JP2001193855A - 四方切換弁 - Google Patents

四方切換弁

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JP2001193855A
JP2001193855A JP2000006105A JP2000006105A JP2001193855A JP 2001193855 A JP2001193855 A JP 2001193855A JP 2000006105 A JP2000006105 A JP 2000006105A JP 2000006105 A JP2000006105 A JP 2000006105A JP 2001193855 A JP2001193855 A JP 2001193855A
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rotor
valve body
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valve seat
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JP2000006105A
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Ikuo Takahashi
郁夫 高橋
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Ranco Japan Ltd
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Ranco Japan Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • F25B41/26Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves of fluid flow reversing valves

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は四方切換弁に関し、小型なソレノイ
ドコイルを用いても高い圧力差での切換を可能とした安
価な四方切換弁を実現することを目的とする。 【解決手段】 円筒28の下端に低圧導管31と高圧導管32
と二つの導管33,34 を開口した平面の主弁座29が固着さ
れ、上端には1箇所に下方に伸びたピン35が固着された
蓋30が固着して密封された弁箱22と、弁箱22の内部に、
主弁座29側に低圧導管31と二つの導管33,34 の一方とを
選択連通する連通溝36を有し、且つ、連通溝36より上部
に開口する副弁座39を有する連通孔38が設けられて弁箱
22の内周で支持され回動可能な主弁体23と、主弁体23の
上部に位置し外周に4極の永久磁石27が設けられ、内周
下部に副弁座39と接離する副弁体24が配置され、内周上
部に蓋30のピン35と接離する二つのストッパが設けられ
磁気回路20により回動駆動されるロータ25と、ローター
25の回動を主弁体23に伝達する伝達手段とを含んで構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流路を切換える四方
切換弁に関する。詳しくは、ヒートポンプ等の冷媒回路
における冷暖房の切換または除霜回路の切換に用いられ
る四方切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ等の冷媒回路におけ
る冷暖房サイクルの切換には四方切換弁が用いられてい
るが、この一例としてロータリー型の四方切換弁を図8
に示す。この従来の四方切換弁は上部にソレノイドコイ
ル1と、該ソレノイドコイル1の下部に設けられた弁本
体2とよりなり、ソレノイドコイル1はヨーク1a,1
bを有し、弁本体2は、ヨーク1a,1bに接して設け
られた円筒状の筒3と、該筒3の下部に固設された弁座
4及び上部を封止した蓋5と、筒3の中を回動可能に設
けられた主弁体6とよりなり、該主弁体6は高圧連通溝
7及び低圧連通溝8が形成された弁体9と、該弁体9の
外周に固定されたヨーク10及びマグネット11とより
なり、中心に軸12が挿通されて、弁座4上に回転可能
に支持されている。
【0003】また、弁座4には高圧導管13と低圧導管
14と2つの導管が開口して設けられている。なお、符
号15は弁体9を弁座4にバネ受け16を介して押圧す
るバネであり、17は主弁体6の回転を制限するストッ
パである。
【0004】上記のように構成された切換弁において、
ソレノイドコイル1に通電すると該ソレノイドコイル1
のヨーク1a,1bが磁極となり、マグネット11を有
する主弁体6を回動させ、弁体9の高圧連通溝7と低圧
連通溝8とが二つの導管と高圧導管13及び低圧導管1
4を選択連通させ流路を切り換えることができるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の四方
切換弁においては、弁本体2の上に配置された小型のソ
レノイドコイル1の電磁力では主弁体9の受ける圧力差
が大きくなると弁体6が作動しなくなる恐れがある。そ
のため冷暖房サイクルの切換時には、圧縮機を一旦停止
させ冷暖房サイクルの高圧部と低圧部の圧力差が減少し
た後、切換える必要があるり暖房の切換に時間を要し、
特に除霜時は暖房効率が低下するという問題がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、小型な
ソレノイドコイルを用いても高い圧力差での切換を可能
とした安価な四方切換弁を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、円筒28の下端に低圧導管31と高圧導管32と二
つの導管33,34を開口した平面の主弁座29が固着
され、上端には1箇所に下方に伸びたピン35が固着さ
れた蓋30が固着して密封された弁箱22と、前記弁箱
22の内部に、主弁座29側に低圧導管31と二つの導
管33,34の一方とを選択連通する連通溝36を有
し、且つ、該連通溝36より上部に開口する副弁座39
を有する連通孔38が設けられて弁箱22の内周で支持
され上下及び回動可能な主弁体23と、前記主弁体23
の上部に位置し外周に4極の永久磁石27が設けられ、
内周下部に副弁座39と接離する副弁体24が配置さ
れ、内周上部に蓋30のピン35と接離する二つのスト
ッパ44,44′が設けられたローター25と、前記ロ
ーター25を回動駆動する磁気回路20と、前記ロータ
ー25の回動を主弁体23に伝達する伝達手段と、を含
んで構成されたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、前記磁気回路
は、前記蓋30の上方で、該蓋30に固着され外周にコ
イル51が配置された導磁性のコア50と、該コア50
の上下に90度ずれた状態で固着されて前記永久磁石2
7の磁極と対向するようにコの字状で下方向に舌状に伸
ばされた導磁性の2つのヨーク52,53とで構成され
たことを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、前記伝達手段
は、主弁体23の上部中央に配置された平行な腕を上下
に持つねじりバネ40と、ローター25の内周より中心
方向に伸び上下の腕の端部に係合する凸部45と、主弁
体23の上面より上に伸ばされ上下の腕の中央部に挟ま
れるバネ受け41と、で構成されたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4の発明は、前記ローター2
5と蓋30との間で、外周に円輪状の受板49を有し中
央より外周に向かう複数の腕で形成された板バネ48が
蓋30の中央に固着され、主弁体23にローター25を
介し主弁座29方向に付勢力を与えていることを特徴と
する。
【0011】また、請求項5の発明は、前記ローター2
5の上端の外周に設けた複数の溝と該溝内に弁箱22内
周と受板49に接する鋼球47が格納されると共にロー
ター25の下端外周に設けた複数の溝と該溝内に弁箱2
2内周と主弁座29の上面に接する鋼球46が格納さ
れ、該上下の鋼球46,47によりローター25の回動
方向と、上下の摺動方向の支持がなされることを特徴と
する。
【0012】また、請求項6の発明は、前記副弁体24
は鋼球であり、ローター25内周の1か所に下方向に開
口した凹部43に上下に摺動可能に配置され、さらに副
弁体24の上に配置されたコイルバネ42で主弁体23
側に付勢力を与えられると共に、板バネ48の付勢力は
コイルバネ42の付勢力より大きく設定され、ねじりバ
ネ40に挟まれたローター25の凸部45と主弁体23
のバネ受け41が中心より外周方向に直線上にある状態
で副弁座39を閉じていることを特徴とする。
【0013】この構成を採ることにより、請求項1乃至
3の発明によれば、コイルの通電によりローターを所定
の角度回転させ、副弁座を開口し、主弁体の上側の圧力
を下側の圧力より小さくし、主弁体を上方向に移動させ
主弁体に働く高圧冷媒による主弁座方向への付勢力を無
くし、主弁体を回転させ流路の切換を可能にしている。
また本発明の切換弁を冷暖房回路に用いた場合、圧縮機
を運転した状態での流路の切換が可能である。さらに主
弁体の切換作動後は、主弁体は圧力により主弁座に押さ
え付けられ、コイルへの通電を必要としない。
【0014】また、請求項4の発明によれば、主弁体は
ローターを介し板バネにより下方への付勢力を受けてい
るため、切換動作後は、速やかに主弁体を主弁座に押し
付けることが可能であると共に切換後の確実なシール性
が確保される。
【0015】また、請求項5の発明によれば、ローター
は回転方向に対し鋼球で支持されるため、ローターが回
転し副弁座が開口後、圧力差により主弁体と共に蓋側に
押さえ付けられた状態において、回転抵抗を軽減し、ロ
ーターのスムーズな回動を可能にすると共に、主弁体も
ローター下端の鋼球により圧力差による上方の力を支持
され、スムーズな回動を可能にしている。
【0016】また、請求項6の発明によれば、副弁体に
鋼球を用いることで、副弁体は水平方向に移動しながら
副弁座を開口可能であり副弁座が開口する時の力を軽減
させることが可能であり、従ってローターを回転させる
電磁力を小さくすることが可能でコイルの小型化が図れ
る。また副弁座を開閉する時の副弁座の磨耗を防ぎ耐久
性を向上させることが可能であり、さらに鋼球に下向き
の付勢力を与えることで副弁座の確実なシール性が得ら
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施の形
態を示す図で、図1は縦断面図、図2は図1のII−II線
における断面図である。本実施の形態は図1に示すよう
に、磁気回路20と、弁本体21とよりなり、該弁本体
21は弁箱22と、主弁体23と、副弁体24を有する
ローター25と、該ローターと一体の磁気環26及び永
久磁石27とを具備している。
【0018】そして、前記弁箱22は円管状の円筒28
と、該円筒28の下部に設けられた主弁座29と、上部
を封止した蓋30とよりなり、主弁座29は図2の如
く、上面が平面をなし、圧縮機Aの吸込口に接続される
低圧導管31と、圧縮機Aの吐出口に接続される高圧導
管32と、室外熱交換器B及び室内熱交換器Cに接続さ
れる二つの導管33、34とが設けられている。
【0019】また蓋30にはローター25の回動を制限
するストッパーとなるピン35が植設されると共に、受
け板49を有する板バネ48が取り付けられけている。
なお、板バネ48は図7に示すように複数のアーム48
aを有し、受け板49は円輪状をなしている。
【0020】また、主弁体23は、前記主弁座29の上
に接離可能で、且つ回動可能に設けられ、更に、主弁座
29の前記低圧導管31と前記二つの導管33,34の
一方とを選択連通する連通溝36と、該連通溝36の外
側に設けられた空洞37と、前記連通溝36から上部に
貫通して穿設された連通孔38とが設けられている。な
お、該連通孔38の上部出口は副弁座39となってい
る。また、主弁体23の上部は円柱状をなし、そこにね
じりバネ40を支持している。また該ねじりバネ40と
係合するバネ受け41が主弁体23に設けられている。
なお、弁箱22の内部は該主弁体23により上部空間と
下部空間とに仕切られている。
【0021】ローター25は略円筒形をなし、その外周
部に磁束帰還用の円筒形導磁性体の磁気環26と4極の
永久磁石27とが一体に設けられ、内周部には副弁体2
4と、該副弁体24を押圧するコイルバネ42と、該副
弁体24及びコイルバネ42を収容する凹部43が形成
され、内周上部には2つのストッパ44,44′が設け
られている。また内周には前記ねじりバネ40を受ける
凸部45が形成されている。
【0022】なお、前記ねじりバネ40は図5(a)に
示すように、上下に平行な腕40a,40bを持ち、該
腕40a,40bによりローター25の内面に設けられ
た凸部45と主弁体23に設けられたバネ受け41とを
挟んでいる。この状態、すなわち、ねじりバネ40に挟
まれたローター25の凸部45と主弁体23のバネ受け
41とが中心より外周方向に直線上にある状態の時副弁
体24は副弁座39を閉じている。同時にローター25
のストッパ44,44′の片方がピン35に接してい
る。このとき低圧導管31と導管33,34の一方とが
連通される配置となっている。また、前記副弁体24を
押圧するコイルバネ42の付勢力はローター25を上方
に押し上げないように板バネ48の付勢力より小さく設
定されている。
【0023】また、永久磁石27の上、下部の外周には
鋼球が挿入される複数の溝が形成され、下部の溝には鋼
球46が挿入され、該鋼球46は弁箱22の内周に接し
て主弁体23を回動可能に支持し、上部の溝には鋼球4
7が挿入され、該鋼球47が蓋30に設けられた板バネ
48に支持された受板49により上下及び回動可動に支
持されている。そして鋼球46,47はローター25を
介して板バネ48の下方向への付勢力を主弁体23に伝
えている。
【0024】また、磁気回路20は、蓋30の上部に配
置された導磁性体のコア50と、該コア50に巻回され
たコイル51と、該コアの両端に接続した一対のヨーク
52,53とよりなり、両ヨーク52,53は導磁性体
で形成され、図6(a)に示すように永久磁石27の極
に対向する位置にまで伸ばされ、両ヨーク52,53が
90度ずれるように弁箱22の外周に接触している。そ
してコイル51で発生した磁束はコア50、ヨーク5
2、永久磁石27の一方の極から磁気環26を通り永久
磁石27の他方の極を経てヨーク53、コア50に戻る
磁気回路が形成され、コイル51に通電することにより
永久磁石27が磁気的な回動力を受けローター25が回
動するようになっている。
【0025】このように構成された本発明の実施の形態
の作用を次に説明する。図1は、コイル51が非通電の
状態を示し、この状態では図2に示すように圧縮機Aの
吸込み側に接続される低圧導管31と室内熱交換器Cに
接続される導管34は連通溝36により連通され、冷媒
は圧縮機A→高圧導管32→導管33→室外熱交換器B
→膨張弁D→室内熱交換器C→導管34→低圧導管31
→圧縮機Aを循環し冷房回路が形成されている。
【0026】そして圧縮機Aの高圧冷媒は高圧導管32
より弁本体21に入り、主弁体23の上部と連通溝36
を除いた下部に同圧の圧力が加わっている。またこの状
態では図5(a)に示すようにストッパ44,44′の
片方44がストッパピン35に当接し同時にねじりバネ
40の上下の腕40a,40bに挟まれた凸部45とバ
ネ受け41は一直線状にあり副弁体24は副弁座39を
閉じている。
【0027】ここで図6(a)に示すようにヨーク52
がN極、ヨーク53がS極となるようにコイル51に通
電すると永久磁石27の各々の磁極は反発、吸引力を受
け時計方向に回動力を受ける。永久磁石27が回動力を
得ることでローター25は回動し、図5(b)の如くね
じりバネ40の腕の片方40aをねじり広げると共に図
3及び図5(b)に示すように副弁座39が開く。この
状態で主弁体23の上側の高圧冷媒は連通孔38を通り
低圧の連通溝36に逃げて、主弁体23の上下に生じる
圧力差により主弁体23とローター25は板バネ48の
付勢力に抗して蓋30側に押し付けられる。
【0028】すなわち主弁体23は主弁座29より離
れ、回動抵抗が減少しねじりバネ40に係合するバネ受
け41を介してねじりバネ40の他方の腕より回動力を
受け、ローター25と同一方向に回動する。この時ロー
ター25の上下に配置された鋼球46,47は、主弁体
23の圧力差により働く蓋30方向への付勢力による主
弁体23とローター25の回転方向の摩擦力を軽減さ
せ、小さな力で回動可能にしている。
【0029】さらにローター25が回動し図5(c)に
示すように、もう一方のストッパ44′がピン35に当
接しローター25が停止し、主弁体23はねじりバネ4
0の上下の腕が平行な位置、すなわち凸部45とバネ受
け41が直線の位置で停止し副弁座39は副弁体24で
閉じられ、主弁体23の上下の圧力差が無くなり板バネ
48の付勢力により主弁体23は主弁座29に押さえつ
けられ作動が完了すると共にコイル51への通電が止め
られる。
【0030】この状態では、図4に示すように連通溝3
6は圧縮機Aに接続される低圧導管31と室外熱交換器
Bに接続する導管33を連通し、圧縮機A→高圧導管3
2→導管34→室内熱交換器C→膨張弁D→室該熱交換
器B→導管33→低圧導管31→圧縮機Aと冷媒が循環
する暖房回路が形成される。
【0031】次に、先とは逆に図6(b)に示すように
ヨーク52がS極、ヨーク53がN極となるようにコイ
ル51に通電すると永久磁石27の各々の磁極は反発と
吸引力を受け反時計方向に回動し、それによりローター
25も反時計方向に回動することで先の動作と逆の動作
が行われ冷凍回路は暖房回路より冷房回路に切り変わ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の四方切換弁に依れば、単一の駆
動手段でローターの正逆回転が行え、ローターの回動に
より副弁体を水平方向に移動させることで副弁座の開閉
が容易に行え、副弁座を開くことで主弁体の上下に圧力
差を発生させ主弁体を主弁座より離し回動させることで
高圧力差での回路の切り換えが可能であり、構造が簡単
で小型の切換弁を実現することができる。
【0033】また、冷媒回路の切換動作は圧縮機が運転
した状態でも可能であり、冷凍サイクルの運転効率が高
くなる。また切換動作後は、コイルの通電を止めること
が可能で常時コイルへの通電の必要のない消費エネルギ
ーの少ない切換弁を実現できる。また、ローター、主弁
体ともに板バネによる主弁座側への付勢力が働いており
副弁座が閉じられたときには、速やかに主弁体を主弁座
に押し付け、確実なシール性が得られる。
【0034】また、ローターは回転方向の支持を鋼球で
なされると共に、作動時にローターと主弁体に働く上方
向の力を鋼球で受ける構成であり、回動に必要な回転力
が低減される。従って主弁体に生じる圧力差が大きくと
も小型のコイルでスムーズで確実な回動が可能となる。
さらに、鋼球の副弁体を用いることで、副弁座の開閉時
における副弁座の磨耗が無く高い耐久性が得られると共
に、副弁体に下向きの付勢力を与えることで副弁座の確
実なシール性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の四方切換弁を示す縦断面
図である。
【図2】図1のII−II線における断面図で、冷房回路を
形成した時の状態である。
【図3】本発明の実施の形態の四方切換弁のローターが
回動した時の状態を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図で、暖房回路を
形成した時の状態である。
【図5】本発明の実施の形態の四方切換弁のねじりバネ
の作用を説明するための図で(a)はローターが回動し
ない時の状態、(b)はローターが回動した時の状態、
(c)は主弁体が回動した時の状態をそれぞれ示す図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の四方切換弁のヨークと磁
石の配置を示した図で、(a)はコイルに通電しない時
の状態、(b)はコイルに通電した時の状態を示した図
である。
【図7】本発明の実施の形態の四方切換弁の板バネの形
状を示した平面図である。
【図8】従来の四方切換弁を示す縦断面図である。
【符号の説明】
20…磁気回路 21…弁本体 22…弁箱 23…主弁体 24…副弁体 25…ローター 26…磁気環 27…永久磁石 28…円筒 29…主弁座 30…蓋 31…低圧導管 32…高圧導管 33,34…導管 35…ストッパピン 36…連通溝 37…空洞 38…連通孔 39…副弁座 40…ねじりバネ 41…バネ受け 42…コイルバネ 43…凹部 44…ストッパ 45…凸部 46,47…鋼球 48…板バネ 49…受け板 50…コア 51…コイル 52,53…ヨーク A…圧縮機 B…室内熱交換器 C…室外熱交換器 D…膨張弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒(28)の下端に低圧導管(31)
    と高圧導管(32)と二つの導管(33,34)を開口
    した平面の主弁座(29)が固着され、上端には1箇所
    に下方に伸びたピン(35)が固着された蓋(30)が
    固着して密封された弁箱(22)と、 前記弁箱(22)の内部に、主弁座(29)側に低圧導
    管(31)と二つの導管(33,34)の一方とを選択
    連通する連通溝(36)を有し、且つ、該連通溝(3
    6)より上部に開口する副弁座(39)を有する連通孔
    (38)が設けられて弁箱(22)の内周で支持され上
    下及び回動可能な主弁体(23)と、 前記主弁体(23)の上部に位置し外周に4極の永久磁
    石(27)が設けられ、内周下部に副弁座(39)と接
    離する副弁体(24)が配置され、内周上部に蓋(3
    0)のピン(35)と接離する二つのストッパ(44,
    44′)が設けられたローター(25)と、 前記ローター(25)を回動駆動する磁気回路(20)
    と、 前記ローター(25)の回動を主弁体(23)に伝達す
    る伝達手段と、を含んで構成されたことを特徴とする四
    方切換弁。
  2. 【請求項2】 前記磁気回路(20)は、前記蓋(3
    0)の上方で、該蓋(30)に固着され外周にコイル
    (51)が配置された導磁性のコア(50)と、該コア
    (50)の上下に90度ずれた状態で固着されて前記永
    久磁石(27)の磁極と対向するようにコの字状で下方
    向に舌状に伸ばされた導磁性の2つのヨーク(52,5
    3)とで構成されたことを特徴とする請求項1記載の四
    方切換弁。
  3. 【請求項3】 前記伝達手段は、主弁体(23)の上部
    中央に配置された平行な腕を上下に持つねじりバネ(4
    0)と、ローター(25)の内周より中心方向に伸び上
    下の腕の端部に係合する凸部(45)と、主弁体(2
    3)の上面より上に伸ばされ上下の腕の中央部に挟まれ
    るバネ受け(41)と、で構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の四方切換弁。
  4. 【請求項4】 前記ローター(25)と蓋(30)との
    間で、外周に円輪状の受板(49)を有し中央より外周
    に向かう複数の腕で形成された板バネ(48)が蓋(3
    0)の中央に固着され、主弁体(23)にローター(2
    5)を介し主弁座(29)方向に付勢力を与えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の四方切換弁。
  5. 【請求項5】 前記ローター(25)の上端の外周に設
    けた複数の溝と該溝内に弁箱(22)内周と受板(4
    9)に接する鋼球(47)が格納されると共にローター
    (25)の下端外周に設けた複数の溝と該溝内に弁箱
    (22)内周と主弁座(29)の上面に接する鋼球(4
    6)が格納され、該上下の鋼球(46,47)によりロ
    ーター(25)の回動方向と、上下の摺動方向の支持が
    なされることを特徴とする請求項1記載の四方切換弁。
  6. 【請求項6】 前記副弁体(24)は鋼球であり、ロー
    ター(25)内周の1か所に下方向に開口した凹部(4
    3)に上下に摺動可能に配置され、さらに副弁体(2
    4)の上に配置されたコイルバネ(42)で主弁体(2
    3)側に付勢力を与えられると共に、板バネ(48)の
    付勢力はコイルバネ(42)の付勢力より大きく設定さ
    れ、ねじりバネ(40)に挟まれたローター(25)の
    凸部(45)と主弁体(23)のバネ受け(41)が中
    心より外周方向に直線上にある状態で副弁座(39)を
    閉じていることを特徴とする請求項1記載の四方切換
    弁。
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