JP2001200219A - 樹脂用光触媒コートフィルム - Google Patents

樹脂用光触媒コートフィルム

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JP2001200219A
JP2001200219A JP2000006943A JP2000006943A JP2001200219A JP 2001200219 A JP2001200219 A JP 2001200219A JP 2000006943 A JP2000006943 A JP 2000006943A JP 2000006943 A JP2000006943 A JP 2000006943A JP 2001200219 A JP2001200219 A JP 2001200219A
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film
photocatalyst
resin
polymer layer
coated film
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JP2000006943A
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Yasushi Niimi
泰志 新美
Hiroaki Nagai
宏明 永井
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂素材から発生するカ゛スによる外観不良が
なく、光触媒コートフィルムの貼り替えによる親水機能のメンテナン
スが可能であり、親水性が保持され高い防汚性、セルフクリーニ
ンク゛性、視界確保性を提供すること。 【解決手段】 樹脂専用永久粘着剤加工を施した高耐久
フィルムと、再剥離粘着剤加工を施した光触媒コートフィルムとか
らなる2層フィルム構造を有する樹脂用光触媒コートフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムからなる基材の
最表面に透明な光触媒膜を有し、樹脂製品表面に貼付可
能で機能部の貼り替えが可能な光触媒コ-トフィルムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムからなる基材の最表面に透明な光触
媒膜を有する光触媒コ-トフィルムとして、特開平11-91030、特
開平11-309813が提案されているが、いずれも、光触媒
機能を付加したフィルムの裏面に粘着加工を施した1層フィルム
構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、樹脂
素材表面に貼付した場合、初期の粘着力は低いが、長期
間放置すると粘着力が著しく増大し、光触媒機能が低下
した場合の貼り替えができなくなる欠点や、初期の粘着
力が低いため樹脂素材によっては、カ゛スが発生した場合
樹脂素材表面とフィルムとの間に極小の気泡ができて不透明
な外観となる技術的課題がある。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、樹脂素材から発生するカ゛スによる外観不良
がなく、光触媒コートフィルムの貼り替えによる親水機能のメンテ
ナンスが可能であり、親水性が保持され高い防汚性、セルフクリ
ーニンク゛性、視界確保性を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第一の発明では、樹脂専用永久粘着剤加工を施した高
耐久フィルムと、再剥離粘着剤加工を施した光触媒コートフィルム
とからなる2層フィルム構造を有する樹脂用光触媒コートフィルム
を提供する。
【0006】上記発明によれば、樹脂素材表面に貼りつ
けでき、かつ、親水機能部が貼り替えによるメンテナンス可能
な樹脂用光触媒コートフィルムを得ることができる。
【0007】第二の発明では、前記高耐久フィルムは、内部
に紫外線吸収剤を配合し、紫外線吸収率が95%以上であ
り、厚みが25〜100μmであるホ゜リエチレンテレフタレートフィルム
の片面に樹脂専用永久粘着剤加工を施したフィルムであ
る第一の発明記載の樹脂用光触媒コートフィルムを提供する。
【0008】上記発明によれば、樹脂素材から発生する
ガスによる気泡等の外観不良を防止することができ、屋
外使用におけるフィルムの変色、強度劣化に対し、10
年以上の耐久性を得ることができる。
【0009】第三の発明では、前記光触媒コートフィルムは、
裏面に再剥離粘着剤加工を施した基材フィルムと、該基材フ
ィルムの表面に形成された透明な有機フ゜ライマー層と、該有
機フ゜ライマー層の表面に形成された透明な無機フ゜ライマー層と、
該無機フ゜ライマー層の表面に形成された光触媒層からなり、
前記有機フ゜ライマー層と前記無機フ゜ライマー層と前記光触媒層の
積層部の紫外線吸収率が50%以上のフィルムである第一の
発明又は第二の発明に記載の樹脂用光触媒コートフィルムを提
供する。
【0010】上記発明によれば、基材フィルムと光触媒層と
の接着が良好となり、かつ、光触媒層の酸化作用および
紫外線による基材フィルムの劣化を防止することができる。
【0011】第四の発明では、前記光触媒コートフィル
ムの表面は光触媒性半導体材料の光励起に応じて、水と
の接触角に換算して30°以下程度の水濡れ性を呈する
ことを特徴とする第一の発明乃至第三の発明いずれか記
載の樹脂用光触媒コートフィルムを提供する。
【0012】表面が水との接触角が30゜以下の高度の親
水性になると、無機物質に対する親和性よりも水に対す
る親和性の方が高くなり、表面に優先的に付着する水に
よって無機物質の付着が阻害されると共に、付着した或
いは付着しようとする無機物質が水によって容易に洗い
流すことができる。従って、建物などの表面に疎水性の
汚れ物質と親水性の汚れ物質のいずれもが付着しないよ
うにするため、或いは、表面に堆積した汚れが降雨によ
り洗い流されて表面がセルフクリーニングされるように
するには、表面の水との接触角が30゜以下、好ましくは
20゜以下、更に好ましくは10゜以下になるようにするこ
とが望ましい。
【0013】第五の発明では、前記無機フ゜ライマーがシリコーン
系材料を含むことを特徴とする第三の発明又は第四の発
明に記載の樹脂用光触媒コートフィルムを提供する。
【0014】シリコーン材料を形成するシロキサン結合は光触媒半
導体材料による酸化劣化を生じにくいため、基材フィルム、
有機フ゜ライマーと光触媒層の中間に配置することで両者の反
応を阻止することができる。
【0015】第六の発明は、前記シリコーン系材料がエホ゜キシ変
性シリコーンを含むことを特徴とする第五の発明記載の樹脂
用光触媒コートフィルムを提供する。
【0016】シリコーン系材料にエホ゜キシ変性シリコーンを含有する
ことにより、良好な外観の光触媒塗膜を得ることができ
る。
【0017】第七の発明は、前記エホ゜キシ変性シリコーン系材料
がγ―ク゛リシト゛キシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合物を含む
ことを特徴とする第六の発明記載の樹脂用光触媒コ-トフィル
ムを提供する。
【0018】この様にすることにより、無機フ゜ライマー層の
可撓性向上させることができる。
【0019】上記各発明の好ましい態様においては、前
記樹脂専用永久粘着剤により樹脂素材と前記高耐久フィルム
との粘着力が0.4KN/m以上である樹脂用光触媒コートフィルムを
提供することであり、粘着力が0.4KN/m 以上になると樹
脂素材から発生するカ゛スに起因する外観不良を防止する
ことができる。なお、粘着力の試験方法はJIS K 6854
に準拠する。
【0020】上記各発明の好ましい態様においては、前
記再剥離粘着剤により前記高耐久フィルムと前記光触媒コートフ
ィルムとの粘着力が0.1KN/m以上0.3KN/m以下である樹脂用
光触媒コートフィルムを提供することであり、粘着力が0.1KN/m
以上になると樹脂素材表面からの自然剥離を防止するこ
とができ、0.3KN/m以下であれば貼り替え時の再剥離が
可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の構成の一例を図1に示す。
【0022】樹脂用永久粘着加工した高耐久フィルムの表面
に、再剥離粘着剤で光触媒コートフィルムを接着している。な
お、光触媒コートフィルムは予め高耐久フィルムにラミネートすることも
できる。
【0023】光触媒コ-トフィルムは再剥離粘着加工したフィルム
の上側に紫外線吸収剤を含有した有機系フ゜ライマーを配設
し、当該有機フ゜ライマー上に透明な無機系フ゜ライマーを配設、さ
らに当該無機系フ゜ライマー上に透明な光触媒層を配設してい
る。
【0024】前記光触媒コートフィルムの基材フィルム素材として
は、ホ゜リエチレテレフタレート、アクリル、塩化ヒ゛ニル、ホ゜リカーホ゛ネート、ホ゜リ
ウレタン、ホ゜リフ゜ロヒ゜レン、ホ゜リエチレン等が挙げられる。
【0025】前記再剥離粘着剤は、高耐久フィルムから光触
媒コートフィルムを再剥離可能とするための粘着剤であり、素
材としてはウレタン系、アクリル系粘着剤等が挙げられる。光触
媒コートフィルムの貼り替えメンテナンスを可能にするには、粘着力
は0.3KN/m以下が望ましい。さらに、貼りつけた光触媒コ
ートフィルムの自然剥離を防止するには、粘着力は0.1KN/m以
上が望ましい。
【0026】前記永久粘着剤は、樹脂素材から排出され
るカ゛スによる樹脂素材表面と高耐久フィルムとの界面の気泡
発生を抑制する機能を持つ。素材としては、ウレタン系、アク
リル系粘着剤等が挙げられ、気泡発生を抑制し、高品位の
外観を得るためには、粘着剤による樹脂素材表面と高耐
久フィルムの粘着力は0.4KN/m以上であることが望ましい。
【0027】前記高耐久ホ゜リエチレンフィルムは貼り替え不要の
基材としてのフィルムであり、素材としてはホ゜リエチレテレフタレー
ト、アクリル、塩化ヒ゛ニル、ホ゜リカーホ゛ネート、ホ゜リウレタン、ホ゜リフ゜ロヒ゜レ
ン、ホ゜リエチレン等をもちいることができ、紫外線吸収剤の配
合により紫外線を吸収する機能を持つ。10年以上の耐
久性を付与するためには、紫外線吸収剤による吸収率は
95%以上が望ましく、さらに好ましくは99%以上であるこ
とが望ましい。
【0028】前記有機フ゜ライマー層は紫外線(波長310〜400n
m)を遮蔽する機能を持つ。基材フィルムを保護し耐候性を付
与するためには、有機フ゜ライマー層における紫外線吸収率は5
0%以上、さらに好ましくは95%以上であることが望まし
い。紫外線吸収率が50%以下の場合は太陽光による紫外線
で基材フィルムが劣化し、白濁などの外観変化や強度や伸び
率といった機械的強度の低下を生じる場合がある。前記
紫外線吸収能を可能とするために有機フ゜ライマー層厚みは1
μm以上、望ましくは4〜6μmであることが好ましい。
【0029】前記光触媒層において、光触媒半導体材料
として好ましいものは、アナターセ゛型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、
フ゛ルッカイト型酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化第二鉄、三酸化
二ヒ゛スマス、三酸化タンク゛ステン、及びチタン酸ストロンチウム等があげられ
る。
【0030】本発明における光触媒層には、耐候性・耐久
性を高めるため、さらにハ゛インタ゛ーを含むことが好ましく、
このハ゛インタ゛ーとしては無機系ハ゛インタ゛ーを主成分として含む
ことが好ましい。
【0031】前記無機系ハ゛インタ゛ーとして好ましいものと
してシ゛ルコニウム原子を含む無機系ハ゛インタ゛ー、珪素原子を含む
無機系ハ゛インタ゛ー、アルミニウム原子を含む無機系ハ゛インタ゛ー、チタン原
子を含む無機系ハ゛インタ゛ーを用いることができ、それぞれの
原子のアルコキシト゛やキレート化合物や酸化物、水酸化物、オキシ水酸
化物、オキシ硝酸塩、オキシ炭酸塩、ハロケ゛ン化物、オキシハロケ゛ン化物、硝
酸塩、硫酸塩などや、それらの加水分解縮重合物などを用
いることができる。
【0032】その中でも珪素原子を含む無機系ハ゛インタ゛ー
は特に、その蓄水作用によりフィルムの親水性向上に寄与す
る。
【0033】前記無機系ハ゛インタ゛ーとして好ましいものは
一般式 Rp SiX4-p (式中、 Rは、水素原子および有機基
からなる群より一種または二種以上選択されるものであ
り、 Xはアルコキシ基およびハロケ゛ン原子からなる群より一種又
は二種以上選択されるものであり、pは1または2である)
で表される加水分解性シラン誘導体をあげる事ができる。
【0034】また、前記無機系ハ゛インタ゛ーとして好ましい別
の化合物としては、上記の加水分解性シラン誘導体の部分加
水分解および脱水縮重合、または上記加水分解性シラン誘導
体の部分加水分解物と、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラフ゜ロホ
゜キシシラン、テトラフ゛トキシシラン、シ゛エトキシシ゛メトシシラン等の部分加水分解
物との脱水縮重合により調製したものを利用することが
できる。
【0035】上記の部分的に加水分解・脱水縮重合によ
りえられるシロキサンは下記の平均組成式で表されるもので
ある。 Rp SiXq O(4-p-q)/2 (式中、 Rは、水素原子および有機基
からなる群より一種または二種以上選択されるものであ
り、 Xはアルコキシ基またはハロケ゛ン原子からなる群より一種又
は二種以上選択されるものであり、 pは0<p<2を、qは0<q
<4をそれぞれ満足する数である)
【0036】また、本発明における別の好ましい前記無
機系ハ゛インタ゛ーとしては一般式SiX4 (式中、 Xはアルコキシ基ま
たはハロケ゛ン原子からなる群より一種又は二種以上選択さ
れるものである)で表される四官能加水分解性シラン誘導体
が挙げられる。
【0037】上記四官能加水分解性シラン誘導体の好まし
い具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラフ゜ロホ゜キシシ
ラン、テトラフ゛トキシシラン、シ゛エトキシシ゛メトキシシラン、テトラクロロシラン、テトラフ゛ロモシラ
ン、シラノール等があげられる。
【0038】本発明における光触媒層はシリカ粒子を含有
することもできる。シリカ微粒子の粒径としては1〜100nmが
好ましく、最も好ましくは8〜20nmである。シリカ微粒子を含
有することにより光触媒層の硬度が向上する。
【0039】光触媒層中の好ましい光触媒含有量は、5〜
99重量%、さらに好ましくは30〜90重量%であり、好ましい
下限未満であると光触媒活性が十分でない場合があり、
好ましい上限以上であると光触媒を含む表面層の強度が
十分でなかったり、光触媒の分解活性が強すぎて基材樹
脂の耐久性に悪影響を及ぼしたりする場合がある。
【0040】本発明における光触媒層の膜厚としては0.
01〜0.4μmが好ましい。光触媒層の膜厚が望ましい範囲
を下回ると光触媒活性が低下し充分な親水性能を発揮す
ることができず、望ましい範囲を超えると光触媒が含有
することによる膜の白濁で不透明になる。
【0041】本発明における光触媒層の親水性として
は、光触媒半導体材料の光励起に応じて光触媒層が水と
の接触角に換算して30°以下、望ましくは10°以下にな
ることが好ましい。水との接触角を30°以下にすること
によって有機物の付着汚れを降雨、水洗で洗い落とすこ
とが可能になる。また、10°以下にすることによって、表
面層付着水の凝結によって発生する曇りを防止すること
が可能である。
【0042】本発明における無機フ゜ライマーとしては光触媒
による酸化劣化や紫外線劣化を生じにくいシリコン系材料を
用いることが適当である。前記シリコーン系材料としてはアクリル
シリコーン樹脂、シリカ微粒子、シリケート樹脂を用いることができる。
【0043】アクリルシリコーン樹脂としてはシリコーン樹脂とアクリル樹
脂を複合化して共重合させたもの、ホ゜リメタクリレート樹脂とシリコ
ーン樹脂を複合化させたもの等である。シリコン含有量として
は5〜80%が望ましく、中でも10〜60%が特に望ましい。
【0044】シリケート樹脂としては一般式SiX4 (式中、 X
はアルコキシ基またはハロケ゛ン原子からなる群より一種又は二種
以上選択されるものである)で表される四官能加水分解
性シラン誘導体が挙げられる。
【0045】上記四官能加水分解性シラン誘導体の好まし
い具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラフ゜ロホ゜キシシ
ラン、テトラフ゛トキシシラン、シ゛エトキシシ゛メトキシシラン、テトラクロロシラン、テトラフ゛ロモシラ
ン、シラノール、シ゛メトキシシ゛エトキシシラン等があげられる。
【0046】シリコーン樹脂として好ましいものは、一般式 R
p SiX4-p (式中、 Rは、水素原子および有機基からなる群
より一種または二種以上選択されるものであり、 Xはアル
コキシ基およびハロケ゛ン原子からなる群より一種又は二種以上
選択されるものであり、pは1または2である)で表される
加水分解性シラン誘導体をあげる事ができる。上記加水分解
性シラン誘導体の好ましい具体例としては、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、メチルトリフ゜ロホ゜キシシラン、メチルトリフ゛トキシシラン、エチルトリメトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリフ゜ロホ゜キシシラン、エチルトリフ゛トキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリフ゜ロホ゜キシシラン、フェニルトリフ
゛トキシシラン、シ゛メチルシ゛メトキシシラン、シ゛メチルシ゛エトキシシラン、シ゛メチルシ゛フ゜ロホ゜
キシシラン、シ゛メチルシ゛フ゛トキシシラン、シ゛エチルシ゛メトキシシラン、シ゛エチルシ゛エトキシシラ
ン、シ゛エチルシ゛フ゜ロホ゜キシシラン、シ゛エチルシ゛フ゛トキシシラン、フェニルメチルシ゛メトキシシ
ラン、フェニルメチルシ゛エトキシシラン、フェニルメチルシ゛フ゜ロホ゜キシシラン、フェニルメチルシ゛フ
゛トキシシラン、n-フ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン、n-フ゜ロヒ゜ルトリエトキシシラン、n-フ゜ロヒ
゜ルトリフ゜ロホ゜キシシラン、n-フ゜ロヒ゜ルトリフ゛トキシシラン、γ-ク゛リシト゛キシフ゜ロヒ゜
ルトリメトキシシラン、γ-メタクリロキシフ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン、3-クロロフ゜ロヒ゜ルトリ
メトキシシラン、オクタテ゛シルトリエトキシシラン、ヒ゛ニルトリエトキシシラン、γ-アミノフ゜ロヒ゜
ルトリメトキシシラン、N-β(アミノエチル)γ-アミノフ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン、γ-メル
カフ゜トフ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン、β-(3,4エホ゜キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシ
ラン等が挙げられる。特に、γ―ク゛リシト゛キシアルキルトリアリコシキシランの
様なエホ゜キシ変性シリコーンは膜に可撓性を与えることができ
る。
【0047】シリコーン樹脂における別の好ましい形として
は、上記の加水分解性シラン誘導体の部分加水分解および脱
水縮重合、または上記加水分解性シラン誘導体の部分加水分
解物と、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラフ゜ロホ゜キシシラン、テトラフ゛トキ
シシラン、シ゛エトキシシ゛メトシシラン等の部分加水分解物との脱水縮重
合により調製したものを利用することができる。
【0048】上記の部分的に加水分解・脱水縮重合によ
りえられるシロキサンは下記の平均組成式で表されるもので
ある。Rp SiXq O(4-p-q)/2 (式中、 Rは、水素原子および
有機基からなる群より一種または二種以上選択されるも
のであり、 Xはアルコキシ基またはハロケ゛ン原子からなる群より
一種又は二種以上選択されるものであり、 pは0<p<2を、
qは0<q<4をそれぞれ満足する数である)。
【0049】またシリコーン樹脂の別の好ましい主成分とし
て、平均組成式 R1pSi(OR2)qO(4-p-q)/2(式中、R1は非置
換又は置換一価炭化水素基、R2は水素原子、炭素数1〜6の
非置換一価炭化水素基及び炭素数1〜6のアルコキシ置換一価
炭化水素基から選ばれ、p,qは、0≦p≦1.6、0<q≦3.3、0.1
≦p+q<4を満足する数である。)で表され、かつ重量平均分
子量900未満のシリコーン樹脂をあげることができる。
【0050】また上記シリコーン樹脂として好ましいものと
しては (a)一般式SiX4(Xは炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のア
ルケノキシ基及びフェノキシ基から選ばれる基を示す)で表される
加水分解性4官能シラン化合物0〜100重量部、 (b)一般式R3SiX3(R3は炭素数1〜18の非置換又は置換一
価炭化水素基、Xは上記と同様の意味を示す)で表される
加水分解性3官能シラン化合物100重量部、 (c)一般式R32SiX2(R3及びXは上記と同様の意味を示す)
で表される加水分解性2官能シラン化合物0〜120重量部の加
水分解縮重合物よりなり、かつ重量平均分子量が900未満
であるシリコーン樹脂をあげることができる。
【0051】本発明による無機フ゜ライマーはさらに、シリカ粒子
を含有することもできる。シリカ微粒子の粒径としては1〜1
00μmが好ましく、最も好ましくは8〜20μmである。シリカ微
粒子を含有することにより無機系フ゜ライマー層の硬度が向上
する。
【0052】本発明における無機フ゜ライマー層の厚みは0.1
〜3μmが望ましいである。無機フ゜ライマー層の厚みが好まし
い下限未満であると耐候性・耐久性が不十分である場合
があり、上限を超えるとコーティンク゛の外観にムラを生じ、光透
過性が損なわれる場合がある。
【0053】また本発明における光触媒半導体材料を含
有する表面層や無機フ゜ライマー層には、界面活性剤として、スル
ホン酸ホ゜リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルアンモニウム塩、スルホン酸ホ゜リオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテルナトリウム塩、脂肪酸ナトリウムセッケン、脂肪酸カリセッケン、
シ゛オクチルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキル
サルフェートソータ゛塩、アルキルエーテルサルフェートソータ゛塩、ホ゜リオキシエチレンアルキルエー
テルサルフェート、ホ゜リオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートソータ゛塩、アルキルサルフェート
TEA塩、ホ゜リオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートTEA塩、2-エチルヘキシルアルキル
硫酸エステルナトリウム塩、アシルメチルタウリン酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリン酸ナト
リウム、ト゛テ゛ルシルヘ゛ンセ゛ンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、ホ゜
リオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、ホ゜リカルホ゛ン酸、オレオイルサ゛ルコシン、
アミト゛エーテルサルフェート、ラウロイルサ゛ルコシネート、スルホFAエステルナトリウム塩等のア
ニオン性界面活性剤;ホ゜リオキシエチレンラウリルエーテル、ホ゜リオキシエチレントリテ゛シ
ルエーテル、ホ゜リオキシエチレンセチルエーテル、ホ゜リオキシエチレンステアリルエーテル、ホ゜リオキシ
エチレンオレイルエーテル、ホ゜リオキシエチレンアルキルエーテル、ホ゜リオキシエチレンアルキルエステ
ル、ホ゜リオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ホ゜リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ホ゜
リオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ホ゜リオキシエチレンラウラート、ホ゜リオキシエチレンステア
レート、ホ゜リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ホ゜リオキシエチレンオレエート、ソルヒ゛タンア
ルキルエステル、ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンアルキルエステル、ホ゜リエーテル変性シリコーン、
ホ゜リエステル変性シリコーン、ソルヒ゛タンラウラート、ソルヒ゛タンステアレート、ソルヒ゛タンハ゜
ルミテート、ソルヒ゛タンオレエート、ソルヒ゛タンセスキオレエート、ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンラ
ウラート、ホ゜リオキシエレチンソルヒ゛タンステアレート、ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンハ゜ルミテー
ト、ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンオレエート、ク゛リセロールステアレート、ホ゜リク゛リセリン脂
肪酸エステル、アルキルアルキロールアミト゛、ラウリン酸シ゛エタノールアミト゛、オレイン酸シ゛
エタノールアミト゛、オキシエチレント゛テ゛シルアミン、ホ゜リオキシエチレント゛テ゛シルアミン、ホ゜リ
オキシエチレンアルキルアミン、ホ゜リオキシエチレンオクタテ゛シルアミン、ホ゜リオキシエチレンアルキル
フ゜ロヒ゜レンシ゛アミン、ホ゜リオキシエチレンオキシフ゜ロヒ゜レンフ゛ロックホ゜リマー、ホ゜リオキシ
エチレンステアレート等のノニオン性界面活性剤;シ゛メチルアルキルヘ゛タイン、アルキル
ク゛リシン、アミト゛ヘ゛タイン、イミタ゛ソ゛リン等の両性界面活性剤、オクタテ゛シル
シ゛メチルヘ゛ンシ゛ルアンモニウムクロライト゛、アルキルシ゛メチルヘ゛ンシ゛ルアンモニウムクロライト
゛、テトラテ゛シルシ゛メチルヘ゛ンシ゛ルアンモニウムクロライト゛、シ゛オレイルシ゛メチルアンモニウム
クロライト゛、1-ヒト゛ロキシエチル-2-アルキルイミタ゛ソ゛リン4級塩、アルキルイソキノリニウ
ムフ゛ロマイト゛、高分子アミン、オクタテ゛シルトリメチルアンモニウムクロライト゛、アルキルトリ
メチルアンモニウムクロライト゛、ト゛テ゛シルトリメチルアンモニウムクロライト゛、ヘキサテ゛シルトリメ
チルアンモニウムクロライト゛、ヘ゛ヘニルトリメチルアンモニウムクロライト゛、アルキルイミタ゛ソ゛リン
4級塩、シ゛アルキルシ゛メチルアンモニウムクロライト゛、オクタテ゛シルアミン酢酸塩、テトラ
テ゛シルアミン酢酸塩、アルキルフ゜ロヒ゜レンシ゛アミン酢酸塩、シ゛テ゛シルシ゛メチルアン
モニウムクロライト゛等のカチオン性界面活性剤等が含まれていてもよ
い。
【0054】本発明における無機フ゜ライマー層、光触媒層を
形成するためのコーティンク゛組成物として望ましい態様とし
ては溶媒としてアルコ-ルを用いることができる。種類として
はメタノ-ル。エタノ-ル、n-フ゜ロハ゜ノ-ル、イソフ゜ロハ゜ノ-ル、t-フ゛タノ-ル、イソフ゛タ
ノ-ル、n-フ゛タノ-ル、2-メチルフ゜ロハ゜ノ-ル、ヘ゜ンタノ-ル、エチレンク゛リコ-ル、モノアセ
トンアルコ-ル、シ゛アセトンアルコ-ル、エチレンク゛リコ-ルモノメチルエ-テル、4-ヒト゛ロキシ-4
-メチル-2-ヘ゜ンタノン、シ゛フ゜ロヒ゜レンク゛リコ-ル、フ゜ロヒ゜レンク゛リコ-ル、トリフ゜ロヒ
゜レンク゛リコ-ル、1-エトキシ-2-フ゜ロハ゜ノ-ル、1-フ゛トキシ-2-フ゜ロハ゜ノ-ル、1-フ
゜ロホ゜キシ-2-フ゜ロハ゜ノ-ル、フ゜ロヒ゜レンク゛リコ-ルモノメチルエ-テル、シ゛フ゜ロヒ゜レン
ク゛リコ-ルモノメチルエ-テル、シ゛フ゜ロヒ゜レンク゛リコ-ルモノエチルエ-テル、トリフ゜ロヒ゜レン
ク゛リコ-ルモノメチルエ-テル等が好適に利用できる
【0055】本発明における無機フ゜ライマー層、光触媒層を
形成するためのコーティンク゛組成物として望ましい態様とし
てはシランの加水分解を促進するため酸を含むことができ
る。好ましい触媒の例としては、pH2〜5の硝酸、硫酸、塩
酸、フ゜ロヒ゜オン酸、酢酸、マレイン酸、アシ゛ヒ゜ン酸、フマル酸、フタル酸、吉草
酸、クエン酸、乳酸、酪酸、リンコ゛酸、ヒ゜クリン酸、キ゛酸、炭酸、フェノ-ル
等が挙げられる。
【0056】本発明における無機フ゜ライマー層、光触媒層を
形成するためのコーティンク゛組成物として望ましい態様とし
ては重合硬化触媒を含んでなることができる。好ましい
重合硬化触媒の例としては、アルミニウムキレ-ト、アルミニウムアセチルアセトナ
-ト、過塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミニウムイソフ゛トキシト゛、アルミニウ
ムイソフ゜ロホ゜キシト゛のようなアルミニウム化合物;テトライソフ゜ロヒ゜ルチタネ-ト、
テトラフ゛チルチタネ-トのようなチタン化合物;水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラ-ト、酢酸ナトリウム、キ゛酸ナトリウム、酢酸カ
リウム、キ゛酸カリウム、フ゜ロヒ゜オン酸カリウム、テトラメチルアンモニウムクロライト゛、テトラメ
チルアンモニウムヒト゛ロキシト゛のような塩基性化合物類;n-ヘキシルアミン、ト
リフ゛チルアミン、シ゛アサ゛ヒ゛クロウンテ゛セン、エチレンシ゛アミン、ヘキサンシ゛アミン、シ゛エチレ
ントリアミン、テトラエチレンヘ゜ンタミン、トリエチレンテトラミン、エタノ-ルアミン類、γ-アミノ
フ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン、γ-アミノフ゜ロヒ゜ルメチルシ゛メトキシシラン、γ-(2-アミノ
エチル)-アミノフ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン、γ-(2-アミノエチル)-アミノフ゜ロヒ゜ルメチル
シ゛メトキシシランのようなアミン化合物;錫アセチルアセトナ-ト、シ゛フ゛チル錫オク
チレ-トのような錫化合物;コハ゛ルトオクチレ-ト、コハ゛ルトアセチルアセトナ-ト、
鉄アセチルアセトナ-トのような含金属化合物類;リン酸、硝酸、フタル
酸、p-トルエンスルホン酸、トリクロル酢酸のような酸性化合物類;など
が挙げられる。
【0057】上記各層の形成方法としてはスフ゜レイコーティンク゛
法、テ゛ィッフ゜コーティンク゛法、スヒ゜ンコーティンク゛法、ロールコーティンク゛法、ク゛ラヒ
゛アコーティンク゛法、刷毛塗り、スホ゜ンシ゛塗り等の方法を適用する。
【0058】本発明における光触媒半導体材料を含有す
る表面層の表面に、該光触媒層を保護するための保護フィル
ムを設けることもできる。該保護フィルムは通常基材への貼り
付け終了後にはがされ、フィルムの貯蔵、運搬時の吸湿、汚染、
フ゛ロッキンク゛、摩耗などのタ゛メーシ゛、貼り付け時のスキーシ゛等によ
る機能低下を防ぐことができる。
【0059】前記した基体としては、セルフクリーニンク゛により
防汚性を期待する樹脂部材が挙げられる。具体的な用途
としては乗り物用カ樹脂製ウィント゛ウ、建造物用樹脂製ウィント゛
ウ、計器盤カハ゛ー、眼鏡レンス゛、ヘルメットシールト゛、コ゛ーク゛ル、積氷雪の防
止屋根、氷柱形成防止建材、積氷雪防止アンテナ、通信障害の
防止材料、積氷雪防止送電線、円錐放電防止材料、便器用
配管、給水用配管、小便器、大便器、便器用トラッフ゜、洗面ホ゛ウ
ル、洗面トラッフ゜、浴槽、浴室用壁材、浴室用床材、ヒ゛ニールハウス天
井、自動車ルームミラー等があげられる。
【0060】
【実施例】前記有機フ゜ライマーを固定したホ゜リエチレンテレフタレートフィ
ルム上にシリコーン系コーティンク゛剤(無機フ゜ライマー:信越化学KP―858、
シリカ換算固形分20%)をワイヤ-径0.2mmのハ゛ーにてハ゛ーコ-トし、温
度120℃、時間3分で硬化した。さらにその上に光触媒層の
コーティンク゛としては酸化チタンコーティンク゛液(石原産業STK-01:石
原産業STK-03:エタノール=3:7:30、固形分2.5%、酸化チタン:シリカ=5
9:41)を用いワイヤー径0.1μmのハ゛ーにてハ゛ーコ-トし、温度120
℃、時間3分で硬化を行った。
【0061】上記フィルムを再剥離粘着剤により、樹脂用永
久粘着剤加工した高耐久ホ゜リエチレンテレフタレートフィルム上に接着し
た2層構造フィルムを作製した。
【0062】試作した有機フ゜ライマー、無機フ゜ライマー、光触媒層
の厚みを表1に示す。
【0063】上記により作製した試作フィルムをホ゜リカーホ゛ネート
板、硬質塩化ヒ゛ニル板、アクリル板に貼付した試作サンフ゜ルにつ
いて耐候性能を調べた結果を表2に示す。耐候性能はサンシャ
インウエサ゛ーメーター(以下SWOMと略す)にかけ100時間ごとに取り
出し親水性の測定と外観と光触媒コートフィルムの再剥離性の
観察を行った。評価として外観については、○:クラック、
白濁なし、×1:クラック発生、×2:白濁発生とした。再剥
離性については、○:再剥離可能、光触媒コートフィルムの破
断なし。×1:再剥離可能、光触媒コートフィルムの破断発生、
×2:再剥離不可能とした。親水性能については水の接
触角が10°以下を合格とした。
【0064】(耐候性能試験後の親水性能):全サンフ゜ル
ともSWOM600hr処理後、水の接触角が10°以下。 (耐候性能試験後の外観):全サンフ゜ルともSWOM600hr処理
後、クラック・白濁なし。 (耐候性能試験後の再剥離性):全サンフ゜ルともSWOM600hr
処理後、再剥離可能、光触媒コートフィルムの破断なし。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフィルムの一例の断面図
【符号の説明】
1:光触媒粒子 2:光触媒層 3:無機系プライマー 4:紫外線吸収剤 5:有機系プライマー 6:ポリエチレンテレフタレートフィルム 7:再剥離粘着剤 8:ポリエチレンテレフタレートフィルム 9:紫外線吸収剤 10:樹脂用永久粘着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 201/00 C09J 201/00 Fターム(参考) 4F100 AA01B AA21B AK42A AK52B AL06B AR00A AR00B BA02 CA07A CA30B CC00B EJ65B JA20A JL00A JL13A JL14B JN01B YY00A 4J004 AA10 AA14 AB01 CA04 CA05 CA06 CC05 CE02 DB02 EA01 FA10 4J040 JA09 JB09 LA06 PA42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂専用永久粘着剤加工を施した高耐久
    フィルムと、再剥離粘着剤加工を施した光触媒コートフィルムとか
    らなる2層フィルム構造を有する樹脂用光触媒コートフィルム。
  2. 【請求項2】 前記高耐久フィルムは、内部に紫外線吸収剤
    を配合し、紫外線吸収率が95%以上であり、厚みが25
    〜100μmであるホ゜リエチレンテレフタレートフィルムの片面に樹脂専
    用永久粘着剤加工を施したフィルムである請求項1記載
    の樹脂用光触媒コートフィルム。
  3. 【請求項3】 前記光触媒コートフィルムは、裏面に再剥離粘
    着剤加工を施した基材フィルムと、該基材フィルムの表面に
    形成された透明な有機フ゜ライマー層と、該有機フ゜ライマー層の表
    面に形成された透明な無機フ゜ライマー層と、該無機フ゜ライマー層
    の表面に形成された光触媒層からなり、前記有機フ゜ライマー
    層と前記無機フ゜ライマー層と前記光触媒層の積層部の紫外線
    吸収率が50%以上のフィルムである請求項1又は2に記載
    の樹脂用光触媒コートフィルム。
  4. 【請求項4】 前記光触媒コートフィルムの表面は光触
    媒性半導体材料の光励起に応じて、水との接触角に換算
    して30°以下程度の水濡れ性を呈することを特徴とす
    る請求項1から3いずれか1項記載の樹脂用光触媒コートフ
    ィルム。
  5. 【請求項5】 前記無機フ゜ライマーがシリコーン系材料を含むこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の樹脂用光触媒コー
    トフィルム。
  6. 【請求項6】 前記シリコーン系材料がエホ゜キシ変性シリコーンを含
    むことを特徴とする請求項5記載の樹脂用光触媒コートフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 前記エホ゜キシ変性シリコーン系材料がγ―ク゛リシト゛
    キシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合物を含むことを特徴と
    する請求項6記載の樹脂用光触媒コ-トフィルム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024093085A1 (zh) * 2022-10-31 2024-05-10 飞潮(上海)新材料股份有限公司 一种高度非对称海绵状聚砜类多孔膜及其制备方法

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WO2024093085A1 (zh) * 2022-10-31 2024-05-10 飞潮(上海)新材料股份有限公司 一种高度非对称海绵状聚砜类多孔膜及其制备方法

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