JP2001208923A - イメージファイバおよびそのスキュー低減方法 - Google Patents

イメージファイバおよびそのスキュー低減方法

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JP2001208923A
JP2001208923A JP2000015177A JP2000015177A JP2001208923A JP 2001208923 A JP2001208923 A JP 2001208923A JP 2000015177 A JP2000015177 A JP 2000015177A JP 2000015177 A JP2000015177 A JP 2000015177A JP 2001208923 A JP2001208923 A JP 2001208923A
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JP
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image fiber
skew
bent portion
reducing
image
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JP2000015177A
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Moriya Nakamura
守里也 中村
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Communications Research Laboratory
Original Assignee
Communications Research Laboratory
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げにより生ずるスキューを低減し曲げ部分
があっても、伝送スピードを向上させることができるよ
うにする。 【解決手段】 複数のコアがクラッドに埋め込まれた構
造を持つイメージファイバ1において、捻りを加え曲げ
部分で発生するスキューを低減した、ことを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のコアがク
ラッドに埋め込まれた構造を持つイメージファイバ、お
よびそのイメージファイバの曲げ部分で発生するスキュ
ーを低減するイメージファイバのスキュー低減方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はイメージファイバの断面を示す図
である。イメージファイバ1は、本体をなす画面4とそ
の外周のジャケット5とからなり、画面4は多数のコア
(導波路)4aがクラッド(母材)に埋め込まれた構造
を持つ。このイメージファイバ1は、それぞれのコア4
aが独立に光を伝送することができるため、内視鏡等の
画像伝送路として用いられている。
【0003】また、イメージファイバ1を2次元光デー
タ伝送路として利用しようという検討も進められてい
る。2次元レーザダイオードアレイからの光信号を直接
2次元のまま伝送することにより、高密度でハイスルー
プットの光データ伝送を狙うものである。
【0004】図5は2次元レーザダイオードアレイから
の光信号がイメージファイバで伝送される様子を示す図
である。図において、2次元レーザダイオードアレイ2
からの光信号3は、並列伝送路としてのイメージファイ
バ1により同時に伝搬されるが、屈折率やコア径等のイ
メージファイバ1のパラメータの不均一性により、光信
号3の伝搬時間に差が生じてしまう。このような光信号
3の伝搬時間差の最大値はスキューと呼ばれる。
【0005】スキューが大きいと受信側において信号間
の同期が取れなくなってしまうため、光信号3のパルス
幅はスキューよりも十分に大きくとる必要がある。つま
り、並列伝送路のスキューは、その伝送路の同期伝送ス
ピードを制限する要因となる。そのため、イメージファ
イバ1による2次元光データ伝送では、イメージファイ
バ1のパラメータを均一化することによりスキューが低
減し、高速なデータ伝送が実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のイメージファイバ1による2次元光デー
タ伝送では、イメージファイバ1が曲げられるとスキュ
ーが大きくなり、伝送スピードが低く抑えられてしまう
という問題があった。
【0007】図6はイメージファイバを曲げることによ
りスキューが生ずる様子を示す図である。イメージファ
イバ1が図に示すように曲げられると、イメージファイ
バ1の画面4においてその曲げ部分の外周側のコアは伸
長し、内周側のコアは圧縮し、その結果外周側のコアを
伝搬する光の伝搬距離は、内周側のそれより長くなる。
また、この変形に応じて各コアには光弾性効果による屈
折率変化が生ずる。これらが要因となり、曲げ部分の外
周側を伝搬する光信号3は、内周側を伝搬する光信号3
よりも受信側への到着時間が遅くなり、これがスキュー
となる。
【0008】このように、イメージファイバ1に曲げ部
分があると、スキューが大きくなり、したがって、並列
伝送路における伝送スピードが低く抑えられてしまう要
因となっていた。
【0009】本発明は、上記に鑑み提案されたもので、
曲げにより生ずるスキューを低減し曲げ部分があって
も、伝送スピードを向上させることができるイメージフ
ァイバおよびそのスキュー低減方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、複数のコアがクラッドに
埋め込まれた構造を持つイメージファイバにおいて、捻
りを加え曲げ部分で発生するスキューを低減した、こと
を特徴としている。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記捻りのピッ
チの整数倍が曲げ部分の長さに等しい、ことを特徴とし
ている。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記イメージフ
ァイバは捻じった状態で固定されている、ことを特徴と
している。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記イメージフ
ァイバは予め捻りが与えられている、ことを特徴として
いる。
【0014】さらに、請求項5に記載の発明は、複数の
コアがクラッドに埋め込まれた構造を持つイメージファ
イバの曲げ部分で発生するスキューを低減するイメージ
ファイバのスキュー低減方法において、上記イメージフ
ァイバに捻りを加えることで曲げ部分で発生するスキュ
ーを低減する、ことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。先ず第1の実施形態を図
1を用いて説明する。
【0016】図1はこの発明のイメージファイバを説明
するための模式図である。図において、イメージファイ
バ1は曲げ部分において捻りが加えられるとともに、そ
の捻りを固定するために、曲げ部分の両端が固定治具6
で拘束されている。このように曲げ部分を捻ることによ
り、曲げ部分の外周側が内周側に移動し、次には再度外
周側になり、このようにして各コアを伝搬する光の伝搬
距離は均一化され、また各コアでの光弾性効果も均一化
される。したがって、曲げ部分で発生するスキューを低
減することができ、曲げ部分があっても、伝送スピード
を向上させることができる。
【0017】この図1では、イメージファイバ1には2
回転の捻りが加えられており、その捻りによって生じる
捻りのピッチの2倍が丁度曲げ部分の長さに相当するよ
うになっている。このように、捻りのピッチの整数倍が
曲げ部分の長さに等しくなるとき、曲げによるスキュー
を完全にキャンセルすることができる。但し、このよう
な条件が完全に満たされない場合においてもスキューは
十分に低減される。
【0018】図2はこの発明の第2の実施形態を示す模
式図である。上記した第1の実施形態では、イメージフ
ァイバ1に捻りを加えるために、その曲げ部分両端を固
定治具6で拘束するようにしたが、この第2の実施形態
におけるイメージファイバ1Aには、その製造段階で予
め捻りが加えられ、捻られた状態が自由状態で保持され
るようになっており、したがって、拘束するための固定
治具が不要となっている。
【0019】図3は上記した第2の実施形態でのイメー
ジファイバの製造方法の一例を示す図である。第2の実
施形態でのイメージファイバ1Aは、図に示すような線
引き工程によって製造することができる。すなわち、プ
リロッド8は、加熱炉9で加熱されたクラッド母材中に
多数のコア4aを包み込んだ状態となっており、線引き
工程では、このプリロッド8からイメージファイバ1A
を線引きし巻き取りドラム10に巻き取るが、その巻き
取りの際に、プリロッド8あるいは巻き取りドラム10
の何れかを回転させている。この回転に応じて、巻き取
りドラム10には、自由状態で捻られた状態が保持可能
なイメージファイバ1Aが順次巻き取られていく。そし
て、このようにして予め捻られたイメージファイバ1A
を使用することで、拘束することなく曲げ部分に捻りを
持たせることができ、したがって、上記した第1の実施
形態の場合と同様に、曲げ部分で発生するスキューを低
減することができ、曲げ部分があっても、伝送スピード
を向上させることができる。
【0020】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0021】請求項1および請求項5に記載の発明で
は、曲げ部分に捻りを加えるようにしたので、曲げ部分
の外周側が内周側に移動し、次には再度外周側になり、
このようにして各コアを伝搬する光の伝搬距離は均一化
され、また各コアでの光弾性効果も均一化され、したが
って、曲げ部分で発生するスキューを低減することがで
き、曲げ部分があっても、伝送スピードを向上させるこ
とができる。
【0022】また、請求項2に記載の発明では、捻りの
ピッチの整数倍が曲げ部分の長さに等しくなるようにし
たので、曲げによるスキューを完全にキャンセルするこ
とができる。
【0023】さらに、請求項4に記載の発明では、イメ
ージファイバに予め捻りを与えるようにしたので、拘束
することなく曲げ部分に捻りを持たせることができ、し
たがって、曲げ部分でのスキューを低減して、伝送スピ
ードを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のイメージファイバを説明するための
模式図である。
【図2】この発明の第2の実施形態を示す模式図であ
る。
【図3】第2の実施形態でのイメージファイバの製造方
法の一例を示す図である。
【図4】イメージファイバの断面を示す図である。
【図5】2次元レーザダイオードアレイからの光信号が
イメージファイバで伝送される様子を示す図である。
【図6】イメージファイバを曲げることによりスキュー
が生ずる様子を示す図である。
【符号の説明】
1 イメージファイバ 1A イメージファイバ 2 2次元レーザダイオードアレイ 3 光信号 4 画面 4a コア 5 ジャケット 6 固定治具 8 プリロッド 9 加熱炉 10 巻き取りドラム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコアがクラッドに埋め込まれた構
    造を持つイメージファイバにおいて、 捻りを加え曲げ部分で発生するスキューを低減した、こ
    とを特徴とするイメージファイバ。
  2. 【請求項2】 上記捻りのピッチの整数倍が曲げ部分の
    長さに等しい、請求項1に記載のイメージファイバ。
  3. 【請求項3】 上記イメージファイバは捻じった状態で
    固定されている、請求項1に記載のイメージファイバ。
  4. 【請求項4】 上記イメージファイバは予め捻りが与え
    られている、請求項1に記載のイメージファイバ。
  5. 【請求項5】 複数のコアがクラッドに埋め込まれた構
    造を持つイメージファイバの曲げ部分で発生するスキュ
    ーを低減するイメージファイバのスキュー低減方法にお
    いて、 上記イメージファイバに捻りを加えることで曲げ部分で
    発生するスキューを低減する、 ことを特徴とするイメージファイバのスキュー低減方
    法。
JP2000015177A 2000-01-25 2000-01-25 イメージファイバおよびそのスキュー低減方法 Pending JP2001208923A (ja)

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