JP2001186083A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JP2001186083A
JP2001186083A JP36836399A JP36836399A JP2001186083A JP 2001186083 A JP2001186083 A JP 2001186083A JP 36836399 A JP36836399 A JP 36836399A JP 36836399 A JP36836399 A JP 36836399A JP 2001186083 A JP2001186083 A JP 2001186083A
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band
gain
data
signal
offset
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JP36836399A
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Takashi Azuma
隆司 東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RF帯増幅器の利得を段階的に変化させて
も、送受両系の増幅器の非線形性を補償することが可能
な移動無線端末装置を提供する。 【解決手段】 受信信号電力検出回路91は、A/D変
換回路82にて得られたディジタル信号より、受信信号
の電力レベルを検出する。受信利得制御回路92は、上
記電力レベルに基づいて、RF帯受信増幅器3の利得を
段階的に制御し、IF帯受信増幅器7については、CP
U10から通知される温度とチャネル周波数とRF帯受
信増幅器3の利得に応じて、受信系の非線形性を補償す
るように利得制御する。送信利得制御回路93は、上記
電力レベルに基づいて、RF帯送信増幅器14の利得を
段階的に制御し、IF帯送信増幅器11については、C
PU10から通知される温度とチャネル周波数とRF帯
送信増幅器14の利得に応じて、送信系の非線形性を補
償するように利得制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車電
話装置、携帯電話装置などの無線通信装置であって、I
F帯の信号とRF帯の信号を増幅する増幅器をそれぞれ
備える移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば自動車電話装置、
携帯電話装置などの移動無線端末装置は、従来より、受
信系、送信系ともに、IF帯の信号を増幅するIF帯増
幅器とRF帯の信号を増幅するRF帯増幅器をそれぞれ
備える構成となっている。
【0003】特に、CDMA(Code Division Multiple
Access)方式の移動無線端末装置にあっては、基地局
からの信号の受信電界強度に応じて、上記IF帯増幅器
およびRF帯増幅器の利得をそれぞれ制御しており、こ
の制御により各増幅器が上記受信電界強度に対して図3
に示すような利得を生ずるようにしている。なお、この
図では、RF帯増幅器の利得を2段階で制御する場合を
例として示している。
【0004】以下、従来の移動無線端末装置における利
得制御回路について説明する。図8は、その構成を示す
ものである。なお、以下の説明では、2段階で利得を制
御する場合を例に説明する。
【0005】基地局からの信号の受信電界強度は、図示
しない受信信号電力検出回路にて検出されて、この検出
された受信電界強度データは、入力端子100より入力
され、データ加算器101と閾値比較器102に入力さ
れる。
【0006】閾値比較器102は、予め設定されている
閾値データthと、入力端子100より入力された受信
電界強度データとを比較し、受信電界強度が閾値th以
上の場合にはH信号を、一方、受信電界強度が閾値th
未満の場合にはL信号を出力する。この比較結果は、R
F利得制御信号生成部103と、利得オフセット選択部
107に出力される。
【0007】RF利得制御信号生成部103は、閾値比
較器102の比較結果として、L信号が入力される場合
には、RF帯増幅器を図3(a)に示すような利得GH
に設定する利得制御信号を出力端子104よりRF帯増
幅器に出力し、一方、H信号が入力される場合には、R
F帯増幅器を図3(a)に示すような利得GLに設定す
る利得制御信号を出力端子104よりRF帯増幅器に出
力する。
【0008】利得オフセットデータ記憶部105,10
6は、互いに異なる利得のオフセットデータを記憶する
もので、利得オフセットデータ記憶部105は、オフセ
ット量として0[dBm]を示すデータを記憶し、利得
オフセットデータ記憶部106は、オフセット量として
−th[dBm](閾値)を示すデータを記憶する。
【0009】利得オフセット選択部107は、閾値比較
器102の比較結果として、L信号が入力される場合に
は、利得オフセットデータ記憶部105に記憶されるオ
フセットデータ(0[dBm])をデータ加算器101
に出力し、一方、H信号が入力される場合には、利得オ
フセットデータ記憶部106に記憶されるオフセットデ
ータ(−th[dBm])をデータ加算器101に出力
する。
【0010】データ加算器101は、入力端子100よ
り入力された受信電界強度データに、利得オフセット選
択部107より入力されるオフセットデータを加算し、
この加算結果を非線形補償部113に出力する。
【0011】基準データ記憶部108は、IF帯増幅器
の非線形補償を行うための基準となる基準データを記憶
しており、このデータをデータ加算器110に出力す
る。周波数補償データ記憶部109は、図9(a)に示
すような、当該移動無線端末装置が通信に用いるRF周
波数チャネルに応じて、IF帯増幅器の非線形補償を行
うための周波数補償データを記憶しており、図示しない
CPUから通知されるRF周波数チャネルに応じたデー
タをデータ加算器110に出力する。
【0012】データ加算器110は、基準データ記憶部
108より入力される基準データと、周波数補償データ
記憶部109より入力される周波数補償データを加算
し、データ加算器112に出力する。
【0013】温度補償データ記憶部111は、図9
(b)に示すような、検出温度に応じてIF帯増幅器の
非線形補償を行うための温度補償データを記憶してお
り、CPUから通知される温度データに応じたデータを
データ加算器112に出力する。尚、上記CPUは、当
該移動無線端末装置内の温度を検出する機能を有してい
る。
【0014】データ加算器112は、データ加算器11
0より入力される加算結果と、温度補償データ記憶部1
11より入力される温度補償データを加算し、非線形補
償部113に出力する。
【0015】非線形補償部113は、データ加算器11
2の加算結果に基づいて、データ加算器101から入力
されるデータに対して、周波数補償と温度補償を行い、
この補償されたデータを出力端子114を通じてIF帯
増幅器に利得制御信号として出力する。
【0016】以上のような構成により、従来の移動無線
端末装置では、IF帯増幅器の利得を受信電界強度に比
例させるために、当該移動無線端末装置が通信に用いる
RF周波数チャネルの変更や温度変動に伴う非線形性を
補償して、受信電界強度に応じた増幅を行うようにして
いる。
【0017】しかしながら、上述したような通信に用い
るRF周波数チャネルの変更や温度変動に伴う非線形性
を補償しても、RF帯増幅器の利得が図3(a)に示す
ように段階的に変化した場合、RF帯増幅器の入出力イ
ンピーダンスの変化や回路のマッチング変化などによ
り、図10に示すように、RF帯増幅器の利得状態Ga
(実線)、Gb(鎖線)に応じて、RF周波数や温度に
応じたRF帯増幅器、IF帯増幅器の増幅ずれ分が異な
るため、1つの周波数補償テーブルによる補正と1つの
温度補償テーブルによる補正だけでは、送信系および受
信系の各系における増幅器の非線形性を補償することが
できないという問題があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動無線端末装
置では、通信に用いるRF周波数チャネルの変更や温度
変動に伴う非線形性を補償しても、RF帯増幅器の利得
が段階的に変化した場合、RF帯増幅器の入出力インピ
ーダンスの変化や回路のマッチング変化などにより、R
F帯増幅器の利得状態に応じて、RF周波数特性や温度
特性が大きく異なり、送信系および受信系の各系におけ
る増幅器の非線形性を補償することができないという問
題があった。
【0019】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、RF帯増幅器の利得を段階的に変化させて
も、送信系および受信系のRF周波数特性や温度特性の
変動を抑制して、送信系および受信系の各系における増
幅器の非線形性を補償することが可能な移動無線端末装
置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、ネットワークに接続可能な基地局に
無線接続する移動無線端末装置において、RF帯の受信
信号を増幅するRF帯増幅手段と、このRF帯増幅手段
にて増幅された信号をIF帯の信号に周波数変換する周
波数変換手段と、この周波数変換手段にて得たIF帯の
信号を増幅するIF帯増幅手段と、このIF帯増幅手段
にて増幅された信号の信号強度を検出する信号強度検出
手段と、この信号強度検出手段の検出結果に応じて、R
F帯増幅手段の利得を段階的に制御するRF帯利得制御
手段と、信号強度検出手段の検出結果と、RF帯増幅手
段の利得の設定状態とに応じて、RF帯増幅手段および
IF帯増幅手段による受信信号増幅の非線形性を補償す
るようにIF帯増幅手段の利得を制御するIF帯利得制
御手段とを具備して構成するようにした。
【0021】上記構成の移動無線端末装置では、RF帯
増幅手段に設定される利得の状態に応じて、RF帯増幅
手段およびIF帯増幅手段による受信信号増幅の非線形
性を補償するように、IF帯増幅手段の利得を制御する
ようにしている。
【0022】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、RF帯増幅手段の利得を段階的に変化させて
も、その利得に応じて線形性を保つようにIF帯増幅手
段にて利得制御が行われるので、受信系における増幅手
段の非線形性を補償することができる。
【0023】また、上記の目的を達成するために、この
発明は、ネットワークに接続可能な基地局より受信した
信号の強度に応じて、基地局宛ての送信信号の出力レベ
ルを制御する移動無線端末装置において、基地局より受
信した信号の信号強度を検出する信号強度検出手段と、
IF帯の送信信号を増幅するIF帯増幅手段と、このI
F帯増幅手段にて増幅されたIF帯の送信信号を、RF
帯の送信信号に周波数変換する周波数変換手段と、RF
帯の送信信号を増幅するRF帯増幅手段と、信号強度検
出手段の検出結果に応じて、RF帯増幅手段の利得を段
階的に制御するRF帯利得制御手段と、信号強度検出手
段の検出結果と、RF帯増幅手段の利得の設定状態とに
応じて、IF帯増幅手段およびRF帯増幅手段による送
信信号増幅の非線形性を補償するように、IF帯増幅手
段の利得を制御するIF帯利得制御手段とを具備して構
成するようにした。
【0024】上記構成の移動無線端末装置では、RF帯
増幅手段に設定される利得の状態に応じて、RF帯増幅
手段およびIF帯増幅手段による送信信号増幅の非線形
性を補償するように、IF帯増幅手段の利得を制御する
ようにしている。
【0025】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、RF帯増幅手段の利得を段階的に変化させて
も、その利得に応じて線形性を保つようにIF帯増幅手
段にて利得制御が行われるので、送信系における増幅手
段の非線形性を補償することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すも
のである。
【0027】図示しない基地局からの無線信号(フォワ
ードリンク信号)は、アンテナ1で受信され、デュプレ
クサ2を介してフィルタリングされ、受信信号帯域内の
成分だけがRF帯受信増幅器3に入力される。
【0028】RF帯受信増幅器3は、後述の利得制御部
9からの制御信号に応じて、デュプレクサ2からの信号
を増幅/減衰し、RF帯域制限フィルタ4に出力する。
RF帯域制限フィルタ4は、RF帯受信増幅器3にて増
幅/減衰されたRF信号をフィルタリングして不要成分
を除去し、周波数変換器5に出力する。
【0029】周波数変換器5は、RF帯域制限フィルタ
4にてフィルタリングされたRF信号をRF帯の信号か
らIF帯の信号に周波数変換し、IF帯域制限フィルタ
6に出力する。IF帯域制限フィルタ6は、周波数変換
器5の周波数変換によって得られたIF信号をフィルタ
リングして不要成分を除去しIF帯受信増幅器7に出力
する。
【0030】IF帯受信増幅器7は、後述の利得制御部
9からの制御信号に応じて、IF帯域制限フィルタ6に
てフィルタリングされたIF信号を増幅/減衰し、変復
調部8に出力する。
【0031】変復調部8は、直交復調回路81と、A/
D変換回路(A/D)82と、情報信号復調回路83
と、情報信号変調回路84と、D/A変換回路85と、
直交変調回路86とを備える。
【0032】直交復調回路81は、IF帯受信増幅器7
にて増幅/減衰されたIF信号を直交復調し、A/D変
換回路82に出力する。A/D変換回路82は、直交復
調回路81にて直交復調された信号をA/D変換し、情
報信号復調回路83に出力する。
【0033】A/D変換回路82にて得られたディジタ
ル信号は、情報信号復調回路83と利得制御部9に出力
される。情報信号復調回路83は、A/D変換回路82
からのディジタル信号から情報信号を復調する。
【0034】情報信号変調回路84は、搬送波を情報信
号で変調し、この変調結果をD/A変換回路85に出力
する。D/A変換回路85は、上記変調結果をD/A変
換し、直交変調回路86に出力する。
【0035】直交変調回路86は、D/A変換回路85
から入力されるアナログ信号を直交変調して、IF帯の
信号を生成し、このIF帯の信号をIF帯送信増幅器1
1に出力する。
【0036】CPU10は、例えばマイクロプロセッサ
などからなる制御回路で、当該移動無線端末装置の各部
を統括して制御する。また、CPU10は、当該移動無
線端末装置の温度を検出する機能を有し、この検出温度
と通信に使用するチャネルの周波数とを、後述の受信利
得制御回路92と送信利得制御回路93に通知する。
【0037】IF帯送信増幅器11は、後述の利得制御
部9からの制御信号に応じて、直交変調回路86にて生
成されたIF帯の信号を増幅/減衰し、周波数変換器1
2に出力する。
【0038】周波数変換器12は、IF帯送信増幅器1
1にて増幅/減衰されたIF帯の信号をRF帯の信号に
周波数変換し、RF帯域制限フィルタ13に出力する。
RF帯域制限フィルタ13は、周波数変換器12の周波
数変換によって得られたRF信号をフィルタリングして
不要成分を除去し、RF帯送信増幅器14に出力する。
【0039】RF帯送信増幅器14は、後述の利得制御
部9からの制御信号に応じて、RF帯域制限フィルタ1
3にてフィルタリングされたRF信号を増幅/減衰し、
電力増幅器15に出力する。
【0040】電力増幅器15は、RF帯送信増幅器14
にて増幅/減衰されたRF信号を電力増幅し、デュプレ
クサ2に出力する。デュプレクサ2を介した上記RF信
号は、ここでフィルタリングされて、送信信号帯域内の
成分だけがアンテナ1に入力され、ここからリバースリ
ンク信号として空間に放射される。
【0041】次に、利得制御部9について説明する。利
得制御部9は、受信信号電力検出回路91と、受信利得
制御回路92と、送信利得制御回路93とを備える。
【0042】受信信号電力検出回路91は、A/D変換
回路82にて得られたディジタル信号より、受信信号の
電力レベルを検出し、この検出結果を受信利得制御回路
92と、送信利得制御回路93に出力する。
【0043】受信利得制御回路92は、受信信号電力検
出回路91にて検出した電力レベルに基づいて、RF帯
受信増幅器3とIF帯受信増幅器7の利得をそれぞれ制
御する利得制御信号を生成する。
【0044】同様に、送信利得制御回路93は、受信信
号電力検出回路91にて検出した電力レベルに基づい
て、IF帯送信増幅器11とRF帯送信増幅器14の利
得をそれぞれ制御する利得制御信号を生成する。
【0045】以下、図2を参照して、受信利得制御回路
92と送信利得制御回路93の具体的な構成例について
説明する。なお、以下の説明では、RF帯受信増幅器3
とRF帯送信増幅器14とを、それぞれ2段階で利得制
御する場合を例に説明する。
【0046】また、受信利得制御回路92と送信利得制
御回路93とは、同様の構成よりなることより、以下の
説明では、受信利得制御回路92についてのみ説明し、
送信利得制御回路93については説明を省略する。
【0047】基地局から受信した信号の受信電界強度
は、前述の受信信号電力検出回路91にて検出されて、
この検出された受信電界強度データは、入力端子900
より入力され、データ加算器901と閾値比較器902
に入力される。
【0048】閾値比較器902は、予め設定されている
閾値データthと、入力端子900より入力された受信
電界強度データとを比較し、受信電界強度が閾値th以
上の場合にはH信号を、一方、受信電界強度が閾値th
未満の場合にはL信号を出力する。この比較結果は、R
F利得制御信号生成部903と、利得オフセット選択部
907と、周波数補償データ選択部909cと、温度補
償データ選択部911cとに出力される。
【0049】RF利得制御信号生成部903は、閾値比
較器902の比較結果として、L信号が入力される場合
には、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すような利
得G Hに設定する利得制御信号を出力端子904よりR
F帯受信増幅器3に出力し、一方、H信号が入力される
場合には、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すよう
な利得GLに設定する利得制御信号を出力端子904よ
りRF帯受信増幅器3に出力する。
【0050】利得オフセットデータ記憶部905,90
6は、互いに異なる利得のオフセットデータを記憶する
もので、利得オフセットデータ記憶部905は、オフセ
ット量として0[dBm]を示すデータを記憶し、利得
オフセットデータ記憶部906は、オフセット量として
−th[dBm](閾値)を示すデータを記憶する。
【0051】利得オフセット選択部907は、閾値比較
器902の比較結果として、L信号が入力される場合に
は、利得オフセットデータ記憶部905に記憶されるオ
フセットデータ(0[dBm])をデータ加算器901
に出力し、一方、H信号が入力される場合には、利得オ
フセットデータ記憶部906に記憶されるオフセットデ
ータ(−th[dBm])をデータ加算器901に出力
する。
【0052】データ加算器901は、入力端子900よ
り入力された受信電界強度データに、利得オフセット選
択部907より入力されるオフセットデータを加算し、
この加算結果を非線形補償部913に出力する。
【0053】基準データ記憶部908は、IF帯受信増
幅器7の非線形補償を行うための基準となる基準データ
を記憶しており、このデータをデータ加算器910に出
力する。
【0054】周波数補償データ記憶部909aは、RF
帯受信増幅器3の利得がGHに設定される場合(閾値比
較器902がL信号を出力する場合)おいて、当該移動
無線端末装置が通信に用いるRF周波数チャネルに応じ
て、図4(a)に示すようなIF帯受信増幅器7の非線
形補償を行うための周波数補償データを記憶している。
【0055】同様に、周波数補償データ記憶部909b
は、RF帯受信増幅器3の利得がG Lに設定される場合
(閾値比較器902がH信号を出力する場合)おいて、
当該移動無線端末装置が通信に用いるRF周波数チャネ
ルに応じて、図4(b)に示すようなIF帯受信増幅器
7の非線形補償を行うための周波数補償データを記憶し
ている。
【0056】周波数補償データ選択部909cは、CP
U10から通知されるRF周波数チャネル、および閾値
比較器902が出力するH信号/L信号に応じて、周波
数補償データ記憶部909aまたは周波数補償データ記
憶部909bからデータを選択してデータ加算器910
に出力する。
【0057】データ加算器910は、基準データ記憶部
908より入力される基準データと、周波数補償データ
選択部909cより入力される周波数補償データを加算
し、データ加算器912に出力する。
【0058】温度補償データ記憶部911aは、RF帯
受信増幅器3の利得がGHに設定される場合(閾値比較
器902がL信号を出力する場合)おいて、検出温度に
応じて、図5(a)に示すようなIF帯受信増幅器7の
非線形補償を行うための温度補償データを記憶してい
る。
【0059】同様に、温度補償データ記憶部911b
は、RF帯受信増幅器3の利得がGLに設定される場合
(閾値比較器902がH信号を出力する場合)おいて、
検出温度に応じて、図5(b)に示すようなIF帯受信
増幅器7の非線形補償を行うための温度補償データを記
憶している。
【0060】温度補償データ選択部911cは、CPU
10から通知される温度データ、および閾値比較器90
2が出力するH信号/L信号に応じて、温度補償データ
記憶部911aまたは温度補償データ記憶部911bか
らデータを選択してデータ加算器912に出力する。
尚、上記CPU10は、当該移動無線端末装置内の温度
を検出する機能を有している。
【0061】データ加算器912は、データ加算器91
0より入力される加算結果と、温度補償データ選択部9
11cより入力される温度補償データを加算し、非線形
補償部913に出力する。
【0062】非線形補償部913は、データ加算器91
2の加算結果に基づいて、データ加算器901から入力
されるデータに対して、周波数補償と温度補償を行い、
この補償されたデータを出力端子914を通じてIF帯
受信増幅器7に利得制御信号として出力する。
【0063】次に、上記構成の移動無線端末装置におけ
る利得制御動作について説明する。まず、受信電界強度
が閾値th未満の場合の利得制御動作について説明す
る。受信信号電力検出回路91にて検出された受信電界
強度データが、閾値th未満であることを閾値比較器9
02が判定すると、閾値比較器902は、RF利得制御
信号生成部903と、利得オフセット選択部907と、
周波数補償データ選択部909cと、温度補償データ選
択部911cとに、L信号を出力する。
【0064】これに対して、RF利得制御信号生成部9
03は、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すような
利得GHに設定する利得制御信号を出力端子904より
RF帯受信増幅器3に出力する。
【0065】利得オフセット選択部907は、利得オフ
セットデータ記憶部905に記憶されるオフセットデー
タ(0[dBm])をデータ加算器901に出力する。
このため、データ加算器901は、受信信号電力検出回
路91にて検出された受信電界強度データをそのまま非
線形補償部913に出力する。
【0066】一方、周波数補償データ選択部909c
は、閾値比較器902からL信号が入力されることよ
り、周波数補償データ記憶部909aに記憶されるデー
タのうち、CPU10から通知される、通信に用いてい
るRF周波数チャネルに対応するデータを選択してデー
タ加算器910に出力する。
【0067】データ加算器910は、基準データ記憶部
908に記憶される基準データと、周波数補償データ選
択部909cより選択出力されるデータを加算し、デー
タ加算器912に出力する。
【0068】また、温度補償データ選択部911cは、
閾値比較器902からL信号が入力されることより、温
度補償データ記憶部911aに記憶されるデータのう
ち、CPU10から通知される温度データに対応するデ
ータを選択してデータ加算器912に出力する。
【0069】データ加算器912は、データ加算器91
0の加算結果と、温度補償データ選択部911cより選
択出力されるデータを加算し、この加算結果を非線形補
償部913に出力する。
【0070】非線形補償部913は、データ加算器91
2の加算結果に基づいて、データ加算器901から入力
されるデータに対して、周波数補償と温度補償を行い、
この補償されたデータを出力端子914を通じてIF帯
受信増幅器7に利得制御信号として出力する。
【0071】次に、受信電界強度が閾値th以上の場合
の利得制御動作について説明する。受信信号電力検出回
路91にて検出された受信電界強度データが、閾値th
以上であることを閾値比較器902が判定すると、閾値
比較器902は、RF利得制御信号生成部903と、利
得オフセット選択部907と、周波数補償データ選択部
909cと、温度補償データ選択部911cとに、H信
号を出力する。
【0072】これに対して、RF利得制御信号生成部9
03は、RF帯受信増幅器3を図3(b)に示すような
利得GLに設定する利得制御信号を出力端子904より
RF帯受信増幅器3に出力する。
【0073】利得オフセット選択部907は、利得オフ
セットデータ記憶部905に記憶されるオフセットデー
タ(−th[dBm])をデータ加算器901に出力す
る。このため、データ加算器901は、受信信号電力検
出回路91にて検出された受信電界強度データより、閾
値th[dBm]だけ減算して、この演算結果を非線形
補償部913に出力する。
【0074】一方、周波数補償データ選択部909c
は、閾値比較器902からH信号が入力されることよ
り、周波数補償データ記憶部909bに記憶されるデー
タのうち、CPU10から通知される、通信に用いてい
るRF周波数チャネルに対応するデータを選択してデー
タ加算器910に出力する。
【0075】データ加算器910は、基準データ記憶部
908に記憶される基準データと、周波数補償データ選
択部909cより選択出力されるデータを加算し、デー
タ加算器912に出力する。
【0076】また、温度補償データ選択部911cは、
閾値比較器902からH信号が入力されることより、温
度補償データ記憶部911bに記憶されるデータのう
ち、CPU10から通知される温度データに対応するデ
ータを選択してデータ加算器912に出力する。
【0077】データ加算器912は、データ加算器91
0の加算結果と、温度補償データ選択部911cより選
択出力されるデータを加算し、この加算結果を非線形補
償部913に出力する。
【0078】非線形補償部913は、データ加算器91
2の加算結果に基づいて、データ加算器901から入力
されるデータに対して、周波数補償と温度補償を行い、
この補償されたデータを出力端子914を通じてIF帯
受信増幅器7に利得制御信号として出力する。
【0079】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、RF帯受信増幅器3に設定される利得の状態に
応じて、選択的にIF帯受信増幅器7における周波数補
償と温度補償を実施するようにしている。
【0080】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、RF帯受信増幅器3の利得を段階的に変化さ
せても、その利得に応じて線形性を保つための周波数補
償と温度補償とが行われるので、送信系および受信系の
RF周波数特性や温度特性の変動を抑制して、送信系お
よび受信系の各系における増幅器の非線形性を補償する
ことができる。
【0081】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。なお、第2の実施形態に係わる移動無線端末
装置は、前述の第1の実施形態に係わる移動無線端末装
置と、受信利得制御回路92と送信利得制御回路93の
構成が異なるのみであるため、以下の説明では、受信利
得制御回路92と送信利得制御回路93について説明す
る。
【0082】また、第1の実施形態における受信利得制
御回路92、送信利得制御回路93と区別するため、以
下では、第2の実施形態における受信利得制御回路9
2、送信利得制御回路93を、それぞれ受信利得制御回
路92a、送信利得制御回路93bと称する。
【0083】また、第1の実施形態と同様に、受信利得
制御回路92aと送信利得制御回路93aとは、同様の
構成よりなることより、以下の説明では、受信利得制御
回路92aについてのみ説明し、送信利得制御回路93
aについては説明を省略する。
【0084】図6は、受信利得制御回路92aの構成を
示すものである。基地局から受信した信号の受信電界強
度は、前述の受信信号電力検出回路91にて検出され、
この検出結果を示す受信電界強度データが入力端子90
0を通じてデータ加算器901と閾値比較器902に入
力される。
【0085】閾値比較器902は、予め設定されている
閾値thデータと、入力端子900より入力された受信
電界強度データとを比較し、受信電界強度が閾値th以
上の場合にはH信号を、一方、受信電界強度が閾値th
未満の場合にはL信号を出力する。
【0086】この比較結果は、RF利得制御信号生成部
903と、利得オフセット選択部907と、周波数補償
差分データ記憶部901aと、温度補償差分データ記憶
部901cとに出力される。
【0087】RF利得制御信号生成部903は、閾値比
較器902の比較結果として、L信号が入力される場合
には、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すような利
得G Hに設定する利得制御信号を出力端子904よりR
F帯受信増幅器3に出力し、一方、H信号が入力される
場合には、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すよう
な利得GLに設定する利得制御信号を出力端子904よ
りRF帯受信増幅器3に出力する。
【0088】利得オフセットデータ記憶部905,90
6は、互いに異なる利得のオフセットデータを記憶する
もので、利得オフセットデータ記憶部905は、オフセ
ット量として0[dBm]を記憶し、利得オフセットデ
ータ記憶部906は、オフセット量として−th[dB
m](閾値)を記憶する。
【0089】利得オフセット選択部907は、閾値比較
器902の比較結果として、L信号が入力される場合に
は、利得オフセットデータ記憶部905に記憶されるオ
フセットデータ(0[dBm])をデータ加算器901
bに出力し、一方、H信号が入力される場合には、利得
オフセットデータ記憶部906に記憶されるオフセット
データ(−th[dBm])をデータ加算器901bに
出力する。
【0090】周波数補償差分データ記憶部901aは、
図7(a)に示すように、図4(a)に示す周波数補償
データと、図4(b)に示す周波数補償データとの間の
各RF周波数チャネル毎の差分データ(以下、周波数補
償差分データと称する)を記憶している。
【0091】尚、図4(a)に示す周波数補償データ
は、第1の実施形態でも説明したように、RF帯受信増
幅器3の利得がGHに設定される場合(閾値比較器90
2がL信号を出力する場合)おいて、当該移動無線端末
装置が通信に用いるRF周波数チャネルに応じて、IF
帯受信増幅器7の非線形補償を行うためのものである。
【0092】同様に、図4(b)に示す周波数補償デー
タは、RF帯受信増幅器3の利得がGLに設定される場
合(閾値比較器902がH信号を出力する場合)おい
て、当該移動無線端末装置が通信に用いるRF周波数チ
ャネルに応じて、IF帯受信増幅器7の非線形補償を行
うためのものである。
【0093】そして、周波数補償差分データ記憶部90
1aは、RF帯受信増幅器3の利得がGHに設定される
場合(閾値比較器902がL信号を出力する場合)おい
ては、「0」を示す周波数補償差分データを出力し、一
方、RF帯受信増幅器3の利得がGLに設定される場合
(閾値比較器902がH信号を出力する場合)おいて
は、CPU10から通知されるRF周波数チャネルに応
じた周波数補償差分データを選択してデータ加算器90
1bに出力する。
【0094】データ加算器901bは、利得オフセット
選択部907より入力されるオフセットデータに、周波
数補償差分データ記憶部901aより入力される周波数
補償差分データを加算し、この加算結果をデータ加算器
901dに出力する。
【0095】温度補償差分データ記憶部901cは、図
7(b)に示すように、図5(a)に示す温度補償デー
タと、図5(b)に示す温度補償データとの間の各温度
毎の差分データ(以下、温度補償差分データと称する)
を記憶している。
【0096】尚、図5(a)に示す温度補償データは、
第1の実施形態でも説明したように、RF帯受信増幅器
3の利得がGHに設定される場合(閾値比較器902が
L信号を出力する場合)おいて、CPU10から通知さ
れる温度データに応じて、IF帯受信増幅器7の非線形
補償を行うためのものである。
【0097】同様に、図4(b)に示す温度補償データ
は、RF帯受信増幅器3の利得がG Lに設定される場合
(閾値比較器902がH信号を出力する場合)おいて、
上記CPU10から通知される温度データに応じて、I
F帯受信増幅器7の非線形補償を行うためのものであ
る。
【0098】そして、温度補償差分データ記憶部901
cは、RF帯受信増幅器3の利得がGHに設定される場
合(閾値比較器902がL信号を出力する場合)おいて
は、「0」を示す温度補償差分データを出力し、一方、
RF帯受信増幅器3の利得がGLに設定される場合(閾
値比較器902がH信号を出力する場合)おいては、C
PU10から通知される温度に応じた温度補償差分デー
タを選択してデータ加算器901dに出力する。
【0099】データ加算器901dは、データ加算器9
01bの加算結果に、温度補償差分データ記憶部901
cより入力される温度補償差分データを加算し、この加
算結果をデータ加算器901に出力する。
【0100】データ加算器901は、入力端子900よ
り入力された受信電界強度データに、データ加算器90
1dより入力されるデータを加算し、この加算結果を非
線形補償部913に出力する。
【0101】基準データ記憶部908は、IF帯受信増
幅器7の非線形補償を行うための基準となる基準データ
を記憶しており、このデータをデータ加算器910に出
力する。
【0102】周波数補償データ記憶部909は、図4
(a)に示した周波数補償データ、すなわちRF帯受信
増幅器3を利得GHに設定した場合の周波数補償データ
を記憶しており、CPU10から通知されるRF周波数
チャネルに応じたデータをデータ加算器910に出力す
る。
【0103】データ加算器910は、基準データ記憶部
908より入力される基準データと、周波数補償データ
記憶部909より入力される周波数補償データを加算
し、データ加算器912に出力する。
【0104】温度補償データ記憶部911は、図5
(a)に示した温度補償データ、すなわちRF帯受信増
幅器3を利得GHに設定した場合の温度補償データを記
憶しており、CPU10から通知される温度データに応
じたデータをデータ加算器912に出力する。
【0105】データ加算器912は、データ加算器91
0より入力される加算結果と、温度補償データ記憶部9
11より入力される温度補償データを加算し、非線形補
償部913に出力する。
【0106】非線形補償部913は、データ加算器91
2の加算結果に基づいて、データ加算器901から入力
されるデータに対して、周波数補償と温度補償を行い、
この補償されたデータを出力端子914を通じてIF帯
受信増幅器7に利得制御信号として出力する。
【0107】次に、上記構成の移動無線端末装置におけ
る利得制御動作について説明する。まず、受信電界強度
が閾値th未満の場合の利得制御動作について説明す
る。受信信号電力検出回路91にて検出された受信電界
強度データが、閾値th未満であることを閾値比較器9
02が判定すると、閾値比較器902は、RF利得制御
信号生成部903と、利得オフセット選択部907と、
周波数補償差分データ記憶部901aと、温度補償差分
データ記憶部901cとに、L信号を出力する。
【0108】これに対して、RF利得制御信号生成部9
03は、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すような
利得GHに設定する利得制御信号を出力端子904より
RF帯受信増幅器3に出力する。利得オフセット選択部
907は、利得オフセットデータ記憶部905に記憶さ
れるオフセットデータ(0[dBm])をデータ加算器
901bに出力する。
【0109】また、周波数補償差分データ記憶部901
aは、閾値比較器902からL信号が入力されることよ
り、CPU10から通知されるRF周波数チャネルとは
無関係に、「0」を示す周波数補償差分データをデータ
加算器901bに出力する。
【0110】データ加算器901bは、利得オフセット
選択部907より入力されるオフセットデータ(0[d
Bm])に、周波数補償差分データ記憶部901aより
入力される「0」を示す周波数補償差分データを加算
し、この加算結果「0」をデータ加算器901dに出力
する。
【0111】温度補償差分データ記憶部901cは、閾
値比較器902からL信号が入力されることより、CP
U10から通知される温度データとは無関係に、「0」
を示す温度補償差分データをデータ加算器901dに出
力する。
【0112】データ加算器901dは、データ加算器9
01bの加算結果「0」に、温度補償差分データ記憶部
901cより入力される「0」を示す温度補償差分デー
タを加算し、この加算結果「0」をデータ加算器901
に出力する。
【0113】データ加算器901は、受信信号電力検出
回路91にて検出された受信電界強度データに、データ
加算器901dの加算結果「0」を加え、この加算結果
を非線形補償部913に出力する。すなわち、受信電界
強度が閾値th未満の場合、受信信号電力検出回路91
にて検出された受信電界強度データが、そのまま非線形
補償部913に出力される。
【0114】周波数補償データ記憶部909は、CPU
10から通知されるRF周波数チャネルに応じた周波数
補償データをデータ加算器910に出力する。データ加
算器910は、基準データ記憶部908に記憶される基
準データと、周波数補償データ記憶部909より出力さ
れるデータを加算し、データ加算器912に出力する。
【0115】温度補償データ記憶部911は、CPU1
0から通知される温度データに応じた温度補償データを
データ加算器912に出力する。データ加算器912
は、データ加算器910の加算結果と、温度補償データ
記憶部911より選択出力されるデータを加算し、この
加算結果を非線形補償部913に出力する。
【0116】非線形補償部913は、データ加算器91
2の加算結果に基づいて、データ加算器901から入力
されるデータに対して、周波数補償と温度補償を行い、
この補償されたデータを出力端子914を通じてIF帯
受信増幅器7に利得制御信号として出力する。
【0117】次に、受信電界強度が閾値th以上の場合
の利得制御動作について説明する。
【0118】受信信号電力検出回路91にて検出された
受信電界強度データが、閾値th以上であることを閾値
比較器902が判定すると、閾値比較器902は、RF
利得制御信号生成部903と、利得オフセット選択部9
07と、周波数補償差分データ記憶部901aと、温度
補償差分データ記憶部901cとに、H信号を出力す
る。
【0119】これに対して、RF利得制御信号生成部9
03は、RF帯受信増幅器3を図3(a)に示すような
利得GLに設定する利得制御信号を出力端子904より
RF帯受信増幅器3に出力する。利得オフセット選択部
907は、利得オフセットデータ記憶部906に記憶さ
れるオフセットデータ(−th[dBm])をデータ加
算器901bに出力する。
【0120】また、周波数補償差分データ記憶部901
aは、閾値比較器902からH信号が入力されることよ
り、CPU10から通知されるRF周波数チャネルに応
じた周波数補償差分データを選択してデータ加算器90
1bに出力する。
【0121】データ加算器901bは、利得オフセット
選択部907より入力されるオフセットデータ(−th
[dBm])に、周波数補償差分データ記憶部901a
より入力される周波数補償差分データを加算し、この加
算結果をデータ加算器901dに出力する。
【0122】温度補償差分データ記憶部901cは、閾
値比較器902からH信号が入力されることより、CP
U10から通知される温度データに応じた温度補償差分
データをデータ加算器901dに出力する。
【0123】データ加算器901dは、データ加算器9
01bの加算結果に、温度補償差分データ記憶部901
cより入力される温度補償差分データを加算し、この加
算結果をデータ加算器901に出力する。
【0124】データ加算器901は、受信信号電力検出
回路91にて検出された受信電界強度データに、データ
加算器901dの加算結果を加え、この加算結果を非線
形補償部913に出力する。すなわち、受信電界強度が
閾値th以上の場合、受信信号電力検出回路91にて検
出された受信電界強度データに対して、非線形補償部9
13で行われる補償に対する差分のデータが加算され
る。
【0125】周波数補償データ記憶部909は、CPU
10から通知されるRF周波数チャネルに応じた周波数
補償データをデータ加算器910に出力する。尚、ここ
で出力される周波数補償データは、RF帯受信増幅器3
を利得GHに設定した場合に対応するデータである。
【0126】データ加算器910は、基準データ記憶部
908に記憶される基準データと、周波数補償データ記
憶部909より出力されるデータを加算し、データ加算
器912に出力する。
【0127】温度補償データ記憶部911は、CPU1
0から通知される温度データに応じた温度補償データを
データ加算器912に出力する。尚、ここで出力される
温度補償データは、RF帯受信増幅器3を利得GHに設
定した場合に対応するデータである。
【0128】データ加算器912は、データ加算器91
0の加算結果と、温度補償データ記憶部911より選択
出力されるデータを加算し、この加算結果を非線形補償
部913に出力する。
【0129】非線形補償部913は、データ加算器91
2の加算結果に基づいて、データ加算器901から入力
されるデータに対して、RF帯受信増幅器3を利得GH
に設定した場合の周波数補償と温度補償を行い、この補
償されたデータを出力端子914を通じてIF帯受信増
幅器7に利得制御信号として出力する。
【0130】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、非線形補償部913において、RF帯受信増幅
器3の利得の設定状態とは無関係に、RF帯受信増幅器
3の利得GHに設定した場合の周波数補償と温度補償を
行う。
【0131】そして、その前段のデータ加算器901に
おいては、RF帯受信増幅器3が利得GHに設定される
場合には、何ら補償は行わず、一方、RF帯受信増幅器
3が利得GLに設定される場合には、上記非線形補償部
913にて行われるRF帯受信増幅器3が利得GHに設
定される場合の周波数補償と温度補償と、RF帯受信増
幅器3が利得GLに設定される場合の周波数補償と温度
補償との差分データを加算することにより、結果とし
て、RF帯受信増幅器3の利得をGLに設定した場合の
周波数補償と温度補償とを行うようにしている。
【0132】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、RF帯受信増幅器3の利得を段階的に変化さ
せても、その利得に応じて線形性を保つための周波数補
償と温度補償とが行われるので、送信系および受信系の
RF周波数特性や温度特性の変動を抑制して、送信系お
よび受信系の各系における増幅器の非線形性を補償する
ことができる。
【0133】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記第2の実施形態では、デ
ータ加算器901にて、受信信号電力検出回路91にて
検出された受信電界強度データにオフセット量を与える
時と、非線形補償部913にて、RF帯受信増幅器3を
利得GHに設定した場合の周波数補償と温度補償を行う
時との2段階で、RF帯受信増幅器3の利得に応じた線
形性を保つための補償を行うようにしたが、データ加算
器901にて、受信信号電力検出回路91にて検出され
た受信電界強度データにオフセット量を与える時に、一
括してRF帯受信増幅器3の利得に応じた線形性を保つ
ための補償を行うようにしてもよい。その他、この発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に
実施可能であることはいうまでもない。
【0134】
【発明の効果】以上述べたように、RF帯増幅手段に設
定される利得の状態に応じて、RF帯増幅手段およびI
F帯増幅手段による受信信号増幅の非線形性を補償する
ように、IF帯増幅手段の利得を制御するようにしてい
る。
【0135】したがって、この発明によれば、RF帯増
幅手段の利得を段階的に変化させても、その利得に応じ
て線形性を保つようにIF帯増幅手段にて利得制御が行
われるので、受信系における増幅手段の非線形性を補償
することが可能な移動無線端末装置を提供できる。
【0136】また、この発明では、RF帯増幅手段に設
定される利得の状態に応じて、RF帯増幅手段およびI
F帯増幅手段による送信信号増幅の非線形性を補償する
ように、IF帯増幅手段の利得を制御するようにしてい
る。
【0137】したがって、この発明によれば、RF帯増
幅手段の利得を段階的に変化させても、その利得に応じ
て線形性を保つようにIF帯増幅手段にて利得制御が行
われるので、送信系における増幅手段の非線形性を補償
することが可能な移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の構成を示
す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の第1の実施形
態に係わる受信利得制御回路および送信利得制御回路の
構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した移動無線端末装置の各増幅器の基
本的な利得制御動作を説明するための図。
【図4】図2に示した周波数補償データ記憶部909
a,909bに記憶される周波数補償データを示す図。
【図5】図2に示した温度補償データ記憶部911a,
911bに記憶される温度補償データを示す図。
【図6】図1に示した移動無線端末装置の第2の実施形
態に係わる受信利得制御回路および送信利得制御回路の
構成を示す回路ブロック図。
【図7】図6に示した周波数補償差分データ記憶部90
1a、温度補償差分データ記憶部901cに記憶される
補償差分データを示す図。
【図8】従来の移動無線端末装置の受信利得制御回路お
よび送信利得制御回路の構成を示す回路ブロック図。
【図9】図8に示した周波数補償データ記憶部109、
温度補償データ記憶部111に記憶される補償データを
示す図。
【図10】従来の問題点を説明するための増幅器利得の
特性図。
【符号の説明】
3…RF帯受信増幅器 7…IF帯受信増幅器 11…IF帯送信増幅器 14…IF帯送信増幅器 81…直交復調回路 82…A/D変換回路 83…情報信号復調回路 84…情報信号変調回路 85…D/A変換回路 86…直交変調回路 91…受信信号電力検出回路 92…受信利得制御回路 93…送信利得制御回路 900…入力端子 901,901b,901d,910,912…データ
加算器 901a…周波数補償差分データ記憶部 901c…温度補償差分データ記憶部 902…閾値比較器 903…利得制御信号生成部 904…出力端子 905,906…利得オフセットデータ記憶部 907…利得オフセット選択部 908…基準データ記憶部 909,909a,909b…周波数補償データ記憶部 909c…周波数補償データ選択部 911,911a,911b…温度補償データ記憶部 911c…温度補償データ選択部 913…非線形補償部 914…出力端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続可能な基地局に無線
    接続する移動無線端末装置において、 RF帯の受信信号を増幅するRF帯増幅手段と、 このRF帯増幅手段にて増幅された信号をIF帯の信号
    に周波数変換する周波数変換手段と、 この周波数変換手段にて得たIF帯の信号を増幅するI
    F帯増幅手段と、 このIF帯増幅手段にて増幅された信号の信号強度を検
    出する信号強度検出手段と、 この信号強度検出手段の検出結果に応じて、前記RF帯
    増幅手段の利得を段階的に制御するRF帯利得制御手段
    と、 前記信号強度検出手段の検出結果と、前記RF帯増幅手
    段の利得の設定状態とに応じて、前記RF帯増幅手段お
    よび前記IF帯増幅手段による受信信号増幅の非線形性
    を補償するように前記IF帯増幅手段の利得を制御する
    IF帯利得制御手段とを具備することを特徴とする移動
    無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記IF帯利得制御手段は、 前記RF帯増幅手段の利得の設定状態に応じたオフセッ
    ト値を有するオフセットデータを出力するオフセットデ
    ータ記憶部と、 このオフセットデータ記憶部が出力するオフセットデー
    タを前記信号強度検出手段の検出結果に加算して前記検
    出結果の値をオフセットし、このオフセットされた検出
    結果に基づいて前記IF帯増幅手段の利得を連続的に制
    御する利得制御手段とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の移動無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記IF帯利得制御手段は、 前記RF帯増幅手段に設定可能な利得毎に前記RF帯増
    幅手段および前記IF帯増幅手段による信号増幅の非線
    形性を補償する補償データを記憶し、このうち、前記R
    F帯増幅手段に設定される利得に対応する補償データを
    出力する補償データ記憶手段とを備え、 前記利得制御手段は、前記オフセットデータ記憶部が出
    力するオフセットデータを前記信号強度検出手段の検出
    結果に加算して前記検出結果の値をオフセットし、さら
    にこのオフセットされた検出結果を前記補償データ記憶
    手段が出力する補償データで補正し、この補正結果に基
    づいて前記IF帯増幅手段の利得を連続的に制御するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の移動無線端末装置。
  4. 【請求項4】 前記IF帯利得制御手段は、 前記RF帯増幅手段に設定可能な利得毎に前記RF帯増
    幅手段および前記IF帯増幅手段による信号増幅の非線
    形性を補償する補償データを記憶し、このうち、前記R
    F帯増幅手段に設定される利得に対応する補償データを
    出力する補償データ記憶手段と、 前記オフセットデータ記憶部が出力するオフセットデー
    タに、前記補償データ記憶手段より出力される補償デー
    タを加算する加算手段とを備え、 前記利得制御手段は、前記加算手段の加算結果を前記信
    号強度検出手段の検出結果に加算して前記検出結果の値
    をオフセットし、このオフセットされた検出結果に基づ
    いて前記IF帯増幅手段の利得を連続的に制御すること
    を特徴とする請求項2に記載の移動無線端末装置。
  5. 【請求項5】 前記補償データ記憶手段は、当該移動無
    線端末装置が通信に使用する周波数に応じて変化する前
    記RF帯増幅手段および前記IF帯増幅手段による信号
    増幅の非線形性を補償するデータと、温度に応じて変化
    する前記RF帯増幅手段および前記IF帯増幅手段によ
    る信号増幅の非線形性を補償するデータとのうち、少な
    くとも一方を前記RF帯増幅手段に設定可能な利得毎に
    記憶し、このうち、前記RF帯増幅手段に設定される利
    得に対応し、なおかつ前記周波数と温度の少なくとも一
    方に応じたデータを出力することを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載の移動無線端末装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続可能な基地局より受
    信した信号の強度に応じて、前記基地局宛ての送信信号
    の出力レベルを制御する移動無線端末装置において、 基地局より受信した信号の信号強度を検出する信号強度
    検出手段と、 IF帯の送信信号を増幅するIF帯増幅手段と、 このIF帯増幅手段にて増幅されたIF帯の送信信号
    を、RF帯の送信信号に周波数変換する周波数変換手段
    と、 前記RF帯の送信信号を増幅するRF帯増幅手段と、 前記信号強度検出手段の検出結果に応じて、前記RF帯
    増幅手段の利得を段階的に制御するRF帯利得制御手段
    と、 前記信号強度検出手段の検出結果と、前記RF帯増幅手
    段の利得の設定状態とに応じて、前記IF帯増幅手段お
    よび前記RF帯増幅手段による送信信号増幅の非線形性
    を補償するように、前記IF帯増幅手段の利得を制御す
    るIF帯利得制御手段とを具備することを特徴とする移
    動無線端末装置。
  7. 【請求項7】 前記IF帯利得制御手段は、 前記RF帯増幅手段の利得の設定状態に応じたオフセッ
    ト値を有するオフセットデータを出力するオフセットデ
    ータ記憶部と、 このオフセットデータ記憶部が出力するオフセットデー
    タを前記信号強度検出手段の検出結果に加算して前記検
    出結果の値をオフセットし、このオフセットされた検出
    結果に基づいて前記IF帯増幅手段の利得を連続的に制
    御する利得制御手段とを備えることを特徴とする請求項
    6に記載の移動無線端末装置。
  8. 【請求項8】 前記IF帯利得制御手段は、 前記RF帯増幅手段に設定可能な利得毎に前記RF帯増
    幅手段および前記IF帯増幅手段による信号増幅の非線
    形性を補償する補償データを記憶し、このうち、前記R
    F帯増幅手段に設定される利得に対応する補償データを
    出力する補償データ記憶手段とを備え、 前記利得制御手段は、前記オフセットデータ記憶部が出
    力するオフセットデータを前記信号強度検出手段の検出
    結果に加算して前記検出結果の値をオフセットし、さら
    にこのオフセットされた検出結果を前記補償データ記憶
    手段が出力する補償データで補正し、この補正結果に基
    づいて前記IF帯増幅手段の利得を連続的に制御するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の移動無線端末装置。
  9. 【請求項9】 前記IF帯利得制御手段は、 前記RF帯増幅手段に設定可能な利得毎に前記RF帯増
    幅手段および前記IF帯増幅手段による信号増幅の非線
    形性を補償する補償データを記憶し、このうち、前記R
    F帯増幅手段に設定される利得に対応する補償データを
    出力する補償データ記憶手段と、 前記オフセットデータ記憶部が出力するオフセットデー
    タに、前記補償データ記憶手段より出力される補償デー
    タを加算する加算手段とを備え、 前記利得制御手段は、前記加算手段の加算結果を前記信
    号強度検出手段の検出結果に加算して前記検出結果の値
    をオフセットし、このオフセットされた検出結果に基づ
    いて前記IF帯増幅手段の利得を連続的に制御すること
    を特徴とする請求項7に記載の移動無線端末装置。
  10. 【請求項10】 前記補償データ記憶手段は、当該移動
    無線端末装置が通信に使用する周波数に応じて変化する
    前記RF帯増幅手段および前記IF帯増幅手段による信
    号増幅の非線形性を補償するデータと、温度に応じて変
    化する前記RF帯増幅手段および前記IF帯増幅手段に
    よる信号増幅の非線形性を補償するデータとのうち、少
    なくとも一方を前記RF帯増幅手段に設定可能な利得毎
    に記憶し、このうち、前記RF帯増幅手段に設定される
    利得に対応し、なおかつ前記周波数と温度の少なくとも
    一方に応じたデータを出力することを特徴とする請求項
    8または請求項9に記載の移動無線端末装置。
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