JP2001208239A - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP2001208239A JP2000012806A JP2000012806A JP2001208239A JP 2001208239 A JP2001208239 A JP 2001208239A JP 2000012806 A JP2000012806 A JP 2000012806A JP 2000012806 A JP2000012806 A JP 2000012806A JP 2001208239 A JP2001208239 A JP 2001208239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルフラッパ機構の繰り返し動作による変
形を抑制し、設定圧力の変化やフラッパの異常振動が起
こり難いようにする。 【解決手段】 ノズルフラッパ機構57を、ノズル背圧
室に連通するようにハウジングに設けたノズル59と、
第1ダイアフラムに固定した軸部材47に円状の面領域
で当接する状態で支持したフラッパ60とから構成す
る。ノズル59の弁座59aを円錐状に形成し、フラッ
パ60を、弁座59aに環状の線領域で当接可能な球体
65と、球体65を保持するとともに第1ダイアフラム
の変位方向に直交する方向に相対移動可能に軸部材47
に支持させた基部64とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主要回路等から所
定の圧力で供給される流体を、設定されたより低い圧力
にして供給する減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、減圧弁は、外部の主要回路から流
体が導入される一次側ポートと、この一次側ポートから
導入した流体を外部の副回路に供給する二次側ポートと
を連通する供給流路の流路開度を自立的に制御すること
で二次側ポートから出力する流体の圧力を予め設定され
た低い設定圧に制御する。減圧弁は、圧力設定用ばねに
よって生成する調整可能な付勢力と、二次側ポートの圧
力が導入されるフィードバック室の圧力によって生成す
る付勢力との差に応じてダイアフラム等の受圧体を変位
させ、この受圧体の変位によって供給流路に設けた流路
開閉部の弁体を変位させることで供給流路の流路開度を
調整する。
【0003】減圧弁には、二次側ポートから外部に供給
する流体の消費量が変化しても二次側ポートにおける設
定圧力が変化しない流量特性が要求されている。ところ
が、上記のように、圧力設定用ばねの付勢力とフィード
バック室の圧力に基づく付勢力との差によって受圧体を
変位させる方式では、二次側ポートの圧力変化に応じて
受圧体を応答遅れなく大きく変位させることができなか
った。このため、二次側ポートから外部に供給される流
体の流量が多くなるほど、その圧力が設定圧力よりも低
くなっていくことが避けられなかった。
【0004】このような問題を解消するため、一次側ポ
ートにおける圧力が導入されるパイロット室と二次側ポ
ートの圧力が導入される第2フィードバック室とを設
け、パイロット室の圧力に応じた付勢力と第2フィード
バック室の圧力に応じた付勢力との差によって変位する
第2の受圧体によって流路開閉部の弁体を変位させるよ
うにした精密型の減圧弁(例えば、特開平10−198
433号公報)が種々提案されている。
【0005】詳述すると、精密型の減圧弁は、圧力設定
ばねの付勢力とフィードバック室で生成する付勢力との
差に基づいてパイロット室の圧力を制御する。そして、
二次側ポートの圧力変化に応じて第2フィードバック室
とパイロット室との間に生成される大きな付勢力の差に
よって第2の受圧体を変位させ、流路開閉部の弁体を応
答遅れなく大きく変位させる。このことにより、二次側
ポートから外部に供給される流体量が増大しても、その
圧力ができるだけ設定圧力から低下しないよう│するこ
とができる。│このような精密型の減圧弁は、圧力設定
ばねの付勢力とフィードバック室の圧│に応じた付勢力
との差に応じた受圧体の変位に基づいてパイロット室の
圧力を制御するためのノズルフラッパ機構を備えてい
る。
【0006】ノズルフラッパ機構は、例えば図12に示
すように、パイロット室90とフィードバック室91と
の間に設けられたブリード室92にパイロット室90を
連通するように設けられたノズル93と、ブリード室9
2に設けられノズル93の弁座93aに接離可能なフラ
ッパ94とからなる。フラッパ94は、ノズル93に設
けられたパイロット室90からブリード室92への放出
流路95の流路開度を調整する。このノズルフラッパ機
構では、フラッパ94は、スプリング96によって上向
きに付勢され、圧力設定ばね97によって下向きに付勢
されている受圧部材98の下面98aに常時当接してい
る。そして、圧力設定ばね97の下向きの付勢力と、フ
ィードバック室91の圧力に基づいてダイアフラム99
に加わる上向きの付勢力との差に応じて受圧部材98の
変位位置が調整される。さらに、受圧部材98の変位位
置に応じてノズル93の弁座93aに対するフラッパ9
4の位置関係、即ち、放出流路95の流路開度が調整さ
れることで、フィードバック室91の圧力に基づいてパ
イロット室90の圧力が調整される。
【0007】ところで、フラッパ94は数μmの変位範
囲で変位する。そして、例えば、一次側ポートに0.5
MPaの圧力が供給されている状態では、フラッパ94
が数μm変位することで二次側ポートの圧力が0.1M
Pa変化する。従って、例えば、フラッパ94が当接す
る受圧部材98の下面98aが凹んで、ダイアフラム9
9の変位位置とフラッパ94の変位位置との関係が当初
の関係から変化するようなことがあると、設定圧力が変
化したりフラッパ94が異常振動する。
【0008】又、減圧弁のハウジング、受圧部材98、
ノズル93等には寸法ばらつきがあり、又、組立後の組
立誤差がある。このため、減圧弁の製造時点において
も、フラッパ94がノズル93の弁座93aに正しい位
置関係で当接せず、放出流路95が閉状態とならないこ
とがある。
【0009】そこで、部品の寸法ばらつき、組み立て誤
差に拘らず、フラッパ94が弁座93aに対して正しい
位置関係で接離するように、フラッパ94は球体に形成
され、スプリング96によって受圧部材98に常に当接
するように付勢されている。一方、受圧部材98は、フ
ラッパ94が当接する下面98aが平坦面とされてい
る。従って、部品の寸法ばらつきや組立誤差により、ノ
ズル93と受圧部材98の位置関係がダイアフラム99
の変位方向に直交する方向でずれても、受圧部材98に
よってフラッパ94の位置が弁座93aに対してずれる
ことはなく弁座93aに対し正しい位置関係で接離す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記のような
ノズルフラッパ機構では、図12に示すように、球体で
あるフラッパ94が受圧部材98の平坦な下面98aに
点接触する状態で当接する。又、フラッパ94が弁座9
3aに当接する状態では、圧力設定ばね97の付勢力が
フラッパ94に加わることになるが、その大きさは例え
ば最大250Nである。このため、減圧弁に主要回路の
圧力が供給されておらずフラッパ94が弁座93aに当
接する状態では、フラッパ94から受圧部材98の下面
98aの1点に大きな反力が加わった状態となる。そし
て、フラッパ94が受圧部材98に繰り返し押し付けら
れると、図13に示すように、受圧部材98の下面98
aが1点で変形して凹んだ状態となる。この凹み量は例
えば4μm程度に達することが確認されている。尚、フ
ラッパ94及び受圧部材98は共に硬化処理を施されて
いるが、球体であるフラッパ94と受圧部材98の平坦
な下面98aとが繰り返し互いに力を加え合う状態では
平坦な下面98aが変形する。
【0011】受圧部材98の下面98aのフラッパ94
の当接部に凹みができると、ダイアフラム99の変位位
置とフラッパ94の変位位置との関係が当初の関係から
変化する。その結果、フィードバック室91の圧力に対
する放出流路95の流路開度の関係が当初の関係から変
化し、設定圧力が当初の設定圧力から変化する。又、フ
ラッパ94が当接する下面98aの当接部に不規則な凹
みができると、フラッパ94の支持状態が不安定となっ
てフラッパ94が異常振動することがある。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、ノズルフラッパ機構
の繰り返し動作による変形を抑制し、設定圧力の変化、
フラッパの異常振動が起こり難いようにすることができ
る減圧弁を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、一次側ポートから二次側
ポートへの流路開度を調整する供給側弁部を設け、前記
一次側ポートに連通されたパイロット室の圧力と前記二
次側ポートに連通された第1フィードバック室の圧力と
の差に基づいて変位する第1受圧体を設け、前記二次側
ポートに連通された第2フィードバック室の圧力と予め
定められた設定圧力を設定するため圧力設定部から加え
られる付勢力との差に基づいて変位する第2受圧体を設
け、前記第2受圧体の変位によって動作し前記パイロッ
ト室から流体を放出する放出流路の流路開度を調整する
ノズルフラッパ機構を設け、前記ノズルフラッパ機構に
て調整される前記パイロット室の圧力と前記第1フィー
ドバック室の圧力との差に基づく前記第1受圧体の変位
によって前記供給側弁部を開閉動作させ、前記圧力設定
部の付勢力に対応した設定圧力に二次側圧力が制御され
るように前記一次側ポートから前記二次側ポートへの流
路開度を調整する減圧弁において、前記ノズルフラッパ
機構を、前記パイロット室に連通するように設けたノズ
ルと、前記第2受圧体に対し線接触又は面接触する状態
で支持したフラッパとから構成した減圧弁である。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記フラッパを、前記第1受圧体の変
位方向に直交する全方向に相対移動可能に支持した。請
求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明におい
て、前記ノズルの弁座を略円錐状に形成し、前記フラッ
パを、該弁座に環状の線領域で当接可能な球体と、該球
体を保持するとともに前記第1受圧体の変位方向に直交
する全方向に相対移動可能に該受圧体に支持させた基部
とから構成した。
【0015】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
圧力設定部からの付勢力によってノズルフラッパ機構の
フラッパがノズルの弁座に当接するとき、フラッパから
第2受圧体に反力が作用する。ここで、フラッパが線接
触又は面接触する状態で第2受圧体に支持されているの
で、フラッパからの反力が第2受圧体の1点に集中して
加わらない。従って、第2受圧体が変形し難いので、第
2受圧体の変位位置と放出流路の開度との関係が変化し
難い。尚、フラッパがノズルの弁座に当接するときに
は、放出流路を閉塞するために少なくとも環状の線領域
で当接する。このため、弁座の変形は問題にしていな
い。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、部品寸法のばらつきや組
立誤差等により、フラッパの中心軸線と弁座の中心軸線
とが、第2受圧体の変位方向に対し直交する方向にずれ
ていても、ずれがなくなる位置までフラッパが移動して
弁座に当接する。従って、フラッパの中心軸線と弁座の
中心軸線とが、第2受圧体の変位方向に対し直交する方
向にずれていても、放出流路が確実に閉塞される。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、部品寸法のばらつきや組
立誤差等により、ノズルの弁座の中心軸線に対してフラ
ッパの変位方向が傾いていても、球体が弁座に対し環状
の線領域で当接する。従って、ノズルの弁座の中心軸線
に対してフラッパの変位方向が傾いていても、放出流路
が確実に閉塞される。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を空圧制御用の減圧弁に具体化した第1の実施の形態
を図1〜図3に従って説明する。
【0019】図1に示すように、減圧弁10は、そのハ
ウジング11が第1ボディ12、第2ボディ13、第3
ボディ14、ボトムキャップ15、カバー16及びボン
ネット17で形成されている。
【0020】第1ボディ12には、外部の主要回路等か
ら一次側圧力の流体が供給される一次側ポート19と、
一次側圧力よりも低い二次側圧力に制御した流体を外部
の副回路等に供給するための二次側ポート20とが形成
されている。又、第1ボディ12の内部には、一次側ポ
ート19から二次側ポート20への流路開度を調整する
供給側弁部21が設けられている。供給側弁部21は、
流路開度を全閉状態と所定の全開状態との間で連続的に
調整するように形成されている。供給側弁部21は、第
1ボディ12に一体形成された供給側弁座22と、この
供給側弁座22に対し接離するように設けられた供給側
弁体23と、この供給側弁体23を供給側弁座22に当
接するように付勢する第1圧縮コイルばね24とからな
る。供給側弁体23は、一次側ポート19に連通するよ
うに第1ボディ12の下部に設けられた孔に嵌合された
ボトムキャップ15によって保持されている。第1圧縮
コイルばね24は、ボトムキャップ15と供給側弁体2
3の間に設けられている。
【0021】第1ボディ12の上部には二次側ポート2
0に連通する嵌合孔が設けられ、この嵌合孔に第2ボデ
ィ13が嵌合されている。又、第1ボディ12の下側に
はカバー16が固定されている。第1ボディ12及び第
2ボディ13には、供給側弁部21を迂回して二次側ポ
ート20を第1ボディ12の下部に案内する排気流路2
5が形成されている。又、カバー16には、排気流路2
5を外部に連通する排気ポート26が形成されている。
【0022】第1ボディ12と第2ボディ13との間に
は、二次側ポート20の排気流路25に対する連通状態
を調整する排気側弁部27が形成されている。排気側弁
部27は、第1ボディ12に一体形成された排気側弁座
28と、この排気側弁座28に接離可能に保持された排
気側弁体29と、この排気側弁体29を排気側弁座28
に当接するように付勢する第2圧縮コイルばね30とか
らなる。排気側弁体29は、第2ボディ13の下部に設
けられた凹部内に保持されている。第2圧縮コイルばね
30は、第2ボディ13と排気側弁体29との間に設け
られている。
【0023】第2ボディ13には、上下方向に延びるロ
ッド31が上下方向に変位可能に支持されている。ロッ
ド31は、排気側弁体29に対し相対変位可能に挿通
し、その下端が供給側弁体23の上面に当接可能なよう
に形成されている。又、ロッド31には、排気側弁体2
9の下面に当接するEリング32がその軸上に固定され
ている。Eリング32は、図1に示すように、供給側弁
座22に当接した状態の供給側弁体23の上面にロッド
31の下端が当接するときに、排気側弁座28に当接し
た状態の排気側弁体29の下面に当接する位置に設けら
れている。
【0024】第2ボディ13の上側には凹部が設けら
れ、凹部内の上部に第3ボディ14が嵌合されている。
第2ボディ13の凹部の下部には、第2ボディ13及び
第3ボディ14によって区画される流路開度制御室33
が形成されている。流路開度制御室33には、該流路開
度制御室33を上下に変位可能な第1受圧体としてのピ
ストン34が設けられている。ピストン34は、流路開
度制御室33をその下側の第1フィードバック室35と
上側のノズル背圧室36とに区画する。ピストン34
は、第1フィードバック室35に設けられた第3圧縮コ
イルばね37によって上方に移動するように付勢されて
いる。
【0025】第1フィードバック室35は、第1ボディ
12及び第2ボディ13に設けられた第1フィードバッ
ク通路38によって二次側ポート20内に連通されてい
る。ノズル背圧室36は、第1ボディ12、第2ボディ
13及び第3ボディ14に渡って設けられたパイロット
通路39によって一次側ポート19に連通されている。
パイロット通路39上には、ノズル背圧室36の圧力を
一次側ポート19の圧力よりも小さくするオリフィス4
0が設けられている。
【0026】ピストン34は、流路開度制御室33にお
ける所定の変位位置からノズル背圧室36側に変位する
ときに、供給側弁体23を供給側弁座22に当接させた
ままでロッド31のEリング32によって排気側弁体2
9を排気側弁座28から離間させる。反対に、ピストン
34は、前記変位位置から第1フィードバック室35側
に変位するときに、排気側弁体29を排気側弁座28に
当接させたままでロッド31の下端によって供給側弁体
23を供給側弁座22から離間させるように設けられて
いる。
【0027】第3ボディ14の上側にはボンネット17
が固定されている。そして、第3ボディ14の上側に開
口する凹部と、ボンネット17の下側に開口する凹部と
により圧力調整室41が形成されている。圧力調整室4
1には、第3ボディ14の上端面とボンネット17の下
端面とによって外周縁が支持された第1ダイアフラム4
2と、第3ボディ14の凹部の底面と同底面に固定され
た環状の固定部材43とによって外周縁が支持された第
2ダイアフラム44とが設けられている。
【0028】第1ダイアフラム42には、その上面に上
側受圧部材45が当接され、その下面に下側受圧部材4
6の上面が当接されている。第2ダイアフラム44に
は、その上面に下側受圧部材46の下面が当接され、そ
の下面に軸部材47が当接されている。軸部材47は、
第2ダイアフラム44及び第1ダイアフラム42の各中
央孔を貫通するとともに下側受圧部材46及び上側受圧
部材45を貫通し、その上端に螺合するナット47aに
よって第1ダイアフラム42及び第2ダイアフラム44
を挟持している。そして、軸部材47は、上側受圧部材
45及び下側受圧部材46と共に第1ダイアフラム42
及び第2ダイアフラム44に固定されている。本実施の
形態では、第1ダイアフラム42、上側受圧部材45、
下側受圧部材46及び軸部材47が第2受圧体を構成す
る。
【0029】圧力調整室41には、その下部に第1ダイ
アフラム42、第2ダイアフラム44及び第3ボディ1
4で区画された第2フィードバック室48が形成され、
その上部に第1ダイアフラム42とボンネット17とで
区画される圧力設定室49が形成されている。第2フィ
ードバック室48は、第3ボディ14及び第2ボディ1
3に渡って設けられた第2フィードバック通路50によ
って第1フィードバック室35に連通されている。圧力
設定室49は、ボンネット17に設けられた連通路49
aによってハウジング11の外部に連通されている。
【0030】圧力設定室49には、鉛直方向に中心軸線
が一致するようにボンネット17の上部に螺合された雄
ねじ軸51の下端に当接する板部材52と、この板部材
52と上側受圧部材45との間に介在され第1ダイアフ
ラム42に下向きの付勢力を加える第4圧縮コイルばね
53とが収容されている。雄ねじ軸51の上端には、雄
ねじ軸51の位置を調整して、第4圧縮コイルばね53
が第1ダイアフラム42に加える付勢力を調整するハン
ドル54が設けられている。本実施の形態では、雄ねじ
軸51、板部材52、第4圧縮コイルばね53及びハン
ドル54等が圧力設定部を構成する。
【0031】又、第3ボディ14の凹部の底側に設けら
れた小径部内には、第2ダイアフラム44によって区画
されるブリード室55が形成されている。ブリード室5
5は、第3ボディ14及び第2ボディ13に渡って設け
られたブリードポート56によってハウジング11の外
部に連通されている。
【0032】ブリード室55とノズル背圧室36との間
には、ノズル背圧室36をブリード室55に連通可能な
ノズルフラッパ機構57が設けられている。ノズルフラ
ッパ機構57は、ノズル背圧室36をブリード室55に
連通する放出流路58を備えたノズル59と、ブリード
室55内に配置された軸部材47の下端に保持されたフ
ラッパ60とからなる。
【0033】図2に示すように、ブリード室55に開口
するノズル59の放出流路58の開口部には、内周面が
円錐状に形成された弁座59aが形成されている。フラ
ッパ60は、軸部材47の下部に設けられた保持部61
に保持されている。保持部61は、軸部材47に一体で
形成された円板部62と、この円板部62に外嵌された
筒部63とからなる。筒部63の内周面における下端周
縁には、その中心軸線側に延出されたつば状の係止部6
3aが形成されている。係止部63aは、円板部62の
下面から下方に所定距離だけ離間した位置に設けられて
いる。
【0034】フラッパ60は、図2,3に示すように、
保持部61に保持される基部64と、この基部64に保
持された球体65とからなる。基部64は回転切削可能
な略円柱状に形成され、その一端面に開口する凹部67
と、その他端側の外周面に沿って形成されたつば部68
とを備えている。基部64の外径は、筒部63の係止部
63aの内径よりも小さく形成され、係止部63aの内
径は、つば部68の外径よりも小さく形成されている。
又、つば部68の外径は、筒部63の内径よりも小さく
形成されている。
【0035】凹部67は、その開口部側を形成する円柱
状の大径部67a及び小径部67bと、円錐状の底部6
7cとからなる。大径部67a、小径部67b及び底部
67cは、各中心軸線が一致するように形成されてい
る。球体65は、ノズル59の弁座59aに対し環状の
線領域で当接する外径に形成されている。そして、球体
65は、底部67cに環状の線領域で当接するとともに
大径部67aと小径部67bとの段差部に環状の線領域
で当接した状態で大径部67aに嵌合されることで、基
部64に保持されている。即ち、球体65は、基部64
に対し2つの円環状の線領域で当接する状態で支持され
ている。
【0036】そして、フラッパ60は、基部64のつば
部68が、保持部61の円板部62の下面と係止部63
aとの間に全周に渡って係止されることで、軸部材47
の下面に対して基部64の上面が円形状に面接触する状
態で支持されている。同時に、フラッパ60は、図2に
矢印Aで示すように、第1及び第2ダイアフラム42,
44の変位方向に直交する全方向に相対移動可能な状態
で軸部材47に支持されている。
【0037】フラッパ60は、第4圧縮コイルばね53
から第1ダイアフラム42に下向きの付勢力が加えられ
ていない状態では、第1及び第2ダイアフラム42,4
4によって、ノズル59の弁座59aから離間した位置
に保持されている。そして、ノズルフラッパ機構57
は、第4圧縮コイルばね53の下向きの付勢力と第2フ
ィードバック室48の圧力に基づく上向きの付勢力との
差である下向きの付勢力に応じた流路開度でノズル背圧
室36をブリード室55に連通する。
【0038】次に、以上のように構成された減圧弁の作
用について説明する。 (非動作時)第4圧縮コイルばね53から第1ダイアフ
ラム42に付勢力が加わらないように雄ねじ軸51の位
置を調整した状態で、一次側ポート19に主要回路の高
い圧力を供給すると、一次側ポート19の空気がパイロ
ット通路39を通ってノズル背圧室36に導入される。
ノズル背圧室36に導入された空気は、フラッパ60が
弁座59aから離間しているノズル59を通ってブリー
ド室55に放出され、ブリードポート56を通ってハウ
ジング11の外部に放出される。このとき、パイロット
通路39に設けたオリフィス40によって一次側ポート
19からノズル背圧室36に導入される空気の流量が制
限されることから、ノズル背圧室36の圧力は大気圧と
殆ど同等の大きさとなる。このため、ピストン34は第
3圧縮コイルばね37の付勢力によって上方に位置し、
ロッド31の下端は供給側弁座22に当接した供給側弁
体23から上方に離間した位置に配置される。同時に、
Eリング32によって排気側弁体29が排気側弁座28
から離間した位置に配置され、二次側ポート20が排気
流路25に連通される。その結果、非動作時には、一次
側ポート19から二次側ポート20の流路開度が閉状態
とされるとともに、二次側ポート20に連通する空圧回
路の圧力が「0」とされる。 (圧力設定時)一次側ポート19に主要回路の高い圧力
を供給したままの状態で、ハンドル54を操作して雄ね
じ軸51を下方に移動させると、第4圧縮コイルばね5
3から第1ダイアフラム42に加わる付勢力が増大す
る。そして、第1ダイアフラム42の変位に伴って軸部
材47が下方に変位し、フラッパ60が弁座59aに接
近する。すると、一次側ポート19からノズル背圧室3
6に導入されている空気の、ブリード室55への放出量
が減少し、ノズル背圧室36の圧力が上昇する。このた
め、ピストン34が第3圧縮コイルばね37の上向きの
付勢力に抗して下方に変位し、ロッド31の下端が供給
側弁体23に当接する。同時に、Eリング32によって
排気側弁座28から離間されていた排気側弁体29が排
気側弁座28に当接し、二次側ポート20と排気流路2
5とが連通されなくなる。
【0039】ノズル背圧室36の圧力がさらに増大する
と、ピストン34はさらに第1圧縮コイルばね24の付
勢力に抗して下方に変位し、供給側弁体23が供給側弁
座22から離間する。その結果、一次側ポート19から
二次側ポート20への流路開度が閉状態から開状態とな
り、一次側ポート19から二次側ポート20に空気が供
給される。
【0040】二次側ポート20に供給された空気は、第
1フィードバック通路38によって第1フィードバック
室35に導入され、さらに第1フィードバック室35か
ら第2フィードバック通路50によって第2フィードバ
ック室48に導入される。すると、第2フィードバック
室48の圧力が増大し、第1ダイアフラム42に加わる
下向きの付勢力が減少するため、第1ダイアフラム42
が上方に変位してフラッパ60が弁座59aから離間す
るように変位する。このため、ノズル背圧室36からブ
リード室55を通って外部に放出される空気量が増大
し、ノズル背圧室36の圧力が減少する。すると、ピス
トン34に加わる上向きの付勢力が増大するため、ピス
トン34が上方に変位する。その結果、供給側弁体23
が供給側弁座22に当接して一次側ポート19から二次
側ポート20の流路開度が閉状態となり、二次側ポート
20の圧力が設定圧力に制御された状態で一次側ポート
19と二次側ポート20との連通が遮断される。
【0041】以上のように二次側ポート20の設定圧力
が設定された状態で二次側ポート20の圧力が設定圧力
から下降又は上昇すると、減圧弁10は以下の動作を繰
り返し行なって二次側ポート20の圧力を設定圧力に維
持する。 (圧力下降時)二次側ポート20から供給する空気が消
費され、二次側ポート20の圧力が設定圧力から減少す
ると、第1フィードバック通路38、第1フィードバッ
ク室35及び第2フィードバック通路50を介して連通
する第2フィードバック室48の圧力が減少する。する
と、第1ダイアフラム42に加わる下向きの付勢力が増
大して第1ダイアフラム42が下方に変位し、フラッパ
60が弁座59aに接近するように変位する。このた
め、ノズル背圧室36からブリード室55を通って外部
に放出される空気量が減少してノズル背圧室36の圧力
が増大し、ピストン34に加わる下向きの付勢力が増大
する。このため、ピストン34が下方に変位して供給側
弁体23が供給側弁座22から離間し、一次側ポート1
9から二次側ポート20への流路開度が閉状態から開状
態とされる。その結果、一次側ポート19から二次側ポ
ート20に空気が供給され、二次側ポート20から供給
される空気の圧力が設定圧力に向かって増大する。 (圧力上昇時)二次側ポート20の圧力が設定圧力から
上昇すると、第2フィードバック室48の圧力が上昇す
る。すると、第1ダイアフラム42に加わる下向きの付
勢力が減少して第1ダイアフラム42が上方に変位し、
フラッパ60が弁座59aから離間するように変位す
る。このため、ノズル背圧室36からブリード室55を
通って外部に放出される空気量が増大してノズル背圧室
36の圧力が減少し、ピストン34に加わる下向きの付
勢力が減少する。このため、ピストン34が上方に変位
して供給側弁体23が供給側弁座22に当接するととも
に、Eリング32によって排気側弁体29が排気側弁座
28から離間する位置に変位する。その結果、一次側ポ
ート19から二次側ポート20への流路開度が開状態か
ら閉状態となるとともに、二次側ポート20が排気流路
25を介して外部に連通される。このため、一次側ポー
ト19から二次側ポート20に空気が供給されなくなる
とともに二次側ポート20から空気が排気ポート26を
介して外部に放出され、二次側ポート20の圧力が設定
圧力に向かって減少する。
【0042】以上のようにして、二次側ポート20の圧
力は、設定圧力からの変化を打ち消すように自立的に調
整され、二次側ポート20から供給する空気の消費量が
変化しても設定圧力に維持されるように制御される。
【0043】以上詳述した本実施の形態の減圧弁は、以
下に記載する各効果を有する。 (1) ノズルフラッパ機構57を、ハウジング11に
設けたノズル59と、軸部材47に支持したフラッパ6
0とから構成した。そして、ノズル59の弁座59aに
当接する球体65を支持するフラッパ60の基部64
を、軸部材47の下面に対し円形状に面接触させた状態
で支持するようにした。従って、一次側ポート19に主
要回路の圧力が供給されず、第4圧縮コイルばね53の
付勢力によってフラッパ60の球体65がノズル59の
弁座59aに大きな付勢力で押圧されたときに、フラッ
パ60からの反力が軸部材47の1点に集中して加わら
ない。
【0044】このため、フラッパ60が繰り返し弁座5
9aに押圧されても球体65又は軸部材47が変形し難
く、第1ダイアフラム42の変位位置とフラッパ60の
変位位置との関係が当初の関係から変化し難い。その結
果、設定圧力の変化やフラッパ60の異常振動が起き難
いようにすることができる。
【0045】(2) フラッパ60を軸部材47に設け
た保持部61によって、第1ダイアフラム42の変位方
向に直交する全方向に相対移動可能に支持した。従っ
て、部品寸法のばらつきや組立誤差等により、フラッパ
60の中心軸線とノズル59の弁座59aの中心軸線と
が第1ダイアフラム42の変位方向に直交する方向にず
れていても、フラッパ60が同方向にずれをなくす位置
まで移動して弁座59aに当接する。
【0046】その結果、部品の寸法ばらつきや組立誤差
がある状態で構成される減圧弁10であっても、二次側
ポート20から供給する空気の消費が急激に増大したと
きに、供給する空気の圧力を設定圧力から大きく低下し
ないように制御することができる。
【0047】(3) ノズル59の弁座59aを円錐状
に形成し、フラッパ60を、弁座59aに環状の線領域
で当接可能な球体65と、この球体65を保持するとと
もに第1ダイアフラム42の変位方向に直交する方向に
相対移動可能に軸部材47に支持させた基部64とから
構成した。従って、部品の寸法ばらつきや組立誤差等に
よって弁座59aの中心軸線に対してフラッパ60の中
心軸線が傾いていても、フラッパ60の球体65が弁座
59aに当接して放出流路58を閉塞する。
【0048】(4) 球体65を、基部64に設けた凹
部67内の円錐状の底部67cと、大径部67a及び小
径部67bとの段差部とにそれぞれ環状の線領域で当接
する状態で保持した。従って、フラッパ60が弁座59
aに大きな付勢力で押圧されたときに、球体65からの
反力が2つの位置で環状に分散して基部64に加わる。
このため、フラッパ60が繰り返し弁座59aに押圧さ
れても基部64が変形し難く、第1ダイアフラム42と
球体65との位置関係が当初の位置関係から変化し難
い。その結果、設定圧力の変化やフラッパ60の異常振
動が起き難いようにすることができる。
【0049】(5) 基部64を回転切削可能な略円柱
状に形成したので、容易に高い寸法精度を得ることがで
きる。従って、球体65を確実に保持することができる
寸法精度の基部64を高い歩留まりで製造することがで
きる。
【0050】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図4に従って説明する。尚、
本実施の形態は、前記第1の実施の形態のピストン34
を第3ダイアフラム70及び受圧部材71,72に変更
したことのみが第1の実施の形態と異なる。従って、第
1の実施の形態と同じ構成については、符号を同じにし
てその説明を省略し、第3ダイアフラム70及び受圧部
材71,72のみについて詳述する。
【0051】流路開度制御室33には、第1の実施の形
態におけるピストン34の代わりに、第2ボディ13及
び第3ボディ14によって外周縁が支持され、該流路開
度制御室33を上下に変位可能な第3ダイアフラム70
が設けられている。第3ダイアフラム70には、その上
面に上側受圧部材71が当接され、その下面に下側受圧
部材72が当接されている。上側受圧部材71には下側
受圧部材72が嵌合固定されるとともに前記ロッド31
の上端が固定されている。下側受圧部材72と流路開度
制御室33の底面との間には、第3ダイアフラム70を
上方に移動させるように付勢する第3圧縮コイルばね3
7が設けられている。本実施の形態では、第3ダイアフ
ラム70、上側受圧部材71及び下側受圧部材72が第
1受圧体を構成する。
【0052】流路開度制御室33の下部には、第3ダイ
アフラム70の下面と第2ボディ13とで区画される第
1フィードバック室35が形成されている。又、流路開
度制御室33の上部には、第3ダイアフラム70の上
面、第2ボディ13及び第3ボディ14で区画されるノ
ズル背圧室36が形成されている。
【0053】第3ダイアフラム70は、流路開度制御室
33における所定の変位位置からノズル背圧室36側に
変位するときに、供給側弁体23を供給側弁座22に当
接させたままでロッド31のEリング32によって排気
側弁体29を排気側弁座28から離間させる。反対に、
第3ダイアフラム70は、前記変位位置から第1フィー
ドバック室35側に変位するときに、排気側弁体29を
排気側弁座28に当接させたままでロッド31の下端に
よって供給側弁体23を供給側弁座22から離間させる
ように設けられている。
【0054】本実施の形態の減圧弁10は、第3ダイア
フラム70及び受圧部材71,72以外の部材が前記第
1の実施の形態の減圧弁10の各部材と共通であって、
ピストン34を第3ダイアフラム70及び受圧部材7
1,72に置き換えることで構成されている。
【0055】以上のように構成された減圧弁は、前記第
1の実施の形態の減圧弁と同様の作用を有する。以上詳
述した本実施の形態は、前記第1の実施の形態における
(1)〜(3)に記載した各効果と、以下に記載する効
果とを有する。
【0056】(4) 第1の実施の形態の減圧弁10の
ピストン34以外の部分を共通化し、ピストン34を第
3ダイアフラム70及び受圧部材71,72に置き換え
るだけで構成できるようにした。従って、ピストン駆動
方式の減圧弁とダイアフラム駆動方式の減圧弁とを製造
するにあたって、部品管理を容易にし、又、ピストン3
4、第3ダイアフラム70及び受圧部材71,72以外
の部品原価を安くすることができる。
【0057】(第3の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図5に従って説明する。尚、
本実施の形態は、前記第1の実施の形態の減圧弁10に
電磁弁73を新たに加えたことのみが第1の実施の形態
と異なる。従って、第1の実施の形態と同じ構成につい
ては、符号を同じにしてその説明を省略し、電磁弁73
のみについて詳述する。
【0058】ノズル背圧室36に一次側ポート19を連
通するパイロット通路39上には、このパイロット通路
39の開閉を行う電磁弁73が設けられている。本実施
の形態では、電磁弁73は常時開型の2ポート2位置切
換弁であって、単動ソレノイド駆動のスプリングリター
ン式である。
【0059】電磁弁73は、第2ボディ13の外側に固
定されるとともに、第2ボディ13の外側面に開口する
ように分断された両パイロット通路39a,39bに図
示しない2つの各ポートがそれぞれ連通されることで減
圧弁10に一体化されている。
【0060】以上のように構成された減圧弁は、前記第
1の実施の形態の減圧弁と同様の作用の他、以下の作用
をも有する。一次側ポート19に主要回路の圧力が供給
され、二次側ポート20から設定圧力となるように制御
された状態で空気が供給されている状態で、電磁弁73
に通電して開弁状態から閉弁状態に切り換えると、開状
態であるノズル59の放出流路58を介してノズル背圧
室36の圧力がブリード室55に放出される。すると、
ピストン34が上向きの付勢力によって上方に変位する
ため、供給側弁体23が供給側弁座22に当接するとと
もに、排気側弁体29が排気側弁座28から離間する。
このため、一次側ポート19から二次側ポート20への
流路開度が閉状態となるとともに、二次側ポート20が
排気流路25に連通される。その結果、一次側ポート1
9に主要回路から圧力が供給されたままの状態で、ハン
ドル54を操作して設定圧力を変更することなく二次側
圧力が「0」となる。二次側圧力が「0」となると第2
フィードバック室48の圧力も「0」となり、第4圧縮
コイルばね53の付勢力によってフラッパ60がノズル
59の弁座59aに押圧される。
【0061】以上詳述した本実施の形態は、前記第1の
実施の形態における(1)〜(3)に記載した各効果
と、以下に記載する効果とを有する。 (5) 一次側ポート19をノズル背圧室36に連通す
るパイロット通路39上にパイロット通路39を開閉す
る電磁弁73を設けた。従って、一次側ポート19に主
要回路の圧力を供給したままで一次側ポート19からノ
ズル背圧室36への空気の導入を停止し、ブリードポー
ト56からの空気の放出を行うことなく二次側ポート2
0からの空気の供給を停止することができる。
【0062】従来の減圧弁において、主要回路から一次
側ポートとの間に電磁弁を設けて一次側ポートへの空気
の導入を停止すると、二次側圧力が「0」となったとき
にフラッパが受圧部材側の1点に当接する。従って、繰
り返し電磁弁を作動させると受圧部材の変形が促進され
るため、電磁弁を二次側ポート20と空圧機器との間に
設けて空圧機器への流体の供給を停止するようにしてい
た。しかし、この場合、フラッパ60が二次側圧力に応
じた距離だけノズル59の弁座59aから離間した状態
となるので、一次側ポート19からノズル背圧室36に
供給される流体の一部が放出流路58を介して常時外部
に放出される。このため、空圧機器に流体を供給してい
ないにも拘らず主要回路の圧力が消費される欠点があっ
た。
【0063】一方、本実施の形態では、電磁弁73によ
ってノズル背圧室36への一次側圧力の導入を停止した
ときに、ノズル59の弁座59aに当接したフラッパ6
0からの反力が軸部材47の1点に集中して加わらな
い。このため、パイロット通路39上に設けた電磁弁7
3を繰り返し作動させて二次側ポート20からの空気の
供給を停止させても、フラッパ60によって軸部材47
が殆ど変形しない。このため、第1ダイアフラム42と
フラッパ60との位置関係が当初の関係から変化しな
い。その結果、ノズルフラッパ機構57の繰り返し動作
による変形を抑制し、設定圧力の変化やフラッパの異常
振動が起こり難いようにしながら、主要回路の空気が消
費されない状態で減圧弁10から副回路への供給停止を
行うことができる。
【0064】(6) 電磁弁73を減圧弁10に一体化
して設けたので、減圧弁の他に電磁弁を用意して接続す
る必要がなく、設置を容易に行うことができる。又、必
要な設置面積が小さくてすむ。
【0065】以下、上記実施の形態以外の実施の形態を
列挙する。 ○ 上記第1の実施の形態では、第2フィードバック室
48とノズル背圧室36との間に、第1ダイアフラム4
2に連動する第2ダイアフラム44によって区画され、
第1ダイアフラム42に固定された軸部材47の下部が
配置されるブリード室55を設けた。そして、ノズル背
圧室36とブリード室55とを連通するように設け、軸
部材47を介して動作するノズルフラッパ機構57から
放出された空気をブリード室55からハウジング11の
外部に放出するようにした。これを、ブリード室55を
設けず、ノズル背圧室36と第2フィードバック室48
とを連通するように設けたノズルフラッパ機構を第1ダ
イアフラム42によって動作させる構成としてもよい。
【0066】この構成では、ノズル背圧室36の圧力が
第2フィードバック室48を介して二次側ポート20側
に放出されることでノズル背圧室36の圧力が調整さ
れ、一次側ポート19から二次側ポート20への流路開
度が調整されて二次側ポート20の圧力が制御される。
従って、圧力制御の応答性がある程度低下する代わり
に、二次側ポート20の空気を消費しているときには主
要回路の空気を消費することなく圧力制御を行うことが
できる。
【0067】○ 上記各実施の形態では、ノズル59の
弁座59aを円錐状に形成し、フラッパ60を、弁座5
9aに当接可能な球体65と、この球体65を保持する
とともに第1ダイアフラム42の変位方向に直交する方
向に移動可能に軸部材47に対させた基部64とから構
成した。これを、図6(a),(b)に示すように、弁
座59aに当接する球状部74aと、軸部材47に保持
されるためのつば部74bとが一体に形成されたフラッ
パ74としてもよい。この場合には、フラッパ74が軸
部材47の下面に対し円形状に面接触する状態で支持さ
れる。
【0068】又、図7(a),(b)に示すように、弁
座59aに当接する円錐部75aと、軸部材47に保持
されるためのつば部75bとが一体に形成されたフラッ
パ75としてもよい。この場合には、フラッパ75が軸
部材47の下面に対し円形状に面接触する状態で支持さ
れる。
【0069】○ ノズルフラッパ機構を、図8(a),
(b)に示すように、環状の突出部76aの先端に弁座
76bが形成されたノズル76と、弁座76bに当接す
る円柱部77a、及び、軸部材47に保持されるための
つば部77bが一体に形成されたフラッパ77とから構
成してもよい。この場合には、フラッパ77が軸部材4
7の下面に対し円形状に面接触する状態で支持される。
【0070】○ フラッパを、図9(a),(b)に示
すように、弁座59aに当接する弁体としての球体65
と、この球体65に外嵌する状態で組み合わされ、球体
65を軸部材47の下面に当接させた状態で保持すると
ともに軸部材47に対して移動可能に支持される筒状の
基部78とからなるフラッパ79としてもよい。この場
合には、フラッパ79が軸部材47の下面に対し環状に
面接触する状態で支持される。
【0071】ここで、球体65を基部78の上側開口部
から突出させ、突出させた球体65を軸部材47の下面
に設けた円錐状の凹部内に対し環状に線接触する状態で
軸部材47に支持してもよい。この構成であっても、球
体65から軸部材47の下面に加わる反力が1点に集中
しないので、軸部材47がフラッパ79によって変形し
難い。尚、この場合には、フラッパ79を第1ダイアフ
ラム42の変位方向に直交する全方向に相対移動させる
ことはできない。
【0072】○ ノズルフラッパ機構を、図10
(a),(b)に示すように、環状の突出部80の先端
に弁座80aが形成されたノズル81と、円錐状の内周
面82aが弁座80aに当接する円柱部82と、軸部材
47に保持されるためのつば部83とが一体に形成され
たフラッパ84とから構成してもよい。この場合には、
フラッパ84が軸部材47の下面に対し円形状に面接触
する状態で支持される。
【0073】○ 上記実施の形態では、軸部材47の保
持部61の下面を平坦面としたが、図11(a)に示す
ように、球体65の頂点に対応する部分に凹部61aを
設けてもよい。この場合にも、前記各実施の形態と同様
に、フラッパ60からの反力が軸部材47の下面に対し
環状に面接触する状態で支持されるので、軸部材47が
変形し難い。
【0074】○ 上記実施の形態では、基部64を回転
切削で形成可能な略円柱体としたが、図11(b)に示
すように、球体65を保持する図示しない凹部を備えた
直方体の基部85としてもよい。この場合、その下端側
の外周面周縁に設けた枠状のつば部85aを係止するよ
うに形成した軸部材の保持部で支持する。
【0075】○ 上記各実施の形態では、ノズルフラッ
パ機構のノズル59をハウジング11に組み付け固定す
るものとしたが、ハウジングに一体で形成したノズルで
あってもよい。
【0076】○ 上記各実施の形態では、圧力設定部
を、第1ダイアフラム42を付勢する付勢力を発生する
第4圧縮コイルばね53と、ハンドル54によって操作
され第4圧縮コイルばね53が発生する付勢力を調整す
る雄ねじ軸51等とによって構成した。これを、例え
ば、導入される流体の圧力によって第1ダイアフラム4
2を付勢する付勢力を発生する調圧室と、この調圧室に
導入する流体の圧力を調整する比例電磁式圧力制御弁等
からなる流体制御回路とによって構成してもよい。この
場合には、二次側ポートから供給する流体の設定圧力を
遠隔操作によって制御したり、二次側ポートから供給さ
れる流体によって作動する流体圧機器の制御状態に関す
る情報に基づいて設定圧力自体を好適に自動調整したり
することができる。
【0077】○ 上記各実施の形態では、流体としての
空気の圧力を制御する減圧弁としたが、空気以外の気体
の圧力を制御する減圧弁に実施してもよい。以下、特許
請求の範囲に記載した各発明の外に前述した各実施の形
態から把握される技術的思想をその効果とともに記載す
る。
【0078】(1) 請求項3に記載の発明において、
前記球体は、前記基部に設けられた凹部内の円錐状の内
周面に対し円環状に線接触する状態で支持されている。
このような構成によれば、一定期間の経過後にも基部の
内周面が球体によって変形し難く、球体と受圧部材との
位置関係が当初の位置関係から変化しない。
【0079】(2) 請求項3に記載の発明において、
前記基部は回転切削可能な略円柱体である。このような
構成によれば、容易に高い寸法精度で加工形成すること
ができ、球体を確実に保持することができる基部を高い
歩留まりで製造することができる。
【0080】(3) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記パイロット室に前記一次
側ポートを連通するパイロット通路を開閉制御し、該一
次側ポートからパイロット室への流体の導入を許容又は
禁止する電磁弁を一体に設けた。このような構成によれ
ば、ノズルフラッパ機構の繰り返し動作による変形を抑
制し、設定圧力の変化やフラッパの異常振動が起こり難
いようにしながら、主要回路の空気が消費されない状態
で減圧弁から副回路等への供給停止を行うことができ
る。又、減圧弁の他に電磁弁を用意して接続する必要が
なく、設置を容易に行うことができる。又、必要な設置
面積が小さくてすむ。
【0081】
【発明の効果】請求項1〜請求項3に記載の発明によれ
ば、ノズルフラッパ機構の繰り返し動作による変形を抑
制し、設定圧力の変化やフラッパの異常振動が起き難い
ようにする。
【0082】加えて請求項2又は請求項3に記載の発明
によれば、部品の寸法ばらつきや組立誤差がある状態で
構成される減圧弁であっても、パイロット室からの流体
の放出を停止して、二次側ポートの設定圧力からの低下
を極力抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の減圧弁を示す概略断面
図。
【図2】 ノズルフラッパ機構を示す断面図。
【図3】 フラッパを示す斜視図。
【図4】 第2の実施の形態の減圧弁を示す概略断面
図。
【図5】 第3の実施の形態の減圧弁を示す概略断面
図。
【図6】 (a)は別例のノズルフラッパ機構を示す断
面図、(b)はそのフラッパを示す斜視図。
【図7】 (a)は別例のノズルフラッパ機構を示す断
面図、(b)はそのフラッパを示す斜視図。
【図8】 (a)は別例のノズルフラッパ機構を示す断
面図、(b)はそのフラッパを示す斜視図。
【図9】 (a)は別例のノズルフラッパ機構を示す断
面図、(b)はそのフラッパを示す斜視図。
【図10】 (a)は別例のノズルフラッパ機構を示す
断面図、(b)はそのフラパを示す斜視図。
【図11】 (a)は別例のノズルフラッパ機構を示す
断面図、(b)は別例のフラッパを示す斜視図。
【図12】 従来のノズルフラッパ機構を示す概略断面
図。
【図13】 受圧体の凹みを示す模式断面図。
【符号の説明】
10…減圧弁、19…一次側ポート、20…二次側ポー
ト、21…供給側弁部、34…第1の実施の形態におけ
る第1受圧体としてのピストン、35…第1フィードバ
ック室、36…パイロット室としてのノズル背圧室、4
2…第2受圧体を構成する第1ダイアフラム、45…同
じく上側受圧部材、46…同じく下側受圧部材、47…
同じく軸部材、48…第2フィードバック室、51…圧
力設定部を構成する雄ねじ軸、52…同じく板部材、5
3…同じく第4圧縮コイルばね、54…同じくハンド
ル、57…ノズルフラッパ機構、58…放出流路、59
…ノズル、59a…弁座、60…フラッパ、64…基
部、65…球体、70…第2の実施の形態における第1
受圧体を構成する第3ダイアフラム、71…同じく上側
受圧部材、72…同じく下側受圧部材、74…フラッ
パ、75…フラッパ、76…ノズル、77…フラッパ、
78…基部、79…フラッパ、81…ノズル、84…フ
ラッパ、85…基部。
フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA03 AA07 BB10 BB24 CA07 CB03 CB07 CC15 DD02 DD04 EE06 GG02 3H059 AA07 AA11 AA14 BB05 BB14 CA13 CD05 CD13 CE01 DD14 EE13 FF04 3H066 EA05 EA12 5H316 BB02 DD01 DD07 DD20 EE02 EE10 EE12 HH10 HH11 HH15 HH16 JJ01 JJ13 KK02 LL05 LL10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側ポートから二次側ポートへの流路
    開度を調整する供給側弁部を設け、前記一次側ポートに
    連通されたパイロット室の圧力と前記二次側ポートに連
    通された第1フィードバック室の圧力との差に基づいて
    変位する第1受圧体を設け、前記二次側ポートに連通さ
    れた第2フィードバック室の圧力と予め定められた設定
    圧力を設定するため圧力設定部から加えられる付勢力と
    の差に基づいて変位する第2受圧体を設け、前記第2受
    圧体の変位によって動作し前記パイロット室から流体を
    放出する放出流路の流路開度を調整するノズルフラッパ
    機構を設け、前記ノズルフラッパ機構にて調整される前
    記パイロット室の圧力と前記第1フィードバック室の圧
    力との差に基づく前記第1受圧体の変位によって前記供
    給側弁部を開閉動作させ、前記圧力設定部の付勢力に対
    応した設定圧力に二次側圧力が制御されるように前記一
    次側ポートから前記二次側ポートへの流路開度を調整す
    る減圧弁において、 前記ノズルフラッパ機構を、前記パイロット室に連通す
    るように設けたノズルと、前記第2受圧体に対し線接触
    又は面接触する状態で支持したフラッパとから構成した
    減圧弁。
  2. 【請求項2】 前記フラッパを、前記第1受圧体の変位
    方向に直交する全方向に相対移動可能に支持した請求項
    1に記載の減圧弁。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの弁座を略円錐状に形成し、
    前記フラッパを、該弁座に環状の線領域で当接可能な球
    体と、その球体を保持するとともに前記第1受圧体の変
    位方向に直交する全方向に相対移動可能に該受圧体に支
    持させた基部とから構成した請求項2に記載の減圧弁。
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