JP2001200803A - 産業機械の油圧回路 - Google Patents
産業機械の油圧回路Info
- Publication number
- JP2001200803A JP2001200803A JP2000009432A JP2000009432A JP2001200803A JP 2001200803 A JP2001200803 A JP 2001200803A JP 2000009432 A JP2000009432 A JP 2000009432A JP 2000009432 A JP2000009432 A JP 2000009432A JP 2001200803 A JP2001200803 A JP 2001200803A
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- Japan
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- flow rate
- pump
- hydraulic circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 標準状態では標準流量の圧油を供給するとと
もに、必要に応じて標準状態より大流量の圧油を確保す
る。 【解決手段】 油圧作動のアタッチメント９を備えた作
業車両の油圧回路に、標準流量の圧油を供給する標準ポ
ンプ２と、標準流量と所要の最大流量との差流量の圧油
を供給可能な増流ポンプ１と、必要時に増流ポンプ１の
吐出管路２２を標準ポンプ２の吐出管路２０に連通させ
る合流用切換弁３とを設ける。
もに、必要に応じて標準状態より大流量の圧油を確保す
る。 【解決手段】 油圧作動のアタッチメント９を備えた作
業車両の油圧回路に、標準流量の圧油を供給する標準ポ
ンプ２と、標準流量と所要の最大流量との差流量の圧油
を供給可能な増流ポンプ１と、必要時に増流ポンプ１の
吐出管路２２を標準ポンプ２の吐出管路２０に連通させ
る合流用切換弁３とを設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧作動の作業装
置を備えた産業機械において、必要に応じて標準状態よ
り大流量の圧油を確保することのできる産業機械の油圧
回路に関するものである。
置を備えた産業機械において、必要に応じて標準状態よ
り大流量の圧油を確保することのできる産業機械の油圧
回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】油圧作動の作業装置を備えた産業機械に
は、例えば、作業装置として種々のアタッチメントを交
換して使用する作業車両等のように、作業装置の使用条
件が変わることにより、標準状態における流量より大流
量の圧油が必要となるものがある。
は、例えば、作業装置として種々のアタッチメントを交
換して使用する作業車両等のように、作業装置の使用条
件が変わることにより、標準状態における流量より大流
量の圧油が必要となるものがある。
【０００３】このような産業機械では、従来、必要な大
流量に対応するため、標準状態において最適な容量のも
のよりも１階級から２階級容量の大きい油圧ポンプを搭
載していた。しかし、このような容量の大きい油圧ポン
プを搭載すると、大流量の圧油が油圧ポンプから常時供
給されることになるので、標準の作業装置を使用すると
きに、作業装置の作業速度が速くなりすぎて事故を発生
するおそれがある。
流量に対応するため、標準状態において最適な容量のも
のよりも１階級から２階級容量の大きい油圧ポンプを搭
載していた。しかし、このような容量の大きい油圧ポン
プを搭載すると、大流量の圧油が油圧ポンプから常時供
給されることになるので、標準の作業装置を使用すると
きに、作業装置の作業速度が速くなりすぎて事故を発生
するおそれがある。
【０００４】そこで、油圧回路内に絞りを設けたものも
あるが、絞りによって機械本来の性能を発揮できなくな
ることがあり、エネルギー効率も悪くなる。
あるが、絞りによって機械本来の性能を発揮できなくな
ることがあり、エネルギー効率も悪くなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、油圧作動の
作業装置を備えた産業機械における上記問題を解決する
ものであって、標準状態では標準流量の圧油を供給する
とともに、必要に応じて標準状態より大流量の圧油を確
保することのできる産業機械の油圧回路を提供すること
を目的とする。
作業装置を備えた産業機械における上記問題を解決する
ものであって、標準状態では標準流量の圧油を供給する
とともに、必要に応じて標準状態より大流量の圧油を確
保することのできる産業機械の油圧回路を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、油圧作動の作業装置を備えた産業機械の油
圧回路に、標準流量の圧油を供給する標準ポンプと、標
準流量と所要の大流量との差流量の圧油を供給可能な増
流ポンプと、必要時に増流ポンプの吐出管路を標準ポン
プの吐出管路に連通させる合流用切換弁とを設けてい
る。
決するため、油圧作動の作業装置を備えた産業機械の油
圧回路に、標準流量の圧油を供給する標準ポンプと、標
準流量と所要の大流量との差流量の圧油を供給可能な増
流ポンプと、必要時に増流ポンプの吐出管路を標準ポン
プの吐出管路に連通させる合流用切換弁とを設けてい
る。
【０００７】この産業機械の油圧回路は、標準状態では
作業装置に標準ポンプから標準流量の圧油を供給するの
で、産業機械は性能を損なわれず、適切な作動を行うこ
とができる。作業装置の使用条件が変わって、標準流量
より大流量の圧油が必要になった場合には、合流用切換
弁を切換えて増流ポンプの吐出管路を標準ポンプの吐出
管路に連通させることにより、作業装置に標準状態より
大流量の圧油を供給することができる。
作業装置に標準ポンプから標準流量の圧油を供給するの
で、産業機械は性能を損なわれず、適切な作動を行うこ
とができる。作業装置の使用条件が変わって、標準流量
より大流量の圧油が必要になった場合には、合流用切換
弁を切換えて増流ポンプの吐出管路を標準ポンプの吐出
管路に連通させることにより、作業装置に標準状態より
大流量の圧油を供給することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の産業機械の油圧回
路の実施の一形態である作業車両の油圧回路図である。
この作業車両は、エンジンＰＴＯ１３で駆動される標準
ポンプ２と増流ポンプ１とを備えている。標準ポンプ２
の吐出管路２０は、パワーステアリング１５を介して制
御弁４のポンプポートＰに接続されており、制御弁４の
タンクポートＴは、リターンフィルタ１１を介して戻り
管路２１でオイルタンク１２に接続されている。制御弁
４のシリンダポートＡl 、Ｂl はシリンダ６の油室に接
続され、制御弁４のシリンダポートＡ2 、Ｂ2 はシリン
ダ５の油室に接続されている。
路の実施の一形態である作業車両の油圧回路図である。
この作業車両は、エンジンＰＴＯ１３で駆動される標準
ポンプ２と増流ポンプ１とを備えている。標準ポンプ２
の吐出管路２０は、パワーステアリング１５を介して制
御弁４のポンプポートＰに接続されており、制御弁４の
タンクポートＴは、リターンフィルタ１１を介して戻り
管路２１でオイルタンク１２に接続されている。制御弁
４のシリンダポートＡl 、Ｂl はシリンダ６の油室に接
続され、制御弁４のシリンダポートＡ2 、Ｂ2 はシリン
ダ５の油室に接続されている。
【０００９】増流ポンプ１の吐出管路２２は、常時は合
流用切換弁３を介して制御弁４からオイルタンク１２へ
の戻り管路２１に接続されており、必要時には合流用切
換弁３を切換えることにより標準ポンプ２の吐出管路２
０に連通されるにうになっている。この作業車両は、作
業装置として交換可能なアタッチメント９を使用するも
のであり、アタッチメント９の作動管路２３はアタッチ
メント操作弁１０を介して制御弁４のＰＴＯ取出口７に
接続されるようになっている。アタッチメント９の戻り
管路２４はリターンフィルタ１１を介してオイルタンク
１２に接続されている。
流用切換弁３を介して制御弁４からオイルタンク１２へ
の戻り管路２１に接続されており、必要時には合流用切
換弁３を切換えることにより標準ポンプ２の吐出管路２
０に連通されるにうになっている。この作業車両は、作
業装置として交換可能なアタッチメント９を使用するも
のであり、アタッチメント９の作動管路２３はアタッチ
メント操作弁１０を介して制御弁４のＰＴＯ取出口７に
接続されるようになっている。アタッチメント９の戻り
管路２４はリターンフィルタ１１を介してオイルタンク
１２に接続されている。
【００１０】アタッチメント操作弁１０は２位置の電磁
切換弁であって、常時はＰＴＯ取出口７をオイルタンク
１２に連通させており、オペレータがそのソレノイドに
操作信号を送ることによって、アタッチメント操作弁１
０を切換えアタッチメント９を作動させるようになって
いる。アタッチメント９の作動管路２３と戻り管路２４
の途中には、それぞれクイックカプラ８、１４が設けら
れ、種々のアタッチメントを容易に交換して作業装置と
して使用できるようになっている。
切換弁であって、常時はＰＴＯ取出口７をオイルタンク
１２に連通させており、オペレータがそのソレノイドに
操作信号を送ることによって、アタッチメント操作弁１
０を切換えアタッチメント９を作動させるようになって
いる。アタッチメント９の作動管路２３と戻り管路２４
の途中には、それぞれクイックカプラ８、１４が設けら
れ、種々のアタッチメントを容易に交換して作業装置と
して使用できるようになっている。
【００１１】アタッチメント９が標準仕様のものである
場合、合流用切換弁３は図示の状態にあり、増流ポンプ
１の吐出する圧油はリターンフィルタ１１を通ってオイ
ルタンク１２に戻る。このような標準状態では、標準ポ
ンプ２から吐出される標準流量の圧油がシリンダ５、シ
リンダ６、及びアタッチメント９に供給されるので、流
量が過大となって機械本来の性能を損なうことはない。
場合、合流用切換弁３は図示の状態にあり、増流ポンプ
１の吐出する圧油はリターンフィルタ１１を通ってオイ
ルタンク１２に戻る。このような標準状態では、標準ポ
ンプ２から吐出される標準流量の圧油がシリンダ５、シ
リンダ６、及びアタッチメント９に供給されるので、流
量が過大となって機械本来の性能を損なうことはない。
【００１２】アタッチメント９に代えて、標準状態にお
ける流量より大流量の圧油が必要な他のアタッチメント
が取付けられた場合には、合流用切換弁３を切換えるこ
とにより、増流ポンプ１の吐出管路２２が標準ポンプ２
の吐出管路２０に連通するので、標準ポンプ２から吐出
される圧油と、増流ポンプ１から吐出される圧油とが合
流して、大流量の圧油がシリンダ５、シリンダ６、及び
アタッチメントに供給される。
ける流量より大流量の圧油が必要な他のアタッチメント
が取付けられた場合には、合流用切換弁３を切換えるこ
とにより、増流ポンプ１の吐出管路２２が標準ポンプ２
の吐出管路２０に連通するので、標準ポンプ２から吐出
される圧油と、増流ポンプ１から吐出される圧油とが合
流して、大流量の圧油がシリンダ５、シリンダ６、及び
アタッチメントに供給される。
【００１３】従って、大流量のアタッチメントを使用す
る場合にも必要流量が確保されるので、従来流量不足で
使用できなかったアタッチメントが使用可能となり、作
業車両の作業範囲が拡大される。
る場合にも必要流量が確保されるので、従来流量不足で
使用できなかったアタッチメントが使用可能となり、作
業車両の作業範囲が拡大される。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の産業機械
の油圧回路は、標準状態では標準流量の圧油を供給する
ことにより機械本来の性能を発揮することができ、必要
に応じて標準状態より大流量の圧油を確保することがで
きる。
の油圧回路は、標準状態では標準流量の圧油を供給する
ことにより機械本来の性能を発揮することができ、必要
に応じて標準状態より大流量の圧油を確保することがで
きる。
【図１】本発明の産業機械の油圧回路の実施の一形態で
ある作業車両の油圧回路図である。
ある作業車両の油圧回路図である。
１ 増流ポンプ ２ 標準ポンプ ３ 合流用切換弁 ４ 制御弁 ５ シリンダ ６ シリンダ ７ ＰＴＯ取出口 ８ クイックカプラ ９ アタッチメント １０ アタッチメント操作弁 １１ リターンフィルタ １２ オイルタンク １３ エンジンＰＴＯ １４ クイックカプラ １５ パワーステアリング ２０ 吐出管路 ２１ 戻り管路 ２２ 吐出管路 ２３ 作動管路 ２４ 戻り管路
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧作動の作業装置を備えた産業機械に
おいて、標準流量の圧油を供給する標準ポンプと、標準
流量と所要の大流量との差流量の圧油を供給可能な増流
ポンプと、必要時に増流ポンプの吐出管路を標準ポンプ
の吐出管路に連通させる合流用切換弁とを設けたことを
特徴とする産業機械の油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000009432A JP2001200803A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 産業機械の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000009432A JP2001200803A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 産業機械の油圧回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001200803A true JP2001200803A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18537582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000009432A Pending JP2001200803A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 産業機械の油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001200803A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100598557B1 (ko) * | 2001-11-09 | 2006-07-07 | 가부시키카이샤 나브코 | 유압회로 |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000009432A patent/JP2001200803A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100598557B1 (ko) * | 2001-11-09 | 2006-07-07 | 가부시키카이샤 나브코 | 유압회로 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051005 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20051005 |