JP2001202238A - プロセッサおよびプロセッサマイクロコードアップデート方法 - Google Patents

プロセッサおよびプロセッサマイクロコードアップデート方法

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JP2001202238A
JP2001202238A JP2000013927A JP2000013927A JP2001202238A JP 2001202238 A JP2001202238 A JP 2001202238A JP 2000013927 A JP2000013927 A JP 2000013927A JP 2000013927 A JP2000013927 A JP 2000013927A JP 2001202238 A JP2001202238 A JP 2001202238A
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JP
Japan
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processor
computer system
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microcode
processors
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JP2000013927A
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English (en)
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Atsushi Takahashi
篤史 高橋
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロコードを自動的にアップデートする
プロセッサおよびこのマイクロコードをプロセッサが自
動的にアップデートするプロセッサマイクロコードアッ
プデート方法を提供する。 【解決手段】 マスタープロセッサ(プロセッサ10
1)は、コンピュータシステム内のプロセッサ102、
103、104....10nに対して、それぞれデー
タ格納部111、112、113、114....11
nに格納されたマイクロコードデータのレビジョン比較
を行う。このレビジョン比較の結果、マスタープロセッ
サ(プロセッサ101)のID格納部121に、一番新
しいバージョンのマイクロコードデータを有するプロセ
ッサのIDを、格納する。マスタープロセッサは、この
IDを有するプロセッサから、マイクロコードデータを
ダウンロードし、すべてのプロセッサのデータ格納部に
格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセッサに関し、
特にマイクロコードを自動的にアップデートするプロセ
ッサおよびこのマイクロコードをプロセッサが自動的に
アップデートする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセッサは、この内部に有する読み出
し専用メモリに、マイクロコードを実装している。この
マイクロコードは、プロセッサ内部の演算回路において
行われる一連の動作を制御するソフトウェアである。マ
イクロコードには、プロセッサの論理バグ等を修正する
目的のプログラムも含まれている。
【0003】また、近年、マルチプロセッサ構成を採用
するコンピュータシステムが、増えてきている。このマ
ルチプロセッサ構成を採用するコンピュータシステムに
おいて、プロセッサを増設する等の処理を行う場合、異
なるバージョンのマイクロコードを有するプロセッサ
が、同一システム内に実装される可能性がある。この場
合、プロセッサのバージョンが統一されていないことに
より、コンピュータシステム運用上の支障が生じること
があった。
【0004】マルチプロセッサ構成を採用するコンピュ
ータシステムにおいて、プロセッサのマイクロコードを
アップデートする第1の従来技術として、システムBI
OSをアップデートするものがある。
【0005】この第1の従来技術によれば、マイクロコ
ードのアップデートに必要な情報は、システムBIOS
内に格納される。そして、ユーザは、プロセッサを増設
する際、このシステムBIOSをアップデートする。こ
れにより、マイクロコードのアップデートは、行われ
る。
【0006】すなわち、この第1の従来技術によれば、
ユーザは、プロセッサ増設作業に加え、システムBIO
Sをアップデートすることにより、プロセッサ増設に伴
う上記問題点を解決していた。
【0007】疎結合マルチプロセッサシステムにおける
ファームウエア(マイクロコード)ロード方式に関する
第2の従来技術として、特開平4−336655号公報
に開示されたものがある。
【0008】この第2の従来技術によれば、マルチプロ
セッサ構成を採用するコンピュータシステムにおいて、
1台のシステム運転制御装置を設ける。そして、このシ
ステム運転制御装置は、すべてのプロセッサに対し、フ
ァームウエア(マイクロコード)を配送する。
【0009】これにより、マルチプロセッサ構成を採用
するコンピュータシステムにおけるすべてのプロセッサ
は、同一バージョンのファームウエア(マイクロコー
ド)を有することになる。従って、このコンピュータシ
ステムは、各プロセッサが有するファームウェア(マイ
クロコード)のバージョン不統一により生じる上記問題
点を解決していた。
【0010】複数のパッケージにより構成されたデータ
処理装置の診断装置に関する第3の従来技術として、特
開昭63−201838号公報に開示されたものがあ
る。
【0011】この第3の従来技術によれば、マルチプロ
セッサ構成を採用するコンピュータシステムにおいて、
診断装置を設ける。そして、この診断装置は、データ処
理装置(プロセッサ)内のマイクロプログラム(マイク
ロコード)の設計版数(バージョン)を読み出す。
【0012】上記診断装置は、上記マイクロプログラム
(マイクロコード)の設計版数(バージョン)の組み合
わせに基づき、上記コンピュータシステムが正常に動作
することができるか判定する。
【0013】上記診断装置は、上記コンピュータシステ
ムが正常に動作可能と判定したときに、あらかじめこの
診断装置内に格納されたバッチプログラムの中から、上
記マイクロプログラム(マイクロコード)の設計版数
(バージョン)の組み合わせに対応したバッチプログラ
ムを投入する。次いで、上記診断装置は、マイクロプロ
グラム(マイクロコード)を、データ処理装置(プロセ
ッサ)の制御メモリにロードする。
【0014】これにより、マルチプロセッサ構成を採用
するコンピュータシステムは、マイクロコードのバージ
ョンの組み合わせを原因とした、コンピュータシステム
運用上の支障を防止することが可能になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術によれば、ユーザは、プロセッサを増設す
る置き換え作業に加えて、システムBIOSをアップデ
ートするマニュアル作業が必要とされる。
【0016】従って、ユーザは、すでに設置されている
プロセッサのマイクロコードのバージョン、および増設
するプロセッサのマイクロコードのバージョンを把握し
なければならない。
【0017】また、ユーザは、システムBIOSをアッ
プデートし、設定を行わなければならない。そのため、
プロセッサの増設作業は、ユーザにとって困難なものに
なってしまう。
【0018】また、ユーザ自身の手によりシステムBI
OSをアップデートしなければならない。このシステム
BIOSをアップデートする作業は、通常困難である。
従って、上記マルチプロセッサ構成を有するコンピュー
タシステムの信頼性、および安定性は低下する。
【0019】さらには、上記第1の従来技術によれば、
上記システムは、システムBIOSが書き換えられた
後、マイクロコードの書き換えを有効にするために、リ
ブートを行う必要がある。従って、上記第1の従来技術
は、マイクロコードの書き換えひいてはプロセッサ増設
作業に、時間を要する。
【0020】上記第2の従来技術によれば、上記システ
ムは、通常の構成に加え、システム運転制御装置を有し
なければ、マイクロコードのバージョンを統一すること
はできない。従って、マイクロプロセッサ構成を採用す
るコンピュータシステムの内部構成は、複雑なものとな
ってしまう。
【0021】上記第3の従来技術によれば、上記システ
ムは、通常の構成に加え、診断装置を有しなければ、マ
イクロコードのバージョンの組み合わせにより生じるシ
ステム運用上の支障を回避することができない。従っ
て、マイクロプロセッサ構成を採用するコンピュータシ
ステムは、その内部構成が複雑なものとなってしまう。
【0022】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、マイクロプロセッサ構成を採用するコンピュー
タシステムにおいて、プロセッサ増設作業におけるユー
ザの労力を軽減し、この作業を容易にするプロセッサ、
およびプロセッサマイクロコードアップデート方法を提
供することを目的とする。
【0023】本発明は、マイクロプロセッサ構成を採用
するコンピュータシステムにおいて、プロセッサ増設作
業の困難性に起因する、システムを不安定にする要因を
なくし、このコンピュータシステムの信頼性、および安
定性を向上させるプロセッサ、およびプロセッサマイク
ロコードアップデート方法を提供することを目的とす
る。
【0024】本発明は、マイクロプロセッサ構成を採用
するコンピュータシステムにおいて、プロセッサ増設作
業に要する時間を短縮するプロセッサ、およびプロセッ
サマイクロコードアップデート方法を提供することを目
的とする。
【0025】本発明は、マイクロプロセッサ構成を採用
するコンピュータシステムにおいて、この内部構成を複
雑にすることなく、マイクロコードのバージョンを統一
するプロセッサ、およびプロセッサマイクロコードアッ
プデート方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、マルチプロセッサ構成を
採用するコンピュータシステムにおいて、コンピュータ
システムに装着されているプロセッサ内に格納されてい
るマイクロコードデータのバージョンを検索するバージ
ョン検索手段と、バージョン検索手段により検索され
た、もっとも新しいバージョンのマイクロコードデータ
を有するプロセッサ内のマイクロコードデータを、すべ
てのプロセッサに格納するマイクロコードデータ格納手
段とを有することを特徴としている。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1のプロセ
ッサにおいて、コンピュータシステムに装着されている
プロセッサに対して、IDを割り当てるID割当手段
と、ID割当手段により割り当てられたIDを格納する
ID格納手段と、バージョン比較手段による比較結果を
格納する比較結果格納手段とをさらに有し、バージョン
比較手段は、ID割当手段により割り当てたプロセッサ
ごとに、マイクロコードデータのバージョンを比較し、
より新しいバージョンのマイクロコードデータを有する
プロセッサに割り当てたIDを、比較結果格納手段に格
納するものであり、マイクロコードデータ格納手段は、
バージョン比較手段により、コンピュータシステムに装
着されているすべてのプロセッサについて、マイクロコ
ードデータのバージョンを比較し終えた後、比較結果格
納手段により格納されているIDを有するプロセッサか
ら、マイクロコードデータを取得し、コンピュータシス
テムに装着されているすべてのプロセッサに格納するも
のであることを特徴としている。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1または2
のプロセッサにおいて、バージョン検索手段を、所定の
場合に行うバージョン検索制御手段をさらに有すること
を特徴としている。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項3のプロセ
ッサにおいて、所定の場合は、コンピュータシステムが
起動した場合であることを特徴としている。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項3のプロセ
ッサにおいて、コンピュータシステムに装着されている
プロセッサの数を検索する第1のプロセッサ数検索手段
と、第1のプロセッサ数検索手段により検索されたコン
ピュータシステムに装着されているプロセッサの数を格
納するプロセッサ数格納手段とをさらに有し、所定の場
合は、第1のプロセッサ数検索手段により検索されたプ
ロセッサ数と、プロセッサ数格納手段に格納されてい
る、前回第1のプロセッサ数検索手段により検索された
プロセッサ数が異なる場合であることを特徴としてい
る。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項5のプロセ
ッサにおいて、第1のプロセッサ数検索手段は、コンピ
ュータシステムが起動する際、行われるものであること
を特徴としている。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項3のプロセ
ッサにおいて、ID割当手段により、コンピュータシス
テムに装着されたプロセッサに割り当てられたIDを、
プロセッサが装着されたスロットごとに記憶する第1の
割当ID格納手段と、スロットごとに、第1の割当ID
格納手段により格納されたIDと、スロットに装着され
たプロセッサのID格納手段により格納されたIDとを
比較する第1のID比較手段とをさらに有し、ID格納
手段は、コンピュータシステムの電源が切られた後も、
ID割当手段により割り当てられたIDを格納するもの
であり、所定の場合は、第1のID比較手段により、コ
ンピュータシステム中のスロットに、第1の割当ID格
納手段に格納されたIDと、スロットに装着されたプロ
セッサのID格納手段に格納されたIDとが異なる場
合、および第1の割当ID格納手段に格納されていない
スロットにプロセッサが装着された場合であることを特
徴としている。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項9のプロセ
ッサにおいて、第1のID比較手段は、コンピュータシ
ステムが起動する際、行われるものであることを特徴と
している。
【0034】請求項9記載の発明は、請求項3のプロセ
ッサにおいて、ID割当手段により、コンピュータシス
テムに装着されたプロセッサに割り当てたIDを格納す
る第2の割当ID格納手段と、第2の割当ID格納手段
により格納されたIDと、コンピュータシステムに装着
されたプロセッサのID格納手段により格納されたID
とを比較する第2のID比較手段とをさらに有し、ID
格納手段は、コンピュータシステムの電源が切られた後
も、ID割当手段により割り当てられたIDを格納する
ものであり、所定の場合は、第2のID比較手段によ
り、第2の割当ID格納手段に格納されたIDが、コン
ピュータシステムに装着されているプロセッサのID格
納手段により格納されたIDと一致しない場合、および
ID割当手段によりIDが割り当てられていないプロセ
ッサを、コンピュータシステム中に検索された場合であ
ることを特徴としている。
【0035】請求項10記載の発明は、請求項9のプロ
セッサにおいて、第2のID比較手段は、コンピュータ
システムが起動する際、行われるものであることを特徴
としている。
【0036】請求項11記載の発明は、請求項3のプロ
セッサにおいて、コンピュータシステムに装着されてい
るプロセッサの数を検索する第2のプロセッサ数検索手
段と、第2のプロセッサ数検索手段により検索されたコ
ンピュータシステムに装着されているプロセッサの数を
外部記憶装置に記憶するプロセッサ数記憶手段とをさら
に有し、所定の場合は、第2のプロセッサ数検索手段に
より検索されたプロセッサ数と、プロセッサ数記憶手段
により外部記憶装置に記憶された、前回第2のプロセッ
サ数検索手段により検索されたプロセッサ数が異なる場
合であることを特徴としている。
【0037】請求項12記載の発明は、請求項11のプ
ロセッサにおいて、第2のプロセッサ数検索手段は、コ
ンピュータシステムが起動する際、行われるものである
ことを特徴としている。
【0038】請求項13記載の発明は、請求項3のプロ
セッサにおいて、ID割当手段により、コンピュータシ
ステムに装着されたプロセッサに割り当てられたID
を、プロセッサが装着されたスロットごとに、外部記憶
装置へ記憶する第1の割当ID記憶手段と、スロットご
とに、第1の割当ID記憶手段により、外部記憶装置に
記憶されたIDと、スロットに装着されたプロセッサの
ID格納手段により格納されたIDとを比較する第3の
ID比較手段とをさらに有し、ID格納手段は、コンピ
ュータシステムの電源が切られた後も、ID割当手段に
より割り当てられたIDを格納するものであり、所定の
場合は、第3のID比較手段により、コンピュータシス
テム中のスロットに、第1の割当ID記憶手段により外
部記憶装置に記憶されたIDと、スロットに装着された
プロセッサのID格納手段に格納されたIDとが異なる
場合、および第1の割当ID記憶手段により外部記憶装
置に記憶されていないスロットにプロセッサが装着され
た場合であることを特徴としている。
【0039】請求項14記載の発明は、請求項13のプ
ロセッサにおいて、第3のID比較手段は、コンピュー
タシステムが起動する際、行われるものであることを特
徴としている。
【0040】請求項15記載の発明は、請求項3のプロ
セッサにおいて、ID割当手段により、コンピュータシ
ステムに装着されたプロセッサに割り当てたIDを、外
部記憶装置へ記憶する第2の割当ID記憶手段と、第2
の割当ID記憶手段により外部記憶装置に記憶されたI
Dと、コンピュータシステムに装着されたプロセッサの
ID格納手段により格納されたIDとを比較する第4の
ID比較手段とをさらに有し、ID格納手段は、コンピ
ュータシステムの電源が切られた後も、ID割当手段に
より割り当てられたIDを格納するものであり、所定の
場合は、第4のID比較手段により、第2の割当ID記
憶手段により外部記憶装置に記憶されたIDが、コンピ
ュータシステムに装着されているプロセッサのID格納
手段により格納されたIDと一致しない場合、およびI
D割当手段によりIDを割り当てられていないプロセッ
サが、コンピュータシステム中に検索された場合である
ことを特徴としている。
【0041】請求項16記載の発明は、請求項15のプ
ロセッサにおいて、第4のID比較手段は、コンピュー
タシステムが起動する際、行われるものであることを特
徴としている。
【0042】請求項17記載の発明は、マルチプロセッ
サ構成を採用するコンピュータシステムにおいて、コン
ピュータシステムに装着されているプロセッサ内に格納
されているマイクロコードデータのバージョンを検索す
るバージョン検索行程と、バージョン検索行程により検
索された、もっとも新しいバージョンのマイクロコード
データを有するプロセッサ内のマイクロコードデータ
を、すべてのプロセッサに格納するマイクロコードデー
タ格納行程とを有することを特徴としている。
【0043】請求項18記載の発明は、請求項17の方
法において、コンピュータシステムに装着されているプ
ロセッサに対して、IDを割り当てるID割当行程と、
ID割当行程により割り当てられたIDを格納するID
格納行程と、バージョン比較行程による比較結果を格納
する比較結果格納行程とをさらに有し、バージョン比較
行程は、ID割当行程により割り当てたプロセッサごと
に、マイクロコードデータのバージョンを比較し、より
新しいバージョンのマイクロコードデータを有するプロ
セッサに割り当てたIDを、比較結果格納行程に格納す
るものであり、マイクロコードデータ格納行程は、バー
ジョン比較行程により、コンピュータシステムに装着さ
れているすべてのプロセッサについて、マイクロコード
データのバージョンを比較し終えた後、比較結果格納行
程により格納されているIDを有するプロセッサから、
マイクロコードデータを取得し、コンピュータシステム
に装着されているすべてのプロセッサに格納するもので
あることを特徴としている。
【0044】請求項19記載の発明は、請求項17また
は18の方法において、バージョン検索行程を、所定の
場合に行うバージョン検索制御行程をさらに有すること
を特徴としている。
【0045】請求項20記載の発明は、請求項19の方
法において、所定の場合は、コンピュータシステムが起
動した場合であることを特徴としている。
【0046】請求項21記載の発明は、請求項19の方
法において、コンピュータシステムに装着されているプ
ロセッサの数を検索する第1のプロセッサ数検索行程
と、第1のプロセッサ数検索行程により検索されたコン
ピュータシステムに装着されているプロセッサの数を格
納するプロセッサ数格納行程とをさらに有し、所定の場
合は、第1のプロセッサ数検索行程により検索されたプ
ロセッサ数と、プロセッサ数格納行程に格納されてい
る、前回第1のプロセッサ数検索行程により検索された
プロセッサ数が異なる場合であることを特徴としてい
る。
【0047】請求項22記載の発明は、請求項21の方
法において、第1のプロセッサ数検索行程は、コンピュ
ータシステムが起動する際、行われるものであることを
特徴としている。
【0048】請求項23記載の発明は、請求項19の方
法において、ID割当行程により、コンピュータシステ
ムに装着されたプロセッサに割り当てられたIDを、プ
ロセッサが装着されたスロットごとに記憶する第1の割
当ID格納行程と、スロットごとに、第1の割当ID格
納行程により格納されたIDと、スロットに装着された
プロセッサのID格納行程により格納されたIDとを比
較する第1のID比較行程とをさらに有し、ID格納行
程は、コンピュータシステムの電源が切られた後も、I
D割当行程により割り当てられたIDを格納するもので
あり、所定の場合は、第1のID比較行程により、コン
ピュータシステム中のスロットに、第1の割当ID格納
行程に格納されたIDと、スロットに装着されたプロセ
ッサのID格納行程に格納されたIDとが異なる場合、
および第1の割当ID格納行程に格納されていないスロ
ットにプロセッサが装着された場合であることを特徴と
している。
【0049】請求項24記載の発明は、請求項23の方
法において、第1のID比較行程は、コンピュータシス
テムが起動する際、行われるものであることを特徴とし
ている。
【0050】請求項25記載の発明は、請求項19の方
法において、ID割当行程により、コンピュータシステ
ムに装着されたプロセッサに割り当てたIDを格納する
第2の割当ID格納行程と、第2の割当ID格納行程に
より格納されたIDと、コンピュータシステムに装着さ
れたプロセッサのID格納行程により格納されたIDと
を比較する第2のID比較行程とをさらに有し、ID格
納行程は、コンピュータシステムの電源が切られた後
も、ID割当行程により割り当てられたIDを格納する
ものであり、所定の場合は、第2のID比較行程によ
り、第2の割当ID格納行程に格納されたIDが、コン
ピュータシステムに装着されているプロセッサのID格
納行程により格納されたIDと一致しない場合、および
ID割当行程によりIDが割り当てられていないプロセ
ッサを、コンピュータシステム中に検索された場合であ
ることを特徴としている。
【0051】請求項26記載の発明は、請求項25の方
法において、第2のID比較行程は、コンピュータシス
テムが起動する際、行われるものであることを特徴とし
ている。
【0052】請求項27記載の発明は、請求項19の方
法において、コンピュータシステムに装着されているプ
ロセッサの数を検索する第2のプロセッサ数検索行程
と、第2のプロセッサ数検索行程により検索されたコン
ピュータシステムに装着されているプロセッサの数を外
部記憶装置に記憶するプロセッサ数記憶行程とをさらに
有し、所定の場合は、第2のプロセッサ数検索行程によ
り検索されたプロセッサ数と、プロセッサ数記憶行程に
より外部記憶装置に記憶された、前回第2のプロセッサ
数検索行程により検索されたプロセッサ数が異なる場合
であることを特徴としている。
【0053】請求項28記載の発明は、請求項27の方
法において、第2のプロセッサ数検索行程は、コンピュ
ータシステムが起動する際、行われるものであることを
特徴としている。
【0054】請求項29記載の発明は、請求項19の方
法において、ID割当行程により、コンピュータシステ
ムに装着されたプロセッサに割り当てられたIDを、プ
ロセッサが装着されたスロットごとに、外部記憶装置へ
記憶する第1の割当ID記憶行程と、スロットごとに、
第1の割当ID記憶行程により、外部記憶装置に記憶さ
れたIDと、スロットに装着されたプロセッサのID格
納行程により格納されたIDとを比較する第3のID比
較行程とをさらに有し、ID格納行程は、コンピュータ
システムの電源が切られた後も、ID割当行程により割
り当てられたIDを格納するものであり、所定の場合
は、第3のID比較行程により、コンピュータシステム
中のスロットに、第1の割当ID記憶行程により外部記
憶装置に記憶されたIDと、スロットに装着されたプロ
セッサのID格納行程に格納されたIDとが異なる場
合、および第1の割当ID記憶行程により外部記憶装置
に記憶されていないスロットにプロセッサが装着された
場合であることを特徴としている。
【0055】請求項30記載の発明は、請求項29の方
法において、第3のID比較行程は、コンピュータシス
テムが起動する際、行われるものであることを特徴とし
ている。
【0056】請求項31記載の発明は、請求項19の方
法において、ID割当行程により、コンピュータシステ
ムに装着されたプロセッサに割り当てたIDを、外部記
憶装置へ記憶する第2の割当ID記憶行程と、第2の割
当ID記憶行程により外部記憶装置に記憶されたID
と、コンピュータシステムに装着されたプロセッサのI
D格納行程により格納されたIDとを比較する第4のI
D比較行程とをさらに有し、ID格納行程は、コンピュ
ータシステムの電源が切られた後も、ID割当行程によ
り割り当てられたIDを格納するものであり、所定の場
合は、第4のID比較行程により、第2の割当ID記憶
行程により外部記憶装置に記憶されたIDが、コンピュ
ータシステムに装着されているプロセッサのID格納行
程により格納されたIDと一致しない場合、およびID
割当行程によりIDを割り当てられていないプロセッサ
が、コンピュータシステム中に検索された場合であるこ
とを特徴としている。
【0057】請求項32記載の発明は、請求項31の方
法において、第4のID比較行程は、コンピュータシス
テムが起動する際、行われるものであることを特徴とし
ている。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0059】図1は、本発明の実施の形態におけるマル
チプロセッサ環境を構成するコンピュータシステムの内
部構成を示す構成図である。図1に示すように、このマ
ルチプロセッサ環境は、プロセッサ101、102、1
03、104....10n(nは整数)、チップセッ
ト200、および主記憶300により構成されている。
【0060】また、プロセッサ101、102、10
3、104....10nは、それぞれデータ格納部1
11、112、113、114....11n、および
ID格納部121、122、123、124....1
2nを有する。
【0061】ここで、プロセッサ101は、図1に示す
コンピュータシステムに、初めから実装されたものとす
る。プロセッサ102、103、104....10n
は、図1に示すコンピュータシステムに、後付けされた
ものとする。
【0062】データ格納部111、112、113、1
14....11nは、プロセッサ101、102、1
03、104....10n固有のマイクロコードデー
タを格納する。データ格納部111、112、113、
114....11nは、書き換えることが可能なデバ
イスである。
【0063】ID格納部121、122、123、12
4....12nは、マスタープロセッサに割り振られ
たIDを格納する。ID格納部121、122、12
3、124....12nの内、マスタープロセッサの
ID格納部は、マスタープロセッサにより行われるレビ
ジョン比較の結果、最新のマイクロコードデータを有す
ると検索されたプロセッサのIDを格納する。
【0064】(動作例1)図2は、本発明の実施の形態
におけるコンピュータシステム内部の第1の動作を説明
するためのフローチャートである。以下、図1、および
図2を参照しながら、このコンピュータシステム内部の
プロセッサ101、102、103、104....1
0nが最新のマイクロコードデータを取得する第1の動
作を、詳細に説明する。
【0065】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ(ステップS11)、プロセッサ101、102、1
03、104....10nが自身の自己診断を終了す
ると、上記コンピュータシステムは、プロセッサ10
1、102、103、104....10nの中から、
マスタープロセッサを決定する(ステップS12)。
【0066】ここで、便宜上、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0067】マスタープロセッサに選定されたプロセッ
サ101は、このコンピュータシステム内のプロセッサ
数をカウントする(ステップS13)。次いで、マスタ
ープロセッサ(プロセッサ101)は、各プロセッサ
に、IDを割り振る(ステップS14)。図1に示すよ
うに、本発明の実施の形態において、マスタープロセッ
サ(プロセッサ101)は、1からnの整数を、このコ
ンピュータシステム内の各プロセッサに割り振る。この
nは、上記コンピュータシステム内のプロセッサ数であ
る。
【0068】プロセッサ102、103、10
4....10nは、上記マスタープロセッサ(プロセ
ッサ101)に選定されたプロセッサ101に割り振ら
れたIDを、それぞれID格納部122、123、12
4....12nに格納する。
【0069】マスタープロセッサ(プロセッサ101)
は、上記コンピュータシステム内の各プロセッサ10
2、103、104....10nと、マイクロコード
データのレビジョン比較を実施する。すなわち、マスタ
ープロセッサに選定されたプロセッサ101は、プロセ
ッサ102、103、104....10nが有するマ
イクロコードデータよりも新しいバージョンのマイクロ
コードデータを有しているか比較検査する(ステップS
15)。
【0070】ここで、プロセッサ101がレビジョン比
較を行うプロセッサは、プロセッサ102、103、1
04....10nの内、いずれから行ってもよいが、
便宜上、ID番号順(プロセッサ102、103、10
4....10nの順)に行うものとする。
【0071】まず、マスタープロセッサ(プロセッサ1
01)は、プロセッサ102内のデータ格納部112に
格納されているマイクロコードデータのバージョンを検
索する。次いで、このデータ格納部112に格納されて
いるマイクロコードデータのバージョンと、マスタープ
ロセッサ(プロセッサ101)内のデータ格納部111
に格納されているマイクロコードデータのバージョンと
を比較する(ステップS15)。
【0072】この比較の結果、プロセッサ102に格納
されているマイクロコードデータのバージョンが、プロ
セッサ101に格納されているマイクロコードデータの
バージョンよりも新しい場合(ステップS15/YE
S)、マスタープロセッサ(プロセッサ101)は、I
D格納部121に、最新のマイクロコードデータを有す
るプロセッサとして、プロセッサ102のID「2」を
記憶する(ステップS16)。
【0073】上記比較の結果、プロセッサ102に格納
されているマイクロコードデータのバージョンが、プロ
セッサ101に格納されているマイクロコードデータの
バージョンと同じか、古い場合(ステップS15/N
O)、マスタープロセッサ(プロセッサ101)は、I
D格納部121に、最新マイクロコードデータを有する
プロセッサとして、マスタープロセッサ(プロセッサ1
01)のID「1」を格納する。
【0074】マスタープロセッサ(プロセッサ101)
は、プロセッサ102とのレビジョン比較を終えると、
このコンピュータシステム内の全プロセッサに対してレ
ビジョン比較を行ったか(システム内のプロセッサ全数
の比較は終了したか)検査する(ステップS17)。
【0075】すなわち、先にカウントしたこのコンピュ
ータシステム内のプロセッサ数から1を減算した数と、
プロセッサ101がレビジョン比較を行った回数を比較
する。
【0076】図1に示すように、本発明の実施の形態に
よれば、このコンピュータシステム内には、n個のプロ
セッサが設置されている。従って、マスタープロセッサ
が(n−1)回レビジョン比較を行っていない場合(ス
テップS17/NO)、プロセッサ101は、ステップ
S15へ戻り、プロセッサ102以外のプロセッサに対
し、レビジョン比較を行う。
【0077】図1によれば、このコンピュータシステム
は、n個のプロセッサを有する。従って、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)は、このコンピュータシス
テム内のすべてのプロセッサに対してレビジョン比較を
行っていないため(ステップS17/NO)、プロセッ
サ103に対して、レビジョン比較を行う(ステップS
15)。
【0078】プロセッサ103内のデータ格納部113
に格納されたマイクロコードデータのバージョンが、す
でにレビジョン比較を行ったプロセッサのマイクロコー
ドデータのバージョンよりも新しいものであった場合
(ステップS15/YES)、マスタープロセッサに選
定されたプロセッサ101は、ID格納部121に、最
新のマイクロコードデータを有するプロセッサのIDと
して、プロセッサ103のID「3」を格納する(ステ
ップS16)。
【0079】すなわち、プロセッサ101は、すでにプ
ロセッサ102に対してレビジョン比較を行っている。
従って、プロセッサ103のマイクロコードデータのバ
ージョンが、プロセッサ101、およびプロセッサ10
2のマイクロコードデータのバージョンよりも新しい場
合に(ステップS15/YES)、プロセッサ101
は、ID格納部121に、プロセッサ103のID
「3」を格納する。
【0080】プロセッサ103内のデータ格納部113
に格納されたマイクロコードデータのバージョンが、す
でにレビジョン比較を行ったプロセッサのバージョンと
同じか、古いものであった場合(ステップS15/N
O)、マスタープロセッサに選定されたプロセッサ10
1は、ID格納部121に格納されたIDを変更しな
い。
【0081】すなわち、プロセッサ103のマイクロコ
ードデータのバージョンが、プロセッサ101、または
プロセッサ102のマイクロコードのバージョンと同じ
か、古いものであった場合(ステップS15/NO)、
マスタープロセッサに選定されたプロセッサ101は、
ID格納部121に格納されたIDを変更しない。従っ
て、ID格納部121は、新しいバージョンのマイクロ
コードデータを有するプロセッサのID「1」、または
「2」を格納したままとなる。
【0082】上記コンピュータシステム内のすべてのプ
ロセッサに対してレビジョン比較を終了した後(ステッ
プS17/YES)、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、ID格納部121に格納されたIDが、マ
スタープロセッサ(プロセッサ101)のIDであるか
判断する(ステップS18)。
【0083】すなわち、図1によれば、マスタープロセ
ッサは、プロセッサ101である。従って、プロセッサ
101は、ID格納部121に格納されたIDが、プロ
セッサ101のID「1」であるか否か判断する(ステ
ップS18)。
【0084】ID格納部121に格納されたIDが
「1」ではなかった場合(ステップS18/NO)、プ
ロセッサ101は、ID格納部121に格納されたID
を有するプロセッサのデータ格納部から、マイクロコー
ドデータをダウンロードする(ステップS19)。この
ダウンロードされたマイクロコードデータは、データ格
納部111に格納される(ステップS20)。
【0085】上述の通り、マスタープロセッサのID格
納部121は、上記レビジョン比較により、より新しい
バージョンを有するプロセッサのIDが格納されてい
る。従って、このIDを有するプロセッサからマイクロ
コードデータをダウンロードし、データ格納部111に
格納することにより、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、より新しいバージョンのマイクロコードデ
ータに書き換えられる。
【0086】ID格納部121に、上記より新しいバー
ジョンのマイクロコードデータを格納した後、マスター
プロセッサ(プロセッサ101)は、プロセッサ10
2、103、104....10nのデータ格納部11
2、113、114....11nに格納されたマイク
ロコードデータをアップデートする(ステップS2
1)。
【0087】すなわち、上記コンピュータシステム内に
設置されたすべてのプロセッサは、データ格納部111
に格納されたより新しいバージョンのマイクロコードデ
ータに書き換えられる。
【0088】ID格納部121に格納されたIDが
「1」であった場合(ステップS18/YES)、マス
タープロセッサに選定されたプロセッサ101は、内蔵
するデータ格納部111に格納されたマイクロコードデ
ータを、上記コンピュータシステム内に設置されたプロ
セッサ102、103、104....10nに配信
し、各データ格納部122、123、124....1
2nのマイクロコードデータを書き換える(ステップS
21)。
【0089】上述の通り、ID格納部121は、上記レ
ビジョン比較により、上記コンピュータシステムの中で
一番新しいバージョンのマイクロコードデータを有する
プロセッサを示すIDを格納している。従って、ID格
納部121に格納されたIDが「1」であった場合、こ
のコンピュータシステム上においてもっとも新しいバー
ジョンのマイクロコードデータを有するプロセッサは、
マスタープロセッサ(プロセッサ101)である。
【0090】そこで、上記のように、このコンピュータ
システム内に設置されたプロセッサは、プロセッサ10
1内のデータ格納部111に格納されたマイクロコード
データに書き換えられることにより、より新しいバージ
ョンのマイクロコードデータに統一される。
【0091】なお、上記動作は、上記コンピュータシス
テム起動時に、常に行われるようにする。
【0092】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、常にマイクロコードデータのアップデー
トが行われる。従って、プロセッサのマイクロコードデ
ータ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の
支障を防止することが可能になる。また、プロセッサ
は、常により新しいバージョンのマイクロコードデータ
により動作を行うことが可能になる。
【0093】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0094】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0095】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0096】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイクロコー
ドデータのバージョンを統一することが可能になる。従
って、コンピュータシステムが複雑化することは、な
い。
【0097】また、コンピュータシステムからプロセッ
サのいくつかが引き抜かれる、また装着されていたプロ
セッサのいくつかが故障した場合にも、このコンピュー
タシステムは、常に、マイクロコードデータの整合性を
取ることが可能になる。
【0098】(第2の動作例)図1を参照しながら、こ
のコンピュータシステム内部のプロセッサ101、10
2、103、104....10nが最新のマイクロコ
ードデータを取得する第2の動作を、詳細に説明する。
ここで、ID格納部121、122、123、12
4....12nは、不揮発性メモリとする。
【0099】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ、プロセッサ101、102、103、10
4....10nが自身の自己診断を終了すると、上記
コンピュータシステムは、プロセッサ101、102、
103、104....10nの中から、マスタープロ
セッサを決定する。
【0100】ここで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ101、102、103、104....10n内の
ID格納部121、122、123、124....1
2nに格納されたIDが「1」のものが選定される。本
発明の実施の形態においては、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0101】上記コンピュータシステムが初めて起動し
た場合、このコンピュータシステムは、設置されている
任意のプロセッサに、マスタープロセッサを示すID
「1」を割り振る。他のプロセッサは、このコンピュー
タシステムに設置され、システムが起動した際に、マス
タープロセッサ(プロセッサ101)により、IDが割
り振られる。このIDは、それぞれID格納部121、
122、123、124....12nに格納される。
【0102】マスタープロセッサに選定されたプロセッ
サ101は、このコンピュータシステム内のプロセッサ
数をカウントする。次いで、マスタープロセッサ(プロ
セッサ101)は、ID格納部121に格納されている
プロセッサ数と比較する。
【0103】ID格納部121は、前回システム起動時
にマスタープロセッサ(プロセッサ101)により計測
されたこのコンピュータシステムに実装されていたるプ
ロセッサ数が格納されている。従って、システム起動時
にカウントされたプロセッサ数と、ID格納部121に
格納されたプロセッサ数を比較することにより、プロセ
ッサ101は、前回起動時に実装されていたプロセッサ
数と、現在コンピュータシステムに実装されているプロ
セッサ数とを比較する。
【0104】前回システム起動時にこのコンピュータシ
ステムに実装されていたプロセッサ数よりも、現在コン
ピュータシステムに実装されているプロセッサ数の方が
多い場合、このコンピュータシステムは、新たにプロセ
ッサが実装されたことを意味している。
【0105】すなわち、前回システム起動時にこのコン
ピュータシステムに実装されていたプロセッサが有する
マイクロコードデータのバージョンと、新たにこのコン
ピュータシステムに装着されたプロセッサが有するマイ
クロコードデータのバージョンは、異なるものである可
能性がある。
【0106】そこで、本発明の実施の形態において、マ
スタープロセッサ(プロセッサ101)は、新たに設置
されたプロセッサにIDを割り振る。ここで、新たに設
置されたプロセッサは、10nとする。また、プロセッ
サ10nに割り振られたIDは、「n」とし、ID格納
部12nに格納される。
【0107】次いで、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、データ格納部111に格納されたマイクロ
コードデータのバージョンと、プロセッサ10n内のデ
ータ格納部11nに格納されたマイクロコードデータの
バージョンとを比較する。
【0108】ここで、マイクロプロセッサがプロセッサ
10n以外のプロセッサに対してレビジョン比較を行わ
ないのは、すでにIDが割り振られているプロセッサ
は、後述する方法により、前回システム起動時に、デー
タ格納部に格納するマイクロコードデータのバージョン
が統一されているためである。
【0109】上記レビジョン比較の結果、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)に格納されたマイクロコー
ドのバージョンが、プロセッサ10n内のデータ格納部
11nに格納されたマイクロコードのバージョンよりも
新しいものであった場合、マスタープロセッサは、デー
タ格納部11nから、マイクロコードデータをダウンロ
ードし、データ格納部111に格納する。
【0110】次いで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ102、103、104....10(n−1)内の
データ格納部112、113、114....11(n
−1)に格納されているマイクロコードデータを、デー
タ格納部111に格納されているマイクロコードデータ
に書き換える。
【0111】これにより、より新しいバージョンのマイ
クロコードデータを有するプロセッサがこのコンピュー
タシステムに設置された場合、すでに設置されているプ
ロセッサは、より新しいバージョンのマイクロコードデ
ータを取得することが可能になる。
【0112】上記レビジョン比較の結果、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)に格納されたマイクロコー
ドデータのバージョンが、プロセッサ10n内のデータ
格納部11nに格納されたマイクロコードデータのバー
ジョンよりも古いものであった場合、マスタープロセッ
サは、プロセッサ10n内のデータ格納部11nに格納
されたマイクロコードデータを、データ格納部111に
格納されたマイクロコードデータに書き換える。
【0113】これにより、すでに設置されているプロセ
ッサよりも古いマイクロコードデータを有するプロセッ
サがこのコンピュータシステムに設置された場合、新た
に設置されたプロセッサは、より新しいマイクロコード
データを取得することが可能になる。
【0114】上記レビジョン比較の結果、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)に格納されたマイクロコー
ドデータのバージョンと、プロセッサ10n内のデータ
格納部11nに格納されたマイクロコードデータのバー
ジョンが同じものであった場合、マスタープロセッサ
は、マイクロコードデータの書き換えを行わず、システ
ム起動処理を続ける。
【0115】ID格納部121を参照することにより、
前回起動時における上記コンピュータシステムに実装さ
れていたプロセッサ数と、現在コンピュータシステムに
実装されているプロセッサ数が同数であると判断した場
合、、このコンピュータシステムは、レビジョン比較を
行わず、システム起動処理を続ける。
【0116】前回起動時における上記コンピュータシス
テムに実装されていたプロセッサ数よりも、現在コンピ
ュータシステムに実装されているプロセッサ数の方が少
ない場合、このコンピュータシステムからプロセッサが
はずされた、または装着されていたプロセッサが壊れた
ということを意味する。従って、マスタープロセッサ
(プロセッサ101)は、このコンピュータシステムの
環境が変化したことによって生じる不整合を防ぐ処理を
開始する。
【0117】なお、上記処理は、上記コンピュータシス
テムの起動時、常に行われるものとする。
【0118】なお、システム起動時、コンピュータシス
テムがマスタープロセッサであるプロセッサ101を検
索することができなかった場合、このコンピュータシス
テムは、他のプロセッサをマスタープロセッサとして選
定し直すようにしてもよい。
【0119】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、このコンピュータシステムに新たなプロ
セッサが設置されていることをマスタープロセッサが検
知した場合、コンピュータシステム内のプロセッサが有
するマイクロコードデータは、装着されているプロセッ
サが有するマイクロコードデータの内でもっとも新しい
バージョンのものにアップデートされる。
【0120】従って、プロセッサのマイクロコードデー
タ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の支
障を防止することが可能になる。また、プロセッサは、
常により新しいバージョンのマイクロコードデータによ
り動作を行うことが可能になる。
【0121】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0122】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0123】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0124】さらに、プロセッサが増設されていない場
合、マスタープロセッサは、コンピュータシステムに設
置されているプロセッサ数を確認するだけで、処理を終
了する。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間
は、さらに短縮される。
【0125】また、上記実施の形態によれば、コンピュ
ータシステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイク
ロコードデータのバージョンを統一することが、可能に
なる。従って、コンピュータシステムが複雑化すること
は、ない。
【0126】さらに、上記実施の形態によれば、前回コ
ンピュータシステム起動時に比し、設置されているプロ
セッサ数が減少した場合、コンピュータシステムは、シ
ステムの整合性を確保する処理を行うことが可能にな
る。
【0127】(第3の動作例)図1を参照しながら、こ
のコンピュータシステム内部のプロセッサ101、10
2、103、104....10nが最新のマイクロコ
ードデータを取得する第3の動作を、詳細に説明する。
ここで、ID格納部121、122、123、12
4....12nは、不揮発性メモリとする。
【0128】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ、プロセッサ101、102、103、10
4....10nが自身の自己診断を終了すると、上記
コンピュータシステムは、プロセッサ101、102、
103、104....10nの中から、マスタープロ
セッサを決定する。
【0129】ここで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ101、102、103、104....10n内の
ID格納部121、122、123、124....1
2nに格納されたIDが「1」のものが選定される。本
発明の実施の形態においては、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0130】このコンピュータシステムが初めて起動し
た時、このコンピュータシステムに装着されているプロ
セッサから任意の1つが、マスタープロセッサとして選
定される。
【0131】マスタープロセッサ(プロセッサ101)
内のID格納部121は、このコンピュータシステムに
プロセッサが装着されたことを検索すると、このプロセ
ッサに対して、固有のIDを付与する。この付与したI
Dは、ID格納部121内に、このプロセッサが装着さ
れたスロットの場所とともに格納される。
【0132】図1に示すプロセッサ10nがこのコンピ
ュータシステムに装着された場合、マスタープロセッサ
(プロセッサ101)は、システム起動時、ID格納部
121を参照することにより、前回システム起動時には
使用されていなかったスロットに、プロセッサが装着さ
れていることを検知する。
【0133】そこで、マスタープロセッサ(プロセッサ
10n)は、このプロセッサに、ID「n」を付与し、
プロセッサ10nが装着されたスロットの場所ととも
に、ID格納部121に格納する。
【0134】次いで、プロセッサ101は、データ格納
部111に格納されたマイクロコードデータのバージョ
ンと、データ格納部11nに格納されたマイクロコード
データのバージョンとを比較する。
【0135】このレビジョン比較の結果、プロセッサ1
01に格納されているマイクロコードデータのバージョ
ンの方が、プロセッサ10nに格納されているマイクロ
コードデータのバージョンよりも新しい場合、プロセッ
サ101は、プロセッサ10n内のデータ格納部11n
に格納されたマイクロコードデータを、データ格納部1
11に格納されたマイクロコードデータに書き換える。
【0136】これにより、新たにこのコンピュータシス
テムに装着されたプロセッサのマイクロコードデータの
バージョンが、すでにこのコンピュータシステムに装着
されているプロセッサのマイクロコードデータのバージ
ョンよりも古いものであった場合、新たに装着されたプ
ロセッサは、新しいバージョンのマイクロコードデータ
を取得することが可能になる。
【0137】上記比較の結果、プロセッサ101に格納
されているマイクロコードデータのバージョンよりも、
プロセッサ10nに格納されているマイクロコードデー
タのバージョンの方が新しかった場合、プロセッサ10
1は、プロセッサ10nのデータ格納部11nに格納さ
れているマイクロコードデータをダウンロードする。こ
のダウンロードされたマイクロコードデータは、データ
格納部111に格納される。
【0138】次いで、プロセッサ101は、このコンピ
ュータシステムに装着されていたプロセッサ(図1の場
合、プロセッサ102、103、104....10
(n−1))内のデータ格納部112、113、11
4....10(n−1)に格納されているマイクロコ
ードデータを、上記データ格納部111に格納されたマ
イクロコードデータに書き換える。
【0139】これにより、新たにこのコンピュータシス
テムに装着されたプロセッサのマイクロコードデータの
バージョンが、すでにこのコンピュータシステムに装着
されているプロセッサのマイクロコードデータのバージ
ョンよりも新しいものであった場合、すでにこのコンピ
ュータに装着されているプロセッサは、より新しいバー
ジョンのマイクロコードデータを取得することが可能に
なる。
【0140】上記レビジョン比較の結果、プロセッサ1
01に格納されているマイクロコードデータのバージョ
ンと、プロセッサ10nに格納されているマイクロコー
ドデータのバージョンが同じであった場合、このコンピ
ュータシステムは、通常のシステム起動処理を続行す
る。
【0141】システム起動時、ID格納部121を参照
することにより、マスタープロセッサ(プロセッサ10
1)は、前回システム起動時と同じプロセッサ構成であ
ると判断した場合、通常のシステム起動処理を続行す
る。
【0142】マスタープロセッサ(プロセッサ101)
は、ID格納部121を参照することにより、前回シス
テム起動時に、上記コンピュータシステムを構成してい
たプロセッサがないと判断した場合、プロセッサ数減少
に伴うコンピュータシステムの不整合を防止するため、
所定の処理を行う。
【0143】なお、システム起動時、コンピュータシス
テムがマスタープロセッサであるプロセッサ101を検
索することができなかった場合、このコンピュータシス
テムは、他のプロセッサをマスタープロセッサとして選
定し直すようにしてもよい。
【0144】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、このコンピュータシステムに、新たなプ
ロセッサが設置されていることをマスタープロセッサが
検知した場合、コンピュータシステム内のプロセッサが
有するマイクロコードデータは、装着されているプロセ
ッサが有するマイクロコードデータの内でもっとも新し
いバージョンのものにアップデートされる。
【0145】従って、プロセッサのマイクロコードデー
タ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の支
障を防止することが可能になる。また、プロセッサは、
常により新しいバージョンのマイクロコードデータによ
り動作を行うことが可能になる。
【0146】特に、前回コンピュータシステム起動時に
使用されていたスロットに、前回起動時とは異なるプロ
セッサが装着されていた場合であっても、このプロセッ
サにはIDが割り当てられていないため、マスタープロ
セッサは、新たなプロセッサが、このコンピュータシス
テムに装着されたことを検知することが可能になる。
【0147】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0148】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0149】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0150】さらに、プロセッサが増設されていない場
合、マスタープロセッサは、コンピュータシステムに設
置されているプロセッサが前回起動時における構成と同
じか否かをを確認するだけで、処理を終了する。従っ
て、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、さらに短縮
される。
【0151】また、上記実施の形態によれば、コンピュ
ータシステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイク
ロコードデータのバージョンを統一することが、可能に
なる。従って、コンピュータシステムが複雑化すること
は、ない。
【0152】さらに、上記実施の形態によれば、前回コ
ンピュータシステム起動時に比し、設置されているプロ
セッサが減少した場合、コンピュータシステムは、シス
テムの整合性を確保する処理を行うことが可能になる。
【0153】(第4の動作例)図1を参照しながら、こ
のコンピュータシステム内部のプロセッサ101、10
2、103、104....10nが最新のマイクロコ
ードデータを取得する第4の動作を、詳細に説明する。
ここで、ID格納部121、122、123、12
4....12nは、不揮発性メモリとする。
【0154】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ、プロセッサ101、102、103、10
4....10nが自身の自己診断を終了すると、上記
コンピュータシステムは、プロセッサ101、102、
103、104....10nの中から、マスタープロ
セッサを決定する。
【0155】ここで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ101、102、103、104....10n内の
ID格納部121、122、123、124....1
2nに格納されたIDが「1」のものが選定される。本
発明の実施の形態においては、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0156】マスタープロセッサは、上記コンピュータ
システムが初めて起動する際、このシステム上に設置さ
れているプロセッサ内の任意の1つが選定される。
【0157】マスタープロセッサは、上記コンピュータ
システムに新たなプロセッサが増設されたことを検知し
た場合、このプロセッサに対し、IDを付与する。この
付与したIDは、プロセッサそれぞれのID格納部、お
よびプロセッサ101のID格納部121に格納され
る。
【0158】例えば、プロセッサとしてプロセッサ10
1のみを有するコンピュータシステムに、1つプロセッ
サが増設された場合、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、この増設されたプロセッサに対し、ID
「2」を付与する。このIDは、増設されたプロセッサ
(プロセッサ102)内のID格納部(ID格納部12
2)に格納される。また、マスタープロセッサのID格
納部121は、付与したIDを格納する。
【0159】従って、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、システム起動時、上記コンピュータシステ
ムに設置されているプロセッサのIDを確認することに
より、前回起動時におけるコンピュータシステムのプロ
セッサ構成から変動があるか判断することが可能にな
る。
【0160】上記コンピュータシステムに、新たなプロ
セッサが設置された場合、マスタープロセッサ(プロセ
ッサ101)は、このプロセッサに対して、新しいID
を付与する。
【0161】図1に示すように、このコンピュータシス
テムに、プロセッサ10nが新たに設置された場合、マ
スタープロセッサ(プロセッサ101)は、ID「n」
を付与する。
【0162】このID「n」は、プロセッサ10nのI
D格納部12nに格納される。また、この付与したID
「n」は、マスタープロセッサ内のID格納部121に
格納される。
【0163】次いで、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、プロセッサ10nと、それぞれに格納され
ているマイクロコードデータのバージョンのレビジョン
比較を行う。
【0164】このレビジョン比較の結果、プロセッサ1
0n内のデータ格納部11nに格納されているマイクロ
コードデータのバージョンの方が、プロセッサ101内
のデータ格納部111に格納されているマイクロコード
データのバージョンよりも新しいものであった場合、マ
スタープロセッサ(プロセッサ101)は、データ格納
部11nから、マイクロコードデータをダウンロードす
る。
【0165】次いで、このダウンロードされたマイクロ
コードデータは、データ格納部111に格納される。さ
らに、プロセッサ101は、このマイクロコードデータ
を、プロセッサ102、103、104....10
(n−1)に配信し、データ格納部112、113、1
14....11(n−1)のマイクロコードデータ
を、プロセッサ10nに格納されていたものに書き換え
る。
【0166】これにより、新たに設置されたプロセッサ
に格納されたマイクロコードデータのバージョンの方
が、すでに設置されていたプロセッサに格納されたマイ
クロコードデータよりも新しいものであった場合、すで
にこのコンピュータシステムに設置されていたプロセッ
サは、より新しいバージョンのマイクロコードデータを
取得することが可能になる。
【0167】上記レビジョン比較の結果、プロセッサ1
0n内のデータ格納部11nに格納されているマイクロ
コードデータのバージョンの方が、プロセッサ101内
のデータ格納部111に格納されているマイクロコード
データのバージョンよりも古いものであった場合、マス
タープロセッサ(プロセッサ101)は、プロセッサ1
0nのデータ格納部11nに格納されたマイクロコード
データを、マスタープロセッサのデータ格納部111に
格納されたマイクロコードデータに書き換える。
【0168】これにより、新たに設置されたプロセッサ
に格納されたマイクロコードデータのバージョンの方
が、すでに設置されていたプロセッサに格納されたマイ
クロコードデータよりも古いものであった場合、新たに
このコンピュータシステムに設置されたプロセッサは、
より新しいバージョンのマイクロコードデータを取得す
ることが可能になる。
【0169】上記レビジョン比較の結果、マイクロコー
ドデータのバージョンが、プロセッサ101とプロセッ
サ10nの間で相違なかった場合、上記コンピュータシ
ステムは、通常のシステム起動処理を続行する。
【0170】マスタープロセッサは、システム起動時、
ID格納部121に格納された、すでに付与したIDを
有するプロセッサを検索することができなかった場合、
所定の処理を行う。これにより、上記コンピュータシス
テムからプロセッサのいくつかが引き抜かれる、または
プロセッサの内のいくつかが故障した場合に生じるシス
テムの不整合は、防止される。
【0171】システム起動時、ID格納部121を参照
することにより、マスタープロセッサは、ID格納部1
21に格納された、すでに付与したIDを有するプロセ
ッサのみを、上記コンピュータシステム上に検索した場
合、通常のシステム起動処理を行う。
【0172】なお、システム起動時、コンピュータシス
テムがマスタープロセッサであるプロセッサ101を検
索することができなかった場合、このコンピュータシス
テムは、他のプロセッサをマスタープロセッサとして選
定し直すようにしてもよい。
【0173】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、このコンピュータシステムに、新たなプ
ロセッサが設置されていることをマスタープロセッサが
検知した場合、コンピュータシステム内のプロセッサが
有するマイクロコードデータは、装着されているプロセ
ッサが有するマイクロコードデータの内でもっとも新し
いバージョンのものにアップデートされる。
【0174】従って、プロセッサのマイクロコードデー
タ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の支
障を防止することが可能になる。また、プロセッサは、
常により新しいバージョンのマイクロコードデータによ
り動作を行うことが可能になる。
【0175】特に、前回コンピュータシステム起動時に
使用されていたスロットに、前回起動時とは異なるプロ
セッサが装着されていた場合であっても、このプロセッ
サにはIDが割り当てられていないため、マスタープロ
セッサは、新たなプロセッサが、このコンピュータシス
テムに装着されたことを検知することが可能になる。
【0176】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0177】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0178】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0179】さらに、プロセッサが増設されていない場
合、マスタープロセッサは、コンピュータシステムに設
置されているプロセッサが前回起動時における構成と同
じか否かをを確認するだけで、処理を終了する。従っ
て、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、さらに短縮
される。
【0180】また、上記実施の形態によれば、コンピュ
ータシステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイク
ロコードデータのバージョンを統一することが、可能に
なる。従って、コンピュータシステムが複雑化すること
は、ない。
【0181】さらに、上記実施の形態によれば、前回コ
ンピュータシステム起動時に比し、設置されているプロ
セッサが減少した場合、コンピュータシステムは、シス
テムの整合性を確保する処理を行うことが可能になる。
【0182】(第5の動作例)図1を参照しながら、こ
のコンピュータシステム内部のプロセッサ101、10
2、103、104....10nが最新のマイクロコ
ードデータを取得する第5の動作を、詳細に説明する。
ここで、ID格納部121、122、123、12
4....12nは、不揮発性メモリとする。
【0183】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ、プロセッサ101、102、103、10
4....10nが自身の自己診断を終了すると、上記
コンピュータシステムは、プロセッサ101、102、
103、104....10nの中から、マスタープロ
セッサを決定する。
【0184】ここで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ101、102、103、104....10n内の
ID格納部121、122、123、124....1
2nに格納されたIDが「1」のものが選定される。本
発明の実施の形態においては、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0185】上記コンピュータシステムが初めて起動し
た場合、このコンピュータシステムは、設置されている
任意のプロセッサに、マスタープロセッサを示すID
「1」を割り振る。他のプロセッサは、このコンピュー
タシステムに設置され、システムが起動した際に、マス
タープロセッサ(プロセッサ101)により、IDが割
り振られる。このIDは、それぞれID格納部121、
122、123、124....12nに格納される。
【0186】マスタープロセッサに選定されたプロセッ
サ101は、このコンピュータシステム内のプロセッサ
数をカウントする。次いで、マスタープロセッサ(プロ
セッサ101)は、主記憶300に格納されているプロ
セッサ数と比較する。
【0187】マスタープロセッサ(プロセッサ101)
は、システム起動時、このコンピュータシステムに実装
されているプロセッサ数を、主記憶300に格納する。
従ってマスタープロセッサ(プロセッサ101)は、上
述のように、主記憶300に記憶されているプロセッサ
数と、現在コンピュータシステムに実装されているプロ
セッサ数とを比較することにより、このコンピュータシ
ステムを構成するプロセッサに変動があるか判断するこ
とが可能になる。
【0188】前回システム起動時にこのコンピュータシ
ステムに実装されていたプロセッサ数よりも、現在コン
ピュータシステムに実装されているプロセッサ数の方が
多い場合、このコンピュータシステムは、新たにプロセ
ッサが実装されている。従って、このコンピュータシス
テムに実装されているプロセッサ101、102、10
3、104....10nのマイクロコードデータのバ
ージョンは、異なるものである可能性がある。
【0189】そこで、まず、本発明の実施の形態におい
て、マスタープロセッサ(プロセッサ101)は、新た
に設置されたプロセッサにIDを割り振る。ここで、新
たに設置されたプロセッサは、10nとする。また、プ
ロセッサ10nに割り振られたIDは、「n」とする。
【0190】次いで、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、データ格納部111に格納されたマイクロ
コードデータのバージョンと、プロセッサ10n内のデ
ータ格納部11nに格納されたマイクロコードデータの
バージョンとを比較する。
【0191】ここで、マイクロプロセッサがプロセッサ
10n以外のプロセッサに対してレビジョン比較を行わ
ないのは、すでにIDが割り振られているプロセッサ
は、後述する方法により、前回システム起動時に、デー
タ格納部に格納するマイクロコードデータのバージョン
が統一されているためである。
【0192】上記レビジョン比較の結果、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)に格納されたマイクロコー
ドのバージョンが、プロセッサ10n内のデータ格納部
11nに格納されたマイクロコードのバージョンよりも
新しいものであった場合、マスタープロセッサは、デー
タ格納部11nから、マイクロコードデータをダウンロ
ードし、データ格納部111に格納する。
【0193】次いで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ102、103、104....10(n−1)内の
データ格納部112、113、114....11(n
−1)に格納されているマイクロコードデータを、デー
タ格納部111に格納されているマイクロコードデータ
に書き換える。
【0194】これにより、より新しいバージョンのマイ
クロコードデータを有するプロセッサがこのコンピュー
タシステムに設置された場合、すでに設置されているプ
ロセッサは、このより新しいバージョンのマイクロコー
ドデータを取得することが可能になる。
【0195】上記レビジョン比較の結果、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)に格納されたマイクロコー
ドデータのバージョンが、プロセッサ10n内のデータ
格納部11nに格納されたマイクロコードデータのバー
ジョンよりも古いものであった場合、マスタープロセッ
サは、プロセッサ10n内のデータ格納部11nに格納
されたマイクロコードデータを、データ格納部111に
格納されたマイクロコードデータに書き換える。
【0196】これにより、すでに設置されているプロセ
ッサよりも古いマイクロコードデータを有するプロセッ
サがこのコンピュータシステムに設置された場合、新た
に設置されたプロセッサは、より新しいバージョンのマ
イクロコードデータを取得することが可能になる。
【0197】上記レビジョン比較の結果、マスタープロ
セッサ(プロセッサ101)に格納されたマイクロコー
ドデータのバージョンと、プロセッサ10n内のデータ
格納部11nに格納されたマイクロコードデータのバー
ジョンが同じものであった場合、マスタープロセッサ
は、マイクロコードデータの書き換えを行わず、システ
ム起動処理を続ける。
【0198】前回起動時における上記コンピュータシス
テムに実装されていたプロセッサ数と、現在コンピュー
タシステムに実装されているプロセッサ数が同数である
ことを、主記憶300を参照することにより検知した場
合、このコンピュータシステムは、レビジョン比較を行
わず、システム起動処理を続ける。
【0199】主記憶300を参照することにより、前回
起動時における上記コンピュータシステムに実装されて
いたプロセッサ数よりも、現在コンピュータシステムに
実装されているプロセッサ数の方が少ないことが検知さ
れた場合、このコンピュータシステムは、プロセッサが
はずされる、または装着されていたプロセッサが壊れた
ということを意味する。
【0200】従って、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、このコンピュータシステムの環境が変化し
たことによって生じる不整合を防ぐ処理を開始する。
【0201】なお、上記処理は、このコンピュータシス
テムが起動する際、常に行うようにする。
【0202】なお、システム起動時、コンピュータシス
テムがマスタープロセッサであるプロセッサ101を検
索することができなかった場合、このコンピュータシス
テムは、他のプロセッサをマスタープロセッサとして選
定し直すようにしてもよい。
【0203】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、このコンピュータシステムに新たなプロ
セッサが設置されていることをマスタープロセッサが検
知した場合、コンピュータシステム内のプロセッサが有
するマイクロコードデータは、装着されているプロセッ
サが有するマイクロコードデータの内でもっとも新しい
バージョンのものにアップデートされる。
【0204】従って、プロセッサのマイクロコードデー
タ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の支
障を防止することが可能になる。また、プロセッサは、
常により新しいバージョンのマイクロコードデータによ
り動作を行うことが可能になる。
【0205】特に、マスタープロセッサが、コンピュー
タシステム上のプロセッサ数が、プロセッサの外部に記
憶されるため、マスタープロセッサが取り外された場
合、または壊れた場合であっても、コンピュータシステ
ムは、上記処理を行うことが可能になる。
【0206】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0207】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0208】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0209】さらに、プロセッサが増設されていない場
合、マスタープロセッサは、コンピュータシステムに設
置されているプロセッサ数を確認するだけで、処理を終
了する。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間
は、さらに短縮される。
【0210】また、上記実施の形態によれば、コンピュ
ータシステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイク
ロコードデータのバージョンを統一することが、可能に
なる。従って、コンピュータシステムが複雑化すること
は、ない。
【0211】さらに、上記実施の形態によれば、前回コ
ンピュータシステム起動時に比し、設置されているプロ
セッサ数が減少した場合、コンピュータシステムは、シ
ステムの整合性を確保する処理を行うことが可能にな
る。
【0212】(第6の動作例)図1を参照しながら、こ
のコンピュータシステム内部のプロセッサ101、10
2、103、104....10nが最新のマイクロコ
ードデータを取得する第6の動作を、詳細に説明する。
ここで、ID格納部121、122、123、12
4....12nは、不揮発性メモリとする。
【0213】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ、プロセッサ101、102、103、10
4....10nが自身の自己診断を終了すると、上記
コンピュータシステムは、プロセッサ101、102、
103、104....10nの中から、マスタープロ
セッサを決定する。
【0214】ここで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ101、102、103、104....10n内の
ID格納部121、122、123、124....1
2nに格納されたIDが「1」のものが選定される。本
発明の実施の形態においては、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0215】また、マスタープロセッサは、このコンピ
ュータシステムが初めて起動された際、このシステムに
設置されていたプロセッサの内の任意の1つが選定され
る。
【0216】システム起動時、マスタープロセッサ(プ
ロセッサ101)内のID格納部121は、このコンピ
ュータシステムにプロセッサが装着されたことを、主記
憶300を参照することにより検索すると、このプロセ
ッサに対して、固有のIDを付与する。IDを付与され
たプロセッサは、内在するID格納部に、このIDを格
納する。この付与したIDは、プロセッサ101によっ
て、主記憶300に、このプロセッサが装着されたスロ
ットの場所とともに格納される。
【0217】図1に示すプロセッサ10nがこのコンピ
ュータシステムに装着された場合、マスタープロセッサ
(プロセッサ101)は、主記憶300を参照すること
により、システム起動時、前回システム起動時には使用
されていなかったスロットに、プロセッサが装着されて
いることを検知する。
【0218】そこで、マスタープロセッサ(プロセッサ
10n)は、このプロセッサに、ID「n」を付与し、
プロセッサ10nが装着されたスロットの場所ととも
に、主記憶300へ格納する。
【0219】次いで、プロセッサ101は、データ格納
部111に格納されたマイクロコードデータのバージョ
ンと、データ格納部11nに格納されたマイクロコード
データのバージョンとを比較する。
【0220】このレビジョン比較の結果、プロセッサ1
01に格納されているマイクロコードデータのバージョ
ンの方が、プロセッサ10nに格納されているマイクロ
コードデータのバージョンよりも新しい場合、プロセッ
サ101は、プロセッサ10n内のデータ格納部11n
に格納されたマイクロコードデータを、データ格納部1
11に格納されたマイクロコードデータに書き換える。
【0221】これにより、新たにこのコンピュータシス
テムに装着されたプロセッサのマイクロコードデータの
バージョンが、すでにこのコンピュータシステムに装着
されているプロセッサのマイクロコードデータのバージ
ョンよりも古いものであった場合、新たに装着されたプ
ロセッサは、新しいバージョンのマイクロコードデータ
を取得することが可能になる。
【0222】上記レビジョン比較の結果、プロセッサ1
01に格納されているマイクロコードデータのバージョ
ンよりも、プロセッサ10nに格納されているマイクロ
コードデータのバージョンの方が新しかった場合、プロ
セッサ101は、プロセッサ10nのデータ格納部11
nに格納されているマイクロコードデータをダウンロー
ドする。このダウンロードされたマイクロコードデータ
は、データ格納部111に格納される。
【0223】次いで、プロセッサ101は、このコンピ
ュータシステムに装着されていたプロセッサ(図1の場
合、プロセッサ102、103、104....10
(n−1))内のデータ格納部112、113、11
4....10(n−1)に格納されているマイクロコ
ードデータを、上記データ格納部111に格納されたマ
イクロコードデータに書き換える。
【0224】これにより、新たにこのコンピュータシス
テムに装着されたプロセッサのマイクロコードデータの
バージョンが、すでにこのコンピュータシステムに装着
されているプロセッサのマイクロコードデータのバージ
ョンよりも新しいものであった場合、すでにこのコンピ
ュータに装着されているプロセッサは、より新しいバー
ジョンのマイクロコードデータを取得することが可能に
なる。
【0225】上記レビジョン比較の結果、プロセッサ1
01に格納されているマイクロコードデータのバージョ
ンと、プロセッサ10nに格納されているマイクロコー
ドデータのバージョンが同じであった場合、このコンピ
ュータシステムは、通常のシステム起動処理を続行す
る。
【0226】システム起動時、マスタープロセッサ(プ
ロセッサ101)は、主記憶300を参照することによ
り、前回システム起動時と同じプロセッサ構成であると
判断した場合、通常のシステム起動処理を続行する。
【0227】マスタープロセッサ(プロセッサ101)
は、主記憶300を参照することにより、前回システム
起動時に、上記コンピュータシステムを構成していたプ
ロセッサがないと判断した場合、プロセッサ数減少に伴
うコンピュータシステムの不整合を防止するため、所定
の処理を行う。
【0228】なお、システム起動時、コンピュータシス
テムがマスタープロセッサであるプロセッサ101を検
索することができなかった場合、このコンピュータシス
テムは、他のプロセッサをマスタープロセッサとして選
定し直すようにしてもよい。
【0229】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、このコンピュータシステムに、新たなプ
ロセッサが設置されていることをマスタープロセッサが
検知した場合、コンピュータシステム内のプロセッサが
有するマイクロコードデータは、装着されているプロセ
ッサが有するマイクロコードデータの内でもっとも新し
いバージョンのものにアップデートされる。
【0230】従って、プロセッサのマイクロコードデー
タ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の支
障を防止することが可能になる。また、プロセッサは、
常により新しいバージョンのマイクロコードデータによ
り動作を行うことが可能になる。
【0231】特に、前回コンピュータシステム起動時に
使用されていたスロットに、前回起動時とは異なるプロ
セッサが装着されていた場合であっても、このプロセッ
サにはIDが割り当てられていないため、マスタープロ
セッサは、新たなプロセッサが、このコンピュータシス
テムに装着されたことを検知することが可能になる。
【0232】また、コンピュータシステムに設置された
プロセッサのスロット、およびIDに関する情報は、マ
スタープロセッサの外部に記憶される。これにより、マ
スタープロセッサが取り外された、または故障した場合
であっても、コンピュータシステムは、上記処理を行う
ことが可能になる。
【0233】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0234】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0235】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0236】さらに、プロセッサが増設されていない場
合、マスタープロセッサは、コンピュータシステムに設
置されているプロセッサが前回起動時における構成と同
じか否かをを確認するだけで、処理を終了する。従っ
て、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、さらに短縮
される。
【0237】また、上記実施の形態によれば、コンピュ
ータシステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイク
ロコードデータのバージョンを統一することが、可能に
なる。従って、コンピュータシステムが複雑化すること
は、ない。
【0238】さらに、上記実施の形態によれば、前回コ
ンピュータシステム起動時に比し、設置されているプロ
セッサが減少した場合、コンピュータシステムは、シス
テムの整合性を確保する処理を行うことが可能になる。
【0239】(第7の動作例)図1を参照しながら、こ
のコンピュータシステム内部のプロセッサ101、10
2、103、104....10nが最新のマイクロコ
ードデータを取得する第7の動作を、詳細に説明する。
ここで、ID格納部121、122、123、12
4....12nは、不揮発性メモリとする。
【0240】このコンピュータシステムに電源が投入さ
れ、プロセッサ101、102、103、10
4....10nが自身の自己診断を終了すると、上記
コンピュータシステムは、プロセッサ101、102、
103、104....10nの中から、マスタープロ
セッサを決定する。
【0241】ここで、マスタープロセッサは、プロセッ
サ101、102、103、104....10n内の
ID格納部121、122、123、124....1
2nに格納されたIDが「1」のものが選定される。本
発明の実施の形態においては、マスタープロセッサは、
プロセッサ101とする。また、上記コンピュータシス
テムは、最大n個のプロセッサを増設することができる
ものとする。
【0242】マスタープロセッサは、上記コンピュータ
システムに新たなプロセッサが増設されたことを検知し
た場合、このプロセッサに対し、IDを付与する。この
付与したIDは、プロセッサそれぞれのID格納部、お
よび主記憶300に格納される。
【0243】例えば、プロセッサとしてプロセッサ10
1のみを有するコンピュータシステムに、一つプロセッ
サが増設された場合、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、この増設されたプロセッサに対し、ID
「2」を付与する。このIDは、増設されたプロセッサ
(プロセッサ102)内のID格納部(ID格納部12
2)に格納される。また、主記憶300は、このコンピ
ュータシステム上のプロセッサに付与されたIDとし
て、ID「2」が記憶される。
【0244】従って、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、システム起動時、上記コンピュータシステ
ムに設置されているプロセッサのID、および主記憶を
確認することにより、前回起動時におけるコンピュータ
システムのプロセッサ構成から変動があるか判断するこ
とが可能になる。
【0245】上記コンピュータシステムに、新たなプロ
セッサが設置された場合、マスタープロセッサ(プロセ
ッサ101)は、このプロセッサに対して、新しいID
を付与する。
【0246】図1に示すように、このコンピュータシス
テムに、プロセッサ10nが新たに設置された場合、マ
スタープロセッサ(プロセッサ101)は、ID「n」
を付与する。
【0247】このID「n」は、プロセッサ10nのI
D格納部12nに格納される。また、この付与したID
「n」は、プロセッサ101により、主記憶300に記
憶される。
【0248】次いで、マスタープロセッサ(プロセッサ
101)は、プロセッサ10nと、それぞれに格納され
ているマイクロコードデータのバージョンのレビジョン
比較を行う。
【0249】このレビジョン比較の結果、プロセッサ1
0n内のデータ格納部11nに格納されているマイクロ
コードデータのバージョンの方が、プロセッサ101内
のデータ格納部111に格納されているマイクロコード
データのバージョンよりも新しいものであった場合、マ
スタープロセッサ(プロセッサ101)は、データ格納
部11nから、マイクロコードデータをダウンロードす
る。
【0250】次いで、このダウンロードされたマイクロ
コードデータは、データ格納部111に格納される。さ
らに、プロセッサ101は、このマイクロコードデータ
を、プロセッサ102、103、104....10
(n−1)に配信し、データ格納部112、113、1
14....11(n−1)のマイクロコードデータ
を、プロセッサ10nに格納されていたものに書き換え
る。
【0251】これにより、新たに設置されたプロセッサ
に格納されたマイクロコードデータのバージョンの方
が、すでに設置されていたプロセッサに格納されたマイ
クロコードデータよりも新しいものであった場合、すで
にこのコンピュータシステムに設置されていたプロセッ
サは、より新しいバージョンのマイクロコードデータを
取得することが可能になる。
【0252】上記レビジョン比較の結果、プロセッサ1
0n内のID格納部12nに格納されているマイクロコ
ードデータのバージョンの方が、プロセッサ101内の
ID格納部121に格納されているマイクロコードデー
タのバージョンよりも古いものであった場合、マスター
プロセッサ(プロセッサ101)は、プロセッサ10n
のデータ格納部11nに格納されたマイクロコードデー
タを、マスタープロセッサのデータ格納部111に格納
されたマイクロコードデータに書き換える。
【0253】これにより、新たに設置されたプロセッサ
に格納されたマイクロコードデータのバージョンの方
が、すでに設置されていたプロセッサに格納されたマイ
クロコードデータよりも古いものであった場合、新たに
このコンピュータシステムに設置されたプロセッサは、
より新しいバージョンのマイクロコードデータを取得す
ることが可能になる。
【0254】上記レビジョン比較の結果、マイクロコー
ドデータのバージョンが、プロセッサ101とプロセッ
サ10nの間で相違なかった場合、上記コンピュータシ
ステムは、通常のシステム起動処理を続行する。
【0255】マスタープロセッサは、システム起動時、
主記憶300に記憶された、すでに付与したIDを有す
るプロセッサを検索することができなかった場合、所定
の処理を行う。これにより、上記コンピュータシステム
からプロセッサの内のいくつかが引き抜かれる、または
プロセッサの内のいくつかが故障した場合に生じるシス
テムの不整合は、防止される。
【0256】システム起動時、マスタープロセッサは、
主記憶300に記憶された、すでに付与したIDを有す
るプロセッサのみを、上記コンピュータシステム上に検
索した場合、通常のシステム起動処理を行う。
【0257】なお、システム起動時、コンピュータシス
テムがマスタープロセッサであるプロセッサ101を検
索することができなかった場合、このコンピュータシス
テムは、他のプロセッサをマスタープロセッサとして選
定し直すようにしてもよい。
【0258】上記実施の形態によれば、コンピュータシ
ステム起動時、このコンピュータシステムに、新たなプ
ロセッサが設置されていることをマスタープロセッサが
検知した場合、コンピュータシステム内のプロセッサが
有するマイクロコードデータは、装着されているプロセ
ッサが有するマイクロコードデータの内でもっとも新し
いバージョンのものにアップデートされる。
【0259】従って、プロセッサのマイクロコードデー
タ不統一により生じるコンピュータシステム運用上の支
障を防止することが可能になる。また、プロセッサは、
常により新しいバージョンのマイクロコードデータによ
り動作を行うことが可能になる。
【0260】特に、前回コンピュータシステム起動時に
使用されていたスロットに、前回起動時とは異なるプロ
セッサが装着されていた場合であっても、このプロセッ
サにはIDが割り当てられていないため、マスタープロ
セッサは、新たなプロセッサが、このコンピュータシス
テムに装着されたことを検知することが可能になる。
【0261】また、プロセッサに割り当てられたID
は、マスタープロセッサ内の外部に記憶される。従っ
て、マスタープロセッサが取り外された、または故障し
た場合であっても、このコンピュータシステムは、上記
処理を行うことが可能になる。
【0262】上記実施の形態によれば、ユーザがコンピ
ュータシステムにプロセッサを設置するだけで、プロセ
ッサ増設作業は、終了する。従って、ユーザは、プロセ
ッサのマイクロコードデータのバージョンを把握し、こ
のバージョンが異なる場合に、すべてのマイクロコード
データを統一する作業を行う必要がなくなる。または、
ユーザは、システムBIOSを書き換える必要がなくな
る。従って、プロセッサ増設作業は、容易なものとな
る。
【0263】上記実施の形態によれば、マイクロコード
データ、またはシステムBIOSのアップデート、およ
び設定を、ユーザのマニュアル作業によって行う必要が
なくなるため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼性
の低下、および安定性の低下を防止することが可能にな
る。
【0264】上記実施の形態によれば、ユーザは、マニ
ュアル作業によってマイクロコードデータ、またはシス
テムBIOSのアップデート、および設定を行う必要は
なくなる。また、マイクロコードデータのアップデート
は、システム起動時に行われ、システムの再起動を要し
ない。従って、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、
短縮される。
【0265】さらに、プロセッサが増設されていない場
合、マスタープロセッサは、コンピュータシステムに設
置されているプロセッサが前回起動時における構成と同
じか否かをを確認するだけで、処理を終了する。従っ
て、プロセッサ増設作業に伴う作業時間は、さらに短縮
される。
【0266】また、上記実施の形態によれば、コンピュ
ータシステムに、特別な装置を搭載しなくても、マイク
ロコードデータのバージョンを統一することが、可能に
なる。従って、コンピュータシステムが複雑化すること
は、ない。
【0267】さらに、上記実施の形態によれば、前回コ
ンピュータシステム起動時に比し、設置されているプロ
セッサが減少した場合、コンピュータシステムは、シス
テムの整合性を確保する処理を行うことが可能になる。
【0268】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1または2記載の発明によれば、プロセッサのマイクロ
コードデータ不統一により生じるコンピュータシステム
運用上の支障を防ぐことが可能になる。また、請求項1
または2記載の発明によれば、プロセッサは、常により
新しいバージョンのマイクロコードデータにより動作を
行うことが可能になる。
【0269】請求項1または2記載の発明によれば、ユ
ーザは、マイクロコードデータ、またはシステムBIO
Sのアップデート、及び設定というマニュアル作業を行
う必要がなくなる。従って、プロセッサ増設作業は、よ
り容易なものとなる。また、上記マニュアル作業を行う
必要がないため、ユーザの設定ミス等を原因とする信頼
性の低下、及び安定性の低下を防止することが可能にな
る。さらには、上記マニュアル作業を行う必要がないた
め、プロセッサ増設作業は、より短時間に行われるよう
になる。
【0270】また、請求項1または2記載の発明によれ
ば、このコンピュータシステムは、特別な装置を搭載し
なくても、マイクロコードデータのバージョンを統一す
ることが可能になる。従って、コンピュータシステムが
複雑することはない。
【0271】請求項3記載の発明によれば、このコンピ
ュータシステムは、所定の条件を満たすときのみ、上記
処理を行うことが可能になる。
【0272】請求項4記載の発明によれば、このコンピ
ュータシステムは、システム起動時、常に、上記処理を
行う。従って、ユーザは、プロセッサを、コンピュータ
システムに装着し、このシステムを起動するだけで、コ
ンピュータシステム内のマイクロコードデータの統一を
行うことが可能になる。
【0273】請求項4記載の発明によれば、マイクロコ
ードデータの書き換えを、コンピュータシステム起動時
に行うため、ユーザは、このコンピュータシステムを再
起動する必要がない。従って、プロセッサ増設作業に要
する時間は、より短いものとなる。
【0274】請求項5および6記載の発明によれば、プ
ロセッサ数が変動した場合のみ、上記処理が行われる。
従って、上記処理は、より効率的に行われる。
【0275】請求項7から10記載の発明によれば、コ
ンピュータシステムに新しいプロセッサが装着された場
合のみ、上記処理が行われる。従って、上記処理は、よ
り効率的に行われる。
【0276】請求項11および12記載の発明によれ
ば、プロセッサ数が変動した場合のみ、上記処理が行わ
れる。従って、上記処理は、より効率的に行われる。ま
た、外部記憶装置に情報を記憶するため、上記処理を行
うプロセッサが故障等により、動作することができない
場合であっても、このコンピュータシステムは、上記処
理を行うことが可能になる。
【0277】請求項13から16記載の発明によれば、
コンピュータシステムに新しいプロセッサが装着された
場合のみ、上記処理が行われる。従って、上記処理は、
より効率的に行われる。また、外部記憶装置に情報を記
憶するため、上記処理を行うプロセッサが故障等によ
り、動作することができない場合であっても、このコン
ピュータシステムは、上記処理を行うことが可能にな
る。
【0278】請求項17または18記載の発明によれ
ば、ユーザは、マイクロコードデータ、またはシステム
BIOSのアップデート、及び設定というマニュアル作
業を行う必要がなくなる。従って、プロセッサ増設作業
は、より容易なものとなる。また、上記マニュアル作業
を行う必要がないため、ユーザの設定ミス等を原因とす
る信頼性の低下、及び安定性の低下を防止することが可
能になる。さらには、上記マニュアル作業を行う必要が
ないため、プロセッサ増設作業は、より短時間に行われ
るようになる。
【0279】また、請求項17または18記載の発明に
よれば、このコンピュータシステムは、特別な装置を搭
載しなくても、マイクロコードデータのバージョンを統
一することが可能になる。従って、コンピュータシステ
ムが複雑することはない。
【0280】請求項19記載の発明によれば、このコン
ピュータシステムは、所定の条件を満たすときのみ、上
記処理を行うことが可能になる。
【0281】請求項20記載の発明によれば、このコン
ピュータシステムは、システム起動時、常に、上記処理
を行う。従って、ユーザは、プロセッサを、コンピュー
タシステムに装着し、このシステムを起動するだけで、
コンピュータシステム内のマイクロコードデータの統一
を行うことが可能になる。
【0282】請求項20記載の発明によれば、マイクロ
コードデータの書き換えを、コンピュータシステム起動
時に行うため、ユーザは、このコンピュータシステムを
再起動する必要がない。従って、プロセッサ増設作業に
要する時間は、より短いものとなる。
【0283】請求項21および22記載の発明によれ
ば、プロセッサ数が変動した場合のみ、上記処理が行わ
れる。従って、上記処理は、より効率的に行われる。
【0284】請求項23から26記載の発明によれば、
コンピュータシステムに新しいプロセッサが装着された
場合のみ、上記処理が行われる。従って、上記処理は、
より効率的に行われる。
【0285】請求項27および28記載の発明によれ
ば、プロセッサ数が変動した場合のみ、上記処理が行わ
れる。従って、上記処理は、より効率的に行われる。ま
た、外部記憶装置に情報を記憶するため、上記処理を行
うプロセッサが故障等により、動作することができない
場合であっても、このコンピュータシステムは、上記処
理を行うことが可能になる。
【0286】請求項29から32記載の発明によれば、
コンピュータシステムに新しいプロセッサが装着された
場合のみ、上記処理が行われる。従って、上記処理は、
より効率的に行われる。また、外部記憶装置に情報を記
憶するため、上記処理を行うプロセッサが故障等によ
り、動作することができない場合であっても、このコン
ピュータシステムは、上記処理を行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコンピュータシス
テムの内部構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるプロセッサが最新
のマイクロコードデータを取得する動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
101、102、103、104....10n プロ
セッサ 111、112、113、114....11n デー
タ格納部 121、122、123、124....12n ID
格納部 200 チップセット 300 主記憶 400 System BIOS

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチプロセッサ構成を採用するコンピ
    ュータシステムにおいて、 前記コンピュータシステムに装着されているプロセッサ
    内に格納されているマイクロコードデータのバージョン
    を検索するバージョン検索手段と、 該バージョン検索手段により検索された、もっとも新し
    いバージョンのマイクロコードデータを有するプロセッ
    サ内のマイクロコードデータを、すべてのプロセッサに
    格納するマイクロコードデータ格納手段とを有すること
    を特徴とするプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータシステムに装着されて
    いるプロセッサに対して、IDを割り当てるID割当手
    段と、 該ID割当手段により割り当てられたIDを格納するI
    D格納手段と、 前記バージョン比較手段による比較結果を格納する比較
    結果格納手段とをさらに有し、 前記バージョン比較手段は、前記ID割当手段により割
    り当てたプロセッサごとに、前記マイクロコードデータ
    のバージョンを比較し、より新しいバージョンのマイク
    ロコードデータを有するプロセッサに割り当てたID
    を、前記比較結果格納手段に格納するものであり、 前記マイクロコードデータ格納手段は、前記バージョン
    比較手段により、前記コンピュータシステムに装着され
    ているすべてのプロセッサについて、前記マイクロコー
    ドデータのバージョンを比較し終えた後、前記比較結果
    格納手段により格納されているIDを有するプロセッサ
    から、前記マイクロコードデータを取得し、前記コンピ
    ュータシステムに装着されているすべてのプロセッサに
    格納するものであることを特徴とする請求項1記載のプ
    ロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記バージョン検索手段を、所定の場合
    に行うバージョン検索制御手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1または2記載のプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記所定の場合は、前記コンピュータシ
    ステムが起動した場合であることを特徴とする請求項3
    記載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータシステムに装着されて
    いるプロセッサの数を検索する第1のプロセッサ数検索
    手段と、 該第1のプロセッサ数検索手段により検索された前記コ
    ンピュータシステムに装着されているプロセッサの数を
    格納するプロセッサ数格納手段とをさらに有し、 前記所定の場合は、前記第1のプロセッサ数検索手段に
    より検索されたプロセッサ数と、前記プロセッサ数格納
    手段に格納されている、前回第1のプロセッサ数検索手
    段により検索されたプロセッサ数が異なる場合であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のプロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記第1のプロセッサ数検索手段は、前
    記コンピュータシステムが起動する際、行われるもので
    あることを特徴とする請求項5記載のプロセッサ。
  7. 【請求項7】 前記ID割当手段により、前記コンピュ
    ータシステムに装着されたプロセッサに割り当てられた
    IDを、該プロセッサが装着されたスロットごとに記憶
    する第1の割当ID格納手段と、 前記スロットごとに、該第1の割当ID格納手段により
    格納されたIDと、前記スロットに装着されたプロセッ
    サの前記ID格納手段により格納されたIDとを比較す
    る第1のID比較手段とをさらに有し、 前記ID格納手段は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当手段により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第1のID比較手段により、前
    記コンピュータシステム中のスロットに、前記第1の割
    当ID格納手段に格納されたIDと、前記スロットに装
    着されたプロセッサの前記ID格納手段に格納されたI
    Dとが異なる場合、および前記第1の割当ID格納手段
    に格納されていないスロットにプロセッサが装着された
    場合であることを特徴とする請求項3記載のプロセッ
    サ。
  8. 【請求項8】 前記第1のID比較手段は、前記コンピ
    ュータシステムが起動する際、行われるものであること
    を特徴とする請求項7記載のプロセッサ。
  9. 【請求項9】 前記ID割当手段により、前記コンピュ
    ータシステムに装着されたプロセッサに割り当てたID
    を格納する第2の割当ID格納手段と、 該第2の割当ID格納手段により格納されたIDと、前
    記コンピュータシステムに装着されたプロセッサの前記
    ID格納手段により格納されたIDとを比較する第2の
    ID比較手段とをさらに有し、 前記ID格納手段は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当手段により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第2のID比較手段により、前
    記第2の割当ID格納手段に格納されたIDが、前記コ
    ンピュータシステムに装着されているプロセッサのID
    格納手段により格納されたIDと一致しない場合、およ
    び前記ID割当手段によりIDが割り当てられていない
    プロセッサを、前記コンピュータシステム中に検索され
    た場合であることを特徴とする請求項3記載のプロセッ
    サ。
  10. 【請求項10】 前記第2のID比較手段は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項9記載のプロセッサ。
  11. 【請求項11】 前記コンピュータシステムに装着され
    ているプロセッサの数を検索する第2のプロセッサ数検
    索手段と、 該第2のプロセッサ数検索手段により検索された前記コ
    ンピュータシステムに装着されているプロセッサの数を
    外部記憶装置に記憶するプロセッサ数記憶手段とをさら
    に有し、 前記所定の場合は、前記第2のプロセッサ数検索手段に
    より検索されたプロセッサ数と、前記プロセッサ数記憶
    手段により前記外部記憶装置に記憶された、前回第2の
    プロセッサ数検索手段により検索されたプロセッサ数が
    異なる場合であることを特徴とする請求項3記載のプロ
    セッサ。
  12. 【請求項12】 前記第2のプロセッサ数検索手段は、
    前記コンピュータシステムが起動する際、行われるもの
    であることを特徴とする請求項11記載のプロセッサ。
  13. 【請求項13】 前記ID割当手段により、前記コンピ
    ュータシステムに装着されたプロセッサに割り当てられ
    たIDを、該プロセッサが装着されたスロットごとに、
    前記外部記憶装置へ記憶する第1の割当ID記憶手段
    と、 前記スロットごとに、該第1の割当ID記憶手段によ
    り、前記外部記憶装置に記憶されたIDと、前記スロッ
    トに装着されたプロセッサの前記ID格納手段により格
    納されたIDとを比較する第3のID比較手段とをさら
    に有し、 前記ID格納手段は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当手段により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第3のID比較手段により、前
    記コンピュータシステム中のスロットに、前記第1の割
    当ID記憶手段により前記外部記憶装置に記憶されたI
    Dと、前記スロットに装着されたプロセッサの前記ID
    格納手段に格納されたIDとが異なる場合、および前記
    第1の割当ID記憶手段により前記外部記憶装置に記憶
    されていないスロットにプロセッサが装着された場合で
    あることを特徴とする請求項3記載のプロセッサ。
  14. 【請求項14】 前記第3のID比較手段は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項13記載のプロセッサ。
  15. 【請求項15】 前記ID割当手段により、前記コンピ
    ュータシステムに装着されたプロセッサに割り当てたI
    Dを、前記外部記憶装置へ記憶する第2の割当ID記憶
    手段と、 該第2の割当ID記憶手段により前記外部記憶装置に記
    憶されたIDと、前記コンピュータシステムに装着され
    たプロセッサの前記ID格納手段により格納されたID
    とを比較する第4のID比較手段とをさらに有し、 前記ID格納手段は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当手段により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第4のID比較手段により、前
    記第2の割当ID記憶手段により前記外部記憶装置に記
    憶されたIDが、前記コンピュータシステムに装着され
    ているプロセッサのID格納手段により格納されたID
    と一致しない場合、および前記ID割当手段によりID
    を割り当てられていないプロセッサが、前記コンピュー
    タシステム中に検索された場合であることを特徴とする
    請求項3記載のプロセッサ。
  16. 【請求項16】 前記第4のID比較手段は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項15記載のプロセッサ。
  17. 【請求項17】 マルチプロセッサ構成を採用するコン
    ピュータシステムにおいて、 前記コンピュータシステムに装着されているプロセッサ
    内に格納されているマイクロコードデータのバージョン
    を検索するバージョン検索行程と、 該バージョン検索行程により検索された、もっとも新し
    いバージョンのマイクロコードデータを有するプロセッ
    サ内のマイクロコードデータを、すべてのプロセッサに
    格納するマイクロコードデータ格納行程とを有すること
    を特徴とするプロセッサマイクロコードアップデート方
    法。
  18. 【請求項18】 前記コンピュータシステムに装着され
    ているプロセッサに対して、IDを割り当てるID割当
    行程と、 該ID割当行程により割り当てられたIDを格納するI
    D格納行程と、 前記バージョン比較行程による比較結果を格納する比較
    結果格納行程とをさらに有し、 前記バージョン比較行程は、前記ID割当行程により割
    り当てたプロセッサごとに、前記マイクロコードデータ
    のバージョンを比較し、より新しいバージョンのマイク
    ロコードデータを有するプロセッサに割り当てたID
    を、前記比較結果格納行程に格納するものであり、 前記マイクロコードデータ格納行程は、前記バージョン
    比較行程により、前記コンピュータシステムに装着され
    ているすべてのプロセッサについて、前記マイクロコー
    ドデータのバージョンを比較し終えた後、前記比較結果
    格納行程により格納されているIDを有するプロセッサ
    から、前記マイクロコードデータを取得し、前記コンピ
    ュータシステムに装着されているすべてのプロセッサに
    格納するものであることを特徴とする請求項17記載の
    プロセッサマイクロコードアップデート方法。
  19. 【請求項19】 前記バージョン検索行程を、所定の場
    合に行うバージョン検索制御行程をさらに有することを
    特徴とする請求項17または18記載のプロセッサマイ
    クロコードアップデート方法。
  20. 【請求項20】 前記所定の場合は、前記コンピュータ
    システムが起動した場合であることを特徴とする請求項
    19記載のプロセッサマイクロコードアップデート方
    法。
  21. 【請求項21】 前記コンピュータシステムに装着され
    ているプロセッサの数を検索する第1のプロセッサ数検
    索行程と、 該第1のプロセッサ数検索行程により検索された前記コ
    ンピュータシステムに装着されているプロセッサの数を
    格納するプロセッサ数格納行程とをさらに有し、 前記所定の場合は、前記第1のプロセッサ数検索行程に
    より検索されたプロセッサ数と、前記プロセッサ数格納
    行程に格納されている、前回第1のプロセッサ数検索行
    程により検索されたプロセッサ数が異なる場合であるこ
    とを特徴とする請求項19記載のプロセッサマイクロコ
    ードアップデート方法。
  22. 【請求項22】 前記第1のプロセッサ数検索行程は、
    前記コンピュータシステムが起動する際、行われるもの
    であることを特徴とする請求項21記載のプロセッサマ
    イクロコードアップデート方法。
  23. 【請求項23】 前記ID割当行程により、前記コンピ
    ュータシステムに装着されたプロセッサに割り当てられ
    たIDを、該プロセッサが装着されたスロットごとに記
    憶する第1の割当ID格納行程と、 前記スロットごとに、該第1の割当ID格納行程により
    格納されたIDと、前記スロットに装着されたプロセッ
    サの前記ID格納行程により格納されたIDとを比較す
    る第1のID比較行程とをさらに有し、 前記ID格納行程は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当行程により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第1のID比較行程により、前
    記コンピュータシステム中のスロットに、前記第1の割
    当ID格納行程に格納されたIDと、前記スロットに装
    着されたプロセッサの前記ID格納行程に格納されたI
    Dとが異なる場合、および前記第1の割当ID格納行程
    に格納されていないスロットにプロセッサが装着された
    場合であることを特徴とする請求項19記載のプロセッ
    サマイクロコードアップデート方法。
  24. 【請求項24】 前記第1のID比較行程は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項23記載のプロセッサマイクロコ
    ードアップデート方法。
  25. 【請求項25】 前記ID割当行程により、前記コンピ
    ュータシステムに装着されたプロセッサに割り当てたI
    Dを格納する第2の割当ID格納行程と、 該第2の割当ID格納行程により格納されたIDと、前
    記コンピュータシステムに装着されたプロセッサの前記
    ID格納行程により格納されたIDとを比較する第2の
    ID比較行程とをさらに有し、 前記ID格納行程は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当行程により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第2のID比較行程により、前
    記第2の割当ID格納行程に格納されたIDが、前記コ
    ンピュータシステムに装着されているプロセッサのID
    格納行程により格納されたIDと一致しない場合、およ
    び前記ID割当行程によりIDが割り当てられていない
    プロセッサを、前記コンピュータシステム中に検索され
    た場合であることを特徴とする請求項19記載のプロセ
    ッサマイクロコードアップデート方法。
  26. 【請求項26】 前記第2のID比較行程は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項25記載のプロセッサマイクロコ
    ードアップデート方法。
  27. 【請求項27】 前記コンピュータシステムに装着され
    ているプロセッサの数を検索する第2のプロセッサ数検
    索行程と、 該第2のプロセッサ数検索行程により検索された前記コ
    ンピュータシステムに装着されているプロセッサの数を
    外部記憶装置に記憶するプロセッサ数記憶行程とをさら
    に有し、 前記所定の場合は、前記第2のプロセッサ数検索行程に
    より検索されたプロセッサ数と、前記プロセッサ数記憶
    行程により前記外部記憶装置に記憶された、前回第2の
    プロセッサ数検索行程により検索されたプロセッサ数が
    異なる場合であることを特徴とする請求項19記載のプ
    ロセッサマイクロコードアップデート方法。
  28. 【請求項28】 前記第2のプロセッサ数検索行程は、
    前記コンピュータシステムが起動する際、行われるもの
    であることを特徴とする請求項27記載のプロセッサマ
    イクロコードアップデート方法。
  29. 【請求項29】 前記ID割当行程により、前記コンピ
    ュータシステムに装着されたプロセッサに割り当てられ
    たIDを、該プロセッサが装着されたスロットごとに、
    前記外部記憶装置へ記憶する第1の割当ID記憶行程
    と、 前記スロットごとに、該第1の割当ID記憶行程によ
    り、前記外部記憶装置に記憶されたIDと、前記スロッ
    トに装着されたプロセッサの前記ID格納行程により格
    納されたIDとを比較する第3のID比較行程とをさら
    に有し、 前記ID格納行程は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当行程により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第3のID比較行程により、前
    記コンピュータシステム中のスロットに、前記第1の割
    当ID記憶行程により前記外部記憶装置に記憶されたI
    Dと、前記スロットに装着されたプロセッサの前記ID
    格納行程に格納されたIDとが異なる場合、および前記
    第1の割当ID記憶行程により前記外部記憶装置に記憶
    されていないスロットにプロセッサが装着された場合で
    あることを特徴とする請求項19記載のプロセッサマイ
    クロコードアップデート方法。
  30. 【請求項30】 前記第3のID比較行程は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項29記載のプロセッサマイクロコ
    ードアップデート方法。
  31. 【請求項31】 前記ID割当行程により、前記コンピ
    ュータシステムに装着されたプロセッサに割り当てたI
    Dを、前記外部記憶装置へ記憶する第2の割当ID記憶
    行程と、 該第2の割当ID記憶行程により前記外部記憶装置に記
    憶されたIDと、前記コンピュータシステムに装着され
    たプロセッサの前記ID格納行程により格納されたID
    とを比較する第4のID比較行程とをさらに有し、 前記ID格納行程は、前記コンピュータシステムの電源
    が切られた後も、前記ID割当行程により割り当てられ
    たIDを格納するものであり、 前記所定の場合は、前記第4のID比較行程により、前
    記第2の割当ID記憶行程により前記外部記憶装置に記
    憶されたIDが、前記コンピュータシステムに装着され
    ているプロセッサのID格納行程により格納されたID
    と一致しない場合、および前記ID割当行程によりID
    を割り当てられていないプロセッサが、前記コンピュー
    タシステム中に検索された場合であることを特徴とする
    請求項19記載のプロセッサマイクロコードアップデー
    ト方法。
  32. 【請求項32】 前記第4のID比較行程は、前記コン
    ピュータシステムが起動する際、行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項31記載のプロセッサマイクロコ
    ードアップデート方法。
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