JP2001196957A - バースト信号増幅装置 - Google Patents

バースト信号増幅装置

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JP2001196957A
JP2001196957A JP2000002280A JP2000002280A JP2001196957A JP 2001196957 A JP2001196957 A JP 2001196957A JP 2000002280 A JP2000002280 A JP 2000002280A JP 2000002280 A JP2000002280 A JP 2000002280A JP 2001196957 A JP2001196957 A JP 2001196957A
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burst signal
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burst
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JP2000002280A
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Tomoyoshi Yamashita
与慶 山下
Takayuki Sato
孝之 佐藤
Toshiyuki Morita
俊之 森田
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Fujitsu Network Solutions Ltd
AI Electronics Ltd
Original Assignee
Fujitsu Network Solutions Ltd
AI Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バースト信号休止期間の増幅装置の利得を制御
して、バースト信号休止期間直後のバースト信号の先頭
で出力が制限値を越えないようにすること。 【解決手段】このために、信号が間欠的に送られてくる
通信システムのバースト信号増幅装置に於いて、バース
ト信号増幅装置の出力値を検知する出力検知手段4と、
この出力値を保持し、時定数を可変制御することが出来
る可変時定数回路5を具備し、バースト信号休止期間に
おいて、前記可変時定数回路5の時定数が大きくなるよ
うに制御して出力レベルを一定に保つようにしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバースト信号増幅装
置に係り、特にバースト信号休止期間の増幅装置の利得
を制御してバースト信号休止期間直後のバースト信号の
先頭で出力が制限値を越えないようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばディジタル方式の携帯電話システ
ムにおいて、基地局と端末器の間で交換される信号はバ
ースト信号として交換されている。
【0003】従来のバースト信号増幅装置を図14によ
り説明する。図14において、51は外部制御機能付ア
ッテネータの如き利得制御部、52は増幅器、53は信
号分岐回路、54は出力レベル検知回路、55は積分回
路、56は直流増幅器である。
【0004】入力端子t1に入力された入力信号v1
は、例えば外部制御機能付アッテネータの如き利得制御
部51により抑制されたのち増幅器52により増幅さ
れ、信号分岐回路53を経由して出力端子t2から出力
信号v2として出力される。このとき増幅器52の出力
は信号分岐回路53においてその一部分が分岐されて出
力レベル検知回路54によりその出力レベルが検出さ
れ、これに応じた制御電圧が積分回路55に入力され
る。この積分回路55の出力は直流増幅器56により増
幅されて利得制御部51に対する制御信号となる。
【0005】このようにして入力信号v1がその前の入
力信号の大きさにより制御され、入力レベル変動があっ
ても出力信号レベルが変化しないように、自動レベル制
御(ALC)あるいは自動利得制御(AGC)が行われ
る。このようにして、例えば図11に示す如く、a点の
入力レベル信号に対して、増幅器52の飽和レベルであ
るc点よりも抑制されたb点のレベルで出力されること
になる。
【0006】このレベル制御機構は増幅器の安定動作の
ためにレベル検知後一定の時定数をもって制御が行われ
るように設計されている。
【0007】このようなバースト信号増幅装置に、図1
2に示す如き、信号期間T1と休止期間T2がT1<T
2の時間関係にある間欠的な信号が入力されると、バー
スト信号B2の先頭部分では、積分回路55の積分時定
数が信号期間T1に比べて大きく設計されていると積分
回路はこの信号期間T1内で充分充電されず、また反対
に信号期間T1に比べて小さく設計されていると積分回
路はこの信号期間T1内で充分充電されレベル制御が正
常に動作される。
【0008】しかし、何れの場合でも休止期間では積分
回路は完全に放電され、レベル制御動作は最大利得にな
る制御を行うので、バースト信号が来ると増幅器は最大
利得で増幅し、図11において、a点の入力レベル信号
に対して前記抑制されたb点のレベルで出力されずに増
幅器52の飽和レベルであるc点のレベルで出力される
ことになる。そして図13に示す如く、許容出力レベル
であるb点レベルを越えc点レベルまでの信号が出力さ
れ、その出力信号の先頭部分において、許容出力である
b点レベルを越えたヒット現象を呈することになる。
【0009】バースト信号の周期がT1>T2の場合、
積分回路の時定数をT1相当にするとバースト信号が繰
返し入力されるとき積分回路はいずれ充電状態になり、
所定のレベル制御が行われるが、逆にT1<T2の場合
はバースト信号の先頭でつねにヒットを生じたり、全く
制御されないで常に最大出力まで増幅された異常出力が
出ることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところでディジタル方
式の携帯電話システムにおいて、基地局と端末器の間で
交換される信号はバースト信号として交換されている。
この場合前記バースト信号では、図12に示すように、
バースト信号B1の存在している期間T1と、信号休止
期間T2の関係は、実用化されているシステムではT
1:T2=1:4程度になることがある。
【0011】この信号を、例えばALC機能付の増幅器
で増幅すると、信号休止期間後に入力される信号は、前
記の如くその出力信号にヒット現象が生じ、後述する障
害を呈することがある。即ちヒットするレベルは増幅器
の飽和レベルまで増大するので、飽和出力が大きい増幅
器では通常レベル以上の10〜20dB程度大きな値と
なり、通常レベル以上のものが出力されることから、端
末器あるいは測定器を破損させたり誤動作させたりする
可能性がある。
【0012】ディジタル方式の携帯電話システムでは、
基地局と端末器の間で伝送される信号はバースト信号と
して交換されている。基地局と端末器の間の信号を中継
増幅する装置では、入力信号レベルが大きく変動するの
でALC機能やAGC機能付きの増幅器が使用される。
【0013】図14に示す増幅器52に、図12に示す
バースト信号が入力されると、図14における積分回路
55を構成する抵抗RとコンデンサCの積T=C×Rで
決まる時定数により増幅器の応答は遅れ、図13に示す
如き、信号ヒット現象が生じたり、場合により利得制御
部51におけるALC動作が全く効かない場合が生じ
る。
【0014】本発明の目的はこのような信号ヒット現象
を最小限に逓減した、例えばディジタル方式携帯電話信
号の中継増幅器、端末器等を安定に動作させることが出
来るバースト信号増幅装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の原理を図1にも
とづき説明する。図1において、1は利得制御部、2は
増幅器、3は信号分岐回路、4は出力レベル検知回路、
5は積分回路の如き時定数制御回路、6は直流増幅器で
ある。
【0016】本発明の前記目的は下記の構成により達成
することができる。
【0017】(1)信号が間欠的に送られてくる通信シ
ステムのバースト信号増幅装置に於いて、バースト信号
増幅装置の出力値を検知する出力検知手段4と、この出
力値を保持し、時定数を可変制御することが出来る可変
時定数回路5を具備し、バースト信号休止期間におい
て、前記可変時定数回路5の時定数が大きくなるように
制御して出力レベルを一定に保つようにしたことを特徴
とする。
【0018】(2)信号が間欠的に送られてくる通信シ
ステムのバースト信号増幅装置において、バースト信号
増幅装置の出力信号をサンプリングするサンプリング手
段と、このサンプリング出力をディジタル信号に変換す
るA/D変換手段と、このディジタル信号に基づきバー
スト信号増幅装置の出力を制御する利得制御手段と、デ
ィジタル信号値を保持するディジタル信号保持手段と、
バースト信号の休止期間を検出する休止期間検知手段を
設け、バースト信号休止期間のとき、ディジタル信号保
持手段の書き換えを停止して、前記ディジタル信号保持
手段に保持されたディジタル信号値に基づきバースト信
号増幅装置の出力を制御することを特徴とする。
【0019】(3)信号が間欠的に送られてくる通信シ
ステムのバースト信号増幅装置において、バースト信号
増幅装置の出力信号をサンプリングするサンプリング手
段と、このサンプリング出力をディジタル信号に変換す
るA/D変換手段と、このディジタル信号に基づきバー
スト信号増幅装置の出力を制御する利得制御手段と、デ
ィジタル信号値を保持するディジタル信号保持手段と、
バースト信号の休止期間を検出する休止期間検知手段
と、バースト信号休止期間のときバースト信号増幅装置
を制御する利得制御値を保持する外部データ保持手段を
設け、バースト信号休止期間のとき前記外部データ保持
手段に保持されたディジタル信号値に基づきバースト信
号増幅装置の出力を制御することを特徴とする。
【0020】これにより下記の作用効果を奏することが
できる。
【0021】(1)バースト信号増幅装置の出力値を検
知する出力検知手段と、この出力値を保持し、時定数を
可変制御することが出来る可変時定数回路を具備し、出
力レベルを一定に保つ制御機能付増幅器の制御時定数を
信号の有無に従い変更するので、入力信号がなくなった
ことを、例えば増幅器の出力レベルを検出することによ
り検知したとき制御時定数を大きくすることにより積分
回路の放電の時間を大きくして信号休止期間の長い場合
でも充分に制御利得を確保することが出来るので、休止
期間直後のバースト信号に対してもALC等の利得制御
を行うことが可能になり、信号ヒット現象を最小限に抑
制することが出来る。
【0022】(2)バースト信号休止期間のとき、デー
タ記憶回路により構成される前記ディジタル信号保持手
段に保持されたディジタル信号値に基づきバースト信号
増幅装置の出力を制御するようにしたので、入力信号が
なくなったことを、増幅器の出力レベルを検出すること
により検知したときディジタル信号保持手段の書き換え
を停止し、ディジタル信号保持手段には入力信号がなく
なる前の利得制御データが残っているためこれにより利
得制御を続けることが出来るので、休止期間直後のバー
スト信号に対してもALC等の利得制御を行うことが出
来、信号ヒット現象を最小限に抑制することが出来る。
【0023】(3)増幅器出力データの急変を検知する
と、データ記憶回路により構成されるディジタル信号保
持手段の書き換えを停止して、別途準備された値に記憶
回路に書込み増幅器の利得を保持するようにしたので、
バースト信号間でレベルが大きく変動して再来した信号
のレベルが前の値と大きく異なり、前のデータを基準に
して利得制御するとき再来信号に対して適正な増幅制御
が出来ず信号ヒットを起こすような時に対しても、信号
休止を検出したとき事前に定められた値または信号休止
前の数回の受信バースト信号の平均値をプリセットして
利得制御するので、効果的に信号ヒット現象を抑制でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(1)本発明の一実施の形態 本発明の一実施の形態を図2及び図3にもとづき説明す
る。図2は本発明の一実施の形態であり、図3は本発明
における時定数可変回路説明図である。図中同一記号は
同一部を示し、1は利得制御部、2は増幅器、3は信号
分岐回路、4は出力レベル検知回路、5は積分回路の如
き時定数制御回路、6は直流増幅器、7はスイッチであ
る。
【0025】利得制御部1は入力信号のレベルを制御し
て信号ヒットが生じないようにするものであって、例え
ば制御レベルが可変のアッテネータで構成されている。
【0026】増幅器2は利得制御部1を経由した入力信
号を増幅するものである。
【0027】信号分岐回路3は増幅器2の出力を出力端
子t2と出力レベル検知回路4の検波回路4−1とに分
岐出力するものである。
【0028】出力レベル検知回路4は前記増幅器2の出
力レベルを検出して、この出力レベルが規定された値以
下の小さな値のとき信号休止と判断してスイッチ7をオ
フ制御するものであり、検波回路4ー1とレベル検知回
路4ー2を具備するものである。
【0029】時定数制御回路5は積分回路で構成され、
コンデンサ5ー1、抵抗5ー2(R1)、抵抗5ー3
(R2)を具備し、信号休止のときコンデンサ5ー1の
放電電流時間が拡大出来るように時定数制御されるもの
である。このため、常時短絡されている抵抗5ー3(R
2)の値は抵抗5ー2(R1)の値の例えば10倍の大
きさを有する。
【0030】直流増幅器6は時定数制御回路5の出力を
増幅してこれを利得制御部1に送出して、入力信号をこ
れに応じて抑制制御するものである。
【0031】スイッチ7はレベル検知回路4ー2の出力
により抵抗5ー3(R2)を開放・短絡制御するもので
あり、この場合は前記信号休止のとき抵抗5ー3(R
2)を開放制御するものである。
【0032】本発明の動作を説明する。通常はスイッチ
7はオンであり、したがって時定数制御回路5の抵抗5
ー3(R2)は短絡されている。
【0033】始めに図2に示す入力端子t1に図4
(A)に示すようなバースト信号B1が入力されるとこ
れが利得制御部1、増幅器2、信号分岐回路3を経由し
て出力される。このときバースト信号B1の始めの部分
は利得制御部1におけるALCが機能しないため、図4
(B)に示すように、出力信号O1の最初の部分には信
号ヒットが存在する。しかしその出力信号が信号分岐回
路3から出力レベル検知回路4の検波回路4−1を経由
して時定数制御回路5のコンデンサ5ー1に充電されて
レベル制御信号となり、これが直流増幅器6を経由して
利得制御部1に印加され、これによりALC機能が動作
して続くバースト信号B1の出力信号O1の部分には信
号ヒットが存在しないものとなる。
【0034】バースト信号B1が終わり信号休止期間T
2になると検波回路4ー1の入力は略ゼロになる。これ
をレベル検知回路4ー2が検出して信号休止期間T2に
なったことを認識し、スイッチ7をオフに制御する。こ
れにより抵抗5ー3(R2)が開放されて時定数制御回
路5の時定数に抵抗5ー3(R2)が追加され、コンデ
ンサ5ー1の放電時定数を大きく拡大して直流増幅器6
の出力をこの信号休止期間T2の間保持して利得制御部
1の制御利得を略信号休止期間T2前の値に保つことが
出来る。
【0035】この様にして信号休止期間でもバースト信
号が終了する直前の制御利得を保ち、再来したバースト
信号B2に対しても出力信号O2に示す如く、信号ヒッ
トを抑制することが出来る。
【0036】なお前記説明では、時定数の変更を、図5
(A)に示す如く、積分回路の抵抗を、例えばスイッチ
SWにてR1をR1+R2に変化させて実現する方法に
ついて記載したが、本発明は勿論これのみに限定される
ものではなく、例えば図5(B)に示す如く、コンデン
サC1、C2の一方をスイッチSWにより切替接続する
ように構成してもよい。なおこのとき切替えられるコン
デンサC2は他のコンデンサC1と同じ電圧Vbで充電
しておく。 (2)本発明の第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態を図6〜図8により説明す
る。図6はディジタル式バースト信号増幅装置の説明
図、図7は本発明の原理図、図8は本発明の第2の実施
の形態を示す。
【0037】11は制御レベルが可変のアッテネータの
如き利得制御部であって前記利得制御部1に相当するも
の、12は増幅器であって前記増幅器2に相当するも
の、13は信号分岐回路であって前記信号分岐回路3に
相当するもの、14は検波回路であって前記検波回路4
ー1に相当するもの、15はサンプリング回路、16は
A/D変換器、17は記憶回路、18は休止検知回路、
19はデータ比較回路、20は利得設定回路である。
【0038】ディジタル式バースト信号増幅装置では、
図6に示す如く、信号分岐回路13の分岐出力が検波回
路14を経由してサンプリング回路15によりサンプリ
ングされ、このアナログのサンプリング値がA/D変換
器16によりディジタル変換されこのディジタル値が記
憶回路17に記憶される。そしてこの記憶されたディジ
タル値により入力信号が利得制御部11でALC制御さ
れる。バースト信号休止期間では記憶回路17に記憶さ
れるデータの値が略ゼロであるので、前記図14と同様
に、バースト信号休止期間ではALC制御が行われず、
バースト信号休止期間直後のバースト信号に対しては信
号ヒットが存在することになる。
【0039】これを避けるための、本発明の第2の実施
の形態を、図7の原理図により簡単に説明する。このた
め本発明では、休止検知回路18を設ける。休止検知回
路18は、バースト信号の存在している期間T1ではA
/D変換器16の出力を記憶回路17に記憶すると共に
このA/D変換器16の出力をスルーで出力してこれに
より利得制御部11にてALC制御をおこない、入力信
号が一定の値で出力するように出力制御する。
【0040】しかし休止検知回路18はA/D変換器1
6の出力が略ゼロになりこれによってバースト信号休止
期間であることを検知すると、記憶回路17における記
憶動作を停止するとともに、利得制御部11に対して前
記記憶動作停止直前のデータを記憶回路17から出力さ
せる。これにより利得制御部11はバースト信号休止期
間ではこの記憶回路17から出力されたデータによりA
LC制御を行うので、バースト信号休止期間直後のバー
スト信号に対して信号ヒットを抑制することが出来る。
【0041】本発明の第2の実施の形態を、図8により
説明する。前記バースト信号休止期間検知はデータ比較
回路19により行う。このデータ比較回路19には、図
示省略した、バースト信号休止期間検知用基準値が印加
されており、A/D変換器16の出力がこれを越えたと
き、バースト信号期間T1と認識する。データ比較回路
19は、バースト信号の存在している期間T1ではA/
D変換器16の出力を記憶回路17に記憶すると共にこ
のA/D変換器16の出力をスルーで出力する。この出
力は利得設定回路20に印加され、これにより利得制御
部11はALC制御を行う。
【0042】またデータ比較回路19は、A/D変換器
16の出力が略ゼロになってバースト信号休止期間であ
ることを認識すると、記憶回路17における記憶動作を
停止するとともに、利得制御部11に対して前記記憶動
作停止直前のデータを記憶回路17から出力させる。こ
の出力は利得設定回路20に印加され、これにより利得
制御部11はバースト信号休止期間ではこの記憶回路1
7から出力されたデータによりALC制御を行うので、
バースト信号休止期間直後のバースト信号に対して信号
ヒットを抑制することが出来る。
【0043】このようにしてディジタル制御の場合でも
バースト信号休止期間直後のバースト信号に対して信号
ヒットを抑制することが出来る。 (3)本発明の第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態を図9及び図10により説明
する。図9はその原理図、図10は本発明の第3の実施
の形態を示す。
【0044】図において他と同記号は同一部を示し、2
1は外部データ保持回路、22はデータ比較回路、23
はデータ切換回路である。
【0045】外部データ保持回路21は、バースト信号
休止期間の間利得制御部11を制御するデータが記入さ
れているものである。このデータは、バースト信号休止
を検知したとき事前に定められた値またはバースト信号
休止前の数回の受信バースト信号の平均値等が利用され
るがこれらに限定されるものではない。
【0046】休止検知回路18は、バースト信号の存在
している期間T1ではA/D変換器16の出力を記憶回
路17に記憶すると共にこのA/D変換器16の出力を
スルーで出力してこれにより利得制御部11にてALC
制御を行い、入力信号を一定の値で出力制御する。
【0047】しかし休止検知回路18はA/D変換器1
6の出力が略ゼロになってバースト信号休止期間である
ことを検知すると、このA/D変換器16の出力を停止
し、外部データ保持回路21に保持したデータを記憶回
路17に記入しこれを出力してこれにより利得制御部1
1にてALC制御を行い、入力信号を一定の値で出力制
御する。これによりバースト信号休止期間直後のバース
ト信号に対して信号ヒットを抑制することが出来る。
【0048】本発明の第3の実施の形態を図10により
説明する。前記バースト信号休止期間検知はデータ比較
回路22により行う。このデータ比較回路22には、図
示省略した、バースト信号休止期間検知用基準値が印加
されており、A/D変換器16の出力がこれを越えたと
き、バースト信号期間T1と認識する。データ比較回路
22は、バースト信号の存在している期間T1ではA/
D変換器16の出力を記憶回路17に記憶すると共にこ
の記憶回路17からの出力をデータ切替回路23が出力
するようにデータ切替回路23を制御する。このデータ
切替回路23の出力は利得設定回路20に印加され、こ
れにより利得制御部11はALC制御を行う。
【0049】またデータ比較回路22は、A/D変換器
16の出力が略ゼロになってバースト信号休止期間であ
ることを認識すると、前記外部データ保持回路21に保
持したデータを出力するようにデータ切替回路23を制
御するので、今度はこの外部データ保持回路21に保持
したデータが利得設定回路20に印加され、これにより
利得制御部11はALC制御を行う。このようにしてバ
ースト信号休止期間直後のバースト信号に対して信号ヒ
ットを抑制することが出来る。
【0050】前記説明では外部データ保持回路21に保
持されたデータは、バースト信号休止を検知したとき事
前に定められた値またはバースト信号休止前の数回の受
信バースト信号の平均値が使用できるのみならず、他の
データ例えばバースト信号休止前の数回の受信バースト
信号のパターンに基づき定められたデータを記入するよ
うにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】 本発明における前記各実施の形態によ
り下記の作用効果を奏することができる。
【0052】(1)バースト信号増幅装置の出力値を検
知する出力検知手段と、この出力値を保持し、時定数を
可変制御することが出来る可変時定数回路を具備し、出
力レベルを一定に保つ制御機能付増幅器の制御時定数を
信号の有無に従い変更するので、入力信号がなくなった
ことを、例えば増幅器の出力レベルを検出することによ
り検知したとき制御時定数を大きくすることにより積分
回路の放電の時間を大きくして信号休止期間の長い場合
でも充分に制御利得を確保することが出来るので、休止
期間直後のバースト信号に対してもALC等の利得制御
を行うことが可能になり、信号ヒット現象を最小限に抑
制することが出来る。
【0053】(2)バースト信号休止期間のとき、デー
タ記憶回路により構成される前記ディジタル信号保持手
段に保持されたディジタル信号値に基づきバースト信号
増幅装置の出力を制御するようにしたので、入力信号が
なくなったことを、増幅器の出力レベルを検出すること
により検知したときディジタル信号保持手段の書き換え
を停止し、ディジタル信号保持手段には入力信号がなく
なる前の利得制御データが残っているためこれにより利
得制御を続けることが出来るので、休止期間直後のバー
スト信号に対してもALC等の利得制御を行うことが出
来、信号ヒット現象を最小限に抑制することが出来る。
【0054】(3)増幅器出力データの急変を検知する
と、データ記憶回路により構成されるディジタル信号保
持手段の書き換えを停止して、別途準備された値に記憶
回路に書込み増幅器の利得を保持するようにしたので、
バースト信号間でレベルが大きく変動して再来した信号
のレベルが前の値と大きく異なり、前のデータを基準に
して利得制御するとき再来信号に対して適正な増幅制御
が出来ず信号ヒットを起こすような時に対しても、信号
休止を検出したとき事前に定められた値または信号休止
前の数回の受信バースト信号の平均値をプリセットして
利得制御するので、効果的に信号ヒット現象を抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施の形態である。
【図3】本発明における時定数可変回路説明図である。
【図4】本発明におけるバースト信号受信状態説明図で
ある。
【図5】時定数制御状態説明図である。
【図6】ディジタル式バースト信号増幅装置の説明図で
ある。
【図7】本発明の原理図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態である。
【図9】本発明の原理図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態である。
【図11】増幅器の特性説明図である。
【図12】バースト信号説明図である。
【図13】バースト信号受信状態説明図である。
【図14】樹来例である。
【符号の説明】
1 利得制御部 2 増幅器 3 信号分岐回路 4 出力レベル検知回路 5 時定数制御回路 6 直流増幅器 7 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝之 東京都品川区南大井6丁目20番14号 富士 通システムコンストラクション株式会社内 (72)発明者 森田 俊之 東京都品川区南大井6丁目20番14号 富士 通システムコンストラクション株式会社内 Fターム(参考) 5K061 AA11 BB12 CC52 CD04 JJ07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号が間欠的に送られてくる通信システム
    のバースト信号増幅装置に於いて、 バースト信号増幅装置の出力値を検知する出力検知手段
    と、 この出力値を保持し、時定数を可変制御することが出来
    る可変時定数回路を具備し、 バースト信号休止期間において、前記可変時定数回路の
    時定数が大きくなるように制御して出力レベルを一定に
    保つようにしたことを特徴とするバースト信号増幅装
    置。
  2. 【請求項2】信号が間欠的に送られてくる通信システム
    のバースト信号増幅装置において、 バースト信号増幅装置の出力信号をサンプリングするサ
    ンプリング手段と、 このサンプリング出力をディジタル信号に変換するA/
    D変換手段と、 このディジタル信号に基づきバースト信号増幅装置の出
    力を制御する利得制御手段と、 ディジタル信号値を保持するディジタル信号保持手段
    と、 バースト信号の休止期間を検出する休止期間検知手段を
    設け、 バースト信号休止期間のとき、ディジタル信号保持手段
    の書き換えを停止して、前記ディジタル信号保持手段に
    保持されたディジタル信号値に基づきバースト信号増幅
    装置の出力を制御することを特徴とするバースト信号増
    幅装置。
  3. 【請求項3】信号が間欠的に送られてくる通信システム
    のバースト信号増幅装置において、 バースト信号増幅装置の出力信号をサンプリングするサ
    ンプリング手段と、 このサンプリング出力をディジタル信号に変換するA/
    D変換手段と、 このディジタル信号に基づきバースト信号増幅装置の出
    力を制御する利得制御手段と、 ディジタル信号値を保持するディジタル信号保持手段
    と、 バースト信号の休止期間を検出する休止期間検知手段
    と、 バースト信号休止期間のときバースト信号増幅装置を制
    御する利得制御値を保持する外部データ保持手段を設
    け、 バースト信号休止期間のとき前記外部データ保持手段に
    保持されたディジタル信号値に基づきバースト信号増幅
    装置の出力を制御することを特徴とするバースト信号増
    幅装置。
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