ネットワークを用い、各ブレーカ
2、3に電力消費端末5とデータの送受信をし、許容電
力消費量の情報や電力消費端末の情報を蓄積管理する手
段を備え、当該情報に基づき許容電力量を超えないよう
にサブブレーカ3の許容電力量を変化させる要求手段
と、電力消費端末5の電源オン/オフを要求する手段を
備えたサーバを設ける。電力消費端末5は、サーバ1に
起動を問合せる手段と、サーバの応答に応じて起動する
かどうかを決定する手段とを備える。サブブレーカ3
は、サーバ1の要求に応じて適宜、許容電力量を変化さ
せる手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宅内の電力線ネッ
トワークを利用したデータ通信技術にかかり、特に、電
力の有効利用を図り、不要な電力供給遮断を回避する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力会社から電力の供給を受け
ているオフィスビル、一般の住居等では、電力会社から
供給される電力の上限値が予め定められている。例え
ば、建築物全体を一つのエリアと捉えたとき、当該エリ
アにおける消費電力の許容量の上限値(エリア上限値)が
予め決まっている。そして、各エリアで消費される電力
が、エリア上限値を超えないように、ブレーカを設けて
管理している。
【0003】また、各エリアを複数のゾーンに分け、ゾ
ーン毎に消費電力の許容量の上限値(ゾーン上限値)を定
めて、ゾーン毎にも管理を行っていることが多い。その
際、ゾーン上限値は、その合計がエリア上限値になるよ
うに定められる。そして、各ゾーンにもブレーカを設
け、エリアと同様に、各ゾーン内で消費される電力がゾ
ーン上限値を超えないようにしている。すなわち、各エ
リア内またはゾーン内で消費される電力の合計が、エリ
ア上限値またはゾーン上限値を超えたときは、対応する
ブレーカが電力線回路を遮断して、電力の供給を停止し
ている。
【0004】特開平9−92121号公報には、サービ
スコンセントを備えた電力消費端末であって、当該サー
ビスコンセントに接続された他の電力消費端末の消費電
力を測定する機能と、ブレーカに出力電流を測定する機
能とを備えることで、消費電力の合計がブレーカにより
回路を遮断されない範囲に収まるように、各電力消費端
末の動作状態を制御する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エリアをゾーンに分け
て、ゾーン毎に消費電力の上限を設けて管理する従来の
技術では、ユーザは、各電力消費端末の消費電力の合計
を予め考慮して電力消費端末を使用しなければならなか
った。特に、エリア全体での消費電力は、エリア上限値
を超えていないのに、特定のゾーンでそのゾーンの上限
値を超えてしまうと、当該ゾーンへの電力の供給が停止
されてしまうという問題点があった。
【0006】一方、上記公報に開示されている技術によ
れば、新たに電力消費端末を起動して電力を供給しよう
とする場合、エリア全体としては、許容消費電力量の範
囲に収まっているときであっても、ゾーンの許容消費電
力量を超えてしまう場合には、当該電力消費端末には電
力は供給されない。すなわち、当該ゾーン内で起動中の
電力消費端末はそのまま動作を続けられるが、ユーザが
新たに電源をオンしたい電力消費端末は利用できないの
で、依然として不便である。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、各々、使
用可能な電力に制限値が設定されている端末群における
いずれかの群での電力使用が制限値を超える場合に、複
数の群全体での制限値を超えない範囲で、電力の使用を
制限する技術を提供することにある。
【0008】また、第2の目的は、いずれかの群で所定
の制限値を超える電力使用要求があったときに、電力供
給の遮断を生じさせないよう制限する技術を提供するこ
とにある。
【0009】さらに、第3の目的は、通過可能な電流の
最大値が可変である電力分電配信装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明では次の処理を行う。電力消費端末の起
動後における当該電力消費端末が属する端末群の総消費
電力を予測し、当該予測値が、当該端末群への供給電力
の制限値を超える場合には、当該端末群への供給電力の
制限値を当該予測値以上に増加させ、当該端末群への供
給電力の制限値の増加分を、他の端末群への供給電力の
制限値から差し引く。
【0011】前記第2の目的を達成するため、本発明で
はさらに次の処理を行う。電力消費端末から電源オン要
求があったとき、当該電力消費端末の起動後における領
域内の総消費電力が、領域への供給電力の制限値を超え
るときは、前記電力消費端末の電源オン要求を許可しな
い。
【0012】前記第3の目的を達成するため、本発明で
は、通過電流の最大値が決められている電力分電配信装
置において、電力線を通じて、前記最大値の変更指示を
受信して、前記最大値を変更する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本発明の実施形態にかかる電力供
給サービスシステムの全体構成を示す図である。本実施
形態にかかるシステムは、例えば建築物等の所定の領域
をエリア30として定め、そのエリア30内において、
サーバ1と、電力分電配信装置であるブレーカ2、3
と、家電品等の電力消費端末(以下、単に「端末」と称
することもある。)5とを備える。ブレーカには、メイ
ンブレーカ2と複数のサブブレーカ3とがある。
【0015】エリア30の外から電力供給を受けるため
の電力線9が、サーバ1およびメインブレーカ2とに接
続されている。メインブレーカ2は、さらに、各サブブ
レーカ3とそれぞれ電力線9を介して接続されている。
各サブブレーカ3には、1または2以上の電力消費端末
5が電力線9を介して接続されている。そして、サーバ
1、メインブレーカ2、サブブレーカ3、および、各電
力消費端末5は、電力線9を利用したデータ通信を行う
ことができる。ここで、各サブブレーカ3とそれに接続
される電力消費端末5の端末群を、それぞれゾーン40
と呼ぶ。つまり、一つのエリアは、複数のゾーンから構
成される。
【0016】メインブレーカ2は、エリア30内のすべ
ての電力消費端末5が消費する電力の合計が、所定の許
容量を超えたり、回線がショートして、規格外の異常電
流が流れると、それを検知して回路を遮断し、電力の供
給を停止する。ここで、所定の許容量とは、エリア内で
消費することができる電力の制限値であり、これを「エ
リア上限値」と呼ぶ。
【0017】サブブレーカ3は、各ゾーン40内のすべ
ての電力消費端末5が消費する電力の合計が、所定の許
容量を超えたり、回線がショートして、規格外の異常電
流が流れると、それを検知して回路を遮断し、電力の供
給を停止する。ここで、所定の許容量とは、ゾーン内で
消費することができる電力の制限値であり、これを「ゾ
ーン上限値」と呼ぶ。各ゾーンのゾーン上限値の合計
は、エリア上限値となるようにゾーン上限値を定める。
従って、ゾーン上限値の合計がエリア上限値以下となる
限り、ゾーン上限値は任意に設定可能である。
【0018】サーバ1は、当該サーバの属するエリア内
に存在する端末5に関する情報および、当該端末5の電
力使用状況を管理する。すなわち、端末5からの電源オ
ン要求に対して、電力使用状況に応じて、当該要求を許
可するかどうかを判断する。また、必要に応じて、サブ
ブレーカ3に対して、ゾーン上限値の変更を指示する。
【0019】各電力消費端末5は、電源をオンする際に
はサーバ1に問い合わせ、許可を受けてから電源をオン
し、電源をオフしたときには、その旨をサーバへ通知す
る。
【0020】図2は、サーバ1のハードウェア構成図で
ある。サーバ1は、所定のプログラム処理を行うCPU
101と、CPU101が処理するプログラムやプログ
ラムをロードするために必要な情報等、種々のデータを
格納する主記憶装置102および補助記憶装置103
と、種々のデータ等を入力するためのデータ入力装置1
04と、サーバ1をモニタするための表示装置105
と、電話線等の有線ネットワーク11との通信制御を行
う通信制御部106と、電力線ネットワーク12を介し
て種々のデータを送受信する電力線通信制御部107
と、PHS等の無線ネットワーク13との通信制御を行
う無線通信制御処理部108と、外部記憶I/O110
と、サーバに電力を供給する電源ユニット120とを備
える。
【0021】主記憶装置102、補助記憶装置103、
通信制御部106、電力線通信制御部107、無線通信
制御部109、および、外部記憶I/O110はCPU
101によって、内部バス115を介してCPU101
が送る命令やデータにより制御されている。外部記憶I
/O110には、さらに、ICカードの情報を読書きで
きるICカードリーダ/ライタ112と、コンパクトフ
ラッシュデータが読書きできるコンパクトフラッシュス
ロット113と、PCカードとのデータ入出力を行うP
Cカードスロット114とが接続可能である。これらに
より、各種情報媒体とのデータ入出力が可能となる。
【0022】ICカードリーダ/ライタ112、コンパ
クトフラッシュスロット113、および、PCカードス
ロット114は、サーバ本体に内蔵しても良いし、装置
の大きさによっては省略しても良い。また、表示装置1
05は、装置の大きさなどによっては無くても良い。ま
た、通信制御部106と無線通信制御部108は共通化
されていても良い。
【0023】図3は、サーバ1内の電力線通信制御部1
07のハードウェア構成を示す図である。電力線通信制
御部107は、分波・合波器171とデータ通信制御部
172とを備える。
【0024】電力線ネットワーク12では、電力線9を
流れる交流電流に、データ通信用の信号を、高周波を変
調して重ねてデータ通信を行う。従って、サーバ1が電
力消費端末5またはブレーカ2、3とデータ通信を行う
ためには、電力線9を介して受信した電流に重畳された
データ通信用の信号を抽出する必要がある。分波・合波
器171は、この交流電流を分波・合波器リングして、
データ通信用の信号を抽出する。さらに、分波・合波器
171は、データ通信制御部172から受信した信号
を、電力線9を流れる電流に重ねて、電力線ネットワー
ク12に送信する。
【0025】データ通信制御部172は、分波・合波器
171によって抽出された信号を、内部バス115を介
して、CPU101、主記憶装置102または補助記憶
装置103へ送信し、CPU101等から受信した信号
を分波・合波器171に送信する、データ通信制御を行
う。
【0026】また、サーバ1が端末5等と、電力線通信
ネットワーク106とは異なるネットワークを介して接
続する場合、データ通信制御部172は当該ネットワー
クとの通信メッセージの送受信を行う制御部となること
もでき、通信制御部106、または、無線通信制御部1
08と共通化することもできる。
【0027】図4は、本実施形態にかかる電力消費端末
5のハードウェア構成を示す図である。電力消費端末5
は、電力消費端末本体450と、情報処理部400とを
備える。
【0028】電力消費端末本体450は、当該端末本来
の機能を有する部分で、例えば、テレビであれば、ブラ
ウン管やチューナー等、本来のテレビの機能を実現する
部分である。電力消費端末本体450は、当該本体45
0に電力を供給するための電源ユニット410を備え
る。
【0029】情報処理部400は、電力線通信制御部1
07と、無線通信制御処理部108と、所定のプログラ
ムの処理を行うCPU403と、CPU403が処理す
るプログラムを格納するROM404と、プログラムを
ロードしたり、新たなプログラムを格納したり、データ
を格納するためのRAM405と、入力装置407と、
通信データ処理等をモニタできる表示装置408と、電
流制御部409と、スイッチ操作部411とを備える。
ROM404、RAM405、電力線通信制御部107
と、無線通信制御処理部108、および、表示装置40
8は、CPU403によって内部バス406を介してC
PU403が送る命令やデータによって制御されてい
る。電力線通信制御部107および無線通信処理部10
8は、サーバ1に備えるものと同じであるので、詳細な
説明は省略する。
【0030】電力消費端末本体450の電源がオフされ
ているときであっても、情報処理部400には電力が供
給されている。そして、電流制御部409は、CPU4
03の管理下で、電力消費端末本体450の電源オン/
オフの制御を行う。すなわち、電力消費端末本体450
の電源がオフされている状態の時に、ユーザがスイッチ
操作部411を操作して、電源をオンしようとすると、
電源制御部409は、CPU403にその旨を通知す
る。CPU403は、電力線通信制御部107を介し
て、サーバ1に電源をオンすることが可能か問い合わせ
る。そして、サーバ1からの応答メッセージを電力線通
信制御部107で抽出する。それが電源オンを許可する
通知であったときは、CPU403は電流制御部409
を制御して、電源ユニットに対して電力供給を開始す
る。電源オンを許可しない通知であったとき、または、
所定時間内にサーバ1から応答がない場合は、CPU4
03は、電源オンすることができないことを表示装置4
08に表示する。
【0031】図5は、サブブレーカ3のハードウェア構
成図である。
【0032】サブブレーカ3は、2つの電力線通信制御
部107と、所定のプログラムの処理を行うCPU50
3と、CPU503が処理するプログラムを格納するR
OM504と、プログラムの処理をロードしたり、新た
なプログラムを格納したり、データを格納するためのR
AM505と、サブブレーカ3があるゾーン内のゾーン
上限値を決定する電流制御部507とを有する。電力線
通信制御部107は、サーバ1に備えるものと同じであ
る。
【0033】電流制御部507のハードウェア構成の詳
細を図6に示す。電流制御部507は、複数のスイッチ
551と、スイッチ制御装置552とを有する。各スイ
ッチ551は、スイッチオフの時は電流を流さず、起動
時は、最大1アンペアの電流を流すことができる。この
スイッチ551は、電力線9に対して並列に設置されて
いる。例えば、10個のスイッチ551がオンされていれ
ば、電流制御部507全体では、最大10(A)の電流を流
すことができる。従って、並列に接続されるスイッチの
数が多いほど、このブレーカが許容する電力の最大値が
大きくなる。(注)各スイッチの電流の上限が1アンペ
アであることはどうやって制限するのでしょうか?各ス
イッチ551は、それぞれスイッチ制御装置552と制
御信号を伝送する線路553によって接続されている。
スイッチ制御装置552は、CPU506から送信され
た命令を受信して、各スイッチのオン/オフを制御す
る。これにより、当該ブレーカ3を通過することができ
る電流を1アンペアずつ増減することができる。例え
ば、CPU503がサーバ1からゾーン上限値の変更指
示を受けた場合、変更内容に応じて、スイッチ制御部5
52に対してスイッチオン/オフの指示をする。
【0034】ここで、スイッチの許容電流は1アンペア
に限らない。すなわち、スイッチの許容電流はさまざま
な値をとることができ、たとえば、許容電流量の小さい
スイッチを多数つけることによって、電流量すなわちゾ
ーン上限値を極め細かく制御することができる。また、
メインブレーカ2は、必ずしもここで説明したサブブレ
ーカ3のような構成である必要はないが、サブブレーカ
3と同じ構成のものを用いることもできる。
【0035】つぎに、図7は上で説明した構成を有する
ハードウェアを用いた、電力供給サービスシステムの機
能構成を示す図である。
【0036】サーバ1は、通信制御部151と、端末管
理部152と、電力消費端末情報テーブル160と、電
力消費状況テーブル170とを備える。
【0037】通信制御部151は、メインブレーカ2、
サブブレーカ3、および、電力消費端末5との通信を制
御する。
【0038】端末管理部152は、前記テーブル16
0、170の入出力を管理する。また、端末5からの電
源オン要求に対して、その端末5を起動した場合に、そ
の端末5が属するゾーン40の総消費電力を予測し、そ
の要求を許可するかどうかを判断する。さらに、その予
測値が当該ゾーン40のゾーン上限値を超える場合に
は、各ゾーン上限値を増減させて、ゾーン上限値を再分
配する。
【0039】具体的には、通知メッセージ310に含ま
れる要求元端末の端末ID312をキーに、端末情報テー
ブル160を参照し、要求元端末の消費電力164を抽
出する。さらに、通知メッセージ310に含まれるゾー
ンNo316をキーに、電力消費状況テーブル170を参
照して、ゾーン余裕電力レコード175からゾーン余裕
電力を抽出する。消費電力とゾーン余裕電力とを比較
し、電源オンできるかどうかを判断する。
【0040】消費電力がゾーン余裕電力よりも小さい時
は、そのまま電源オンを許可する。消費電力がゾーン余
裕電力を上回るときは、さらに、電力消費状況テーブル
170を参照して、エリア余裕電力レコード176から
エリア余裕電力を抽出する。そして、消費電力とエリア
余裕電力とを比較し、電源オンできるかどうかを判断す
る。
【0041】消費電力がエリア余裕電力よりも小さい時
は、ゾーン上限値を変更して、電源オンを許可する。す
なわち、要求元端末の電源をオンすると、当該ゾーンに
割り当てられている電力では不足してしまうが、エリア
全体では余裕があるようなとき、他のゾーンで余ってい
る使用可能電力の枠を当該ゾーンに割り当てることによ
って、要求元端末の利用を可能にする。
【0042】また、要求元端末の消費電力がエリア余裕
電力よりも大きい時は、エリア全体の消費電力がエリア
上限値を超えてしまうので、電源オンを許可しない。こ
の場合、電源オフを推奨する端末を決定し、要求元端末
に通知してもよい。
【0043】電力消費端末情報テーブル160の構造
を、図8に示す。すなわち、電力消費端末ID161と、
当該端末が属するゾーンNo162と、当該端末のプライ
オリティ163と、当該端末の消費電力164とが、そ
れぞれ対応付けて記憶されている。プライオリティにつ
いては、後述する。
【0044】電力消費状況テーブル170の構造を、図
9に示す。すなわち、ゾーンNo171、電力消費端末ID
172、当該電力消費端末が消費する電力173とが、
それぞれ対応付けて記憶されている。そして、各ゾーン
毎に、ゾーン上限値から当該ゾーンで現在消費している
電力を引いた値、すなわち、ゾーン上限値までどれだけ
余裕があるかを示すゾーン余裕電力レコード175を記
憶している。さらに、各ゾーンの余裕電力を合計した、
エリア全体の余裕電力を示すエリア余裕電力レコード1
76も記憶している。図9に示す例では、ゾーン1のゾ
ーン余裕電力は100ワット、エリア全体のエリア余裕電
力は、3800ワットである。
【0045】サブブレーカ3は、通信制御部351と、
ゾーン上限値変更制御部352と、固有情報テーブル3
53とを有する。通信制御部351は、サーバ1、メイ
ンブレーカ2、および、電力消費端末5との通信を制御
する。特に、電力消費端末5から送信されたメッセージ
を受信した場合は、当該メッセージの最後にゾーン情報
を付加し、サーバ1に送信する。
【0046】ゾーン上限値変更制御部352は、ゾーン
上限値の変更指示を受けて、電流制御部507を制御
し、ゾーン上限値を変更する。固有情報テーブル353
には、当該サブブレーカの属するゾーンNoが記憶されて
いる。
【0047】電力消費端末5は、図7に示すように情報
処理部400に通信制御部551と、電源制御部552
と、表示制御部553と、固有情報テーブル560とを
有する。通信制御部551は、サーバ1、メインブレー
カ2、および、サブブレーカ3との通信を制御する。電
源制御部552は、サーバ1に対して電源オンしてもよ
いか、問い合わせを行い、サーバ1の応答を解析し、そ
の内容に応じて電力消費端末本体450の電源のオン/
オフを制御する。固有情報テーブル560には、当該電
力消費端末の端末ID561と、定格消費電力562と、
プライオリティ563とが記憶されている。通信制御部
551が、通知メッセージ310を生成する時は、これ
らの情報を用いる。ここで、プライオリティとは、当該
電力消費端末に電力を供給する優先度を示す。すなわ
ち、ある電力消費端末から電源オン要求があったが、当
該電力消費端末の電源をオンすると、エリア上限値を超
えてしまうような場合、当該電力消費端末のプライオリ
ティを確認し、プライオリティが高い場合は、現在電源
がオンされているよりプライオリティの低い電力消費端
末の電源をオフするようにする。プライオリティは、予
めユーザが電力消費端末に登録しておくか、もしくは電
力消費端末のスイッチをオンにする際にユーザが入力す
る。または、端末の種類に応じて、予めデフォルト値を
決めて、記憶しておいてもよい。
【0048】以下、本実施形態にかかるシステムにおけ
る処理の流れについて、図面を用いて説明する。
【0049】図10は、本実施形態にかかる電力消費端
末で、電源をオンする際の処理を示すフローチャートで
ある。
【0050】ユーザが電力消費端末5を使用するとき、
電力消費端末5の電源をオンするためにスイッチ操作部
411を操作し、電源制御部552はこれを受け付ける
(S101)。通信制御部551は、電源オン要求をサ
ーバ1に通知するための通知メッセージ310をサーバ
1に対して送信する(S102)。通知メッセージ31
0は、図13に示すように、ヘッダ311、当該端末を
示す電力消費端末ID312、電源オン要求であるか電源
のオフの通知であるかを示す電源オン/オフ種別31
3、当該端末のプライオリティ314、および、当該端
末の消費電力315を含む。電力消費端末情報テーブル
160に既に登録済みの場合および、電源オフを通知す
るときは、プライオリティ314および消費電力315
は、含まなくてもよい。なお、ゾーンNo316は、サブ
ブレーカ3を経由したときに、当該サブブレーカ3が付
加する。サブブレーカ3での処理の詳細は後述する。
【0051】端末5は、サーバ1に通知メッセージ31
0を送信した後、サーバ1からの応答メッセージ320
を待つ(S103)。サーバ1から自端末宛ての応答メ
ッセージ320を受信すると、電源制御部552はメッ
セージの内容を解析する(S104)。応答メッセージ
320は、図14に示すようにヘッダ321、送信先端
末の属するゾーンNo322、送信先端末の電力消費端末
ID323、および、電源オンを許可するかどうかを示す
電源オンOK/NG種別324を含む。メッセージ解析
の結果、「電源オンOK」の応答であった場合、CPU
403が電流制御部409を制御し、直ちに電力消費端
末の電源ユニット410に電力が供給され、電源がオン
される(S105)。
【0052】「電源オンOK」の応答でなかった場合、
「電源オンNG」の応答であるかどうかを確認する(S
111)。電源オンNGの応答とは、当該端末の電源を
オンすると、エリア上限値を超えてしまうので、当該端
末の電源はオンできないことを示す。この応答を受信し
たら、表示制御部553は、表示装置408に当該端末
の電源はオンできないことを表示させる(S112)。
【0053】表示は、例えば「容量オーバーのため、電
源オンできません。他の端末の電源をオフしてくださ
い。」と表示しても良い。また、単に「NG」とだけ表
示してもよいし、所定のエラーコードを表示してもよ
い。また、表示装置とは別に、図示しないスピーカを備
え、音声または電子音等でユーザに知らせてもよい。
【0054】これにより、ユーザは、エリア内のいずれ
かの電力消費端末5の電源をオフしない限り、希望する
端末の電源をオンすることができないことを知ることが
できる。
【0055】「電源オンOK」、「電源オンNG」のいず
れの応答でもなかった場合は、電源オフ推奨端末の通知
であるかどうかをさらに確認する(S121)。電源オ
フ推奨端末の通知とは、当該端末の電源をオンすると、
エリア上限値を超えてしまう場合に、当該端末の電源を
オンするために、電源オフを推奨する端末をサーバ1が
選定して、ユーザに知らせるための通知である。当該推
奨端末の通知の場合は、電源オンOK/NG種別324
に、推奨端末の端末IDまたは名称等、端末の識別が可能
な情報が格納されている。電源オフ推奨端末の通知を受
信した電力消費端末5は、表示制御部553は、表示装
置408に推奨端末を表示する(S122)。
【0056】表示は、メッセージに含まれる推奨端末の
端末IDまたは名称をそのまま表示しても良いし、自端末
に図示しない変換テーブルを保有しておき、当該変換テ
ーブルを用いて他の表現に変換して表示してもよい。ま
た、表示装置とは別に、図示しないスピーカを備え、音
声または電子音等でユーザに知らせてもよい。
【0057】これにより、ユーザは、単に容量をオーバ
ーになることを知ることができるだけでなく、電源オフ
を推奨する端末を知ることができる。
【0058】図11は、本実施形態にかかるサーバの処
理を示すフローチャートである。
【0059】サーバ1は起動後、初期化処理を行うと、
電力消費端末5からのメッセージを受付可能な状態にな
る(S201、202)。通信制御部151が、電力消
費端末5から通知メッセージ310を受信すると、端末
情報管理部152は、当該メッセージ310を送信して
きた要求元の電力消費端末が、電力消費端末情報テーブ
ル160に登録されているかどうかを確認する(S20
3)。そして、未登録である場合には、当該端末の情報
(端末ID、消費電力、ゾーンNo、プライオリティ)を登
録する(S211)。さらに、端末管理部152は、電
力消費状況テーブル170を参照して、当該電力消費端
末があるゾーンのゾーン余裕電力レコード175の余裕
電力δzと、当該電力消費端末の消費電力Pを比較する
(S204)。ここで、例えば、要求元端末の消費電力
Pは1000ワットであったとする。
【0060】P<δzである場合、たとえば、ゾーン余
裕電力δzが1500ワットであったとすると、電力消費状
況テーブル170に、要求元端末のゾーンNo、端末ID、
消費電力を登録し、ゾーン余裕電力レコード175およ
び、エリア余裕電力レコード176を更新する(S20
5)。登録後、当該電力消費端末に「電源オンOK」の
応答メッセージ320を送信する(S206)。
【0061】P<δzでない場合は、たとえば、ゾーン
余裕電力δzが800ワットであったとすると、さらにエリ
ア余裕電力レコード176の余裕電力δaと、当該電力
消費端末の消費電力Pを比較する(S212)。
【0062】P<δaである場合は、たとえば、エリア
余裕電力δaが5000ワットであったとすると、他のゾー
ンのゾーン上限値を下げて、当該ゾーンのゾーン上限値
を増加させ、ゾーン上限値を再分配する(S213)。
すなわち、ゾーン内で消費している電力が、ゾーン上限
値まで余裕のある他のゾーンから、当該ゾーンに電力を
割り当て、当該端末の電源をオンできるようにする。
【0063】具体的な手順は、まず(P−δz)を求め
る。ここでは、当該電力消費端末があるゾーンで、当該
端末の電源をオンすることにより生じる電力の不足分
(P−δz)(上記の例では200ワット)を求めている。
他のゾーンのゾーン上限値を下げて、この不足分を当該
ゾーンに割り当て、新たなゾーン上限値を決定する。こ
こで、新たに決まるゾーン上限値は、単に(P−δz)
(上記の例では200ワット)だけ増減させても良いし、
多少余裕を持たせ(P−δz+α)だけ増減させてもよ
い。例えば、αを300ワットとすれば、上記の例では、5
00ワットだけ増減させてもよい。
【0064】端末管理部152が決定した新たなゾーン
上限値を、通信制御部151は、該当するサブブレーカ
3に対して通知する。そのときに送信するゾーン上限値
変更メッセージ330は、図15に示すように、ヘッダ
331、ゾーンNo332、および、ゾーン上限値333
を含む。ゾーンNo332とゾーン上限値333は、ゾー
ン上限値を変更するゾーンの数だけ含む。ゾーン上限値
変更メッセージ330を受信したゾーン上限値変更制御
部352は、電流制御部409のスイッチ551をオン
/オフさせて、ゾーン上限値を変更する。
【0065】これにより、ユーザは特に意識しなくて
も、自動的に、ゾーン上限値が変更されて、希望の端末
を利用することができる。また、従来は、他のゾーンに
割り当てられていて、利用されていなかった電力を有効
に利用することができる様になる。
【0066】S212において、P<δaでない場合
は、当該端末の電源をオンするためには、エリア内のい
ずれかの電力消費端末の電源をオフしないと、エリア全
体で消費する電力がエリア上限値を超えてしまう。その
ため、どの電力消費端末5の電源をオフすれば、希望の
端末の電源をオンすることができるかを、ユーザに知ら
せるようにすることができる。つまり、端末管理部は1
52、電力消費端末管理情報テーブル160のプライオ
リティ163および消費電力164を参照して、電源オ
フを推奨する端末を決定し、推奨端末通知メッセージと
して要求元端末に通知する(S221、S222)。推
奨端末通知メッセージは、図13に示す応答メッセージ
において、電源オン/オフ種別324に推奨端末の端末
IDまたは名称等、当該端末を識別可能な情報を記憶させ
たものである。
【0067】これにより、ユーザは、希望の端末の電源
をオンできない場合でも、電源オフ推奨端末を知ること
ができる。そして、推奨端末または他の端末の電源をオ
フした後に、再度、電源オン操作を試みることができ、
上記フローチャートの処理が繰り返される。
【0068】なお、推奨端末はユーザに知らせなくても
よい。この場合、S221〜S222の処理は行わな
い。推奨端末を知らせないときは、当該端末の電源をオ
ンすると、エリア上限値を超えてしまうことだけを通知
してもよいし、何等通知しなくてもよい。
【0069】図12は、本実施形態にかかるサブブレー
カの処理を示すフローチャートである。
【0070】サブブレーカ3の通信制御部351は、初
期化処理後(S301)、サーバ1および電力消費端末
5のいずれからもメッセージを受信可能となる(S30
2)。通信制御部351がメッセージを受信すると、ヘ
ッダを解析しサーバ1からのメッセージか端末5からの
メッセージかを判断する(S303)。サーバ1からの
メッセージである場合、更にメッセージを解析し(S3
04)、ゾーン上限値の変更指示である場合、指示され
たゾーン上限値に変更するため、ゾーン上限値変更制御
部352に通知する(S305、306)。変更が完了
すると、その旨をサーバ1に通知する(S307)。
【0071】S305において、サーバ1からのメッセ
ージが電力消費端末5に対するものであれば、そのまま
電力消費端末5に送信する(S313)。
【0072】S303において、受信メッセージが電力
消費端末5からのメッセージである場合、メッセージの
最後にゾーン情報、具体的にはゾーンNoを付加して(S
311)、サーバ1に送信する(S312)。
【0073】次に、電力消費端末5が電源をオフする場
合、通知メッセージ310の電源オン/オフ種別313
に、電源オフを示す情報を格納して、当該メッセージを
サーバ1へ送信する。サーバ1では、これを受信する
と、電源オン/オフ種別313から電源オフ通知である
ことを判別する。そして、端末IDをキーとして、電力消
費状況テーブル170の当該端末のレコードを消去し、
ゾーン余裕電力レコード175および、エリア余裕電力
レコード176を更新する。
【0074】以上説明した実施形態によれば、電力消費
端末のユーザが不用意に電力消費端末を稼動させようと
して、サブブレーカの許容電力であるゾーン上限値を超
えた場合でも、事前にサーバからの制御により、ゾーン
毎のブレーカの許容電力量を増減させたり、電力消費端
末がサーバからの許可なく稼動しないようにでき、意図
しないブレーカによる電力遮断を防止でき有効である。
【0075】また、特定のブレーカに関係するゾーン内
の電力消費端末が集中的に使用されても電力遮断が起き
ないように対応でき有効である。
【0076】
【発明の効果】本発明により、所定の許容範囲内で電力
を利用するときに、局所的な電力供給の遮断が回避でき
る。
【0077】さらに、本発明によれば、所定の許容範囲
を超えるような電力使用要求があったときに、電力供給
の遮断が生じないよう、電力使用の抑制が行われる。
【0078】また、本発明によれば、供給する電力の上
限値を変更できて、余裕電力の融通が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる電力供給サービスシ
ステムの全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態にかかるサーバ1のハードウ
ェア構成を示す説明図である。
【図3】サーバ1内の電力線通信制御部107のハード
ウェア構成を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態例にかかる電力消費端末5の
ハードウェア構成を示す説明図である。
【図5】サブブレーカ3のハードウェア構成を示す説明
図である。
【図6】電流制御部507のハードウェア構成を示す説
明図である。
【図7】本発明の実施形態にかかる電力供給サービスシ
ステムの機能構成を示す説明図である。
【図8】電力消費端末情報テーブル160の構造を説明
する図である。
【図9】電力消費状況テーブル170の構造を説明する
図である。
【図10】本実施形態にかかる電力消費端末5で、電源
をオンする際の処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態にかかるサーバ1での処理を示す
フローチャートである。
【図12】本実施形態にかかるサブブレーカ3での処理
を示すフローチャートである。
【図13】電力消費端末5からのサーバ1に対する通知
メッセージのフォーマットを示す説明図である。
【図14】サーバ1からの応答メッセージフォーマット
を示す説明図である。
【図15】サーバ1からサブブレーカ3に対するゾーン
上限値変更メッセージのフォーマットを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…サーバ、2…メインブレーカ、3…サブブレーカ、
5…電力消費端末、9…電力線、30…エリア、40…
ゾーン、107…電力線通信制御部、171…分波・合
波器、172…データ通信制御部、400…情報処理
部、450…電力消費端末本体、409、507…電流
制御部、151、351、551…通信制御部、152
…端末管理部、160…電力消費端末情報テーブル、1
70…電力消費状況テーブル、552…電源制御部、5
53…表示制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 宏之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 滝田 功 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 澤村 伸一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5G066 KA01 KA11 KD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の領域について予め定められた許容電
    力量に基づいて、当該領域に含まれ、それぞれ1以上の
    電力消費端末を含む複数の端末群のそれぞれへの供給電
    力を制限する電力供給方法であって、 いずれかの電力消費端末の起動後における当該電力消費
    端末が属する端末群の総消費電力を予測し、当該予測値
    が、当該端末群への供給電力の制限値を超える場合に
    は、当該端末群への供給電力の制限値を当該予測値以上
    に増加させ、当該端末群への供給電力の制限値の増加分
    を、他の端末群への供給電力の制限値から差し引くこと
    を特徴とする電力供給方法。
  2. 【請求項2】電力の供給を受ける1以上の電力消費端末
    を含む複数の端末群を含んでなる所定の領域について予
    め定められた供給電力の制限値に基づいて、電力分電配
    信装置の設定によって定まる当該端末群への供給電力の
    制限値を管理するサーバであって、 電力消費端末から電源オン要求を受信したとき、当該電
    力消費端末の電源をオンした場合の当該電力消費端末が
    属する端末群の総消費電力を予測する第1の予測手段
    と、 当該予測値が当該端末群への供給電力の制限値を超える
    場合には、当該端末群への供給電力の制限値を当該予測
    値以上に増加させ、当該端末群への供給電力の制限値の
    増加分を、他の端末群への供給電力の制限値から差し引
    き、各端末群の新たな供給電力の制限値を決定する決定
    手段と、 前記電力分電配信装置に対して、前記新たな供給電力の
    制限値を通知し、当該電力分電配信装置の設定の変更を
    指示する指示手段と、を備えることを特徴とするサー
    バ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のサーバであって、 前記予測値が当該端末群への供給電力の制限値を超えな
    い場合には、前記電力消費端末に対して前記電源オン要
    求の許可通知をする通知手段を、さらに備えることを特
    徴とするサーバ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のサーバであって、 前記電力消費端末の電源をオンした場合の当該領域の総
    消費電力を予測する第2の予測手段を、さらに備え、 前記通知手段は、 前記第2の予測手段による予測値が、前記領域の供給電
    力の制限値を超える場合には、当該電源オン要求の不許
    可を通知することを特徴とするサーバ。
  5. 【請求項5】入力側の電力線から流入する電流が電流回
    路を通過して出力側の電力線へ流出し、前記電流回路の
    通過電流が所定の最大値を超えると、前記電流回路を遮
    断する電力分電配信装置であって、 前記電力線を通じて、前記最大値の変更指示を受信する
    受信手段と、 前記変更指示に基づいて前記最大値を変更する変更手段
    と、を備えることを特徴とする電力分電配信装置。
  6. 【請求項6】外部からの電源オン指示を受け付けたと
    き、サーバに対して電源オン要求を送信する送信手段
    と、 前記サーバから電源オンの許可通知を受信したときに、
    電源をオンする電源手段と、 前記サーバから電源オンの不許可通知を受信したとき
    に、電源をオンできないことを外部に報知する報知手段
    と、を備えることを特徴とする電力消費端末。
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