JP2001188302A - 板状部材の保持機構 - Google Patents

板状部材の保持機構

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JP2001188302A
JP2001188302A JP37494599A JP37494599A JP2001188302A JP 2001188302 A JP2001188302 A JP 2001188302A JP 37494599 A JP37494599 A JP 37494599A JP 37494599 A JP37494599 A JP 37494599A JP 2001188302 A JP2001188302 A JP 2001188302A
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Hiroaki Takahashi
博明 高橋
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Ricoh Optical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶パネル取付板等の板状部材を、板状部材の
部品寸法バラツキに左右されずにガタツキなく定位置に
保持でき、また保持力量を加減することで板状部材を変
形させることなく保持できる保持機構を提供する。 【解決手段】本発明に係る板状部材の保持機構では、液
晶プロジェクターなどの装置本体側に固定される基部1
01と、その基部の2箇所に突設して対向配置され少な
くとも一方はエア圧または弾性力等で移動可能に設けら
れた一対の保持部(アーム)102,103を有し、一
方のアーム102には2つの爪部105,106、他方
のアーム103には1つの爪部107を有し、その2つ
のアームの各爪部を液晶パネル取付板等の板状部材10
4の上下あるいは左右の2辺に係合し、2つのアームで
板状部材を挟持して定位置に保持すると共に、上記エア
圧または弾性力等を加減して保持力量を調整する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルを取付
けた液晶パネル取付板、あるいはガラス基板、ガラスエ
ポキシ基板、プレス部品などの板状部材を、部品寸法バ
ラツキに左右されずにガタツキなく、かつ変形させるこ
となく定位置に保持することができる板状部材の保持機
構に関し、特に、単板式あるいは3板式の液晶プロジェ
クターにおいて液晶パネルを取付けた液晶パネル取付板
を保持する機構として用いるに最適な板状部材の保持機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】照明光源からの光を液晶パネルを透過さ
せた後、投射レンズでスクリーン上に投射する単板式液
晶プロジェクターや、あるいは、照明光源を緑、赤、青
の3色に分離し、それぞれの光を各3枚の液晶パネルを
透過させた後にプリズムで結合させ、投射レンズでスク
リーン上に投射する3板式液晶プロジェクターが知られ
ている。従来、この種の液晶プロジェクターにおいて、
液晶パネルを取付けた液晶パネル取付板を保持する機構
としては、例えば図4、図5に示すような構成の保持機
構(実開平5−36422号公報参照)を挙げることが
できる。
【0003】図4は液晶パネル取付板の保持機構の正面
図、図5は側面図であり、図4,5において符号10は
ブラケット、12は液晶パネル取付板、14は固定ネ
ジ、18は液晶パネル、20は治具、21は治具固定ネ
ジ、22は固定部材、23は回転部材、24はY方向移
動部材、25はX方向移動部材、26はθ方向調整ネ
ジ、27はθ方向調整ネジ、28はX方向調整ネジ、2
9はY方向調整ネジ、30は液晶パネル取付板クランプ
ネジ、31はネジ取付部材、32,33はクランプ部材
を示す。
【0004】保持方法としては、図5に示すようにX方
向移動部材25には、鉤状のネジ取付け部材1及びクラ
ンプ部材32が一体的に設けられており、さらにネジ取
付部材31には液晶パネル取付板クランプネジ30が螺
着され、この液晶パネル取付板クランプネジ30の回転
によってクランプ部材32に対して進退するクランプ部
材33が配置されている。そして、治具固定ネジ21に
よって治具20の固定部材22を液晶パネル保持部材で
あるブラケット10上に固定する。続いて、液晶パネル
取付板クランプネジ30を回し、固定されたクランプ部
材32と液晶パネル取付板クランプネジ30によって移
動するクランプ部材33との間で液晶パネル取付板12
をクランプする。
【0005】上記従来の保持機構では、固定されたクラ
ンプ部材32と液晶パネル取付板クランプネジ30によ
って移動するクランプ部材33との間で液晶パネル取付
板12を挟み込むことによって、液晶パネル取付板12
を保持しているが、この部品の形状バラツキによって
は、保持によって液晶パネル取付板12及び液晶パネル
18にストレスを与える可能性がある。また、治具20
を治具固定ネジ21に固定した後、液晶パネル取付板ク
ランプネジ30で液晶パネル取付板12を保持する方式
のため、治具の着脱作業が困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】3板式液晶プロジェク
ターにおいては、緑、赤、青それぞれの液晶パネルに電
気信号を送って各パネル面に同一像を作成し、それぞれ
の液晶パネルに照明光を当ててプリズムで像を合成し、
投射レンズでスクリーン上に30倍程度に拡大して投影
する。そのため僅かなパネル同士の位置ズレが大きく拡
大されるので、パネル同士の相対位置をμmオーダーの
高精度に調整する必要があるが、液晶パネルが取付けら
れた液晶パネル取付板を保持機構で保持する際に、従来
技術のような保持力による変形や保持ガタがあってはこ
の必要精度を満足することができない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、液晶パネル取付板(あるいはガラス基板、ガラス
エポキシ基板、プレス部品)などの板状部材を、該板状
部材の部品寸法バラツキに左右されずにガタツキなく定
位置に保持でき、また保持力量を加減することで液晶パ
ネル取付板等の板状部材を変形させることなく保持でき
る保持機構を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る板状部材の保持機構は、液
晶プロジェクターなどの装置本体側に固定される基部
と、その基部の2箇所に突設して対向配置され少なくと
も一方は移動可能に設けられた一対の保持部を有し、そ
の一対の保持部を上記板状部材の上下あるいは左右の2
辺に係合し、上記一対の保持部で上記板状部材を挟持し
て定位置に保持する保持手段と、該保持手段の一対の保
持部による保持力量を調整する手段を備えた構成とした
ものである(請求項1)。
【0009】さらに本発明に係る板状部材の保持機構で
は、上記の構成に加えて、上記保持手段の一対の保持部
のうち、一方の保持部には2つの爪部、他方の保持部に
は1つの爪部を有し、その一対の保持部の各爪部を板状
部材の上下あるいは左右の2辺に係合し、上記一対の保
持部で上記板状部材を挟持して定位置に保持する構成と
してもよい(請求項2)。また、上記の構成に加えて、
上記保持手段の一対の保持部に設けた各爪部には、溝ま
たは凹部あるいは突起を設け、かつ、上記板状部材の上
下あるいは左右の2辺の上記各爪部と対向する部位に
は、上記各爪部の溝または凹部あるいは突起が係合され
る突部または凹部あるいは穴部を設け、上記一対の保持
部で上記板状部材を挟持した際に、上記爪部側の溝また
は凹部あるいは突起と、上記板状部材側の突部または凹
部あるいは穴部とを係合し、上記板状部材をガタツキな
く定位置に保持する構成としてもよい(請求項3)。
【0010】さらにまた、本発明に係る板状部材の保持
機構では、上記の構成に加えて、上記保持手段の一対の
保持部による保持力量を調整する手段として、一対の保
持部のうちの少なくとも一方にエア圧を加え、そのエア
圧を加減して保持力量を調整する構成としてもよく(請
求項4)、あるいは、上記保持手段の一対の保持部によ
る保持力量を調整する手段として、一対の保持部のうち
の少なくとも一方に弾性力を付勢し、その弾性力を加減
して保持力量を調整する構成としてもよい(請求項
5)。
【0011】さらに本発明に係る板状部材の保持機構の
具体的な構成の一例として、上記保持手段は、一対の保
持部として2つのアーム(102,103)を有するク
ロスローラベアリング式平行エアハンド(100)であ
り、上記2つのアーム(102,103)のうちの少な
くとも一方はエア圧により移動可能に設けられ、かつ、
一方のアーム(102)には2つの爪部(105,10
6)、他方のアーム(103)には1つの爪部(10
7)を有し、その2つのアーム(102,103)の各
爪部(105,106,107)を板状部材(104)
の上下あるいは左右の2辺に係合し、上記2つのアーム
で上記板状部材を挟持して定位置に保持すると共に、上
記エア圧を加減して保持力量を調整する構成とすること
ができる(請求項6)。
【0012】本発明に係る板状部材の保持機構では、一
対の保持部を上記板状部材の上下あるいは左右の2辺に
係合し、上記一対の保持部で上記板状部材を挟持して定
位置に保持する保持手段と、該保持手段の一対の保持部
による保持力量を調整する手段を備えた構成としたの
で、液晶パネル取付板などの板状部材を、該板状部材の
部品寸法バラツキに左右されずにガタツキなく定位置に
保持することが可能となり、また保持力量を調整するこ
とで液晶パネル取付板等の板状部材を変形させることな
く保持することが可能となる。また、上記一対の保持部
のうち、少なくとも一方は移動可能に設けられているの
で、一対の保持部の少なくとも一方側を移動して板状部
材の着脱を非常に簡便に行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成、動作及び作
用を、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明の第一の実施例を示す保持機構の斜視図である。
この保持機構は、液晶プロジェクターにおける液晶パネ
ル111を取付けた液晶パネル取付板104を保持する
保持機構の一例を示すものであり、液晶パネル取付板1
04を保持する保持手段100として、基部101を図
示しない液晶プロジェクターの装置本体側に固定され、
一対の保持部として2つのアーム102,103を有す
るクロスローラベアリング式平行エアハンドを用いた例
である。このクロスローラベアリング式平行エアハンド
を用いた保持手段100の2つのアーム102,103
のうちの少なくとも一方はエア圧により移動可能に設け
られており、かつ、一方のアーム102は先端部にV溝
形状を持つ2つの爪部105,106を有し、液晶パネ
ル取付板131を対峙してもう一方のアーム103は先
端部にV溝形状を持つ1つの爪部107を有している。
そして、その2つのアーム102,103の各爪部10
5,106,107のV溝形状部分を、液晶パネル取付
板104の上下の2辺に設けた突部108,109,1
10に係合し、2つのアーム102,103で液晶パネ
ル取付板104を挟持して定位置に保持すると共に、上
記エア圧を加減して保持力量を調整する構成となってい
る。
【0014】ここで本実施例の保持機構の作用を説明す
ると、図1において液晶パネル取付板104の可動成分
を、X,Y,Zの3方向とα,β,γの回転成分の6成
分に分解して考察した場合、液晶パネル取付板104の
下辺に設けた突部110のV溝と、保持機構100の下
側のアーム103の爪部107のV溝とを係合して噛み
合わせることでX,Y,Z方向の可動成分が固定され、
その係合箇所を中心にしてα,β,γ方向の回転成分の
みに規制することができる。また、液晶パネル取付板1
04の上辺に設けた2つの突部108,109の直線部
と、保持機構100の上側のアーム102の爪部10
5,106のV溝とを係合して噛み合わせることでα,
β,γ方向の回転成分を固定することができる。したが
って、2つのアーム102,103の各爪部105,1
06,107のV溝形状部分を、液晶パネル取付板10
4の上下の2辺に設けた突部108,109,110に
係合し、2つのアーム102,103で液晶パネル取付
板104を挟持することにより上記の6つの可動成分が
固定され定位置に保持することができ、かつ2つのアー
ム102,103のうちの少なくとも一方に作用するエ
ア圧を加減して保持力量を調整することにより、液晶パ
ネル取付板104を変形させずに定位置にガタツキなく
保持することができる。尚、液晶パネル取付板104を
外すときには、2つのアーム102,103のうちの少
なくとも一方に作用するエア圧を減圧し、アームを液晶
パネル取付板104から離間する向きに移動することに
より、液晶パネル取付板104を簡単に外すことができ
る。したがって、本実施例の保持機構では、液晶パネル
取付板104の着脱も容易である。
【0015】次に図2は本発明の第二の実施例を示す保
持機構の要部斜視図であり、この保持機構は図1と同様
に保持手段にクロスローラベアリング式平行エアハンド
を用いた例であるが、図には一対の保持部材である2つ
のアーム202,203と液晶パネル取付板204の構
成のみ示している。尚、図2の保持機構において、アー
ム202,203以外の構成は図1と同じである。本実
施例では、図に対して下側のアーム202は先端部に円
錐形状の突起を持つ2つの爪部205,206を有し、
液晶パネル取付板204を対峙してもう一方のアーム2
03は先端部に円錐形状の突起を持つ1つの爪部207
を有している。そして、液晶パネル取付板204の上辺
の折り曲げ部210には保持機構の上側アーム203の
爪部207に設けた円錐形状の突起と嵌め合う円形の穴
が設けられ、液晶パネル取付板204の下辺の2箇所の
折り曲げ部208,209には、保持機構の下側アーム
202の2つの爪部205,206に設けた円錐形状の
突起と嵌め合う長穴が設けられている。そして、2つの
アーム202,203の各爪部205,206,207
を液晶パネル取付板204の上下2辺の折り曲げ部20
8,209,210に係合し、各爪部205,206,
207の円錐形状の突起と、各折り曲げ部208,20
9,210の穴とを嵌め合わせ、2つのアーム202,
203で液晶パネル取付板204を挟持して定位置に保
持すると共に、上記エア圧を加減して保持力量を調整す
る構成となっている。
【0016】この構成の場合、2つのアーム202,2
03の各爪部205,206,207に設けた円錐形状
の突起と、液晶パネル取付板204の上下2辺の折り曲
げ部208,209,210に設けた長穴及び円形穴と
が嵌め合わされるので、液晶パネル取付板204を変形
させずに定位置にガタツキなく保持することができる。
また、保持機構の下側アーム202の2つの爪部20
5,206に設けた円錐形状の突起が係合される液晶パ
ネル取付板204の下辺側の2つの穴を長穴として若干
の遊びを設けたので、液晶パネル取付板204の部品バ
ラツキを吸収することができる。
【0017】次に図3は本発明の第三の実施例を示す保
持機構の要部斜視図であり、この保持機構は図1と同様
に保持手段にクロスローラベアリング式平行エアハンド
を用いた例であるが、図には一対の保持部材である2つ
のアーム302,303と液晶パネル取付板304の構
成のみ示している。尚、図3の保持機構において、アー
ム302,303以外の構成は図1と同じである。本実
施例では、図に対して下側のアーム302は先端部に球
形状の突起を持つ2つの爪部305,306を有し、液
晶パネル取付板304を対峙してもう一方のアーム30
3は先端部に球形状の突起を持つ1つの爪部307を有
している。そして、液晶パネル取付板304の上辺の折
り曲げ部310には保持機構の上側アーム303の爪部
307に設けた球形状の突起と嵌め合う円形の穴が設け
られ、液晶パネル取付板304の下辺の2箇所の折り曲
げ部308,309には、保持機構の下側アーム202
の2つの爪部305,306に設けた球形状の突起と嵌
め合う長穴が設けられている。そして、2つのアーム3
02,303の各爪部305,306,307を液晶パ
ネル取付板304の上下2辺の折り曲げ部308,30
9,310に係合し、各爪部305,306,307の
球形状の突起と、各折り曲げ部308,309,310
の穴とを嵌め合わせ、2つのアーム302,303で液
晶パネル取付板304を挟持して定位置に保持すると共
に、上記エア圧を加減して保持力量を調整する構成とな
っている。
【0018】この構成の場合、2つのアーム302,3
03の各爪部305,306,307に設けた球形状の
突起と、液晶パネル取付板304の上下2辺の折り曲げ
部308,309,310に設けた長穴及び円形穴とが
嵌め合わされるので、液晶パネル取付板304を変形さ
せずに定位置にガタツキなく保持することができる。ま
た、保持機構の下側アーム302の2つの爪部305,
306に設けた球形状の突起が係合される液晶パネル取
付板304の下辺側の2つの穴を長穴として若干の遊び
を設けたので、液晶パネル取付板304の部品バラツキ
を吸収することができる。
【0019】さて、以上の第一実施例から第三実施例ま
では、保持手段としてクロスローラベアリング式平行エ
アハンドを用い、2つのアームのうちの少なくとも一方
をエア圧で移動可能として、エア圧の加減で保持力量を
調整する構成としたが、保持機構の一対のアームによる
保持力量を調整する手段としては、一対のアームのうち
の少なくとも一方に弾性力を付勢し、その弾性力を加減
して保持力量を調整する構成としてもよい。より具体的
には、図1と同様の構成において、一対のアーム10
2,103間に引っ張りバネを設け、その引っ張りバネ
の力量を加減して保持力量を調整する構成とすることが
できる。また、クロスローラベアリング式平行エアハン
ドと同様の機能を有するガタのないクロスローラステー
ジやボールローラステージ等を利用することもでき、こ
れらに設けられた引っ張りバネの力量を加減して保持力
量を調整する構成とすることもできる。
【0020】尚、以上の実施例では、液晶プロジェクタ
ーにおける液晶パネルを取付けた液晶パネル取付板を保
持する保持機構の例を挙げたが、本発明は板状部材を、
部品寸法バラツキに左右されずにガタツキなく定位置に
保持でき、また変形させることなく保持できることを特
徴とするものであるから、液晶パネル取付板以外に、ガ
ラス基板、ガラスエポキシ基板、プレス部品等の精密位
置決め装置の保持機構としても利用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る板状
部材の保持機構では、一対の保持部を板状部材の上下あ
るいは左右の2辺に係合し、上記一対の保持部で上記板
状部材を挟持して定位置に保持する保持手段と、該保持
手段の一対の保持部による保持力量を調整する手段を備
えた構成としたので(請求項1)、液晶パネル取付板な
どの板状部材を、該板状部材の部品寸法バラツキに左右
されずにガタツキなく定位置に保持することができ、ま
た保持力量を調整することで液晶パネル取付板等の板状
部材を変形させることなく保持することができる。ま
た、上記一対の保持部のうち、少なくとも一方は移動可
能に設けられているので、一対の保持部の少なくとも一
方側を移動して板状部材の着脱を非常に簡便に行うこと
ができる。
【0022】さらに本発明に係る板状部材の保持機構で
は、上記の構成に加えて、上記保持手段の一対の保持部
のうち、一方の保持部には2つの爪部、他方の保持部に
は1つの爪部を有し、その一対の保持部の各爪部を板状
部材の上下あるいは左右の2辺に係合し、上記一対の保
持部で上記板状部材を挟持して定位置に保持する構成と
することにより(請求項2)、液晶パネル取付板等の板
状部材の一辺側を一点で保持し、他辺側を2点で保持す
る構成となるので、板状部材の部品寸法バラツキを吸収
してガタツキなく定位置に保持することができる。ま
た、上記の構成に加えて、上記保持手段の一対の保持部
に設けた各爪部には、溝または凹部あるいは突起を設
け、かつ、上記板状部材の上下あるいは左右の2辺の上
記各爪部と対向する部位には、上記各爪部の溝または凹
部あるいは突起が係合される突部または凹部あるいは穴
部を設け、上記一対の保持部で上記板状部材を挟持した
際に、上記爪部側の溝または凹部あるいは突起と、上記
板状部材側の突部または凹部あるいは穴部とを係合し、
上記板状部材をガタツキなく定位置に保持する構成とす
ることにより(請求項3)、上記一対の保持部に設けた
各爪部と板状部材の係合を確実に行うことができるの
で、板状部材の位置決めも確実に行われ、板状部材を精
度良くガタツキなく定位置に保持することができる。
【0023】また、本発明に係る板状部材の保持機構で
は、上記の構成に加えて、上記保持手段の一対の保持部
による保持力量を調整する手段として、一対の保持部の
うちの少なくとも一方にエア圧を加え、そのエア圧を加
減して保持力量を調整する構成(請求項4)、あるい
は、上記保持手段の一対の保持部による保持力量を調整
する手段として、一対の保持部のうちの少なくとも一方
に弾性力を付勢し、その弾性力を加減して保持力量を調
整する構成(請求項5)とすることにより、簡易な構成
で保持力量の調整を行うことができるので、液晶パネル
取付板等の板状部材を変形させることなく確実に保持す
ることができる。
【0024】さらに本発明に係る板状部材の保持機構の
具体的な構成例として、上記保持手段は、一対の保持部
として2つのアームを有するクロスローラベアリング式
平行エアハンドであり、上記2つのアームのうちの少な
くとも一方はエア圧により移動可能に設けられ、かつ、
一方のアームには2つの爪部、他方のアームには1つの
爪部を有し、その2つのアームの各爪部を板状部材の上
下あるいは左右の2辺に係合し、上記2つのアームで上
記板状部材を挟持して定位置に保持すると共に、上記エ
ア圧を加減して保持力量を調整する構成とすることによ
り(請求項6)、クロスローラベアリング式平行エアハ
ンドを利用して簡便な構成で、液晶パネル取付板などの
板状部材を、該板状部材の部品寸法バラツキに左右され
ずにガタツキなく定位置に保持することができる。また
エア圧の加減で簡易に保持力量を調整することができる
ので、液晶パネル取付板等の板状部材を変形させること
なく確実に保持することができる。
【0025】以上のように、本発明に係る板状部材の保
持機構では、板状部材を、該板状部材の部品寸法バラツ
キに左右されずにガタツキなく定位置に保持することが
でき、また保持力量を調整することで液晶パネル取付板
等の板状部材を変形させることなく保持することができ
るので、本発明の保持機構を3板式液晶プロジェクター
における各液晶パネル取付板の保持機構に用いることに
より、液晶パネル取付板を変形させずに定位置にガタツ
キなく保持することができ、液晶パネル同士の相対位置
をμmオーダーの高精度に調整することが可能となるの
で、3板式液晶プロジェクターの画質の向上及び信頼性
の向上に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す保持機構の斜視図
である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す保持機構の要部斜
視図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示す保持機構の要部斜
視図である。
【図4】従来技術の一例を示す保持機構の正面図であ
る。
【図5】図4に示す保持機構の側面図である。
【符号の説明】
100:保持手段(クロスローラベアリング式平行エア
ハンド) 101:基部 102,103,202,203,302,303:ア
ーム(保持部) 104,204,304:液晶パネル取付板(板状部
材) 105,106,107,205,206,207,3
05,306,307:爪部 108,109,110:突部 208,209,210,308,309,310:折
り曲げ部 111:液晶パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶プロジェクターにおける液晶パネル取
    付板、あるいはガラス基板、ガラスエポキシ基板、プレ
    ス部品などの板状部材を保持する保持機構であって、 上記液晶プロジェクターなどの装置本体側に固定される
    基部と、その基部の2箇所に突設して対向配置され少な
    くとも一方は移動可能に設けられた一対の保持部を有
    し、その一対の保持部を上記板状部材の上下あるいは左
    右の2辺に係合し、上記一対の保持部で上記板状部材を
    挟持して定位置に保持する保持手段と、該保持手段の一
    対の保持部による保持力量を調整する手段を備えたこと
    を特徴とする板状部材の保持機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の板状部材の保持機構におい
    て、 上記保持手段の一対の保持部のうち、一方の保持部には
    2つの爪部、他方の保持部には1つの爪部を有し、その
    一対の保持部の各爪部を板状部材の上下あるいは左右の
    2辺に係合し、上記一対の保持部で上記板状部材を挟持
    して定位置に保持することを特徴とする板状部材の保持
    機構。
  3. 【請求項3】請求項2記載の板状部材の保持機構におい
    て、 上記保持手段の一対の保持部に設けた各爪部には、溝ま
    たは凹部あるいは突起を設け、かつ、上記板状部材の上
    下あるいは左右の2辺の上記各爪部と対向する部位に
    は、上記各爪部の溝または凹部あるいは突起が係合され
    る突部または凹部あるいは穴部を設け、上記一対の保持
    部で上記板状部材を挟持した際に、上記爪部側の溝また
    は凹部あるいは突起と、上記板状部材側の突部または凹
    部あるいは穴部とを係合し、上記板状部材をガタツキな
    く定位置に保持することを特徴とする板状部材の保持機
    構。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の板状部材の保
    持機構において、 上記保持手段の一対の保持部による保持力量を調整する
    手段として、一対の保持部のうちの少なくとも一方にエ
    ア圧を加え、そのエア圧を加減して保持力量を調整する
    ことを特徴とする板状部材の保持機構。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3記載の板状部材の保
    持機構において、 上記保持手段の一対の保持部による保持力量を調整する
    手段として、一対の保持部のうちの少なくとも一方に弾
    性力を付勢し、その弾性力を加減して保持力量を調整す
    ることを特徴とする板状部材の保持機構。
  6. 【請求項6】請求項1記載の板状部材の保持機構におい
    て、 上記保持手段は、一対の保持部として2つのアームを有
    するクロスローラベアリング式平行エアハンドであり、
    上記2つのアームのうちの少なくとも一方はエア圧によ
    り移動可能に設けられ、かつ、一方のアームには2つの
    爪部、他方のアームには1つの爪部を有し、その2つの
    アームの各爪部を板状部材の上下あるいは左右の2辺に
    係合し、上記2つのアームで上記板状部材を挟持して定
    位置に保持すると共に、上記エア圧を加減して保持力量
    を調整することを特徴とする板状部材の保持機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032339A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Seiko Epson Corp 光学装置、プロジェクター、および光学装置の製造方法

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