JP2001209713A - 広告提供方法および広告提供装置 - Google Patents

広告提供方法および広告提供装置

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JP2001209713A
JP2001209713A JP2000020588A JP2000020588A JP2001209713A JP 2001209713 A JP2001209713 A JP 2001209713A JP 2000020588 A JP2000020588 A JP 2000020588A JP 2000020588 A JP2000020588 A JP 2000020588A JP 2001209713 A JP2001209713 A JP 2001209713A
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JP2000020588A
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Masanosuke Okuda
昌之介 奥田
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TACT COMMUNICATION KK
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TACT COMMUNICATION KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小売店の売り場の媒体価値を向上させる。 【解決手段】 広告提供装置100は、複数チェーンの
スーパーから様々な情報およびスペースの提供を受けて
おり、消費者から収集した情報もあわせて統合的に管理
しているので、消費者の行動を容易に把握でき、適切な
広告ツールおよび情報の選択を行うことができ、さら
に、消費者に対して必要な情報を提供できるようなスー
パーの店内広告を決定できるようになっている。そし
て、メーカー300から、大量のマスメディア広告を再
度想起させる店内広告を出稿する依頼があった際には、
広告の効果を得るために適切な出稿を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーパーマーケ
ットなどの小売店で商品の広告を行うための広告提供方
法および広告提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、消費者向けの商品の広告は、
テレビや雑誌などのマスメディアを用いたものの他、ス
ーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店
での販売促進活動なども行われてきた。例えば、新製品
を試供品として配布したり、広告対象商品の安売りなど
が行われている。スーパーマーケットにおける消費者の
行動を分析すると、主な来店者は、平均週3回は来店し
て買い物をすることが知られている。従って、広告主で
あるメーカーは買い物の決定権を有する消費者に自社の
商品を認知させ、購買させるために効果的な広告を行う
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、消費者は大
量のマスメディア広告によって商品やそのブランドイメ
ージに対する一定の認識はもつものの、実際の売場で
は、特定の商品やブランド名についての認識は忘却して
しまう場合が多い。そして、このような消費者は、食事
など毎日の生活に必要な物を購入するためにスーパーマ
ーケットの店舗に来店しているので、「何を食べよ
う」、「何を買おう」、「どうやって料理しよう」とい
う悩みをもちながら購入する商品を決定している。メー
カーにおいては、各チェーンに対する販売促進活動を行
っているものの、各チェーン毎の商品や販売促進では、
メーカーの営業活動に対応して商品を仕入れて低価格で
販売するといった手法が用いられている。
【0004】しかしながら、このような販売促進活動
は、結局は、価格競争となり、消費者にとっては、どの
小売店にいっても同じであって値段がそのときによって
異なるといった印象を与えるにとどまっていた。従っ
て、広告主であるメーカーにとっては、せっかく買い物
の決定権を有し、週3回は来店する消費者に対する広告
媒体としての売り場を対象とする広告費を適切に算出す
ることが困難であった。
【0005】また、スーパーマーケットにとっても、他
店との差別化を図ることが困難であるという問題があっ
た。他店との差別化を図るためには、例えば生鮮連動や
メニュー提案といった付加価値情報を消費者に提供する
ことが考えられるが、そのような情報を提供するために
必要な資力に乏しいチェーンも多い。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、小売店の売り場の媒体価値を向上
させることができる広告提供方法および広告提供装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、入力されたデータを
記憶し、記憶したデータおよび入力されたデータに基づ
いて情報処理を行うことによって広告を提供する方法で
あって、前記データは、広告対象に関する情報、広告を
提供する態様毎の広告効果に関する情報、広告を提供す
る店舗に関する情報、提供した広告態様毎の認知率に関
する情報、各店舗における売上実績に関する情報のいず
れかを含み、前記広告対象に関する情報および前記店舗
に関する情報に基づいて広告を提供すべき店舗を選択す
る店舗選択段階と、選択した店舗における広告態様を前
記広告効果に関する情報に基づいて選定する広告態様選
定段階と、選定した広告態様を示すデータを出力する出
力段階と、当該広告対象に対応する前記認知率および前
記売上実績に関する情報を入力する入力段階と、選定し
た前記広告態様と、入力された前記認知率および前記売
上実績に関する情報とに基づいて、前記広告態様毎の広
告効果を算出する効果算出段階とを備えることを特徴と
する。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の広告
提供方法であって、前記広告を提供する店舗に関する情
報および前記各店舗における売上実績に関する情報は、
各々独立して収集された体系の異なるデータであり、定
義された関連付けに基づいて記憶された後、前記店舗選
択段階および効果算出段階において統一的に情報処理さ
れることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、入力されたデー
タを記憶し、記憶したデータおよび入力されたデータに
基づいて情報処理を行うことによって広告を提供する装
置であって、前記データは、広告対象に関する情報、広
告を提供する態様毎の広告効果に関する情報、広告を提
供する店舗に関する情報、提供した広告態様毎の認知率
に関する情報、各店舗における売上実績に関する情報の
いずれかを含み、当該各情報に対応するデータを記憶し
て管理する管理手段と、前記広告対象に関する情報およ
び前記店舗に関する情報に基づいて広告を提供すべき店
舗を選択する店舗選択手段と、選択した店舗における広
告態様を前記広告効果に関する情報に基づいて選定する
広告態様選定手段と、選定した広告態様を示すデータを
出力する出力手段と、当該広告対象に対応する前記認知
率および前記売上実績に関する情報を入力する入力手段
と、選定した前記広告態様と、入力された前記認知率お
よび前記売上実績に関する情報とに基づいて、前記広告
態様毎の広告効果を算出する効果算出手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0010】[1.実施形態の構成] [1−1.概要構成]図1は、本実施形態の全体構成を
示す図である。本実施形態は、広告提供装置100が、
複数の異なるスーパーマーケットチェーンA,B,Cの
情報を統合して管理し、メーカー300からの広告依頼
に基づいて最適な広告効果が得られるような店内広告の
提供方法を決定する。スーパーマーケットは、チェーン
店として営業展開しており、多くの場合、一つの地域に
おけるカバー密度は高いものの、メーカーの営業地域を
カバーするほどには広域ではないので、本実施形態で
は、広告提供装置100が異なる複数のチェーンの情報
を束ねて統合的に管理している。
【0011】各チェーンには、当該チェーンに属する店
舗の諸情報を統括するチェーンサーバ200A,B,C
が設けられており、広告提供装置100は、各チェーン
サーバ200A,B,Cから店舗に関する諸情報を取得
できるように構成されている。なお、諸情報の具体的な
内容については、後に詳しく説明するので、ここでは省
略する。図1に示す例では、チェーンAに属する店舗
は、店舗210A、211A、212Aであり、これら
の各店舗の売り上げなどの情報はチェーンサーバ200
Aに、例えばオンラインで供給されるようになってい
る。消費者は、最寄りの店舗など任意の店舗に来店する
が、消費者像も広告提供装置100に記憶されている。
消費者像としては、商圏あたりの総人口、年齢階層別・
性別人口、産業別就業者、世帯員数別世帯数、幼児・高
齢者のいる世帯数といった情報を用いる。
【0012】本実施形態では、メーカ300からの広告
依頼に関する情報を広告提供装置100に入力すると、
広告提供装置100で統合管理している情報に基づいて
広告を出稿する店舗決定する。そして、出稿した各店舗
での広告の認知率を測定し、この認知率や出稿状況など
に基づいて広告の効果を測定する。そして、この効果を
示すデータは以後の広告提供に用いられるようになって
いる。なお、効果は広告依頼主であるメーカーにフィー
ドバックするために用いてもよい。
【0013】[1−2.広告提供装置の構成]ここで、
広告提供装置100についてより詳しく説明する。図2
は、広告提供装置100の本実施形態における機能構成
を示すブロック図である。図2に示すように、広告提供
装置100は、入力部101、出力部102、通信部1
03、制御部110、および各種データベース120を
備えている。
【0014】入力部101は、広告提供にかかる各種情
報を入力するためのものであり、例えば、キーボードや
ポインティングデバイスなどの入力装置の他、フロッピ
ーディスクやメモリカードなどの記録媒体に記憶された
データを読み込むためのドライブなどが該当する。本実
施形態では、入力部101は、メーカー300から依頼
された内容を示す広告依頼データや、出稿した広告に対
する消費者の認知率を示す認知率データなどを入力する
ために用いられる。
【0015】出力部102は、広告提供にかかる情報処
理結果を外部に出力するためものであり、例えば、処理
結果を表示するディスプレイの他、紙媒体に出力するプ
リンタや記録媒体に出力するドライブなどが該当する。
本実施形態では、出力部102は、広告依頼データおよ
び広告提供装置100が統合管理している情報に基づい
て行われた処理結果や、データベース120に記憶して
いる情報の内容などを出力するために用いられる。
【0016】通信部103は、電気通信回線やネットワ
ークを介して外部装置と接続するためのインターフェイ
スであり、本実施形態では、各チェーンサーバ200か
ら売上管理情報であるPOS(Point Of Sales)データ
や、商品の配架状況などを示す商品マスタを取得するた
めに用いられる。
【0017】制御部110は、広告提供処理を制御する
演算部であって、図示せぬ記憶手段に記憶されたプログ
ラムに従って動作することによって、以下に説明するデ
ータ更新111、店舗抽出112、ツール選択113、
効果算出114といった各種機能を備える。データ更新
111は、後述するデータベース120の内容を適宜更
新する機能であり、入力部101や通信部103から入
力されたデータに基づいて行われる更新処理である。店
舗抽出112は、入力された広告依頼データに基づい
て、広告を出稿可能な店舗をデータベース120から抽
出する機能であり、ツール選定113は、広告を出稿す
る店舗での具体的な広告ツールを選定する機能である。
効果算出114は、本広告提供装置100を用いて行う
広告提供の効果を係数化する機能であり、本実施形態で
は各広告ツール毎に効果を算出するようになっている。
【0018】データベース120には、POSデータ1
21、統合商品マスタ122、認知率データ123、店
舗マスタ124、広告ツールデータ125、および効果
データ126があり、入力部101や通信部103から
入力されたデータに基づいてデータ更新111によって
更新されるようになっている。先に説明したように、チ
ェーンサーバ200は異なる複数のチェーン毎に設けら
れており、広告提供装置100、これら異なる複数のチ
ェーンの売上情報や商品情報を統合的に管理するように
構成されている。
【0019】POSデータ121は、各チェーンサーバ
200から取得した日別・時間別のPOSデータを統合
的に管理するデータベースであり、これにより、曜日別
・時間別の来客数や、曜日別・商品カテゴリー別の購買
者数などを算出できるようになっている。統合商品マス
タ122は、各チェーンサーバ200から取得した商品
マスタを統合的に管理するデータベースであり(図6参
照)、これにより、異なる複数のチェーンに属する店舗
の商品配架状況であっても、まとめて広告提供処理に用
いることができるようになっている。なお、商品マスタ
とは、各チェーンにおいて販売する商品の情報を管理す
るデータであり、商品を特定するためのメーカーコード
や商品コードの他、当該チェーンで販売する際の単価や
販売開始時期・終了時期などを示す情報を含んでおり、
統合商品マスタ122では、チェーンを特定するチェー
ンコードを付して、チェーン毎の商品マスタを統合的に
記憶している。統合商品マスタ122は、各チェーンサ
ーバ200から商品マスタを取得すると、これにあわせ
て更新される。
【0020】認知率データ123は、広告出稿後計測さ
れた認知率を管理するデータベースであり、本実施形態
では、この認知率データを用いて広告の効果を算出する
ようになっている。店舗マスタ124は、異なる複数の
チェーン毎の店舗に関する情報を統合的に管理するデー
タベースであり(図6参照)、各チェーンの店舗名、販
売エリア、住所、販売開始時期・終了時期などを示す情
報が含まれている。この店舗マスタ124も、最新情報
が入力される度に更新されるようになっている。
【0021】広告ツールデータ125は、いずれの店舗
にどのような広告ツールで出稿可能であるかを統合的に
管理するデータベースであり(図8参照)、各広告ツー
ル毎に、当該広告ツールで出稿可能なチェーンおよび店
舗を特定し、さらに、その店舗内での設置場所や設置
数、設置開始日・終了日、および、当該広告ツールの空
席状況を示す情報が含まれている。なお、空席状況と
は、当該広告ツールを用いて広告を出稿中であるか否
か、出稿中であればその広告内容(メーカー・商品・広
告期間・広告登録数など出稿の実績)を示す情報であ
る。効果データ126は、各広告ツールを用いて出稿し
た場合の広告効果を係数化したものを統合的に管理する
データベースであり(図8参照)、本実施形態では、係
数として認知率を用いている。また、各広告ツールにつ
いて、設置場所毎に詳細に効果を算出している。
【0022】ここで、広告ツールについて説明する。図
3は、本実施形態で用いられる広告ツールの例を示す図
であり、ここに示すように、店舗内で広告ツールとして
用いられるものには様々な媒体がある。例えば、スーパ
ーバッグやのれんに商品名をプリントするものや、広告
をディスプレイで表示するもの、店内刊行物・チラシ広
告・クーポン券など紙媒体にプリントして配布するもの
などが代表的である。また、ディスプレイで表示するも
のには、静止画による広告もあれば、テレビコマーシャ
ルと同様の動画による広告もあり、さらに静止画と動画
の他、LEDによるテロップなどを複合させた広告など
もある。なお、広告ツールはここに例示したものに限定
されるものではない。また、これらの広告ツールは、単
に商品の宣伝を表示するだけではなく、例えばその商品
を用いたメニューの提案などの付加価値情報を表示する
場合がある。これらの広告ツールは、それぞれツールの
特性によって認知率が異なる場合もあれば、設置される
場所や時期、あるいは、商品の特性との関係などによっ
ても認知率が異なる場合がある。このような認知率の相
違を把握できれば、店内広告の効果を係数として算出で
きることになる。本実施形態では、以下に詳しく説明す
るように、広告管理サーバ100を用いることによって
効果データを算出して管理し、広告依頼に対応する最適
な店内広告の出稿を決定できるようになっている。
【0023】[2.実施形態の動作]次に、上述した構
成を備える本実施形態の動作について説明する。 [2−1.概要動作]図4は、本実施形態の概要動作を
説明するシーケンス図である。まず、メーカー300が
広告の出稿依頼を行うと(S10)、その依頼内容が広
告提供装置100に入力される。広告提供装置100
は、この依頼に対して出稿可能な店舗を選択し(S2
0)、選択した店舗において出稿する広告ツールを選定
する処理を行う(S30)。そして、広告提供装置10
0によって選択された店舗に対して、選定された広告ツ
ールによる出稿を行う(S40)。広告が出稿されたス
ーパーの店舗に消費者が来店し(S50)、商品を購入
することによって発生した売上情報(S60)がPOS
データとして広告提供装置100に送信される。
【0024】また、消費者が出稿された各広告ツールを
どの程度認知したかを示す実績データを収集し(S7
0)、このデータを広告提供装置100に入力する。実
績データの収集手段としては、例えば、来店者に対する
出口調査による方法や、来店者帰宅後の自己申告による
方法、店内に設置した機械に入力する認知結果の自己申
告による方法を用いればよい。このようにして広告提供
装置100に入力された売上情報と広告認知率を用いて
広告の効果を測定し(S80)、これに基づいて効果デ
ータ126を更新する(S90)。
【0025】[2−2.詳細動作]次に、広告提供装置
100における動作について、より詳細に説明してい
く。 [2−2−1.出稿店舗選択処理]図5は、出稿店舗選
択処理(図4:S20)の流れを示すフローチャートで
あり、図6は、このフローによる処理を図示したもので
ある。出稿店舗選択処理では、まずメーカー300から
の広告依頼内容が入力部101から入力され(S2
1)、この広告依頼対象商品を販売しているチェーンを
統合商品マスタ122から抽出する(S22)。次に、
抽出したチェーンに属する店舗のうち、広告依頼がター
ゲットとしている地域や顧客層に合致する店舗を店舗を
抽出する(S23)。そして、抽出された店舗のうち、
広告対象期間が販売期間内である店舗を抽出して(S2
4)、処理を終了する。
【0026】より具体的には、図6に示すように、広告
依頼内容には、広告を依頼したメーカー300を特定す
るメーカーコードや、広告対象となる商品の商品コー
ド、広告対象期間、および広告対象とするターゲットに
関する地域や顧客層などの情報が含まれている。広告提
供サーバ100の制御部110は、上述した店舗抽出1
12によって、メーカーコードおよび商品コードが合致
するものを統合商品マスタ122の中からまず抽出す
る。次に、その商品を販売しているチェーンコードに対
応する店舗を店舗マスタ122から抽出し、広告依頼内
容がターゲットとしている地域に含まれる住所を有する
店舗や、例えば年齢や職業などで特定される顧客層に合
致する顧客層情報を有する店舗を抽出する。そして、店
舗マスタ122に示される販売開始時期および販売終了
時期に基づいて各店舗での販売期間を算出し、広告対象
期間が販売対象期間と重複するものを抽出する。
【0027】図6に示す例では、店舗A、B、Cの3店
舗が店舗マスタ122から抽出されており、店舗Aおよ
びCの販売期間が広告対象期間と重複している。しかし
ながら、店舗Aのエリアあるいは顧客層などターゲット
については広告依頼内容に合致せず、店舗Cのみが出稿
店舗選択処理によって最終的に抽出されている。
【0028】[2−2−2.ツール選定処理]図7は、
制御部110の機能であるツール選定113によって行
われるツール選定処理(図4:S30)の流れを示すフ
ローチャートであり、図8は、このフローによる処理を
説明するための図である。出稿ツール選定処理では、ま
ず出稿店舗選択処理において抽出した店舗での空きツー
ルを抽出する(S32)。そして、ツール毎に広告の効
果を算出し(S32)、広告依頼内容から期待する効果
に応じて、広告ツールの組み合わせを決定する(S3
3)。
【0029】より具体的には、図8に示すように、広告
依頼装置100に管理されている広告ツールデータ12
5では、当該店舗における各ツールの空席状況が管理さ
れており、効果データ126では、各ツール毎の認知率
が管理されている。広告ツールデータ125においても
効果データ126においても、店舗内の設置場所毎にデ
ータが管理されているので、これによって、どの広告ツ
ールを用いてどの場所にどの程度出稿すれば期待する効
果を得られるかを広告提供装置100では容易に算出で
きるようになっている。
【0030】[2−2−3.効果測定処理]図9は、広
告提供装置の制御部110の機能である効果算出114
において行われる効果測定処理(図4:S80)の流れ
を示すフローチャートである。効果測定処理では、まず
広告の露出量を入力する(S81)。露出量とは、各広
告ツール毎の設置場所や設置時間などによって特定され
る。そして、入力された露出量から、広告依頼によって
出稿された広告トータルの露出量を算出する(S8
2)。
【0031】一方、広告出稿を行ったチェーンサーバ2
00からはPOSデータが適宜送信され、広告提供装置
100ではPOSデータ121としてデータベース管理
しているので、このPOSデータ121から広告対象商
品の販売実績を抽出する(S83)。広告出稿による消
費者の認知率は、各広告ツール毎に収集されており、こ
のデータを入力部101から入力すると(S84)、各
広告ツールの認知率を集計してトータル認知量を算出で
きる(S85)。また、広告対象商品について広告しな
かった店舗や、広告出稿以前の販売実績についてもPO
Sデータ121から抽出し(S86)、これに基づいて
さらにツールの相関関係を推定する(S87)。そし
て、ツール単位あたりの認知率を分類して推定する処理
を行う(S88)。
【0032】[3.実施形態の効果]図10は、以上説
明した本実施形態の効果を説明する図である。メーカー
300が大量のマスメディア広告による商品・ブランド
の認知促進を行うと、消費者は商品・ブランドをいった
んは認知するが、すぐに忘却してしまう場合も多い。こ
のような消費者がスーパー200の店舗に来店したと
き、消費者は特定のメーカーやブランドの商品を意識す
ることなく「何を食べよう」、「何を買おう」といった
悩みをもって買い物を行う。
【0033】しかしながら、本実施形態による広告提供
装置100は、複数チェーンのスーパーから様々な情報
およびスペースの提供を受けており、消費者から収集し
た情報もあわせて統合的に管理しているので、消費者の
行動を容易に把握でき、適切な広告ツールおよび情報の
選択を行うことができ、さらに、消費者に対して必要な
情報を提供できるようなスーパーの店内広告を決定でき
るようになっている。従って、メーカー300から、大
量のマスメディア広告を再度想起させる店内広告を出稿
する依頼があった際には、広告の効果を得るために適切
な出稿を行うとともに、各スーパーのチェーン200に
対しても消費者のニーズをフィードバックすることがで
きる。
【0034】これにより、メーカー300が各チェーン
200および各店舗に対して営業活動を行う場合には、
各チェーン200では消費者のニーズとメーカー営業を
ベースとする商品管理を行うことができるので、店内広
告ツールなどによって付加価値情報を消費者に提供でき
るようになる。消費者は、このような付加価値情報とし
ての店内広告に基づいて、マスメディア広告によってい
ったん認知した商品やブランドを想起し、買い物の際の
悩みを解消できるようになり、このようなスーパーを買
い物場所として選択するようになる。
【0035】このように、毎日の食事に関する意志決定
がその場で行われ、購買に密着した情報伝達空間である
スーパーマーケットの売り場に関して、異なる複数のチ
ェーンにおける情報を束ねて統合的に管理することによ
り、各チェーンにおいて十分な情報処理資源を有しない
場合でも、価格販促に加えて付加価値情報を消費者に提
供できるようになるので、メディアとしての小売店の売
り場を活用することができるようになる。
【0036】[4.変形例]本発明は上述した実施形態
に限定されるものではなく、以下に例示するような各種
の変形が可能である。
【0037】上記実施形態では、入力されたデータを記
憶し、記憶したデータおよび入力されたデータに基づい
て情報処理を行うものとして、広告提供装置100を示
して説明したが、この構成は、上記実施形態に限定され
るものではない。また、情報処理に用いるデータとして
は、広告対象に関する情報、広告を提供する態様毎の広
告効果に関する情報、広告を提供する店舗に関する情
報、提供した広告態様毎の認知率に関する情報、各店舗
における売上実績に関する情報があるが、上記実施形態
で示したデータベース120は、各チェーン店のデータ
として各々独立して収集された体系の異なるデータを定
義された関連付けに基づいて記憶した後に統一的に情報
処理するものの例として示したものである。定義された
関連付けに基づいて記憶する手段としては、例えば、各
チェーン毎に定義された形式のデータを広告提供装置に
おいて共通する形式に変換して記憶および管理するよう
にしてもよい。従って、データベースの構造や、データ
ベースにおいて管理される情報の内容が実施形態に限定
されるものではなく、広告対象に関する情報に基づいて
広告を提供すべき店舗を選択する際に用いる情報の組み
合わせや、選択した店舗における広告態様を選定する場
合の情報の組み合わせについても適宜定義および設定可
能なものである。なお、上記実施形態では、広告態様に
ついて各種広告ツールを用いて説明している。広告対象
に対応する認知率や売上実績に関する情報を入力する手
段についても、上記実施形態に限定されず、どのような
手段を用いて収集された情報であっても、一定の形式で
入力されればよい。また算出される効果についても、上
記実施形態のように認知率を用いたものに限らず、店頭
で露出した量と消費者が広告を認知した量との相関関係
を係数化できれば他のパラメータを用いてもよい。
【0038】より具体的には、上記実施形態では、広告
依頼においては商品名を特定して行うものとして説明し
たが、例えば企業広告など不特定の商品に関する広告に
ついては、メーカーコードのみでチェーンを抽出できる
ようにしてもよい。また、広告主であるメーカー300
の商品がスーパーマーケットを対象とした商品ではない
ような場合であっても、店舗マスタ124の条件による
絞り込むを行わずに広告を出稿できるようにしてもよ
い。
【0039】また、新製品など、いまだ各店舗には配架
されていない商品の広告であっても、配架予定情報を統
合商品マスタ122で管理するようにしておけば、この
予定情報に基づいて出稿可能なチェーンや店舗、その販
売エリアなどを抽出できるようになる。上記実施形態で
はPOSデータ121を販売実績を抽出するためにもち
いているが、これに限らず、来店者予測数算出して広告
を出稿する店舗の選択を行うために用いるようにしても
かまわない。また、取得しているPOSデータに基づ
き、来店客数や、商品カテゴリー別購買者数、商品別購
買者数などの状況がわかるため、このデータや消費者像
などに基づきチェーン・店舗の選定をすることも可能で
ある。上記実施形態では、店内広告ツール間の相乗効果
にについて算出する点について説明があるが、これに限
らず、テレビ・新聞・雑誌・ラジオなどのマスメディア
を媒体とした広告との連動における相乗効果についても
係数化できるようにしてもよい。
【0040】また、認知率の収集についても、上述した
ものに限らず、広告ツールによる広告以外の店内販促が
行われている場合には、これによって認知率にも影響が
あるので、店内販促状況データも併せて管理するように
してもよい。店内販促としては、例えば、月間や週間の
特売や、POP特売、コンコースエンド展開、クーポン
企画などがある。あるいは、新聞折り込み広告への掲載
の有無などもあわせて管理するようにしてもよい。な
お、上記実施形態では、各スーパーチェーンの店舗にお
いて行う広告を「店内広告」としているが、これには、
店外において行う広告も含まれる場合がある。例えば、
店外で配布するチラシや販促品も含まれるし、店外に設
置する看板やのぼりなども含まれる。
【0041】上記実施形態では、各広告ツールを用いた
具体的な広告態様については説明を省略しているが、例
えば図11や図12に示すような展示用什器を用いるよ
うにしてもよい。図11は、動画ディスプレイと静止画
ディスプレイを並べて配置したものであり、クーポン券
やチラシ、店内刊行物などをあわせて設置するスペース
が設けられているものである。このような什器は、店舗
の入り口付近に配置するとよい。また、図12は、動画
ディスプレイと静止画ディスプレイを並べて配置したも
のであり、さらに広告対象商品を陳列するスペースが設
けられているものである。このような什器は、広告対象
商品の売場や特設コーナーなどにに配置するとよい。ま
た、このようなツールの設置を、店舗に来店した消費者
の動線や買い物プロセスにあわせて行うようにしてもよ
い。例えば、店内に複数の動画ディスプレイを配置する
場合には、放送場所、放送内容、放送タイミング、放送
間隔などを変更しながら、消費者に有用な情報を提供す
ることも可能である。放送するコンテンツとしては、例
えばテレビコマーシャルをデジタル編集してDVDなど
の媒体に記憶したものを繰り返し放映するようにしても
よいし、CS放送によって受信可能な天気予報や文字放
送などでもよい。
【0042】さらに、各チェーンで発行している顧客カ
ードを用いて、広告提供処理を高度化するようにしても
よい。顧客カードから得られる情報としては、顧客毎の
年齢や性別、住所、職業といった顧客属性の他、当該顧
客の購入履歴やアンケート企画などで収集した顧客の趣
向などがある。このような情報を用いることによって、
出向店舗や広告ツールを決定する際に顧客の特性毎の分
析を用いた処理を行うことができるようになり、さらに
広告効果予測精度が向上する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小売店の売り場の媒体価値を向上させることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の概要構成を示す図である。
【図2】 広告提供装置の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 店内広告ツールを例示する図である。
【図4】 実施形態の概要動作を説明するシーケンス図
である。
【図5】 出稿店舗選択処理を説明するフローチャート
である。
【図6】 出稿店舗選択処理を説明する図である。
【図7】 出稿ツール選定処理を説明するフローチャー
トである。
【図8】 出稿ツール選定処理を説明する図である。
【図9】 効果測定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図10】 実施形態の効果を説明する図である。
【図11】 広告ツールの設置例を示す図である。
【図12】 広告ツールの設置例を示す図である。
【符号の説明】
100……広告提供装置、 200A,B,C……チェーンサーバ、 300a,b,c……メーカー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 CC02 CD02 CD04 CD07 CD08 CE05 CE07 EA03 EA06 5B049 BB11 BB49 CC08 DD01 DD05 EE01 EE05 EE07 EE28 FF03 FF04 FF09 GG01 GG04 GG07 9A001 BB04 BB06 CC02 CC08 DZ15 JJ27 JJ55 JZ01 JZ60 JZ72 KK57

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータを記憶し、記憶したデ
    ータおよび入力されたデータに基づいて情報処理を行う
    ことによって広告を提供する方法であって、 前記データは、広告対象に関する情報、広告を提供する
    態様毎の広告効果に関する情報、広告を提供する店舗に
    関する情報、提供した広告態様毎の認知率に関する情
    報、各店舗における売上実績に関する情報のいずれかを
    含み、 前記広告対象に関する情報および前記店舗に関する情報
    に基づいて広告を提供すべき店舗を選択する店舗選択段
    階と、 選択した店舗における広告態様を前記広告効果に関する
    情報に基づいて選定する広告態様選定段階と、 選定した広告態様を示すデータを出力する出力段階と、 当該広告対象に対応する前記認知率および前記売上実績
    に関する情報を入力する入力段階と、 選定した前記広告態様と、入力された前記認知率および
    前記売上実績に関する情報とに基づいて、前記広告態様
    毎の広告効果を算出する効果算出段階とを備えることを
    特徴とする広告提供方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の広告提供方法であっ
    て、 前記広告を提供する店舗に関する情報および前記各店舗
    における売上実績に関する情報は、各々独立して収集さ
    れた体系の異なるデータであり、定義された関連付けに
    基づいて記憶された後、前記店舗選択段階および効果算
    出段階において統一的に情報処理されることを特徴とす
    る広告提供方法。
  3. 【請求項3】 入力されたデータを記憶し、記憶したデ
    ータおよび入力されたデータに基づいて情報処理を行う
    ことによって広告を提供する広告提供装置であって、 前記データは、広告対象に関する情報、広告を提供する
    態様毎の広告効果に関する情報、広告を提供する店舗に
    関する情報、提供した広告態様毎の認知率に関する情
    報、各店舗における売上実績に関する情報のいずれかを
    含み、当該各情報に対応するデータを記憶して管理する
    管理手段と、 前記広告対象に関する情報および前記店舗に関する情報
    に基づいて広告を提供すべき店舗を選択する店舗選択手
    段と、 選択した店舗における広告態様を前記広告効果に関する
    情報に基づいて選定する広告態様選定手段と、 選定した広告態様を示すデータを出力する出力手段と、 当該広告対象に対応する前記認知率および前記売上実績
    に関する情報を入力する入力手段と、 選定した前記広告態様と、入力された前記認知率および
    前記売上実績とに関する情報とに基づいて、前記広告態
    様毎の広告効果を算出する効果算出手段とを備えること
    を特徴とする広告提供装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010536093A (ja) * 2007-08-06 2010-11-25 トムソン ライセンシング 製品サービスの分析および最適化のための方法およびシステム
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JP2017510011A (ja) * 2014-12-26 2017-04-06 キュブリクメディア インク.Cublicmedia Inc. 店頭情報活用システム
WO2022080675A1 (ko) * 2020-10-14 2022-04-21 삼성전자주식회사 서버 장치 및 이의 제어 방법

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