JP2001177872A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2001177872A
JP2001177872A JP36034599A JP36034599A JP2001177872A JP 2001177872 A JP2001177872 A JP 2001177872A JP 36034599 A JP36034599 A JP 36034599A JP 36034599 A JP36034599 A JP 36034599A JP 2001177872 A JP2001177872 A JP 2001177872A
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JP36034599A
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Takumi Takahashi
匠 高橋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PIAFS手順において応用アプリケーショ
ン(高位レベルプロトコル)とインバンドネゴシエーシ
ョン手順によって選択されるデータリンクプロトコルと
の関係を示し、選択の基準を明確にし、応用アプリケー
ションの機能に支障をきたきないようインバンドネゴシ
エーション手順が行われることを目的をしたものであ
る。 【解決手段】 PIAFS制御部が、無線通信を使用す
るアプリケーションの種別をインバンドネゴシエーショ
ンフレームに設定する手段を有し、移動局またはターミ
ナルアダプタが、インバンドネゴシエーション手順にお
いて、プロトコル種別とともにアプリケーション種別を
相手側に送信するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関するものである。
【0002】特に、有線公衆回線に無線接続された無線
基地局と、無線基地局と無線接続され、複数のスロット
を可変型に使用し、複数のデータ通信速度で無線通信を
行うことが可能な無線移動局とで構成されている無線通
信システムに関する。
【0003】
【従来の技術】無線通信技術の発達によって、無線通信
における伝送方式は、従来のアナログ方式からデジタル
方式が主流となってきた。特に、我が国においては、平
成7年に公衆無線電話サービスとしてPHS(Personal
Handy Phone System)が開始されて以来、その利用が
急激に広まり、音声通信のみならずデータ通信において
も、無線通信の利用が盛んになっている。
【0004】PHS網を利用したデータ通信方式は、イ
ンターネットアクセス要求の増加とともに、PIAF
(PHS Internet Access Forum)の技術部会で標準化の
検討が開始され、平成9年3月にはPIAFS(PHS In
ternet Access Forum Standard)規格第1版として、伝
送速度32Kbit/sのOSI参照モデルレイヤ2
(データリンクレイヤ)での伝送制御手順が提案され
た。
【0005】このPIAFS規格は、データ通信の高速
化の要求に沿ってその後も高速化・高機能化を目的とし
た改版が行われ、現在では、伝送速度64Kbit/s
を可能とする第2.1版が、平成11年1月に提案され
ている。これによって、PIAFS規格を有しているP
HS端末とISDN網に接続しているターミナルアダプ
タ端末との聞で、伝送速度32Kbit/sまたは64
Kbit/sの無線高速データ通信が可能となった。
【0006】次に、PIAFS第2.1版に規定されて
いるPIAFS手順について詳しく説明する。
【0007】PIAFS手順は、無線送受信部や変復調
部等からなる物理層と、ファクシミリ通信、インターネ
ット通信等の応用アプリケーションのプロトコルである
高位レベルプロトコル層との間に位置し、OSI参照モ
デルレイヤ2相当の機能をもつ。
【0008】PIAFS手順は、大きく分けて、インバ
ンドネゴシエーション手順とARQ伝送制御手順とによ
って構成される。
【0009】「インバンドネゴシエーション手順」は、
データリンクプロトコルを選択するために、データリン
ク確立以前に無線端末同士で、ネゴシエーションを行
い、複数のデータリンクプロトコルから1つのデータリ
ンクプロトコルを選択する手順である。
【0010】また、「ARQ伝送制御手順」は、通信が
始まった後のデータ伝送における誤り制御手順である。
【0011】図5は、インバンドネゴシエーションの位
置付けを示す図である。
【0012】データ伝送プロトコル501、リアルタイ
ムプロトコル502は、PIAFS第2.1版までに規
定されたデータリンクプロトコルであり、将来プロトコ
ル503は、将来規定されるデータリンクプロトコルを
想定したものである。
【0013】インバンドネゴシエーションパート504
は、物理層505によって無線通信路が設定されると、
データリンクを確立する前に相手無線端末と交渉を行
い、各データリンクプロトコルを選択する。
【0014】図11は、PIAFS第2.1版に示され
るインバンドネゴシエーションする際に交わすフレーム
に設定されるプロトコル種別を示す図である。
【0015】データ伝送プロトコル(速度固定)は、3
2Kbit/s非制限デジタルベアラと64Kbit/
s非制限ベアラとで接続され、I.460速度整合を行
わない接続形態と規定されている。
【0016】リアルタイムプロトコルは、PIAFSリ
アルタイムプロトコル仕様書技術資料第1.0版で示さ
れる接続形態を示す。
【0017】データ伝送プロトコル(速度可変タイプ
1)は、64Kbit/s非制限デジタルベアラで接続
されるが、通信中にI.460速度整合した32Kbi
t/sのビット列が回線上を転送されることがある接続
形態であって、自局側から当該速度切り替えを行う場合
があるが、対局での当該速度切り替えには対応しない動
作と規定されている。
【0018】データ伝送プロトコル(速度可変タイプ
2)は、64Kbit/s非制限デジタルベアラで接続
されるが、通信中にI.460速度整合した32Kbi
t/sのビット列が回線上を転送されることがある接続
形態であって、自局側から当該速度切り替えを行わない
が、対局からの当該速度切り替えには対応する動作と規
定されている。
【0019】図3は、PHS網の無線チャネルを用い
て、移動局から通信相手のターミナルアダプタヘ発信し
たときのシーケンスを示す図である。
【0020】PHSの無線区間インタフェースは、AR
IB(Association of Radio Industries and Business
es)が標準規格RCR−STD28として規定してい
る。この規定に基づいた発信接続処理(M301からM
321)の後、PIAFSのインバンドネゴシエーショ
ンを行う。移動局側がデータリンク起動側になり、図1
1に示すプロトコル種別のうちで、使用可能なプロトコ
ルをネゴシエーション要求(M322)に設定し、対局
のターミナルアダプタに送る。
【0021】図8は、インバンドネゴシエーションのフ
レーム構造を示す図である。
【0022】選択されたプロトコル種別は、優先順位に
従い第1優先プロトコル907、第2優先プロトコル9
08の順で設定される。
【0023】データリンクの非起動側であるターミナル
アダプタでは、ネゴシエーション要求(M322)を受
信すると、設定されているプロトコル種別から、要求さ
れた優先順位で、プロトコル種別が使用可能であれば、
そのプロトコルを1つのみ選択し、ネゴシエーション受
付(M323)に選択したプロトコル種別を設定し、デ
ータリンク起動側の移動局に送信する。
【0024】図9は、移動局からのネゴシエーション要
求1001に第1優先だけが設定されている場合のプロ
トコル種別と、受信した相手側ターミナルアダプタの対
応可能プロトコルと、ネゴシエーション受付1002に
選択されたプロトコルとを示す図である。
【0025】ネゴシエーション番号N101では、移動
局のネゴシエーション要求1001には、第1優先とし
て64K速度固定が設定されているが、ターミナルアダ
プタでも対応可能なプロトコルとして同じく64速度固
走が設定されているので、選択プロトコルとして64K
速度固定をネゴシエーション受付1002に設定してい
る。
【0026】また、ネゴシエーション番号N103で
は、移動局のプロトコルは、ネゴシエーション番号N1
01と同様であるが、ターミナルアダプタの対応可能な
プロトコルは、64速度固定と速度可変となっている。
この場合、ターミナルアダプタでは、選択プロトコルと
して優先度の高い64速度固定をネゴシエーション受付
1002に設定する。
【0027】図10は、移動局からのネゴシエーション
要求1101に複数の優先が設定されている場合のプロ
トコル種別と、受信した相手側ターミナルアダプタの対
応可能プロトコルと、ネゴシエーション受付1102に
選択されたプロトコルとを示す図である。
【0028】ネゴシエーション番号N111では、移動
局のネゴシエーション要求1101には、第1優先とし
て64K速度固定が設定され、第2優先として速度可変
が設定され、第3優先として32K速度固定が設定され
てされているが、ターミナルアダプタでは対応可能なプ
ロトコルとして64K速度固定が設定されているので、
選択プロトコルとして64K速度固定をネゴシエーショ
ン受付1102に設定している。
【0029】ネゴシエーション番号N113では、移動
局のプロトコルは、ネゴシエーション番号N111と同
様であるが、ターミナルアダプタの対応可能なプロトコ
ルは、64K速度固定と速度可変となっている。この場
合、ターミナルアダプタでは、選択プロトコルとして優
先度の高い64K速度固定をネゴシエーション受付11
02に設定する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、P
IAFS第2.1版を採用し、伝送速度32Kbit/
sまたは64bit/sの無線高速データ通信を行う場
合に、複数のデータリンクプロトコルから1つのデータ
リンクプロトコルをインバンドネゴシエーションによっ
て選択する手順は示されている。
【0031】しかし、PIAFS手順を起動する応用ア
プリケーション(高位レベルプロトコル)とインバンド
ネゴシエーション手順によって選択されるデータリンク
プロトコルとの関係が示されておらず、移動局に複数の
応用アプリケーションが搭載されている場合等、データ
リンクプロトコル選択の基準が明確ではないので、応用
アプリケーションが望むデータリンクプロトコルを選択
できず、応用アプリケーションの機能に支障をきたす場
合があるという問題がある。
【0032】本発明は、上記のような従来の技術におけ
る課題を解決するものであり、PIAFS手順において
応用アプリケーション(高位レベルプロトコル)とイン
バンドネゴシエーション手順によって選択されるデータ
リンクプロトコルとの関係を示し、選択の基準を明確に
し、応用アプリケーションの機能に支障をきたきないよ
うインバンドネゴシエーション手順が行われることを目
的をしたものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
PIAFS制御部が、無線通信を使用するアプリケーシ
ョンの種別をインバンドネゴシエーションフレームに設
定する手段を有し、移動局またはターミナルアダプタ
が、インバンドネゴシエーション手順において、プロト
コル種別とともにアプリケーション種別を相手側に送信
するものである。
【0034】請求項4記載の発明は、移動局のメモリに
は、移動局が無線通信で使用するアプリケーション毎
に、インバンドネゴシエーション手順において使用する
プロトコルとその優先順位を定めたアプリケーション毎
優先プロトコルテーブルとを有し、PIAFS制御部
が、無線通信を使用するアプリケーションの種別をイン
バンドネゴシエーションフレームに設定する手段を有
し、移動局またはターミナルアダプタが、インバンドネ
ゴシエーション手順において、データリンク非起動側で
あるときに、インバンドネゴシエーションフレームに設
定されたアプリケーション種別から、アプリケーション
毎優先プロトコルテーブルを参照してプロトコル種別を
決定し、アプリケーション種別とともにデータリンク起
動側に送信するものである。
【0035】
【発明の実施の形態および実施例】[第1の実施例]図
1は、本発明の一実施例である無線通信システムRS1
の構成を示す図である。
【0036】無線通信システムRS1は、無線通信管理
の側面から見ると、本無線システム内に収容される移動
局の通信を管理、制御する基地局(CS=Cell Statio
n)と、基地局と無線回線で接続され、無線通信管理さ
れる移動局(PS=Personal Station)とによって構成
され、1つまたは複数の定められた周波数を使い、無線
フレームを用いて、基地局と移動局、または移動局同士
が無線通信を行う。
【0037】無線通信システムRS1では、アナログ電
話加入者網、ISDN(IntegratedService Digital Ne
twork)網等の公衆網(PN=Public Network)106
と電話回線105で接続され、本無線システム内の移動
局101に無線回線を通して、公衆網通信サービスを提
供する基地局104と、同じく公衆網101に電話回線
107で接続されたターミナルアダプタ108と、公衆
網106を介して基地局104とターミナルアダプタ1
08との間で音声またはデータを交換し、公衆網106
を介して音声通話またはデータ通信を行う移動局101
とで構成されている。移動局101は、接続ケーブル1
02によってデータ端末103と接続される。
【0038】次に、移動局101の構成と動作とについ
て説明する。
【0039】図2は、図1に示す移動局101のうちで
主要な内部構成を示す図である。
【0040】移動局制御部201は、移動局101の各
ブロックの制御を司っており、CPUによって構成され
ている。メモリ202は、プログラムを格納するROM
とプログラムの一時的な変数、データを格納するSRA
M、また運用データ等不揮発性のデータを格納するEE
PROMから構成され、図4に示すアプリケーション毎
優先プロトコルテーブルをもつ。移動局用アンテナ20
3は、無線信号を送受信するものである。無線送受信部
204は、シンセイサイザ部、送信部と受信部とによっ
て構成されているRF部と、変復調部と、チャネルコー
デック部とによって構成されている。PIAFS制御部
205は、PIAFS第2.1版に基づき、データリン
クの設定と解放、エラー検出/再送、フロー制御、メッ
セージの分割と組み立て等の処理を行う。端末インタフ
ェース処理部206は、データ端末103とのインタフ
ェースを提供する。
【0041】本願の無線通信システムにおいて、公衆網
106を介し、移動局101がターミナルアダプタ10
8に発信し、データリンクを確立するまでを、図3を用
いて説明する。
【0042】データ端末103が発信動作を行うと、端
末インタフェース処理部206から移動局制御部201
に発信要求メッセージが届き、移動局制御部201は、
RCR−STD28に規定された発信接続処理(M30
1〜M321)を行う。ターミナルアダプタ108から
応答(M304)が送信され、移動局101にCC応答
(M321)が届くと、無線回線が接続完了となる。そ
の後は、PIAFS制御部205が、PIAFSのイン
バンドネゴシエーションを行い、データリンクを確立す
る。移動局101がデータリンク起動側になり、図11
に示すプロトコル種別のうちで使用可能なプロトコルと
無線通信を使用するアプリケーション種別とを選択し、
ネゴシエーション要求(M322)に設定し、対局のタ
ーミナルアダプタ106に送る。
【0043】図7は、本発明のインバンドネゴシエーシ
ョンのフレーム構造を示した図である。
【0044】選択されたプロトコル種別は、優先順位に
従い、第1優先プロトコル707、第2優先プロトコル
708と優先順位に従って格納され、対局のターミナル
アダプタ106に送られる。格納されるプロトコルの数
に特に規定はなく、移動局制御部201の制御処理方法
による。また、アプリケーション種別は、アプリケーシ
ョン種別711に同様に格納され、対局のターミナルア
ダプタ106に送られる。アプリケーション種別の例
を、図6の601〜604に示す。
【0045】図6は、図5のインバンドネゴシエーショ
ンの位置付けに、更にアプリケーション種別の例を組み
合わせた例を示す図である。
【0046】601から604は各アプリケーションを
表し、インバンドネゴシエーションの上位プロトコルに
あたる。各アプリケーション毎に、データ会送プロトコ
ル(速度固定、速度可変)605、リアルタイムプロト
コル606をそれぞれ選択する。
【0047】アプリケーション種別711に格納されて
いるアプリケーション種別は、移動局101がデータリ
ンク起動側になり、図11に示すプロトコル種別のうち
使用可能なプロトコルを選択するとき、第6図に示すイ
ンターネットブラウジング601、静止画通信602等
の上位レイヤプロトコルが、インバンドネゴシエーショ
ンパートヘ自分が起動されたことを通知するか、また
は、メモリ202にアプリケーション種別として設定す
ることによって、PIAFS制御部205が、ネゴシエ
ーション要求(M322)に設定し、対局のターミナル
アダプタ106に送る。
【0048】データリンクの非起動側であるターミナル
アダプタ108では、ネゴシエーション要求(M32
2)を受信すると、受信したネゴシエーション要求(M
322)のパラメータのアプリケーション種別711を
キーとし、メモリ202に格納されている図4に示すア
プリケーション毎優先テーブルを検索し、使用可能なプ
ロトコルを1つ選択する。
【0049】図4は、アプリケーションと優先プロトコ
ルとの対応を規定するアプリケーション毎優先プロトコ
ルテーブルの例を示す図である。
【0050】このテーブルでは、各アプリケーション毎
に、優先プロトコルが、第3優先まで示されているが、
ネゴシエーション受付(M323)には、プロトコル種
別は1つしか設定しないので、通常は、第1優先プロト
コルだけを選び出す。
【0051】しかし、状況に応じては、第2、第3優先
プロトコルが選択される場合もある。ネゴシエーション
要求(M322)のアプリケーション種別711に格納
されるアプリケーション種別が、インターネットブラウ
ジングである場合は、第1優先プロトコルの64固定が
プロトコル種別として選択され、ネゴシエーション受付
(M323)に設定され、データリンク起動側の移動局
101に送信する。
【0052】図4に示すアプリケーション毎優先プロト
コルテーブルでは、インターネットブラウジングを例に
取ると、第1優先プロトコルを64速度固走、第2優先
プロトコルを速度可変、第3優先プロトコルを32K速
度固定としている。第1優先プロトコルを64K速度固
定としたのは、インターネットブラウジングが大容量の
データを伝送し、しかもブラウジング中には、データ量
の変化が少ない等の特徴をもっているからで、64速度
固定による大容量で容量固定の伝送が適しているからで
ある。
【0053】第2優先プロトコルには、速度可変を選択
した。速度可変では、通信トラヒックが少ないときに
は、64K速度による安定した通信速度が得られるが、
トラヒックが多くなると32K速度にダウンする。ブラ
ウジング中に、32K速度にダウンすると、データのダ
ウンロードが遅くなり、画面表示のスピードが遅くな
る。このように、E−mail、静止画通信、TV電話
等の各アプリケーションにおいてもその通信の特徴に基
づいたプロトコルを設定する。
【0054】図9、図10では、移動局101のネゴシ
エーション要求1001/1101のプロトコル種別
と、ターミナルアダプタ108がアプリケーション毎優
先プロトコルテーブルから選択した使用可能なプロトコ
ルの関係から、ターミナルアダプタ108にて選択さ
れ、ネゴシエーション受付1002/1102に設定さ
れるプロトコル種別を示している。
【0055】図9は、移動局101からのネゴシエーシ
ョン要求1001に、第1優先プロトコルだけが設定さ
れた場合の選択プロトコルを示す図である。
【0056】N101では、インターネットブラウジン
グを開始した移動局101のネゴシエーション要求10
01には、アプリケーション種別711にインターネッ
トブラウジング、第1優先プロトコル707として64
K速度固定が設定されてされているが、ターミナルアダ
プタ108でも、アプリケーション毎優先テーブルから
対応可能なプロトコルとして同じく64K速度固定が設
定されているので、選択プロトコルとして、64K速度
固定をネゴシエーション受付1002に設定している。
N102では、移動局101の第1優先プロトコルは、
N101と同様であるが、アプリケーション種別711
に静止画像通信が設定されているような場合では、アプ
リケーション毎優先プロトコルテーブルからターミナル
アダプタ108の対応可能な第1優先プロトコルは速度
可変となる。この場合、ターミナルアダプタ108で
は、移動局101の第1優先プロトコルとプロトコルが
一致せず、通信が不可能になるので、ネゴシエーション
拒否を移動局101に送信し、ネゴシエーションを終了
する。
【0057】しかし、一方で、静止画通信の第2優先プ
ロトコルは64K速度固定になっているので、条件次第
では、第2優先プロトコルを選択し、N101と同様に
選択プロトコルとし、64K固定をネゴシエーション受
付1002に設定してもよい。
【0058】条件としては、移動局101の無線通信環
境等が考えられる。通信トラヒック量が多い場所では、
2スロットを占有する64K速度固走は、接続しにく
く、他移動局の呼損率が多くなる等の問題が発生する。
そのために、通信量の変化がある静止画通信では、速度
可変を第1優先プロトコルとしているが、上記の環境条
件を考慮にいれた上でネゴシエーション拒否を出したく
ない場合には、64K固定をネゴシエーション受付10
02に設定する。
【0059】N103でも、N101と同様移動局10
1のネゴシエーション要求1001のアプリケーション
種別711は、インターネットブラウジング、第1優先
プロトコルは、64K速度固定であるが、ターミナルア
ダプタ108では、アプリケーション毎優先テーブルか
ら対応可能なプロトコルは、64K固定と速度可変と3
2K固定となっている。この場合、ターミナルアダプタ
108では、選択プロトコルとして優先度の高い64K
速度固定をネゴシエーション受付1002に設定する。
【0060】N104からN106では、移動局101
は、第1優先として速度可変が設定されており、ターミ
ナルアダプタ108は、N101からN103と同様と
なっている。そのときの選択プロトコルは、順にネゴシ
エーション拒否、速度可変、速度可変となる。
【0061】図10は、移動局101からのネゴシエー
ション要求1101に、第1優先プロトコル、第2優先
プロトコルと第3優先プロトコルが設定された場合の選
択プロトコルを示す図である。
【0062】N111では、インターネットブラウジン
グを開始した移動局101のネゴシエーション要求11
01には、アプリケーション種別711にインターネッ
トブラウジング、第1優先プロトコル707として64
速度固定、第2優先プロトコル708として速度可変、
第3優先として32K速度固定が設定されてされている
が、ターミナルアダプタ108でも、アプリケーション
毎優先テーブルから対応可能なプロトコルとして同じく
64K速度固定が設定されているので、選択プロトコル
として64K速度固定をネゴシエーション受付1102
に設定している。
【0063】N112では、移動局101の各優先プロ
トコルは、N111と同様であるが、アプリケーション
種別711に静止画像通信が設定されているような場合
では、アプリケーション毎優先プロトコルテーブルから
ターミナルアダプタ108の対応可能な第1優先プロト
コルは速度可変、第2優先プロトコルは64K速度固定
となる。この場合、ターミナルアダプタ108では、移
動局101の第1優先プロトコル64K速度固定とは一
致しないが、第2優先プロトコルの速度可変を選択し、
移動局101に送信する。
【0064】しかし、一方で、静止画通信の第2優先プ
ロトコルは64K固定になっているので、条件次第で
は、第2優先プロトコルを選択し、N111と同様に選
択プロトコルとして、64K速度固定をネゴシエーショ
ン受付1102に設定してもよい。条件としては、移動
局101の無線通信環境等が考えられる、通信トラヒッ
ク量が多い場所では、2スロットを占有する64K固定
通信は、接続しにくい、他者の呼損率が多くなる等の問
題が発生する。そのために、通信量の少ない静止画通信
では、速度可変が良い。
【0065】N113でも、N111と同様に、移動局
101のネゴシエーション要求1101のアプリケーシ
ョン種別711は、インターネットブラウジング、第1
優先プロトコルは、64K速度固定、第2優先プロトコ
ルが速度可変、第3優先プロトコルが32K速度固定で
あるが、ターミナルアダプタ108ではアプリケーショ
ン毎優先テーブルから対応可能なプロトコルは、第1優
先が64速度固定、第2優先が速度可変、第3優先が3
2K速度固定となっている。
【0066】この場合、ターミナルアダプタ108で
は、選択プロトコルとして優先度の高い64K速度固定
をネゴシエーション受付1102に設定する。ネゴシエ
ーション要求1101のアプリケーション種別711が
静止画通信であった場合は、アプリケーション毎優先テ
ーブルから対応可能なプロトコルは、第1優先が速度可
変、第2優先が64K速度固定、第3優先が32K速度
固定となっている。この場合、ターミナルアダプタ10
8では、選択プロトコルとしてネゴシエーション要求1
101の第2優先プロトコルの速度可変をネゴシエーシ
ョン受付1102に設定する。
【0067】N114からN116では、アプリケーシ
ョン種別707に静止画通信を設定した移動局101の
ネゴシエーション要求1101には、第1優先プロトコ
ルとして速度可変、第2優先として64K速度固定、第
3優先として32K速度国定が設定されており、ターミ
ナルアダプタ108は、N111からN113と同様と
なっている。そのときの選択プロトコルは、順に64速
度固定、速度可変、速度可変となる。
【0068】以上は、データリンク非起動側をターミナ
ルアダプタ108としたが、非起動側を移動局101と
しても同様であることは明らかである。また、移動局1
01同士の接続形態においても何ら変わるところがな
い。
【0069】[第2の実施例]移動局101がデータリ
ンク起動側になり、図11に示すプロトコル種別のうち
で、使用可能なプロトコルを選択するときに、呼設定メ
ッセージの低位レイヤ整合性または高位レイヤ整合性に
基づいて、応用アプリケーションを判断し、メモリ20
2にアプリケーション種別として設定し、同じくメモリ
202に格納されているアプリケーション毎優先テーブ
ルから、メモリ202に設定されているアプリケーショ
ン種別をキーとして優先プロトコルを選択し、ネゴシエ
ーション要求(M322)に設定し、対局のターミナル
アダプタ106に送る。
【0070】たとえば、RCR−STD28には、低位
レイヤ整合性情報要素のユーザ情報レイヤ3プロトコル
や高位レイヤ整合性情報要素の高位レイヤ特性識別また
は拡張高位レイヤ特性識別として主要な応用アプリケー
ションが定義されており、これらの識別子から判断し
て、メモリ202に設定する。
【0071】[第3の実施例]データリンクの非起動側
であるターミナルアダプタ108では、ネゴシエーショ
ン要求(M322)を受信すると、受信したネゴシエー
ション要求(M322)のパラメータのアプリケーショ
ン種別711をキーとして、メモリ202に格納されて
いる図4に示すアプリケーション毎優先テーブルを検索
し、使用可能なプロトコルを1つ選択する。通常は、受
信側の選択条件に従い、アプリケーション毎優先テーブ
ルの第1優先プロトコルを選択するが、状況に応じて
は、ネゴシエーション要求(M322)の各優先プロト
コルパラメータと比較し、第2、第3優先プロトコルが
選択される場合もある。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、無線通信を使用するア
プリケーションの種別をインバンドネゴシエーションフ
レームに設定する手段を有し、移動局またはターミナル
アダプタは、インバンドネゴシエーション手順におい
て、プロトコル種別とともにアプリケーション種別を相
手側に送信することと、移動局およびターミナルアダプ
タのメモリに、移動局が無線通信で使用するアプリケー
ション毎に、インバンドネゴシエーション手順において
使用するプロトコルとその優先順位を定めたアプリケー
ション毎優先プロトコルテーブルとを有し、インバンド
ネゴシエーション手順において、使用するプロトコルを
相手側に通知するときに、アプリケーション毎優先プロ
トコルテーブルを参照して決定するので、データリンク
プロトコル選択の基準を明確にし、応用アプリケーショ
ンが望むデータリンクプロトコルを選択し、応用アプリ
ケーションの機能に最適化させることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である無線通信システムRS
1の構成を示す図である。
【図2】図1に示す移動局101のうちで主要な内部構
成を示す図である。
【図3】PHS網の無線チャネルを用いて、移動局から
通信相手のターミナルアダプタヘ発信したときのシーケ
ンスを示す図である。
【図4】アプリケーションと優先プロトコルとの対応を
規定するアプリケーション毎優先プロトコルテーブルの
例を示す図である。
【図5】インバンドネゴシエーションの位置付けを示す
図である。
【図6】図5のインバンドネゴシエーションの位置付け
に、更にアプリケーション種別の例を組み合わせた例を
示す図である。
【図7】本発明のインバンドネゴシエーションのフレー
ム構造を示した図である。
【図8】インバンドネゴシエーションのフレーム構造を
示す図である。
【図9】移動局101からのネゴシエーション要求10
01に、第1優先プロトコルだけが設定された場合の選
択プロトコルを示す図である。
【図10】移動局101からのネゴシエーション要求1
101に、第1優先プロトコル、第2優先プロトコルと
第3優先プロトコルが設定された場合の選択プロトコル
を示す図である。
【図11】PIAFS第2.1版に示されるインバンド
ネゴシエーションする際に交わすフレームに設定される
プロトコル種別を示す図である。
【符号の説明】
RS1…無線通信システム、 101…移動局、 102…接続ケーブル、 103…データ端末、 104…基地局、 105、107…電話回線、 106…網等の公衆網、 108…ターミナルアダプタ、 201…移動局制御部、 202…メモリ、 205…PIAFS制御部、 206…端末インタフェース処理部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続される基地局と、上記基地
    局と無線を使って音声通信またはデータ通信を行う移動
    局とを有する無線通信システムにおいて、 上記移動局は、無線通信用のスロットを可変数使用し、
    通信速度を可変型に扱える無線送受信部と、上記無線送
    受信部が送受信するデータをPIAFS手順に乗せて通
    信を行うPIAFS制御部と、移動局の動作運用条件等
    のデータを格納するメモリと、移動局のユーザインタフ
    ェースやI/O等を制御する移動局制御部と、外部デー
    タ端末との接続インタフェースを提供する端末インタフ
    ェース処理部とを有し、 上記PIAFS制御部は、無線通信を使用するアプリケ
    ーションの種別をインバンドネゴシエーションフレーム
    に設定する手段を有し、 上記移動局は、インバンドネゴシエーション手順におい
    て、プロトコル種別とともにアプリケーション種別を相
    手側に送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記移動局は、上記インバンドネゴシエーション手順に
    おいて、相手に送信するアプリケーション種別は、上位
    レイヤプロトコルから通知または設定されたアプリケー
    ション種別であることを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記インバンドネゴシエーション手順において上記移動
    局が相手に送信するアプリケーション種別は、呼設定メ
    ッセージの低位レイヤ整合性または高位レイヤ整合性に
    基づいて判断し、設定したアプリケーション種別である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 公衆網に接続される基地局と、上記基地
    局と無線を使って音声通信またはデータ通信を行う移動
    局とを有する無線通信システムにおいて、 上記移動局は、無線通信用のスロットを可変数使用し、
    通信速度を可変型に扱える無線送受信部と、上記無線送
    受信部が送受信するデータをPIAFS手順に乗せて通
    信を行うPIAFS制御部と、移動局の動作運用条件等
    のデータを格納するメモリと、移動局のユーザインタフ
    ェースやI/O等を制御する移動局制御部と、外部デー
    タ端末との接続インタフェースを提供する端末インタフ
    ェース処理部とを有し、 上記メモリには、上記移動局が無線通信を使用するアプ
    リケーション毎に、インバンドネゴシエーション手順に
    おいて使用するプロトコルとその優先順位を定めたアプ
    リケーション毎優先プロトコルテーブルが格納され、 上記PIAFS制御部は、無線通信を使用するアプリケ
    ーションの種別をインバンドネゴシエーションフレーム
    に設定する手段を有し、 上記移動局は、インバンドネゴシエーション手順におい
    て、データリンク非起動側であるときに、インバンドネ
    ゴシエーションフレームに設定されたアプリケーション
    種別に基づいて、上記アプリケーション毎優先プロトコ
    ルテーブルを参照し、プロトコル種別を決定し、アプリ
    ケーション種別とともにデータリンク起動側に送信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記移動局は、上記インバンドネゴシエーション手順に
    おいて、データリンク非起動側であるときに、インバン
    ドネゴシエーションフレームに設定されたアプリケーシ
    ョン種別に基づいて、上記アプリケーション毎優先プロ
    トコルテーブルを参照し、プロトコル種別を選択し、デ
    ータリンク起動側から送信された優先プロトコル種別と
    比較し、アプリケーション種別とともにデータリンク起
    動側に送信することを特徴とする無線通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009163361A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Sony Corp 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP2011045133A (ja) * 2010-10-29 2011-03-03 Toshiba Corp 無線通信装置及び無線通信方法

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