JP2001209190A - フォトレジスト剥離剤組成物及びその使用方法 - Google Patents

フォトレジスト剥離剤組成物及びその使用方法

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JP2001209190A JP2000015238A JP2000015238A JP2001209190A JP 2001209190 A JP2001209190 A JP 2001209190A JP 2000015238 A JP2000015238 A JP 2000015238A JP 2000015238 A JP2000015238 A JP 2000015238A JP 2001209190 A JP2001209190 A JP 2001209190A
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Takahiro Takarayama
隆博 宝山
Yoshitaka Nishijima
佳孝 西嶋
Takeshi Kotani
武 小谷
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NAGASE DENSHI KAGAKU KK
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 a−Si、p−Siの腐蝕を阻止又は大幅に
抑制する。 【解決手段】 一級、二級もしくは三級のアルキルアミ
ン又は一級、二級もしくは三級のアルカノールアミン
と、極性有機溶剤と、水と、2,3,6−トリメチルフ
ェノール又は2,4−ジ−tert−ブチルフェノール
のうち1種又はそれらの混合物とを主成分としてフォト
レジスト剥離剤組成物を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路、
液晶パネルの半導体素子回路等の製造に用いられるフォ
トレジスト剥離剤組成物及びその使用方法に関するもの
である。更に詳しくは、薄膜トランジスタの構成金属で
あるアモルファスシリコン(以下、a−Siと記す)、
ポリシリコン(以下、p−Siと記す)の溶解を抑制す
るフォトレジスト剥離剤組成物及びその使用方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】剥離剤組成物は、半導体集積回路、液晶
パネルの半導体素子回路等の製造に用いられるフォトレ
ジストを剥離する際に用いられる。半導体素子回路又は
付随する電極部の製造は、以下のように行われる。ま
ず、シリコン、ガラス等の基板上にa−Si、p−Si
等の金属膜をCVDやスパッタ等の方法で積層させる。
その上面にフォトレジストを膜付けし、それを露光、現
像等の処理でパターン形成する。パターン形成されたフ
ォトレジストをマスクとして金属膜をエッチングする。
その後、不要となったフォトレジストを剥離剤組成物を
用いて剥離・除去する。その操作を繰り返すことで素子
の形成が行われる。
【0003】従来、剥離剤組成物としては、有機アルカ
リ、無機アルカリ、有機酸、無機酸、極性溶剤等の単一
溶剤、これらの混合溶液、又はこれらの水溶液が用いら
れている。また、レジスト剥離性を向上させるために、
アミンと水との混合液を剥離剤として用いることも良く
知られている。
【0004】また、特開平5−259066号公報に
は、アミンと水との混合液に防食剤を添加した剥離剤の
記載もある。具体的には、芳香環式フェノール化合物お
よび芳香環式カルボン酸化合物よりなる群より選ばれる
少なくとも1種の化合物と有機アミンを含有する水溶液
からなるフォトレジスト剥離液が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、現在、良く知
られているモノエタノールアミン(MEA)と溶剤との
混合物からなる非水の剥離剤では、a−Si、p−Si
を腐蝕しない。しかしながら、非水の剥離剤は、レジス
トの剥離・除去性が水含有の剥離剤より劣り、また熱あ
るいは酸等の薬液での処理、あるいはプラズマ状態に曝
されることにより変質したレジスト膜の剥離・除去性が
水含有の剥離剤より劣る。更に、非水の剥離剤はより高
い温度条件下で使用しなければならない。一方、モノエ
タノールアミンと水との混合液からなる剥離剤は、液晶
ディスプレー(liquid crystal dis
play、LCD)の薄膜トランジスタ(thin f
ilm transistor、TFT)素子の構成金
属であるa−Si、p−Siを腐蝕しやすいので好まし
くない。
【0006】また特開平5−259066号公報におい
ては、極性有機溶剤が含まれていないことによりレジス
ト除去性能が十分ではない。また、この公報の請求項4
に記載されている有機アミンとして四級アンモニウム化
合物を使用した場合、a−Si、p−Siを腐蝕させて
しまう。
【0007】これらの点に鑑み、本発明者は種々の実験
を重ねた結果、四級アンモニウム化合物以外のアルキル
アミン又はアルカノールアミンと極性有機溶剤と水との
混合液からなる剥離剤に、防食効果のある化合物を添加
することにより、a−Si、p−Siの腐蝕を阻止又は
大幅に抑制し、なおかつ優れた剥離・除去性を維持でき
ることを見出した。
【0008】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
もので、本発明の目的は、一級、二級もしくは三級のア
ルキルアミン又は一級、二級もしくは三級のアルカノー
ルアミンと極性有機溶剤と水とを主成分とする剥離剤組
成物に、a−Si、p−Si防食剤として適当な化合物
を添加することにより、薄膜トランジスタの構成金属で
あるa−Si、p−Siの腐蝕を阻止又は大幅に抑制
し、なおかつ、優れた剥離・除去性を維持することがで
きるフォトレジスト剥離剤組成物及びその使用方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフォトレジスト剥離剤組成物は、一級、
二級もしくは三級のアルキルアミン又は一級、二級もし
くは三級のアルカノールアミンと、極性有機溶剤と、水
と、2,3,6−トリメチルフェノール又は2,4−ジ
−tert−ブチルフェノールのうち1種又はそれらの
混合物とを主成分とするように構成されている。
【0010】上記のフォトレジスト剥離剤組成物におい
て、一級、二級もしくは三級のアルキルアミン又は一
級、二級もしくは三級のアルカノールアミンの含有量が
3.0〜50.0重量%、望ましくは5.0〜30.0
重量%、極性有機溶剤の含有量が20.0〜85.0重
量%、望ましくは40.0〜80.0重量%、水の含有
量が5.0〜60.0重量%、望ましくは10.0〜4
0.0重量%、2,3,6−トリメチルフェノール又は
2,4−ジ−tert−ブチルフェノールのうち1種又
はそれらの混合物の含有量が0.01〜10.0重量
%、望ましくは0.05〜5.0重量%である。
【0011】一級、二級もしくは三級のアルキルアミン
又は一級、二級もしくは三級のアルカノールアミンの含
有量が下限未満の場合は、レジスト又は変質したレジス
ト膜の除去性が低下するという不都合があり、一方、上
限を超える場合は、他の剥離剤成分の含有量が低下する
ため、レジスト又は変質したレジスト膜の除去性が低下
するという不都合がある。また、極性有機溶剤の含有量
が下限未満の場合は、レジスト又は変質したレジスト膜
の除去性が低下するという不都合があり、一方、上限を
超える場合は、他の剥離剤成分の含有量が低下するた
め、レジスト又は変質したレジスト膜の除去性が低下す
るという不都合がある。また、水の含有量が下限未満の
場合は、レジスト又は変質したレジスト膜の除去性が低
下するという不都合があり、一方、上限を超える場合
は、他の剥離剤成分の含有量が低下するため、レジスト
又は変質したレジスト膜の除去性が低下するという不都
合がある。
【0012】2,3,6−トリメチルフェノール又は
2,4−ジ−tert−ブチルフェノールのうち1種又
はそれらの混合物の含有量が下限未満の場合は、a−S
i、p−Siの腐蝕を抑制する効果、すなわち、a−S
i、p−Siの防食性が小さく、一方、上限を超える場
合は、レジスト又は変質したレジスト膜の除去性が低下
するという不都合がある。
【0013】フェノールがメチル基(炭素数1のアルキ
ル基)、又はt−ブチル基(炭素数4のアルキル基)に
より置換される場合、オルト位、パラ位のうち1つだけ
メチル基、又はt−ブチル基に置換されている化合物で
は、a−Si、p−Siの溶解を抑えることが出来な
い。また、フェノールに置換基がついていない場合や、
一方のオルト位のみ水酸基により置換された化合物(=
カテコール)の場合や、一方のオルト位のみメチル基に
より置換された化合物(=o−クレゾール)の場合は、
a−Si、p−Siの溶解を抑えることが出来ない。更
に、フェノールのメタ位にのみ、水酸基、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基が、置換さ
れている化合物(レゾルシノール、3、5−キシレノー
ル、フロログルシノール)については、a−Si、p−
Siの溶解を抑えることが出来ない。
【0014】これらのフォトレジスト剥離剤組成物にお
いて、一級、二級もしくは三級のアルキルアミン又は一
級、二級もしくは三級のアルカノールアミンとしては、
モノメチルアミン、モノエチルアミン、プロピルアミ
ン、ブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、2−エ
チルヘキシルオキシプロピルアミン、2−エトシキプロ
ピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロ
ピルアミン、ジブチルアミン、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミ
ン、3−ジエチルアミノプロピルアミン、ジ−2−エチ
ルヘキシルアミン、ジブチルアミノプロピルアミン、テ
トラメチルエチレンジアミン、トリ−n−オクチルアミ
ン、t−ブチルアミン、sec−ブチルアミン、メチル
アミノプロピルアミン、ジメチルアミノプロピルアミ
ン、メチルイミノビスプロピルアミン、3−メトシキプ
ロピルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、トリア
リルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、イミノプロピルアミン、イミノビスプロピルアミ
ン、モノエタノールアミン(MEA)、N,N−ジメチ
ルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミ
ン、アミノエチルエタノールアミン、N−メチル−N,
N−ジエタノールアミン、N,N−ジブチルエタノール
アミン、N−メチルエタノールアミン(NMEA)、3
−アミノ−1−プロパノールアミン、N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)シクロヘキシルアミン(BHEC
HA)等を用いることができる。
【0015】また、極性有機溶剤としては、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチル
セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、
メトキシメチルプロピオネート、エトキシエチルプロピ
オネート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテ
ート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、乳酸イソ
プロピル、ピルビン酸エチル、2−ヘプタノール、3−
メチル−1−ブタノール、2−メチル−1−ブタノー
ル、2−メチル−2−ブタノール、メチルジグライム、
メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン、シクロ
ヘキサノン、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル(ブチルジグリコール、BD
G)、ピリジン、ジメチルスルホキサイド(DMS
O)、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン(NM
P)、γ−ブチロラクトン、スルホラン、1,2−エタ
ンジオール(EG)、1,2−プロパンジオール(P
G)、3−メチル−1,3−ブタンジオール(MB
D)、2−メチル−1,3−プロパンジオール(MP
D)、1,3−ブタンジオール、1,4−ブンタンジオ
ール、グリセリン等を用いることができる。
【0016】上記のフォトレジスト剥離剤組成物におい
て、2,3,6−トリメチルフェノール又は2,4−ジ
−tert−ブチルフェノールのうち1種又はそれらの
混合物を用いることが好ましい。
【0017】本発明のフォトレジスト剥離剤組成物の使
用方法は、半導体基板上又は液晶用ガラス基板上に配線
を形成する際に生成するレジスト残渣を、上記の本発明
のフォトレジスト剥離組成物を用いて剥離・除去して配
線を形成することを特徴としている。
【0018】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴とするところをより一層明確にする。 実施例1〜60、比較例1〜32 ガラス基板上にプラズマCVDの方法により膜厚300
Åのa−Si膜を形成し、レーザーアニール処理して、
p−Siを成長させ、p−Si膜を形成させた。この基
板を0.5%HF水溶液(24℃)中に2分間浸漬し、
Si表面の自然酸化膜を除去して基板前処理を行った。
ついで、表1〜表3に示す組成を有する剥離剤組成物中
に40℃で10分間浸漬した後、純水で洗浄し、N2
スを用いたエアーガンで純水を吹き飛ばし、自然乾燥さ
せた。走査電子顕微鏡(SEM)にてSi表面の状態を
観察し、Si防食性を比較した。結果を表1〜表3に示
す。表1〜3において、◎印は「Si腐蝕腐食無し」、
○印は「僅かにSi腐蝕あり」、×印は「Si腐蝕が確
認される」、××印は「Si膜が消失する」を示してい
る。なお、表1〜3において、BHECHAはN,N−
ビス(2−ヒドロキエチル)シクロヘキシルアミンを示
し、MEAはモノエタノールアミンを示し、DEAEは
N,N−ジエチルエタノールアミン(ジエチルアミノエ
タノール)を示し、NMEAはN−メチルエタノールア
ミンを示し、BDGはジエチレングリコールモノブチル
エーテル(ブチルジグリコール)を示し、NMPはN−
メチル−2−ピロリドンを示し、DEGMEEはジエチ
レングリコールモノエチルエーテルを示し、EGは1,
2−エタンジオールを示し、TMAHはテトラメチルア
ンモニウムハイドロオキサイドを示している。
【0019】一方、ガラス基板上に1μm の膜厚で膜付
けされたレジストを100℃で2分間ベークし露光した
後、2.38%TMAH(テトラメチルアンモニウムハ
イドロオキサイド)水溶液で現像した。さらに、140
℃で2分間ベークした後、Cl2 ガスによりドライエッ
チングした。ついで、表1〜表3に示す組成を有する剥
離剤組成物中に40℃で2分間浸漬した後、純水で洗浄
し、N2 ガスを用いたエアーガンで純水を吹き飛ばし、
自然乾燥させた。走査電子顕微鏡(SEM)にてレジス
ト除去程度を観察し、レジスト剥離性を比較した。結果
を表1〜表3に示す。表1〜3において、◎印は「レジ
スト残渣無し」、○印は「ほぼレジスト残渣なし」、×
印は「レジスト残渣が多く観察される」を示している。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】表1〜表3の結果から、一級、二級もしく
は三級のアルキルアミン又は一級、二級もしくは三級の
アルカノールアミンと極性有機溶剤と水とからなる剥離
剤組成物(比較例1〜9、13〜21)では、レジスト
剥離性は優れているが、Siの腐蝕は抑制できないこと
がわかる。また、一級、二級もしくは三級のアルキルア
ミン又は一級、二級もしくは三級のアルカノールアミン
を含有せず、有機溶剤と水とからなる剥離剤組成物(比
較例10〜12)では、Siの腐蝕は認められないが、
レジスト剥離性が悪いことがわかる。さらに、有機溶剤
を含有せず、一級、二級もしくは三級のアルキルアミン
又は一級、二級もしくは三級のアルカノールアミンと水
とからなる剥離剤組成物(比較例29、30)では、レ
ジスト剥離性も悪く、Siも腐蝕させることがわかる。
また、四級アンモニウム化合物であるTMAH(テトラ
メチルアンモニウムハイドロオキサイド)と極性有機溶
剤と水とからなる剥離剤組成物に、2,3,6−トリメ
チルフェノールを添加しても、Siの腐蝕を抑えること
ができないことがわかる(比較例31、32)。また、
比較例の22、23、27に示すように、フェノールに
置換基がついていない場合、オルト位のみ水酸基により
置換された化合物(=カテコール)の場合、一方のオル
ト位のみメチル基により置換された化合物(=o−クレ
ゾール)の場合は、a−Si、p−Siの溶解を抑える
ことが出来ない。更に比較例24、25、28に示すよ
うに、フェノールのメタ位にのみ、水酸基、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基が、置換
されている化合物(レゾルシノール、3、5−キシレノ
ール、フロログルシノール)については、a−Si、p
−Siの溶解を抑えることが出来ない。
【0024】これに対して、一級、二級もしくは三級の
アルキルアミン又は一級、二級もしくは三級のアルカノ
ールアミンと極性有機溶剤と水とを主成分とする組成に
2,3,6−ドリメチルフェノール又は2,4−ジ−t
ert−ブチルフェノールのうち1種又はそれらの混合
物を添加した剥離剤組成物(実施例1〜60)では、S
iの腐蝕を阻止でき、しかも、優れたレジスト剥離性を
維持できることがわかる。
【0025】つぎに、本発明のフォトレジスト剥離剤組
成物の使用方法の一例について説明する。半導体基板上
又は液晶ガラス基板上にa−Si又はp−Siの薄膜を
CVDやスパッタ等により形成させる。その上面にフォ
トレジストを膜付けした後、露光、現像等の処理でパタ
ーン形成する。パターン形成されたフォトレジストをマ
スクとしてa−Si又はp−Siの薄膜をエッチングす
る。その後、不要となったフォトレジストを本発明の剥
離剤組成物を用いて剥離・除去して配線等が形成された
半導体素子が製造される。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 一級、二級もしくは三級のアルキルアミン又は
一級、二級もしくは三級のアルカノールアミンと極性有
機溶剤と水とを主成分とする剥離剤組成物に、a−S
i、p−Si防食剤として適当な化合物を添加すること
により、薄膜トランジスタの構成金属であるa−Si、
p−Siの腐蝕を阻止又は大幅に抑制することができ、
なおかつ、優れた剥離・除去性を維持することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 武 兵庫県龍野市龍野町中井236 ナガセ電子 化学株式会社兵庫工場内 Fターム(参考) 2H096 AA00 AA25 AA27 LA02 LA03 5F046 MA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一級、二級もしくは三級のアルキルアミ
    ン又は一級、二級もしくは三級のアルカノールアミン
    と、極性有機溶剤と、水と、2,3,6−トリメチルフ
    ェノール又は2,4−ジ−tert−ブチルフェノール
    のうち1種又はそれらの混合物とを主成分とすることを
    特徴とするフォトレジスト剥離剤組成物。
  2. 【請求項2】 一級、二級もしくは三級のアルキルアミ
    ン又は一級、二級もしくは三級のアルカノールアミンの
    含有量が3.0〜50.0重量%、極性有機溶剤の含有
    量が20.0〜85.0重量%、水の含有量が5.0〜
    60.0重量%、2,3,6−トリメチルフェノール又
    は2,4−ジ−tert−ブチルフェノールのうち1種
    又はそれらの混合物の含有量が0.01〜10.0重量
    %である請求項1記載のフォトレジスト剥離剤組成物。
  3. 【請求項3】 半導体基板上又は液晶用ガラス基板上に
    配線を形成する際に生成するレジスト残渣を、請求項1
    又は2記載のフォトレジスト剥離剤組成物を用いて剥離
    ・除去して配線を形成することを特徴とするフォトレジ
    スト剥離剤組成物の使用方法。
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