JP2001183881A - 用紙収容構造体 - Google Patents

用紙収容構造体

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JP2001183881A
JP2001183881A JP36653799A JP36653799A JP2001183881A JP 2001183881 A JP2001183881 A JP 2001183881A JP 36653799 A JP36653799 A JP 36653799A JP 36653799 A JP36653799 A JP 36653799A JP 2001183881 A JP2001183881 A JP 2001183881A
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cable
paper
wiring cable
tray
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JP36653799A
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English (en)
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Takashi Kuramata
隆 倉又
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着対象の本体1に揺動可能に装着されるう
えに電気部品60を具備する用紙収容トレイ50等にお
いて、特にそのトレイ50と本体1との間に位置する配
線ケーブル70(71a)の配線を、簡易な構成でもっ
て、安全面、保全面、組立て面、外観面及びスペース面
などの観点で十分に満足し得る内容で行うことができる
ようにする。 【解決手段】 用紙収容トレイ50を装置本体1に揺動
可能に装着する回転軸54を中空貫通構造とするととも
に、その回転軸54の中空貫通部54a内に配線ケーブ
ル70(71)を通して配線した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装着対象の本体に
揺動可能に装着される用紙収容構造体に係り、特に、複
写機、プリンタ等の画像形成装置における用紙収容トレ
イや原稿収容送り装置等の用紙収容構造体に配設される
電気部品と本体側との配線ケーブルの配線構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式等を利用した複写機、プリ
ンタ等の画像形成装置においては、その画像形成に使用
する記録用紙、OHPシート等の用紙を収容する用紙収
容トレイ(又は給紙トレイ、手差しトレイ)が装備され
ている。
【0003】このような用紙収容トレイ100に代表さ
れる用紙収容構造体は、通常、図12に例示するよう
に、画像形成装置の本体110に対し、回転軸120と
その軸受130を介して両方向の矢印で示すような方向
に揺動可能に装着され、これにより、その使用時には倒
す方向に揺動させて本体側から離した状態にし、一方、
その非使用時には起こす方向に揺動させて本体側に近接
又は格納させた状態にするようになっている。
【0004】また、このような用紙収容構造体としての
用紙収容トレイ100には、収容する用紙Pの位置決め
を行う基準ガイドの切替スイッチ、トレイ上の用紙Pの
有無を検知する用紙検知センサ、収容する用紙Pのサイ
ズを検知するサイズ検知センサ等の電気部品150が配
設されている。そして、このような電気部品150は画
像形成装置の本体110側と配線ケーブル160によっ
て接続されており、これにより、その電気部品150で
得られる情報(電気信号)を本体110側に送るように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな電気部品150を具備する用紙収容トレイ100に
あっては、その電気部品150と装置本体110とを接
続する配線ケーブル160のうち特に用紙収容トレイ1
00の装置本体110との間に位置する部分160aの
配線に関する課題がある。
【0006】すなわち、用紙収容トレイ100が装置本
体110に対して揺動可能な装着形態になっているた
め、特に上記部分の配線ケーブル160の配線について
は、その安全面、保全面、組立て面、外観面及びスペー
ス面などを総合的に配慮する必要があることから、その
配線設計が案外難しいという実情がある。
【0007】事実、用紙収容トレイ100と装置本体1
10の間における配線ケーブル160については、少な
くともそのトレイ本体等の外部に1度引き出した状態で
配線している場合が多い。しかも、この場合には、その
引出した部分の配線ケーブル160をできるだけユーザ
から見えない位置を選んで迂回させながら引き回すよう
に配設したり、また、安全面や外見面等からその配線ケ
ーブル部分160aに例えば装置本体の外観色と同系色
のチューブ等のフレキシブルな被覆材を被せたり、その
配線ケーブル部分を剛性のあるカバーで覆うようにして
いる。さらに、その配線ケーブル部分160aは、用紙
収容トレイ100の揺動動作の妨げにならないようにし
たり、その揺動動作により屈曲する等のストレスを受け
て断線しないようにすることを考慮して、その曲率が大
きくなるように引き回したり、断線しにくい特性のケー
ブルを選択して使用している。
【0008】したがって、このような配線の仕方では、
前記した安全面、保全面、組立て面、外観面及びスペー
ス面などをすべて満たすことは難しく、特に安全面(断
線の懸念)や外観面(美的外観)に関して不十分なもの
であった。また、その配線作業が煩雑になったりコスト
アップを招く傾向があった。
【0009】本発明は、以上のような事情に鑑みなされ
たものであり、装着対象の本体に揺動可能に装着される
うえに電気部品を具備する用紙収容トレイ等に代表され
る用紙収容構造体として、特にその構造体と本体との間
に位置する配線ケーブルの配線を簡易な構成でもって安
全面、保全面、組立て面、外観面及びスペース面などの
観点で十分に満足し得る内容で施すことができる用紙収
容構造体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得る本
発明の用紙収容構造体は、装着対象である本体に回転軸
及びその軸受を介して揺動可能に装着され、その本体と
配線ケーブルにより接続される電気部品が配設された用
紙収容構造体において、前記回転軸を中空貫通構造とす
るとともに、その回転軸の中空貫通部内に前記配線ケー
ブルを通して配線することを特徴とするものである。
【0011】このような用紙収容構造体によれば、用紙
収容構造体と本体との間に位置する配線ケーブルが、中
空貫通構造の回転軸における中空貫通部内に収められ
る。この回転軸の中空貫通部内から伸びる配線ケーブル
部分については、本体側及び用紙収容構造体側において
適宜配設される。これにより、従来において課題とされ
ていた用紙収容構造体と本体との間に位置する配線ケー
ブルの配線を、安全面、保全面、組立て面、外観面、ス
ペース面、配線引き回し設計面などの観点で理想に近い
形で行う(及び設計する)ことが可能となる。なお、回
転軸の中空貫通部の形状や寸法等については任意であ
り、配線ケーブルの配線のし易さ、回転軸の機械的強度
等の観点から適宜設定される。
【0012】また、上記配線ケーブルは、特に限定され
るものではなく、ごく一般的なワイヤ型ケーブルの他、
フラット型ケーブル等が使用される。また、この配線ケ
ーブルとしては、ワイヤ型ケーブルとフラット型ケーブ
ルのように異種のものどうしを併用してもよい。さら
に、特に電気部品の数や情報量等が多い場合には、フラ
ット型ケーブルを使用することが有利である。
【0013】さらに、前記配線ケーブルが本体側の配線
ケーブルと前記電気部品側の配線ケーブルとに二分され
てコネクタで連結される構成である場合、前記本体側及
び電気部品側の配線ケーブルの各コネクタを、前記回転
軸の端部とその端部と対向する前記軸受側の部位とに分
けて配設するとともに、その回転軸の軸受との着脱動作
に伴なって結合及び切離しされる構造にすることができ
る。
【0014】このように構成した場合には、その回転軸
付近の配線ケーブルの結合及び切離しが用紙収容構造体
の着脱動作に連動して簡単に行われる。このため、その
結合及び切離しのためだけの作業を行う必要がなくな
り、特にその組立て面(作業面)でより有利となる。
【0015】このような用紙収容構造体は、上記の要件
を満たすものであれば特に限定されるものではないが、
例えば、トナー画像を形成する複写機、プリンタ等の画
像形成装置に装着される用紙収容トレイや、原稿収容送
り装置(原稿載置台であるプラテン上に回転軸を介して
開閉自在に装着され、収容された原稿をプラテン上に原
稿読取のために搬送するもの)や、原稿読取装置に装着
される用紙収容トレイ等である。
【0016】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の用紙収容構造体である用紙収容トレイを適用したカラ
ー画像形成装置の一実施形態を示す概要図である。
【0017】このカラー画像形成装置は、その装置本体
1内に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及びブラック(K)の4色のトナー像を形成する
ことが可能な作像ユニット(作像装置)10と、この作
像ユニット10で形成されるトナー像を無端ベルトによ
り記録用紙(記録媒体)Pの搬送路に面する二次転写位
置まで中継して搬送する中間転写ベルトモジュール20
と、この中間転写ベルトモジュール20における二次転
写位置に記録用紙Pを供給するカセット式給紙部30、
記録用紙P上に転写されたトナー像を定着する定着装置
40等が主に配設されている。また、その装置本体1に
対して揺動可能に装着される用紙収容トレイ(手差しト
レイ又は給紙トレイ)50が配設されている。
【0018】そして、このカラー画像形成装置では、は
じめに作像ユニット10において次のようにしてトナー
像の形成が行われる。
【0019】すなわち、まず、矢線A方向に回転駆動す
る像担持体としての感光ドラム11の表面が、帯電装置
の帯電ロール12により所定の電位に一様に帯電され、
しかる後、その帯電された感光ドラム11の表面に潜像
形成装置としてのROS(Raster Output Scanner)
13から画像情報に応じて変調されたレーザービームB
mが走査露光されることにより静電潜像が形成される。
次いで、その静電潜像は、その潜像の色に対応するトナ
ーが収容されたロータリ式現像装置14における所定の
現像器14(Y,M,C,K)によって現像される。こ
の結果、感光ドラム11上に静電潜像に対応した色のト
ナー像Tが形成される。上記画像情報としては、原稿読
取装置や外部接続機器(パーソナルコンピュータなど)
等から入力される情報が使用される。図中の符号15
は、感光ドラム11の表面を清掃するドラム用クリーナ
15である。
【0020】次いで、この作像ユニット10の感光ドラ
ム11上に形成されたトナー像Tは、中間転写ベルトモ
ジュール20における中間転写ベルト21に転写され
る。ここで、図中の符号22〜25は中間転写ベルト2
1を張架して矢印B方向に回転させる複数の支持ロール
であり、22は駆動ロール、23はテンションロール、
24はバックアップロール、25は従動ロールである。
また、符号26は中間転写ベルト21の感光ドラム11
と対向する内周面側(一次転写位置N1)に配設されて
一次転写バイアスが印加される1次転写バイアスロー
ル、符号27はそのバックアップロール24と対向する
外周面側(二次転写位置N2)に接離可能に配設される
二次転写ロール、符号28はバックアップロール24に
当接して2次転写バイアスを印加する給電ロールであ
る。符号29は、二次転写後の転写ベルト20を清掃す
る、そのベルトに対して接離可能に支持されたベルト用
クリーナ29である。
【0021】このような中間転写ベルトモジュール20
においては、感光ドラム11上のトナー像Tが一次転写
位置N1で中間転写ベルト21に静電的に1次転写さ
れ、しかる後、その中間転写ベルト21の回転に伴なっ
て2次転写位置N2まで搬送される。また、中間転写ベ
ルト21上に転写されたトナー像は、カセット式給紙部
30における用紙収容カセット31から二次転写位置N
2に供給される所定の記録用紙Pに対して静電的に2次
転写される。
【0022】この際、記録用紙Pは、装置本体1に対し
て引き出し可能に配設された複数の用紙収容カセット3
1にその種類、サイズ、搬送方向等の違いに応じて分け
られて収容されており、形成すべき画像内容や設定条件
に応じた記録用紙Pがその収容された収容カセット31
からフィードロール32により送り出された後、複数の
搬送ロールや搬送ガイド等で構成される用紙搬送路を通
してレジストロール33まで搬送され、そのレジストロ
ール33により二次転写タイミングに合わせて二次転写
位置N2に送り込まれる。図中の矢付一点鎖線は記録用
紙Pの搬送経路を示す。
【0023】続いて、このトナー像が二次転写された記
録用紙Pは、2次転写後に中間転写ベルト21から剥が
された後に定着装置40に送り込まれて定着処理され
る。定着装置40は、加熱ロール41と加圧ロール42
が圧接された状態で回転するように配設されており、そ
の両ロール41、42の圧接部である定着用ニップ部に
記録用紙Pを導入して通過させるようになっている。し
たがって、二次転写後の記録用紙Pはこの定着装置40
における上記定着用ニップ部に送りこまれて通過するこ
とにより、トナー像が加熱加圧されて記録用紙Pの片面
に定着される。
【0024】最後に、定着後の記録用紙Pは、両面画像
形成モード時等が選択された場合を除き、複数の搬送ロ
ールや搬送ガイド等で構成される用紙排出路を通して例
えば装置本体1の上部に設けられた排紙部35に排出さ
れる。以上のようにして、この画像形成装置による基本
的な画像形成動作が終了する。
【0025】そして、この画像形成装置は、前記したよ
うに装置本体1に対して揺動可能な用紙収容トレイ50
が装着されており、このトレイ50上に記録用紙Pを積
載収容して画像形成時に装置本体1内に給紙することが
できる。
【0026】図2〜図4は、その用紙収容トレイ50を
示すものであり、図2はその斜視図、図3はその正面
図、図4はその平面図である。この用紙収容トレイ50
は、装置本体1に搖動可能に装着される第1トレイ51
と、この第1トレイ52の自由端部に出し入れ可能に取
り付けられた第2トレイ52とでその主要部が構成され
ている。
【0027】このうち第1トレイ51は、その両側に装
置本体1側にむけて突出するように設けられた支持アー
ム部53の先端において外側に突出形成された中空貫通
構造の回転軸54が、装置本体1のトレイ装着部2に形
成された軸受部3に対して回動可能に嵌め入れられて装
着されている。これにより、第1トレイ51は、回転軸
54を支点として矢印方向M,Nに揺動可能になってお
り、その使用時には倒す方向Mに揺動させて本体1側か
ら離した状態に保持して使用し、一方、その非使用時に
は起こす方向Nに揺動させて本体1側に近接(又は本体
1側に形成されるトレイ格納用の凹部内に格納)させた
状態に保持して収容することができるようになってい
る。なお、上記装置本体1のトレイ装着部2は外装カバ
ー等により隠れて外部(特に装置正面側)からは見えな
い状態になっている。
【0028】また、第1トレイ51の一側端部には、収
容した記録用紙Pの給紙搬送時における基準位置(標準
レジ位置)を規定する標準レジガイド板55と、この標
準レジガイド板55の外側に位置して例えばA3ノビ版
のような幅の広い記録用紙(幅広の記録用紙)PPの搬
送時における基準位置(幅広レジ位置)を規定する幅広
用レジガイド板56が設けられている。一方、第1トレ
イ51の他の側端部には、記録用紙P,PPのレジガイ
ド板55、56とは反対側の端縁を揃えるように規制す
る規制板57がガイド溝58に案内されるようにしてス
ライド可能に設けられている。図中の符号55a、56
a、57aは、各ガイド板又は規制板から内側に突出し
た状態で設けられた、用紙トレイ50上に積載収容され
る記録用紙の最上部の用紙面を押えて規制する紙押さえ
突片である。
【0029】上記標準レジガイド板55は、図5に示す
ように、支軸55aを介して第1トレイ部51に揺動自
在に取り付けられた構造になっており、その使用時(通
常の幅の記録用紙Pが収容されるとき)には立設された
状態に保持される一方(同図a)、収容トレイ50に幅
広の記録用紙PPが収容されるときには、第1トレイ部
51に形成された凹部59にむけて倒されるように揺動
されて、その紙押さえ突片55aが凹部59に収納され
るとともにガイド板面により凹部5の開口部を塞いぐ状
態に保持されるようになっている(同図b)。これに対
して幅広用レジガイド板56は、第1トレイ部51に対
して常に立設された状態で固定された構造になってい
る。
【0030】そして、この用紙収容トレイ50には、そ
のトレイ50上に収容する記録用紙Pが標準レジ位置で
使用するものか或いは幅広のレジ位置で使用するものか
を確認するレジ位置確認スイッチ(電気部品)60と、
そのトレイ50上に記録用紙Pが有るか否かを検知する
用紙有無検知センサ(電気部品)61とが配設されてい
る。
【0031】上記レジ位置確認スイッチ60は、図3〜
図5に示すように前記標準レジガイド板55の下部(厳
密には本体1の中空内部)に配設されたものであり、そ
のレジガイド板53の立てた状態と倒した状態とにわけ
てON/OFF動作することにより上記レジ位置を確認
できるようになっている。また、上記用紙有無検知セン
サ61は、前記標準レジガイド板55の近傍の下部(厳
密には本体1の中空内部)に配設されたものであり、収
容トレイ50上の記録用紙Pの有無を光学的に確認でき
るようになっている。
【0032】また、上記スイッチ60及びセンサ61
は、画像形成装置の本体1側にある中央制御部5(図
1)と配線ケーブル70によって接続されている。この
配線ケーブル70は、上記スイッチ60及びセンサ61
側と接続される第1(電気部品側の)配線ケーブル71
と、装置本体1(の中央制御部5)側と接続される第2
(本体側の)配線ケーブル72とに分かれて構成されて
いるとともに、しかも、この双方の配線ケーブル71、
71どうしがコネクタ73、74により連結されるよう
になっている。これにより、上記スイッチ60やセンサ
61で得られる各検知情報(電気信号)が配線ケーブル
70を介して中央制御部5に電気的に送信され、画像形
成動作の制御等に用いられる。この実施形態では、上記
配線ケーブル70としてワイヤーハーネスを使用してい
る。
【0033】ところで、この実施形態における第1配線
ケーブル71は、図3〜4,6〜7に示すように、第1
トレイ51の空洞部内に配設された前記レジ位置確認ス
イッチ60及び用紙有無検知センサ61から第1トレイ
51の空洞部内を引き回されて支持アーム部52の空洞
内部を通り、最後に、その支持アーム部53の先端部側
にある回転軸54の中空貫通部54aを通してトレイ外
部に露出するように引き出された状態で配線されてい
る。
【0034】すなわち、特に第1配線ケーブル71のう
ち装置本体1と用紙収容トレイ50の間となるケーブル
部分71aを回転軸54の中空貫通部54aを通して配
線している点に特徴がある。回転軸54の中空貫通部5
4aは、ほぼ円筒状にくり貫いた状態の空間であり、配
線ケーブル71aの太さよりも十分に大きい空間断面形
状になっている。また、回転軸54から引き出された第
1配線ケーブル71の先端部には前記コネクタ73が取
り付けられている。
【0035】一方、第2配線ケーブル72は、中央制御
部5から装置本体1の内部を引き回された後に装置本体
1のトレイ装着部2に形成された軸受部3の近くまで配
線されており、その先端部に前記コネクタ74が取り付
けられている。
【0036】そして、このような第1配線ケーブル71
と第2配線ケーブル72は、回転軸54の近くの空スペ
ース部分においてコネクタ73、74を結合することに
より接続されるようになっている。
【0037】以上のような構成からなる用紙収容トレイ
50は、その第1トレイ51や第2トレイ52上に使用
する記録用紙P(PP)をその給紙搬送方向Xに沿わせ
て載置するとともに、その用紙側端部を前記標準レジガ
イド板55等と規制板57により位置合わせした状態で
収容することにより使用される。
【0038】この際、トレイに収容された記録用紙P
は、位置確認スイッチ60及び用紙有無検知センサ61
により、そのレジ位置が確認されるとともにその存在が
検知される。そして、この各検知信号は配線ケーブル7
0を通して装置本体1側の制御装置5側に送られる。
【0039】また、この収容された記録用紙Pは、用紙
収容トレイ50からの給紙実行時になると、装置本体1
側に設けられた図示しない給紙機構(フィードロール、
ナジャーロール、リタードロール、用紙リフトアップ機
構など)により、その画像形成タイミングに合わせて装
置本体1側に1枚ずつ送り出される。
【0040】そして、この用紙収容トレイ50において
は、特にその収容トレイ50と装置本体1のトレイ取付
け部2の間における配線ケーブル部分70(71a)が
外部に露出しておらず外観上体裁よく配線される。この
ため、その配線ケーブル部分の配線について、既述した
従来技術のようにトレイ外部において苦心しながら配線
する必要がなく、その保全面、組み立て面、スペース面
等の点で大幅に改善される。
【0041】また、この用紙収容トレイ50が回転軸5
4を中心にして搖動しても、その搖動操作に伴って配線
ケーブル部分が変動(屈曲、ねじれ、回転などの無理な
状態の変形)することがないため断線等のおそれもな
く、安全面、保全面に関して優れたものとなる。しか
も、前記したようにトレイ外部等に露出していないた
め、配線ケーブル70に物が引っ掛かったり、配線ケー
ブル70が撓んで外観を損なうというおそれもない。こ
のように安全面や外観面で信頼性の高い性能が得られ
る。
【0042】さらに、配線ケーブル70にチューブやカ
バーを掛ける必要がなく、しかも断線しにくい特殊なケ
ーブルを選択して使用する必要もなく、その分コストの
低減が可能となり有利である。
【0043】[他の実施の形態]実施形態1では、第1
配線ケーブル71と第2配線ケーブル72の接続を回転
軸54の軸受3付近の空スペースにおいてコネクタ7
3,74どうしを結合することにより行う場合について
説明したが、そのようなコネクタの結合による上記ケー
ブルの接続を行うスペースや位置を確保できない場合に
は、例えば、図8及び図9に示すように、その各コネク
タ73,74を回転軸54の軸上の所定位置に設けてそ
の回転軸54の軸受3との着脱動作に伴なって結合及び
切離しされる構造としてもよい。
【0044】この例では、第1配線ケーブル71側のコ
ネクタ73を回転軸の端部54aに係止突起75a付き
のを介して固定するように設け、また、第2配線ケーブ
ル72側のコネクタ74をその回転軸の端部54bと対
向する軸受3側の部位4に係止突起76a付きの取付け
部材76を介して回転可能に設けている。また、取付け
部材76の結合面側には位置決めピン76bが形成され
ており、一方、取付け部材75側には位置決めピン76
bが差し込まれる位置決め孔75bが形成されている。
【0045】これにより、用紙収容トレイを装置本体に
装着する際にそのトレイ側の回転軸54を軸受3に嵌め
入れて装着すると、その装着作業に連動して、その回転
軸54側のコネクタ73が当該軸受3側の部位4側のコ
ネクタ74と結合される。その結合状態は、前記位置決
めピン76bと位置決め孔75bとにより位置決めされ
るとともに、回転軸54が軸受3に装着されている間は
保たれる。反対に、用紙収容トレイを装置本体から取り
外す際にそのトレイ側の回転軸54を軸受3から抜いて
外すと、その取外し作業に連動して、その回転軸54側
のコネクタ73が当該軸受3側の部位4側のコネクタ7
4から切り離される。したがって、この場合には、配線
ケーブル71、72の接続が用紙収容トレイの着脱動作
と連動してなされるようになり、きわめて便利である。
【0046】また、実施形態1では、配線ケーブル70
としてワイヤハーネスを使用した場合について例示した
が、例えば用紙収容トレイ上に検知情報量の多い電気部
品、例えば用紙サイズ検知センサ等を配設する場合に
は、図10に示すように多数本の電気線が形成されたフ
ィルム状のフラットケーブル(フラット型ケーブル)7
7を使用することができる。このようなワイヤ型ケーブ
ルに比べて幅を有するフラットケーブル77であって
も、回転軸54の中空貫通部54aに対しては、その貫
通部内壁面に沿って丸めた状態で通して配線することが
可能である。したがって、この場合には、用紙収容トレ
イ上に検知情報量の多い電気部品を配設することがあっ
ても、その電気部品と装置本体側との配線を実施形態1
と同様に行うことができる。
【0047】さらに、実施形態1では、配線ケーブル7
0を片側の回転軸54の中空貫通部を通す場合を示した
が、本発明では両側の回転軸54に配線ケーブル70を
通して配線することも勿論可能である。この場合には、
配線経路が増えるため、用紙収容トレイ上に新たな電気
部品を追加して配設することが可能となる。
【0048】また、実施形態1では、用紙収容構造体と
して用紙収容トレイの場合を例示したが、本発明は本体
に揺動可能に装着され、電気部品を具有する用紙収容体
であれば同様に適用できる。
【0049】例えば、図11に例示するように、原稿読
取装置(複写機等の画像形成装置の本体に組みこまれた
もの、画像形成装置とは別体の原稿読取専用装置など)
1における原稿読取載置台(プラテン)上に揺動自在に
装着される原稿送り装置80に対しても本発明を適用す
ることができる。すなわち、原稿送り装置80において
も、原稿(用紙)を収容する原稿トレイ81があり、ま
たその原稿の有無やサイズ等を検知する電気部品82が
配設されているため、その電気部品82と装置本体1側
とのワイヤ型配線ケーブル70(又はフラットケーブル
77)を、原稿送り装置80の取り付け部にある中空貫
通構造とした回転軸84の中空貫通部内を通して配線す
ることができる。これにより、原稿送り装置80の後方
において配線ケーブル70が露出して出っ張ったり、原
稿送り装置80の揺動操作に伴なう変形(屈曲など)を
受けることがなくなり、実施形態1と同様の作用効果が
得られる。
【0050】さらに、本発明は、連続して回転する可動
シャフト等のような回転軸を中空構造とし、その回転軸
の中空内部に配線ケーブルを配線してもよい。この場合
には、その回転軸の中空内部にセンサ等の電気部品(例
えば回転状態を検知するセンサ)を配設し、その電気部
品と本体側とを配線することが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の用紙収容
構造体によれば、その構造体を本体に揺動可能に装着す
る回転軸を中空構造とし、その中空貫通部内に配線ケー
ブルを通すようにしたので、特にその構造体と本体との
間に位置する配線ケーブルの配線を、簡易な構成でもっ
て安全面、保全面、組立て面、外観面及びスペース面な
どの観点で理想に近い形で十分に満足できる程度に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係る用紙収容トレイを装着した
カラー画像形成装置を示す概要図。
【図2】 用紙収容トレイと装置本体の一部を示す要部
斜視図。
【図3】 用紙収容トレイと装置本体の一部を示す要部
正面図。
【図4】 用紙収容トレイと装置本体の一部を示す要部
平面図。
【図5】 標準レジガイド板及び幅広レジガイド板の構
成及び状態を示す要部断面説明図。
【図6】 回転軸と配線ケーブルを主に示す概略正面
図。
【図7】 図6のQ−Q線に沿う概略断面図。
【図8】 配線ケーブルのコネクタに関する他の態様例
であって、回転軸を軸受から取り外したときの状態を示
す概略断面図。
【図9】 配線ケーブルのコネクタに関する他の態様例
であって、回転軸を軸受に装着したときの状態を示す概
略断面図。
【図10】 フラットケーブルを回転軸の中空貫通部内
に通した状態を示す要部斜視図。
【図11】 本発明を適用した原稿送り装置を示す要部
斜視図。
【図12】 従来の用紙収容トレイと、そのトレイ上の
電気部品と本体側との配線ケーブルの配線例を示す概要
図。
【符号の説明】 1…本体、3…軸受、4…軸受側の部位、50…用紙収
容トレイ(用紙収容構造体)、54…回転軸、54a…
中空貫通部、60…レジ位置確認スイッチ、61…用紙
有無検知センサ、70…配線ケーブル(ワイヤ型ケーブ
ル)、71…第1配線ケーブル、72…第2配線ケーブ
ル、73,74…コネクタ、77…フラットケーブル、
80…原稿送り装置(用紙収容構造体)、82…電気部
品、T…トナー像、P…記録用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 AA34 AA35 AA38 BA20 DA22 DA34 3F343 FA02 FA03 FA09 FB02 FB04 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 HA22 HA29 HA39 HB01 HC05 HD17 KB02 KB13 KB14 KB17 KB18 KB19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着対象である本体に回転軸及びその軸
    受を介して揺動可能に装着され、その本体と配線ケーブ
    ルにより接続される電気部品が配設された用紙収容構造
    体において、 前記回転軸を中空貫通構造とするとともに、その回転軸
    の中空貫通部内に前記配線ケーブルを通して配線するこ
    とを特徴とする用紙収容構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の構造体において、前記
    配線ケーブルがワイヤ型ケーブル又はフラット型ケーブ
    ルの少なくとも1つであることを特徴とする用紙収容構
    造体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の構造体において、前記
    配線ケーブルが本体側の配線ケーブルと前記電気部品側
    の配線ケーブルとに二分されてコネクタで連結される構
    成である場合、 前記本体側及び電気部品側の配線ケーブルの各コネクタ
    を、前記回転軸の端部とその端部と対向する前記軸受側
    の部位とに分けて配設するとともに、その回転軸の軸受
    との着脱動作に伴なって結合及び切離しされる構造とし
    たことを特徴とする用紙収容構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の用紙収
    容構造体が、トナー画像を形成する画像形成装置に装着
    される用紙収容トレイ又は原稿収容送り装置の少なくと
    も1つであることを特徴とする用紙収容構造体。
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