JP2001187082A - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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JP2001187082A
JP2001187082A JP2000000394A JP2000000394A JP2001187082A JP 2001187082 A JP2001187082 A JP 2001187082A JP 2000000394 A JP2000000394 A JP 2000000394A JP 2000000394 A JP2000000394 A JP 2000000394A JP 2001187082 A JP2001187082 A JP 2001187082A
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JP
Japan
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patient
laser
sensor
change
optical system
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JP2000000394A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakamura
弘一 中村
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Nidek Co Ltd
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Nidek Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の緊張状態を術者が知ることができるレ
ーザ治療装置を提供する。 【解決手段】 患者眼にレーザ光を照射することにより
治療を行うレーザ治療装置において、患者の状態の変化
を検知するセンサと、センサによる検知結果に基づいて
患者の状態が変化したことを報知する報知手段とを備え
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の患部にレー
ザ光を照射することにより治療を行うレーザ治療装置に
関する。
【0002】
【従来技術】従来より、患者眼の患部にレーザ光を照射
して治療を行うためのレーザ治療装置が知られている。
このようなレーザ治療装置は予め患者の顔を固定してお
き、その後固視灯を凝視させたり、術者による言葉での
指導等を行うことで、レーザ照射中の患者眼の挙動を抑
えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザ治療
が患者にとって初めてである場合等では、治療中は特に
緊張することが多いが、術者は観察光学系により患者眼
を観察しながらのレーザ治療に集中しており、治療中は
患者の緊張が続いているかを把握しにくいものである。
治療中にこのような緊張が続くと、例えば、患者は眼を
凝視させ続けることができなくなり、不用意に眼を動か
してしまう可能性もある。その結果、適切な治療が行え
ず、かえって治療時間が延びたり、術者及び患者の両者
にとって負担となる。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
患者の緊張状態を術者が知ることができるレーザ治療装
置を提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0006】(1) 患者眼にレーザ光を照射すること
により治療を行うレーザ治療装置において、患者の状態
の変化を検知するセンサと、該センサによる検知結果に
基づいて患者の状態が変化したことを報知する報知手段
と、を備えることを特徴とする。
【0007】(2) (1)のレーザ治療装置におい
て、前記センサは脈拍により患者の状態の変化を検知す
ることを特徴とする。
【0008】(3) (2)のレーザ治療装置におい
て、前記報知手段は表示状態の変化により報知を行う表
示手段と、前記センサによって検知される脈拍の変化量
に応じて前記表示手段の表示状態を変化させる表示制御
手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】(4) (3)のレーザ治療装置は、患者
眼を観察するための観察光学系を備え、前記表示手段は
前記観察光学系を通した観察視野内にて表示を行うこと
を特徴とする。
【0010】(5) (1)〜(4)の何れかのレーザ
治療装置において、さらに前記センサからの出力信号に
より患者の状態の変化を検知可能であるか否かを報知す
る第2の報知手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はレーザ光凝固装置の外観図を示し
た図である。
【0012】1はレーザ装置本体である。2はレーザの
照射出力条件やエイミング光の出力等を設定入力するた
めのコントロール部、3は後述する照射光学系30、照
明光学系40、観察光学系50を備えるスリットランプ
デリバリであり、スリットランプデリバリ3は架台9の
上面を前後左右に移動可能に搭載されている。4はレー
ザ装置本体1からの治療レーザ光やエイミング光をスリ
ットランプデリバリ3まで導光するためのファイバーケ
ーブルである。5はレーザ照射のトリガ信号を発信する
ためのフットスイッチである。6は顎載せ台と額当てを
備える顔固定部材であり、架台9に固設されている。ま
た、顔固定部材6の上部には患者眼を凝視させておくた
めの固視灯7が設置される。
【0013】8は患者が握るグリップであり、顔固定部
材6を挟んで架台9上に左右2個固設されている。治療
時には患者がこのグリップ8を握り続けることにより、
姿勢を安定させることができる。グリップ8の左右の片
側(又は両方であってもよい)の表面には患者の脈拍を
捉えるためのセンサ8aが取り付けられており、患者が
グリップ8を握っている間(手が当接している間)、患
者の脈拍を検知することが可能である。3aはスリット
ランプデリバリ3を移動させるためのジョイスティッ
ク、3bはレーザ光の照射位置を微調整するためのマニ
ピュレータである。
【0014】図2はレーザ光凝固装置の光学系を示した
図である。10は治療レーザ光源である。本形態では、
1064nmの基本波を発振するNd:YAG レーザから、
その2倍波(532nm 連続発振)である緑色光を得
るものを使用している。11は治療レーザ光源10から
のレーザ光の大部分を透過し一部を反射するビームスプ
リッタで、ビームスプリッタ11を反射した治療レーザ
光は拡散板12を介して出力センサ13に入射する。出
力センサ13は治療レーザ光源10から出射したレーザ
光の出力を検出する。
【0015】14は第1安全シャッタであり、フットス
イッチ5が踏まれ、治療レーザ光の照射を行う指令がな
されたときは、光路から離脱してレーザ光の通過を可能
にし、また、異常時発生等の場合に光路に挿入されてレ
ーザ光を遮断する。この第1安全シャッター14の開閉
はシャッタセンサ14aによって検知される。
【0016】15はエイミング用の半導体レーザであ
り、半導体レーザ15は630nmの赤色光を発するも
のを使用している。半導体レーザ15から出射したレー
ザ光はコリメータレンズ16を介した後、ダイクロイッ
クミラー17により治療レーザ光と同軸にされる。
【0017】18は第2安全シャッタであり、第2安全
シャッター18の開閉はシャッタセンサ18aによって
検知される。19は集光レンズであり、各レーザ光を光
ファイバ4の入射端面4aに集光して入射させる。光フ
ァイバ4により導光された各レーザ光は、スリットラン
プデリバリ3の照射光学系30まで導光される。
【0018】照射光学系30はコリメータレンズ31、
変倍レンズ群32、対物レンズ33、駆動ミラー34を
備える。
【0019】40は照明光学系であり、照明光源41よ
り出射した可視光束はコンデンサレンズ42を透過した
後、可変円形アパーチャ43により高さを、可変スリッ
ト板44により幅を決定され、スリット状の光束に形成
される。その後、可変スリット板44を通過したスリッ
ト照明光はフィルタ45、投影レンズ46を介した後、
分割ミラー48a、48bで反射され、コンタクトレン
ズ49を介して患者眼Eを照明する。47は補正レンズ
である。
【0020】50は観察光学系である。観察光学系50
は、左右の観察光路で共用される対物レンズ51と、左
右の各光路に配置された変倍レンズ52、結像レンズ5
3、正立プリズム54、視野絞り55、接眼レンズ5
6、術者保護フィルタ57を備える。
【0021】また、片眼側の観察光路内における術者保
護フィルタ57と結像レンズ53との間には、斜設され
た反射ミラー58を備える。反射ミラー58は観察光路
を多く遮断しない大きさとしている。反射ミラー58の
上方には、コリメータレンズ59、センサ8aの検知結
果を点灯表示で報知するための2個のLED60a,6
0bかなる表示光学系が設けられている。LED60a
は緑色に点灯し、LED60bは赤色に点灯する。LE
D60a,60bは視野絞り55と略共役な位置に配置
され、各LEDの点灯時には図5に示すように、観察視
野中心から離れて観察できる位置に点灯像60a′、6
0b′が現れる。
【0022】以上のような構成を備える装置において、
その動作を図3の治療中の状態図、及び図4の制御系を
示すブロック図を用いて説明する。
【0023】術者Xは患者Yに対し左右のグリップ8を
握り、顔固定部材6に顔を固定させるよう指示する。患
者Yはグリップ8を握り姿勢を安定させながら、顔固定
部材6の額当て、顎載せ台にそれぞれ額、顎を当接させ
る。グリップ8を握るとセンサ8aにより患者Yの脈拍
が検知される。術者はコントロール部2の記憶スイッチ
2aを使用し、このときのセンサ8aより得られる単位
時間あたりの脈拍数(以後、単に脈拍数とする)を基準
脈拍数としてメモリ101に記憶させておく。センサ8
aの検知によって得られる脈拍数は表示器2bに表示さ
れる。
【0024】術者Xは患者Yに固視灯7を凝視するよう
指示しておき、照明光学系40からの照明光によって照
らされた眼底を、観察光学系50を通して観察する。ま
た、コントロール部2のスイッチによりエイミング光を
点灯させる。エイミング光が照射されるよう設定される
と、制御部100は第2安全シャッタ18を光路上から
離脱させる。術者は眼底に照射されるエイミング光を観
察しながら、ジョイスティック3aを操作して患部への
位置合わせを行う。
【0025】また、術者はコントロール部2の各種スイ
ッチにより治療レーザ光の照射出力や照射時間等の照射
条件を設定する。治療用レーザ照射の準備が整ったら、
治療レーザ光が照射可能なREADY状態にした後、マ
ニピュレータ3bを操作して患部へのエイミングの微調
整を行う。エイミングが完了したらフットスイッチ5を
踏み込みレーザ照射を行なう。制御部100はフットス
イッチ5からのレーザ照射の信号を受けると、第1安全
シャッタ14を光路上から離脱させ、レーザ光源10か
ら治療レーザ光を出射させる。治療レーザ光は装置本体
1の光学系、光ファイバ4及び照射光学系30に導光さ
れて患者眼の患部に照射される。
【0026】このようなレーザ照射を連続して数発、数
十発と行なう場合、患者Yがレーザ照射による不安、痛
み等により緊張が高まってくる場合がある。一般的に緊
張が高まると脈拍が速くなるため、この脈拍の変化を検
知することで患者の緊張状態をある程度把握することが
可能となる。グリップ8に取り付けられているセンサ8
aは逐次患者Yの脈拍数を検知しており、制御部100
はセンサ8aからの出力信号があるときは患者の脈拍が
検知可能であるとして緑色のLED60aを点灯させる
と共に、メモリ101に記憶された基準脈拍数と検知さ
れた脈拍数とを比較し、基準脈拍数より所定倍以上(例
えば基準脈拍数に対して1.5倍)の脈拍数の変化が検
知されると、赤色のLED60bを点灯させる。
【0027】図5は観察光学系50により観察される観
察像の様子を示す例であり、LED60a及び60bの
点灯により、観察視野内にその点灯像60a′及び60
b′が表示される。観察視野内に点灯像60b′が現れ
ることにより、術者Xはレーザ照射中であっても患者の
緊張度合いが高くなっていることを認識することができ
る。これにより、例えば、一旦治療を中止して患者の緊
張を和らげたり、言葉をかける等の個々に応じた対応を
適時に行うことが可能となる。そして、患者Yの緊張が
解け脈拍数が基準脈拍数の所定倍より下回ると、制御部
100はLED60bを消灯させる。LED60bの消
灯により観察視野内の点灯像60b′が消えるため、術
者Xは患者Yの緊張が低下したことを確認することがで
きる。その結果、高い緊張状態が続くことによる患者Y
の心理的負担、不用意な患者眼の挙動を抑えながらレー
ザ照射を引き続き行うことが可能となる。
【0028】また、点灯像60a′が現われていないと
きは、センサ8aが患者の手に当接していない等で脈拍
数を検知できない状態であるので、患者にはグリップ8
を握り直させ、センサ8aによる脈拍数の検知を確実に
する。
【0029】以上の実施の形態では、緊張状態の変化を
報知する手段として観察視野内の点灯像60a′、点灯
像60b′のオン/オフにて行うものとしたが、これに
限ることなく、例えば術者、患者が驚かない程度の音
や、装置外部に点灯表示するようにしてもよい。また、
緊張状態の変化の度合いをレベルメータ等の表示で報知
すると、術者は緊張状態の変化をより詳細に知ることが
できる。
【0030】また、センサ8aを設ける位置は、グリッ
プ8に限ることなく、患者の顔を当接する顔固定部材6
の顎載せ台や額当てに設けても良い。この場合には、顔
固定部材6に対する患者顔の当接状態の適否を同時に知
ることができる。あるいは、センサ8aを手首やこめか
み等に直接付ける機構を用いてもよい。
【0031】さらに、患者の状態変化を脈拍にて行うの
ではなく、血圧や体温の変化等にて検知することも考え
られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、患者の
緊張状態の変化をある程度認識することができる。これ
により、術者は適時に適切な対応をとることができ、患
者、術者の負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置本体の外観を示す図である。
【図2】装置内部の光学系を示す図である。
【図3】本発明を用いた装置を使用して治療を行ってい
る時の状態を示す図である。
【図4】制御系を示すブロック図である。
【図5】観察光学系により観察される観察像の様子を示
す図である。
【符号の説明】
1 レーザ装置本体 2 コントロール部 3 スリットランプデリバリ 5 フットスイッチ 6 顔固定部材 7 固視灯 8 グリップ 8a センサ 30 照射光学系 40 照明光学系 50 観察光学系 60a 緑色LED 60b 赤色LED 100 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者眼にレーザ光を照射することにより
    治療を行うレーザ治療装置において、患者の状態の変化
    を検知するセンサと、該センサによる検知結果に基づい
    て患者の状態が変化したことを報知する報知手段と、を
    備えることを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のレーザ治療装置において、前
    記センサは脈拍により患者の状態の変化を検知すること
    を特徴とするレーザ治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のレーザ治療装置において、前
    記報知手段は表示状態の変化により報知を行う表示手段
    と、前記センサによって検知される脈拍の変化量に応じ
    て前記表示手段の表示状態を変化させる表示制御手段
    と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のレーザ治療装置は、患者眼を
    観察するための観察光学系を備え、前記表示手段は前記
    観察光学系を通した観察視野内にて表示を行うことを特
    徴とするレーザ治療装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかのレーザ治療装置
    において、さらに前記センサからの出力信号により患者
    の状態の変化を検知可能であるか否かを報知する第2の
    報知手段を設けたことを特徴とするレーザ治療装置。
JP2000000394A 2000-01-05 2000-01-05 レーザ治療装置 Pending JP2001187082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020209401A1 (ko) * 2019-04-10 2020-10-15 주식회사 루티헬스 안구촬영장치

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