JP2001197126A - 通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法 - Google Patents

通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法

Info

Publication number
JP2001197126A
JP2001197126A JP2000006072A JP2000006072A JP2001197126A JP 2001197126 A JP2001197126 A JP 2001197126A JP 2000006072 A JP2000006072 A JP 2000006072A JP 2000006072 A JP2000006072 A JP 2000006072A JP 2001197126 A JP2001197126 A JP 2001197126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
measurement
bandwidth
time
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000006072A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Tateoka
正道 楯岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000006072A priority Critical patent/JP2001197126A/ja
Publication of JP2001197126A publication Critical patent/JP2001197126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の通信システムに於いては、それぞれ独
立した複数のIPトンネルを利用してサブネット間接続
を行い、単一のIPトンネルによる接続よりも広帯域な
接続を可能とする通信システムで、全てのIPトンネル
に均等にパケットの量を送出していた。 【解決手段】 互いに対向する網間接続装置の間で、そ
れぞれ独立した複数のIPトンネルを用いてサブネット
間接続を行う通信システムに於いて、各IPトンネルを
挟んで対向する網間接続装置間の実効伝送帯域を測定
し、帯域幅測定結果に従い、対抗する網間接続装置に送
出するパケットの送出量を複数のIPトンネルに分配す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IPトンネルを
用いてサブネット間接続を行う通信システムに係わり、
特に、単一のIPトンネルによる接続よりも複数のIP
トンネルを利用して高帯域な接続を可能とする通信制御
装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、通信システムの従来例を示
し、それぞれ独立した複数のIPトンネルを用いてサブ
ネット間接続を行っていた。この場合、単一のIPトン
ネルによる接続よりも高帯域な接続を可能とする通信シ
ステムでは、全てのIPトンネルに均等にパケットを送
出していた。
【0003】従来の通信システムでは、使用するIPト
ンネルの実効伝送帯域幅に較差がある場合、例えば、T
CP(Transmisson Control Pr
otocol)による通信であれば、TCP自身が兼ね
備えるフロー制御機構により、IPトンネル内でのパケ
ット損失が発生しないように、送信元でのパケット送出
量は最も実効伝送帯域幅の狭いIPトンネルに合わせて
調整される。すなわち、最も実効伝送帯域幅の狭いIP
トンネルの実効伝送帯域幅がa(Kbps)とすると、
送信元でのパケット送出量は、a×IPトンネルの本数
(Kbps)に調整される事となる。
【0004】また、UDP(User Datagra
m Protocol)による通信の場合は、UDP自
身には、TCPのようなフロー制御機構は持備えていな
いが、UDPを採用するアプリケーションプログラムが
TCPと同様のフロー制御を行う。従って、各々のIP
トンネルに送出できるパケットの量は、最も実効伝送帯
域幅の狭いIPトンネルの実効伝送帯域幅に制限され、
当該IPトンネル以外の実効伝送帯域幅を超えた帯域は
使用されずに無駄になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いては、それぞれ独立した複数のIPトンネルを利用し
てサブネット間接続を行い、単一のIPトンネルによる
接続よりも広帯域な接続を可能とする通信システムで、
全てのIPトンネルに均等にパケットを送出していた
為、帯域幅が無駄になっていた。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、それぞれ独立した複数の異なる実効伝
送帯域幅を有するIPトンネルを利用したサブネット間
接続において、帯域幅を無駄にせず、効率よく通信を実
行できる通信システム及び網間接続装置のパケット送出
量制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、互いに対向
する網間接続装置の間で、それぞれ独立した複数のIP
トンネルを用いてサブネット間接続を行う通信システム
に於いて、各IPトンネルを挟んで対向する網間接続装
置間の実効伝送帯域を測定する帯域幅測定手段と、前記
帯域幅測定手段の測定結果に従った送出量で、対抗する
網間接続装置に送出するパケットを複数のIPトンネル
に分配するパケット分配手段とを具備することを特徴と
する。
【0008】この発明の帯域幅測定手段は、各IPトン
ネルを挟んで対向する網間接続装置の通信開始時又は通
信中の任意の時刻に、各IPトンネルを挟んで対向する
網間接続装置間の実効伝送帯域を測定することが好まし
い。
【0009】更に、この発明の帯域幅測定手段は、各I
Pトンネルを挟んで対向する網間接続装置に対し、エコ
ーバックを要求するパケットを送出する測定パケット送
出手段と、当該測定パケットを送出した時刻と対向する
網間接続装置からエコーバックされたパケットを受信し
た時刻から遅延時間を測定する遅延時間測定手段から構
成される事を特徴とする。
【0010】また、この発明の帯域幅測定手段は、各I
Pトンネルを挟んで対向する網間接続装置の間で時刻を
同期する時刻同期手段と、送信時刻を内包したパケット
を送出する測定パケット送出手段とを有し、更に、対向
する網間接続装置の帯域幅測定手段は、前記測定パケッ
トに内包された送信時刻と前記測定パケットを受信した
時刻の差を遅延時間として測定パケットを送出した網間
接続装置に通知する測定結果通知手段とを具備する事を
特徴とする。
【0011】また、更に、この発明の帯域幅測定手段
は、一定サイズの帯域測定用ダミーパケットを生成し、
ダミーパケットの前後に測定開始パケットと測定終了パ
ケットを付加して送出する測定パケット送出手段とを有
し、対向する網間接続装置の帯域幅測定手段は、当該測
定開始パケットを受信してから当該測定終了パケットを
受信するまでの時間を測定し、測定パケットを送出した
網間接続装置に測定結果を通知する測定結果通知手段と
を具備する事を特徴とする。
【0012】この発明の通信システムの測定パケット
は、測定開始パケットあるいは測定終了パケットのいず
れか片方が、ダミーパケットであることが好ましい。
【0013】また、この発明の通信システムの測定パケ
ットは、対向する網間接続装置に対し送出するユーザデ
ータであることが好ましい。
【0014】また、この発明は、互いに対向する網間接
続装置の間で、それぞれ独立した複数のIPトンネルを
用いてサブネット間接続を行う通信システムの網間接続
装置のパケット送出量制御方法に於いて、各IPトンネ
ルを挟んで対向する網間接続装置間の実効伝送帯域を測
定するステップと、前記帯域幅測定ステップの測定結果
に従った送出量で対抗する網間接続装置に送出するパケ
ットを複数のIPトンネルに分配するステップとを具備
することを特徴とする。
【0015】このような構成によれば、それぞれ独立し
た複数のIPトンネルを用いてサブネット間接続を行
い、高帯域な接続を可能とする通信システムにおいて、
異なる実効伝送帯域幅を持つIPトンネルを利用する場
合でも、帯域幅を無駄にせず、効率良く通信を実行する
事ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に係わる通信
システムの構成を示すブロック図である。
【0018】本願発明の通信システムに於いては、Ne
twork AとNetworkBが網間接続装置1
0、20によりIP Tunnel 1、IP Tun
nel 2、IP Tunnel 3を介して接続され
ている。
【0019】本願発明の通信システムに於いては、図1
に示す通りに、IPトンネルの実効伝送帯域幅の比で、
即ち、IP Tunnel 3、IP Tunnel
1、IP Tunnel 2の順にパケット送出量を割
り当て、パケットを対向する網間接続装置20に送出す
る。
【0020】図2は、本発明の通信システムに於いて、
エコーバックによって帯域幅比を測定する網間接続装置
10の内部ブロック構成を図示する。
【0021】網間接続装置10は、パケット分配機構1
1と帯域幅比測定機構12から構成される。帯域幅比測
定機構12は、測定パケット送出機構13と遅延時間測
定機構14から構成される。
【0022】測定パケット送出機構14は、各々のIP
トンネルに、エコーバックを要求するパケットを送出す
る機能を有する。遅延時間測定機構13は、各々のIP
トンネルを介してエコーバックされたパケットの到着時
刻と測定パケットが送出された時刻から遅延時間を測定
する機能を有する。帯域幅比測定機構12は、遅延時間
測定機構13により測定された遅延時間の逆比をもって
帯域幅の比としてパケット分配機構11に通知する機能
を有する。
【0023】パケット分配機構11は、帯域幅比測定機
構12から通知された帯域幅比に従って、各々のIPト
ンネルに対するパケットの送出量を当該帯域幅の比で割
り当てる機能を有する。
【0024】次に、図1と図2を参照して、本発明に係
わる通信システムに於いて、エコーバックによって帯域
幅比を測定する通信システムの動作を以下の通りに説明
する。
【0025】測定パケット送出機構14は、IPトンネ
ルを挟んで対向する網間接続装置同士へ向けて、エコー
バックを要求する測定パケットを送出する。エコーバッ
クを要求するパケットとしては、網間接続装置が標準的
に備えているICMP(Internet Contr
ol Message Protocol)、UDP
(User Datagram Protocol)、
更に上位のアプリケーションを利用するもの等既存の技
術を利用できる。対向する網間接続装置20からエコー
バックされたパケットは、遅延時間測定機構13に入力
される。遅延時間測定機構13は、測定パケット送出機
構14が、測定パケットを送出した時刻とエコーバック
されたパケットを受信した時刻の差を遅延時間とする。
【0026】ここで、IP Tunnel 1、IP
Tunnel 2、IP Tunnel 3の遅延時間
が、それぞれ2秒、3秒、1秒であったとすると、帯域
幅比測定機構12は、各々のIPトンネルの帯域幅比を
1/2対1/3対1と判断し、パケット分配機構11に
通知する。通知を受けたパケット分配機構11は、Ne
twork AからNetwork Bへ送るパケット
を1/2対1/3対1の比でIP Tunnel 1、
IP Tunnel 2、IP Tunnel3へ分配
し送出する。
【0027】本願発明のような構成にするからこそ、各
々のIPトンネルに対して、パケットの送出量を、通信
開始時及び通信中の任意の時刻に、エコーバックによっ
て帯域幅比を測定した結果に基づき、当該帯域幅の比で
割り当てることができるので、異なる実効伝送帯域幅を
持つIPトンネルを利用する場合でも、効率良く通信を
実行することができる。
【0028】図3は、本発明の別の実施形態に係わる通
信システムに於いて、送信時刻を内包したパケットによ
って帯域幅比を測定する網間接続装置10、20の内部
ブロック構成を図示する。
【0029】図4は、本発明の別の実施形態に係わる通
信システムに於いて、送信時刻を内包したパケットによ
って帯域幅比を測定する網間接続装置10の送出側の動
作を図示する。
【0030】網間接続装置10の送出側は、パケット分
配機構31と、帯域幅比測定機構32から構成される。
帯域幅比測定機構32は、測定パケット送出機構34、
測定結果受信機構35と時刻同期機構36から構成され
る。
【0031】時刻同期機構36は、対向する網間接続装
置との間で時刻の同期を行う機能を有する。測定パケッ
ト送出機構34は、送信時刻を内包したパケットを送出
する機能を有する。測定結果受信機構35は、受信側の
網間接続装置20から通知された遅延時間情報を受信す
る機能を有する。
【0032】帯域幅比測定機構32は、測定結果受信機
構35によって受信された遅延時間の逆比をもって帯域
幅の比としてパケット分配機構31に通知する機能を有
する。パケット分配機構31は、帯域幅比測定機構32
から通知された帯域幅比にしたがって、各々のIPトン
ネルへのパケットの送出量を当該帯域幅の比で割り当て
る機能を有する。
【0033】図5は、本発明の別の実施形態に係わる通
信システムに於いて、送信時刻を内包したパケットによ
り帯域幅比を測定する網間接続装置の受信側の動作を図
示する。
【0034】受信側の網間接続装置20は、時刻同期機
構36と測定結果通知機構37から構成される。時刻同
期機構36は、対向する網間接続装置との間で時刻の同
期を行う機能を有する。測定結果通知機構37は、受信
した測定パケットに内包されている送信時刻と当該パケ
ットを受信した時刻との差を遅延時間とし、送信側の網
間接続装置10に通知する機能を有する。
【0035】次に、図1と、図3から図5を参照して、
本発明の別の実施形態に係わる通信システムに於いて、
送信時刻を内包したパケットにより帯域幅比を測定する
網間接続装置10動作を以下の通りに説明する。
【0036】IPトンネルを挟んで対向する網間接続装
置同士は、時刻同期機構36、42によって、時刻の同
期を取る。測定パケット送出機構34は、IPトンネル
を挟んで対向する網間接続装置同士へ向けて、送信時刻
を内包した測定パケットを送出する。受信側の網間接続
装置20は、当該パケットに内包された送信時刻と、当
該パケットを受信した時刻との差を遅延時間とする。網
間接続装置20の測定結果通知機構41は、送信側の網
間接続装置10に測定結果として遅延時間を通知する。
網間接続装置10の測定結果受信機構35は、網間接続
装置20の測定結果通知機構37から通知された遅延時
間を受信する。
【0037】ここで、IP Tunnel 1、IP
Tunnel 2、IP Tunnel 3の遅延時間
が、それぞれ2秒、3秒、1秒であったとすると、帯域
幅比測定機構32は、各々のIPトンネルの帯域幅比を
1/2対1/3対1と判断し、パケット分配機構31に
通知する。通知を受けたパケット分配機構31は、Ne
twork AからNetwork Bへ送るパケット
を1/2対1/3対1の比で、IPTunnel 1、
IPTunnel 2、IPTunnel 3へ分配し
送出する。
【0038】本願発明のような構成にするからこそ、各
々のIPトンネルに対しパケットの送出量を、送信時刻
を内包したパケットにより帯域幅比を測定した当該帯域
幅の比で割り当てる事ができるので、異なる実効伝送帯
域幅を持つIPトンネルを利用する場合でも、効率良く
通信を実行することができる。
【0039】図6は、本発明の更なる別の実施形態に係
わる通信システムに於いて、測定開始パケット、測定終
了パケット、ダミーパケットによって帯域幅比を測定す
る網間接続装置10、20の内部構成を示す。
【0040】図7は、本発明の更なる別の実施形態に係
わる通信システムに於いて、測定開始パケット、測定終
了パケット、ダミーパケットによって帯域幅比を測定す
る網間接続装置10の送信側の動作を示す。
【0041】網間接続装置10の送信側は、パケット分
配機構51、帯域幅比測定機構52から構成される。帯
域幅比測定機構52は、測定パケット送出機構54、測
定結果受信機構55とダミーパケット生成機構58から
構成される。
【0042】ダミーパケット生成機構58は、予め設定
した一定サイズのパケットを生成する機能を有する。測
定パケット送出機構54は、図8に示すように、ダミー
パケットの前後に、測定開始パケットと測定終了パケッ
トを付加して送出する機能を有する。測定結果受信機構
55は、受信側の網間接続装置20から通知された測定
開始パケットを受信してから測定終了パケットを受信す
るまでの時間の情報を受信する機能を有する。帯域幅比
測定機構52は、測定結果受信機構によって受信された
時間の逆比をもって帯域幅の比としてパケット分配機構
51に通知する機能を持つ。パケット分配機構51は、
帯域幅比測定機構52から通知された帯域幅比に従っ
て、各々のIPトンネルへのパケットの送出量を当該帯
域幅の比で割り当てる機能を有する。
【0043】図9は、本発明の更なる別の実施形態に係
わる通信システムに於いて、測定開始パケット、測定終
了パケット、ダミーパケットによって帯域幅比を測定す
る網間接続装置20の受信側の動作を示す。
【0044】網間接続装置20の受信側は、測定結果通
知機構57から構成される。測定結果通知機構57は、
測定開始パケットを受信してから測定終了パケットを受
信するまでの時間を測定し、送信側の網間接続装置10
に通知する機能を有する。
【0045】次に、図1と、図6から図9を参照して、
本発明の更なる別の実施形態に係わる通信システムに於
いて、測定開始パケット、測定終了パケット、ダミーパ
ケットにより帯域幅比を測定する動作を以下の通りに説
明する。
【0046】測定パケット送出機構54は、ダミーパケ
ット生成機構58により生成された、例えば、1500
バイトのサイズを持つダミーパケットの前後に、測定開
始パケットと、測定終了パケットを付加し、図8のよう
なパケット列としてIPトンネルに送出する。IPトン
ネル内では、このパケット列の間に、他パケットが割り
込んだり、物理的に狭帯域の区間を通過したりすること
により、測定開始パケットと測定終了パケットの間隔が
変動する。受信側の網間接続装置20では、測定開始パ
ケットを受信してから測定終了パケットを受信するまで
の時間を測定する。測定結果通知機構57は、測定結果
を送信側の網間接続装置10に通知する。送信側の網間
接続装置10の測定結果受信機構55は、測定結果通知
機構55から通知された測定時間を受信する。
【0047】ここで、IP Tunnel 1、IP
Tunnel 2、IP Tunnel 3の測定開始
パケットを受信してから測定終了パケットを受信するま
での時間が、それぞれ2秒、3秒、1秒であったとす
る。帯域幅比測定機構52は、各々のIPトンネルの帯
域幅比は、1/2対1/3対1と判断し、パケット分配
機構51に通知する。通知を受けたパケット分配機構5
1は、NetworkAからNetwork Bへ送る
パケットを1/2対1/3対1の比で、IPTunne
l 1、IP Tunnel 2、IP Tunnel
3に分配し送出する。
【0048】本願発明のような構成にするからこそ、各
々のIPトンネルへのパケットの送出量を測定開始パケ
ット、測定終了パケット、ダミーパケットによって帯域
幅比を測定する当該帯域幅の比で割り当てる事ができる
ので、異なる実効伝送帯域幅を持つIPトンネルを利用
する場合でも、効率良く通信を実行することができる。
【0049】尚、本願発明の更なる別の実施形態では、
ダミーパケット生成機構48よりダミーパケットを生成
する代わりに、Network AからNetwork
Bに送出されるユーザデータを利用して、その前後に
測定開始パケットと測定終了パケットを付加して、同様
の測定を行う通信システムを構築することもできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、それぞれ独立した複数の異なる実効伝送帯域幅を有
するIPトンネルを利用したサブネット間接続におい
て、帯域幅を無駄にせず、効率よく通信を実行する事が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わる通信システムの
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の通信システムに於いて、エコーバ
ックによって帯域幅比を測定する網間接続装置の内部ブ
ロック構成を示すブロック図。
【図3】この発明の別の実施形態に係わる通信システム
に於いて、送信時刻を内包したパケットにより帯域幅比
を測定する網間接続装置10の内部構成を示すブロック
図。
【図4】別の実施形態の通信システムに於いて、送信時
刻を内包したパケットによって帯域幅比を測定する網間
接続装置10の送出側の動作を示すブロック図。
【図5】別の実施形態の通信システムに於いて、送信時
刻を内包したパケットによって帯域幅比を測定する網間
接続装置10の受信側の動作を示すブロック図。
【図6】この発明の更なる別の実施形態に係わる通信シ
ステムに於いて、測定開始パケット、測定終了パケッ
ト、ダミーパケットによって帯域幅比を測定する網間接
続装置の内部構成を示すブロック図。
【図7】更なる別の実施形態に係わる通信システムに於
いて、測定開始パケット、測定終了パケット、ダミーパ
ケットによって帯域幅比を測定する網間接続装置の受信
側の動作を示すブロック図。
【図8】更なる別の実施形態に係わる通信システムに於
いて、測定パケット送出機構により送出されるパケット
を示す図。
【図9】更なる別の実施形態に係わる通信システムに於
いて、測定開始パケット、測定終了パケット、ダミーパ
ケットによって帯域幅比を測定する網間接続装置の受信
側の動作を示すブロック図。
【図10】従来の通信システム構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…網間接続装置(送信側)、11…パケット分配機
構、12…帯域幅比測定機構、13…遅延時間測定機
構、14…測定パケット送出機構、20…網間接続装置
(受信側)、31…パケット分配機構、32…帯域幅比
測定機構、34…測定パケット送出機構、35…測定結
果受信機構、36…時刻同期機構、37…測定結果通知
装置、51…パケット分配機構、52…帯域幅比測定機
構、54…測定パケット送出機構、55…測定結果受信
機構、57…測定結果通知機構、58…ダミーパケット
生成機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する網間接続装置の間で、そ
    れぞれ独立した複数のIPトンネルを用いてサブネット
    間接続を行う通信システムに於いて、各IPトンネルを
    挟んで対向する網間接続装置間の実効伝送帯域を測定す
    る帯域幅測定手段と、前記帯域幅測定手段の測定結果に
    従った送出量で対抗する網間接続装置に送出するパケッ
    トを複数のIPトンネルに分配するパケット分配手段と
    を具備することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記帯域幅測定手段は、各IPトンネル
    を挟んで対向する網間接続装置の通信開始時又は通信中
    の任意の時刻に、各IPトンネルを挟んで対向する網間
    接続装置間の実効伝送帯域を測定することを特徴とする
    請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記帯域幅測定手段は、各IPトンネル
    を挟んで対向する網間接続装置に対し、エコーバックを
    要求するパケットを送出する測定パケット送出手段と、
    当該測定パケットを送出した時刻と対向する網間接続装
    置からエコーバックされたパケットを受信した時刻から
    遅延時間を測定する遅延時間測定手段から構成され、前
    記パケット分配手段は、当該遅延時間の逆比をもって実
    効伝送帯域幅の比とし、その比に従った送出量で対抗す
    る網間接続装置に送出するパケットを複数のIPトンネ
    ルに分配する事を特徴とする請求項2記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記帯域幅測定手段は、各IPトンネル
    を挟んで対向する網間接続装置の間で時刻を同期する時
    刻同期手段と、送信時刻を内包したパケットを送出する
    測定パケット送出手段とを有し、更に、対向する網間接
    続装置の帯域幅測定手段は、前記測定パケットに内包さ
    れた送信時刻と前記測定パケットを受信した時刻の差を
    遅延時間として測定パケットを送出した網間接続装置に
    通知する測定結果通知手段とを具備し、前記パケット分
    配手段は、当該通知された測定時間の逆比をもって実効
    伝送帯域幅の比とし、その比に従った送出量で対抗する
    網間接続装置に送出するパケットを複数のIPトンネル
    に分配する事を特徴とする請求項2記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記帯域幅測定手段は、一定サイズの帯
    域測定用ダミーパケットを生成し、ダミーパケットの前
    後に測定開始パケットと測定終了パケットを付加して送
    出する測定パケット送出手段とを有し、更に、対向する
    網間接続装置の帯域幅測定手段は、当該測定開始パケッ
    トを受信してから当該測定終了パケットを受信するまで
    の時間を測定し、測定パケットを送出した網間接続装置
    に測定結果を通知する測定結果通知手段とを具備し、前
    記パケット分配手段は、当該通知された測定時間の逆比
    をもって実効伝送帯域幅の比とし、その比に従った送出
    量で対抗する網間接続装置に送出するパケットを複数の
    IPトンネルに分配する事を特徴とする請求項2記載の
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通信システムの測定パケットは、測
    定開始パケットあるいは測定終了パケットのいずれか片
    方が、ダミーパケットであることを特徴とする請求項5
    記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信システムの測定パケットは、対
    向する網間接続装置に対し送出するユーザデータである
    ことを特徴とする請求項5記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 互いに対向する網間接続装置の間で、そ
    れぞれ独立した複数のIPトンネルを用いてサブネット
    間接続を行う通信システムの網間接続装置に於いて、各
    IPトンネルを挟んで対向する網間接続装置間の実効伝
    送帯域を測定するステップと、前記帯域幅測定ステップ
    の測定結果に従った送出量で対抗する網間接続装置に送
    出するパケットを複数のIPトンネルに分配するステッ
    プとを具備することを特徴とするパケット送出量制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記帯域幅測定ステップは、各IPトン
    ネルを挟んで対向する網間接続装置に対し、エコーバッ
    クを要求するパケットを送出するステップと、当該測定
    パケットを送出した時刻と対向する網間接続装置からエ
    コーバックされたパケットを受信した時刻から遅延時間
    を測定するステップから構成され、前記パケット分配ス
    テップは、当該遅延時間の逆比をもって実効伝送帯域幅
    の比とし、その比に従った送出量で対抗する網間接続装
    置へ送出するパケットを複数のIPトンネルに分配する
    事を特徴とする請求項8記載のパケット送出量制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記帯域幅測定ステップは、各IPト
    ンネルを挟んで対向する網間接続装置の間で時刻を同期
    する時刻同期ステップと、送信時刻を内包したパケット
    を送出する測定パケット送出ステップとを有し、更に、
    対向する網間接続装置の帯域幅測定ステップは、前記測
    定パケットに内包された送信時刻と前記測定パケットを
    受信した時刻の差を遅延時間として測定パケットを送出
    した網間接続装置に通知するステップとを具備し、前記
    パケット分配ステップは、当該通知された測定時間の逆
    比をもって実効伝送帯域幅の比とし、その比に従った送
    出量で対抗する網間接続装置に送出するパケットを複数
    のIPトンネルに分配する事を特徴とする請求項8記載
    のパケット送出量制御方法。
  11. 【請求項11】 前記帯域幅測定ステップは、一定サイ
    ズの帯域測定用ダミーパケットを生成し、ダミーパケッ
    トの前後に測定開始パケットと測定終了パケットを付加
    して送出するステップとを有し、更に、対向する網間接
    続装置の帯域幅測定ステップは、当該測定開始パケット
    を受信してから当該測定終了パケットを受信するまでの
    時間を測定し、測定パケットを送出した網間接続装置に
    測定結果を通知するステップとを具備し、前記パケット
    分配ステップは、当該通知された測定時間の逆比をもっ
    て実効伝送帯域幅の比とし、その比に従った送出量で対
    抗する網間接続装置に送出するパケットを複数のIPト
    ンネルに分配する事を特徴とする請求項8記載のパケッ
    ト送出量制御方法。
JP2000006072A 2000-01-11 2000-01-11 通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法 Pending JP2001197126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006072A JP2001197126A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006072A JP2001197126A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001197126A true JP2001197126A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18534663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000006072A Pending JP2001197126A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001197126A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217167A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sharp Corp Ip電話装置およびipアダプタ装置
JP2008172656A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Railway Technical Res Inst 回線制御システム及びその方法
JP2009141874A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Yokogawa Electric Corp フィールドネットワークシステム
JP2015156555A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 日本電信電話株式会社 パケット送信システムおよびパケット送信方法
JP2016146658A (ja) * 2010-10-19 2016-08-12 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 伝送制御プロトコルの通信方法およびサーバ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217167A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sharp Corp Ip電話装置およびipアダプタ装置
JP2008172656A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Railway Technical Res Inst 回線制御システム及びその方法
JP2009141874A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Yokogawa Electric Corp フィールドネットワークシステム
JP2016146658A (ja) * 2010-10-19 2016-08-12 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 伝送制御プロトコルの通信方法およびサーバ
JP2015156555A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 日本電信電話株式会社 パケット送信システムおよびパケット送信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7830809B2 (en) Methods and apparatus for characterizing a route in a fibre channel fabric
DK2523397T3 (en) Method and device for operating the wind farm-interconnectors with improved data transfer protocol
US7756032B2 (en) Method and apparatus for communicating data within measurement traffic
US6498783B1 (en) Traffic monitoring system and service differentiation in a dynamic channel assignment system for TCP/IP data transmitted via cable television channels
JP2006237678A5 (ja)
EP2458782A1 (en) Method for multiplexing hot backup ports and network system thereof
EP1817683B1 (en) Peer signalling protocol and system for decentralized traffic management
TWI478534B (zh) 用於對雙層網路中的上行傳輸時間進行調度的頭端節點、分支節點及其方法
KR20030081450A (ko) 무선 인터페이스를 통해 tcp 성능을 개선시키기 위한듀얼 프럭시 접근 방식
JP6777650B2 (ja) Tcpトンネル及びネイティブtcp情報に基づくバンドリングシナリオにおけるパケットのスケジューリングのための方法及びシステム
JP5163463B2 (ja) 帯域計測プログラム、方法及び装置
US20090285211A1 (en) Communication method and receiving terminal
JP2017028589A (ja) 通信装置、無線通信装置、および通信方法
WO2016172958A1 (zh) 一种流量动态控制方法、设备及网关、融合接入汇聚点
EP4037260A1 (en) Generating a forwarding table in a forwarding device
Koulamas et al. Using cut-through forwarding to retain the real-time properties of profibus over hybrid wired/wireless architectures
JP2001197126A (ja) 通信システム及び網間接続装置のパケット送出量制御方法
US6950435B2 (en) Communication device and bandwidth management method
JP2008294851A (ja) Ponシステム
JP2007515875A (ja) インターネット・エンドポイント・システム
JPH09311843A (ja) クライアントサーバ型通信方法及びクライアントサーバ型通信装置
RU2687217C1 (ru) Способ предотвращения фрагментации TCP/IP-пакетов при использовании VPLS в сети с коммутацией пакетов
JPH05227218A (ja) パケット交換網の伝播遅延測定システム
Jodalen et al. IP over HF as a bearer service for NATO formal messages
CN106374974A (zh) 一种电力线载波通信帧长自适应调整方法和装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050428

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050620