JP2001196299A - 加熱処理装置 - Google Patents

加熱処理装置

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JP2001196299A JP2000318178A JP2000318178A JP2001196299A JP 2001196299 A JP2001196299 A JP 2001196299A JP 2000318178 A JP2000318178 A JP 2000318178A JP 2000318178 A JP2000318178 A JP 2000318178A JP 2001196299 A JP2001196299 A JP 2001196299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジスト昇華物等が溜まりにくく、被処理基
板の温度分布が不安定になることを防止することがで
き、被処理基板の温度を高精度に制御することができる
加熱処理装置を提供すること。 【解決手段】 その上またはその上方に被処理基板が載
置され、被処理基板を加熱する熱板と、熱板の上方に規
定される被処理基板を加熱処理する加熱処理空間を囲繞
可能に設けられた囲繞部材と、前記囲繞部材により加熱
処理空間を囲繞した際に、前記熱板の周囲を略密閉する
シール機構と、前記加熱処理空間において外周から中央
に向かう気流を形成する気流形成手段とを具備すること
を特徴とする加熱処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、LCD基
板等の基板を加熱して処理する加熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)の製造にお
いては、ガラス製の矩形LCD基板にフォトレジスト液
を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応し
てレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、い
わゆるフォトリソグラフィー技術により回路パターンが
形成される。従来から、このような一連の工程を実施す
るための複数の処理ユニットを備えたレジスト塗布・現
像処理システムが用いられている。
【0003】このレジスト塗布・現像処理システムにお
いては、基板にフォトレジストを塗布した後、あるいは
現像の前後において、加熱処理ユニットにより基板に加
熱処理を施している。このような加熱処理ユニットで
は、熱板上に基板を直接載置するコンタクトベーク、ま
たは熱板と基板との間にわずかなギャップを設けて加熱
するプロキシミティベークが採用されている。これらの
うちプロキシミティベーク処理は、熱板上に基板を直接
載置しないので、基板が帯電することによる製品不良が
回避されるという利点がある。
【0004】しかしながら、従来の加熱処理ユニットで
は、構造上、基板や熱板の面内温度が均一になりにくい
という問題がある。特に、上記プロキシミティベークの
場合に、面内温度分布の均一性が悪化しやすい。この問
題を解決するために、密閉気密構造にして温度分布均一
性を向上させた加熱処理装置を加熱処理ユニットとして
使用することが考えられるが、加熱処理装置を密閉気密
構造にすると、フォトレジスト膜からの昇華物や揮発物
が溜まり易くなり、かつ、装置のメンテナンスが困難に
なるため、実用には適さない。
【0005】そこで、熱板と天井部との間になされる加
熱処理空間をシャッターによって開閉可能に構成し、シ
ャッターと熱板との間に若干の隙間を設けた状態で排気
を行なう加熱処理装置が加熱処理ユニットとして用いら
れている。この加熱処理装置では、シャッターと熱板と
の隙間から外気を導入しながら排気を行ってレジスト昇
華物等が加熱処理空間に溜まることを防止し、さらに、
開閉可能な囲繞部材によってメンテナンスを容易に行な
えるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な加熱処理装置においては、シャッターと熱板との間の
隙間から導入された外気が熱板や基板の熱を奪って、こ
れらの温度均一性を悪化させやすいという問題がある。
特に、このような加熱処理装置をLCD基板の加熱処理
に用いた場合には、熱板や基板の四隅が冷えやすくな
り、基板は四隅の温度が低い特徴的な温度分布を示し、
温度均一性が悪くなる。
【0007】この問題を解決するべく、上記の加熱処理
装置においては、さらにカバー部材とシャッターとの間
に隙間を設けて、ここから外気を取り込むようにし、熱
板とシャッターとの間の隙間から流入する外気の量を減
少させるという対策がとられている。しかし、このよう
な対策をとると、基板が外気(ダウンフロー)の影響を
受けやすくなり、温度分布の安定性が悪くなるという問
題がある。特に、この場合には複数の加熱処理装置間の
個体差が出やすい。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、装置内にレジスト昇華物等が溜まりにくく、
外気の侵入によって被処理基板の温度分布が不安定にな
ることを防止することができ、被処理基板の温度を高精
度に制御することができる加熱処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、その上またはその上
方に被処理基板が載置され、被処理基板を加熱する熱板
と、熱板の上方に規定される被処理基板を加熱処理する
加熱処理空間を囲繞可能に設けられた囲繞部材と、前記
囲繞部材により加熱処理空間を囲繞した際に、前記熱板
の周囲を略密閉するシール機構と、前記加熱処理空間に
おいて外周から中央に向かう気流を形成する気流形成手
段とを具備することを特徴とする加熱処理装置が提供さ
れる。
【0010】このような構成によれば、熱板の周囲を略
密閉して熱板の周囲の隙間からの外気の侵入を防止して
いるので、不所望の外気の侵入によって被処理基板の温
度にバラツキが生じたり温度分布が不安定になることを
防止することができ、しかも、加熱処理空間に外周から
中央へ向かう気流を形成するので、被処理基板の温度を
均一にすることができる。したがって、基板温度を高精
度に制御することができる。また、形成される気流によ
り昇華物の溜まりも防止することができる。
【0011】本発明者らは、先に、熱板の周囲を略密閉
して、熱板の中央から外周へ向かう気流を形成する加熱
処理装置を提案しており、これにより被処理基板の温度
分布を均一・安定にし、かつ基板温度を高精度化するこ
とができるとしている。しかし、中央から外周へ向かう
気流を形成することによってある程度の効果は得られる
ものの、中央から外周へ向かう気流を形成すると基板の
長手方向中央に空気が偏って流れやすく、排気のバラン
スがとりにくいため、基板周縁部の長辺中央部分で、局
部的な温度低下が生じる場合があることが判明した。そ
こで本発明では、外周から中央へ向かう気流を形成する
ことにより排気バランスをとりやすくしてこのような基
板の局部的な温度低下を防止し、高精度の温度制御を実
現している。
【0012】この加熱処理装置の気流形成手段として
は、前記加熱処理空間の上方に設けられ、前記加熱処理
空間に外気を導入するための外気導入部と、前記加熱処
理空間の上方に設けられ、前記加熱処理空間を排気する
ための排気部と、前記排気部を介して前記加熱処理空間
を排気する排気機構と、前記加熱処理空間の上部に前記
熱板と対向するように配置され、その中央に開口が形成
された第1の整流板とを有し、前記排気機構を作動させ
た際に、前記外気導入部から導入された外気は前記第1
の整流板の上面に沿って前記加熱処理空間の外周側に至
り、さらに前記第1の整流板の下面に沿って前記加熱処
理空間の外周側から中央に至り、前記第1の整流板の開
口を介して前記排気部から排気されるものを好適に用い
ることができる。
【0013】このような気流形成手段を用いることによ
り、加熱処理空間に外周から中央へ向かう気流を有効に
形成することができ、また、排気を行いながら外気を導
入することができるので、加熱処理空間内におけるレジ
スト昇華物等の溜まりを極めて効果的に防止することが
できる。
【0014】上記の気流形成手段においては、第1の整
流板の熱板側の面に反射率の高い表面仕上げを施すこと
により、被処理基板を熱板側からと整流板側からとの両
面から加熱することができ、被処理基板の加熱を効率よ
く行なうことができる。
【0015】また、上記の気流形成手段の第1の整流板
と熱板との間に、第1の整流板の開口と対向するように
配置された第2の整流板を設けることにより、開口周辺
における空気の流れを整えることができ、被処理基板や
熱板の温度を均一化するとともに高精度で制御すること
ができる。
【0016】上記第2の整流板においては、熱板側の面
には反射率の低い表面仕上げを施すことにより、第2の
整流板が熱板からの熱を反射して被処理基板に局部的な
高温部が生じることを防止することができる。
【0017】また、上記の囲繞部材は昇降可能に配置
し、上昇時に加熱処理空間を囲繞可能に構成することが
できる。これにより、加熱処理を行う際には囲繞部材を
上昇させて加熱処理空間を囲繞することができ、かつ、
メンテナンスを行う際には囲繞部材を下降させることに
より装置のメンテナンス性を向上することができる。
【0018】さらに、加熱処理空間の上方をカバー部材
によって覆い、シール機構で熱板の下方の隙間およびカ
バー部材と囲繞部材との間の隙間をふさいだ構成とする
ことができる。これにより、熱板の周囲における外気の
侵入を防止することができる。
【0019】さらにまた、熱板からの熱を反射する反射
板を熱板の下面と側面とを覆うように配置することによ
り、熱板からの熱を有効に加熱処理に利用することがで
きる。この場合には、シール機構で反射板と囲繞部材と
の間の隙間をふさぐことにより、熱板の周囲における外
気の侵入を有効に防止することができる。
【0020】シール機構としては、反射板の外周側と囲
繞部材の内周側下部とに配置され、囲繞部材を上昇させ
た際に相互に係合する一対の係合部材と、カバー部材下
部と囲繞部材上部とに配置され、囲繞部材を上昇させた
際に相互に当接する一対の当接部材とを有するものが例
示される。
【0021】上記シール機構においては、係合部材の少
なくとも一方に、他方の係合部材と係合する位置に弾性
部材を配置するとともに、当接部材の少なくとも一方
に、他方の当接部材と当接する位置に弾性部材を配置す
ることにより、加熱処理空間への外気の侵入を有効に防
ぐことができる。
【0022】本発明の第2の観点によれば、その上また
はその上方に被処理基板が配置され、被処理基板を加熱
する熱板と、熱板の上方に規定された被処理基板を加熱
処理する加熱処理空間を囲繞可能に設けられた囲繞部材
と、前記加熱処理空間の上方を覆うカバー部材と、前記
囲繞部材により前記加熱処理空間を囲繞した際に、前記
熱板と前記囲繞部材との間の隙間および前記カバー部材
と前記囲繞部材との間の隙間をふさぐシール機構と、前
記カバー部材の外側中央部に設けられ、外気を導入する
ための外気導入部および前記加熱処理空間を排気するた
めの排気部を有するダクト部材と、前記排気部を介して
前記加熱処理空間を排気する排気機構と、前記加熱処理
空間の上部に前記熱板と対向するように配置され、その
中央に開口が形成された第1の整流板とを具備し、前記
排気機構を作動させた際に、前記外気導入部から導入さ
れた外気は前記第1の整流板の上面に沿って前記加熱処
理空間の外周側に至り、さらに前記第1の整流板の下面
に沿って前記加熱処理空間の外側から中央に至り、前記
第1の整流板の開口を介して前記ダクト部材の排気部か
ら排気されることを特徴とする加熱処理装置が提供され
る。
【0023】このような構成によれば、加熱処理空間を
シール機構によって略密閉した状態で、ダクト部材の排
気部を介して加熱処理空間の排気を行なうとともに外気
導入部から外気を導入し、第1の整流板の下面に沿って
外周から中央へ向かう気流を形成するので、排気バラン
スがとりやすくなり、基板の温度分布を不安定にするこ
となく加熱処理空間の雰囲気を外気で置換してレジスト
昇華等の溜まりを防止することができ、また、被処理基
板の温度を均一にして、基板温度を高精度に制御するこ
とができる。
【0024】ここで、第1の整流板と熱板との間に、第
1の整流板の開口と対向するように第2の整流板を配置
して、加熱処理空間からの空気が第1の整流板と第2の
整流板との隙間を通って第1の整流板の開口へ流れるよ
うにすることが好ましい。これにより第1の整流板の開
口周辺における空気の流れを整えることができ、基板温
度が不均一になることを防止することができる。
【0025】上記ダクト部材は、中央に加熱処理空間に
つながる筒状部材を有し、加熱処理空間からの空気がこ
の筒状部材を経て排気部から排気され、外気導入部から
導入された空気は筒状部材の外側を通って加熱処理空間
に供給されるように構成することができる。これによ
り、加熱処理空間からの空気の排気と、加熱処理空間へ
の空気の導入とを有効に行い、加熱処理空間に所望の気
流を形成することができる。
【0026】また、カバー部材と第1の整流板との間に
通流路が形成され、外気導入部から導入された外気がこ
の通流路を通って加熱処理空間に至るように構成するこ
とにより、外気を通流路で暖めた後に加熱処理空間に供
給することができ、外気が基板や熱板の温度に与える影
響をさらに小さくすることができるので、基板や熱板の
温度を高精度に制御する上で好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明が適
用されるLCD基板のレジスト塗布・現像処理システム
を示す平面図である。
【0028】このレジスト塗布・現像処理システムは、
複数のLCD基板Gを収容するカセットCを載置するカ
セットステーション1と、基板Gにレジスト塗布および
現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニット
を備えた処理部2と、露光装置(図示せず)との間で基
板Gの受け渡しを行うためのインターフェイス部3とを
備えており、処理部2の両端にそれぞれカセットステー
ション1およびインターフェイス部3が配置されてい
る。
【0029】カセットステーション1は、カセットCと
処理部2との間でLCD基板Gの搬送を行うための搬送
機構10を備えている。そして、カセットステーション
1においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送
機構10はカセットCの配列方向に沿って設けられた搬
送路10a上を移動可能な搬送アーム11を備え、この
搬送アーム11によりカセットCと処理部2との間で基
板Gの搬送が行われる。
【0030】処理部2は、前段部2aと中段部2bと後
段部2cとに分かれており、それぞれ中央に搬送路1
2、13、14を有し、これら搬送路の両側に各処理ユ
ニットが配設されている。そして、これらの間には中継
部15、16が設けられている。
【0031】前段部2aは、搬送路12に沿って移動可
能な主搬送装置17を備えており、搬送路12の一方側
には、2つの洗浄ユニット(SCR)21a、21bが
配置されており、搬送路12の他方側には紫外線照射ユ
ニット(UV)と冷却処理ユニット(COL)とが2段
に重ねられた処理ブロック25、加熱処理ユニット(H
P)が2段に重ねられてなる処理ブロック26および冷
却処理ユニット(COL)が2段に重ねられてなる処理
ブロック27が配置されている。
【0032】また、中段部2bは、搬送路13に沿って
移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路13の
一方側には、レジスト塗布処理ユニット(CT)22お
よび基板Gの周縁部のレジストを除去する周縁レジスト
除去ユニット(ER)23が一体的に設けられており、
搬送路13の他方側には、加熱処理ユニット(HP)が
2段に重ねられてなる処理ブロック28、加熱処理ユニ
ット(HP)と冷却処理ユニット(COL)が上下に重
ねられてなる処理ブロック29、およびアドヒージョン
処理ユニット(AD)と冷却処理ユニット(COL)と
が上下に重ねられてなる処理ブロック30が配置されて
いる。
【0033】さらに、後段部2cは、搬送路14に沿っ
て移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送路14
の一方側には、3つの現像処理ユニット24a、24
b、24cが配置されており、搬送路14の他方側には
加熱処理ユニット(HP)が2段に重ねられてなる処理
ブロック31、およびともに加熱処理ユニット(HP)
と冷却処理ユニット(COL)が上下に重ねられてなる
処理ブロック32、33が配置されている。
【0034】なお、処理部2は、搬送路を挟んで一方の
側に洗浄処理ユニット21a、レジスト塗布処理ユニッ
ト(CT)22、現像処理ユニット(DEV)24aの
ようなスピナー系ユニットのみを配置しており、他方の
側に加熱処理ユニットや冷却処理ユニット等の熱系処理
ユニットのみを配置する構造となっている。
【0035】また、中継部15、16のスピナー系ユニ
ット配置側の部分には、薬液供給ユニット34が配置さ
れており、さらに主搬送装置のメンテナンスを行うため
のスペース35が設けられている。
【0036】上記主搬送装置17,18,19は、それ
ぞれ水平面内の2方向のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、
および垂直方向のZ軸駆動機構を備えており、さらにZ
軸を中心に回転する回転駆動機構を備えており、それぞ
れ基板Gを支持する搬送アーム17a,18a,19a
を有している。
【0037】上記主搬送装置17は、搬送機構10の搬
送アーム11との間で基板Gの受け渡しを行うととも
に、前段部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入
・搬出、さらには中継部15との間で基板Gの受け渡し
を行う機能を有している。また、主搬送装置18は中継
部15との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、中段
部2bの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、
さらには中継部16との間の基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。さらに、主搬送装置19は中継部16
との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2c
の各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらに
はインターフェイス部3との間の基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。なお、中継部15、16は冷却プ
レートとしても機能する。
【0038】インターフェイス部3は、処理部2との間
で基板を受け渡しする際に一時的に基板を保持するエク
ステンション36と、さらにその両側に設けられた、バ
ッファーカセットを配置する2つのバッファーステージ
37と、これらと露光装置(図示せず)との間の基板G
の搬入出を行う搬送機構38とを備えている。搬送機構
38はエクステンション36およびバッファステージ3
7の配列方向に沿って設けられた搬送路38a上を移動
可能な搬送アーム39を備え、この搬送アーム39によ
り処理部2と露光装置との間で基板Gの搬送が行われ
る。
【0039】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0040】このように構成されたレジスト塗布・現像
処理システムにおいては、カセットC内の基板Gが、処
理部2に搬送され、処理部2では、まず、前段部2aの
処理ブロック25の紫外線照射ユニット(UV)で表面
改質・洗浄処理が行われ、冷却処理ユニット(COL)
で冷却された後、洗浄ユニット(SCR)21a,21
bでスクラバー洗浄が施され、処理ブロック26のいず
れかの加熱処理ユニット(HP)で加熱乾燥された後、
処理ブロック27のいずれかの冷却処理ユニット(CO
L)で冷却される。
【0041】その後、基板Gは中段部2bに搬送され、
レジストの定着性を高めるために、処理ブロック30の
上段のアドヒージョン処理ユニット(AD)にて疎水化
処理(HMDS処理)され、下段の冷却処理ユニット
(COL)で冷却後、レジスト塗布処理ユニット(C
T)22でレジストが塗布され、周縁レジスト除去ユニ
ット(ER)23で基板Gの周縁の余分なレジストが除
去される。その後、基板Gは、中段部2bの中の加熱処
理ユニット(HP)の一つでプリベーク処理され、処理
ブロック29または30の下段の冷却処理ユニット(C
OL)で冷却される。
【0042】その後、基板Gは中継部16から主搬送装
置19にてインターフェイス部3を介して露光装置に搬
送されてそこで所定のパターンが露光される。そして、
基板Gは再びインターフェイス部3を介して搬入され、
必要に応じて後段部2cの処理ブロック31,32,3
3のいずれかの加熱処理ユニット(HP)でポストエク
スポージャーベーク処理を施した後、現像処理ユニット
(DEV)24a,24b,24cのいずれかで現像処
理され、所定の回路パターンが形成される。現像処理さ
れた基板Gは、後段部2cのいずれかの加熱処理ユニッ
ト(HP)にてポストベーク処理が施された後、いずれ
かの冷却処理ユニット(COL)にて冷却され、主搬送
装置19,18,17および搬送機構10によってカセ
ットステーション1上の所定のカセットCに収容され
る。
【0043】次に、上記レジスト塗布・現像処理システ
ムの処理ブロック26,28、31,32,33におい
て用いられる、本発明の加熱処理装置が適用される加熱
処理ユニット(HP)について説明する。図2は、本発
明の第1の実施形態に係る加熱処理ユニットの模式的断
面図である。図3は図2のA−A断面を上から見た状態
を示す概略図、図4は図2のB−B断面を上から見た状
態を示す概略図である。
【0044】図2から図4に示すように、この加熱処理
ユニット(HP)は、主として、レジスト塗布・現像処
理システムの搬送路12、13または14側に面して開
口部60aを有するケース60と、ケース60内に収納
された基板Gを加熱する熱板41と、ケース60の上方
を覆うように配置されたカバー部材57と、カバー部材
57と熱板41の間に形成される加熱処理空間65を囲
繞可能なシャッター(囲繞部材)48と、加熱処理空間
65の上方に熱板41と対向して配置された、第1の整
流板54および第2の整流板55と、外気導入部59お
よび排気部58を有するダクト部材66と、排気部58
に接続された排気管58aに設けられた排気機構76と
を有している。これらのうち、外気導入部59、排気部
58、排気機構76、第1の整流板54、および第2の
整流板55で後述する気流を形成する気流形成手段を構
成している。なお、第2の整流板55は、開口53近傍
で気流に乱れが生じることを防止するとともに、開口5
3が基板Gや熱板41の温度分布に悪影響を及ぼするこ
とを防止するために、補助的に設けられるものであり、
後述する気流を形成するために必須なものではない。
【0045】前記熱板41は、例えば、アルミニウム合
金等で構成されており、基板Gの形状に合わせて上面が
長方形に形成されている。熱板41の裏面側には、図示
しないヒーターおよび温度センサが埋設されており、温
度センサにより検出した温度を図示しない制御部に伝達
し、これに応じてヒーターの発熱量を調節することで、
熱板41の温度は例えば120〜150℃の所定の温度
に保たれるようになっている。
【0046】熱板41には、例えば9つの貫通穴43が
設けられている。これらの貫通穴43には、それぞれ基
板Gを支持するための支持ピン44が貫挿されている。
支持ピン44は、熱板41の下方に設けられた保持部材
46により保持されている。保持部材46は、保持部材
昇降機構47に接続されている。したがって、保持部材
昇降機構47により保持部材46を昇降させることによ
り、支持ピン44は熱板41の表面に対して突没可能と
なっている。
【0047】そして、この加熱処理ユニット(HP)装
置と搬送アーム17a、18a、19aとの間で基板G
の受け渡しを行なう際には、保持部材昇降機構47によ
り保持部材46を上昇させ、支持ピン44が熱板41の
表面から突出した状態として、搬送アーム17a、18
a、19aと支持ピン44との間で基板Gの受け渡しを
行なう。
【0048】基板Gを受け取った後、加熱処理を行なう
際には、保持部材昇降機構47により保持部材46を所
定距離だけ下降させ、基板Gを所定の位置とする。例え
ば、基板Gが熱板41と接触した状態で加熱を行なうコ
ンタクトベークによる場合には、支持ピン44が熱板4
1の表面から完全に没入するようにし、基板Gが熱板4
1に直接載置されるようにして加熱処理を行なえばよ
い。また、基板Gが熱板41と接触せずにその上方に支
持された状態で加熱を行なうプロキシミティベークによ
る場合には、支持ピン44が熱板41の表面から所定長
さだけ突出した状態として加熱処理を行うようにしても
よいし、図示しないスペーサ−により基板Gと熱板41
との間隔を確保して加熱処理を行ってもよい。
【0049】熱板41の下方には、熱板41からの熱を
反射する反射板42が配置されている。この反射板42
は熱板41の下面ばかりでなく側面も覆っており、つま
り反射板42は熱板41を収納する薄型の容器のような
形状をなしている。反射板42と熱板41とは図示しな
いスペーサ−によって所定の間隔を隔てて配置されてい
て、反射板42と熱板41との間には熱板下からの外気
侵入を防ぐシール部材42aが配置されている。反射板
42の形状や、反射板42と熱板41との位置関係は、
熱板41に配置されたヒーターの発熱パターンや、熱板
41に要求される温度パターンに応じて適宜決定され
る。シール部材42aは、例えばシリコンゴムで構成す
ることができる。
【0050】前記第1の整流板54は、加熱処理空間6
5の上方に、熱板41と対向するように設けられてお
り、その熱板41の中央と対応する位置には開口53が
設けられている。第1の整流板54は、熱板41や基板
Gの形状に合わせて長方形に形成されている。第1の整
流板54の熱板41側の面に鏡面処理やめっき等の反射
率の高い表面仕上げを施せば、熱板41から放射される
熱が第1の整流板54で反射され、基板Gを両面から効
率よく加熱することができるので好ましい。
【0051】前記第2の整流板55は、第1の整流板5
4と熱板41との間に、第1の整流板54に設けられた
開口53と対向するように配置されており、開口53よ
りも少し大きく構成されている。第2の整流板55は熱
板41の形状に合わせて長方形に構成され、図5に示す
ように第2の整流板55と熱板41とは実質的に相似形
であり、基板Gに対して面内均一に加熱処理を施すこと
ができる。さらに、開口53の形状と第2の整流板55
とも実質的に相似形である。また、第2の整流板55の
反射率を高くすると、第2の整流板55が反射した熱に
よって基板Gの温度を局部的に上昇させるおそれがある
ため、第2の整流板55の熱板41側の面には、表面を
黒色とする等の反射率を低くする表面仕上げを施すこと
が好ましい。
【0052】前記カバー部材57は、第1の整流板54
の上方に、加熱処理空間65の上部を覆うように配置さ
れており、このカバー部材57の上部中央に前記ダクト
部材66が設けられている。ダクト部材66は、上部6
6aと下部66bを有しており、上部66aに2つの排
気部58が設けられ、下部66bに2つの外気導入部5
9が設けられている。そして、ダクト部材66は、その
中央部に上部66aの底部から下部66bを貫通して、
第1の整流板54の開口53に至る筒状部材56を有し
ている。上記2つの排気部58は、上部66aの一方の
側壁に並設されており、上記外気導入部59は下部66
bの側面に筒状部材56を挟んで相対向して設けられて
いる。
【0053】前記筒状部材56の下部は、カバー部材5
7の中央に形成された、筒状部材56よりも大きく構成
された孔部57aに挿入されている。したがって、その
部分において、カバー部材57と筒状部材56との間に
は隙間56aが形成されている。したがって、外気導入
部59から導入された外気は隙間56aを通って加熱処
理空間65に至り、隙間56aは外気導入経路として機
能する。一方、筒状部材56の内側は開口53を介して
加熱処理空間65につながっており、排気経路として機
能する。
【0054】排気部58には排気管58aが接続されて
おり、この排気管58aに前記排気機構76が接続され
ている。したがって、排気機構76を作動させることに
より、外気が外気導入部59から隙間56aを通って加
熱処理空間65に至り、加熱処理空間65から筒状部材
56の内側、上部66a内の空間、排気部58を通って
排気される。
【0055】前記シャッター48は、熱板41および反
射板42を取り囲むように、昇降可能に配置されてい
る。シャッター48にはシャッター昇降機構49が連結
されており、シャッター昇降機構49を駆動することに
よりシャッター48を上昇または下降させることができ
る。搬送アーム17a、18a、または19aとの間で
基板Gの受け渡しを行なう際には、シャッター昇降機構
49によりシャッター48を下降させて作業を行い、基
板Gの加熱処理を行なう際には、シャッター昇降機構4
9によりシャッター48を上昇させ、カバー部材57と
熱板41の間に形成される加熱処理空間65を囲繞す
る。シャッター48を下降させた状態とすれば、装置の
メンテナンスを容易に行なうことができる。
【0056】ここで、シャッター48の上端部には第1
の当接部材61が配置されており、カバー部材57の下
面外周側には第2の当接部材63が配置されていて、第
2の当接部材63の下面には弾性部材64が貼り付けら
れている。第1の当接部材61と第2の当接部材63と
は、シャッター48を上昇させた際に、弾性部材64を
介して相互に当接し、シャッター48とカバー部材57
との間を密閉するように構成されており、加熱処理中に
シャッター48とカバー部材57との間から外気が侵入
しないようにする。
【0057】一方、シャッター48の内側下部には第1
の係合部材51が内周へ向けて突出するように配置され
ており、第1の係合部材51の上面には弾性部材50が
貼り付けられている。また、反射板42には第2の係合
部材45が外周へ向けて突出するように配置されてい
る。第1の係合部材51と第2の係合部材45とは、シ
ャッター48を上昇させた際に、弾性部材50を介して
相互に係合し、シャッター48と反射板42との間を密
閉するように構成されており、加熱処理中にシャッター
48と反射板42との間から外気が侵入しないようにす
る。
【0058】次に、この実施の形態に係る加熱処理装置
を用いて基板Gの加熱処理を行なう際の処理動作につい
て、図6に基づいて説明する。まず、シャッター48を
下降させた状態で、支持ピン44を熱板41の表面から
突出させる。次いで基板Gを保持した搬送アーム17
a、18a、19aを開口部60aから進入させて、支
持ピン44上に基板Gを渡す。次いで、搬送アーム17
a、18a、19aを開口部60aから退出させた後
に、シャッター昇降機構49によりシャッター48を上
昇させ、熱板41の周囲を略密閉するとともに、支持ピ
ン44を熱板の表面から所定長さだけ没入させて基板G
を所定の位置とし、排気機構76を作動させて排気を行
いながら熱板41により基板Gの加熱処理を行なう。
【0059】排気機構76を作動させることにより、加
熱処理空間65の雰囲気は排気部58から排気され、外
気導入部59から外気が加熱処理空間65に導入され
る。このように排気を行いながら外気を導入することに
よって、外気導入部59より導入された外気は、筒状部
材56とカバー部材57との間の隙間56aから第1の
整流板54とカバー部材57との間に流入し、第1の整
流板54の上面に沿って加熱処理空間65の外周側へと
流れ、次いで第1の整流板54の下面に沿って加熱処理
空間の外周から中央へと流れ、第1の整流板54と第2
の整流板55との隙間を通って開口53へと流れる気流
を形成する。図6には、この気流を点線で示し、気流の
流れる方向に矢印を付した。
【0060】この実施形態に係る加熱処理装置では、上
記のようにシャッター48を上昇させて熱板41の周囲
を略密閉状態として加熱処理を行なうので、従来のよう
に加熱処理中に熱板41の周囲の隙間から外気が侵入す
ることはなく、外気が基板Gの温度分布を悪化させたり
不安定にすることを防止することができる。また、上記
のように第1の整流板54の下面に沿って加熱処理空間
の外側から中央に至る空気の流れをなし、外周から中央
へ向かう気流を形成することにより、基板Gの温度に局
部的な偏りが生じることを防ぐことができ、基板Gや熱
板41の温度を高精度に制御することができる。さら
に、加熱処理空間65内の雰囲気を置換しながら加熱処
理を行なうことにより、レジスト昇華物等が溜まりにく
い状態で加熱処理を行なうことができる。
【0061】上記の加熱処理装置において、外気導入部
59から排気を行い、開口53から外気を導入するよう
に構成して、空気の流れを本発明とは逆方向に形成した
場合には、基板Gや熱板41の周縁部の長辺中央部分に
局部的な低温部分が発生しやすく、基板Gの温度を高精
度に制御することが困難である。
【0062】これに対して、この実施形態に係る加熱処
理装置のように、外周から中央へ向かう気流を形成した
場合には、基板Gや熱板41の温度に局部的な偏りが生
じることはない。これは、中央から外周へ向かう気流を
形成する場合には排気バランスがとりにくく気流に偏り
が生じやすいため、この気流の偏りによって局部的な温
度の偏りが生じるが、本発明のように外周から中央へ向
かう気流を形成する場合には排気バランスがとりやすく
均一な気流を形成することは比較的容易であり、基板や
熱板に局部的な温度の偏りが生じないためと考えられ
る。
【0063】このことを確認するため、加熱処理装置内
に外周から中央へ向かう気流を形成した場合と、中央か
ら外周へ向かう気流を形成した場合との熱板41の加熱
状態の面内ばらつきを測定した。すなわち、図7に示す
ように熱板41を9つの領域101〜109に分割し、
1.37m/minの排気量で排気を行い、外周から
中央へ向かう気流と中央から外周へ向かう気流とのいず
れかを形成しながら熱板41を加熱し、各領域101〜
109における熱板温度の経時変化を測定した。測定結
果を図8に示す。図8の(a)は中央から外周へ向かう
気流を形成した場合であり、図8の(b)は外周から中
央へ向かう気流を形成した場合である。図8より、外周
から中央へ向かう気流を形成した場合の方が、中央から
外周へ向かう気流を形成した場合よりも熱板41面内に
おける温度ばらつきが少ないことが確認された。加熱処
理装置では基板Gの加熱状態は熱板の加熱状態とほぼ類
似の挙動を示すので、この測定結果は、外周から中央へ
向かう気流を形成した場合の方が、面内での温度ばらつ
きが少ない加熱処理を基板Gに施すことができることを
示す。
【0064】この実施形態に係る加熱処理装置では、第
1の整流板54を用いて上記のように加熱処理空間の外
周から中央へ向かうように気流を形成することにより、
外気導入部59から導入された外気が加熱処理空間65
の外周全体に向かって分散しやすく、第1の整流板54
の熱板41側の面に沿ってほぼ均一な空気の流れを形成
することができ、気流の偏りにより生じる基板Gや熱板
41の局部的な温度の偏りを有効に防止することができ
る。
【0065】また、第1の整流板54を用いて上記のよ
うに気流を形成することにより、外気は第1の整流板5
4と上部カバー57との隙間で暖められた後に熱板41
側に至るので、外気が基板Gや熱板41におよぼす熱的
影響を小さくすることができる。
【0066】さらに、第1の整流板54の開口53と対
向して第2の整流板55が配置されているので、開口5
3近傍で気流に乱れが生じることが防止され、また、開
口53が基板Gや熱板41の温度分布に悪影響を及ぼす
ことが防止される。
【0067】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本実施形態に係る加熱処理装置が適用される加
熱処理ユニット(HP)においては、図9に示すよう
に、シャッター48の内周に沿って液体71を貯留する
ように構成し、シャッター48の上昇時に反射板42の
外周に設けられた突起部75が液体71内に没し、突起
部75と液体71によってシャッター48と反射板42
との間を密閉するように構成する。このような構成によ
ってもシャッター48と反射板42との間を十分に密閉
することができ、この部分からの外気の侵入を防止する
ことができる。また、熱板41に設けられた貫通穴43
と支持ピン44との間に軸用のシール部材を介在させ、
貫通穴43と支持ピン44との間を密閉するようにして
もよい。
【0068】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図10は、本実施形態に係る加熱処理装置が適
用される加熱処理ユニット(HP)の模式断面図であ
る。本実施形態では、加熱処理空間からの排気量を変更
可能な構成として、排気量を変更しながら加熱処理を行
う。
【0069】図10に示すように、この加熱処理ユニッ
ト(HP)は、その基本構成は第1の実施形態に係る加
熱処理ユニットと同様であるが、本実施形態では第2の
整流板155が昇降機構156により昇降可能に構成さ
れており、この点で第1の実施形態と相違する。昇降機
構156により第2の整流板155を昇降することによ
り、第1の整流板54と第2の整流板155との間隔を
変更することができ、これにより開口53からの排気量
を調節することができる。すなわち、第2の整流板15
5を下降させることにより第1の整流板54と第2の整
流板155との間隔を拡げて排気量を増やすことがで
き、また、第2の整流板155を上昇させることにより
第1の整流板54と第2の整流板155との間隔を狭め
て排気量を減らすことができる。さらに、第2の整流板
155を、開口53を塞ぐ位置まで上昇させることによ
り、開口53からの排気を停止することも可能である。
【0070】このような構成により、例えば、加熱処理
中に時間経過に応じて徐々に第2の整流板155を上昇
させることにより排気量を減少させることができ、ま
た、加熱処理中に排気を停止することができる。このよ
うな処理では、加熱処理開始時の排気によりレジスト昇
華物を加熱処理空間の外に排出することができ、かつ、
所定時間が経過してレジスト昇華物がほぼ全て加熱処理
空間外へ排出された頃に、排気量を減少または停止する
ことにより加熱処理空間内に生じる気流に影響を受ける
ことなく効率よく基板Gの加熱処理を行うことができ
る。
【0071】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図11は、本実施形態に係る加熱処理装置が適
用される加熱処理ユニット(HP)の模式断面図であ
り、図12は第2の整流板255の拡大上面図である。
【0072】図11に示すように、この加熱処理ユニッ
ト(HP)は、第1の実施形態に係る加熱処理ユニット
と同様の基本構成に加えて、第2の整流板255の第1
の整流板54側の面に、複数(図では8つ)の板状体2
53が放射状に設けられている。このような構造とする
ことにより、第2の整流板255から排気部58にかけ
ての熱排気の偏りを低減することができ、これにより気
流の偏りにより生じる基板G表面や第1の整流板54が
受ける熱的影響を低減することができる。このような観
点からは、例えば図13に示すように、第2の整流板2
55の中心部に向かって高さが徐々に高くなる構造の板
状体253’を設けてもよく、図14の(a)および
(b)に示すように第2の整流板255の中心部で互い
に交わるように放射状に配置された4つの板状体25
3’’を設けてもよい。
【0073】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。図15は、本実施形態に係る加熱処理装置が適
用される加熱処理ユニット(HP)の模式断面図であ
る。図15に示すように、この加熱処理ユニット(H
P)は、第1の実施形態に係る加熱処理ユニット(H
P)と同様の基本構成において、筒状部材356の上端
が排気部358の底部よりも高くなるように構成されて
いる。
【0074】前述した実施形態のように、筒状部材の上
端を排気部の底部と同じ高さに構成した場合には、図1
6および図17に矢印で示すように、筒状部材56の上
端から排気部58に向けて直接的な気流が発生し、この
気流が接触する部分の温度が局部的に上昇して排気部5
8内で熱偏りが生じるおそれがある。これに対して、本
実施形態のように筒状部材356の上端を排気部358
の底部よりも高くなるように構成した場合には、筒状部
材356内を通過した排気は水平方向に向きを変えて流
れるため、筒状部材356の上端から排気部358に向
けて直接的な気流は発生せず、排気部358内での熱偏
りを防止することができる。この場合に、筒状部材35
6の上端が排気部358の中央部よりも高くなるように
することが望ましい。一方、筒状部材356の上端を排
気部358の最上部よりも高くすると排気圧損が多くな
ってしまうため、筒状部材356の上端は排気部358
の最上部以下の高さにすることが望ましい。
【0075】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。本実施形態に係る加熱処理装置が適用される加
熱処理ユニット(HP)では、熱板41上に、基板Gを
位置決めする位置決めローラーを設けることにより、基
板Gを正確に位置決めして加熱処理を行うようにする。
図18は本実施形態における位置決めローラーの斜視図
であり、図19は熱板41上に位置決めローラーを配置
する位置を示す平面図であり、図20は位置決めローラ
ーにより基板Gが位置決めされる際の動作を説明するた
めの説明図である。
【0076】位置決めローラー400は、図18に示す
ように、ローラー401と、下部に基板Gの位置をガイ
ドするガイド402が設けられ、ローラー401を回転
可能に支持する支持体403とを具備しており、図19
に示すように、熱板41上に配置される基板Gの4隅に
対応する位置に2箇所ずつ、合計8箇所に配置されてい
る。
【0077】このような構成によれば、基板Gを熱板4
1上の所定位置に正確に配置することができる。すなわ
ち、基板Gが支持ピン44上の所定位置に正確に受け渡
された場合には、基板Gは位置決めローラー400の内
側を下降してそのまま熱板41上に配置される。一方、
基板Gが支持ピン44上の所定位置に正確に受け渡され
ず、位置ずれが生じていた場合には、図20に示すよう
に基板Gのいずれかの端部が位置決めローラー400の
ローラー401上に載り、この基板Gを載せたローラー
401が基板Gの自重で回転することにより、基板Gは
位置決めローラー400の内側に落とし込まれ、熱板4
1上の所定位置に配置される。さらに、支持体403の
下部にガイド402が設けられているので、熱板41上
の所定位置に配置された基板Gの各コーナーはこのガイ
ド402によりガイドされ、これにより熱板41上に配
置された後に基板Gの位置がずれることが防止される。
【0078】このように、本実施形態では位置決めロー
ラー400により基板Gを熱板41上の所定位置に正確
に配置することができるので、熱板41、第1の整流
板、第1の整流板の開口53および第2の整流板等と、
基板Gとの位置関係、さらには、前述した加熱処理空間
内に形成される気流と基板Gとの位置関係を所望のもの
とすることができ、さらに基板Gの温度分布を向上させ
ることができる。
【0079】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、
本発明に係る加熱装置をレジスト塗布・現像処理システ
ムに用いられる加熱処理ユニットに適用した例を示した
が、本発明はこれに限らず他の処理に適用してもよい。
また、上記実施形態では、基板としてLCD基板を用い
た場合について示したが、本発明はこれに限らず他の基
板の処理の場合にも適用可能であることはいうまでもな
い。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、シ
ール機構により熱板を略密閉とした状態で加熱処理を行
なうので、加熱処理中に熱板周辺から外気が侵入するこ
とが防止され、それに伴なう基板温度のバラツキや不安
定性が回避されるとともに、気流形成手段により積極的
に加熱処理空間内に外周から中央へ向かう気流を形成す
ることにより、排気バランスがとりやすくなり、基板に
局部的に温度が低下する部分が形成されることが防止さ
れ、被処理基板の温度を均一にすることができる。した
がって、基板温度を高精度に制御することが可能とな
る。また、このような気流を形成することにより、レジ
スト昇華物等の溜まりも防止することができる。
【0081】この場合に、気流形成手段を、外気導入部
から導入した外気を第1の整流板の上面に沿って外周側
へ導き、第1の整流板の下面に沿って外周から中央へ向
かう気流を形成し、第1の整流板の中央に設けた開口を
介して排気するようにすることにより、加熱処理空間に
外周から中央へ向かう気流を有効に形成することがで
き、また、加熱処理空間内におけるレジスト昇華物等の
溜まりを極めて効果的に防止することができる。さら
に、このような気流形成手段においては、第1の整流板
の開口と対向するように第2の整流板を配置すれば、開
口近傍における気流を整え、開口が基板温度に与える悪
影響を防止することができる。
【0082】さらにまた、上記の気流形成手段において
は、第1の整流板に反射率の高い表面処理を施すことに
より効率よく基板の加熱処理を行なうことができ、ま
た、第2の整流板に反射率の低い表面処理を施すことに
より基板温度の均一性を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるLCD基板のレジスト塗布
・現像処理システムを示す平面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る加熱処理装置が
適用される加熱処理ユニット(HP)の模式的断面図。
【図3】図2に示した加熱処理ユニット(HP)のA−
A断面を上から見た状態を示す概略図。
【図4】図2のB−B断面を上から見た状態を示す概略
図。
【図5】図2に示した加熱処理ユニット(HP)におけ
る第2の整流板と、熱板との形状を比較して示す図であ
る。
【図6】図2に示した加熱処理ユニット(HP)を用い
て基板Gの加熱処理を行なっている状態を示す模式的断
面図。
【図7】熱板を9つの領域101〜109に分割した状
態を示す図。
【図8】熱板温度の経時変化を測定した結果を示すグラ
フ。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る加熱処理装置が
適用される加熱処理ユニット(HP)におけるシール機
構を示す図。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る加熱処理装置
が適用される加熱処理ユニット(HP)の模式断面図。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る加熱処理装置
が適用される加熱処理ユニット(HP)の模式断面図。
【図12】図11に示した加熱処理ユニット(HP)に
おける第2の整流板の拡大上面図。
【図13】図12に示した第2の整流板における板状体
の他の例を示す図。
【図14】図12に示した第2の整流板における板状体
のまた他の例を示す図。
【図15】第5の実施形態に係る加熱処理装置が適用さ
れる加熱処理ユニット(HP)の模式断面図。
【図16】筒状部材の上端を排気部の底部と同じ高さに
構成した場合に生じる気流を説明するための縦断面図。
【図17】筒状部材の上端を排気部の底部と同じ高さに
構成した場合に生じる気流を説明するための横断面図。
【図18】第6の実施形態における位置決めローラーの
斜視図。
【図19】第6の実施形態における熱板41に位置決め
ローラーを配置する位置を示す平面図。
【図20】第6の実施形態における位置決めローラーに
より基板Gが位置決めされる際の動作を説明するための
説明図
【符号の説明】
40:HP 41:熱板 42:反射板 43:貫通穴 44:支持ピン 45:第2の係合部材 46:保持部材 47:保持部材昇降機構 48:シャッター(囲繞部材) 49:シャッター昇降機構(囲繞部材昇降機構) 50:弾性部材 51:第1の係合部材 53:開口 54:第1の整流板 55:第2の整流板 56:筒状部材 56a:隙間 57:カバー部材 57a:孔部 58:排気部 58a:排気管 59:外気導入部 60:ケース 61:第1の当接部材 63:第2の当接部材 64:弾性部材 66:ダクト部材 66a:上部 66b:下部 71:液体 75:突起部 76:排気機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 誠人 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン株式会社大津 事業所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上またはその上方に被処理基板が載
    置され、被処理基板を加熱する熱板と、 熱板の上方に規定される被処理基板を加熱処理する加熱
    処理空間を囲繞可能に設けられた囲繞部材と、 前記囲繞部材により加熱処理空間を囲繞した際に、前記
    熱板の周囲を略密閉するシール機構と、 前記加熱処理空間において外周から中央に向かう気流を
    形成する気流形成手段とを具備することを特徴とする加
    熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記気流形成手段は、 前記加熱処理空間の上方に設けられ、前記加熱処理空間
    に外気を導入するための外気導入部と、 前記加熱処理空間の上方に設けられ、前記加熱処理空間
    を排気するための排気部と、 前記排気部を介して前記加熱処理空間を排気する排気機
    構と、 前記加熱処理空間の上部に前記熱板と対向するように配
    置され、その中央に開口が形成された第1の整流板とを
    有し、前記排気機構を作動させた際に、前記外気導入部
    から導入された外気は前記第1の整流板の上面に沿って
    前記加熱処理空間の外周側に至り、さらに前記第1の整
    流板の下面に沿って前記加熱処理空間の外周側から中央
    に至り、前記第1の整流板の開口を介して前記排気部か
    ら排気されることを特徴とする請求項1に記載の加熱処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の整流板は、前記熱板側の面に
    反射率の高い表面仕上げが施されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の加熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記気流形成手段は、前記第1の整流板
    と前記熱板との間に、前記整流板に形成された開口と対
    向するように配置された第2の整流板を有することを特
    徴とする請求項2に記載の加熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の整流板は、前記熱板側の面に
    反射率の低い表面仕上げが施されていることを特徴とす
    る請求項4に記載の加熱処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の整流板の前記第1の整流板側
    の面には、複数の板状体が放射状に設けられていること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の加熱処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の整流板は、被処理基板の厚さ
    方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求
    項4から請求項6のいずれか1項に記載の加熱処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2の整流板は、前記熱板と実質的
    に相似の形状を有することを特徴とする請求項4から請
    求項7のいずれか1項に記載の加熱処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の整流板は、前記開口と実質的
    に相似の形状を有することを特徴とする請求項4から請
    求項8のいずれか1項に記載の加熱処理装置。
  10. 【請求項10】 前記開口は、前記熱板と実質的に相似
    の形状を有することを特徴とする請求項4から請求項9
    のいずれか1項に記載の加熱処理装置。
  11. 【請求項11】 前記囲繞部材は昇降可能に配置されて
    いて、上昇時に前記加熱処理空間を囲繞することを特徴
    とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の
    加熱処理装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱処理空間の上方を覆うカバー
    部材をさらに具備し、前記シール機構は前記熱板の下方
    の隙間および前記カバー部材と前記繞部材との間の隙間
    をふさぐことを特徴とする請求項1から請求項11のい
    ずれか1項に記載の加熱処理装置。
  13. 【請求項13】 前記熱板の下面と側面とを覆うように
    配置され、前記熱板からの熱を反射する反射板をさらに
    具備し、前記シール機構は前記反射板と前記囲繞部材と
    の隙間をふさぐことを特徴とする請求項12に記載の加
    熱処理装置。
  14. 【請求項14】 前記シール機構は、 前記反射板の外周側と前記囲繞部材の内周側下部とに配
    置され、前記囲繞部材を上昇させた際に相互に係合する
    一対の係合部材と、 前記カバー部材下部と前記囲繞部材上部とに配置され、
    前記囲繞部材を上昇させた際に相互に当接する一対の当
    接部材とを有することを特徴とする請求項13に記載の
    加熱処理装置。
  15. 【請求項15】 前記一対の係合部材の少なくとも一方
    には、他方の係合部材と係合する位置に弾性部材が配置
    されるとともに、前記一対の当接部材の少なくとも一方
    には、他方の当接部材と当接する位置に弾性部材が配置
    されていることを特徴とする請求項14に記載の加熱処
    理装置。
  16. 【請求項16】 その上またはその上方に被処理基板が
    配置され、被処理基板を加熱する熱板と、 前記熱板の上方に規定された被処理基板を加熱処理する
    加熱処理空間を囲繞可能に設けられた囲繞部材と、 前記加熱処理空間の上方を覆うカバー部材と、 前記囲繞部材により前記加熱処理空間を囲繞した際に、
    前記熱板と前記囲繞部材との間の隙間および前記カバー
    部材と前記囲繞部材との間の隙間をふさぐシール機構
    と、 前記カバー部材の外側中央部に設けられ、外気を導入す
    るための外気導入部および前記加熱処理空間を排気する
    ための排気部を有するダクト部材と、 前記排気部を介して前記加熱処理空間を排気する排気機
    構と、 前記加熱処理空間の上部に前記熱板と対向するように配
    置され、その中央に開口が形成された第1の整流板とを
    具備し、 前記排気機構を作動させた際に、前記外気導入部から導
    入された外気は前記第1の整流板の上面に沿って前記加
    熱処理空間の外周側に至り、さらに前記第1の整流板の
    下面に沿って前記加熱処理空間の外側から中央に至り、
    前記第1の整流板の開口を介して前記ダクト部材の排気
    部から排気されることを特徴とする加熱処理装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の整流板と熱板との間に、前
    記第1の整流板に形成された開口と対向するように配置
    された第2の整流板をさらに具備し、前記排気機構を作
    動させた際に、前記加熱処理空間からの空気が前記第1
    の整流板と前記第2の整流板との隙間を通って前記第1
    の整流板の開口へ流れることを特徴とする請求項16に
    記載の加熱処理装置。
  18. 【請求項18】 前記ダクト部材は、その中央に前記加
    熱処理空間につながる筒状部材を有し、前記加熱処理空
    間からの空気は前記筒状部材を経て前記排気部から排気
    され、前記外気導入部から導入された空気は前記筒状部
    材の外側を通って加熱処理空間に供給されることを特徴
    とする請求項16または請求項17に記載の加熱処理装
    置。
  19. 【請求項19】 前記カバー部材と前記第1の整流板と
    の間に通流路が形成され、前記外気導入部から導入され
    た外気が前記通流路を通って前記加熱処理空間に至るこ
    とを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1
    項に記載の加熱処理装置。
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