JP2001211446A - 監視カメラ装置 - Google Patents
監視カメラ装置Info
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- JP2001211446A JP2001211446A JP2000019693A JP2000019693A JP2001211446A JP 2001211446 A JP2001211446 A JP 2001211446A JP 2000019693 A JP2000019693 A JP 2000019693A JP 2000019693 A JP2000019693 A JP 2000019693A JP 2001211446 A JP2001211446 A JP 2001211446A
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- focus adjustment
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮像方向を変更したときに、撮像位置の被写
体までの離隔距離に応じたフォーカス調整を、安価に、
かつ自動的に行うことのできる監視カメラ装置を提供す
ること。 【解決手段】 カメラポールＰ上の回転台１３に監視カ
メラ本体１１を設置されるとき、ＣＰＵ２１が、その回
転台１３による回動角θ１と、予めメモリ２２内に設定
されている監視カメラ本体１１の光軸までの設置高さＨ
とに基づいて撮像位置までの離隔距離Ｌを算出し、その
算出結果Ｌに基づいて監視カメラ本体１１のフォーカス
調整を行う。
体までの離隔距離に応じたフォーカス調整を、安価に、
かつ自動的に行うことのできる監視カメラ装置を提供す
ること。 【解決手段】 カメラポールＰ上の回転台１３に監視カ
メラ本体１１を設置されるとき、ＣＰＵ２１が、その回
転台１３による回動角θ１と、予めメモリ２２内に設定
されている監視カメラ本体１１の光軸までの設置高さＨ
とに基づいて撮像位置までの離隔距離Ｌを算出し、その
算出結果Ｌに基づいて監視カメラ本体１１のフォーカス
調整を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視カメラ装置に
関し、詳しくは、複数箇所の被写体を撮像する場合のフ
ォーカス制御を容易にしたものに関する。
関し、詳しくは、複数箇所の被写体を撮像する場合のフ
ォーカス制御を容易にしたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、１箇所の被写体の場合にはフ
ォーカスを固定したカメラによる鮮明な映像で監視をす
ることができるが、旋回などして撮像方向を変更し離隔
距離の異なる複数箇所の被写体を鮮明な映像で監視する
には、それぞれの離隔距離に応じた焦点距離を合わせる
ためのフォーカス調整値を、予め手動操作して調整した
上でプリセットポイントとして、その撮像方向の角度に
応じた旋回量および仰角などと共に記憶登録し、監視時
に適宜呼び出してフォーカス制御を行うプリセット制御
方式を採用するのが一般的である。
ォーカスを固定したカメラによる鮮明な映像で監視をす
ることができるが、旋回などして撮像方向を変更し離隔
距離の異なる複数箇所の被写体を鮮明な映像で監視する
には、それぞれの離隔距離に応じた焦点距離を合わせる
ためのフォーカス調整値を、予め手動操作して調整した
上でプリセットポイントとして、その撮像方向の角度に
応じた旋回量および仰角などと共に記憶登録し、監視時
に適宜呼び出してフォーカス制御を行うプリセット制御
方式を採用するのが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の監視カメラ装置にあっては、プリセットする
ための煩雑な操作が必要であり、また、プリセットされ
ていないポイントの場合には、撮像方向とともにフォー
カスを都度、手動調整しなければ、その撮像位置の被写
体を鮮明な映像で監視することができず、さらに、撮像
方向の仰角は一致するにしても離隔距離が異なって焦点
距離を調整する必要のある建築物の場合には、旋回する
だけでは鮮明な映像で監視をすることができない、とい
う問題があった。
うな従来の監視カメラ装置にあっては、プリセットする
ための煩雑な操作が必要であり、また、プリセットされ
ていないポイントの場合には、撮像方向とともにフォー
カスを都度、手動調整しなければ、その撮像位置の被写
体を鮮明な映像で監視することができず、さらに、撮像
方向の仰角は一致するにしても離隔距離が異なって焦点
距離を調整する必要のある建築物の場合には、旋回する
だけでは鮮明な映像で監視をすることができない、とい
う問題があった。
【０００４】この問題を解消するには、オートフォーカ
スレンズを採用することによりフォーカス調整を自動化
することが考えられるが、オートフォーカスレンズ自体
が高価であると共に、カメラの機種毎や、監視対象エリ
アの違いによる焦点距離毎に、専用のレンズを開発する
必要があり、コスト高になってしまう。
スレンズを採用することによりフォーカス調整を自動化
することが考えられるが、オートフォーカスレンズ自体
が高価であると共に、カメラの機種毎や、監視対象エリ
アの違いによる焦点距離毎に、専用のレンズを開発する
必要があり、コスト高になってしまう。
【０００５】そこで、本発明は、このような問題を解決
するためになされたもので、撮像方向を変更したとき
に、撮像位置の被写体までの離隔距離に応じたフォーカ
ス調整を、安価に、かつ自動的に行うことのできる監視
カメラ装置を提供するものである。
するためになされたもので、撮像方向を変更したとき
に、撮像位置の被写体までの離隔距離に応じたフォーカ
ス調整を、安価に、かつ自動的に行うことのできる監視
カメラ装置を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の監視
カメラ装置は、撮像方向を変更する駆動機構を備えて、
離隔距離の異なる撮像位置の被写体を撮像する監視カメ
ラ装置であって、前記撮像方向の角度を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出される撮像角度および予
め設定されている装置の設置高さから前記撮像位置まで
の前記離隔距離を算出する算出手段と、前記算出手段に
よる前記離隔距離の算出結果に基づいてフォーカス調整
を自動的に行う調整手段と、を備えた構成を有してい
る。
カメラ装置は、撮像方向を変更する駆動機構を備えて、
離隔距離の異なる撮像位置の被写体を撮像する監視カメ
ラ装置であって、前記撮像方向の角度を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出される撮像角度および予
め設定されている装置の設置高さから前記撮像位置まで
の前記離隔距離を算出する算出手段と、前記算出手段に
よる前記離隔距離の算出結果に基づいてフォーカス調整
を自動的に行う調整手段と、を備えた構成を有してい
る。
【０００７】この構成により、検出された撮像角度（撮
像方向に応じた回転角や仰角など）および設置高さから
撮像位置までの離隔距離が算出され、その算出された離
隔距離に応じたフォーカス調整が自動的に行われて、そ
の撮像位置の被写体が撮像される。したがって、高価に
なるオートフォーカスレンズによらずに、撮像方向を変
更したときの離隔距離の異なる撮像位置に自動的にフォ
ーカス調整をして被写体を撮像し監視することができ、
操作者に負担を掛けることなく監視業務の効率を向上さ
せることができる。
像方向に応じた回転角や仰角など）および設置高さから
撮像位置までの離隔距離が算出され、その算出された離
隔距離に応じたフォーカス調整が自動的に行われて、そ
の撮像位置の被写体が撮像される。したがって、高価に
なるオートフォーカスレンズによらずに、撮像方向を変
更したときの離隔距離の異なる撮像位置に自動的にフォ
ーカス調整をして被写体を撮像し監視することができ、
操作者に負担を掛けることなく監視業務の効率を向上さ
せることができる。
【０００８】また、本発明に係る第２の監視カメラ装置
は、上記第１の発明の構成に加えて、前記検出手段によ
り検出された前記撮像角度に対応付けして前記算出手段
による前記算出結果に基づくフォーカス調整値を記憶す
る記憶手段を備え、前記調整手段は、前記駆動機構によ
り前記撮像方向を変更されて前記検出手段により検出さ
れる角度が前記記憶手段内に記憶されている前記撮像角
度に一致したとき、前記記憶手段内で前記撮像角度に対
応付けされている前記フォーカス調整値を用いてフォー
カスの調整を自動的に行う構成を有している。
は、上記第１の発明の構成に加えて、前記検出手段によ
り検出された前記撮像角度に対応付けして前記算出手段
による前記算出結果に基づくフォーカス調整値を記憶す
る記憶手段を備え、前記調整手段は、前記駆動機構によ
り前記撮像方向を変更されて前記検出手段により検出さ
れる角度が前記記憶手段内に記憶されている前記撮像角
度に一致したとき、前記記憶手段内で前記撮像角度に対
応付けされている前記フォーカス調整値を用いてフォー
カスの調整を自動的に行う構成を有している。
【０００９】この構成により、算出された離隔距離に応
じたフォーカス調整値が、検出された撮像角度に対応付
けされて記憶され、その撮像角度での撮像が行われると
き、対応付けされている調整値が呼び出されて自動的に
フォーカス調整が行われる。したがって、煩雑なプリセ
ット操作を行うことなく、撮像方向毎の撮像位置にあわ
せて調整されたフォーカスで被写体を撮像して監視する
ことができ、操作者に負担を掛けることなく監視業務の
効率を向上させることができる。
じたフォーカス調整値が、検出された撮像角度に対応付
けされて記憶され、その撮像角度での撮像が行われると
き、対応付けされている調整値が呼び出されて自動的に
フォーカス調整が行われる。したがって、煩雑なプリセ
ット操作を行うことなく、撮像方向毎の撮像位置にあわ
せて調整されたフォーカスで被写体を撮像して監視する
ことができ、操作者に負担を掛けることなく監視業務の
効率を向上させることができる。
【００１０】さらに、本発明に係る第３の監視カメラ装
置は、上記第２の発明の構成に加えて、手動によりフォ
ーカス調整されたときの調整値を前記検出手段により検
出された前記撮像角度に対応付けして前記記憶手段に記
憶する構成を有している。
置は、上記第２の発明の構成に加えて、手動によりフォ
ーカス調整されたときの調整値を前記検出手段により検
出された前記撮像角度に対応付けして前記記憶手段に記
憶する構成を有している。
【００１１】この構成により、手動調整されたフォーカ
ス調整値が、その手動調整時に検出された撮像角度に対
応付けされて記憶され、その撮像角度での撮像が行われ
るとき、対応付けされている調整値が呼び出されて自動
的にフォーカス調整が行われる。したがって、プリセッ
トポイント以外の撮像位置の被写体を監視する場合や、
撮像方向から算出した離隔距離と異なる撮像位置の被写
体を監視する場合などにも、オートフォーカスレンズに
よらずに、その被写体にあわせて一度フォーカスを手動
調整するだけで、以降には自動的にフォーカス調整をし
て撮像し監視することができ、操作者に負担を掛けるこ
となく監視業務の効率を向上させることができる。
ス調整値が、その手動調整時に検出された撮像角度に対
応付けされて記憶され、その撮像角度での撮像が行われ
るとき、対応付けされている調整値が呼び出されて自動
的にフォーカス調整が行われる。したがって、プリセッ
トポイント以外の撮像位置の被写体を監視する場合や、
撮像方向から算出した離隔距離と異なる撮像位置の被写
体を監視する場合などにも、オートフォーカスレンズに
よらずに、その被写体にあわせて一度フォーカスを手動
調整するだけで、以降には自動的にフォーカス調整をし
て撮像し監視することができ、操作者に負担を掛けるこ
となく監視業務の効率を向上させることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図１〜図３は本発明に係る監視カメラ装置の第
１実施形態を示す図である。
明する。図１〜図３は本発明に係る監視カメラ装置の第
１実施形態を示す図である。
【００１３】図１において、監視カメラ装置１０は、図
２に示すようにカメラポールＰの上部に設置された監視
カメラ本体１１と、この監視カメラ本体１１により撮像
された映像を出力するモニタ１２と、カメラポールＰ上
に配設されて支持する監視カメラ本体１１を水平面内で
回転させるとともに、垂直面内に回転させ監視カメラ本
体１１の撮像方向を変更する回転台（駆動機構）１３
と、これら監視カメラ本体１１および回転台1３を遠隔
操作する操作器１４と、この操作器１４からの入力信号
に基づく駆動信号を送出して監視カメラ本体１１および
回転台１３の駆動を制御する制御装置１５と、により構
築されている。なお、制御装置１５は、回転台１３内に
内蔵したり、回転台１３と分離して設置するようにして
もよい。
２に示すようにカメラポールＰの上部に設置された監視
カメラ本体１１と、この監視カメラ本体１１により撮像
された映像を出力するモニタ１２と、カメラポールＰ上
に配設されて支持する監視カメラ本体１１を水平面内で
回転させるとともに、垂直面内に回転させ監視カメラ本
体１１の撮像方向を変更する回転台（駆動機構）１３
と、これら監視カメラ本体１１および回転台1３を遠隔
操作する操作器１４と、この操作器１４からの入力信号
に基づく駆動信号を送出して監視カメラ本体１１および
回転台１３の駆動を制御する制御装置１５と、により構
築されている。なお、制御装置１５は、回転台１３内に
内蔵したり、回転台１３と分離して設置するようにして
もよい。
【００１４】制御装置１５は、内蔵メモリ内に格納する
制御プログラムに従って信号の出入力を統括制御するＣ
ＰＵ２１と、このＣＰＵ２１の動作する上で必要なデー
タを不揮発に記憶保持するメモリ２２と、操作器１４に
接続されてユーザの入力操作に基づく入力信号をＣＰＵ
２１に受け渡すＩ／Ｆ２３と、ＣＰＵ２１から送られて
きた制御信号を駆動信号に変換して回転台１３に送出し
監視カメラ本体１１の回動を制御する回転制御部２４
と、ＣＰＵ２１から送られてきた制御信号を駆動信号に
変換して監視カメラ本体１１に送出しズーム・フォーカ
ス調整を制御するレンズ制御部２５と、を備えている。
制御プログラムに従って信号の出入力を統括制御するＣ
ＰＵ２１と、このＣＰＵ２１の動作する上で必要なデー
タを不揮発に記憶保持するメモリ２２と、操作器１４に
接続されてユーザの入力操作に基づく入力信号をＣＰＵ
２１に受け渡すＩ／Ｆ２３と、ＣＰＵ２１から送られて
きた制御信号を駆動信号に変換して回転台１３に送出し
監視カメラ本体１１の回動を制御する回転制御部２４
と、ＣＰＵ２１から送られてきた制御信号を駆動信号に
変換して監視カメラ本体１１に送出しズーム・フォーカ
ス調整を制御するレンズ制御部２５と、を備えている。
【００１５】この制御装置１５は、カメラポールＰおよ
び回転台１３の高さに監視カメラ本体１１の光軸までの
距離を加えた監視カメラ本体１１の設置高さＨをメモリ
２２内に予め設定しておくことにより、ＣＰＵ２１が、
回転台１３から送られてくる垂直方向の回動角（仰角）
θ１とこの設置高さＨとから監視カメラ本体１１の撮像
する地点（撮像位置の被写体）までの距離Ｌを算出し、
その算出結果Ｌを焦点距離とするフォーカス調整値に基
づく制御信号をレンズ制御部２５に送出して駆動信号に
変換させ監視カメラ本体１１に送るようになっている。
び回転台１３の高さに監視カメラ本体１１の光軸までの
距離を加えた監視カメラ本体１１の設置高さＨをメモリ
２２内に予め設定しておくことにより、ＣＰＵ２１が、
回転台１３から送られてくる垂直方向の回動角（仰角）
θ１とこの設置高さＨとから監視カメラ本体１１の撮像
する地点（撮像位置の被写体）までの距離Ｌを算出し、
その算出結果Ｌを焦点距離とするフォーカス調整値に基
づく制御信号をレンズ制御部２５に送出して駆動信号に
変換させ監視カメラ本体１１に送るようになっている。
【００１６】したがって、監視カメラ本体１１は、操作
器１４からフォーカス調整を行わなくても撮像位置の被
写体に自動的にフォーカスを合わせることができ、その
被写体を鮮明に撮像することができる。
器１４からフォーカス調整を行わなくても撮像位置の被
写体に自動的にフォーカスを合わせることができ、その
被写体を鮮明に撮像することができる。
【００１７】また、このフォーカス調整値は、監視カメ
ラ本体１１が水平方向に周回する際に停止するように設
定されている回動角（回転角）θ２毎に、被写体とする
撮像位置に応じた垂直方向の回動角θ１と共に対応付け
してメモリ２２内に記憶保持されており、監視カメラ本
体１１の撮像方向が回動角θ２（例えば、設定範囲±
０．５°）に停止したときに、メモリ２２内から回動角
θ１およびフォーカス調整値を読み出して回転制御部２
４およびレンズ制御部２５を介して回転台１３および監
視カメラ本体１１に駆動信号を送出し、撮像方向を被写
体に向けると共にその被写体にフォーカスをあわせる調
整を自動的に行うようになっている。すなわち、ＣＰＵ
２１が算出手段および調整手段を構成すると共にメモリ
２２が記憶手段を構成している。なお、回転台１３の回
動角θ１、θ２は例えば、モータ部に設けられているエ
ンコーダの信号を用いて検出すようにするなどすればよ
い。
ラ本体１１が水平方向に周回する際に停止するように設
定されている回動角（回転角）θ２毎に、被写体とする
撮像位置に応じた垂直方向の回動角θ１と共に対応付け
してメモリ２２内に記憶保持されており、監視カメラ本
体１１の撮像方向が回動角θ２（例えば、設定範囲±
０．５°）に停止したときに、メモリ２２内から回動角
θ１およびフォーカス調整値を読み出して回転制御部２
４およびレンズ制御部２５を介して回転台１３および監
視カメラ本体１１に駆動信号を送出し、撮像方向を被写
体に向けると共にその被写体にフォーカスをあわせる調
整を自動的に行うようになっている。すなわち、ＣＰＵ
２１が算出手段および調整手段を構成すると共にメモリ
２２が記憶手段を構成している。なお、回転台１３の回
動角θ１、θ２は例えば、モータ部に設けられているエ
ンコーダの信号を用いて検出すようにするなどすればよ
い。
【００１８】したがって、例えば図３に示すように、監
視カメラ本体１１が水平方向に４５°刻みに周回して被
写体を撮像するように回動角θ２を設定し、また、その
回動角θ２毎にその被写体とする撮像方向に応じた鉛直
方向の回動角θ１を設定するだけで、回転台１３が、回
転制御部２４を介する駆動信号に応じて、監視カメラ本
体１１の撮像方向を水平方向には予め設定されている撮
像時間間隔に回動角θ２の４５°刻みに切り替えると共
に、その回動角θ２毎の鉛直方向の回動角θ１となるよ
うに駆動する一方、その監視カメラ本体１１は、回動角
θ１、θ２の撮像方向毎の距離Ｌ１〜Ｌｎに対応するフ
ォーカス調整値に基づく駆動信号をレンズ制御部２５を
介して受け取って、それぞれの被写体にあわせてフォー
カス調整をすることができる。
視カメラ本体１１が水平方向に４５°刻みに周回して被
写体を撮像するように回動角θ２を設定し、また、その
回動角θ２毎にその被写体とする撮像方向に応じた鉛直
方向の回動角θ１を設定するだけで、回転台１３が、回
転制御部２４を介する駆動信号に応じて、監視カメラ本
体１１の撮像方向を水平方向には予め設定されている撮
像時間間隔に回動角θ２の４５°刻みに切り替えると共
に、その回動角θ２毎の鉛直方向の回動角θ１となるよ
うに駆動する一方、その監視カメラ本体１１は、回動角
θ１、θ２の撮像方向毎の距離Ｌ１〜Ｌｎに対応するフ
ォーカス調整値に基づく駆動信号をレンズ制御部２５を
介して受け取って、それぞれの被写体にあわせてフォー
カス調整をすることができる。
【００１９】このように本実施形態においては、撮像方
向の回動角θ２に応じた回動角θ１および設置高さＨか
ら撮像位置までの離隔距離Ｌ１〜Ｌｎを算出し、その算
出結果の離隔距離Ｌ１〜Ｌｎに応じた調整値により、監
視カメラ本体１１のフォーカス調整を自動的に行うこと
ができ、撮像方向に応じて被写体までの焦点距離が異な
る場合でも、煩雑なプリセット操作を行うことなく、ま
た、高価なオートフォーカスレンズによらずに、被写体
にフォーカスをあわせて鮮明な映像で撮像し監視するこ
とができる。
向の回動角θ２に応じた回動角θ１および設置高さＨか
ら撮像位置までの離隔距離Ｌ１〜Ｌｎを算出し、その算
出結果の離隔距離Ｌ１〜Ｌｎに応じた調整値により、監
視カメラ本体１１のフォーカス調整を自動的に行うこと
ができ、撮像方向に応じて被写体までの焦点距離が異な
る場合でも、煩雑なプリセット操作を行うことなく、ま
た、高価なオートフォーカスレンズによらずに、被写体
にフォーカスをあわせて鮮明な映像で撮像し監視するこ
とができる。
【００２０】したがって、監視業務を安価な監視カメラ
装置１０によりユーザに容易に行うことができる。
装置１０によりユーザに容易に行うことができる。
【００２１】次に、図４は本発明に係る監視カメラ装置
の第２実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、
上述実施形態と略同様に構成されているので、図１〜図
３を流用し同様な構成には同一の符号を付して特徴部分
を説明する。
の第２実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、
上述実施形態と略同様に構成されているので、図１〜図
３を流用し同様な構成には同一の符号を付して特徴部分
を説明する。
【００２２】図１において、監視カメラ装置１０は、操
作器１４から回転台1３の回動角θ１、θ２を入力設定
することにより撮像位置の指定と共にそのフォーカス調
整を自動的に行うことができるのに加えて、設定された
撮像方向（回動角θ１、θ２）での監視中に、または、
操作器１４から回転台1３を駆動させて回動角θ１、θ
２（撮像位置）を指定した後に、監視カメラ本体１１の
映像をモニタ１２で確認しつつフォーカス調整を操作器
１４から行うことができるようになっており、その手動
調整されたときの監視カメラ本体１１のフォーカス調整
値を、メモリ２２内に、その回動角θ１、θ２に対応付
けして記憶することができるようになっている。
作器１４から回転台1３の回動角θ１、θ２を入力設定
することにより撮像位置の指定と共にそのフォーカス調
整を自動的に行うことができるのに加えて、設定された
撮像方向（回動角θ１、θ２）での監視中に、または、
操作器１４から回転台1３を駆動させて回動角θ１、θ
２（撮像位置）を指定した後に、監視カメラ本体１１の
映像をモニタ１２で確認しつつフォーカス調整を操作器
１４から行うことができるようになっており、その手動
調整されたときの監視カメラ本体１１のフォーカス調整
値を、メモリ２２内に、その回動角θ１、θ２に対応付
けして記憶することができるようになっている。
【００２３】したがって、この監視カメラ装置１０は、
操作器１４の手動操作により、回転台1３による回動角
θ１、θ２および監視カメラ本体１１のフォーカス調整
値を任意に設定した監視ポイントを追加することがで
き、また、回転台1３による回動角θ１、θ２を設定さ
れている監視ポイントでも、その回動角θ１、θ２に対
応付けされている監視カメラ本体１１のフォーカス調整
値を書き換え更新することができる。
操作器１４の手動操作により、回転台1３による回動角
θ１、θ２および監視カメラ本体１１のフォーカス調整
値を任意に設定した監視ポイントを追加することがで
き、また、回転台1３による回動角θ１、θ２を設定さ
れている監視ポイントでも、その回動角θ１、θ２に対
応付けされている監視カメラ本体１１のフォーカス調整
値を書き換え更新することができる。
【００２４】このため、図４に示すように、図中に示す
飛行機などのように地上レベルのものであるときには、
その撮像方向に応じた回動角θ１Ａと監視カメラ本体１
１の設置高さＨとによりフォーカス調整値を自動的に求
めて設定することができるのと共に、図中に示すビルデ
ィングの上部側を監視する場合には、その撮像方向の回
動角θ１Ｂでの撮像位置までの離隔距離ＬＢではフォー
カスがずれてしまって鮮明な撮像を行うことができない
が、このような場合には、離隔距離Ｌｂとなるように手
動操作してフォーカス調整値を設定することができる。
飛行機などのように地上レベルのものであるときには、
その撮像方向に応じた回動角θ１Ａと監視カメラ本体１
１の設置高さＨとによりフォーカス調整値を自動的に求
めて設定することができるのと共に、図中に示すビルデ
ィングの上部側を監視する場合には、その撮像方向の回
動角θ１Ｂでの撮像位置までの離隔距離ＬＢではフォー
カスがずれてしまって鮮明な撮像を行うことができない
が、このような場合には、離隔距離Ｌｂとなるように手
動操作してフォーカス調整値を設定することができる。
【００２５】すなわち、このときのフォーカス調整値を
撮像方向に対応して記憶し、次回以降に撮像方向がこれ
と一致した場合は、記憶したフォーカス調整値により自
動調整を行う機能を持つ。
撮像方向に対応して記憶し、次回以降に撮像方向がこれ
と一致した場合は、記憶したフォーカス調整値により自
動調整を行う機能を持つ。
【００２６】このように本実施形態においては、上述実
施形態の作用効果に加えて、プリセットポイント以外の
撮像位置の被写体を監視する場合にも、その監視ポイン
トを容易に追加することができ、地上よりも高い位置の
撮像位置の被写体を監視するために、その被写体までの
離隔距離を自動調整では適正にすることができない場合
でも、その被写体にあわせて手動調整したフォーカス値
を記憶し、次回以降は自動調整を可能とする。したがっ
て、自動化することにより設定するフォーカス調整値を
固定してしまうことがなく、容易に監視業務を行うこと
ができる。
施形態の作用効果に加えて、プリセットポイント以外の
撮像位置の被写体を監視する場合にも、その監視ポイン
トを容易に追加することができ、地上よりも高い位置の
撮像位置の被写体を監視するために、その被写体までの
離隔距離を自動調整では適正にすることができない場合
でも、その被写体にあわせて手動調整したフォーカス値
を記憶し、次回以降は自動調整を可能とする。したがっ
て、自動化することにより設定するフォーカス調整値を
固定してしまうことがなく、容易に監視業務を行うこと
ができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、撮像角
度および設置高さから算出した撮像位置までの離隔距離
に基づいてフォーカス調整を自動的に行うことにより、
撮像方向の回転角や仰角などに応じて撮像位置までの離
隔距離が異なる場合でも、煩雑なプリセット操作を行う
ことなく、また、高価なオートフォーカスレンズによら
ずに、フォーカスをあわせて被写体を撮像することがで
き、鮮明な映像で監視をすることができる。したがっ
て、操作者に負担を掛けることなく、安価に監視業務を
行うことができる、という優れた効果を有する監視カメ
ラ装置を提供することができる。
度および設置高さから算出した撮像位置までの離隔距離
に基づいてフォーカス調整を自動的に行うことにより、
撮像方向の回転角や仰角などに応じて撮像位置までの離
隔距離が異なる場合でも、煩雑なプリセット操作を行う
ことなく、また、高価なオートフォーカスレンズによら
ずに、フォーカスをあわせて被写体を撮像することがで
き、鮮明な映像で監視をすることができる。したがっ
て、操作者に負担を掛けることなく、安価に監視業務を
行うことができる、という優れた効果を有する監視カメ
ラ装置を提供することができる。
【図１】本発明に係る監視カメラ装置の第１実施形態を
示す図であり、その概略全体構成を示すブロック系統図
である。
示す図であり、その概略全体構成を示すブロック系統図
である。
【図２】その設置位置を説明する位置関係図である。
【図３】その監視位置を説明する概念平面図である。
【図４】本発明に係る監視カメラ装置の第２実施形態を
示す図であり、その監視位置を説明する概念立面図であ
る。
示す図であり、その監視位置を説明する概念立面図であ
る。
１０ 監視カメラ装置 １１ 監視カメラ本体 １２ モニタ １３ 回転台 １４ 操作器 １５ 制御装置 ２１ ＣＰＵ ２２ メモリ ２４ 回転制御部 ２５ レンズ制御部
フロントページの続き (72)発明者 押切 光彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内 Ｆターム(参考） 5C022 AB22 AB65 AC01 AC27 5C054 AA01 AA05 CA04 CC02 CE15 CF03 CF06 CG02 CG08 EA01 EA05 FA09 FC15 HA19
Claims (3)
- 【請求項１】 撮像方向を変更する駆動機構を備えて、
離隔距離の異なる撮像位置の被写体を撮像する監視カメ
ラ装置であって、 前記撮像方向の角度を検出する検出手段と、前記検出手
段により検出される撮像角度および予め設定されている
装置の設置高さから前記撮像位置までの前記離隔距離を
算出する算出手段と、前記算出手段による前記離隔距離
の算出結果に基づいてフォーカス調整を自動的に行う調
整手段と、を備えたことを特徴とする監視カメラ装置。 - 【請求項２】 前記検出手段により検出された前記撮像
角度に対応付けして前記算出手段による前記算出結果に
基づくフォーカス調整値を記憶する記憶手段を備え、 前記調整手段は、前記駆動機構により前記撮像方向を変
更されて前記検出手段により検出される角度が前記記憶
手段内に記憶されている前記撮像角度に一致したとき、
前記記憶手段内で前記撮像角度に対応付けされている前
記フォーカス調整値を用いてフォーカスの調整を自動的
に行うことを特徴とする請求項１に記載の監視カメラ装
置。 - 【請求項３】 手動によりフォーカス調整されたときの
調整値を前記検出手段により検出された前記撮像角度に
対応付けして前記記憶手段に記憶することを特徴とする
請求項２に記載の監視カメラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000019693A JP2001211446A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 監視カメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000019693A JP2001211446A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 監視カメラ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001211446A true JP2001211446A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18546349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000019693A Pending JP2001211446A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 監視カメラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001211446A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006162912A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 撮像装置 |
| WO2007114327A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 監視カメラ装置 |
| US10447969B2 (en) | 2017-03-14 | 2019-10-15 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing device, image processing method, and picture transmission and reception system |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000019693A patent/JP2001211446A/ja active Pending
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