JP2001178238A - 草刈機の刃先保護具 - Google Patents

草刈機の刃先保護具

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JP2001178238A
JP2001178238A JP35025199A JP35025199A JP2001178238A JP 2001178238 A JP2001178238 A JP 2001178238A JP 35025199 A JP35025199 A JP 35025199A JP 35025199 A JP35025199 A JP 35025199A JP 2001178238 A JP2001178238 A JP 2001178238A
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cutting edge
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obstacle
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Takashi Takemori
隆 竹森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 草刈機の刃先保護具に係り、草刈り場の障害
物と丸鋸の刃先とが直接に接触することを防止して、固
い障害物が丸鋸で弾き飛ばされたり、障害物に刃先が弾
き返されたり、刃先が欠けたりし難くなるようにした草
刈機の刃先保護具を提供することを目的とする。 【解決手段】 草刈機の丸鋸2 の下側に丸鋸回転軸4 を
中心に回転自在に装着され、前記丸鋸2 の刃底円よりも
小径の円板12と、この円板12の外周部に周方向に適当な
ピッチを置いて丸鋸2 の外周円よりも外側に突出させた
突起部13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草刈機の刃先保護
具に係り、特に草刈り場の障害物と丸鋸の直接接触を防
止して、固い障害物が丸鋸で弾き飛ばされたり、障害物
に刃先が弾き返されたり、刃先が欠けたりし難くなるよ
うにした草刈機の刃先保護具に関するものである。
【0002】
【従来技術】図12の分解側面図に示すように、一般に
普及している草刈機は、シャフトフレーム101と、そ
の下端に回転自在に支持させた丸鋸102と、前記シャ
フトフレームの上端に支持させたエンジン又はモーター
とを備え、前記丸鋸102を、シャフトフレーム101
内に回転自在に挿通した駆動シャフトを介して、前記エ
ンジン又はモータにより駆動するようにしている。
【0003】前記シャフトフレーム101の下端部には
ギャボックス103が設けられ、このギャボックス10
3の下面には、前記駆動シャフトに連動連結された丸鋸
回転軸104を突出させてあり、この丸鋸回転軸104
にカラー105、丸鋸102が上下に重ねて外嵌され、
前記丸鋸回転軸104の下端部に螺合される締込手段1
06を締め込むことにより、これらカラー105及び丸
鋸102が丸鋸回転軸104に固定されるようにしてい
る。
【0004】なお、締込手段106は、ボックスレンチ
でねじ回される六角ナット107と、カラー105及び
丸鋸102と共締めされる座金108と、前記六角ナッ
ト及び丸鋸回転軸104の下端部を保護するために前記
座金108に溶接した円環状のキャップ109とで構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の草刈
機では草木の間に分け入った丸鋸の刃先が地面に転がっ
ている小石や地面から露出している石ころなどの固い障
害物に接触し、その障害物が周囲に弾き飛ばされたり、
刃先が弾き返されたり、刃先が欠けたりするという問題
がある。
【0006】本発明は、この従来技術の課題を解決し、
草刈り場の障害物と丸鋸の刃先とが直接に接触すること
を防止して、固い障害物が丸鋸で弾き飛ばされたり、障
害物に刃先が弾き返されたり、刃先が欠けたりし難くな
るようにした草刈機の刃先保護具を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る草刈機の刃
先保護具は、この目的を達成するために、草刈機の丸鋸
の下側に丸鋸回転軸を中心に回転自在に装着され、前記
丸鋸の刃底径よりも小径の円板と、この円板の外周部に
周方向に適当なピッチを置いて丸鋸の外周円よりも外側
に突出させた突起部とを備える、という技術的手段を採
用する。
【0008】これによれば、円板は草刈機の丸鋸回転軸
を中心に回転自在に装着されるので、その回転方向の位
置(位相)は丸鋸の位相とは関係なく、不特定となる。
従って、この円板の周囲に突出させた突起部も丸鋸の位
相とは関係無く不特定の位相を向くことになる。
【0009】このように突起部の方向が不特定であり、
しかも、丸鋸回転軸を中心に自由に回転できることによ
り、ほぼ水平に位置させた丸鋸を円弧状に横振りすれ
ば、突起部が容易に草の間に分け入り、その位相が自動
的に設定される。そして、草木が、位相の決まった突起
部の間を通って支障なく丸鋸の切刃の間に入り、刈り取
られることになる。
【0010】草刈り機の丸鋸を円弧状に横振りすると、
地表に転がる石などの物のうち円板の高さよりも高い物
は障害物として本発明の刃先保護具或いは丸鋸の切刃に
接触するが、この障害物のうち本発明の刃先保護具に接
触する物は本発明の刃先保護具と干渉しあい、あるい
は、本発明の刃先保護具に押されて移動し、丸鋸によっ
て勢い良く弾き飛ばされることはない。
【0011】又、この障害物のうち本発明に接触するこ
となく丸鋸に接触する物は、殆どの場合、丸鋸により勢
い良く弾き飛ばされた直後に本発明の突起部に衝突し、
本発明を回転させようとすが、この回転は本発明の突起
部の間に入った草木によって緩衝される。そして、この
緩衝作用により障害物の飛ぶ勢いが減衰されるので、障
害物は本発明から外側に勢い良く弾き飛ばされ難くな
る。
【0012】一部分が地中に埋まり、他の一部分が地上
に露出している物もその露出高さが円板の高くなると障
害物になる。この種の障害物のうち本発明の刃先保護具
に接触する物は本発明の刃先保護具を押し止めるから、
更に丸鋸を移動させようとすれば、丸鋸はこの障害物と
本発明の刃先保護具との接触点を中心にして移動させる
ことはできるが、それよりも障害物に接近するように移
動させることはできない。つまり、この障害物と丸鋸と
の間には一定以上の距離が保持されるので、丸鋸に障害
物が接触することはない。
【0013】この種の障害物のうち本発明の刃先保護具
に接触せずに丸鋸に接触したものは、丸鋸をその回転の
接線方向に弾き返すが、本発明の刃先保護具の突起部の
間に切り残された草の茎や小木の幹がその衝撃を緩衝す
るので、丸鋸が弾き返されるショックは小さくなる。
【0014】要するに、本発明によれば、草刈り場に潜
む多くの障害物が突起部に邪魔されて丸鋸に直接に接触
し難くなるという作用、障害物が突起部の間から丸鋸に
接触し、反動で弾き飛ばされると、本発明の突起部に当
り、突起物の間に刈り残されている草木によって緩衝さ
れて、その勢いが減衰されるという作用、障害物が丸鋸
を弾き返すと、その反動が突起物の間に刈り残されてい
る草木によって緩衝され、弾き返る勢いが減衰するとい
う作用などが得られるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る草刈機の
刃先保護具を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下
の通りである。
【0016】図1の分解側面図に示すように、草刈機の
シャフトフレーム1の下端にはギヤボックス3が連設さ
れ、このギャボックス3の下面から下方に丸鋸回転軸4
を突出させてある。
【0017】この丸鋸回転軸4にカラー5と、丸鋸2と
を上下に重ねて差し込んだ後、この丸鋸回転軸4の下端
部に締込手段6を締め込むことにより、これらカラー5
及び丸鋸2が丸鋸回転軸4に固定される。
【0018】この締込手段6は六角ナット7と、座金8
と、前記六角ナット7に溶接されたハブキャップ9とで
構成され、前記丸鋸回転軸4にカラー5、丸鋸2及び座
がね8をこの順に上下に重ねて差し込んだ後、ハブキャ
ップ9と共に六角ナット7を丸鋸回転軸4に螺合して締
め込むことにより、前記カラー5及び丸鋸2が丸鋸回転
軸4に固定される。
【0019】そして、次に説明するように、この締込手
段6に刃先保護具10がベアリング11を介して回転自
在に組付けられる。
【0020】即ち、前記締込手段6のハブキャップ9に
は例えばラジアルボールベアリングからなるベアリング
11が外嵌され、このベアリング11のアウターレース
11aの上面に刃先保護具10の内周縁部を小ネジsで
止める。
【0021】なお、刃先保護具10をベアリング11に
固定する小ネジsの本数は、刃先保護具10及び座金8
が小ネジsを中心に回転することを防止するために2本
以上であることが好ましい。
【0022】又、ここでは、刃先保護具10を小ネジs
でネジ止めすることにより、刃先保護具10を締込手段
6から分解できるように締込手段6に固定しているが、
前記座金8を六角ナット7に溶接し、この座金8とハブ
キャップ9の外周囲に螺合されるナットとの間に刃先保
護具10の内周部を挟持させることにより刃先保護具1
0を締込手段6から分解できるように締込手段6に固定
してもよい。
【0023】更に、刃先保護具10の内周部に前記ベア
リング11のアウターレース11aの外周面に対応する
円筒状のカラーを形成し、このカラーを前記ベアリング
11のアウターレース11aに止まり嵌めないし締まり
嵌め状に外嵌したり、刃先保護具10の内周部をベアリ
ング11のアウターレース11aあるいはこのアウター
レース11aに固定された座金8に接着したり、接着、
ネジ止め、嵌合などのうちの少なくとも二つ以上の方法
を併用して、刃先保護具10をアウターレース11aか
ら分解できないように固定してもよいのである。
【0024】又更に、前記ハブキャップ9の下面には、
必要に応じて、締込手段6をねじ回すためのツールに適
合する工具嵌合穴tを形成してある。加えて、この実施
例では、強度、耐久性、メンテナンスの容易性、価格な
どを考慮して、前記ベアリング11としてラジアルボー
ルベアリングを用いているが、この他に、ラジアルロー
ラーベアリング、ラジアルニードルベアリング、ほう金
などの金属筒からなるメタル、潤滑油を含浸させた多孔
質金属筒からなる含油メタル、4フッ化エチレン(商品
名、テフロン)などの合成樹脂からなる樹脂メタルな
ど、一般にベアリングとして用いられているものを用い
てもよい。
【0025】更に加えて、前記刃先保護具10の材質と
してはアルミニウム合金、鉄、ステンレス鋼を含む鋼な
どの金属、合成樹脂、木材など任意のものを用いればよ
いが、耐久性を考慮して金属又は合成樹脂を用いること
が推奨される。
【0026】図2の平面図に示すように、前記刃先保護
具10は、ベアリング11のアウターレース11aに同
心状固定される円板12と、この円板12の周囲から、
周方向に適当なピッチP(ここでは20°)を置いて放
射状に突出させた複数の突起部13とを備えている。
【0027】刈り取る草の茎や小木の幹が丸鋸2の刃の
間に十分深く入るようにするために、前記円板12は丸
鋸2の刃底円(直径D2)よりも小径に形成され、又、
刃先保護具10の回転を丸鋸2の周囲の草木によって静
止させるために、前記突起部13の先端は丸鋸2の外周
円(直径D1)よりも草分け入り寸法Rだけ外方に突出
させてある。
【0028】図3の断面図に拡大して示すように、前記
突起部13の丸鋸2の外周円よりも外側に突出する草分
け入り部13aは、丸鋸2への外周方向からの障害物の
接触を防止するために、丸鋸2の外周面から間隙Δを隔
てた位置から外側で、円板12の上面よりも上側に立ち
上げて丸鋸2を外周囲から覆うようにしてあり、又、地
面に転がっている小石などが刃先保護具10や丸鋸2に
接触し難くなるようにするために、各草分け入り部13
aの先端から所定の範囲にわたって各突起部13の下面
にこぶ状の***部13bを形成して、地面と刃先保護具
10の円板12との上下間隔を大きくしている。
【0029】なお、丸鋸2と円板12との間には、これ
らの接触を防止するために、適当な大きさの上下間隙δ
が設けられている。
【0030】ところで、この草刈機の刃先保護具10に
よれば、草刈り場の草木は突起部13の間を通って丸鋸
2に接近し、丸鋸2の刃によって刈り取られる。
【0031】ここで、円板12は草刈機の丸鋸回転軸4
を中心に丸鋸2の回転方向にも、又、その反対方向にも
自由に回転できるように装着されているので、その回転
方向の位置(位相)は丸鋸2の位相とは無関係に不特定
となる。従って、この円板12の周囲に突出させた突起
部13も丸鋸2の位相とは無関係に不特定の位相を向く
ことになる。そして、この不特定の位相は突起部13の
草分け入り部13aの間に入った草木によって静止され
る。
【0032】刈り取りに際しては、草の茎や小木の幹は
丸鋸2の刃によって突起部13に押さえつけるようにし
て刈り取られるので、なぎ倒されることなく確実に押し
切られる。
【0033】ところで、草刈り場の草木の間には、地面
に転がっている物や、少なくとも下部が地下に埋まり、
一部分が地上に露出している物が隠れているが、これら
のうち地上高さが刃先保護具10の円板12の高さより
も低い物は草刈りの障害にはならない。これに対して、
地上高さが刃先保護具10の円板12の高さよりも高い
物は、丸鋸2を円弧状に横振りしたときに刃先保護具1
0、或いは丸鋸2に接触する障害物となる。
【0034】この障害物のうち地上に転がっている物が
刃先保護具10に接触すると、刃先保護具10によって
横振りの先側に押し動かされるが、その速度は高速回転
している丸鋸2に接触した時に比べればはるかに低く、
又、オペレータは殆ど接触による反動を感じることがな
い。
【0035】地上に転がっている障害物が丸鋸2に接触
すると、その障害物は丸鋸2の外周円の接線方向に弾き
飛ばされ、弾き飛ばされた直後に刃先保護具10の突起
部13に接触して刃先保護具10を回転させるが、この
刃先保護具10の回転は各突起部13間の草木、特に草
分け入り部13a間の草木によって緩衝されて、その勢
いを止められたり、削がれたりするので、障害物が勢い
良く刃先保護具10の外側まで弾き飛ばされることは殆
どない。又、この場合にもオペレータは殆ど接触による
反動を感じることがない。
【0036】一部分が地下に埋まっている障害物が丸鋸
2よりも外側で刃先保護具10の突起部13に接触する
と、障害物と突起部13との接触点を中心にして丸鋸2
及び刃先保護具10の中心が移動する。即ち、丸鋸2が
障害物と一定距離を保った状態で移動することになるの
で、丸鋸2がその障害物と接触することはなく、又、そ
の接触により丸鋸2が弾き返されることもない。
【0037】一部分が地下に埋まっている障害物が刃先
保護具10の突起部13の間を通って丸鋸2に接触する
と、丸鋸2は反動でその外周円の接線方向に勢い良く弾
かれるが、この丸鋸2と共に移動する刃先保護具10の
突起部13間、特に草分け入り部13a間の草木によっ
てその反動が緩衝されるので、丸鋸2及び刃先保護具1
0が弾き返される勢いが削がれ、オペレータが感じる反
動のショックはそれ程大きくはならない。
【0038】要するに、丸鋸2の刃先が刃先保護具10
の突起部13によって障害物からガードされ、草刈り場
の障害物と丸鋸2の直接接触を防止して、固い障害物が
丸鋸2で弾き飛ばされたり、障害物に丸鋸2が弾き返さ
れたり、丸鋸2の刃先が欠けたりし難くなる上、障害物
との接触に際しての反動やショックが小さいソフトなタ
ッチで分け入り、草木をなぎ倒すことなく刈り取れるよ
うになるのである。
【0039】又、丸鋸2の刃先が欠け難くなるので、丸
鋸2の耐用期間が長くなる上、丸鋸2の切れ味が長時間
にわたって変化することがなく、連続又は累積の草刈り
作業時間が長くなっても丸鋸2の回転数を上げる必要が
なくなる。
【0040】図4の平面図に示す本発明の他の実施例に
係る草刈機の刃先保護具10では、立ち草への分け入り
を容易にすると共に、比較的茎の太い草や小木の刈り取
りができるようにするために、突起部13のピッチPを
大きくしている。又、草分け入り寸法Rを変えずに突起
部13のピッチPを大きくすると突起部13間に障害物
が入り易くなるが、ここでは、草分け入り部13aの寸
法(草分け入り寸法)Rを大きくして、突起部13間に
障害物が入り易くなることを防止している。
【0041】なお、図5はこの実施例の突起部13の断
面図である。
【0042】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前記一実施例のそれらと同様であるので、紙幅を節
約するために、ここではその詳細な説明を省略する。
【0043】図6の平面図に示す本発明の又他の実施例
に係る草刈機の刃先保護具10では、各突起部13の間
で星形回転体14を円板12に回転自在に支持させる。
各突起部13のピッチP及び草分け入り寸法Rは図4及
び図5に示す実施例のそれらと同様にしてあり、各星形
回転体14の外周円が丸鋸2の外周円をはみ出す草分け
入り寸法rは図1ないし図3に示す実施例の草分け入り
寸法Rと同様にしている。
【0044】又、図7の断面図に示すように、各星形回
転体14の回転中心とその星芒形の先端までの距離は、
強度的な問題を考慮して当該星形回転体14の草分け入
り寸法rの2倍以上とすることが好ましく、この実施例
では約2.5倍(2.5r)にしている。
【0045】この実施例によれば、草刈り作業時に円弧
に沿うように横振りされる丸鋸2の動きや刃先保護具1
0の回転とこの星形回転体14の回転とがあいまって、
立ち草に対する関係では図4及び図5に示すように突起
部13のピッチPが大きい実施例と同様の作用ないし効
果が得られ、小石などの障害物に対しては図1ないし図
3に示すように突起部13のピッチPが狭い実施例と同
様の作用ないし効果を得ることができる。
【0046】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前記各実施例のそれらと同様であるので、紙幅を節
約するために、ここではそれらの詳細な説明を省略す
る。
【0047】なお、この実施例では各突起部13の間に
一つの星形回転体14を配置しているが、各突起部13
の間に二つ以上の星形回転体14を配置してもよい。
【0048】又、各星形回転体14の断面図形として
は、図8の断面図に示す台形、図9の断面図に示す半小
判形などを採用してもよい。
【0049】更に、上記各実施例において、例えば図1
0の平面図及び図11の側面図に示すように、各突起部
13の先端部に丸鋸2の外周囲で、円板12の回転軸心
と平行な軸心回りに自由回転するローラ15を設ける
と、各突起部13の草分け入りが一層容易になる。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の草刈機
の刃先保護具は、草刈機の丸鋸の下側に丸鋸回転軸を中
心に回転自在に装着され、前記丸鋸の谷底径よりも小径
の円板と、この円板の外周部に周方向に適当なピッチを
置いて丸鋸の外周円よりも外側に突出させた突起部とを
備えるので、草刈り場に潜む多くの障害物が突起部に邪
魔されて丸鋸に直接に接触し難くなるという作用が得ら
れ、これにより、地上に転がっている小石などの障害物
が勢いよく弾き飛ばされることが起き難くなる、土中か
ら突き出た障害物に接触した丸鋸が勢い良く弾き返され
ることが起き難くなる、障害物が丸鋸の刃先に接触し、
刃先が欠けることが起き難くなる等の効果を得ることが
できる。
【0051】又、本発明によれば、障害物が勢いよく弾
き飛ばされることが起き難くなる、ので、弾き飛ばされ
た障害物がオペレータや周囲の人に当たって怪我をする
おそれが薄れ、安全性が高められるという効果も得られ
る。
【0052】更に、本発明によれば、丸鋸が障害物に当
たって弾き返され難くなるので、弾き返された丸鋸がオ
ペレータや周囲の人に当たって重大な怪我をするおそれ
が薄れ、安全性が高められるという効果も得られる。
【0053】又更に、本発明によれば、丸鋸の刃先が欠
け難くなるので、丸鋸の切れ味が劣化することが長時間
にわたって防止され、長時間にわたって丸鋸の回転数を
変えずに同じようなタッチで草刈りが行える、という効
果も得ることができる。
【0054】加えて、草木が本発明の刃先保護具の位相
を保持すると共に、その反射的な作用として丸鋸に対す
る草木の位置が刃先保護具によって保持されるので、草
木をなぎ倒すことなく、確実に刈り込むことができると
いう効果も得られる。更に加えて、本発明によれば、障
害物が突起部の間から丸鋸に接触し、反動で弾き飛ばさ
れると、本発明の突起物に当り、突起物の間に刈り残さ
れている草木によってその勢いが減衰されるという作用
が得られるので、障害物が周囲に飛び出してオペレータ
や周囲の人を傷つけたり、周囲の物を傷つけたり、壊し
たりすることが起こっても、その程度が軽くなるという
効果も得られる。
【0055】その上、本発明によれば、障害物が丸鋸を
弾き返すと、その反動が突起物の間に刈り残されている
草木によって緩衝され、弾き返る勢いが減衰されるとい
う作用が得られるので、跳ね返った丸鋸でオペレータや
周囲の人が傷つくことがあっても、その程度が軽くなる
と共に、障害物と丸鋸との衝突のショックが小さく、ソ
フトなタッチの草刈りが行えるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解側面図である。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】本発明の要部の断面図である。
【図4】本発明の平面図である。
【図5】本発明の要部の断面図である。
【図6】本発明の平面図である。
【図7】本発明の要部の断面図である。
【図8】本発明の要部の側面図である。
【図9】本発明の要部の側面図である。
【図10】本発明の平面図である。
【図11】本発明の要部の側面図である。
【図12】従来の草刈機の要部の分解側面図である。
【符号の説明】
2 丸鋸 4 丸鋸回転軸 10 刃先保護具 12 円板 13 突起部
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月16日(1999.12.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】なお、刃先保護具10をベアリング11に
固定する小ネジsの本数は、刃先保護具10が小ネジs
を中心に回転することを防止するために2本以上である
ことが好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】又、ここでは、刃先保護具10を小ネジs
でネジ止めすることにより、刃先保護具10をアウター
レース11から分解できるように固定しているが、更
に、刃先保護具10の内周部に前記ベアリング11のア
ウターレース11aの外周面に対応する円筒状のカラー
を形成し、このカラーを前記ベアリング11のアウター
レース11aに止まり嵌めないし締まり嵌め状に外嵌
し、ベアリング11のアウターレース11aに接着した
り、接着、ネジ止め、嵌合などのうちのいずれかの方法
を使用して、刃先保護具10をアウターレース11aか
ら容易に分解できないように固定してもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】図6の平面図に示す本発明の又他の実施例
に係る草刈機の刃先保護具10では、各突起部13の間
で星形回転体14を円板12に回転自在に支持させる。
各突起部13のピッチP及び草分け入り寸法Rは図4及
び図5に示す実施例のそれらと同様にしてあり、各星形
回転体14の外周円が丸鋸2の外周円をはみ出す草分け
入り寸法rは図1ないし図2に示す実施例の草分け入り
寸法Rと同様にしている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】この実施例によれば、草刈り作業時に円弧
に沿うように横振りされる丸鋸2の動きや刃先保護具1
0の回転とこの星形回転体14の回転とがあいまって、
立ち草に対する関係では図4及び図5に示すように突起
部13のピッチPが大きい実施例と同様の作用ないし効
果が得られ、小石などの障害物に対しては図1ないし
に示すように突起部13のピッチPが狭い実施例と同
様の作用ないし効果を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草刈機の丸鋸の下側に丸鋸回転軸を中心
    に回転自在に装着され、前記丸鋸の刃底円よりも小径の
    円板と、この円板の外周部に周方向に適当なピッチを置
    いて丸鋸の外周円よりも外側に突出させた突起部とを備
    えることを特徴とする草刈機の刃先保護具。
JP35025199A 1999-10-12 1999-12-09 草刈機の刃先保護具 Pending JP2001178238A (ja)

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