JP2001198878A - テープカッティング装置 - Google Patents

テープカッティング装置

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JP2001198878A
JP2001198878A JP2000012412A JP2000012412A JP2001198878A JP 2001198878 A JP2001198878 A JP 2001198878A JP 2000012412 A JP2000012412 A JP 2000012412A JP 2000012412 A JP2000012412 A JP 2000012412A JP 2001198878 A JP2001198878 A JP 2001198878A
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JP
Japan
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tape
blade
cut
cutting
center
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Application number
JP2000012412A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Saito
三男 斉藤
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Nidec Powertrain Systems Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイのボンディング対象へ供給する切断後の
テープ片に滑らかな切断面を確保し、かつテープ片の形
状寸法の細かな管理を可能とする。 【解決手段】 テープの供給経路に下刃3を配置し、そ
の上方側に上下動する上刃2を設ける。下刃3の刃先2
3cをテープの幅方向の中心を境に対称をなすV字形状
とし、かつ上刃2の刃先12bを直線状とする。上刃2
を下刃3へ向けて駆動し、双方間におけるテープを両側
縁から中心に向かいシザーズ方式と同様の原理で等速度
で切断する。切断過程でテープに加わる荷重を小さくで
き、同時にテープの逃げ(幅方向のずれ)が防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状で供給さ
れる金属箔又は樹脂テープを所定の長さに切断するテー
プカッティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイボンダ等においては、ダイを
例えばリードフレームのダイパッド上に接合するには、
ダイとダイパッドとの間に、半田箔や金箔等の金属箔、
又はポリイミド等の樹脂材からなるテープを所定の長さ
に切断したテープ片を供給し、供給したテープ片を溶融
させ、それを接合媒体としてダイをダイパッド上に固定
している。前記テープの切断に用いる装置としては、例
えばテープの供給路に位置する下刃と、下刃と協働して
テープを切断する上刃とを備え、上刃を上下方向に駆動
するものが一般的である。また、切断方式としては、主
に下刃に向けて上刃を降下させ双方間でテープを切断す
るギロチン方式と、双方の刃が有する直線状の刃先を鋏
の様に交差させておき、刃先の延在方向の一端側を軸と
して上刃を回転させ双方間でテープを切断するシザーズ
方式とに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ギ
ロチン方式ではテープを延在方向と直角をなす方向に正
しく切断できるが、切断時にテープに加わる荷重が大き
いこと等の理由から切断面が荒い。このため切断したテ
ープ片をダイパッドに供給する際にそれが妨げとなる場
合があった。他方、前記シザーズ方式では切断面を滑ら
かにすることができるが、切断過程でテープに逃げ(幅
方向のずれ)が生じるため、テープを延在方向と直角を
なす方向に切断することが難しい。このため、ダイに対
するテープ片の形状寸法を細かく管理が困難であるとい
った問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、切断後のテープ片に滑らかな切断面が
確保でき、しかも形状寸法の細かな管理が可能となるテ
ープカッティング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、上刃と下刃とによってダ
イの接合媒体からなるテープを切断するテープカッティ
ング装置において、前記上刃と前記下刃とのうちの一方
側の刃先をV字形状とし、かつ他方側の刃先を前記テー
プの幅方向の中心を境に対称をなす形状としたものとし
た。
【0006】かかる構成において、テープは上刃と下刃
との間でシザーズ方式と同様の原理で両側縁から中心に
向かい切断される。これにより、切断過程でテープに加
わる荷重が小さくなり、同時にテープの逃げが防止でき
る。
【0007】また、請求項2の発明にあっては、上刃と
下刃とによってダイの接合媒体からなるテープを切断す
るテープカッティング装置において、前記上刃と前記下
刃とのうちの一方側の刃先を、前記テープの幅方向の中
心を境に対称をなすV字形状とし、かつ他方側の刃先を
直線形状としたものとした。
【0008】かかる構成において、テープは上刃と下刃
との間でシザーズ方式と同様の原理で両側縁から中心に
向かい切断される。これにより、切断過程でテープに加
わる荷重が小さくなり、同時にテープの逃げが防止でき
る。しかも、テープを両側縁から中心に向かい切断する
際の切断速度が等速度となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明に係るテープカ
ッティング装置1の概略構成を示す図である。このテー
プカッティング装置1は、ダイをリードフレームのダイ
パッド上に接合するダイボンダに組み込まれたものであ
り、なお、この図はリードフレームの搬送路の一端側か
ら見た側面図である。
【0010】テープカッティング装置1は、図示しない
リールから引き出された樹脂製のテープTを所定の長さ
に切断する上刃2と下刃3とを有している。下刃3はテ
ープカッティング装置1の所定箇所にテープTの供給経
路上に位置して固定されている。下刃3の後方側には、
引き出されたテープTを挟む駆動ローラ4と従動ローラ
5が配置されており、駆動ローラ4が回転制御されるこ
とによりテープTが一定量ずつ下刃3側へ送り出される
よう構成されている。なお、図示しないが双方のローラ
4,5と下刃3との間には、テープTの供給路を形成す
るチャンネル状のガイド部材が設けられている。前記上
刃2は上下方向に動作する昇降ブロック6の下端部に取
り付けられている。昇降ブロック6の下端部は前後方向
へ揺動可能であるとともに、その後方側に設けられたス
プリング7によって常時後方側へ引き寄せられており、
これにより上刃2が常に下刃3に圧接した状態が維持さ
れている。昇降ブロック6の上端部には、カムローラ8
を有するリンク9の先端部が連結されており、このリン
ク9が図示しないアクチュエータにより上下方向に回動
されることにより上下動するようになっている。
【0011】図2〜図4に前述した上刃2及び下刃3の
詳細を示す。上刃2は超硬合金製の板状の部材であっ
て、昇降ブロック6に支持された取付部11と、下刃3
に当接する刃部12とを有している。図3に示すように
刃部12にあっては、下刃3に当接する背面12aの下
縁12bが刃先であり、その形状はテープTを横断する
直線状となっている(図4参照)。また、刃部12の下
面には、切断時にテープTの先端側(テープ片P側)を
上方へ逃がすための凹部13が刃先(下縁12b)から
僅かに離れて設けられている。凹部13は刃部12の側
面12cに直角三角形をなして開口するとともに、前方
に向かい15°の傾斜角度で次第に深くなるよう形成さ
れている。
【0012】下刃3は、テープカッティング装置1の所
定箇所に支持されるとともに、正面側に突出する突出部
21aを有する下刃本体21と、その突出部21aにろ
う付けされた超硬合金製の刃22とから構成されてい
る。刃22は、その正面形状が図5に示すように上方に
向かい開口するコ字状の部材であって、下刃本体21に
接合された接合部23と、接合部23の両側部おいて下
刃本体21の上面21aより起立するとともに、下刃3
が当接する起立部24,24とを有している。接合部2
3の上面23aには、前記突出部21aの上面に亙ると
ともに接合部23の正面23bに貫通するV字溝25が
形成されている。なお、V字溝25における底部の傾斜
は緩やかであり、その角度θは8゜に設定されている。
また、刃22においては、前記接合部23の正面23b
の上縁23cが刃先であって、その形状は、前記V字溝
25が幅方向の中心をテープTの幅方向の中心Oと一致
するよう形成されることにより、テープTの幅方向の中
心Oを境に対称をなすV字形状となっている。
【0013】また、図1に示したようにテープカッティ
ング装置1には、下刃3の下方側に位置して、アクチュ
エータ31とリターンスプリング32とによって前後方
向へ駆動されるスライドブロック33が設けられてい
る。スライドブロック33の先端部には供給ブロック3
4が設けられており、供給ブロック34には、下刃3の
前方側におけるテープTの供給路を形成するテープ受け
35が設けられている。テープ受け35の上面35aに
は、前述した昇降ブロック6の下方への移動に伴い上刃
2と下刃3とが切断したテープ片Pを吸着するための吸
引孔が設けられている。そして、テープカッティング装
置1においては、切断したテープ片Pをテープ受け35
の上面35aに吸着した状態でスライドブロック33を
前方へ移動させるとともに、図外の供給機構によってテ
ープ片Pをリードフレームへ供給する構成となってい
る。
【0014】以上の構成からなる本実施の形態において
は、昇降ブロック6の下方への移動に伴い上刃2と下刃
3とがテープTを切断するとき、テープTは上刃2と下
刃3との間で、従来技術で説明したシザーズ方式と同様
の原理で両側縁から中心Oに向かい切断されることとな
る。このため、切断過程においてはテープTに加わる荷
重が小さく、切断したテープ片Pに滑らかな切断面が確
保できる。したがって、切断したテープ片Pに滑らかな
切断面が確保でき、前述した供給機構によってテープ片
Pをリードフレームへ供給する動作を常にスムーズに行
うことができ、テープ片Pの安定供給が可能である。ま
た、テープTが両側縁から中心Oに向かい切断されるた
め、切断過程でテープTに逃げが(幅方向のずれ)が生
じることがない。したがって、テープ片Pの形状寸法の
細かな管理が可能となり、その結果、テープ片Pの形状
寸法に高い精度が要求される場合であっても、それに対
応することができる。
【0015】しかも、本実施の形態においては、上刃2
の刃先(刃部12の背面12aの下縁12b)が直線形
状であり、かつ下刃3の刃先(接合部23の正面23b
の上縁23c)がテープの幅方向の中心Oを境に対称を
なすV字形状であることから、テープTを両側縁から中
心に向かい切断する際の切断速度が等速度となる。この
ため、テープ片Pに理想的な切断面を確保することがで
き、テープ片Pをより一層の安定して供給することがで
きると同時に、その形状寸法をより正確に管理すること
ができる。
【0016】なお、本実施の形態においては、上刃2の
刃先を直線形状とし、かつ下刃3の刃先をV字形状とし
たものを示したが、双方の刃先の形状を逆にしても構わ
ない。その場合であっても同様の効果を得ることができ
る。また、上刃2の刃先を直線形状としたが、これ以外
にも、上刃2の刃先は、テープTの幅方向の中心Oを境
に対称をなす形状であれば、例えば円弧形状等の他の形
状としても何ら構わない。また、リードフレームに供給
する樹脂製のテープTを切断するものについて説明した
が、当然のことながら、リードフレームやパッケージ等
の他のボンディング対象にダイをボンディングする際の
接合媒体となる金属箔からなるテープを切断する装置に
本発明を用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にお
いては、切断過程でテープに加わる荷重が小さくなり、
同時にテープの逃げが防止できるようにした。よって、
切断したテープ片に滑らかな切断面が確保でき、テープ
片の安定供給が可能となる。また形状寸法の細かな管理
が可能となる。
【0018】これに加え、請求項2の発明においては、
テープを両側縁から中心に向かい切断する際の切断速度
が等速度となるようにした。よって、切断したテープ片
に理想的な切断面が確保でき、テープ片のより一層の安
定供給が可能となる。また、形状寸法のより正確な管理
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】上刃と下刃とを示す平面図である。
【図3】一部を破断した状態の上刃と下刃とを示す図1
に対応する側面図である。
【図4】上刃と下刃とを示す正面図である。
【図5】下刃の刃部を示す正面拡大図である。
【符号の説明】
1 テープカッティング装置 2 上刃 3 下刃 12 刃部 12b 下縁 22 刃 23c 上縁 25 V字溝 O 中心 P テープ片 T テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上刃と下刃とによってダイの接合媒体か
    らなるテープを切断するテープカッティング装置におい
    て、 前記上刃と前記下刃とのうちの一方側の刃先をV字形状
    とし、かつ他方側の刃先を前記テープの幅方向の中心を
    境に対称をなす形状としたことを特徴とするテープカッ
    ティング装置。
  2. 【請求項2】 上刃と下刃とによってダイの接合媒体か
    らなるテープを切断するテープカッティング装置におい
    て、 前記上刃と前記下刃とのうちの一方側の刃先を、前記テ
    ープの幅方向の中心を境に対称をなすV字形状とし、か
    つ他方側の刃先を直線形状としたことを特徴とする請求
    項1記載のテープカッティング装置。
JP2000012412A 2000-01-21 2000-01-21 テープカッティング装置 Pending JP2001198878A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014178143A1 (ja) * 2013-05-02 2014-11-06 Ykk株式会社 補強フィルム接着装置

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CN104302203A (zh) * 2013-05-02 2015-01-21 Ykk株式会社 补强膜粘接装置
CN104302203B (zh) * 2013-05-02 2017-06-30 Ykk株式会社 补强膜粘接装置

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