JP2001201140A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001201140A
JP2001201140A JP2000007414A JP2000007414A JP2001201140A JP 2001201140 A JP2001201140 A JP 2001201140A JP 2000007414 A JP2000007414 A JP 2000007414A JP 2000007414 A JP2000007414 A JP 2000007414A JP 2001201140 A JP2001201140 A JP 2001201140A
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JP
Japan
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capacitor
inductor
frequency
air conditioner
switching noise
Prior art date
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JP2000007414A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Takahito Uejima
敬人 上島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ装置を搭載した空気調和機におい
て、ノイズフィルタの大きさ、コストを上げることな
く、インバータ装置から発生するスイッチングノイズの
AMラジオ放送への重畳を防止する。 【解決手段】 室外機にインバータ装置9、ノイズフィ
ルタ5を有した空気調和気において、前記ノイズフィル
タ5とは別に、室外機の各電源ラインとアース間にイン
ダクタ6とコンデンサ8の直列回路を設け、その定数を
直列共振周波数がAMラジオ放送の周波数と一致するよ
うに設定、または、その直列共振周波数がAMラジオ受
信機の中間周波数と一致するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外機にインバー
タ装置、ノイズフィルタを有した空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】室外にインバータ装置を搭載した空気調
和機においてはインバータ装置のスイッチングノイズが
交流電源に流出するのを防止するためノイズフィルタを
挿入している。
【0003】図6に従来例の電気回路図を示す。交流電
源1は室内機2へ供給されており室外機3へは内外接続
線4によって供給されている。室外機3は圧縮機8を駆
動するインバータ装置9、コモンモードチョークコイル
19、コモンモード用バイパスコンデンサ20、ノーマ
ルモード用バイパスコンデンサ21から成るノイズフィ
ルタ5より構成されており、ノイズフィルタ5は前記イ
ンバータ装置9から発生するスイッチングノイズが内外
接続線4を経由し交流電源1へ流出するのを防止するた
め室外機3の初段に挿入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、インバータ装置9から発生するスイッチ
ングノイズの流出はノイズフィルタ5により防止されて
いるが、機器から発生するノイズを電気用品取締法で規
制された規制値以下としても、AMラジオ放送の電波状
態の悪い地域、例えば山間部等においては前記インバー
タ装置9から発生するスイッチングノイズが交流電源へ
流出、交流電源を共用しているAMラジオ受信機に影響
を与えAMラジオ放送にスイッチングノイズが重畳する
場合があった。AMラジオ受信機への影響を低減するに
は、AMラジオ放送周波数帯である0.525〜1.7
MHzの低周波数域スイッチングノイズの流出を低減す
れば良いが、そのためにはコモンモードチョークコイル
19のインダクタンスを大きくする必要があり、空気調
和機のように消費電力が1kW以上あるものの場合、コ
モンモードチョークコイル19の外形が大型化し、コス
トも高くなるという課題を有していた。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、ノイズフィルタの大きさ、コストを上げる
ことなくインバータ装置から発生するスイッチングノイ
ズのAMラジオ放送への重畳を防止する空気調和機を提
供することを目的とする。また、AMラジオ放送の電波
状態の悪い地域での個別対応を容易に行える空気調和機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、室外機にインバータ装置、ノイズフィルタ
を有し、前記ノイズフィルタとは別に、室外機の各電源
ラインとアース間にインダクタとコンデンサの直列回路
を設けた構成としたものである。
【0007】この構成により、インバータ装置から発生
するスイッチングノイズのうち、インダクタとコンデン
サの直列共振周波数におけるスイッチングノイズ成分の
流出をノイズフィルタの大きさ、コストを上げることな
く低減できる。
【0008】また、インダクタとコンデンサの定数を、
その直列共振周波数がAMラジオ放送の周波数と一致す
るように設定したものであるこの構成により、特定放送
周波数に合致したスイッチングノイズ成分の流出が低減
され、そのAMラジオ放送にスイッチングノイズが重畳
することを防止できる。
【0009】また、インダクタとコンデンサの定数を、
その直列共振周波数がAMラジオ受信機の中間周波数と
一致するように設定したものである。
【0010】この構成により、AMラジオ受信機の中間
周波数におけるインバータ装置からのスイッチングノイ
ズ成分の流出が低減され、中間周波数にスイッチングノ
イズが重畳、音声信号とともにスイッチングノイズが増
幅されAMラジオ放送帯全域にノイズが乗ることを防止
できる。
【0011】また、インダクタとコンデンサを、室外機
に設置されているP板上に設けたソケットを介して取付
ける構造としたものである。
【0012】この構成により、製品出荷時はインダクタ
とコンデンサを装着せず、市場の電波状態の悪い地域で
の個別対応が可能な仕様とすることができ、市場での個
別対応に際しても、その設定を自由かつ容易に行うこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における電気回路を示した図である。なお、図6の
従来例と同一構成要素には同一符号を付してある。図1
において、交流電源1は室内機2へ供給されており室外
機3へは内外接続線4によって供給されている。5はノ
イズフィルタ、6はインダクタ、7はコンデンサ、8は
圧縮機、9はインバータ装置で、それぞれ室外機3に備
えられている。インダクタ6とコンデンサ7は直列に接
続され電源ラインとアース間に挿入されている。
【0015】次に、本実施の形態1における動作を説明
する。圧縮機8を駆動するインバータ装置9は駆動時、
スイッチング素子(図示せず)が数kHzでスイッチン
グされるためスイッチングノイズを発生する。ノイズフ
ィルタ5はそのスイッチングノイズが内外接続線4、室
内機2を経由し、交流電源1への流出を防止するために
設けられている。
【0016】通常、ノイズフィルタ5は発生ノイズの評
価法である雑音端子電圧のレベルが、電気用品取締法で
規制された規制値以下になるように構成されており、A
Mラジオ放送周波数帯である0.525〜1.7MHz
においては規制値54dBμV以下になるよう設計され
る。雑音端子電圧の測定例を図2に点線でに示す。
【0017】電源ラインとアース間に挿入されたインダ
クタ6、コンデンサ7は直列共振回路として働き、イン
ピーダンス特性は図3のようになる。インダクタ6のイ
ンダクタンスをL、コンデンサ7の容量をCとすると、
その直列共振周波数f0はf0=1/(2Π√(L
C)) となる。
【0018】図2の点線において雑音端子電圧が相対的
に高い周波数f1付近にAMラジオ放送の放送周波数が
一致している場合、AMラジオ放送の電波状態によって
はAMラジオ放送にスイッチングノイズが重畳する可能
性がある。ここで、AMラジオ受信機の動作について図
4により簡単に説明する。AMラジオ放送局から送信さ
れてきた電波は同調回路10により選択、AMラジオ内
の局部発振回路11で発振された高周波と、同調回路よ
り出力される高周波とを混合回路12で混合、中間周波
数に変調し、中間周波数を中間周波数増幅回路13で増
幅、検波回路14により音声信号を取り出し、低周波増
幅回路15で増幅しスピーカ16で再生する。
【0019】AMラジオ放送の放送周波数でのスイッチ
ングノイズ成分が大きい場合、AMラジオ受信機の交流
電源1を経由して同調回路10で選択された信号に同一
周波数のスイッチングノイズ成分が重畳、音声信号と共
にスイッチングノイズがスピーカ16で再生される。そ
こで、図3の直列共振周波数f0を f0=f1 とす
る事により雑音端子電圧は図2の実線のようになり、A
Mラジオ放送周波数f1におけるスイッチングノイズ成
分が低減され、交流電源1を介してのAMラジオ受信機
の同調回路10へのスイッチングノイズ重畳を低減でき
る。
【0020】次に、AMラジオ受信機の中間周波数であ
る455kHzのスイッチングノイズ成分の影響につい
て説明する。455kHzでの発生ノイズは雑音端子電
圧レベルとして電気用品取締法で規制されていないが、
そのスイッチングノイズレベルが高い場合、AMラジオ
放送信号とともにスイッチングノイズ成分が中間周波数
増幅回路13で増幅され、音声信号と共にスイッチング
ノイズがスピーカ16で再生される。そこで、図3の直
列共振周波数f0を f0=中間周波数 とする事によ
り、AMラジオ受信機の中間周波数におけるスイッチン
グノイズ成分が低減され、交流電源1を介してのAMラ
ジオ受信機の中間周波数増幅回路13へのスイッチング
ノイズ重畳を低減できる(実施の形態2)図5は本発明
の実施の形態2における構造を示した図である。17は
ソケットで室外機P板18に装着されている。ソケット
17は部品のリード線を挿入することにより室外機P板
18のパターンと電気的に接続される。図1のaで示し
た部分にソケット17を用いることによりインダクタ6
とコンデンサ7が脱着可能となる。インダクタ6とコン
デンサ7の定数を適当に選択することにより、各種のA
Mラジオ放送周波数、および中間周波数に直列共振周波
数を設定することができ、また、市場での個別対応に際
しても、その設定を自由かつ容易に行うことができる。
【0021】
【発明の効果】上記実施の形態から明らかなように、請
求項1に記載の発明によれば、室外機の各電源ラインと
アース間にインダクタとコンデンサの直列回路を設けた
構成とするため、インバータ装置から発生するスイッチ
ングノイズのうち、インダクタとコンデンサの直列共振
周波数におけるスイッチングノイズ成分の流出を、ノイ
ズフィルタの大きさ、コストを上げることなく低減でき
る。
【0022】請求項2の発明によれば、インダクタとコ
ンデンサの定数を、その直列共振周波数がAMラジオ放
送の周波数と一致するように設定することにより、特定
放送周波数に合致したスイッチングノイズ成分の流出が
低減され、そのAMラジオ放送にスイッチングノイズが
重畳することを防止できる。
【0023】請求項3の発明によれば、インダクタとコ
ンデンサの定数を、その直列共振周波数がAMラジオの
中間周波数と一致するように設定することにより、AM
ラジオの中間周波数におけるインバータ装置からのスイ
ッチングノイズ成分の流出が低減され、中間周波数にス
イッチングノイズが重畳、AMラジオ放送信号とともに
スイッチングノイズが増幅されAMラジオ放送帯全域に
ノイズが乗ることを防止できる。
【0024】請求項4の発明によれば、インダクタとコ
ンデンサを、室外機に設置されているP板上に設けたソ
ケットを介して取付ける構造とすることにより、製品出
荷時はインダクタとコンデンサを装着せず、市場の電波
状態の悪い地域での個別対応が可能な仕様とすることが
でき、市場での個別対応に際しても、その設定を自由か
つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】雑音端子電圧の測定例を示す図
【図3】LC直列共振回路のインピーダンス特性図
【図4】AMラジオ受信機の動作説明図
【図5】本発明の第2の実施例を示す構造図
【図6】従来例の電気回路図
【符号の説明】
1 交流電源 2 室内機 3 外機 4 内外接続線 5 ノイズフィルタ 6 インダクタ 7 コンデンサ 8 圧縮機 9 インバータ装置 10 同調回路 11 局部発振回路 12 混合回路 13 中間周波数増幅回路 14 検波回路 15 低周波増幅回路 16 スピーカ 17 ソケット 18 室外機P板 19 コモンモードチョークコイル 20 コモンモード用バイパスコンデンサ 21 ノーマルモード用バイパスコンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機にインバータ装置、ノイズフィル
    タを有し、前記ノイズフィルタとは別に、室外機の各電
    源ラインとアース間にインダクタとコンデンサの直列回
    路を設けた空気調和機。
  2. 【請求項2】 インダクタとコンデンサの定数を、その
    直列共振周波数がAMラジオ放送の周波数と一致するよ
    うに設定した請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 インダクタとコンデンサの定数を、その
    直列共振周波数がAMラジオ受信機の中間周波数と一致
    するように設定した請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 インダクタとコンデンサを、室外機に設
    置されているP板上に設けたソケットを介して取付ける
    構造とした請求項1記載の空気調和機。
JP2000007414A 2000-01-17 2000-01-17 空気調和機 Pending JP2001201140A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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