JP2001199029A - 化粧シートおよび化粧材 - Google Patents

化粧シートおよび化粧材

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JP2001199029A
JP2001199029A JP2000014115A JP2000014115A JP2001199029A JP 2001199029 A JP2001199029 A JP 2001199029A JP 2000014115 A JP2000014115 A JP 2000014115A JP 2000014115 A JP2000014115 A JP 2000014115A JP 2001199029 A JP2001199029 A JP 2001199029A
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decorative
layer
acrylate
hardness
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JP2000014115A
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English (en)
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Eiichiro Yokochi
英一郎 横地
Takashi Kato
高史 加藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基材上に高い表面硬度を有する樹脂層(表面樹
脂層)を積層してなる化粧シートあって、耐引っかき硬
度に優れ、かつ、化粧しート表面から鉛筆等により押圧
された場合であっても、凹みが生じにくい化粧シートを
提供する。 【解決手段】基材層と、前記基材層上に、表面硬度(ユ
ニバーサル硬さの値)が100〜200の樹脂層を有す
る化粧シート、及び該化粧シートの裏面側に、直接又は
その他の層を介して基板を貼着してなる化粧材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁等の建築物内装
材や扉等の建具、箪笥等の家具の表面材等に用いられ
る、表面硬度性に優れた化粧シートおよび化粧材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、基材として紙質基材を用い、
耐擦傷性、耐汚染性を付与するために、該紙質基材表面
に印刷等で絵柄層を形成した後、更に電離放射線硬化性
樹脂の架橋物からなる表面保護層を形成してなる化粧材
が知られている。
【0003】例えば、 1)特公昭49−31033号公報には、紙質基材上に
絵柄層を形成し、その最表面に、不飽和ポリエステルプ
レポリマーの塗料を塗工して塗膜を形成し、その塗膜を
電子線或いは紫外線で架橋、硬化させて表面保護層とし
た化粧材が記載されている。
【0004】2)また、特許第2856862号公報に
は、紙質基材上に絵柄層を形成し、その最表面に、(メ
タ)アクリレートプレポリマー、(メタ)アクリレート
モノマーおよびシリコーンアクリレート系滑剤を含有す
る塗料を塗工して塗膜を形成し、その塗膜を電子線或い
は紫外線で架橋、硬化させて表面保護層とした化粧材が
記載されている。
【0005】3)さらに、特開平8−183147号公
報には、耐磨耗性の表面保護層を有する化粧シートが記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化粧材は表面に表面保護層を有するものの、耐引っか
き硬度が不十分であったり、化粧材表面から鉛筆等によ
り押圧された場合に、凹みが生じ易いという問題があっ
た。
【0007】そこで本発明はかかる問題点を解決すべ
く、基材上に高い表面硬度を有する樹脂層(表面樹脂
層)を積層してなる化粧シートあって、耐引っかき硬度
に優れ、かつ、表面から鉛筆等により押圧された場合で
あっても、凹みが生じにくい化粧シート、および該化粧
シートの裏面側に直接またはその他の層を介して基板を
貼着してなる化粧材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は第1に、基材層
と、該基材層上に表面硬度(ユニバーサル硬さの値)が
100〜200の樹脂層を有する化粧シートを提供す
る。
【0009】前記第1の発明の化粧シートにおいては、
前記基材層の表面硬度(ユニバーサル硬さの値)は70
〜200であるのが好ましい。
【0010】また、本発明は第2に、前記第1の発明で
ある化粧シートの裏面側(前記樹脂層が設けられている
面とは反対の面側)に、直接またはその他の層を介して
基板を貼着してなる化粧材を提供する。
【0011】上記の本発明の化粧シートは、表面に優れ
た表面硬度性、即ち、表面硬度(ユニバーサル硬さの
値)が100〜200の樹脂層を有しているので、優れ
た耐引っかき硬度を有し、かつ、化粧シート表面から鉛
筆等により押圧された場合であっても凹みが生じにくい
ものである。
【0012】また、上記の本発明の化粧材は、基板上に
直接または他の層(接着剤層等)を介して前記第1の発
明の化粧シートを積層してなるので、第1の発明の化粧
シートと同様に優れた耐引っかき硬度を有し、かつ、化
粧材表面から鉛筆等により押圧された場合であっても凹
みが生じにくいものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧シートおよび
化粧材を詳細に説明する。本発明の化粧シートは、基本
的には図1(a)に示す化粧シート10Aのように、基
材層1上に、表面硬度(ユニバーサル硬さの値)が10
0〜200の樹脂層2が形成されてなる。
【0014】前記基材層1の基材としては、紙質基材、
プラスチックス基材、金属箔基材等が用いられる。
【0015】前記紙質基材としては、例えば、(1)薄
葉紙、クラフト紙、チタン紙、リンター紙、板紙、石膏
ボード紙、紙にポリ塩化ビニル樹脂をゾル塗工またはド
ライラミネートしたいわゆるボール壁紙原反、上質紙、
コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメン
ト紙、パラフィン紙、和紙等の紙類、(2)硝子繊維、
石綿、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊
維、炭素繊維等の無機繊維、或いはポリエステル樹脂、
ビニロン繊維等の有機繊維からなる不織布、(3)上記
(1)の紙類に、ガラス繊維等の無機繊維、或いはポリ
エステル樹脂、ビニロン繊維等の有機繊維を混抄した混
抄紙、
【0016】(4)上記(1)の紙類に、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユ
リア樹脂、キシレン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、グ
アナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、アルキッド樹脂、珪素樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸
させた含浸紙等を用いることができる。
【0017】またこれらの紙質基材には、水酸化アルミ
ニウム粉末等の難燃剤を添加することもできる。さら
に、上記した紙質基材の同種若しくは2種類以上のもの
の積層体を紙質基材として用いることもできる。前記紙
質基材の米坪量は、通常20〜120g/m2 程度であ
る。
【0018】プラスチックス基材としては、ポリエチレ
ン、塩素化ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、4−メチルペ
ンテン−1樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体
等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹
脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(SAN樹
脂)、アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレ
ン共重合体(ACS樹脂)等のポリスチレンまたはポリ
スチレンの共重合体、
【0019】ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メ
タ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブ
チル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル−(メタ)ア
クリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−
スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−(メ
タ)アクリル酸ブチル−(メタ)アクリル酸−2−ヒド
ロキシエチル共重合体等のアクリル樹脂(ここで、(メ
タ)アクリルとは、アクリルまたはメタクリルの意味で
用いる。)、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル樹脂、
【0020】ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−アクリル酸
エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル
共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、エ
チレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−
塩化ビニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体
等の塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラー
ル、
【0021】アセチルセルロース、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースエーテル、メチルセルロー
ス、セロファン等のセルロース系樹脂、ポリアミド樹脂
(ナイロン6、ナイロン66等)、ポリアセタール、ポ
リカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェ
ニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリアミドイミド、
ポリイミド、ポリアミドビスマレイミド、ポリエーテル
スルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアリルスルホ
ン、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リエーテルイミド等の耐熱性樹脂、ポリ四フッ化エチレ
ン、ポリフッ化エチレンプロピレン、四フッ化エチレン
−パーフロロアルコキシエチレン共重合体、エチレン−
四フッ化エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リ三フッ化塩化エチレン等のフッ素系樹脂、シリコーン
樹脂、
【0022】フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、キシレン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポ
リエステル、グリプタル樹脂、不飽和アルコール変成フ
タル酸樹脂、イソフタル酸樹脂、テレフタル酸樹脂、脂
肪族ポリエステル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、
熱硬化性ポリブタジエン、フラン樹脂、ポリウレタン、
アルキルベンゼン樹脂、グアナミン樹脂等の熱硬化性樹
脂等の単独或いはこれらの混合物のシート状の単層体ま
たは積層体を用いることができる。これらの熱硬化性樹
脂の具体例としては、後述する表面樹脂層を形成する熱
硬化性樹脂の具体例として列記するものと同様なものを
用いることができる。
【0023】金属箔基材としては、上記紙質基材或いは
プラスチック基材表面に金属箔層を形成したもの等が用
いられる。金属箔として用いられる金属としては、アル
ミニウム、ステンレス鋼、鉄、銅等が挙げられる。
【0024】前記基材1は、着色剤を用いてそれ自体着
色することもできるが、例えば図1(b)に示す化粧シ
ート10Bの如く、前記基材1上に絵柄層3を形成する
のが好ましい。絵柄層3は化粧材の装飾性(意匠的効果
の付与)を向上させる為に形成する。
【0025】絵柄層3は、例えば前記基材1上に絵柄を
印刷等により設けることができる。絵柄は、グラビア印
刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、グラビア
オフセット印刷、インキジェットプリント等の公知の印
刷法を用いて、インキ(或いは塗料)にて形成すること
ができる。インキ(塗料)の塗布量としては、通常1〜
10g/m2 (乾燥時)程度である。
【0026】絵柄としては、木目模様、石目模様、布目
模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、幾何学模
様、文字記号、或いは全面ベタ等、或いはこれらの絵柄
の組み合わせ(例えば、全面ベタ/木目模様の積層)等
がある。
【0027】インキ或いは塗料としては、バインダー樹
脂等からなるビヒクル、顔料や染料などの着色剤、更に
必要に応じて、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触
媒、硬化剤等を適宜混合したものを用いることができ
る。
【0028】バインダーとしては、例えば、ニトロセル
ロース、酢酸セルロース、セルロースアセテート等のセ
ルロース系樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂等の単体
またはこれらの2種以上の混合物を用いることができ
る。
【0029】着色剤としては、例えば、チタン白、黄
鉛、カーボンブラック、ニッケルチタンイエロー、弁
柄、群青等の無機顔料、キナクリドン、イソインドリノ
ン、フタロシアニン、ビスアゾ染料、モノアゾ染料等の
有機顔料、二酸化チタン被覆雲母、アルミニウム等の箔
粉等の光輝性顔料、或いはその他染料等を用いることが
できる。
【0030】また、基材1表面に凹凸模様をエンボスし
たり、さらにエンボス凹部に、着色インキをワイピング
法により充填し着色することもできる。
【0031】本発明の化粧シートは、前記基材層1上に
表面樹脂層2が積層されてなる。表面樹脂層2を構成す
る樹脂としては、フィッシャー硬度計(H.Fishe
r社製)による塗膜硬度測定において算出されるユニバ
ーサル硬さの値(HU)が、100〜200になるもの
を使用するのが好ましい。
【0032】ユニバーサル硬さの値が100未満となる
ものは、引っかき硬度および鉛筆等による凹みの発生に
対して良好な結果が得られない。一方、ユニバーサル硬
さの値が200以上のものを使用すると、基材として厚
みの薄い紙類や、プラスチックシートのような柔軟性を
有する基材を用いた場合、樹脂層の柔軟性がなくなって
しまい基材上に形成することが困難となる。また、表面
樹脂層が衝撃により割れたり、亀裂が発生し易くなると
いう問題も発生する。
【0033】表面樹脂層2のユニバーサル硬さは、フィ
ッシャースコープH100V(H.Fisher社製)
を使用し、ビッカース角錐圧子によって測定して求める
ことができる。
【0034】より詳細には、圧子としてビッカース角錐
圧子を用い、表面樹脂層2が不可逆的な弾性変形を生じ
るまで、該樹脂層2表面から6秒毎に20mN(ニュー
トン)の荷重をかけ続け、そのときの荷重値および圧子
の侵入深さを測定することにより行う。
【0035】得られた最大荷重値(Fmax )および最大
侵入深さ(hmax )から、HU=F(N)/26.43
2 [mm2](式中、F(N)は荷重の最大値、h(m
m)は侵入深さの最大値を表す。)で、ユニバーサル硬
さ(HU)を算出することができる。
【0036】ユニバーサル硬さ試験については、暫定規
格DIN HU−1、さらにはVDI/VDE基準26
26のシート(”材料試験技術”,Vol.43,N
o.2,1998年4月号別冊、およびこの文献に引用
する参考文献を参照。)に詳述されている。
【0037】なお、ユニバーサル硬さの値(HU)は、
ビッカース圧子の測定塗膜(表面樹脂層)への進入深さ
が、測定塗膜の1/10未満になるような条件で測定
し、決定するのが好ましい。測定塗膜に対して進入深さ
が1/10を越える場合には、測定塗膜の下地の影響を
受けるため良好な測定結果が得られない。
【0038】表面樹脂層2に用いられる樹脂としては、
架橋性樹脂を用いるのが好ましい。かかる架橋性樹脂と
しては、電離放射線硬化性樹脂または熱硬化性樹脂(常
温硬化型樹脂、二液反応型樹脂を含む。)等の従来公知
である架橋性樹脂として用いられる樹脂を使用すること
ができる。これらのうち、電離放射線硬化性樹脂は、官
能基数が増えるに従い、架橋性樹脂の硬化密度が高くな
り、ユニバーサル硬度が高くなる傾向にある。従って、
官能基の数を変更することにより硬化後のユニバーサル
硬度を変更させることが可能であり、所定の値に設定す
るのが容易であり、また高速生産性等の点からも好まし
い。
【0039】架橋密度は例えば下記式(A)に示す平均
架橋間分子量で表すことができる。
【0040】
【数1】 平均架橋間分子量=全体の分子量/架橋点の数 …(A)
【0041】式(A)中、全体の分子量は、Σ(各成分
の配合モル数×各成分の分子量)であり、架橋点の数
は、Σ〔{(各成分の官能基数−1)×2}×各成分の
モル数〕で表される値を用いる。平均架橋間分子量は、
通常100〜2000の範囲内である。一般的に平均架
橋間分子量が大きいほど可撓性に優れたものとなる。
【0042】架橋性樹脂として用いる電離放射線硬化性
樹脂は、具体的には、分子中に重合性不飽和結合または
エポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマーおよび/
またはモノマーを所定割合で混合した電離放射線により
硬化可能な組成物が用いられる。ここで、電離放射線と
は、電磁波または荷電粒子線のうち分子を重合或いは架
橋し得るエネルギー量子を有するものを意味する。
【0043】架橋性樹脂として電離放射線硬化性樹脂を
用いる場合の硬化させるための電離放射線源としては、
紫外線源として、超高圧水銀燈、高圧水銀燈、低圧水銀
燈、カーボンアーク燈、ブラックライト、メタルハライ
ドランプ等が用いられる。また、紫外線の波長として
は、190〜380nmの波長域を使用することができ
る。
【0044】電子線源としては、コッククロフトワルト
ン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧
器型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等
の各種電子線加速器を用いることができる。用いる電子
線としては、100〜1000keV、好ましくは10
0〜300keVのものが使用される。電子線の照射量
は、通常2〜15Mrad程度である。
【0045】上記プレポリマーおよびオリゴマーの例と
しては、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物
等の不飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレー
ト、ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリ
レート、メラミンメタクリレート等のメタクリレート
類、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレ
ート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート
等のアクリレート類、ビスフェノール型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ化合物等のカチオン重合型エポキ
シ化合物等が挙げられる。
【0046】ウレタンアクリレートしては、例えばポリ
エーテルジオールとジイソシアネートを反応させて得ら
れる下記化1で表されるポリエーテル系ウレタン(メ
タ)アクリレートが挙げられる。
【0047】
【化1】CH2 =C(R1 )−COOCH2 CH2 O−
CONH−X−NHCOO−〔−CH(R2 )−(CH
2 n −O−〕m −CONH−X−NHCOO−CH2
CH2 OCOC(R1 )=CH2
【0048】(式中、R1 ,R2 はそれぞれ水素原子ま
たはメチル基を表し、Xはジイソシアネート残基を表
し、nは1〜3の整数、mは6〜60の整数をそれぞれ
表す。)
【0049】上記ポリエーテル系ウレタン(メタ)アク
リレートに使用されるジイソシアネートとしては、例え
ばイソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネート等が挙げられる。上記のポリエーテルジオ
ールとしては、分子量が500〜3000のポリオキシ
プロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシテトラメチレングリコール等が挙げられ
る。
【0050】また、電離放射線硬化性樹脂に用いるモノ
マーの例としては、スチレン、α−メチルスチレン等の
スチレン系モノマー、アクリル酸メチル、アクリル酸2
−ヒドロキシヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、ア
クリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸メトキシブチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸
エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸メトキシエチ
ル、メタクリル酸エトキシメチル、メタクリル酸フェニ
ル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル
類、アクリル酸−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ル、メタクリル酸−2−(N,N−ジメチルアミノ)メ
チル、アクリル酸−2−(N,N−ジベンジルアミノ)
メチル、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)
プロピル等の不飽和酸の置換アミノアルコールエステル
類、
【0051】アクリルアミド、メタクリルアミド等の不
飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアクリレ
ート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオペン
チルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリ
レート等の化合物、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、プロピレングリコールジアクリレート、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトー
ルアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート、ジエチレングリコールメタクリレート、プロピ
レングリコールメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、ジペンタエリスリトールメタク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレー
ト等の多官能性化合物、
【0052】または、分子中に2個以上のチオール基を
有するポリチオール化合物、例えばトリメチロールプロ
パンチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチ
オプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリ
コール等が挙げられる。
【0053】モノマーの選定に際しては、硬化物の可撓
性が要求される場合は塗工適性上支障のない範囲でモノ
マーの量を少なめにしたり、1官能または2官能アクリ
レートモノマーを用い、比較的低架橋度の構造とする。
また、硬化物の耐磨耗性、耐熱性、耐溶剤性等が要求さ
れる場合には、塗工適性上支障のない範囲でモノマーの
量を多めにしたり、3官能以上のアクリレートモノマー
を用いることで高架橋密度の構造とすることができる。
なお、1または2官能モノマーと3官能以上のモノマー
を混合し塗工適性と硬化物の物性とを調整することもで
きる。
【0054】以上のような1官能性アクリレートモノマ
ーとしては、2−ヒドロキシヘキシルアクリレート、フ
ェノキシエチルアクリレート等が挙げられる。また、2
官能アクリレートとしては、エチレングリコルジアクリ
レート、1、6−ヘキサンジオールジアクリレート等
が、3官能以上のアクリレートしては、トリメチロール
プロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート等が挙げられる。
【0055】更に電離放射線硬化性樹脂には、硬化物の
可撓性、表面硬度等の物性を調整するために、電離放射
線非硬化性樹脂を添加することができる。かかる電離放
射線非硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン系樹脂、
繊維素系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、
ブチラール系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル等の熱硬化性樹脂が用いられ、特に、繊維素系樹
脂、ウレタン系樹脂およびブチラール系樹脂の使用が可
撓性の点から好ましい。
【0056】また、以上の如き組成の電離放射線硬化性
樹脂を硬化させるために紫外線を照射する場合には、光
重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノル
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミノキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイト、
チオキサントン類、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スル
ホニウム塩、メタロセン等が用いられる。なお、これら
の光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬化性樹
脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程度であ
る。また、光重合促進剤(増感剤)としてn−ブチルア
ミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン
等をさらに混合して用いることができる。
【0057】架橋性樹脂として用いられる熱硬化性樹脂
は、一般的には低分子単量体の混合物で適当な粘性をも
つ液体を原料とし、加熱することによって不溶不融の状
態に硬化する合成樹脂をいう。いずれも硬化した樹脂は
空間網状構造をもつ。
【0058】かかる熱硬化性樹脂としては、例えば、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、フェノール
樹脂、ユリア樹脂、キシレン樹脂、ジアリルフタレート
樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ樹脂、アルキッド樹脂、珪素樹脂等を挙げること
ができる。
【0059】また、これらに必要に応じて架橋剤、重合
開始剤等の硬化剤、重合促進剤等を添加して用いる。か
かる硬化剤としては、通常イソシアネートまたは有機ス
ルホン酸塩が不飽和ポリエステル系樹脂やポリウレタン
系樹脂に、アミンがエポキシ樹脂に、メチルエチルケト
ンパーオキサイド等の過酸化物やジアゾイソブチロニト
リル等のラジカル反応開始剤が不飽和ポリエステル等に
使用される。
【0060】上記イソシアネートとしては、2価以上の
脂肪族または芳香族イソシアネートを使用できるが、熱
硬化性樹脂の変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシア
ネートが望ましい。例えば、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート等が用いられる。
【0061】上記ウレタン樹脂としては、2液硬化型ウ
レタン樹脂、1液硬化型(湿気硬化型)ウレタン樹脂等
が挙げられる。
【0062】2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオールを
主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とし、ポ
リオールの水酸基とイソシアネート基の当量比が0.7
〜1.5程度になるように配合してなるウレタン樹脂で
ある。ポリオールは、分子中に2個以上の水酸基を有す
るものであり、例えば、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエス
テルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボ
ネートポリオール、ポリウレタンポリオール等を用いる
ことができる。
【0063】また、イソシアネートとしては、分子中に
2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネー
トが用いられる。例えば、2,4−トリレンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネ
ート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の
脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネート等が挙げられ
る。また、上記各種イソシアネートの付加体またはトリ
レンジイソシアネートの3量体(trimer)等も用
いることができる。
【0064】1液硬化型ウレタン樹脂は、分子末端にイ
ソシアネート基を有するプレポリマーを必須成分とする
組成物から形成される高分子である。前記プレポリマー
は、通常は分子両末端にそれぞれイソシアネート基を1
個以上有するプレポリマーであり、具体的には、ポリカ
ーボネート骨格、ポリウレタン骨格、ポリブタジエン骨
格、ポリエステル骨格等を主骨格とする、ポリイソシア
ネートプレポリマーである。イソシアネート基同士が空
気中の水分により反応物を生じて鎖延長反応を起こし
て、その結果、イソシアネート基が反応してビウレット
結合を形成して分岐し、架橋反応により空間網目状構造
が形成される。
【0065】アクリル樹脂は、主成分がアクリル酸(メ
タクリル酸を含む)およびその誘導体であるアクリルア
ミド、アクリロニトリルを重合することにより得られる
アクリル樹脂、他のアクリル酸エステル、エチレン、ス
チレン等の他のモノマーとの共重合体樹脂である。
【0066】かかるアクリル樹脂としては、例えば、ポ
リ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸
エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アク
リル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、
(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチ
ル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独
または共重合体からなるものが挙げられる。なお、ここ
で、(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよびメ
タクリレートの意味で用いる。
【0067】メラミン樹脂は、メラミンとホルムアルデ
ヒドとを反応させて得られるメチロールメラミンを縮重
合を行わせることにより得られる樹脂である。また、ア
クリルメラミン樹脂、ユリアメラミン樹脂、フェノール
メラミン樹脂等のメラミン系樹脂を用いることもでき
る。
【0068】フェノール樹脂は、フェノール、クレゾー
ル、キシレノール等のフェノール類と、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類
とを重縮合させて得られる樹脂であり、例えば、ノボラ
ック形フェノール−ホルマリン重合体、レゾール形フェ
ノール−ホルマリン重合体、ラバーフェノール樹脂等が
挙げられる。
【0069】ユリア樹脂は、ユリア(尿素)とホルムア
ルデヒドとを中性または塩基性下で反応させてメチロー
ルユリアを得たのち、酸により脱水または加熱脱水、縮
重合を行わせることにより得られる樹脂である。
【0070】キシレン樹脂は、o−キシレン、m−キシ
レン、p−キシレンまたはこれらの混合物とホルマリン
とを強酸性で縮重合させることによりメチロールキシレ
ンを得たのち、さらにこのものに、フェノール、クレゾ
ール、有機酸、アミン類等を添加し、メタキシレンスル
ホン酸触媒を加えて縮重合させることにより得られる樹
脂である。
【0071】ジアリルフタレート樹脂は、ジアリルフタ
レートまたはイソフタル酸アリルエステルに過酸化物触
媒を加えて重合させることにより得られる樹脂である。
【0072】不飽和ポリエステル樹脂は、不飽和二塩基
酸と多価アルコールの縮重合体を得たのち、スチレンモ
ノマー、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル等のような架橋剤を加え、さらに触媒を加え
てビニル重合を行わせることにより得られる樹脂であ
る。
【0073】不飽和二塩基酸としては、例えば無水マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等を、多
価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ペンタエリスリ
ット等をそれぞれ用いることができる。
【0074】飽和アルキッド樹脂は、飽和有機酸と多価
アルコールとの縮合により得られるポリエステルであ
る。飽和アルキッド樹脂としては、グリプタル樹脂、グ
リプタル系変成樹脂、イソフタル酸系樹脂、脂肪酸ポリ
エステル、テレフタル酸ポリエチレン、ポリカーボネー
ト等が挙げられる。その他、アミノアルキッド樹脂も用
いることができる。
【0075】エポキシ樹脂は、分子内にエポキシ基を2
個以上有する初期縮合物を、アミン類、ポリアミド類、
ポリサルファイド類、有機酸無水物等の硬化剤を、エポ
キシ基とアミンの活性水素の当量比が0.7〜1.5程
度となるように加えて反応させることにより得られる樹
脂である。エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノー
ルA縮重合型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹
脂、脂肪族エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0076】珪素樹脂は、珪素(Si)を主鎖にもつ高
分子であり、シラン鎖(−Si−Si−Si−)を分子
内に有するタイプと、シロキサン鎖(−Si−O−Si
−O−)を分子内に有するタイプがある。例えば、ポリ
ジメチルシロキサンやポリモノメチルシロキサン等が挙
げられる。
【0077】かかる熱硬化性樹脂の低分子単量体、オリ
ゴマーあるいはプレポリマーに、必要に応じて架橋剤、
重合開始剤、溶剤、粘度調節剤、改質顔料等を添加した
熱硬化性樹脂組成物(熱硬化性樹脂液)を原料として用
いる。
【0078】架橋剤としては、有機スルホン酸塩、イソ
シアネート、アミン類、有機過酸化物、アゾビスイソブ
チロニトリル等を用いることができる。
【0079】さらに、前記表面樹脂層2には耐磨耗性を
付与するために、必要に応じ、硬質の無機質粒子を添加
することができる。かかる無機質粒子としては、アルミ
ナ(α−アルミナ等)、シリカ、ガラス、炭化珪素、ダ
イヤモンド等の粒子が挙げられる。
【0080】前記無機質粒子の形状としては、球、多角
形、鱗片状、不定形等があり、無機質粒子の平均粒径と
しては3〜30μm程度が好ましい。平均粒径が小さす
ぎると耐磨耗性向上の効果に乏しく、大きすぎる場合に
は表面の平滑性が低下する。前記無機質粒子の添加量
は、樹脂分全量に対して、5〜40重量%程度である。
【0081】上記バインダーとしての架橋性樹脂を含有
する塗工組成物には、その他、必要に応じて各種添加剤
を添加することができる。これらの添加剤としては、例
えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹
脂、アクリル樹脂、セルロース系樹脂等の熱可塑性樹
脂、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の微粉末からなる
体質顔料、シリコーン樹脂ワックス等の滑剤、染料、顔
料、分散剤、反応性シリコーン等の着色剤、その他の炭
酸カルシウム硫酸バリウム、ナイロンビーズ等の公知の
艶消し剤、消泡剤、レベリング剤、チクソトロピー付与
剤等の塗料やインキに通常添加される添加剤等が挙げら
れる。
【0082】電離放射線硬化性樹脂からなる表面樹脂層
2は、前記プレポリマーまたはモノマー、および所望に
応じ、上述した添加剤を添加して得られる混合物の有機
溶液或いは水系エマルジョン(水溶化)とした樹脂組成
物を、基材1上に塗工し、該塗工面を電離放射線を照射
して硬化せしめることにより形成することができる。樹
脂組成物の塗工量としては、5〜35g/m2 (固形分
基準)程度が好ましい。
【0083】溶剤としては、塗料やインキ等に通常使用
されるものが使用でき、例えば、水、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸アミル等
の酢酸エステル類、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル等
のエーテル類およびこれらの2種以上が挙げられる。
【0084】上記塗工組成物を用いて表面樹脂層2を形
成する方法としては、例えば基材表面に塗工組成物を
直接渡航する直接コーティング法、剥離性の基材表面
に表面樹脂層を予め形成した後、該層を基材表面に転写
する、転写コーティング法が挙げられる。一般に基材1
の材質として、塗工組成物が浸透しないものを使用した
場合や、表面に凹凸のある基材、並びに塗膜厚みに均一
性が要求される場合には、上記の転写コーティング法
を用いるのが好ましい。
【0085】上記の直接コーティング法としては、例
えば、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラ
ビアオフセットコート、スピナーコート、ロールコー
ト、リバースロールコート、キスコート、ホイラーコー
ト、ディップコート、シルクスクリーンによるベタコー
ト、ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコー
ト、かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコート等を用
いることができる。これらのうちグラビアコートが好ま
しい。
【0086】の転写コーティング法は、一旦、薄いシ
ート(フィルム)基材に塗膜を形成し、架橋硬化せし
め、しかる後に基材の表面に被覆する方法であり、塗工
組成物の塗膜を基材と共に立体物に接着するラミネート
法、一旦離型性支持体シート上に塗膜と必要に応じて接
着剤層を形成し、塗膜を架橋硬化させてなる転写シート
を、その塗膜側を立体物に接着後、支持体シートのみを
剥離する転写法等の手段を用いることができる。なお、
薄いシート基材に、表面樹脂層を形成する方法として
は、上記の直接コーティングする方法と同じ各種コー
ティング手段を用いることができる。
【0087】これらの方法は、より具体的には例えば下
記(a)〜(d)の文献に記載されているものである。
即ち、(a)特公平2−42080号公報、特公平4−
19924号公報に開示されるような射出成形同時転写
法、或いは特公昭50−19132号公報に開示される
ような射出成形同時ラミネート法、(b)特開平4−2
88214号公報、特開平5−57786号公報に開示
されるような真空成形同時転写法、或いは特公昭56−
45768号公報に開示されるような真空成形同時ラミ
ネート法、(c)特公昭59−51900号公報、特公
昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等
に開示されるようなラッピング同時転写法、またはラッ
ピング同時ラミネート法、(d)実公大15−3112
2号公報等に開示されているようなVカット加工同時ラ
ミネート法、或いは特公昭56−7866号公報等に開
示されているVカット同時転写法等である。
【0088】また、上記の転写コーティング法の一つ
として、例えば架橋性樹脂として電離放射線硬化性樹脂
を用いる場合には、下記の(A)〜(D)の工程を順次
行う方法を用いることもできる(特開平2−26673
号公報等参照)。
【0089】(A)非吸収性且つ離型性の合成樹脂シー
トに、未硬化液状の電離放射線硬化性樹脂組成物の塗工
する工程、(B)前記電離放射線硬化性樹脂組成物の塗
布面が基材と接するようにラミネートする工程、(C)
前記電離放射線硬化性樹脂組成物の塗膜に電離放射線を
照射して架橋、硬化させる工程、(D)合成樹脂シート
を剥離除去する工程。
【0090】上記の工程において、電離放射線硬化性樹
脂として溶剤で希釈されたものを使用する場合には、工
程(A)と(B)との間に溶剤を乾燥する工程を行う。
上記の方法によれば、基材として紙のような浸透性の高
い材質の場合であっても、樹脂が基材の裏側に抜ける、
いわゆる「うらぬけ」を確実に防止して、基材表面に所
定のユニバーサル硬さの値を有する表面樹脂層を形成す
ることができる。
【0091】また、架橋性樹脂として熱硬化性樹脂を用
いる場合には、熱硬化を促進するために、熱硬化性樹脂
組成物を塗工後に塗工面を加熱してもよい。この加熱時
間は、例えば、イソシアネート硬化型不飽和ポリエステ
ル系樹脂或いはポリウレタン樹脂の場合は、通常40〜
60℃で1〜5日間程度、またポリシロキサン樹脂の場
合には、通常80〜150℃で1〜300分程度であ
る。
【0092】本発明の化粧材11は、例えば、図2に示
す如く、本発明の化粧シート10Cの裏面側(即ち、表
面樹脂層2が形成された面とは反対側の面側)に基板4
を接着剤層5を介して(または直接に)貼着されてな
る。
【0093】前記基板4としては、基材1と貼着できる
ものであれば、その材質、形状等に特に制限はない。基
板の形状として、例えば、平板状、曲面板状、多角柱状
等が挙げられる。
【0094】基板材料としては、例えば、杉、桧、欅、
樫、ラワン、チーク、メラピー等各種樹種からなる木材
単板、木材合板、パーティクルボード、中密度繊維板
(MDF)等の木質繊維板等の木質板、石膏板、石膏ス
ラグ板等の石膏系コンクリートい板、石綿スレート板、
軽量発泡コンクリート板、中空押出セント板等のセメン
ト板、パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメン
ト板等の繊維セメント板、陶器、磁気、せっ器、土器、
硝子、ほうろう等のセラミックス板、鉄板、亜鉛メッキ
鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗工鋼板、アルミニウム板、
銅板等の金属板、ポリオレフィン系樹脂板、アクリル樹
脂板、ABS樹脂板、ポリカーボネート板等の熱可塑性
樹脂板、フェノール樹脂板、ユリア樹脂板、不飽和ポリ
エステル板、ポリウレタン樹脂板、エポキシ樹脂板、メ
ラミン樹脂板等の熱硬化性樹脂板、フェノール樹脂、ユ
リア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート
樹脂等の樹脂を、ガラス繊維不織布、布帛、紙、その他
の繊維質基材に含浸硬化したいわゆるFRP板等が挙げ
られる。また、基材は、これらの積層体からなっていて
もよく、着色剤により着色されていてもよい。
【0095】本発明の化粧シート10Cと基板4とを接
着せしめる接着剤としては、例えば酢酸ビニル樹脂、ポ
リアミド樹脂、1液または2液硬化型ウレタン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル系樹脂等からなるものを用い
ることができる。
【0096】以上のように構成される本発明の化粧シー
トおよび化粧材は、種々の用途に適する。例えば建築
物、車両船舶、家具、楽器、キャビネット等の表面の装
飾、包装材料の装飾用として有用である。特に好適に
は、本発明の化粧シートおよび化粧材は、引っかき傷や
突起物による凹み等が生じやすい場所或いは部位に設置
されて用いられる。例えば壁、天井等の建築物の内装
材、扉、扉枠、窓枠等の建具の表面材、回縁、幅木等の
造作部材の表面材、箪笥、キャビネット等の家具類の表
面材として用いることができる。
【0097】
【実施例】次に、実施例により、本発明の化粧材を更に
詳細に説明する。なお、以下に示すのは本発明の化粧材
の一実施例であり、本発明の化粧材は、本発明の主旨を
逸脱しない範囲で、基材、基板、表面樹脂層を構成する
樹脂等の種類、各層の形成方法、層構成等を適宜設計変
更することができる。
【0098】実施例1 木目絵柄を印刷した坪量50g/m2 の化粧紙の表面
に、下記組成(A)の樹脂組成物を25g/m2 (乾燥
時)塗工し、電子線を5Mrad(175kV)照射し
て、化粧紙の表面に表面樹脂層を形成することにより、
実施例1の化粧シートを作製した。
【0099】 (樹脂組成A) 官能基数が3のウレタンアクリレートモノマー組成 〔CH2 =CHCOO(CH2 CH2 O)CH2 3 −CCH2 CH3 :63重量部 反応性分散剤(反応性リン酸エステル型第四級アンモニウム塩) :1.6重量部 粒径2μmシリカ :9.4重量部 溶剤(酢酸エチル) :26重量部
【0100】実施例2 木目絵柄を印刷した坪量50g/m2 の化粧紙の表面
に、下記組成(B)の樹脂組成物を25g/m2 (乾燥
時)塗工し、電子線を5Mrad(175kV)照射し
て、化粧紙の表面に表面樹脂層を形成することにより、
実施例2の化粧シートを作製した。
【0101】 (樹脂組成B) 官能基数が5.5のウレタンアクリレートモノマー組成 (CH2 =CHCOOCH2 3 −CCH2 OCH2 C−(CH2 OCOCH =CH2 3 および(CH2 =CHCOOCH2 3 −CCH2 OCH2 −C( CH2 OCOCH=CH2 2 (CH2 OCOCH2 OH)の混合物 :63重量部 反応性分散剤(反応性リン酸エステル型第四級アンモニウム塩) :1.6重量部 粒径2μmシリカ :9.4重量部 溶剤(酢酸エチル) :26重量部
【0102】実施例3 木目絵柄を印刷した坪量50g/m2 の化粧紙の表面
に、下記組成(C)の樹脂組成物を25g/m2 (乾燥
時)塗工し、電子線を5Mrad(175kV)照射し
て、化粧紙の表面に表面樹脂層を形成することにより、
実施例3の化粧シートを作製した。
【0103】 (樹脂組成C) 官能基数が6のウレタンアクリレートモノマー組成 (CH2 =CHCOOCH2 3 −CCH2 OCH2 C−(CH2 OCOCH =CH2 3 :63重量部 反応性分散剤(反応性リン酸エステル型第四級アンモニウム塩) :1.6重量部 粒径2μmシリカ :9.4重量部 溶剤(酢酸エチル) :26重量部
【0104】比較例1 木目絵柄を印刷した坪量50g/m2 の化粧紙の表面
に、下記組成(D)の樹脂組成物を25g/m2 (乾燥
時)塗工し、電子線を5Mrad(175kV)照射し
て、化粧紙の表面に表面樹脂層を形成することにより、
比較例1の化粧シートを作製した。
【0105】 (樹脂組成D) 官能基数が2.5のウレタンアクリレートモノマー組成 〔CH2 =CHCOO(CH2 CH2 O)CH2 3 −CCH2 CH3 および 〔CH2 =CHCOO(CH2 CH2 O)CH2 2 〔(CH2 OH)COO( CH2 CH2 O)CH2 〕−CCH2 CH3 の混合物 :63重量部 反応性分散剤(反応性リン酸エステル型第四級アンモニウム塩) :1.6重量部 粒径2μmシリカ :9.4重量部 溶剤(酢酸エチル) :26重量部
【0106】比較例2 木目絵柄を印刷した坪量50g/m2 の化粧紙の表面
に、二液硬化型ウレタン系ワニスをグラビアコートで2
5g/m2 (乾燥時)塗工して、化粧紙の表面に2液硬
化型ウレタン樹脂からなる表面樹脂層を形成することに
より、比較例2の化粧シートを作製した。
【0107】比較例3 木目絵柄を印刷した坪量50g/m2 の化粧紙の表面に
下記組成(E)の樹脂組成物を25g/m2 (乾燥時)
塗工し、電子線を5Mrad(175kV)照射した
が、コート表面に亀裂が生じ平坦なコート塗膜(表面樹
脂層)を得ることができなかった。また、ガラス基材の
表面に下記組成(E)の樹脂組成物を25g/m2 (乾
燥時)塗工し、電子線を5Mrad(175kV)照射
したときの表面樹脂層表面をフィッシャースコープH1
00V(H.Fisher社製)により測定したとこ
ろ、ユニバーサル硬度の値は250であった。
【0108】 (樹脂組成E) トリシクロデカンジメタノールジアクリレート :63重量部 反応性分散剤(反応性リン酸エステル型第四級アンモニウム塩) :1.6重量部 粒径2μmシリカ :9.4重量部 溶剤(酢酸エチル) :26重量部
【0109】ユニバーサル硬度の値の測定 実施例および比較例(比較例3を除く)の各化粧シート
の表面樹脂層表面のユニバーサル硬さの値を、下記条件
にて、フィッシャースコープH100V(H.Fish
er社製)を使用して測定して求めた。
【0110】即ち、圧子としてビッカース角錐圧子を用
い、表面樹脂層が不可逆的な弾性変形を生じるまで、該
表面樹脂層表面から6秒毎に20mN(ニュートン)の
荷重をかけ続け、そのときの荷重値および圧子の侵入深
さを測定し、得られた最大荷重値(Fmax )および最大
侵入深さ(hmax )から、HU=F(N)/26.43
2 [mm2](式中、F(N)は荷重の最大値、h(m
m)は侵入深さの最大値を表す。)でユニバーサル硬さ
の値を算出した。測定結果を下記第1表に示す。
【0111】
【表1】
【0112】第1表から、実施例の化粧シートの表面樹
脂層のユニバーサル硬度の値は、いずれも70〜200
の間であり、比較例1,2の化粧シートの表面樹脂層の
ユニバーサル硬度の値は70未満であった。
【0113】引き掻き硬度および鉛筆凹み試験 上記実施例および比較例(比較例3を除く)で得られた
各化粧材を用いて、以下の引っ掻き硬度試験および鉛筆
硬度試験を行った。
【0114】(1)鉛筆硬度試験 JISK5400に準拠した鉛筆凹み試験を行った。即
ち、500gの荷重をかけながら硬さ9Hの鉛筆芯を化
粧材表面に立てて、その凹みを表面粗さ計により測定し
た。試験結果を下記第2表に示す。
【0115】(2)引っ掻き硬度試験 JAS特殊合板引っ掻き硬度B試験に準拠した引っ掻き
硬度試験を行った。即ち、200gの荷重をかけながら
ダイヤモンド針にて化粧材表面を引っ掻いた後、二次元
の表面粗さ計((株)小坂研究所製)を用いて、化粧材
表面の引っ掻き傷の深さを測定した。試験結果を下記第
2表に示す。
【0116】
【表2】
【0117】第2表から、実施例1〜3の化粧材は、比
較例1〜2の化粧材に比べて、優れた引っ掻き硬度およ
び耐鉛筆凹み硬度を有していることがわかる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本願の第1発明の化
粧シートは、表面に優れた表面硬度性、即ち、表面硬度
(ユニバーサル硬さの値)が100〜200の樹脂層を
有しているので、優れた耐引っかき硬度を有し、かつ、
化粧シート表面から鉛筆等により押圧された場合であっ
ても凹みが生じにくいものである。
【0119】また、第2発明の化粧材は、基板上に直接
または他の層(接着剤層等)を介して前記第1の発明の
化粧シートを積層してなるものであるので、第1の発明
の化粧シートと同様に優れた耐引っかき硬度を有し、か
つ、化粧材表面から鉛筆等により押圧された場合であっ
ても凹みが生じにくいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の化粧シートの断面図である。
【図2】図2は本発明の化粧材の断面図である。
【符号の説明】
1…基材層、2…表面樹脂層、3…絵柄層、4…基板、
5…接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA20B AK01B AK25B AK51B AT00A BA02 DG10A EH462 EJ532 GB07 GB08 GB81 HB01A HB31A JK12B JK14 JL06 YY00B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層と、 前記基材層上に、表面硬度(ユニバーサル硬さの値)が
    100〜200の樹脂層を有する化粧シート。
  2. 【請求項2】前記基材層の表面硬度(ユニバーサル硬さ
    の値)が70〜200である、 請求項1記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】基材層と、 前記基材層上に、表面硬度(ユニバーサル硬さの値)が
    100〜200の樹脂層を有する化粧シートの裏面側
    に、直接またはその他の層を介して基板を貼着してなる
    化粧材。
  4. 【請求項4】前記基材層の表面硬度(ユニバーサル硬さ
    の値)が70〜200である、 請求項3記載の化粧材。
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