JP2001197130A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2001197130A
JP2001197130A JP2000004363A JP2000004363A JP2001197130A JP 2001197130 A JP2001197130 A JP 2001197130A JP 2000004363 A JP2000004363 A JP 2000004363A JP 2000004363 A JP2000004363 A JP 2000004363A JP 2001197130 A JP2001197130 A JP 2001197130A
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digital video
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JP2000004363A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送されるべきデータに基づいて形成されたワ
ード同期データを含むワード列データが、8B/10B
変換が施され、シリアルデータとされて送出される伝送
方式をもって、複数のディジタル映像信号を多重伝送で
きるものとする。 【解決手段】複数のディジタル映像信号もしくは複数の
ディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに多重
化処理を施してワード列データを得るとともに、それに
ワード同期データを含んだ付加ワードデータグループを
挿入して得られるワード列データに8ビット/10ビッ
ト変換を施すとともに、ワード同期データに基づいて得
られるランニング・ディスパリティを予め定められた正
もしくは負とする8ビット/10ビット変換後のワード
同期データを含んだ、複合ワード列データを形成し、そ
れをシリアルデータに変換して送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、複数のディジタル映像信号もしくは複数
のディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに、
多重化処理を施してワード列データを得、そのワード列
データに、ワード同期データの挿入,8ビット/10ビ
ット変換等の処理を施して、複合ワード列データを形成
し、それをシリアルデータに変換して伝送すべく送出す
るデータ伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
情報データを含んだディジタルデータの伝送に関する分
野においては、ディジタルデータをシリアルデータと
し、そのシリアルデータに基づく電気信号を得て、それ
を同軸ケーブルあるいはツイステッドペアライン等が用
いられて形成された伝送路を通じて伝送するシステム、
あるいは、ディジタルデータをシリアルデータとし、そ
のシリアルデータを光信号に変換して、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成された伝送路を通じて伝送
するシステム等が提案されている。
【0003】斯かるディジタルデータ伝送システムの一
つとして、ファイバーチャンネル・システム(Fibre Ch
annel System) と称されるものが知られている。このフ
ァイバーチャンネル・システムの如くのディジタルデー
タ伝送システムのもとで扱われるディジタルデータは、
送信側において、例えば、8ビット毎に10ビットへの
変換が行われ、その変換が予め用意された変換テーブル
に従うものとされる、8ビット/10ビット変換(8B
/10B変換)処理が施されるとともに、10もしくは
20ビットワード列データを形成するものとされる。そ
して、実際に伝送されるのは、8B/10B変換が行わ
れて形成される10もしくは20ビットワード列データ
に、さらにパラレルデータをシリアルデータに変換する
パラレル/シリアル変換(P/S変換)処理が施されて
得られるシリアルデータとされる。
【0004】これに対して、受信側においては、受信さ
れたシリアルデータに、シリアルデータをパラレルデー
タに変換するシリアル/パラレル変換(S/P変換)処
理が施されて、10もしくは20ビットワード列データ
が形成され、その10もしくは20ビットワード列デー
タに、10ビット毎に8ビットへの変換が行われ、その
変換が予め用意された変換テーブルに従うものとされ
る、10ビット/8ビット変換(10B/8B変換)処
理が施される。そして、10B/8B変換が行われて形
成されるワード列データから、元のディジタル映像信号
が再生される。
【0005】このような伝送されるべきディジタルデー
タに8B/10B変換が施されて行われるデータ伝送
は、良好な伝送品質をもたらすものとして認識されてい
る。
【0006】また、ファイバーチャンネル・システムの
如くのディジタルデータ伝送システムのもとで、例え
ば、10ビットワード列データとして伝送されるディジ
タルデータは、その一例を挙げると、図13に示される
如くの、“フレーム”と称される最小の独立したパケッ
トが形成されるデータフォーマットに従うものとされ
る。図13に示される“フレーム”にあっては、全体が
2148バイトで構成されており、その内容は、4バイ
ト構成のフレームスタート部分,24バイト構成のフレ
ームヘッダ部分,64バイト構成のオプショナルヘッダ
部分,2048バイト構成のペイロード部分,4バイト
構成のエラーチェック部分及び4バイト構成のフレーム
エンド部分が順次連なるものとなっている。
【0007】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
10ビットワード列データが伝送されるにあたっては、
送信側において、ペイロード部分に最大で2048バイ
トの10ビットワード列データを格納した“フレーム”
が多数形成され、それらが順次送出され、受信側におい
ては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々における
ペイロード部分から、10ビットワード列データを取り
出す。
【0008】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードの夫々は、それを構成する
10ビットが、“1”の数が“0”の数より多いもの,
“0”の数が“1”の数より多いもの、もしくは、
“1”の数と“0”の数とが等しいものとなる。斯かる
“1”及び“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたっ
て、例えば、ランニング・ディスパリティ(Running Di
sparity :RD)という考え方が導入されており、
“1”の数が“0”の数より多いとき、ランニング・デ
ィスパリティ(RD)が正であると言い、また、“0”
の数が“1”の数より多いとき、RDが負であると言
い、さらに、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、
RDがニュートラルであると言う。そして、“1”の数
が“0”の数より多いワードデータはRDを正とするワ
ードデータ,“0”の数が“1”の数より多いワードデ
ータはRDを負とするワードデータ,“1”の数と
“0”の数とが等しいワードデータはRDをニュートラ
ルとするワードデータ(ニュートラル・ワードデータ)
と称される。
【0009】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において10
ビットワード列データについて行われる10B/8B変
換にあたり、10ビット構成の各ワードデータを的確に
把握することが要され、そのため、送信側において、シ
リアルデータとされて伝送される10ビットワード列デ
ータが、ワード同期データの挿入が適宜なされたものと
される。このワード同期データは、10ビット構成のワ
ードデータではあるが、情報伝達を行う10ビット構成
のワードデータとしては用いられない特定のコードを有
するものとされる。そして、ワード同期データは、挿入
されるに際して、直前のワードデータがRDを負とする
ものであるとき、RDを正とするものとされ、また、直
前のワードデータがRDを正とするものであるとき、R
Dを負とするものとされる。
【0010】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビット構
成のワードデータDS10とされる。図14は、K2
8.5というコードネームで呼ばれる10ビット構成の
ワードデータDS10を示し、このワードデータDS1
0は、その直前に配されたワードデータによるRDであ
るCRDが負(−)であるとき、RDを正とする“00
1111 1010”とされ、また、直前に配されたワ
ードデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする“110000 0101”とされ
る(以後、“001111 1010”を+K28.5
と言い、また、“110000 0101”を−K2
8.5と言う)。
【0011】一方、映像信号の分野においては、その伝
送に関連して伝達情報の多様化及び再生画像の高品質化
を実現する観点等から、映像信号のディジタル伝送化が
図られている。そして、映像信号のディジタル伝送化の
ための規格化されたディジタル映像信号が提案されてお
り、例えば、4:2:2コンポーネントディジタル映像
信号(D1信号),4fscコンポジットディジタル映
像信号(D2信号)等が知られている。これらD1信
号,D2信号等は、例えば、映像信号における輝度信号
成分をあらわす10ビットワード列データとされたYデ
ータ系列と、映像信号における色差信号成分をあらわす
10ビットワード列データとされたCB /CR データ系
列とに、ワード多重処理が施されるとともに、その結果
得られるワード多重データ系列のうちの所定の部分が、
タイミング基準コードデータ(SAV:Start of Activ
e Video 及びEAV:End of Active Video)により置換
されて得られるものとされる。SAV及びEAVは、ワ
ード同期データの役割を果たす。
【0012】例えば、D1信号を構成するデータ系列
は、10ビットワード列データの形式をとり、例えば、
図15に示される如くのデータフォーマットに従うもの
とされる。図15には、D1信号における各ライン期間
中のラインブランキング期間及びその前後における映像
データ期間の一部に対応する部分が示されている。斯か
る部分においては、各映像データ期間に対応する部分の
直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3F
F,000,000,XYZ)から成るタイミング基準
コードデータであるSAVが配されるとともに、各映像
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF,000,000,XY
Z)から成るタイミング基準コードデータであるEAV
が配される。3FF及び000は16進表示された固定
値情報であり、XYZは16進表示された可変値情報で
あって、フィールドの識別,フィールドブランキング期
間の識別、及び、SAV及びEAVの識別を示す。
【0013】斯かる図15に示される如くの10ビット
ワード列データを形成するD1信号は、伝送されるに際
しては、P/S変換処理によりシリアルデータに変換さ
れて送出される。そして、受信側においては、受信され
たシリアルデータ中のSAVもしくはEAVに基づく部
分が検出され、それによりワード同期がとられるもとで
S/P変換処理が施されて、D1信号が再生される。
【0014】また、画像情報をあらわすディジタルデー
タ、即ち、ディジタル画像情報データは、通常、データ
量が膨大なものとなるので、例えば、その伝送,記録等
が行われるにあたっては、データの品質を実質的に低下
させることなくデータ量を低減させることができるデー
タ圧縮が施されたものとされることが望まれる。それゆ
え、ディジタル画像情報データについて、そのデータ量
を低減させるためのデータ圧縮技術の研究開発が種々行
われてきているが、それらの成果の一つとして、画像情
報、特に、動画情報をあらわすディジタルデータである
ディジタル画像情報データについてのデータ圧縮に関し
て、それを実施する手法として、国際標準化団体のもと
における技術委員会の傘下の作業部会であるMPEG
(Moving Picture Experts Group) によって検討され、
規格として承認された、MPEGと称される標準方式が
提案されている。
【0015】このMPEGと称される標準方式にあって
は、ディジタル画像情報データに高能率符号化によるデ
ータ圧縮が施されることになるが、ディジタル画像情報
データについてのMPEGに従った高能率符号化による
データ圧縮が行われる場合には、極めて高い圧縮率のデ
ータ圧縮を実現でき、しかも、データ圧縮が施されたデ
ィジタル画像情報データに基づいて再生される画像を高
品質なものとすることができる利点が得られる。従っ
て、ディジタル.ビデオカメラ,ディジタル.ビデオテ
ープレコーダ等の業務用あるいは家庭用電子機器の分野
において、MPEGに従った高能率符号化によるデータ
圧縮が施されたディジタル画像情報データ(MPEG画
像情報データ)を取り扱うものが増加していく傾向にあ
る。MPEG画像情報データは、一般に、8ビットワー
ド列データを形成するものとされる。
【0016】このようなMPEG画像情報データの如く
の圧縮されたディジタル映像信号データ、さらには、そ
れに音声データが加えられて成る圧縮されたディジタル
映像及び音声信号データを、シリアルデータとして伝送
路を通じて伝送するにあたって用いられるべく開発され
たインターフェースとして、SDTI(Serial DataTra
nsport Interface)と称されるものが提案されている。
このSDTIは、米国のSMPTE(Society of Motio
n Picture and Television Engineers:映画テレビジョ
ン技術者協会) により“SMPTE 305M”をもっ
て規格化されている。
【0017】SDTIのもとにおける信号フォーマット
(SDTI信号フォーマット)にあっても、必要に応じ
て、各ライン期間中にタイミング基準コードデータが配
される。そして、圧縮されたディジタル映像信号データ
もしくは映像及び音声信号データの伝送に用いられるS
DTI信号フォーマットに従って形成されたディジタル
信号(SDTI信号)も、パラレルデータからシリアル
データに変換され、電気信号あるいは光信号とされる伝
送信号の形で伝送される。
【0018】上述の如くのD1信号,D2信号,SDT
I信号等のディジタル映像信号の伝送についても、前述
の如くの、送信側において、伝送されるべきディジタル
映像信号に基づいてワード同期データを含んだワード列
データが形成され、そのワード列データが、それに8B
/10B変換処理が施され、さらに、シリアルデータに
変換されて送出される伝送方式、をもって行われるよう
にされることが、例えば、送受信回路を構成するにあた
って既存の集積回路素子(IC素子)等を有効に利用で
きる観点から望まれるところとなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、送信側
において、伝送されるべきデータに基づいてワード同期
データを含んだワード列データが形成され、そのワード
列データが、それに8B/10B変換処理が施され、さ
らに、シリアルデータに変換されて送出される伝送方式
をもっての、D1信号,D2信号,SDTI信号等のデ
ィジタル映像信号の伝送が望まれるもとにあって、一つ
のディジタル映像信号のみならず、複数のディジタル映
像信号を多重して伝送できることになれば、D1信号,
D2信号,SDTI信号等のディジタル映像信号の効率
的な利用が図られ、さらには、その利用範囲の拡大が図
られることになる。そして、D1信号,D2信号,SD
TI信号等のディジタル映像信号の効率的な利用あるい
は利用範囲の拡大等は、例えば、業務用あるいは家庭用
電子機器の分野における技術の更なる発展をもたらすこ
とになる。
【0020】しかしながら、従来にあっては、送信側に
おいて、伝送されるべきデータに基づいてワード同期デ
ータが付加されたワード列データが形成され、そのワー
ド列データが、それに8B/10B変換が施され、さら
に、シリアルデータに変換されて送出される伝送方式を
もって、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号等の
ディジタル映像信号を、比較的容易に整えることができ
る手段をもって、多重伝送することができる伝送システ
ムを実現させた具体例は見当たらない。また、このよう
にして複数のD1信号,D2信号,SDTI信号等のデ
ィジタル映像信号を、比較的容易に整えることができる
手段をもって、多重伝送することができる伝送システム
に関する技術について記載された文献等も見出せない。
【0021】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきデータに基づいてワ
ード同期データが付加されたワード列データが形成さ
れ、そのワード列データが、それに8B/10B変換処
理が施され、さらに、シリアルデータに変換されて送出
される伝送方式をもって、例えば、複数のD1信号,D
2信号,SDTI信号等とされる、複数のディジタル映
像信号を、比較的容易に整えることができる手段により
伝送することができる、データ伝送方法及びその実施に
供されるデータ伝送装置を提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項10までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法は、複数のディジタル映
像信号もしくは複数のディジタル映像信号とビット付加
信号との組合せに多重化処理を施して、複数のディジタ
ル映像信号もしくは複数のディジタル映像信号とビット
付加信号との組合せに基づくワード列データを得るとと
もに、そのワード列データに、所定のワード間隔を置い
て、予め設定されたコードを有するワード同期データを
含んだ付加ワードデータグループを挿入し、付加ワード
データグループが挿入されたワード列データに8B/1
0B変換処理を施すとともに、ワード同期データに基づ
いて得られるRDを予め定められた正もしくは負とする
8B/10B変換後のワード同期データを含んだ、付加
ワードデータグループに基づく部分を有した複合ワード
列データを形成し、複合ワード列データをシリアルデー
タに変換して、そのシリアルデータを伝送すべく送出す
るものとされる。
【0023】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係るデータ伝送方法は、複数の
ディジタル映像信号とビット付加信号との組合せを、3
チャンネルの10ビットワード列データのデータ形式を
とるディジタル映像信号と2ビット付加データとで形成
し、それに基づくワード列データを、16ビットワード
列データとするとともに、付加ワードデータグループ
を、ワード同期データが16ビットワードを形成するも
のとし、さらに、複合ワード列データを、複合20ビッ
トワード列データとするものとされる。
【0024】また、本願の特許請求の範囲における請求
項11または請求項12に記載された発明に係るデータ
伝送装置は、複数のディジタル映像信号もしくは複数の
ディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに多重
化処理を施して、複数のディジタル映像信号もしくは複
数のディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに
基づくワード列データを得る信号多重手段と、信号多重
手段から得られるワード列データに、所定のワード間隔
を置いて、予め設定されたコードを有するワード同期デ
ータを含んだ付加ワードデータグループを挿入するデー
タ挿入手段と、データ挿入手段から得られる付加ワード
データグループが挿入されたワード列データに8B/1
0B変換処理を施すとともに、ワード同期データに基づ
いて得られるRDを予め定められた正もしくは負とする
8B/10B変換後のワード同期データを含んだ、付加
ワードデータグループに基づく部分を有した複合ワード
列データを形成する複合ワード列データ形成手段と、複
合ワード列データ形成手段から得られる複合ワード列デ
ータをシリアルデータに変換して、そのシリアルデータ
を伝送すべく送出するデータ送出手段と、を備えて構成
される。
【0025】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項12に記載された発明に係るデータ伝送装置は、3チ
ャンネルの10ビットワード列データのデータ形式をと
るディジタル映像信号と2ビット付加データとの組合せ
に多重化処理を施して、16ビットワード列データを得
る信号多重手段,信号多重手段から得られる16ビット
ワード列データに、ワード同期データが16ビットワー
ドを形成するものとされた付加ワードデータグループを
挿入するデータ挿入手段,データ挿入手段から得られる
付加ワードデータグループが挿入された16ビットワー
ド列データに8B/10B変換処理を施すとともに、ワ
ード同期データに基づいて得られるRDを予め定められ
た正もしくは負とする8B/10B変換後のワード同期
データを含んだ、付加ワードデータグループに基づく部
分を有した複合20ビットワード列データを形成する複
合ワード列データ形成手段、及び、複合ワード列データ
形成手段から得られる複合20ビットワード列データを
シリアルデータに変換して、そのシリアルデータを伝送
すべく送出するデータ送出手段を、備えて構成される。
【0026】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項10までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法によれば、例えば、複数のD
1信号,D2信号,SDTI信号等とされる複数のディ
ジタル映像信号、もしくは、斯かる複数のディジタル映
像信号とビット付加信号との組合せに基づき、付加ワー
ドデータグループ挿入処理及び8B/10B変換処理を
経て形成され、シリアルデータに変換されて送出される
複合ワード列データには、RDを予め定められた正もし
くは負とするワード同期データが含まれていることにな
る。このようなワード同期データは、例えば、RDを正
とするワードデータDS10である+K28.5、もし
くは、RDを負とするワードデータDS10である−K
28.5とされる。
【0027】そして、受信側がワード同期データ検出
を、RDを正とするワード同期データのみを検出するこ
とにより行う場合、もしくは、RDを負とするワード同
期データのみを検出することにより行う場合のいずれの
もとにおいても、受信側において、シリアルデータに変
換されて伝送された複合ワード列データ中のワード同期
データが、複数のディジタル映像信号もしくは複数のデ
ィジタル映像信号とビット付加信号とを再生するための
処理に必要とされるワード同期データとして、適正に検
出されることになるものとされる。また、複合ワード列
データに含まれるワード列データは、8B/10B変換
処理を経て得られるものとされることにより、良好な伝
送品質をもたらすことになる。それゆえ、受信側にあっ
ては、良好な伝送品質が得られるもとで受信されるワー
ド列データに基づく複数のディジタル映像信号もしくは
複数のディジタル映像信号とビット付加信号との再生、
のための処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に
得られる状態が確保される。
【0028】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項10までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法によれば、RDを予め定められた正
もしくは負とするワード同期データを含んだ付加ワード
データグループを伴う複合ワード列データのシリアルデ
ータへの変換,変換されたシリアルデータの送信、さら
には、受信側における、シリアルデータの受信,受信さ
れたシリアルデータの複合ワード列データへの変換等
を、例えば、ファイバーチャンネル・システムのもとに
おけるディジタル映像信号の送信及び受信に用いられる
伝送回路ディバイスを利用して行うことができる。従っ
て、伝送されるべきデータに基づいてワード同期データ
が付加されたワード列データが形成され、そのワード列
データが、それに8B/10B変換処理が施され、さら
に、シリアルデータに変換されて送出される伝送方式を
もって、例えば、複数のD1信号,D2信号,SDTI
信号等とされる、複数のディジタル映像信号を、比較的
容易に整えることができる手段により伝送することがで
きることになる。
【0029】また、本願の特許請求の範囲における請求
項11または請求項12に記載された発明に係るデータ
伝送装置においては、データ送出手段によりシリアルデ
ータに変換されて送出される、例えば、複数のD1信
号,D2信号,SDTI信号等とされる複数のディジタ
ル映像信号、もしくは、斯かる複数のディジタル映像信
号とビット付加信号との組合せに基づき、付加ワードデ
ータグループ挿入処理及び8B/10B変換処理を経て
形成される複合ワード列データには、RDを予め定めら
れた正もしくは負とするワード同期データが含まれてい
ることになる。このようなワード同期データは、例え
ば、RDを正とするワードデータDS10である+K2
8.5、もしくは、RDを負とするワードデータDS1
0である−K28.5とされる。
【0030】そして、受信側が、ワード同期データ検出
を、RDを正とするワード同期データのみを検出するこ
とにより行う場合、もしくは、RDを負とするワード同
期データのみを検出することにより行う場合のいずれの
もとにおいても、受信側において、シリアルデータに変
換されて伝送された複合ワード列データ中のワード同期
データが、複数のディジタル映像信号もしくは複数のデ
ィジタル映像信号とビット付加信号とを再生するための
処理に必要とされるワード同期データとして、適正に検
出されることになるものとされる。また、複合ワード列
データに含まれるワード列データは、8B/10B変換
処理を経て得られるものとされることにより、良好な伝
送品質をもたらすことになる。それゆえ、受信側にあっ
ては、良好な伝送品質が得られるもとで受信される複合
ワード列データに基づく複数のディジタル映像信号もし
くは複数のディジタル映像信号とビット付加信号との再
生、のための処理に必要とされるデータ同期状態が、確
実に得られる状態が確保される。
【0031】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項11または請求項12に記載された発明に係るデータ
伝送装置によれば、RDを予め定められた正もしくは負
とするワード同期データを含んだ付加ワードデータグル
ープを伴う複合ワード列データのシリアルデータへの変
換,変換されたシリアルデータの送信、さらには、受信
側における、シリアルデータの受信,受信されたシリア
ルデータの複合ワード列データへの変換等を、例えば、
ファイバーチャンネル・システムのもとにおけるディジ
タル映像信号の送信及び受信に用いられる伝送回路ディ
バイスを利用して行うことができる。従って、伝送され
るべきデータに基づいてワード同期データが付加された
ワード列データが形成され、そのワード列データが、そ
れに8B/10B変換処理が施され、さらに、シリアル
データに変換されて送出される伝送方式をもって、例え
ば、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号等とされ
る、複数のディジタル映像信号を、比較的容易に整える
ことができる手段により伝送することができることにな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項10までのいずれかに記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例が実施される、本
願の特許請求の範囲における請求項11または請求項1
2に記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0033】図1に示される例にあっては、複数のディ
ジタル映像信号である3チャンネルのD1信号DVP
1,DVP2及びDVP3と、ビット付加信号である2
ビット付加データDAB(2)が、信号多重部11に供
給される。3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3
の夫々は、例えば、図15に示される如くのデータ系列
の態様をとる10ビットワード列データを形成するディ
ジタル信号であって、そのワード伝送レートを、例え
ば、27MBpsとするパラレルデータとされる。ま
た、2ビット付加データDAB(2)は、2ビット構成
のワードが連なる2ビットワード列データであって、そ
のワード伝送レートが、例えば、27MBpsに選定さ
れる。
【0034】信号多重部11においては、3チャンネル
のD1信号DVP1〜DVP3の夫々におけるライン期
間の位相が揃えられ、また、3チャンネルのD1信号D
VP1〜DVP3の夫々と2ビット付加データDAB
(2)とのビット同期がとられる状態としたもとで、3
チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3と2ビット付
加データDAB(2)との組合せに多重化処理を施し、
それにより、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP
3と2ビット付加データDAB(2)との組合せに基づ
く16ビットワード列データDU(16)を得る。斯か
る際には、信号多重部11に同時に供給される、3チャ
ンネルのD1信号DVP1〜DVP3の夫々における各
ワード(10ビット)と2ビット付加データDAB
(2)における各ワード(2ビット)との、合計10×
3+2=32ビットが、順次16ビットずつの2ワード
に分割されることにより、ワード伝送レートを27MB
ps×32/16=54MBpsとする16ビットワー
ド列データDU(16)が形成される。
【0035】信号多重部11から得られる16ビットワ
ード列データDU(16)は、速度変換・データ挿入部
12に供給される。速度変換・データ挿入部12には、
3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP3の夫々のワ
ードクロック信号に同期した、周波数を27MHzとす
るクロックパルス信号CA、及び、周波数を55MHz
とするクロックパルス信号CBも供給され、さらに、ワ
ードデータ送出部13からの付加ワードデータグループ
DWSが供給される。付加ワードデータグループDWS
は、16ビットワード同期データを含んだ複数の16ビ
ットワードデータによって構成され、そのワード伝送レ
ートを55MBpsとするパラレルデータとされる。
【0036】そして、速度変換・データ挿入部12にあ
っては、ワード伝送レートを54MBpsとする16ビ
ットワード列データDU(16)に対して、そのワード
伝送レートを54MBpsから55MBpsに変換する
速度変換を施すとともに、所定のワード間隔をおいて、
ワードデータ送出部13からの16ビットワード同期デ
ータを含んだ付加ワードデータグループDWSを挿入す
る処理を施す。それにより、速度変換・データ挿入部1
2において、3チャンネルのD1信号DVP1〜DVP
3と2ビット付加データDAB(2)との組合せに基づ
く、ワード伝送レートを55MBpsとする、付加ワー
ドデータグループDWSが挿入された16ビットワード
列データDZ(16)が形成される。
【0037】図2は、速度変換・データ挿入部12につ
いての具体構成例を示す。この図2に示される例におい
ては、信号多重部11から得られるワード伝送レートを
54MBpsとする16ビットワード列データDU(1
6)がスイッチ15に供給される。スイッチ15は、ス
イッチ制御信号形成部16からの制御信号CSAに応じ
て、所定の期間毎、例えば、1ms間毎の切換えを行
い、それにより、16ビットワード列データDU(1
6)を、1ms間毎にメモリ部17とメモリ部18とに
交互に供給して、16ビットワード列データDU(1
6)についてのメモリ部17とメモリ部18とに対する
振分供給を行う。
【0038】また、メモリ部17とメモリ部18とに関
連して、メモリ制御信号形成部19が設けられており、
メモリ制御信号形成部19には、クロックパルス信号C
A及びCBが供給される。そして、メモリ制御信号形成
部19は、クロックパルス信号CAに基づいて、周波数
を27MHz×2=54MHzとする書込制御信号QW
を発生するとともに、クロックパルス信号CBに基づい
て、周波数を55MHzとする読出制御信号QRを発生
し、書込制御信号QWと読出制御信号QRとをメモリ部
17及び18の両者に供給する。
【0039】それにより、メモリ部17においては、ス
イッチ15を通じて16ビットワード列データDU(1
6)が供給される期間において、16ビットワード列デ
ータDU(16)が、周波数を54MHzとする書込制
御信号QWに応じて、ワード伝送レートを54MBps
とする状態で書き込まれる。また、メモリ部18におい
ても、スイッチ15を通じて16ビットワード列データ
DU(16)が供給される期間において、16ビットワ
ード列データDU(16)が、周波数を54MHzとす
る書込制御信号QWに応じて、ワード伝送レートを54
MBpsとする状態で書き込まれる。従って、メモリ部
17及びメモリ18の夫々における16ビットワード列
データDU(16)のワード伝送レートを54MBps
とする状態での書込みが、スイッチ15の1ms間毎の
切換えに従って、交互に1ms間ずつ行われる。
【0040】メモリ部17に1ms間に亙って書き込ま
れた16ビットワード列データDU(16)は、その次
の1ms間のうちに、周波数を55MHzとする読出制
御信号QRに応じて、ワード伝送レートを55MBps
とする16ビットワード列データMZ’(16)として
メモリ部17から読み出され、スイッチ20に供給され
る。また、メモリ部18に1ms間に亙って書き込まれ
た16ビットワード列データDU(16)も、その次の
1ms間のうちに、周波数を55MHzとする読出制御
信号QRに応じて、ワード伝送レートを55MBpsと
する16ビットワード列データDZ’(16)としてメ
モリ部18から読み出され、スイッチ20に供給され
る。スイッチ20には、ワードデータ送出部13から
の、ワード伝送レートを55MBpsとする付加ワード
データグループDWSも供給される。
【0041】スイッチ20は、スイッチ制御信号形成部
16からの制御信号CSBに応じて、ワードデータ送出
部13からのワード伝送レートを55MBpsとする付
加ワードデータグループDWS,メモリ部18からのワ
ード伝送レートを55MBpsとする16ビットワード
列データDZ’(16)、及び、メモリ部17からのワ
ード伝送レートを55MBpsとする16ビットワード
列データDZ’(16)の夫々を、所定のワード期間分
ずつ順次取り出す。それにより、スイッチ20から、ワ
ード伝送レートを55MBpsとする16ビットワード
列データDZ’(16)に、所定のワード間隔を置いて
ワード伝送レートを55MBpsとする付加ワードデー
タグループDWSが挿入されて形成される、付加ワード
データグループが挿入された16ビットワード列データ
DZ(16)が導出される。
【0042】ワードデータ送出部13からのワード伝送
レートを55MBpsとする付加ワードデータグループ
DWSは、ワード同期データを含んだ複数の16ビット
ワードデータによって構成されるが、例えば、任意の8
ビットワードデータDEX8が2個重畳されて形成され
た16ビットワードデータDEX8:DEX8が少なく
とも1個配され、それに続いて、予め定められたコード
が与えられた8ビットワード同期データDEK8と8ビ
ット補助ワードデータDEA8とが重畳されて形成され
た16ビットワードデータDEK8:DEA8が3個以
上連続して連なり、さらに、それに任意の8ビットワー
ドデータDEX8が2個重畳されて形成された16ビッ
トワードデータDEX8:DEX8が少なくとも1個連
なって構成されるものとされる。このように、付加ワー
ドデータグループDWSにあっては、8ビットワード同
期データDEK8が、8ビット補助ワードデータDEA
8と共に、16ビットワードデータDEK8:DEA8
を形成するものとされる。
【0043】8ビットワード同期データDEK8は、1
0ビットワードデータに変換されると前述のワードデー
タDS10とされる8ビットワードデータである。従っ
て、8ビットワード同期データDEK8は、10ビット
ワードデータに変換されるとK28.5というコードネ
ームで呼ばれるものとなり、その直前に配されたワード
データによるRDであるCRDが負(−)であるとき、
+K28.5となり、また、その直前に配されたワード
データによるRDであるCRDが正(+)であるとき、
−K28.5となる。
【0044】また、8ビット補助ワードデータDEA8
は、図3に示される如く、“01110101”とあら
わせる8ビットワードデータであり、10ビットワード
データに変換されるとD21.3というコードネームで
呼ばれるものとなる。D21.3は、その直前に配され
たワードデータによるRDであるCRDが負(−)であ
るときRDをニュートラルとする“101010 11
00”とされ、その直前に配されたワードデータによる
RDであるCRDが正(+)であるときRDをニュート
ラルとする“101010 0011”とされる。
【0045】さらに、任意の8ビットワードデータDE
X8は、10ビットワードデータに変換されると10ビ
ットワードデータDXX.Xとされる。
【0046】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される16ビットワード列データD
Z(16)は、その付加ワードデータグループDWSが
挿入された部分が、図4のAに示される如くとされる。
図4のAにおいて、DD16は、図2に示されるメモリ部
17及び18の夫々から読み出された16ビットワード
列データDZ’(16)を形成する各16ビットワード
データをあらわしている。
【0047】ワードデータ送出部13からのワード伝送
レートを55MBpsとする付加ワードデータグループ
DWSは、また、例えば、始端側部分と終端側部分との
夫々において、予め定められたコードが与えられた8ビ
ットワード同期データDEK8と8ビット補助ワードデ
ータDEA8とが重畳されて形成された16ビットワー
ドデータDEK8:DEA8が3個以上連続して配さ
れ、斯かる始端側部分と終端側部分との間の部分に、始
端側部分における最後の16ビットワードデータDEK
8:DEA8を形成する8ビットワード同期データDE
K8のRDに対して、終端側部分における最初の16ビ
ットワードデータDEK8:DEA8を形成する8ビッ
トワード同期データDEK8のRDを反転させることに
なる、少なくとも1個の16ビットワードデータが配さ
れたものとされる。斯かる場合においても、付加ワード
データグループDWSにあっては、8ビットワード同期
データDEK8が、8ビット補助ワードデータDEA8
と共に、16ビットワードデータDEK8:DEA8を
形成するものとされる。
【0048】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される16ビットワード列データD
Z(16)は、その付加ワードデータグループDWSが
挿入された部分が、図5のAに示される如くとされる。
図5のAにおいても、DD16は、図2に示されるメモリ
部17及び18の夫々から読み出された16ビットワー
ド列データDZ’(16)を形成する各16ビットワー
ドデータをあらわしている。
【0049】上述に加えて、ワードデータ送出部13か
らのワード伝送レートを55MBpsとする付加ワード
データグループDWSは、前述の例とは異なる例とし
て、例えば、任意の8ビットワードデータDEX8が2
個重畳されて形成された16ビットワードデータDEX
8:DEX8が所定数だけ配され、それに、予め定めら
れたコードが与えられた8ビットワード同期データDE
K8と任意の8ビットワードデータDEX8とが重畳さ
れて形成された16ビットワードデータDEK8:DE
X8が続いて構成されるものとされる。斯かる付加ワー
ドデータグループDWSの場合には、8ビットワード同
期データDEK8が、任意の8ビットワードデータDE
X8と共に、16ビットワードデータDEK8:DEX
8を形成するものとされる。
【0050】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される16ビットワード列データD
Z(16)は、その付加ワードデータグループDWSが
挿入された部分が、図6のAに示される如くとされる。
図6のAにおいても、DD16は、図2に示されるメモリ
部17及び18の夫々から読み出された16ビットワー
ド列データDZ’(16)を形成する各16ビットワー
ドデータをあらわしている。
【0051】また、ワードデータ送出部13からのワー
ド伝送レートを55MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWSは、さらに別の例として、例えば、一番目
の予め定められたコードが与えられた8ビットワード同
期データDEK8と任意の8ビットワードデータDEX
8とが重畳されて形成された16ビットワードデータD
EK8:DEX8に、任意の8ビットワードデータDE
X8が2個重畳されて形成された16ビットワードデー
タDEX8:DEX8が所定数だけ続き、それに二番目
の予め定められたコードが与えられた8ビットワード同
期データDEK8と任意の8ビットワードデータDEX
8とが重畳されて形成された16ビットワードデータD
EK8:DEX8が続いて構成されるものとされる。斯
かる付加ワードデータグループDWSの場合にも、8ビ
ットワード同期データDEK8が、任意の8ビットワー
ドデータDEX8と共に、16ビットワードデータDE
K8:DEX8を形成するものとされる。
【0052】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される16ビットワード列データD
Z(16)は、その付加ワードデータグループDWSが
挿入された部分が、図7のAに示される如くとされる。
図7のAにおいても、DD16は、図2に示されるメモリ
部17及び18の夫々から読み出された16ビットワー
ド列データDZ’(16)を形成する各16ビットワー
ドデータをあらわしている。
【0053】速度変換・データ挿入部12において形成
される、ワード伝送レートを55MBpsとする、付加
ワードデータグループDWSが挿入された16ビットワ
ード列データDZ(16)は、8B/10B変換・20
ビットワード列データ形成部21に供給される。8B/
10B変換・20ビットワード列データ形成部21にお
いては、先ず、付加ワードデータグループDWSが挿入
された16ビットワード列データDZ(16)に、8B
/10B変換処理を施す。斯かる8B/10B変換処理
は、付加ワードデータグループDWSが挿入された16
ビットワード列データDZ(16)に対し、その各ワー
ドを形成する16ビットを8ビットずつの2個のビット
グループに分割することによって、8ビットずつの区分
を行い、区分された8ビットの夫々を、予め用意された
変換テーブルに従って、10ビットのデータに順次変換
していくことにより行う。続いて、8B/10B変換・
20ビットワード列データ形成部21においては、8B
/10B変換処理により順次得られる10ビットのデー
タを2個ずつ重畳して導出し、ワード伝送レートを55
MBpsとする、複合20ビットワード列データDZ
(20)を形成する。
【0054】このように、8B/10B変換・20ビッ
トワード列データ形成部21において、付加ワードデー
タグループDWSが挿入された16ビットワード列デー
タDZ(16)に8B/10B変換処理が施されるとと
もに、複合20ビットワード列データDZ(20)が形
成されるときには、16ビットワード列データDZ(1
6)に含まれる16ビットワードデータDD16が20ビ
ットワードデータDD20に変換される。また、それとと
もに、16ビットワード列データDZ(16)に挿入さ
れた付加ワードデータグループDWSの部分において、
16ビットワードデータDEX8:DEX8が、任意の
8ビットワードデータDEX8が10ビットワードデー
タに変換されて得られる10ビットワードデータDX
X.Xが2個重畳されて得られる、20ビットワードデ
ータDXX.X:DXX.Xに変換され、16ビットワ
ードデータDEK8:DEA8が、8ビットワード同期
データDEK8が10ビットワードデータに変換されて
得られる10ビットワード同期データであるK28.5
と、8ビット補助ワードデータDEA8が10ビットワ
ードデータに変換されて得られる10ビット補助ワード
データであるK21.3とが重畳されて得られる、20
ビットワードデータK28.5:K21.3に変換さ
れ、さらに、16ビットワードデータDEK8:DEX
8が、8ビットワード同期データDEK8が10ビット
ワードデータに変換されて得られる10ビットワード同
期データであるK28.5と、任意の8ビットワードデ
ータDEX8が10ビットワードデータに変換されて得
られる10ビットワードデータDXX.Xとが重畳され
て得られる、20ビットワードデータK28.5:DX
X.Xに変換される。
【0055】従って、16ビットワード列データDZ
(16)に挿入された付加ワードデータグループDWS
が、図4のAに示される如くのものであるとき、複合2
0ビットワード列データDZ(20)は、それにおける
付加ワードデータグループDWSに基づく部分が、最初
の20ビットワードデータK28.5:K21.3の直
前の20ビットワードデータDXX.X:DXX.Xに
おけるK28.5が連なる10ビットワードデータDX
X.XのRDが負(−)であるとき、図4のBに示され
る如くとされ、一方、最初の20ビットワードデータK
28.5:K21.3の直前の20ビットワードデータ
DXX.X:DXX.XにおけるK28.5が連なる1
0ビットワードデータDXX.XのRDが正(+)であ
るとき、図4のCに示される如くとされる。
【0056】また、16ビットワード列データDZ(1
6)に挿入された付加ワードデータグループDWSが、
図5のAに示される如くのものであるとき、複合20ビ
ットワード列データDZ(20)は、それにおける付加
ワードデータグループDWSに基づく部分が、最初の2
0ビットワードデータK28.5:K21.3の直前の
20ビットワードデータDD20におけるK28.5が連
なる10ビットワードデータのRDが負(−)であると
き、図5のBに示される如くとされ、一方、最初の20
ビットワードデータK28.5:K21.3の直前の2
0ビットワードデータDD20におけるK28.5が連な
る10ビットワードデータのRDが正(+)であると
き、図5のCに示される如くとされる。
【0057】さらに、16ビットワード列データDZ
(16)に挿入された付加ワードデータグループDWS
が、図6のAもしくは図7のAに示される如くのもので
あるときには、8B/10B変換・20ビットワード列
データ形成部21において、付加ワードデータグループ
DWSが挿入された16ビットワード列データDZ(1
6)に8B/10B変換処理を施す際に、8ビットワー
ド同期データDEK8が8B/10B変換されて得られ
る10ビットワード同期データであるK28.5の直前
において、RDを負(−)(もしくは正(+))に設定
する操作を行う。
【0058】それにより、16ビットワード列データD
Z(16)に挿入された付加ワードデータグループDW
Sが、図6のAに示される如くのものであるとき、複合
20ビットワード列データDZ(20)は、その付加ワ
ードデータグループDWSに基づく部分が、図6のBに
示される如く、それにおける20ビットワードデータK
28.5:DXX.Xを形成するK28.5がRDを正
(+)とする+28.5(もしくは、RDを負(−)と
する−28.5)とされる。また、16ビットワード列
データDZ(16)に挿入された付加ワードデータグル
ープDWSが、図7のAに示される如くのものであると
き、複合20ビットワード列データDZ(20)は、そ
の付加ワードデータグループDWSに基づく部分が、図
7のBに示される如く、それにおける20ビットワード
データK28.5:DXX.Xを形成するK28.5が
RDを正(+)とする+28.5(もしくは、RDを負
(−)とする−28.5)とされる。
【0059】上述の如くのもとで、8B/10B変換・
20ビットワード列データ形成部21において形成され
る、ワード伝送レートを55MBpsとする複合20ビ
ットワード列データDZ(20)は、8B/10B変換
・20ビットワード列データ形成部21から送出され
て、P/S変換部22に供給される。P/S変換部22
にあっては、複合20ビットワード列データDZ(2
0)にP/S変換を施して、複合20ビットワード列デ
ータDZ(20)に基づく、ビット伝送レートを55M
Bps×20=1.1GbpsとするシリアルデータD
ZSを形成し、そのシリアルデータDZSを送信部23
に供給する。送信部23は、シリアルデータDZSを、
例えば、オプティカル・ファイバーが用いられて形成さ
れたデータ伝送路を通じて伝送すべく、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適し
た光信号SZとして送出する。それによって、シリアル
データDZSの伝送が行われる。
【0060】上述の如くの図1に示されるデータ伝送装
置にあっては、P/S変換部22及び送信部23が、ワ
ード伝送レートを55MBpsとする複合20ビットワ
ード列データDZ(20)をビット伝送レートを1.1
GbpsとするシリアルデータDZSに変換して伝送す
べく送出するデータ送出部を構成する。そして、斯かる
データ送出部を構成するP/S変換部22及び送信部2
3は、例えば、ファイバーチャンネル・システムのもと
におけるディジタル映像信号の送信用に提供されている
集積回路(IC)素子を有効に利用して構成することが
できるものとされる。従って、伝送されるべきデータに
基づいてワード同期データが付加されたワード列データ
が形成され、そのワード列データが、それに8B/10
B変換処理が施され、さらに、シリアルデータに変換さ
れて送出される伝送方式をもって、3チャンネルのD1
信号DVP1〜DVP3の夫々と2ビット付加データD
AB(2)とを、比較的容易に整えることができる手段
により多重伝送することができることになる。
【0061】図8は、本願の特許請求の範囲に記載され
た発明に係るデータ伝送方法の一例に従って図1に示さ
れるデータ伝送装置における送信部23から送出され
る、複合20ビットワード列データDZ(20)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく光信号S
Zを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0062】この図8に示されるデータ受信装置の例に
あっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用いら
れて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された光信号
SZを受信する受信部25が備えられている。受信部2
5は、光信号SZを受信するとき、受信された光信号S
Zに基づくシリアルデータDZSを再生し、再生された
シリアルデータDZSを同期データ検出・S/P変換部
26に供給する。
【0063】同期データ検出・S/P変換部26にあっ
ては、シリアルデータDZSにおける、20ビットワー
ドデータK28.5:K21.3あるいはK28.5:
DXX.X等を形成する+K28.5(もしくは−K2
8.5)がシリアルデータに変換された部分を、同期デ
ータとして検出し、検出された同期データに基づくワー
ド同期をとって、シリアルデータDZSにS/P変換を
施し、図9のAもしくはC,図10のAもしくはC,図
11のAあるいは図12のAに示される如くの、例え
ば、ワード伝送レートを55MBpsとするパラレルデ
ータである複合20ビットワード列データDZ(20)
を形成する。図9のAもしくはC,図10のAもしくは
C,図11のAあるいは図12のAに示される複合20
ビットワード列データDZ(20)は、付加ワードデー
タグループDWSの内容に応じて選択的に形成される。
そして、同期データ検出・S/P変換部26から得られ
る複合20ビットワード列データDZ(20)は、10
B/8B変換・16ビットワード列データ形成部27に
供給される。
【0064】また、同期データ検出・S/P変換部26
においては、複合20ビットワード列データDZ(2
0)における付加ワードデータグループDWS中の+K
28.5(もしくは−K28.5)を含んだ20ビット
ワードデータK28.5:K21.3あるいはK28.
5:DXX.Xを検出して、K28.5検出出力信号S
WSを送出する。このK28.5検出出力信号SWS
は、複合20ビットワード列データDZ(20)におけ
る付加ワードデータグループDWSの内容に応じて、例
えば、図9のBもしくはD,図10のBもしくはD,図
11のBあるいは図12のBに示される如くに得られ
る。このようにして、同期データ検出・S/P変換部2
6から得られるK28.5検出出力信号SWSは、制御
信号形成部28に供給される。制御信号形成部28にお
いては、K28.5検出出力信号SWSに基づく同期制
御信号CWが形成される。
【0065】同期データ検出・S/P変換部26からの
複合20ビットワード列データDZ(20)が供給され
る10B/8B変換・16ビットワード列データ形成部
27には、制御信号形成部28からの同期制御信号CW
も供給される。そして、10B/8B変換・16ビット
ワード列データ形成部27においては、先ず、同期制御
信号CWによる同期制御が行われるもとで、複合20ビ
ットワード列データDZ(20)に10B/8B変換処
理が施される。斯かる10B/8B変換処理は、複合2
0ビットワード列データDZ(20)に対し、その各ワ
ードを形成する20ビットを10ビットずつの2個のビ
ットグループに分割することによって、10ビットずつ
の区分を行い、区分された10ビットの夫々を、予め用
意された変換テーブルに従って、8ビットのデータに順
次変換していくことにより行う。続いて、10B/8B
変換・16ビットワード列データ形成部26において
は、10B/8B変換処理により順次得られる8ビット
のデータを2個ずつ重畳して導出し、ワード伝送レート
を55MBpsとする、16ビットワード列データDZ
(16)を形成する。
【0066】このように、10B/8B変換・16ビッ
トワード列データ形成部27において、複合20ビット
ワード列データDZ(20)に10B/8B変換処理が
施されるとともに、16ビットワード列データDZ(1
6)が形成されるときには、複合20ビットワード列デ
ータDZ(20)に含まれる20ビットワードデータD
D20が16ビットワードデータDD16に変換される。ま
た、それとともに、複合20ビットワード列データDZ
(20)に挿入された付加ワードデータグループDWS
の部分において、20ビットワードデータDXX.X:
DXX.Xが、16ビットワードデータDEX8:DE
X8に変換され、20ビットワードデータK28.5:
K21.3が、16ビットワードデータDEK8:DE
A8に変換され、さらに、20ビットワードデータK2
8.5:DXX.Xが、16ビットワードデータDEK
8:DEX8に変換される。その結果、10B/8B変
換・16ビットワード列データ形成部27において得ら
れる16ビットワード列データDZ(16) は、前述の
図4のA,図5のA,図6のAもしくは図7のAに示さ
れる複合16ビットワード列データDZ(16)に相当
するものとされる。
【0067】10B/8B変換・16ビットワード列デ
ータ形成部27からの16ビットワード列データDZ
(16) は、ワードデータ分離・速度変換部29に供給
される。ワードデータ分離・速度変換部29には、制御
信号形成部28からの同期制御信号CWも供給される。
そして、ワードデータ分離・速度変換部29において
は、同期制御信号CWによる同期制御が行われるもと
で、16ビットワード列データDZ(16) から、ワー
ド伝送レートを55MBpsとする16ビットワード列
データDZ’(16)と付加ワードデータグループDW
Sを形成する16ビットワードデータDEX8:DEX
8,DEK8:DEA8,DEK8:DEX8等が分離
されて取り出される。
【0068】さらに、ワードデータ分離・速度変換部2
9にあっては、16ビットワード列データDZ(16)
から取り出された16ビットワード列データDZ’(1
6)に、ワード伝送レートを55MBpsから54MB
psに変換する速度変換処理が施されて、ワード伝送レ
ートを54MBpsとする16ビットワード列データD
U(16) が形成される。それにより、ワードデータ分
離・速度変換部29から、ワード伝送レートを55MB
psとする付加ワードデータグループDWSと、ワード
伝送レートを54MBpsとする16ビットワード列デ
ータDU(16) とが送出され、16ビットワード列デ
ータDU(16) がデータ分離部30に供給される。
【0069】データ分離部30においては、ワード伝送
レートを54MBpsとする16ビットワード列データ
DU(16) の連続する2ワードを形成する32ビット
が、3グループの10ビットと2ビットとに区分けさ
れ、区分けされた3グループの10ビットと2ビットと
の夫々が個別に導出される状態が継続される。その結
果、16ビットワード列データDU(16) に基づく、
各々がワード伝送レートを54MBps/2=27MB
psとする10ビットワード列データを形成する3チャ
ンネルのパラレルデータと、ワード伝送レートを54M
Bps/2=27MBpsとする2ビットワード列デー
タとされる、3チャンネルのD1信号DVP1,DVP
2及びDVP3とビット付加信号DAB(2)とが、互
いに分離されて形成される。それにより、データ分離部
30から、再生された3チャンネルのD1信号DVP
1,DVP2及びDVP3とビット付加信号DAB
(2)とが導出される。
【0070】このようにして、各々がワード伝送レート
を27MBpsとする3チャンネルのD1信号DVP1
〜DVP3とビット付加信号DAB(2)との夫々が再
生されることになる。
【0071】上述の本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項10までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法の一例にあっては、図1に示され
る、本願の特許請求の範囲における請求項11または請
求項12に記載されたデータ伝送装置の例における信号
多重部11に供給されるディジタル映像信号、即ち、伝
送されるべきディジタル映像信号が、3チャンネルのD
1信号とされ、しかも、ビット付加信号DAB(2)と
組み合わされるものとされている。しかしながら、本願
の特許請求の範囲における請求項1から請求項10まで
のいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法及び
本願の特許請求の範囲における請求項11または請求項
12に記載された発明に係るデータ伝送装置にあって
は、伝送されるべきディジタル映像信号は、D1信号に
限られる必要はなく、例えば、D2信号あるいはSDT
I信号等のD1信号以外のディジタル映像信号であって
よく、また、ビット付加信号DAB(2)等のビット付
加信号との組合せは、必ずしも必要とはされない。さら
に、伝送されるべきディジタル映像信号のチャンネル数
も、3チャンネルに限られる必要はなく、任意のチャン
ネル数となすことができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項10までのい
ずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあって
は、例えば、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号
等とされる複数のディジタル映像信号、もしくは、斯か
る複数のディジタル映像信号とビット付加信号との組合
せに基づき、付加ワードデータグループ挿入処理及び8
B/10B変換処理を経て形成され、シリアルデータに
変換されて送出される複合ワード列データには、RDを
予め定められた正もしくは負とするワード同期データが
含まれていることになる。
【0073】そして、シリアルデータに変換されて伝送
される複合ワード列データ中のワード同期データは、そ
れを含んだ複合ワード列データに基づくシリアルデータ
を受ける受信側が、ワード同期データ検出を、RDを正
とするワード同期データのみを検出することにより行う
場合、もしくは、RDを負とするワード同期データのみ
を検出することにより行う場合のいずれのもとにおいて
も、その受信側において、複数のディジタル映像信号も
しくは複数のディジタル映像信号とビット付加信号とを
再生するための処理に必要とされるワード同期データと
して、適正に検出されることになるものとされる。ま
た、複合ワード列データに含まれるワード列データは、
8B/10B変換処理を経て得られるものとされること
により、良好な伝送品質をもたらすことになる。それゆ
え、受信側にあっては、良好な伝送品質が得られるもと
で受信されるワード列データに基づく複数のディジタル
映像信号もしくは複数のディジタル映像信号とビット付
加信号との再生、のための処理に必要とされるデータ同
期状態が確実に得られる状態が確保される。
【0074】このような、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項10までのいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法によれば、RDを予め定めら
れた正もしくは負とするワード同期データを含んだ付加
ワードデータグループを伴う複合ワード列データのシリ
アルデータへの変換,変換されたシリアルデータの送
信、さらには、受信側における、シリアルデータの受
信,受信されたシリアルデータの複合ワード列データへ
の変換等を、例えば、ファイバーチャンネル・システム
のもとにおけるディジタル映像信号の送信及び受信に用
いられる伝送回路ディバイスを利用して行うことができ
る。従って、伝送されるべきデータに基づいてワード同
期データが付加されたワード列データが形成され、その
ワード列データが、それに8B/10B変換処理が施さ
れ、さらに、シリアルデータに変換されて送出される伝
送方式をもって、例えば、複数のD1信号,D2信号,
SDTI信号等とされる、複数のディジタル映像信号
を、比較的容易に整えることができる手段により伝送す
ることができることになる。
【0075】また、本願の特許請求の範囲における請求
項11または請求項12に記載された発明に係るデータ
伝送装置においては、データ送出手段によりシリアルデ
ータに変換されて送出される、例えば、複数のD1信
号,D2信号,SDTI信号等とされる複数のディジタ
ル映像信号、もしくは、斯かる複数のディジタル映像信
号とビット付加信号との組合せに基づき、付加ワードデ
ータグループ挿入処理及び8B/10B変換処理を経て
形成される複合ワード列データには、RDを予め定めら
れた正もしくは負とするワード同期データが含まれてい
ることになる。
【0076】そして、シリアルデータに変換されて伝送
される複合ワード列データ中のワード同期データは、そ
れを含んだ複合ワード列データに基づくシリアルデータ
を受ける受信側が、ワード同期データ検出を、RDを正
とするワード同期データのみを検出することにより行う
場合、もしくは、RDを負とするワード同期データのみ
を検出することにより行う場合のいずれのもとにおいて
も、その受信側において、シリアルデータに変換されて
伝送された複合ワード列データ中のワード同期データ
が、複数のディジタル映像信号もしくは複数のディジタ
ル映像信号とビット付加信号とを再生するための処理に
必要とされるワード同期データとして、適正に検出され
ることになるものとされる。また、複合ワード列データ
に含まれるワード列データは、8B/10B変換処理を
経て得られるものとされることにより、良好な伝送品質
をもたらすことになる。それゆえ、受信側にあっては、
良好な伝送品質が得られるもとで受信される複合ワード
列データに基づく複数のディジタル映像信号もしくは複
数のディジタル映像信号とビット付加信号との再生、の
ための処理に必要とされるデータ同期状態が、確実に得
られる状態が確保される。
【0077】斯かる本願の特許請求の範囲における請求
項11または請求項12に記載された発明に係るデータ
伝送装置によれば、RDを予め定められた正もしくは負
とするワード同期データを含んだ付加ワードデータグル
ープを伴う複合ワード列データのシリアルデータへの変
換,変換されたシリアルデータの送信、さらには、受信
側における、シリアルデータの受信,受信されたシリア
ルデータの複合ワード列データへの変換等を、例えば、
ファイバーチャンネル・システムのもとにおけるディジ
タル映像信号の送信及び受信に用いられる伝送回路ディ
バイスを利用して行うことができる。従って、伝送され
るべきデータに基づいてワード同期データが付加された
ワード列データが形成され、そのワード列データが、そ
れに8B/10B変換処理が施され、さらに、シリアル
データに変換されて送出される伝送方式をもって、例え
ば、複数のD1信号,D2信号,SDTI信号等とされ
る、複数のディジタル映像信号を、比較的容易に整える
ことができる手段により伝送することができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲
における請求項11または請求項12に記載された発明
に係るデータ伝送装置の例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】 図1に示されるデータ伝送装置における速度
変換・データ挿入部の具体構成例を示すブロック構成図
である。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例において用いられる8ビット補助ワー
ドデータの説明に供される概念図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図6】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図7】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャートであ
る。
【図8】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の一例に従って送出される光信号を受信する
データ受信装置の一例を示すブロック構成図である。
【図9】 図8に示されるデータ受信装置の動作説明に
供されるタイムチャートである。
【図10】 図8に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図11】 図8に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図12】 図8に示されるデータ受信装置の動作説明
に供されるタイムチャートである。
【図13】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図14】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【図15】 ディジタル映像信号のデータフォーマット
の一例の説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11・・・信号多重部, 12・・・速度変換・データ
挿入部, 13・・・ワードデータ送出部, 15,2
0・・・スイッチ, 16・・・スイッチ制御信号形成
部, 17,18・・・メモリ部, 19・・・メモリ
制御信号形成部, 21・・・8B/10B変換・20
ビットワード列データ形成部, 22・・・P/S変換
部, 23・・・送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 H04N 7/133 Z 7/30 Fターム(参考) 5C059 KK00 LA01 MA00 PP04 RA01 RB01 RB02 RB19 RC02 RD03 RE01 UA02 UA05 UA32 5C063 AA01 AB03 AC01 AC05 CA34 DA07 EB01 EB09 5K028 AA11 BB08 EE03 KK01 MM16 NN47 SS06 5K029 AA00 CC04 DD02 EE06 EE18 GG03 GG07 5K047 AA00 BB02 CC02 DD02 FF17 HH03 LL04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のディジタル映像信号もしくは複数の
    ディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに多重
    化処理を施して、上記複数のディジタル映像信号もしく
    は複数のディジタル映像信号とビット付加信号との組合
    せに基づくワード列データを得るとともに、該ワード列
    データに、所定のワード間隔を置いて、予め設定された
    コードを有するワード同期データを含んだ付加ワードデ
    ータグループを挿入し、該付加ワードデータグループが
    挿入されたワード列データに8ビット/10ビット変換
    処理を施すとともに、上記ワード同期データに基づいて
    得られるランニング・ディスパリティを予め定められた
    正もしくは負とする8ビット/10ビット変換後のワー
    ド同期データを含んだ、上記付加ワードデータグループ
    に基づく部分を有した複合ワード列データを形成し、該
    複合ワード列データをシリアルデータに変換して、該シ
    リアルデータを伝送すべく送出するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】複数のディジタル映像信号の夫々を、10
    ビットワード列データのデータ形式をとる信号となすこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】複数のディジタル映像信号とビット付加信
    号との組合せを、3チャンネルの10ビットワード列デ
    ータのデータ形式をとるディジタル映像信号と2ビット
    付加データとで形成することを特徴とする請求項2記載
    のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】複数のディジタル映像信号もしくは複数の
    ディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに基づ
    くワード列データを、16ビットワード列データとし、
    付加ワードデータグループを、ワード同期データが16
    ビットワードを形成するものとし、複合ワード列データ
    を、複合20ビットワード列データとすることを特徴と
    する請求項3記載データ伝送方法。
  5. 【請求項5】付加ワードデータグループを、複合ワード
    列データにおける上記付加ワードデータグループに基づ
    く部分において、ランニング・ディスパリティを正とす
    る8ビット/10ビット変換後のワード同期データが含
    まれることになるものに選定することを特徴とする請求
    項1から請求項4までのいずれかに記載のデータ伝送方
    法。
  6. 【請求項6】付加ワードデータグループを、複合ワード
    列データにおける上記付加ワードデータグループに基づ
    く部分において、ランニング・ディスパリティを負とす
    る8ビット/10ビット変換後のワード同期データが含
    まれることになるものに選定することを特徴とする請求
    項1から請求項4までのいずれかに記載のデータ伝送方
    法。
  7. 【請求項7】付加ワードデータグループを補助ワードデ
    ータを含むものとし、該補助ワードデータを、8ビット
    /10ビット変換後にランニング・ディスパリティをニ
    ュートラルとするものに選定することを特徴とする請求
    項1から請求項6までのいずれかに記載のデータ伝送方
    法。
  8. 【請求項8】付加ワードデータグループを、ワード同期
    データと補助ワードデータとの組合せが3個以上連続す
    ることになるものに選定することを特徴とする請求項7
    記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】付加ワードデータグループが挿入されたワ
    ード列データに8ビット/10ビット変換処理を施す際
    に、8ビット/10ビット変換後のワード同期データの
    直前においてランニング・ディスパリティを負に設定す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれ
    かに記載のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】付加ワードデータグループが挿入された
    ワード列データに8ビット/10ビット変換処理を施す
    際に、8ビット/10ビット変換後のワード同期データ
    の直前においてランニング・ディスパリティを正に設定
    することを特徴とする請求項1から請求項4までのいず
    れかに記載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】複数のディジタル映像信号もしくは複数
    のディジタル映像信号とビット付加信号との組合せに多
    重化処理を施して、上記複数のディジタル映像信号もし
    くは複数のディジタル映像信号とビット付加信号との組
    合せに基づくワード列データを得る信号多重手段と、 該信号多重手段から得られるワード列データに、所定の
    ワード間隔を置いて、予め設定されたコードを有するワ
    ード同期データを含んだ付加ワードデータグループを挿
    入するデータ挿入手段と、 該データ挿入手段から得られる上記付加ワードデータグ
    ループが挿入されたワード列データに8ビット/10ビ
    ット変換処理を施すとともに、上記ワード同期データに
    基づいて得られるランニング・ディスパリティを予め定
    められた正もしくは負とする8ビット/10ビット変換
    後のワード同期データを含んだ、上記付加ワードデータ
    グループに基づく部分を有した複合ワード列データを形
    成する複合ワード列データ形成手段と、 該複合ワード列データ形成手段から得られる複合ワード
    列データをシリアルデータに変換して、該シリアルデー
    タを伝送すべく送出するデータ送出手段と、を備えて構
    成されるデータ伝送装置。
  12. 【請求項12】信号多重手段が、3チャンネルの10ビ
    ットワード列データのデータ形式をとるディジタル映像
    信号と2ビット付加データとの組合せに多重化処理を施
    して、16ビットワード列データを得るものとされ、デ
    ータ挿入手段が、上記信号多重手段から得られる16ビ
    ットワード列データに、ワード同期データが16ビット
    ワードを形成するものとされた付加ワードデータグルー
    プを挿入するものとされ、複合ワード列データ形成手段
    が、上記データ挿入手段から得られる上記付加ワードデ
    ータグループが挿入された16ビットワード列データに
    8ビット/10ビット変換処理を施すとともに、上記ワ
    ード同期データに基づいて得られるランニング・ディス
    パリティを予め定められた正もしくは負とする8ビット
    /10ビット変換後のワード同期データを含んだ、上記
    付加ワードデータグループに基づく部分を有した複合2
    0ビットワード列データを形成するものとされ、データ
    送出手段が、上記複合ワード列データ形成手段から得ら
    れる複合20ビットワード列データをシリアルデータに
    変換して、該シリアルデータを伝送すべく送出するもの
    とされることを特徴とする請求項11記載のデータ伝送
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI782419B (zh) * 2014-11-28 2022-11-01 日商半導體能源研究所股份有限公司 電子裝置

Cited By (4)

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US11644870B2 (en) 2014-11-28 2023-05-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
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