JP2001189369A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001189369A
JP2001189369A JP2000281482A JP2000281482A JP2001189369A JP 2001189369 A JP2001189369 A JP 2001189369A JP 2000281482 A JP2000281482 A JP 2000281482A JP 2000281482 A JP2000281482 A JP 2000281482A JP 2001189369 A JP2001189369 A JP 2001189369A
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unit group
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Kazunari Ueda
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温付近で基板に対して液処理を行うための
液処理ユニットにおける温度制御を精密に行うことがで
きる基板処理装置の提供。 【解決手段】 液処理を行う第1の処理ユニット群13
(13a〜13d)と、加熱処理ユニット20(20a
〜20d)及び温調処理ユニット18(18a〜18
d)からなる加熱・温調処理ユニット10(10a〜1
0d)を有する第2の処理ユニット群14(14a〜1
4d)とは、温調処理ユニット18が第1の処理ユニッ
ト群13側に位置するように隣接して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体デバ
イス製造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造プロセスにおけるフ
ォトレジスト工程では、例えば半導体ウエハW(以下、
「ウエハW」という。)等の表面に対してレジスト液を
塗布してレジスト膜を形成し、パターンが露光された後
のウエハWに現像液を供給して現像処理している。かか
る一連の処理を行うにあたっては、従来から塗布現像処
理装置が使用されている。
【0003】この塗布現像処理装置には、ウエハWを温
調する温調処理ユニット、ウエハWを加熱する加熱処理
ユニット、ウエハWにレジスト液を塗布するレジスト塗
布ユニット、ウエハWに現像処理を施す現像処理ユニッ
ト等の各種の処理ユニットが備えられている。そして塗
布現像処理装置全体をコンパクト化するため、複数の加
熱処理ユニットと温調処理ユニットとを多段に、搬送装
置と共に全体として集約配置することで、塗布現像処理
装置の省スペース化を達成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでウエハWが大
口径化すると、これに伴って全ての処理ユニットも大型
化する。従って、省スペース化のためには、各処理ユニ
ットの配置を一層高集約化させる必要がある。
【0005】しかしながら加熱処理ユニットが大型化す
ると、加熱処理ユニットの熱量も多くなる。従って、こ
れまでのように熱処理ユニット群の中の一つの処理ユニ
ットとして加熱処理装置が他の処理ユニットの近傍に配
置されていると、常温付近でウエハWに対して液処理を
行う他の処理ユニット、例えばレジスト塗布装置等にお
ける温度制御を精密に行うことができなくなる虞があ
る。そして、これらの処理ユニットで温度制御が乱れる
とレジスト膜の膜厚が変化する、という問題を生じる。
【0006】本発明は、かかる事情に基づきなされたも
ので、基板に対して液処理を行うための処理ユニットに
おける温度制御を精密に行うことができる基板処理装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の基板処理装置は、基板上に所定の液を供給
して液処理を行う第1の処理ユニットが多段に積み上げ
られた第1の処理ユニット群と、前記基板に対して加熱
処理を行う加熱部と前記基板に対して温調処理を行う温
調部とを互いに隣接させて一体化した第2の処理ユニッ
トが多段に積み上げられた第2の処理ユニット群と、前
記各第1の処理ユニットと前記各第2の処理ユニットと
の間で基板を搬送する搬送装置とを備え、前記各第2の
処理ユニットにおける前記加熱部及び前記温調部のうち
前記温調部が前記第1の処理ユニット群側に位置するよ
うにしつつ、前記第1の処理ユニット群と前記第2の処
理ユニット群とを隣接して配置したことを特徴とする。
【0008】本発明では、常温付近で基板に対して液処
理を行うための第1の処理ユニット群と、加熱部と温調
部とを有する第2の処理ユニット群とが、温調部が第1
の処理ユニット側に位置するように配置されているの
で、第1の処理ユニット群が第2の処理ユニット群から
受ける熱的影響を極力抑えることができる。これによ
り、常温付近で基板に対して処理を行うための第1の処
理ユニット群における温度制御を精密に行うことができ
る。
【0009】更に、前記第1の処理ユニット群に清浄エ
アーを供給する清浄エアー供給部を備え、該清浄エアー
供給部は、前記第1の処理ユニット群の下部から気体を
排気し、該排気された気体を循環させて前記第1の処理
ユニット群の上部から温調された気体を吹き出すもので
あり、更に前記第1の処理ユニット群が配置された領域
と前記第2の処理ユニット群が配置された領域とを分断
するように前記第1の処理ユニット群の下部から排気さ
れた気体をその上部に循環させるための通路を有するこ
とを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、通路が第1の処
理ユニット群が配置された領域と第2の処理ユニット群
が配置された領域との間における断熱手段として機能す
る。しかも、かかる断熱手段である通路内には気体が循
環しているので、通路内に熱が蓄積するようなことはな
く、極めて良好な断熱手段として機能する。従って、上
記構成の通路が第2の処理ユニット群から第1の処理ユ
ニット群への熱的影響を防止し、常温付近で基板に対し
て処理を行うための第1の処理ユニット群における温度
制御を極めて精密に行うことができる。
【0011】更に、前記第1の処理ユニット群が配置さ
れた領域と前記第2の処理ユニット群が配置された領域
とを分断するように断熱壁が設けられていることを特徴
とする。
【0012】このような構成によれば、断熱壁が第2の
処理ユニット群から第1の処理ユニット群への熱的影響
を防止するので、常温付近で基板に対して処理を行うた
めの第1の処理ユニット群における温度制御を極めて精
密に行うことができる。
【0013】本発明の基板処理装置は、基板上に所定の
液を供給して液処理を行う第1の処理ユニットが多段に
積み上げられた第1の処理ユニット群と、前記第1の処
理ユニット群と隣接して配置され、前記各第1の処理ユ
ニットに対して前記所定の液を供給する処理液供給部
と、前記基板に対して加熱処理を行う加熱部と前記基板
に対して温調処理を行う温調部とを互いに隣接させて一
体化した第2の処理ユニットが多段に積み上げられた第
2の処理ユニット群と、前記各第1の処理ユニットと前
記各第2の処理ユニットとの間で基板を搬送する搬送装
置とを備え、前記各第2の処理ユニットにおける前記加
熱部及び前記温調部のうち前記温調部が前記処理液供給
部側に位置するようにしつつ、前記処理液供給部と前記
第2の処理ユニット群とを隣接して配置したことを特徴
とする。
【0014】本発明では、常温付近で基板に対して液処
理を行うための第1の処理ユニット群と、加熱部と温調
部とを有する第2の処理ユニット群との間に、処理液供
給部が配置され、更に、温調部が処理液供給部側に位置
するように配置されている。すなわち、第1の処理ユニ
ット群と加熱部との間には、温調処理ユニット及び処理
液供給部が介在することとなり、第1の処理ユニット群
及び処理液供給部が第2の処理ユニット群から受ける熱
的影響を極力抑えることができる。これにより、常温付
近で基板に対して処理を行うための第1の処理ユニット
群における温度制御を精密に行うことができ、更にこの
第1の処理ユニット群に供給される処理液の温度管理も
容易に行うことができる。
【0015】更に、前記第1の処理ユニット群に清浄エ
アーを供給する清浄エアー供給部を備え、該清浄エアー
供給部は、前記第1の処理ユニット群の下部から気体を
排気し、該排気された気体を循環させて前記第1の処理
ユニット群の上部から温調された気体を吹き出すもので
あり、更に前記処理液供給部が配置された領域と第2の
処理ユニット群が配置された領域とを分断するように前
記第1の処理ユニット群の下部から排気された気体をそ
の上部に循環させるための通路を有することを特徴とす
る。
【0016】このような構成によれば、通路が処理液供
給部が配置された領域と第2の処理ユニット群が配置さ
れた領域との間における断熱手段として機能する。しか
も、かかる断熱手段である通路内には気体が循環してい
るので、通路内に熱が蓄積するようなことはなく、極め
て良好な断熱手段として機能する。従って、上記構成の
通路が第2の処理ユニット群から第1の処理ユニット群
及び処理液供給部への熱的影響を防止し、常温付近で基
板に対して処理を行うための第1の処理ユニット群にお
ける温度制御を極めて精密に行うことができ、また、処
理液の温度管理を容易に行うことができる。
【0017】更に、前記処理液供給部が配置された領域
と第1の処理ユニット群が配置された領域と前記第2の
処理ユニット群が配置された領域とを分断するように断
熱壁が設けられていることを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、断熱壁が第2の
処理ユニット群から第1の処理ユニット群及び処理液供
給部への熱的影響を防止するので、常温付近で基板に対
して処理を行うための第1の処理ユニット群における温
度制御を極めて精密に行うことができ、また、処理液の
温度管理を容易に行うことができる。
【0019】本発明の基板処理装置は、基板上に所定の
液を供給して液処理を行う第1の処理ユニットが多段に
積み上げられた第1の処理ユニット群と、前記基板に対
して加熱処理を行う加熱部と前記基板に対して温調処理
を行う温調部とを互いに隣接させて一体化した第2の処
理ユニットが多段に積み上げられた第2の処理ユニット
群と、前記液処理が行われた基板に対して露光処理を行
う露光ユニットとを備え、前記露光ユニットへの基板搬
入前に、前記第2の処理ユニットの温調部に基板が待機
されることを特徴とする。
【0020】本発明では、第2の処理ユニットの温調部
が、温調処理を行う機能以外に、露光前の基板を待機さ
せる待機場所としての機能も有することができ、例えば
露光前の基板を保持するカセットを別に設ける必要がな
い。
【0021】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)以下、添付図1
〜図8を参照しながら本発明の第一実施の形態について
説明する。図1〜図4は本発明の一実施形態に係る塗布
現像処理システムを示す図であり、図1は平面図、図2
は正面図である。図3は図1のx方向に沿って切断した
場合の断面図、図4は図1のy方向に沿って温調処理ユ
ニット18が配置された領域を切断した場合ので断面図
である。
【0022】図1に示すように、この塗布現像処理シス
テム1は、例えば25枚のウエハWをカセット単位で外
部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、
カセットCに対してウエハWを搬入出するためのカセッ
トステーション2と、塗布現像処理工程の中でウエハW
に対して所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを
多段配置してなる第1の処理ステーション3と、この第
1の処理ステーションに隣接して配置された第1のステ
ーションとほぼ同様の構成の第2の処理ステーション4
と、この第2の処理ステーション4に隣接して配置され
た露光装置(図示を省略)の間でウエハWの受け渡しを
するためのインターフェイス部5とを一体に接続した構
成を有している。第1の処理ステーション3では主にウ
エハW上に反射防止膜及びレジスト膜の塗布処理が行わ
れ、第2の処理ステーション4では露光されたレジスト
膜の現像処理が行われる。
【0023】カセットステーション2では、カセット載
置台10上の位置決め突起10aの位置に、複数個のカ
セットCがウエハWの出入口を処理ステーション3側に
向けてX方向(図1中の上下方向)に沿って一列に載置
自在である。そして、このカセットCの配列方向(X方
向)及びカセットCに収容されたウエハWの配列方向
(Z方向;垂直方向)に移動可能なウエハ搬送体11が
搬送路12に沿って移動自在であり、各カセットCに対
して選択的にアクセスできるようになっている。
【0024】このウエハ搬送体11はθ方向にも回転自
在に構成されており、後述する第1の処理ステーション
3における第2の処理ユニット群としての第1加熱・温
調処理ユニット群14aの各第1加熱・温調処理ユニッ
ト10aの温調処理ユニット(CPL)18aに対して
アクセスできるように構成されている。
【0025】図1、図2に示すように、第1の処理ステ
ーション3では、正面側に液処理が行われる第1の処理
ユニット群として、反射防止膜塗布ユニット(BCT)
群13a及びレジスト膜塗布ユニット(CT)群13b
が設けられている。反射防止膜塗布ユニット(BCT)
群13aは、常温付近でウエハWに対して塗布処理を行
う反射防止膜塗布ユニット(BCT)16がz軸方向に
3段に積み重ねられて構成される。また、レジスト膜塗
布ユニット(CT)群13bは、常温付近でウエハWに
対して塗布処理を行うレジスト膜塗布ユニット(CT)
17がz軸方向に3段に積み重ねられて構成される。
【0026】第1の処理ステーション3の中央部には、
搬送装置19aを挟んで、第2の処理ユニット群として
第1加熱・温調処理ユニット群14a、第2加熱・温調
処理ユニット群14bが配置されている。第1加熱・温
調処理ユニット群14aでは第1加熱・温調処理ユニッ
ト10aがz軸方向に8段に積み重ねられて構成され、
第2加熱・温調処理ユニット群14bでは第2加熱・温
調処理ユニット10bがz軸方向に7段に積み重ねら
れ、更にそれらの下層に後述する搬送ユニット(ST
L)が配置されて構成される。各第1及び第2加熱・温
調処理ユニット10a、10bは、ウエハWに対して温
調処理を行う温調処理ユニット(CPL)18a、18
bと加熱処理を行う加熱処理ユニット(HP)20a、
20bとがそれぞれ互いに隣接されて一体化して構成さ
れている。
【0027】図1、図3に示すように、第1加熱・温調
処理ユニット群14aは、第1加熱・温調処理ユニット
10aが例えば8段に積層されて構成され、全ての第1
加熱・温調処理ユニット10aにおいて、温調処理ユニ
ット(CPL)18aは反射防止膜塗布ユニット(BC
T)群13a側に位置するように第1加熱・温調処理ユ
ニット群14aと反射防止膜塗布ユニット(BCT)群
13aとが配置される。尚、図3は、図1のx方向に沿
って切断した場合の断面図であり、x方向に沿った第1
の処理ユニット群13aと第2の処理ユニット群14a
との位置関係を示す図である。また、第2加熱・温調処
理ユニット群14bも同様に、第2加熱・温調処理ユニ
ット10bが多段に積層されて構成され、全ての第2加
熱・温調処理ユニット10bにおいて、温調処理ユニッ
ト18bはレジスト膜塗布ユニット(CT)群13b側
に配置される。
【0028】垂直搬送型の搬送装置19aの周囲には、
反射防止膜塗布ユニット(BCT)群13a、レジスト
膜塗布ユニット(CT)群13b、第1及び第2加熱・
温調処理ユニット群14a、14bが配置されている。
そして、第1加熱・温調処理ユニット群14aと反射防
止膜塗布ユニット(BCT)群13aとの間でのウエハ
Wの搬送、第2加熱・温調処理ユニット群14bとレジ
スト膜塗布ユニット(CT)群13bとの間でのウエハ
Wの搬送は、搬送装置19aにより行われる。また、第
1加熱・温調処理ユニット10aの温調処理ユニット
(CPL)18aの両側面には開閉可能なシャッター部
材47a、47bが設けられている。第1加熱・温調処
理ユニット10aとウエハ搬送体11との間での基板の
受け渡し及び第1加熱・温調処理ユニット10aと搬送
装置19aとの間での基板の受け渡しは、それぞれシャ
ッタ47a、47bを介して行われる。また、第2加熱
・温調処理ユニット10bの温調処理ユニット(CP
L)18bの搬送装置側の側面には開閉可能なシャッタ
ー部材47aが設けられており、このシャッター部材4
7aを介して搬送装置19aと温調処理ユニット(CP
L)18bとの間での基板の受け渡しが行われる。
【0029】一方、第2の処理ステーション4では、図
1、図2に示すように、第1の処理ステーション3と同
様に、正面側に常温付近でウエハWに対して液処理を行
う第1の処理ユニット群として第1現像処理ユニット群
13c、第2現像処理ユニット群13dが配置されてい
る。第1現像処理ユニット群13cは現像処理ユニット
(DEV)26がz軸方向に2段に積み重ねられて構成
され、第2現像処理ユニット群13dも同様に現像処理
ユニット(DEV)26がz軸方向に2段に積み重ねら
れて構成されている。
【0030】第2の処理ステーション4の中央部には、
搬送装置19bを挟んで、第2の処理ユニット群として
第3加熱・温調処理ユニット群14c、第4加熱・温調
処理ユニット群14dが配置されている。第3加熱・温
調処理ユニット群14cでは第3加熱・温調処理ユニッ
ト10cがz軸方向に7段に積み重ねられ、更にそれら
の下層に後述する搬送ユニット(STL)が配置されて
構成される。第4加熱・温調処理ユニット群14dでは
第4加熱・温調処理ユニット10dがz軸方向に8段に
積み重ねられて構成される。
【0031】各第3及び第4加熱・温調処理ユニット1
0c、10dは、ウエハWに対して温調処理を行う温調
処理ユニット(CPL)18c、18dと加熱処理を行
う加熱処理ユニット(HP)20c、20dとがそれぞ
れ互いに隣接されて一体化して構成されている。そし
て、図1に示すように、積層された全ての第3加熱・温
調処理ユニット10cの温調処理ユニット(CPL)1
8cと加熱処理ユニット(HP)20cのうち温調処理
ユニット(CPL)18cが、第1現像処理ユニット
(DEV)群13c側に位置するように第3加熱・温調
処理ユニット群14cと第1現像処理ユニット(DE
V)群13cとが配置される。また、積層された全ての
第4加熱・温調処理ユニット10dの温調処理ユニット
(CPL)18dと加熱処理ユニット(HP)20dの
うち温調処理ユニット(CPL)18dが、第2現像処
理ユニット(DEV)群13d側に位置するように第4
加熱・温調処理ユニット群14dと第2現像処理ユニッ
ト(DEV)群14dとが配置される。
【0032】垂直搬送型の搬送装置19bの周囲には、
第1現像処理ユニット群13c、第2現像処理ユニット
群13d、第3及び第4加熱・温調処理ユニット群14
c、14dが配置されている。そして、第3加熱・温調
処理ユニット群14cと第1現像処理ユニット(DE
V)群13cとの間でのウエハWの搬送、第4加熱・温
調処理ユニット群14dと第2現像処理ユニット(DE
V)群13bとの間でのウエハWの搬送は、搬送装置1
9bにより行われる。また、第4加熱・温調処理ユニッ
ト10dの温調処理ユニット(CPL)18dの両側面
には開閉可能なシャッター部材47a、47bが設けら
れている。第4加熱・温調処理ユニット10dと搬送装
置19bとの間での基板の受け渡し及び第4加熱・温調
処理ユニット10dとウエハ搬送体37との間での基板
の受け渡しは、それぞれシャッタ47a、47bを介し
て行われる。また、第3加熱・温調処理ユニット10c
の温調処理ユニット18bの搬送装置側の側面には開閉
可能なシャッター部材47bが設けられており、このシ
ャッター部材47bを介して搬送装置19bと温調処理
ユニット18cとの間での基板の受け渡しが行われる。
【0033】また、図1に示すように、第1の処理ステ
ーション3及び第2の処理ステーション4の背面側で
は、検査機6や第1の処理ユニット群13aで用いられ
処理液を蓄えるケミカルタワー15を収容する容器棚が
設けられている。この容器棚は、レール7により図面の
y方向に沿って移動可能となっている。容器棚は、例え
ば背面側に開閉可能な扉のような構造となっており、こ
の扉に容器が収容可能となっている。これにより、容器
の交換や保守点検を容易に行うことができる。検査機6
は、露光、現像処理を経たウエハWの塗布膜の膜厚を検
査するものであり、必要に応じて設置される。また、処
理液としては、例えば反射防止膜塗布ユニット(BC
T)16に供給される反射防止膜レジスト材、レジスト
膜塗布ユニット(CT)17に供給されるレジスト膜
材、現像処理ユニット26に供給される現像液がある。
ここで、背面側に配置されるケミカルタワー15に蓄え
られる処理液を主な処理液源として用いても良いし、背
面側に配置されるケミカルタワー15を予備用として配
置し、他の領域に主な処理液源として別のケミカルタワ
ーを配置して用いても構わない。
【0034】インターフェイス部5では、その正面側に
露光前のウエハWを一旦保持する、例えばウエハWカセ
ットCと同様の構造のバッファカセット33が配置さ
れ、その背面側には周辺露光装置34が配置されてい
る。そして、垂直方向に昇降可能とされ、更にθ方向に
回転可能とされたウエハ搬送体37が、これらのバッフ
ァカセット33と周辺露光装置34との間の搬送路36
に沿って移動可能とされ、ウエハ搬送体37は第4加熱
・温調処理ユニット10dの温調処理ユニット(CP
L)18d、バッファカセット33及び周辺露光装置3
4、露光前温調ユニット(図示しない)に対してアクセ
スできるように構成されている。
【0035】更に、この塗布現像処理システム1では、
図1、図3に示すように、第1の処理ステーション3に
おける第1の処理ユニット群13(反射防止膜塗布ユニ
ット(BCT)群13a、レジスト膜塗布ユニット(C
T)群13b)と第2の処理ユニット群14(第1及び
第2加熱・温調処理ユニット群14a、14b)との
間、第2の処理ステーション4における第1の処理ユニ
ット群13(第1及び第2現像処理ユニット群13c、
13d)と第2の処理ユニット群14(第3及び第4加
熱・温調処理ユニット群14c、14d)との間に、そ
れぞれ断熱壁39及び後述する第1の処理ユニット群1
3の下部から排気された気体をその上部に循環させるた
めの通路40が配置されている。即ち、断熱壁39及び
通路40は、第1の処理ユニット群13と第2の処理ユ
ニット群14との間を分断するように配置されている。
【0036】図2に示すように、上述した反射防止膜塗
布ユニット(BCT)群13aでは、カップ内でウエハ
Wをスピンチャックに載せて反射防止膜を塗布して、該
ウエハWに対して反射防止膜塗布処理を施す反射防止膜
塗布ユニット(BCT)16が3段に積み重ねられてい
る。
【0037】レジスト塗布ユニット群13bでは、カッ
プ内でウエハWをスピンチャックに載せてレジスト液を
塗布して、該ウエハWに対してレジスト塗布処理を施す
レジスト塗布ユニット(CT)が3段に積み重ねられて
いる。
【0038】第1現像処理ユニット群13cでは、カッ
プ内でウエハWをスピンチャックに載せて現像液を供給
して、該ウエハWに対して現像処理を施す現像処理ユニ
ット(DEV)26が上から2段に積み重ねられてい
る。
【0039】同様に、第2現像処理ユニット群13dで
は、カップ内でウエハWをスピンチャックに載せて現像
液を供給して、該ウエハWに対して現像処理を施す現像
処理ユニット(DEV)26が上から2段に積み重ねら
れている。
【0040】第2及び第3加熱・温調処理ユニット群1
4b、14cでは、加熱・温調処理ユニット10が7段
に積み重ねられ、それらのユニットの下段に更に図4に
示すように搬送ユニット(STL)38b、38cがそ
れぞれ配置されている。第1及び第2の処理ステーショ
ン3、4間のウエハWの受け渡しは、2つの搬送ユニッ
ト(STL)38b、38cを連通する連通路40を介
して行われる。図4に示すように、搬送ユニット(ST
L)38b、38cにはそれぞれ開口部が設けられ、各
開口部に対応して開閉可能なシャッター部材48a、4
8b、49a、49bが設けられている。そして、シャ
ッター部材48a、49bを開閉することにより搬送ユ
ニット(STL)38b、38cとそれぞれに対応する
搬送装置19a、19bとの間でウエハWの受け渡しが
行われる。また、シャッター部材48b、49aを開閉
することにより連通路40を介して、搬送ユニット(S
TL)38b、38c間でのウエハWの受け渡し、即ち
第1及び第2ステーション間でのウエハWの受け渡しが
行われる。
【0041】次に、上述した搬送装置19a、19bに
ついて、斜視図である図5を用いて説明する。上述の搬
送装置19a及び19bは同様の構造を有しており、図
5では符号19として説明する。
【0042】図5に示されるように、搬送装置19は、
上端及び下瑞で相互に接続され対向する一体の壁部5
1、52からなる筒状支持体53の内側に、上下方向
(Z方向)に昇降自在なウエハW搬送手段54を備えて
いる。筒状支持体53はモータ55の回転軸に接続され
ており、このモータ55の回転駆動力で、前記回転軸を
中心としてウエハW搬送手段54と共に一体に回転す
る。従って、ウエハW搬送手段54はθ方向に回転自在
となっている。
【0043】ウエハW搬送手段54の搬送基台56上に
は、ウエハWを保持する複数、例えば2本のピンセット
57、58が上下に備えられている。各ピンセット5
7、58は基本的に同一の構成を有しており、筒状支持
体53の両壁部51、52間の側面開口部を通過自在な
形態及び大きさを有している。また、各ピンセット5
7、58は搬送基台56に内蔵されたモータ(図示せ
ず)により前後方向の移動が自在となっている。
【0044】次に、図4、図6、図7を用いて、上述し
た第1加熱・温調処理ユニット10aの構造について説
明する。図6は加熱・温調処理ユニットの平面図、図7
は加熱・温調処理ユニットの断面図である。
【0045】図6、図7に示すように第1加熱・温調処
理ユニット10aは、ウエハWに対して加熱処理を行う
加熱処理ユニット(HP)20aとウエハWに対して温
調処理を行う温調処理ユニット(CPL)18aとを互
いに隣接させて一体化した構造となっている。
【0046】加熱処理ユニット(HP)20aは、設定
温度が200℃前後とすることが可能な熱板24を有し
ている。更に加熱処理ユニット(HP)20aは、加熱
処理ユニット(HP)20aと温調処理ユニット(CP
L)18aとの間を開閉するためのゲートシャッター2
1と熱板24の周囲でウエハWを包囲しながらゲートシ
ャッター21と共に昇降されるリングシャッター22と
を有している。熱板24には、ウエハWを載置して昇降
するための3個のリフトピン23が昇降自在に設けられ
ている。なお、熱板23とリングシャッター22との間
に遮蔽板スクリーンを設けてもよい。加熱処理室20a
の下方には、上記3個のリフトピン23を昇降するため
の昇降機構27と、リングシャッター22をゲートシャ
ッター21と共に昇降するための昇降機構28とが設け
られている。熱板23上には、高さが0.2mmのプロ
キシミティピン35、更には案内ガイド32が設けられ
ている。
【0047】温調処理ユニット(CPL)18aは、ウ
エハWを23℃前後の常温に温調する温調板25を有し
ている。図4、図6に示すように、温調処理ユニット
(CPL)18aのカセットステーション側の側部に
は、カセットステーション2との間でウエハWの受け渡
しを行うための開口部があり、この開口部に対応して開
閉可能なシャッター部材47aが配置されている。更
に、温調処理ユニット(CPL)18aの搬送装置19
側の側部には、搬送装置19との間でウエハWの受け渡
しを行うための開口部があり、この開口部に対応して開
閉可能なシャッタ部材47bが配置されている。
【0048】図7に示すように、加熱処理ユニット(H
P)20aと温調処理ユニット(CPL)18aとは、
連通口30を介して連通されており、ウエハWを載置し
て温調するための温調板25がガイドプレート59に沿
って移動機構60により水平方向に移動自在に構成され
ている。これにより、温調板25は、連通口30を介し
て加熱処理ユニット(HP)20a内に進入することが
でき、加熱処理ユニット(HP)20a内の熱板24に
より加熱された後のウエハWをリフトピン23から受け
取って温調処理ユニット(CPL)18a内に搬入し、
ウエハWの温調を行う。
【0049】上述では、第1加熱・温調処理ユニット1
0aについて説明したが、第4加熱・温調処理ユニット
群14dの第4加熱・温調処理ユニット10dも同様の
構造を有している。また、第2加熱・温調処理ユニット
10b、第3加熱・温調処理ユニット10cにおいて
も、第1加熱・温調処理ユニット10aとほぼ同様の構
造を有しているが、図1及び図4に示すように、第1加
熱・温調処理ユニット10aでは両側面にシャッタ部材
47a、47bが設けられているのに対し、第2及び第
3加熱・温調処理ユニット10b、10cでは搬送装置
19側の側面のみにシャッタ部材47aまたは47bが
設けられている点で異なる。本実施形態では、温調処理
ユニット(CPL)18a、18dでは、シッター部材
47a、47bの両方が開いた状態とならないように開
閉駆動が行われるようになっている。即ち、シャッター
部材47aにより開口した状態ではシャッター部材47
bにより開口部が閉じられ、逆にシャッター部材47b
により開口した状態ではシャッター部材47aにより開
口部が閉じられるようになっている。このようにシャッ
ター部材47a、47bの開閉駆動を制御することで、
温調処理ユニット(CPL)がいわばロードロック室的
な機能を果たすことになり、常温付近でウエハWに対し
て処理を行うための処理液供給ユニット(BCT、C
T、DEV)における温度制御を更に精密に行うことが
できる。
【0050】上述のように本実施形態では、第1の処理
ユニット群13a、13b、13c、13dと第2の処
理ユニット群14a、14b、14c、14dとの間
に、それぞれ断熱壁39及び第1の処理ユニット群13
の下部から排気された気体をその上部に循環させるため
の通路40が配置された温調機構が設けられている。こ
の温調機構について、図8を用いて以下に説明する。
尚、図8は、処理液供給ユニット、ここでは反射防止膜
塗布ユニット(BCT)16が複数段積層された第1の
処理ユニット群13aの概略断面図である。
【0051】図8に示すように、塗布現像処理システム
1の上部には、第1の処理ステーション3における第1
の処理ユニット群としての反射防止膜塗布ユニット(B
CT)群13aに対して上部から温調された清浄エアー
を供給す清浄エアー供給部41が配置されている。清浄
エアー供給部41は、FFU(ファン・フィルタ・ユニ
ット)及び温度や湿度を調整する温調装置等を備え、反
射防止膜塗布ユニット(BCT)群13aの下部から排
気された気体をその上部に循環させるための通路40を
介して流入した気体から温度及び湿度を調整してパーテ
ィクル等を除去した清浄エアーを通路43を介して各反
射防止膜塗布ユニット(BCT)16に供給する。更
に、図1に示すように、通路40と第2の処理ユニット
群としての加熱・温調処理ユニット10aとの間には段
熱壁39が配置されている。本実施形態では、このよう
に断熱壁や温調機構を設けることにより、更に常温付近
でウエハWに対して処理を行うための処理液供給ユニッ
ト(BCT、CT、DEV)における温度制御を更に精
密に行うことができる。そして、同様に、図1に示すよ
うに、第1の処理ユニット群13b、13c、13dと
それぞれ対応する加熱・温調処理ユニット群14b、1
4c、14dとの間にも清浄エアー供給部40と断熱壁
39とがそれぞれ別個に設けられている。
【0052】次に、このように構成された塗布現像処理
システム1における処理工程を説明する。
【0053】塗布現像処理システム1において、カセッ
トC内に収容された未処理のウエハWはカセットステー
ション2のウエハ搬送体11によって取り出された後、
第1の処理ステーション3の第1加熱・温調熱処理ユニ
ット10aにおける温調処理ユニット(CPL)18a
内に搬送され、温調板25上に載置されて温調処理が行
われる。
【0054】温調処理ユニット(CPL)18a内で温
調処理が行われたウエハWは、搬送装置19aによって
反射防止膜塗布ユニット(BCT)群13aにおける反
射防止膜塗布ユニット(BCT)16内に搬送され、反
射防止膜用の処理液が塗布される。
【0055】反射防止膜塗布ユニット(BCT)16で
反射防止膜用の処理液が塗布されたウエハWは、搬送装
置19aによって第1加熱・温調処理ユニット10aの
温調処理ユニット(CPL)18a内に搬送され、温調
板25上に載置される。温調板25上に載置されたウエ
ハWは、図7に示すように、移動機構60により水平移
動される温調板25により、連通口30を通って加熱処
理ユニット(HP)20a内へ搬送される。搬送された
ウエハWは、上昇した状態のリフトピン23により支持
される。この後、リフトピン23が下降し熱板24上に
ウエハWが載置され、それとともにリングシャッター2
2及びゲートシャッター21が上昇されて形成された加
熱処理空間内で加熱処理が行われる。加熱処理後、リフ
トピン23が上昇されるとともにリングシャッター22
及びゲートシャッター21が下降され、ウエハWは熱板
24から離間されてリフトピン23により支持される。
【0056】その後、温調板25が再度加熱処理ユニッ
ト(HP)内に挿入され、加熱処理されたウエハWを受
け取る。ウエハWは、温調板25によって温調処理ユニ
ット(CPL)18a内へ搬送され、温調処理が行われ
る。
【0057】温調処理ユニット(CPL)18aで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19aによってレ
ジスト塗布ユニット群13bにおけるレジスト塗布ユニ
ット(CT)17内に搬送され、レジスト液が塗布され
る。
【0058】レジスト塗布ユニット(CT)17でレジ
スト液が塗布されたウエハWは、搬送装置19aによ
り、第2加熱・温調処理ユニット10bの温調処理ユニ
ット(CPL)18b内に搬送され、温調板25上に載
置される。温調板25上に載置されたウエハWは、移動
機構60により水平移動される温調板25により、連通
口30を通って加熱処理ユニット(HP)20b内へ搬
送される。搬送されたウエハWは、上昇した状態のリフ
トピン23により支持される。この後、リフトピン23
が下降し熱板24上にウエハWが載置され、それととも
にリングシャッター22及びゲートシャッター21が上
昇されて形成された加熱処理空間内で加熱処理が行われ
る。加熱処理後、リフトピン23が上昇されるとともに
リングシャッター22及びゲートシャッター21が下降
され、ウエハWは熱板24から離間されてリフトピン2
3により支持される。
【0059】その後、温調板25が再度加熱処理ユニッ
ト(HP)20b内に挿入され、加熱処理されたウエハ
Wを受け取る。ウエハWは、温調板25によって温調処
理ユニット(CPL)18b内へ搬送され、温調処理が
行われる。
【0060】温調処理ユニット(CPL)18bで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19aによって、
第2加熱・温調処理ユニット群14bの最下段に配置さ
れる搬送ユニット(STL)38bに搬送され、連通路
40を通って、第3加熱・温調処理ユニット群14cの
搬送ユニット(STL)38cへ搬送される。
【0061】第3加熱・温調処理ユニット群14cにお
ける搬送ユニット(STL)に搬送されたウエハWは、
搬送装置19bによって第4加熱・温調処理ユニット群
14dの加熱・温調処理ユニット10dの温調処理ユニ
ットへ搬送される。
【0062】更に、温調処理ユニットに搬送されたウエ
ハWは、インターフェイス部5におけるウエハ搬送体3
7によって周辺露光装置34内に搬送され、周辺露光が
行われる。
【0063】周辺露光装置34で周辺露光が行われたウ
エハWは、ウエハ搬送体37によってバッファカセット
33に搬送されて一旦保持されるか、或いはウエハ搬送
体37、露光前温調ユニット(図示せず)、ウエハ搬送
体を介して露光装置(図示せず)に搬送される。
【0064】ここで、バッファカセット33を例えば2
つ設け、1つを周辺露光後のウエハWを保持するための
カセット、もう1つを周辺露光前のウエハWを保持する
ためのカセットとしても用いることができる。この際、
周辺露光前のウエハWを保持するカセットには、ウエハ
Wを23℃前後の常温に温調する機構を設けることが望
ましい。或いは、バッファカセット33は周辺露光後の
ウエハWのみを保持し、周辺露光前のウエハWは、第2
の処理ユニット群14cまたは14dの加熱・温調処理
ユニット10cまたは10dのうちの空いている温調処
理ユニット18cまたは18dを周辺露光前のウエハW
を待機させる場所として用いることもできる。この場
合、周辺露光前のウエハWを保持するためのバッファカ
セットを設ける必要がない。
【0065】次に、露光装置によって露光処理が行われ
たウエハWは、ウエハ搬送体、バッファカセット33及
びウエハ搬送体37を介してインターフェイス部5から
第2の処理ステーション4の第4加熱・温調処理ユニッ
ト群14dにおける第4加熱・温調処理ユニット10d
の温調処理ユニット(CPL)18d内へ搬送され、温
調処理が行われる。
【0066】温調処理ユニット(CPL)18dで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19bによって第
1現像処理ユニット群13cまたは第2現像処理ユニッ
ト群13dにおける現像処理ユニット(DEV)26に
搬送され、現像処理が行われる。
【0067】現像処理ユニット(DEV)26で現像処
理が行われたウエハWは、搬送装置19bにより、例え
ば第3加熱・温調処理ユニット群14cにおける加熱・
温調処理ユニット10cの温調処理ユニット(CPL)
18cを介して、この温調処理ユニット(CPL)18
cと隣接する加熱処理ユニット(HP)20c内に搬送
され、加熱処理が行われる。
【0068】加熱処理ユニット(HP)20cで加熱処
理が行われたウエハWは温調処理ユニット18cへ搬送
され、搬送装置19bによって第2の処理ステーション
4における搬送ユニット(STL)38cに搬送され、
連通路40を通って第1の処理ステーション3における
搬送ユニット(STL)38bに搬送される。
【0069】搬送ユニット(STL)に搬送されたウエ
ハWは、搬送装置19aによって第1加熱・温調処理ス
テーション群14aにおける第1加熱・温調処理ユニッ
ト10aの温調処理ユニット18aに搬送される。そし
て、温調処理ユニット18a内のウエハWは、カセット
ステーション2のウエハ搬送体11によってカセットC
内に収容される。ここで、検査機6を設置する場合に
は、温調処理ユニット18a内のウエハWは、カセット
ステーション2のウエハ搬送体11により検査機6に搬
送される。検査機6では、レジスト膜の膜厚を測定する
ことにより、露光現像処理により得られるパターンの幅
が適正かどうかが判断される。検査されたウエハWは、
カセットステーション2のウエハ搬送体11によってカ
セットC内に収容される。
【0070】以上のように構成された本実施形態に係る
塗布現像処理システムによれば、加熱・温調処理ユニッ
トの温調処理ユニット(CPL)が、液処理ユニット側
に配置されることにより、液処理ユニットと加熱処理ユ
ニット(HP)との間に温調処理ユニット(CPL)が
介在する構造となる。これにより、液処理ユニット側に
対する加熱処理ユニットからの熱的影響を極力抑えるこ
とができる。従って、該塗布現像処理システムでは、ウ
エハWに対して液処理を行うための液処理ユニット(B
CT、CT、DEV)における温度制御を精密に行うこ
とができる。
【0071】更に、本実施形態に係る塗布現像処理シス
テムによれば、第1及び第2の処理ステーション3、4
における液処理ユニット群(反射防止膜塗布ユニット
(BCT)群13a、レジスト膜塗布ユニット(CT)
群13b、第1現像処理ユニット群13c、第2現像処
理ユニット群13d)と加熱・温調処理ユニット群(第
1乃至第4加熱・温調処理ユニット群14a、14b、
14c、14d)との間に、それぞれ断熱壁39及び液
処理ユニット群13a、13b、13c、13dそれぞ
れの下部から排気された気体をその上部に循環させるた
めの通路40が配置される。これにより、通路40は断
熱手段の機能も伴うので、第1の処理ユニット群13と
第2の処理ユニット群14との間に二重の断熱手段が配
置されることとなり、更に液処理ユニット群に対する加
熱・温調処理ユニットの加熱処理ユニットの熱的影響を
抑制し、常温付近でウエハWに対して液処理を行う液処
理ユニット群における温度制御を極めて精密に行うこと
ができる。
【0072】(第二実施形態)以下、図9〜図11を参
照しながら本発明の第二実施の形態について説明する。
図9〜図11は本発明の一実施形態に係る塗布現像処理
システムを示す図であり、図9は平面図、図10は正面
図である。図11は、図9の線A−A´に沿って切断し
た場合の断面図であり、第1の処理ユニット群13aと
第2の処理ユニット群14aとケミカルタワー15aの
x方向における位置関係を示す図である。
【0073】本実施形態は、上述の第一実施形態とは、
処理液を収容するケミカルタワーの配置が異なる点、2
つの搬送装置19a、19bの間に配置される加熱・温
調処理装置の数が1つである点で、構造上異なる。以
下、第二実施形態において説明するが、第一実施形態と
同様の構造については一部説明を省略する。また、第一
実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説
明する。
【0074】図9に示すように、塗布現像処理システム
1は、第一実施形態と同様のカセットステーション2
と、塗布現像処理工程の中でウエハWに対して所定の処
理を施す枚葉式の各種処理ユニットを多段配置してなる
第1の処理ステーション8と、この第1の処理ステーシ
ョンに隣接して配置された第2の処理ステーション9
と、この第2の処理ステーション9に隣接して配置され
た露光装置(図示を省略)の間でウエハWの受け渡しを
するためのインターフェイス部5とを一体に接続した構
成を有している。第1の処理ステーション8では主にウ
エハW上に反射防止膜及びレジスト膜の塗布処理が行わ
れ、第2の処理ステーション9では露光されたレジスト
膜の現像処理が行われる。
【0075】カセットステーション2については、第一
実施形態と同様の構造を有するため説明は省略する。
【0076】図9、図10に示すように、第1の処理ス
テーション8では、正面側に液処理が行われる第1の処
理ユニット群として、反射防止膜塗布ユニット(BC
T)群13a及びレジスト膜塗布ユニット(CT)群1
3bが設けられている。反射防止膜塗布ユニット(BC
T)群13aは、常温付近でウエハWに対して塗布処理
を行う反射防止膜塗布ユニット(BCT)16がz軸方
向に3段に積み重ねられて構成される。また、レジスト
膜塗布ユニット(CT)群13bは、常温付近でウエハ
Wに対して塗布処理を行うレジスト膜塗布ユニット(C
T)17がz軸方向に3段に積み重ねられて構成され
る。更に、反射防止膜塗布ユニット(BCT)群13a
及びレジスト膜塗布ユニット(CT)群13bにそれぞ
れ隣接してケミカルタワー15a、15bが配置されて
いる。ケミカルタワー15aには反射防止膜塗布ユニッ
ト(BCT)16に処理液として供給される反射防止膜
材料が収容されており、ケミカルタワー15bにはレジ
スト膜塗布ユニット(CT)17に処理液として供給さ
れるレジスト材料が収容されている。
【0077】第1の処理ステーション8の背面部には、
搬送装置19aを挟んで、第2の処理ユニット群として
第1加熱・温調処理ユニット群14a、第2加熱・温調
処理ユニット群14bが配置されている。第1加熱・温
調処理ユニット群14a、第2加熱・温調処理ユニット
群14bは、それぞれケミカルタワー15a、15bに
隣接して配置されている。第1加熱・温調処理ユニット
群14aでは第1加熱・温調処理ユニット10aがz軸
方向に8段に積み重ねられて構成されている。第2加熱
・温調処理ユニット群14bでは第2加熱・温調処理ユ
ニット10bがz軸方向に8段に積み重ねられて構成さ
れている。各第1及び第2加熱・温調処理ユニット10
a、10bは、ウエハWに対して温調処理を行う温調処
理ユニット(CPL)18a、18bと加熱処理を行う
加熱処理ユニット(HP)20a、20bとがそれぞれ
互いに隣接されて一体化して構成されている。
【0078】図11に示すように、第1加熱・温調処理
ユニット群14aは、第1加熱・温調処理ユニット10
aが多段に積層されて構成される。尚、図11は、図9
の線A−A´に沿って切断した場合の断面図であり、x
方向に沿った第1の処理ユニット群13aとケミカルタ
ワー15aと第2の処理ユニット群14aとの位置関係
を示す図である。図9、図11に示すとおり、第2の処
理ユニット群としての第1加熱・温調処理ユニット群1
4aは、第1加熱・温調処理ユニット10aが8段に積
層されて構成され、全ての第1加熱・温調処理ユニット
10aにおいて、加熱処理ユニット(HP)20aと温
調処理ユニット(CP)18aのうち温調処理ユニット
(CPL)18aが、処理液供給部としてのケミカルタ
ワー15a側に配置される。そして、このケミカルタワ
ー15aに隣接して、第1の処理ユニット群としての反
射防止膜塗布ユニット群13aが配置される。また、第
2加熱・温調処理ユニット群14bも同様に、第2加熱
・温調処理ユニット10bが8段に積層されて構成さ
れ、全ての第1加熱・温調処理ユニット10bにおい
て、加熱処理ユニット(HP)20bと温調処理ユニッ
ト(CP)18bのうち温調処理ユニット(CPL)1
8bが、処理液供給部としてのケミカルタワー15b側
に配置される。そして、このケミカルタワー15bに隣
接して、第1の処理ユニット群としてのレジスト膜塗布
ユニット群13b及び後述する第1現像処理ユニット群
13cが配置される。
【0079】垂直搬送型の搬送装置19aの周囲には、
反射防止膜塗布ユニット(BCT)群13a、レジスト
膜塗布ユニット(CT)群13b、第1及び第2加熱・
温調処理ユニット群14a、14bが配置されている。
第1の処理ステーション8における搬送装置19a、反
射防止膜塗布ユニット(BCT)群13a、レジスト膜
塗布ユニット(CT)群13b、第1加熱・温調処理ユ
ニット群14aの構造は、上述の第一実施形態における
第1の処理ステーション3と各構成と同じ構造をしてお
り、ここでは詳細な説明は省略する。本実施形態におけ
る第2加熱・温調処理ユニット群14bは、上述の第一
実施形態における第2加熱・温調処理ユニット群14b
と比較して、両側面にシャッター部材47a、47bが
ある点と搬送ユニット(STL)がない点で構造が異な
る。本実施形態においては、第1の処理ステーション8
と後述する第2の処理ステーション9との間でのウエハ
Wの搬送は、第2加熱・温調処理ユニット群14bの各
第2加熱・温調処ユニット10bの温調処理ユニット1
8bを介して行なうことができる。そのため、各温調処
理ユニット18bの両側面にシャッター部材47a、4
7bが設けられている。
【0080】一方、第2の処理ステーション9では、図
9、図10に示すように、第1の処理ステーション8と
同様に、正面側に常温付近でウエハWに対して液処理を
行う第1の処理ユニット群として、第1現像処理ユニッ
ト群13c及び第2現像処理ユニット群13dが配置さ
れている。第1現像処理ユニット群13cは現像処理ユ
ニット(DEV)26がz軸方向に2段に積み重ねられ
て構成され、第2現像処理ユニット群13dも同様に現
像処理ユニット(DEV)26がz軸方向に2段に積み
重ねられて構成されている。更に、第2現像処理ユニッ
ト群13dに隣接してケミカルタワー15cが配置され
ている。このケミカルタワー15cには、現像処理ユニ
ット(DEV)26に処理液として供給される現像液が
収容されている。
【0081】第2の処理ステーション9の背面部には、
搬送装置19bを挟んで第2加熱・温調処理ユニット群
10bに対向した位置に、第2の処理ユニット群として
第3加熱・温調処理ユニット群14cが配置されてい
る。第3加熱・温調処理ユニット群14cは、それぞれ
ケミカルタワー15cに隣接して配置されている。第3
加熱・温調処理ユニット群14cは第3加熱・温調処理
ユニット10cがz軸方向に8段に積み重ねられて構成
される。
【0082】第3加熱・温調処理ユニット10cは、ウ
エハWに対して温調処理を行う温調処理ユニット(CP
L)18c、18dと加熱処理を行う加熱処理ユニット
(HP)20c、20dとがそれぞれ互いに隣接されて
一体化して構成されている。そして、図9に示すよう
に、積層された全ての第3加熱・温調処理ユニット10
cの温調処理ユニット(CPL)18cと加熱処理ユニ
ット(HP)20cのうち温調処理ユニット(CPL)
18cが、処理液供給部としてのケミカルタワー15c
側に配置される。そして、このケミカルタワー15cに
隣接して、第1の処理ユニット群としての第2現像処理
ユニット(DEV)群13dが配置される。
【0083】垂直搬送型の搬送装置19bの周囲には、
第1現像処理ユニット群13c、第2現像処理ユニット
群13d、第2及び第3加熱・温調処理ユニット群14
b、14cが配置されている。ここで、第2加熱・温調
処理ユニット群14bは、ウエハ上への塗布膜の成膜前
後の加熱処理または温調処理、現像処理後前後の加熱処
理または温調処理のいずれにも対応できる。そして、第
2加熱・温調処理ユニット群14bと第3加熱・温調処
理ユニット群14cとの間でのウエハWの搬送、第2加
熱・温調処理ユニット群14bと第1または第2現像処
理ユニット(DEV)群13c、13dとの間でのウエ
ハWの搬送、第3加熱・温調処理ユニット群14cと第
1または第2現像処理ユニット(DEV)群13c、1
3dとの間でのウエハWの搬送は、搬送装置19bによ
り行われる。第2または第3加熱・温調処理ユニット群
14b、14cと搬送装置19bとの間でのウエハWの
受け渡しは、それぞれの温調処理ユニット18b、18
cに設けられた47b、47aを介して行われる。ま
た、第3加熱・温調処理ユニット10cの温調処理ユニ
ット18bとウエハ搬送体37との間でのウエハWの受
け渡しは、温調処理ユニット18cのシャッター部材4
7bを介して行われる。
【0084】インターフェイス部5は、上述の第一実施
形態におけるインターフェイス部5と同様の構造のた
め、個々では説明を省略する。
【0085】更に、この塗布現像処理システム1では、
図9、図11に示すように、第1の処理ステーション8
及び第2の処理ステーションにおける第1の処理ユニッ
ト群13(反射防止膜塗布ユニット(BCT)群13
a、レジスト膜塗布ユニット(CT)群13b、第1現
像処理ユニット(DEV)群13c、第2現像処理ユニ
ット(DEV)群13d)と第2の処理ユニット群14
(第1加熱・温調処理ユニット群14a、第2加熱・温
調処理ユニット群14b、第3加熱・温調処理ユニット
群14c)との間には、ケミカルタワー15(15a、
15b、15c)が配置された構造となり、更にケミカ
ルタワー15と第2の処理ユニット群14との間には断
熱壁39及び第1の処理ユニット群13の下部から排気
された気体をその上部に循環させるための通路40が配
置されている。また、ケミカルタワー15bに隣接して
設けられた通路40及び断熱壁39は、1つの第2の処
理ユニット群14bに対応した2つの第1の処理ユニッ
ト群14aに対する温調機構及び断熱手段として機能す
る。本実施形態においても、上述の第一実施形態と同様
に、塗布現像処理システムの上部に、各第1の処理ユニ
ット群に対して上部から温調された清浄エアーを供給す
清浄エアー供給部が配置されている。清浄エアー供給部
は、FFU(ファン・フィルタ・ユニット)及び温度や
湿度を調整する温調装置等を備え、第1の処理ユニット
群の下部から排気された気体をその上部に循環させるた
めの通路40を介して流入した気体から温度及び湿度を
調整してパーティクル等を除去した清浄エアーを通路4
3を介して第1の処理ユニット群に供給する。本実施形
態においても、上述の第一実施形態と同様に、断熱壁3
9及び第1の処理ユニット群13の下部から排気された
気体をその上部に循環させるための通路40が配置され
た温調機構を設けることにより、常温付近でウエハWに
対して処理を行うための処理液供給ユニット(BCT、
CT、DEV)における温度制御を精密に行うことがで
きる。更に、通路40は断熱手段の機能も伴うので、第
2の処理ユニット群14とケミカルタワー15との間に
断熱壁39及び通路40が設けられることにより二重の
断熱手段が配置されることとなる。そのため、常温付近
でウエハWに対して液処理を行う液処理ユニット群にお
ける温度制御を極めて精密に行うことができ、またケミ
カルタワー15に収容される処理液は加熱処理ユニット
20による熱的影響を受けにくく、処理液の温度調整が
容易となる。
【0086】図10に示すように、上述した反射防止膜
塗布ユニット(BCT)群13aでは、カップ内でウエ
ハWをスピンチャックに載せて反射防止膜を塗布して、
該ウエハWに対して反射防止膜塗布処理を施す反射防止
膜塗布ユニット(BCT)16が3段に積み重ねられて
いる。レジスト塗布ユニット群13bでは、カップ内で
ウエハWをスピンチャックに載せてレジスト液を塗布し
て、該ウエハWに対してレジスト塗布処理を施すレジス
ト塗布ユニット(CT)が3段に積み重ねられている。
第1現像処理ユニット群13cでは、カップ内でウエハ
Wをスピンチャックに載せて現像液を供給して、該ウエ
ハWに対して現像処理を施す現像処理ユニット(DE
V)26が上から2段に積み重ねられている。同様に、
第2現像処理ユニット群13dでは、カップ内でウエハ
Wをスピンチャックに載せて現像液を供給して、該ウエ
ハWに対して現像処理を施す現像処理ユニット(DE
V)26が上から2段に積み重ねられている。
【0087】第1、第2及び第3加熱・温調処理ユニッ
ト群14a、14b、14cでは、それぞれウエハWに
対して加熱処理を行う加熱処理ユニット(HP)20と
ウエハWに対して温調処理を行う温調処理ユニット(C
PL)18とを互いに隣接させて一体化した加熱・温調
処理ユニット10が8段に積み重ねられて構成されてお
り、上述したように全ての温調処理ユニットの側面にシ
ャッター部材47a、47bが設けられている。尚、本
実施形態における加熱・温調処理ユニット10の構造
は、上述の第一実施形態と同様のため、ここでは説明を
省略する。
【0088】上述した搬送装置19a、19bの構造
は、上述の第一実施形態の搬送装置19a及び19bと
同様の構造のため、説明を省略する。
【0089】次に、このように構成された塗布現像処理
システム1における処理工程を説明する。尚、加熱・温
調処理ユニットにおける動作は上述の第一実施形態と同
様のため省略する。
【0090】塗布現像処理システム1において、カセッ
トC内に収容された未処理のウエハWはカセットステー
ション2のウエハ搬送体11によって取り出された後、
第1の処理ステーション3の第1加熱・温調熱処理ユニ
ット10aにおける温調処理ユニット(CPL)18a
内に搬送され、温調板25上に載置されて温調処理が行
われる。
【0091】温調処理ユニット(CPL)18a内で温
調処理が行われたウエハWは、搬送装置19aによって
反射防止膜塗布ユニット(BCT)群13aにおける反
射防止膜塗布ユニット(BCT)16内に搬送され、反
射防止膜用の処理液が塗布される。
【0092】反射防止膜塗布ユニット(BCT)16で
反射防止膜用の処理液が塗布されたウエハWは、搬送装
置19aによって第1加熱・温調処理ユニット10aの
温調処理ユニット(CPL)18a内に搬送され、温調
板25上に載置される。温調板25上に載置されたウエ
ハWは、加熱処理ユニット(HP)20a内へ搬送され
加熱処理が行われる。
【0093】その後、ウエハWは温調処理ユニット(C
PL)18a内へ搬送され、温調処理が行われる。
【0094】温調処理ユニット(CPL)18aで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19aによってレ
ジスト塗布ユニット群13bにおけるレジスト塗布ユニ
ット(CT)17内に搬送され、レジスト液が塗布され
る。
【0095】レジスト塗布ユニット(CT)17でレジ
スト液が塗布されたウエハWは、搬送装置19aによ
り、第2加熱・温調処理ユニット10bの温調処理ユニ
ット(CPL)18b内に搬送される。更に、ウエハW
は加熱処理ユニット(HP)20b内へ搬送され、加熱
処理が行われる。
【0096】その後、ウエハWは、温調処理ユニット
(CPL)18b内へ搬送され、温調処理が行われる。
温調処理ユニット(CPL)18bで温調処理が行われ
たウエハWは、搬送装置19bによって第3加熱・温調
処理ユニット群14cの加熱・温調処理ユニット10c
の温調処理ユニット18cへ搬送される。
【0097】更に、温調処理ユニットに搬送されたウエ
ハWは、インターフェイス部5におけるウエハ搬送体3
7によって周辺露光装置34内に搬送され、周辺露光が
行われる。
【0098】周辺露光装置34で周辺露光が行われたウ
エハWは、ウエハ搬送体37によってバッファカセット
33に搬送されて一旦保持されるか、或いはウエハ搬送
体37、露光前温調ユニット(図示せず)、ウエハ搬送
体を介して露光装置(図示せず)に搬送される。
【0099】次に、露光装置によって露光処理が行われ
たウエハWは、ウエハ搬送体、バッファカセット33及
びウエハ搬送体37を介してインターフェイス部5から
第2の処理ステーション9の第3加熱・温調処理ユニッ
ト群14cにおける第4加熱・温調処理ユニット10c
の温調処理ユニット(CPL)18c内へ搬送され、温
調処理が行われる。
【0100】温調処理ユニット(CPL)18cで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19bによって第
1現像処理ユニット群13cまたは第2現像処理ユニッ
ト群13dにおける現像処理ユニット(DEV)26に
搬送され、現像処理が行われる。
【0101】現像処理ユニット(DEV)26で現像処
理が行われたウエハWは、搬送装置19bにより、例え
ば第2加熱・温調処理ユニット群14bにおける加熱・
温調処理ユニット10bの温調処理ユニット(CPL)
18bを介して、この温調処理ユニット(CPL)18
bと隣接する加熱処理ユニット(HP)20b内に搬送
され、加熱処理が行われる。
【0102】加熱処理ユニット(HP)20bで加熱処
理が行われたウエハWは温調処理ユニット18bへ搬送
され、搬送装置19aによって第1加熱・温調処理ステ
ーション群14aにおける第1加熱・温調処理ユニット
10aの温調処理ユニット18aに搬送される。そし
て、温調処理ユニット18a内のウエハWは、カセット
ステーション2のウエハ搬送体11によってカセットC
内に収容される。
【0103】以上のように構成された本実施形態に係る
塗布現像処理システムによれば、液処理ユニット(BC
T、CT、DEV)と隣接して処理液供給部としてのケ
ミカルタワーが配置され、ケミカルタワーと隣接して加
熱・温調処理ユニットが配置され、加熱・温調処理ユニ
ットの温調処理ユニット(CPL)がケミカルタワー側
に配置されることにより、加熱・温調処理ユニットの加
熱処理ユニットと液処理ユニットとの間には温調処理ユ
ニット及びケミカルタワーが介在する構造となる。これ
により、液処理ユニット側に対する加熱処理ユニットか
らの熱的影響を大幅に抑えることができ、該塗布現像処
理システムでは、ウエハWに対して液処理を行うための
液処理ユニット(BCT、CT、DEV)における温度
制御を精密に行うことができる。
【0104】更に、本実施形態に係る塗布現像処理シス
テムによれば、液処理ユニット群(反射防止膜塗布ユニ
ット(BCT)群13a、レジスト膜塗布ユニット(C
T)群13b、第1現像処理ユニット(DEV)群13
c、第2現像処理ユニット(DEV)群13d)と加熱
・温調処理ユニット群(第1乃至第4加熱・温調処理ユ
ニット群14a、14b、14c、14d)との間に、
それぞれ断熱壁39及び液処理ユニット群13a、13
b、13c、13dそれぞれの下部から排気された気体
をその上部に循環させるための通路40が配置されるこ
とにより、更に液処理ユニット群に対する加熱・温調処
理ユニットの加熱処理ユニットの熱的影響を防止し、常
温付近でウエハWに対して液処理を行う液処理ユニット
群における温度制御を極めて精密に行うことができる。
【0105】(第三実施形態)以下、図12〜図14を
参照しながら本発明の第三実施の形態について説明す
る。図12〜図14は本発明の一実施形態に係る塗布現
像処理システムを示す図であり、図12は平面図、図1
3は正面図である。図14は、図12の線B−B´に沿
って切断した場合の断面図であり、第1の処理ユニット
群13aと第2の処理ユニット群14aとのx方向にお
ける位置関係を示す図である。
【0106】本実施形態は、上述の第一実施形態とは、
処理液を収容するケミカルタワーの配置位置の点、搬送
装置及び加熱・温調処理装置の数を少ない点、反射防止
膜塗布ユニット(BCT)及びレジスト膜塗布ユニット
(CT)が積み重ねられている点で構造上異なり、第一
及び第二実施形態と比較しシステム全体が小型化されて
いる。
【0107】以下、第三実施形態において説明するが、
第一実施形態と同様の構造については一部説明を省略す
る。また、第一実施形態と同様の構成については同様の
符号を付して説明する。
【0108】図12に示すように、塗布現像処理システ
ム1は、第一実施形態と同様のカセットステーション2
と、塗布現像処理工程の中でウエハWに対して所定の処
理を施す枚葉式の各種処理ユニットを多段配置してなる
第1の処理ステーション45と、この第1の処理ステー
ションに隣接して配置された第2の処理ステーション4
6と、この第2の処理ステーション46に隣接して配置
された露光装置(図示を省略)の間でウエハWの受け渡
しをするためのインターフェイス部5とを一体に接続し
た構成を有している。第1の処理ステーション45では
主にウエハW上に反射防止膜及びレジスト膜の塗布処理
が行われ、第2の処理ステーション46では露光された
レジスト膜の現像処理が行われる。塗布現像処理システ
ム1のほぼ中央部には搬送装置19が配置され、搬送装
置19は第1の処理ステーション45及び第2の処理ス
テーション46における処理中のウエハWの搬送に用い
られる。
【0109】カセットステーション2については、第一
実施形態とほぼ同様の構造を有するため異なる部分のみ
説明する。図13に示すように、カセットステーション
2の底部には、後述するレジスト膜塗布ユニット(C
T)17に処理液として供給されるレジスト膜材料が収
容されるケミカルタワー15bが配置されている。
【0110】図12、図13に示すように、第1の処理
ステーション45では、正面側に液処理が行われる第1
の処理ユニット群として、反射防止膜・レジスト膜塗布
ユニット(CT)群13eが設けられている。反射防止
・レジスト膜塗布ユニット(CT)群13eは、常温付
近でウエハWに対して塗布処理を行う反射防止膜塗布ユ
ニット(BCT)16、レジスト膜塗布ユニット(C
T)17がそれぞれ2段づつz軸方向に積み重ねられて
構成される。更に、反射防止・レジスト膜塗布ユニット
(CT)群13eに隣接してケミカルタワー15aが配
置されている。ケミカルタワー15aには反射防止膜塗
布ユニット(BCT)16に処理液として供給される反
射防止膜材料が収容されている。
【0111】第1の処理ステーション45の背面部に
は、ケミカルタワー15aに隣接して第2の処理ユニッ
ト群としての第1加熱・温調処理ユニット群14aが配
置されている。第1加熱・温調処理ユニット群14aで
は第1加熱・温調処理ユニット10aがz軸方向に多段
に積み重ねられて構成されている。各第1加熱・温調処
理ユニット10aは、ウエハWに対して温調処理を行う
温調処理ユニット(CPL)18aと加熱処理を行う加
熱処理ユニット(HP)20aとがそれぞれ互いに隣接
されて一体化して構成されている。
【0112】図14に示すように、第1加熱・温調処理
ユニット群14aは、第1加熱・温調処理ユニット10
aが12段に積層されて構成される。尚、図14は、図
12の線B−B´に沿って切断した場合の断面図であ
り、x方向に沿った第1の処理ユニット群13aと第2
の処理ユニット群14aとケミカルタワー15aの位置
関係を示す図である。図12、図14に示すとおり、第
1加熱・温調処理ユニット群14aは、第1加熱・温調
処理ユニット10aが12段に積層されて構成され、ケ
ミカルタワー15aに隣接して配置されている。更に、
第1加熱・温調処理ユニット群14aの全ての第1加熱
・温調処理ユニット10aにおいて、加熱処理ユニット
(HP)20aと温調処理ユニット(CP)18aのう
ち温調処理ユニット(CPL)18aがケミカルタワー
15a側に位置するように配置されている。そして、ケ
ミカルタワー15aに隣接して反射防止膜・レジスト膜
塗布ユニット(CT)群13eが配置されている。
【0113】一方、第2の処理ステーション46では、
図12、図13に示すように、正面側に常温付近でウエ
ハWに対して液処理を行う第1の処理ユニット群として
現像処理ユニット群13fが配置されている。現像処理
ユニット群13fは現像処理ユニット(DEV)26が
z軸方向に4段に積み重ねられて構成されている。更
に、現像処理ユニット群13fに隣接してケミカルタワ
ー15cが配置されている。このケミカルタワー15c
には、現像処理ユニット(DEV)26に処理液として
供給される現像液が収容されている。
【0114】第2の処理ステーション9の背面部には、
ケミカルタワー15cと隣接して第2加熱・温調処理ユ
ニット群14bが配置されている。第2加熱・温調処理
ユニット群14bは第2加熱・温調処理ユニット10b
がz軸方向に12段に積み重ねられて構成される。そし
て、第2加熱・温調処理ユニット群14bの全ての第2
加熱・温調処理ユニット10bにおいて、加熱処理ユニ
ット(HP)20bと温調処理ユニット(CP)18b
のうち温調処理ユニット(CPL)18bがケミカルタ
ワー15c側に位置するように配置されている。そし
て、ケミカルタワー15cに隣接して現像処理ユニット
(DEV)群13fが配置されている。
【0115】垂直搬送型の搬送装置19の周囲には、反
射防止膜・レジスト膜塗布ユニット(CT)群13e、
現像処理ユニット群13f、第1及び第2加熱・温調処
理ユニット群14a、14bが配置されている。各ユニ
ット群間のウエハWの搬送は搬送装置19により行われ
る。また、第1加熱・温調処理ユニット群14aとウエ
ハ搬送体11とのウエハWの受け渡し、第2加熱・温調
処理ユニット群14bとウエハ搬送体37とのウエハW
の受け渡し、第1または第2加熱・温調処理ユニット群
14a、14bと搬送装置19とのウエハWの受け渡し
は、第1または第2加熱・温調処理ユニット群14a、
14bの各加熱・温調処理ユニット10a、10bの温
調処理ユニット18a、18bの両側面に設けられたシ
ャッター部材47a、47bを介して行われる。
【0116】インターフェイス部5は、上述の第一実施
形態におけるインターフェイス部5と同様の構造のた
め、説明は省略する。
【0117】この塗布現像処理システム1では、図1
2、図13に示すように、第1の処理ユニット群13
(反射防止膜・レジスト膜塗布ユニット(CT)群13
e、現像処理ユニット群13f)と第2の処理ユニット
群14(第1加熱・温調処理ユニット群14a、第2加
熱・温調処理ユニット群14b)との間には、ケミカル
タワー15(15a、15c)が配置された構造とな
り、更にケミカルタワー15と第2の処理ユニット群1
4との間には断熱壁39及び第1の処理ユニット群13
の下部から排気された気体をその上部に循環させるため
の通路40が配置されている。本実施形態においても、
上述の第一実施形態と同様に、塗布現像処理システムの
上部に、各第1の処理ユニット群に対して上部から温調
された清浄エアーを供給す清浄エアー供給部が配置され
ている。清浄エアー供給部は、FFU(ファン・フィル
タ・ユニット)及び温度や湿度を調整する温調装置等を
備え、第1の処理ユニット群の下部から排気された気体
をその上部に循環させるための通路40を介して流入し
た気体から温度及び湿度を調整してパーティクル等を除
去した清浄エアーを通路43を介して第1の処理ユニッ
ト群に供給する。本実施形態においても、上述の第一実
施形態と同様に、断熱壁39及び第1の処理ユニット群
13の下部から排気された気体をその上部に循環させる
ための通路40が配置された温調機構を設けることによ
り、更に常温付近でウエハWに対して処理を行うための
処理液供給ユニット(BCT、CT、DEV)における
温度制御を更に精密に行うことができる。
【0118】図13に示すように、上述した反射防止膜
・レジスト膜塗布ユニット(CT)群13eでは、カッ
プ内でウエハWをスピンチャックに載せて反射防止膜を
塗布して、該ウエハWに対して反射防止膜塗布処理を施
す反射防止膜塗布ユニット(BCT)16が2段、カッ
プ内でウエハWをスピンチャックに載せてレジスト液を
塗布して、該ウエハWに対してレジスト塗布処理を施す
レジスト塗布ユニット(CT)17が2段に積み重ねら
れている。現像処理ユニット群13fでは、カップ内で
ウエハWをスピンチャックに載せて現像液を供給して、
該ウエハWに対して現像処理を施す現像処理ユニット
(DEV)26が42段に積み重ねられている。
【0119】第1及び第2加熱・温調処理ユニット群1
4a、14bでは、それぞれウエハWに対して加熱処理
を行う加熱処理ユニット(HP)20とウエハWに対し
て温調処理を行う温調処理ユニット(CPL)18とを
互いに隣接させて一体化した加熱・温調処理ユニット1
0が12段に積み重ねられて構成されている。そして、
全ての加熱・温調処理ユニット10の温調処理ユニット
の側面にシャッター部材47a、47bが設けられてい
る。尚、本実施形態における加熱・温調処理ユニット1
0の構造は、上述の第一実施形態と同様のため、ここで
は説明を省略する。
【0120】上述した搬送装置19の構造は、上述の第
一実施形態の搬送装置19a及び19bと同様の構造の
ため、説明を省略する。
【0121】次に、このように構成された塗布現像処理
システム1における処理工程を説明する。尚、加熱・温
調処理ユニットにおける動作は上述の第一実施形態と同
様のため省略する。
【0122】塗布現像処理システム1において、カセッ
トC内に収容された未処理のウエハWはカセットステー
ション2のウエハ搬送体11によって取り出された後、
第1の処理ステーション3の第1加熱・温調熱処理ユニ
ット10aにおける温調処理ユニット(CPL)18a
内に搬送され、温調板25上に載置されて温調処理が行
われる。
【0123】温調処理ユニット(CPL)18a内で温
調処理が行われたウエハWは、搬送装置19によって反
射防止膜・レジスト膜塗布ユニット(CT)群13eに
おける反射防止膜塗布ユニット(BCT)16内に搬送
され、反射防止膜用の処理液が塗布される。
【0124】反射防止膜塗布ユニット(BCT)16で
反射防止膜用の処理液が塗布されたウエハWは、搬送装
置19によって第1加熱・温調処理ユニット10aの温
調処理ユニット(CPL)18a内に搬送され、温調板
25上に載置される。温調板25上に載置されたウエハ
Wは、加熱処理ユニット(HP)20a内へ搬送され加
熱処理が行われる。
【0125】その後、ウエハWは温調処理ユニット(C
PL)18a内へ搬送され、温調処理が行われる。
【0126】温調処理ユニット(CPL)18aで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19によって反射
防止膜・レジスト塗布ユニット群13eにおけるレジス
ト塗布ユニット(CT)17内に搬送され、レジスト液
が塗布される。
【0127】レジスト塗布ユニット(CT)17でレジ
スト液が塗布されたウエハWは、搬送装置19により、
第2加熱・温調処理ユニット10bの温調処理ユニット
(CPL)18b内に搬送される。更に、ウエハWは加
熱処理ユニット(HP)20b内へ搬送され、加熱処理
が行われる。
【0128】その後、ウエハWは、温調処理ユニット
(CPL)18b内へ搬送され、温調処理が行われる。
温調処理ユニット(CPL)18bで温調処理が行われ
たウエハWは、インターフェイス部5におけるウエハ搬
送体37によって周辺露光装置34内に搬送され、周辺
露光が行われる。
【0129】周辺露光装置34で周辺露光が行われたウ
エハWは、ウエハ搬送体37によってバッファカセット
33に搬送されて一旦保持されるか、或いはウエハ搬送
体37、露光前温調ユニット(図示せず)、ウエハ搬送
体を介して露光装置(図示せず)に搬送される。
【0130】次に、露光装置によって露光処理が行われ
たウエハWは、ウエハ搬送体、バッファカセット33及
びウエハ搬送体37を介してインターフェイス部5から
第2の処理ステーション46の第2加熱・温調処理ユニ
ット群14bにおける第2加熱・温調処理ユニット10
bの温調処理ユニット(CPL)18b内へ搬送され、
温調処理が行われる。
【0131】温調処理ユニット(CPL)18bで温調
処理が行われたウエハWは、搬送装置19によって現像
処理ユニット群13fにおける現像処理ユニット(DE
V)26に搬送され、現像処理が行われる。
【0132】現像処理ユニット(DEV)26で現像処
理が行われたウエハWは、搬送装置19により、第1加
熱・温調処理ユニット群14aにおける加熱・温調処理
ユニット10aの温調処理ユニット(CPL)18aを
介して、この温調処理ユニット(CPL)18aと隣接
する加熱処理ユニット(HP)20a内に搬送され、加
熱処理が行われる。
【0133】加熱処理ユニット(HP)20aで加熱処
理が行われたウエハWは温調処理ユニット18aへ搬送
され、更にカセットステーション2のウエハ搬送体11
によってカセットC内に収容される。
【0134】以上のように構成された本実施形態に係る
塗布現像処理システムによれば、液処理ユニット(BC
T、CT、DEV)と隣接して処理液供給部としてのケ
ミカルタワーが配置され、ケミカルタワーと隣接して加
熱・温調処理ユニットが配置され、加熱・温調処理ユニ
ットの温調処理ユニット(CPL)がケミカルタワー側
に配置されることにより、加熱・温調処理ユニットの加
熱処理ユニットと液処理ユニットとの間には温調処理ユ
ニット及びケミカルタワーが介在する構造となる。これ
により、液処理ユニット側に対する加熱処理ユニットか
らの熱的影響を大幅に抑えることができ、該塗布現像処
理システムでは、ウエハWに対して液処理を行うための
液処理ユニット(BCT、CT、DEV)における温度
制御を精密に行うことができる。
【0135】更に、本実施形態に係る塗布現像処理シス
テムによれば、液処理ユニット群(反射防止膜・レジス
ト膜塗布ユニット(CT)群13e、現像処理ユニット
群13f)と加熱・温調処理ユニット群(第1及び第2
加熱・温調処理ユニット群14a、14b)との間に、
それぞれ断熱壁39及び液処理ユニット群13e、13
fそれぞれの下部から排気された気体をその上部に循環
させるための通路40が配置されることにより、液処理
ユニット群に対する加熱・温調処理ユニットの加熱処理
ユニットの熱的影響を防止し、常温付近でウエハWに対
して液処理を行う液処理ユニット群における温度制御を
極めて精密に行うことができる。更に、通路40は一種
の断熱手段を有することとなり、第2の処理ユニット群
14とケミカルタワー15との間に断熱壁39及び通路
40が設けられることにより、二重の断熱手段を有する
構造となる。そのため、ケミカルタワー15に収容され
る処理液は加熱処理ユニット20による熱的影響を受け
にくく温度調整が容易となる。
【0136】尚、上記各実施形態では、基板としてウエ
ハWを例に挙げて説明したが、LCD基板等の他の基板
にも本発明を適用することができる。
【0137】本発明のシステム構成は上述した各実施の
形態に限定されることなく、本発明の技術思想の範囲内
で様々な構成が考えられる。
【0138】例えば、レジストの塗布現像システムばか
りでなく、他のシステム、例えば基板上に層間絶縁膜を
形成するSOD(Spin on Dielectri
c)処理システム等にも本発明を適用することができ
る。SOD処理システムは、基板上に層間絶縁膜材料を
塗布する塗布ユニットと、絶縁膜材料が塗布された基板
を加熱、温調する加熱・温調処理ユニットを有してい
る。この加熱・温調処理ユニットは、本実施形態の加熱
・温調処理ユニットと同様に加熱処理ユニットとこれに
隣接して設けられた温調処理ユニットとを有しており、
SOD処理システムにおける加熱処理ユニットは設定温
度が200〜470℃とすることが可能な熱板を有して
いる。このような高温処理が施されるユニット及び液処
理ユニットとしての塗布ユニットを有するシステムに、
本発明のように温調処理ユニットが塗布ユニット側に配
置されるように、塗布ユニットと加熱・温調処理ユニッ
トを配置することは非常に有効である。或いは、液処理
ユニットに隣接して配置された塗布ユニットに供給する
処理液を収容する処理液収容部を、加熱・温調処理ユニ
ットに隣接して配置し、更に温調処理ユニットを処理液
収容部側に位置するように配置することは非常に有効で
ある。これにより、液処理ユニット群における温度制御
を極めて精密に行うことができる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
常温付近で基板に対して処理を行うための第1の処理ユ
ニット群における温度制御を精密に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る塗布現像処理シス
テムを示す平面図である。
【図2】図1に示した塗布現像処理システムの正面図で
ある。
【図3】図1の温調・加熱処理ユニット群を有する領域
をy方向に沿って切断した場合の断面図である。
【図4】図1の温調処理ユニットを有する領域をx方向
に沿って切断した場合の断面図である。
【図5】搬送装置の構成を示す斜視図である。
【図6】加熱・温調処理ユニットの構成を示す平面図で
ある。
【図7】図6に示した加熱・温調処理ユニットの構成を
示す断面図である。
【図8】温調機構構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る塗布現像処理シス
テムを示す平面図である。
【図10】図9に示した塗布現像処理システムの正面図
である。
【図11】図9の線A−A´に沿って切断した場合の断
面図である。
【図12】本発明の第三実施形態に係る塗布現像処理シ
ステムを示す平面図である。
【図13】図12に示した塗布現像処理システムの正面
図である。
【図14】図12の線B−B´に沿って切断した場合の
断面図である。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 10 加熱・温調処理ユニット 13 第1の処理ユニット群 13a 反射防止膜塗布ユニット(BCT)群 13b レジスト膜塗布ユニット(CT)群 13c 第1現像処理ユニット群 13d 第2現像処理ユニット群 13e 反射防止膜・レジスト膜塗布ユニット(C
T)群 13f 現像処理ユニット群 14 第2の処理ユニット群 14a 第1加熱・温調処理ユニット群 14b 第2加熱・温調処理ユニット群 14c 第3加熱・温調処理ユニット群 14d 第4加熱・温調処理ユニット群 15 ケミカルタワー 16 反射防止膜塗布ユニット(BCT) 17 レジスト膜塗布ユニット(CT) 18 温調処理ユニット 19 搬送装置 20 加熱処理ユニット 26 現像処理ユニット BCT 反射防止膜塗布ユニット(BCT) CPL 温調処理ユニット CT レジスト膜塗布ユニット(CT) DEV 現像処理ユニット HP 加熱処理ユニット W ウエハW

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に所定の液を供給して液処理を行
    う第1の処理ユニットが多段に積み上げられた第1の処
    理ユニット群と、 前記基板に対して加熱処理を行う加熱部と前記基板に対
    して温調処理を行う温調部とを互いに隣接させて一体化
    した第2の処理ユニットが多段に積み上げられた第2の
    処理ユニット群と、 前記各第1の処理ユニットと前記各第2の処理ユニット
    との間で基板を搬送する搬送装置とを備え、 前記各第2の処理ユニットにおける前記加熱部及び前記
    温調部のうち前記温調部が前記第1の処理ユニット群側
    に位置するようにしつつ、前記第1の処理ユニット群と
    前記第2の処理ユニット群とを隣接して配置したことを
    特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の処理ユニット群に清浄エアー
    を供給する清浄エアー供給部を備え、該清浄エアー供給
    部は、前記第1の処理ユニット群の下部から気体を排気
    し、該排気された気体を循環させて前記第1の処理ユニ
    ット群の上部から温調された気体を吹き出すものであ
    り、更に前記第1の処理ユニット群が配置された領域と
    前記第2の処理ユニット群が配置された領域とを分断す
    るように前記第1の処理ユニット群の下部から排気され
    た気体をその上部に循環させるための通路を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の処理ユニット群が配置された
    領域と前記第2の処理ユニット群が配置された領域とを
    分断するように断熱壁が設けられていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 基板上に所定の液を供給して液処理を行
    う第1の処理ユニットが多段に積み上げられた第1の処
    理ユニット群と、 前記第1の処理ユニット群と隣接して配置され、前記各
    第1の処理ユニットに対して前記所定の液を供給する処
    理液供給部と、 前記基板に対して加熱処理を行う加熱部と前記基板に対
    して温調処理を行う温調部とを互いに隣接させて一体化
    した第2の処理ユニットが多段に積み上げられた第2の
    処理ユニット群と、 前記各第1の処理ユニットと前記各第2の処理ユニット
    との間で基板を搬送する搬送装置とを備え、 前記各第2の処理ユニットにおける前記加熱部及び前記
    温調部のうち前記温調部が前記処理液供給部側に位置す
    るようにしつつ、前記処理液供給部と前記第2の処理ユ
    ニット群とを隣接して配置したことを特徴とする基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の処理ユニット群に清浄エアー
    を供給する清浄エアー供給部を備え、該清浄エアー供給
    部は、前記第1の処理ユニット群の下部から気体を排気
    し、該排気された気体を循環させて前記第1の処理ユニ
    ット群の上部から温調された気体を吹き出すものであ
    り、更に前記処理液供給部が配置された領域と第2の処
    理ユニット群が配置された領域とを分断するように前記
    第1の処理ユニット群の下部から排気された気体をその
    上部に循環させるための通路を有することを特徴とする
    請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理液供給部が配置された領域と前
    記第2の処理ユニット群が配置された領域とを分断する
    ように断熱壁が設けられていることを特徴とする請求項
    4または請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 基板上に所定の液を供給して液処理を行
    う第1の処理ユニットが多段に積み上げられた第1の処
    理ユニット群と、 前記基板に対して加熱処理を行う加熱部と前記基板に対
    して温調処理を行う温調部とを互いに隣接させて一体化
    した第2の処理ユニットが多段に積み上げられた第2の
    処理ユニット群と、 前記液処理が行われた基板に対して露光処理を行う露光
    ユニットとを備え、 前記露光ユニットへの基板搬入前に、前記第2の処理ユ
    ニットの温調部に基板が待機されることを特徴とする基
    板処理装置。
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