JP2001177465A - ディジタル無線通話システム - Google Patents

ディジタル無線通話システム

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JP2001177465A
JP2001177465A JP35620899A JP35620899A JP2001177465A JP 2001177465 A JP2001177465 A JP 2001177465A JP 35620899 A JP35620899 A JP 35620899A JP 35620899 A JP35620899 A JP 35620899A JP 2001177465 A JP2001177465 A JP 2001177465A
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Masatsugu Inoue
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ディジタル音声信号のオア合成によるハード
量の増加と制御内容の複雑化がなく、容易に会議通話が
適用できるようにしたディジタル無線通話システムを提
供すること。 【解決手段】 端末1Aから上り制御チャネルfud 経
由で会議通話要求をうけた制御局Cは、通話用の空きチ
ャネルの中から上りと下りの通話チャネルfuとfd を
選択し、下り制御チャネルfcd経由で、端末1Aに上り
通話チャネルfu を使用して送信するように指示し、端
末2A、3Aには、下り通話チャネルfd で受信を行う
ように指令する。そして、制御局Cは、端末1Aから上
り通話チャネルfu 経由で送信された信号を受信し、そ
れを下り通話チャネルfd 経由で送信する。この通話チ
ャネルfd の信号は、グループA内の端末2A、3Aに
より同時に受信されるので端末1Aを送話端末とする会
議通話が行えることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末を含むデ
ィジタル無線通話システムに係り、特に、制御局を介し
て複数のディジタル無線端末が通話を行えるようにした
ディジタル無線通話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的な加入者電話シス
テムでは、2局の加入者が1対1で通話を行うのが基本
である。しかし、このとき、3局以上の端末が通話に参
加できるようにした、いわゆる会議電話と呼ばれる通話
方式が従来から知られており、このサービスは、一般的
な加入者電話システムでは、現在のところ例を見ない
が、私設の電話システムでは採用が検討されているもの
と思われる。
【0003】そこで、近年、図9に示す移動端末を含む
無線通話システムにおいても、例えば端末1と端末2の
2局の間で制御局を介して1対1で通話を行う個別の通
話だけではなく、図10に示すように、3局以上の複数
の端末、例えば端末1と端末2、それに端末3が参加し
て、それらの間で同時に通話を可能にした会議通話につ
いての要望が聞かれるようになってきた。
【0004】ここで、まず、図9の個別の通話システム
の場合は、2台の端末1、2と制御局の間に、夫々上り
/下りのチャネルf1u/f1d、f2u/f2dを設
定してやれば良い。
【0005】しかし、図10に示す会議通話の場合は、
制御局内の各端末1〜3と制御局の間に各々上り/下り
のチャネルf1u/f1d、f2u/f2d、f3u/
f3dを夫々設定するだけでは済まず、図示のように、
制御局で各端末1〜3からの上りチャネルf1u、f2
u、f3uによる音声信号をオア合成し、その上で各下
りのチャネルf1d、f2d、f3dに送信する必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、通話
システムのディジタル化について配慮がされているとは
言えず、会議通話の適用に際してハード量が大きく増加
し、制御の内容が著しく複雑化するなどの問題があっ
た。
【0007】例えば、移動端末を含む無線通話システム
に会議通話を適用する場合、図10に示すように、制御
局で音声信号のオア合成を行う必要があるが、ここで、
適用対象がアナログの無線通話システムの場合には、図
11に示すように、単なるアナログ信号の重畳処理、つ
まり信号レベルの加算だけで済むので、ほとんど何も問
題はない。
【0008】しかし、近年、通信処理分野においてもデ
ィジタル化が進み、このため無線通話システムでもディ
ジタル方式が主流に変わりつつあるが、この場合、音声
オア合成には、ディジタル信号間での演算(一般には加
算)処理が必要になり、処理が複雑になる。
【0009】また、音声信号をディジタル信号化して伝
送する場合は、圧縮符号化して伝送するのが一般的であ
り、この場合、音声オア合成には、図12に示すよう
に、合成処理に先立ってはディジタル圧縮復号化処理
が、そして合成演算後はディジタル圧縮符号化処理が夫
々必要になり、音声合成処理は一層複雑化する。
【0010】従って、従来技術では、会議通話をディジ
タル無線通話システムに適用した場合、ハード量の増加
と制御内容の複雑化に加えて、圧縮符号化処理と伸長復
号化処理の付加に伴う通話品質の劣化、伝送遅延時間の
増大など、種々の問題が生じてしまうことになる。
【0011】本発明の目的は、ディジタル音声信号のオ
ア合成によるハード量の増加と制御内容の複雑化がな
く、容易に会議通話が適用できるようにしたディジタル
無線通話システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、少なくとも
3台の複数の端末を備え、これら端末間での通話チャネ
ルの設定を制御局で行う方式のディジタル無線通話シス
テムにおいて、前記制御局に、前記複数の端末の中の1
台の端末に送信用として割当てたチャネルで受信した音
声データを、他の少なくとも2台の端末に共通に受信用
として割当てた1系統のチャネルに供給する手段を設
け、前記複数の端末の中の1台の端末を送話端末とし、
他の少なくとも2台の端末を受話端末として、これらの
間での送話端末固定による会議通話が行えるようにして
達成される。
【0013】同じく上記目的は、制御局と夫々のアプロ
ーチ線で結ばれた少なくとも2局の基地局と、これらの
基地局の夫々に無線チャネルで結合された複数の端末を
備え、これら端末間での通話チャネルの設定を前記制御
局と前記基地局の少なくとも一方で行う方式のディジタ
ル無線通話システムにおいて、前記制御局に、前記基地
局の1局からのアプローチ線の上りチャネルで受信した
音声データを、他の少なくとも2局に対するアプローチ
線の下りチャネルに供給する手段を設け、前記複数の端
末の中の1台の端末を送話端末とし、他の少なくとも2
台の端末を受話端末として、これらの間での送話端末固
定による会議通話が行えるようにして達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディジタル無
線通話システムについて、図示の実施の形態により詳細
に説明する。まず、図1は、本発明の第1の実施形態
で、1区画の無線通話ゾーンZ内に、グループAに区分
された複数の端末1A、2A、3Aと、グループBに区
分された複数の端末1B、2Bが存在し、これらの全て
を1台の制御局Cにより制御する方式のシステムに本発
明を適用したものである。
【0015】そして、この図1の実施形態では、本発明
を適用した結果、各グループ毎に、同一グループ内の各
端末間での個別通話が行えると共に、更に同一グループ
内の各端末間では、同時に送話(送信)できる端末は1局
に限定されるが、ディジタル音声のオア合成処理なしで
会議通話が行えるようになっている。
【0016】ここで、会議通話と言えども複数の端末が
同時に送話(送信)することは希であり、従って、この実
施形態のように、複数の端末の全てが受話状態にあると
きなら何れの端末も任意に送話が開始できるようになっ
ていれば、同時に送話できる端末の台数が1台に限られ
ても、会議通話にはほとんど支障がない。
【0017】なお、以下、この実施形態による会議通
話、すなわち送話端末が1局に限定される会議通話のこ
とを特に区別する場合には、“限定会議通話”と呼ぶこ
とにするが、そうでないときは単に会議通話と記すこと
にする。
【0018】図1に戻り、この実施形態では、無線通話
ゾーンZ内の各端末間での個別通話に際しては、上りの
通話チャネルfu と下りの通話チャネルfd を使用した
一般的な同時双方向通話方式で動作するが、会議通話に
際しては、周知のプレストーク方式(PTT方式)により
送信(送話)と受信(受話)が切換えられるように構成して
ある。
【0019】このため、各端末1A〜3A、1B〜2B
には、例えば押釦スイッチからなるプレストーク用のス
イッチ、すなわちプレスボタンが設けてあり、会議通話
に際しては、このプレスボタンを押して制御局Cに送信
権を要求し、送信権を獲得してから送話を開始するよう
に構成されている。
【0020】そこで、いま、グループAに属する端末、
例えば端末1Aの加入者が会議通話を望み、プレスボタ
ンを押したとすると、これにより、端末1Aから上り制
御チャネルfcu 経由で制御局Cに会議通話による送信
要求がなされる。
【0021】そして、これが制御局Cで受付けられる
と、制御局Cは、そこで管理している通話用のチャネル
の中から空いている上り通話チャネルfu と下り通話チ
ャネルfd を選択し、下り制御チャネルfcd 経由で、
端末1Aには、この上り通話チャネルfu を使用して送
信するように指示すると共に、グループA内の他の全て
の端末(この場合は、端末2A、3A)には、同じく制御
チャネルfcd 経由で、この下り通話チャネルfd で受
信を行うように指令するのである。
【0022】そして、この後、制御局Cは、端末1Aか
ら上り通話チャネルfu 経由で送信された信号を受信
し、それを下り通話チャネルfd 経由で送信する。この
結果、この制御局Cから送信された下り通話チャネルf
d の信号は、グループA内の他の全ての端末2A、3A
により同時に受信されることになり、従って、端末1A
を送話端末とする会議通話が行えることになる。
【0023】上記したように、本来の会議通話といえど
も複数の端末が同時に送話することは希であり、従っ
て、この限定会議通話によっても、充分に本来の会議通
話と同じ効用を得ることができる。
【0024】そして、このときの制御局Cでの処理は、
上り通話チャネルfu で受信した信号をそのまま下り通
話チャネルfd 経由で折り返し送信するだけの処理でよ
く、従って、この実施形態によれば、音声オア合成を行
う必要は何もなく、容易にディジタル方式での会議通話
を行うことができる。
【0025】しかも、このとき、この実施形態では、会
議通話の受話側になる端末がグループA内に2台以上、
何台あっても、1チャネルの下り通話チャネルfd を割
当てるだけで済み、従って、チャネル数を少なくするこ
とができ、電波の有効利用が図れる。また、このとき、
制御チャネルfcu 、fcd についても、各グループA、
Bで共用するようにしても良く、この場合には、更に電
波の有効利用を図ることができる。
【0026】次に、この図1の第1の実施形態につい
て、図2〜図4により、更に具体的に説明する。まず、
図2は、制御局Cの詳細を示した図で、ここで、制御局
Cは1系統の上り/下り用の制御チャネルfcu /fcd
と、2系統の上り/下り用の通話チャネルfsu /fsd
、ftu /ftd を備えている。そして、各端末1A、
2A、3Aは、上記したように、夫々プレスボタンを備
え、会議通話を希望したとき、各端末の加入者はプレス
ボタンを押下して制御局Cに送信要求を送るようになっ
ている。
【0027】制御局Cには、制御用のプロセッサ10
と、入力チャネルと出力チャネルを接続するための回線
制御装置20が設けてあり、これにより、端末間での個
別の通話に必要な動作が得られるように構成されてい
る。そして、まず、プロセッサ10は、そこに格納され
ている所定のプログラムに従って所定の処理を実行し、
回線制御装置20の制御など、制御局で必要とする各種
の制御を遂行するように構成されている。
【0028】次に、このプロセッサ10には、図3に示
すように、通話グループA〜Nの番号別になった管理テ
ーブルが保持されており、この管理テーブルには、図示
のように、各グループ(通話グループ)に割当てられてい
るチャネル名と、当該グループに属する全端末の番号及
びその端末の送信権の有無(オン、オフ)を表わすビット
が書き込まれるようになっている。
【0029】そして、このプロセッサ10は、何れかの
端末でプレスボタンが押され、それが制御局Cで受信さ
れたとき、図4に示す処理を実行するようになってい
る。ここで、図4の処理は制御チャネルでの処理で、
処理は通話チャネルでの処理であり、更に処理につ
いては、初期処理により、最初は割込みが禁止されるよ
うになっている。
【0030】従って、いま、例えば端末1Aなど、何れ
かの端末でプレスボタンが押され、このことが制御チャ
ネルを介して制御局Cに通知されると、図4の処理が
起動され、これにより、まず、処理S1において、図3
の管理テーブルが検索され、処理S2で、当該通話グル
ープのテーブルが読出される。
【0031】次に、処理S3で、この通話グループのテ
ーブルから、当該通話グループに通話チャネルが割当て
られているか否かを調べ、結果がN(否定)、つまり割当
てられていないときは、処理S4で、空いてる通話チャ
ネルを割当ててから処理5に進み、結果がY(肯定)、つ
まり割当済みのときは、そのまま処理S5に進む。
【0032】このとき、図示してないが、空きチャネル
が無かったら、予め格納してある所定のプログラムを実
行し、割当て済みのチャネルを他のグループから取り上
げて割当てるか、或いは送信要求を発生した端末1Sに
ビジー(話中音)を返送し、空きチャネルが生じるのを待
たせるようにする。
【0033】処理S5では、当該通話グループのテーブ
ルの中の全ての端末の送信権ビットを検索し、この通話
グループに送信権ビットが“1”になっている端末が有
るか否かが調べられる。そして、その結果がYのときは
処理6に進み、Nのときは処理S7に進む。まず処理S
6に進んだときは、このとき送信権を要求した端末、つ
まり端末1Aにビジーを返送し、このときの送信権の要
求は受付けられない旨の通知がされるようにする。
【0034】一方、処理7に進んだときは、図3に示し
た当該通話グループのテーブル内にある当該端末、つま
り、このときは端末1Aの送信権ビットに“1”を書込
み、その後、処理S8で、制御チャネルfcd 経由で当
該端末1Aに送信許可を返送すると共に、回線制御装置
20を制御して、入力チャネルfsu と出力チャネルfs
d を接続させ、制御チャネルから通話チャネルによる通
信動作に移行させた上で、処理に対する割込み禁止を
解除してから処理を終了するのである。
【0035】従って、ここで、図2に示すように、通話
グループA内の端末1Aを送信端末とし、グループA内
の他の残りの端末A2〜の全てを受信端末とする会議通
話が確立され、以後、端末1Aの送話器に音声が入力さ
れれば、それがグループA内の他の残りの端末2A〜の
全ての受話器から音声として再生されることになる。
【0036】次に、こうして通話チャネルに移行して、
一方向会議通話が確立したら、この後、プロセッサ10
は、図4の処理を実行する。この処理は、所定の時
間間隔で周期的に実行され、まず処理10では、会議通
話で送信端末になっている端末から、つまり、このとき
は端末1Aから、通話チャネルを介して送信要求がある
か否か、つまり端末1Aのプレスボタンは押されたまま
か否かを調べ、結果がY、つまり送信要求有りのとき
は、そのまま処理を終了する。
【0037】一方、結果がN、つまり送信要求無しのと
きは処理11Sを実行し、当該通話グループのテーブル
内にある当該端末、つまり端末1Aの送信権ビットに書
込まれている“1”を“0”に書き替え、更にこの処理
に対する割込みを禁止してから処理を終了するのであ
る。
【0038】従って、この後も、何れかの端末でプレス
ボタンが押されれば、それに応じて同じく、そのプレス
ボタンを押した端末を送信端末とする会議通話が新たに
確立されることになり、本来の会議通話とほとんど変わ
ることのない状態で通話を行うことができる。
【0039】ところで、この実施形態では、会議通話
中、送信端末になっている端末以外の端末、この場合は
端末2A〜端末3Aの何れかの端末でプレスボタンが押
され、プロセッサ10による処理が起動されたとする
と、この場合には、処理S5での結果がYになり、処理
S6が実行されるので、当該端末にはビジーが送られる
ことになる。
【0040】従って、この実施形態では、会議通話に際
して送信端末になることができる端末の数を常に1局に
限定することができ、この結果、音声オア合成処理なし
で会議通話が行えるという動作が確実に得られることに
なる。
【0041】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。図5は、本発明の第2の実施形態で、ここで対象
としているディジタル無線通話システムは、通話サービ
スエリアの拡大に対応するため端末と制御局の間に基地
局を設け、階層構成にしたものである。
【0042】従って、まず、この図5の実施形態では、
同一のグループに属する端末を異なった複数の基地局1
〜Nの夫々に配置し、これらの基地局1〜Nと制御局C
の間を上り/下りで一組になったアプローチ線と呼ばれ
ている線路で結合することにより、制御局Cの制御のも
とで、各グループ毎に、そのグループに属している端末
間での通話が行えるように構成されている。
【0043】次に、この図5の第2の実施形態は、更に
同一グループに属する端末間では、同一基地局に属する
端末間は勿論、他の基地局に属する端末との間でも、同
時に送話可能な端末は1局に限定されるが、制御局Cで
のディジタル音声のオア合成処理なしで会議通話が行え
るようになっている。
【0044】このため、まず、この図5の実施形態にお
いても、各端末1A1、1A2、……、1AMは、何れ
も第1の実施形態と同じくプレスボタンが設けてあり、
会議通話に際しては、このプレスボタンを押して制御局
Cに送信権を要求し、送信権を獲得してから送話を開始
するように構成されている。
【0045】いま、ここで、グループAに属する端末、
例えば端末1A1の加入者が会議通話を望み、プレスボ
タンを押したとすると、これにより、端末1A1から基
地局1経由で制御局Cに会議通話による送信要求がなさ
れる。
【0046】そして、これが制御局Cで受付けられる
と、制御局Cは、そこで管理してい通話用のチャネルの
中から、空いている上り通話チャネルと下り通話チャネ
ルを選択し、端末1A1には、この上り通話チャネルを
使用して送信するようにアプローチ線と基地局1経由で
指示すると共に、同じ基地局1も含む他の基地局2、…
…、M内の同じグループAに属する全の端末(この場合
は、端末2A1、1A2、1AM)には、同じく制御チ
ャネル経由て、この下り通話チャネルで受信を行うよう
に指令するのである。
【0047】そして、この後、制御局Cは、端末1A1
から上り通話チャネルにより、基地局1経由で送られて
きた信号を受信し、それを下り通話チャネル経由でグル
ープAに属する端末が存在する基地局(この場合、基地
局1、2、……、M)の全てにアプローチ線を介して伝
送し、下り通話チャネルにより送信する。
【0048】この結果、この制御局Cから送信された下
り通話チャネルの信号は、端末1A1を除き、グループ
Aに属する他の全ての端末2A1、1A2、……、1A
Mにより同時に受信されることになり、従って、端末1
A1を送話端末とする会議通話が確立されることにな
る。
【0049】次に、この図5の第2の実施形態につい
て、図6〜図8により、更に具体的に説明する。まず、
図6は、制御局Cの詳細を示した図で、制御用のプロセ
ッサ10と、複数の基地局1〜Mと各々のアプローチ線
11、12、21、22、23、m1、m2により接続
された回線制御装置20が設けてあり、これにより、端
末間での個別の通話に必要な動作が得られるように構成
されている。
【0050】そして、各端末1A1、2A1、1A2、
……、1AMは、上記したように、夫々プレスボタンを
備え、会議通話を希望したとき、各端末の加入者はプレ
スボタンを押下して制御局Cに送信要求を送るようにな
っている。ここで、各基地局1〜Mと制御局Cの間を接
続するアプローチ線の回線数は任意である。
【0051】プロセッサ10には、回線接続制御のた
め、図7に示す通話グループA〜Nの番号別になった管
理テーブルが保持されているが、これは、図3に示した
管理テーブルに、制御局と各基地局の間のアプローチ線
の番号を書込む領域が追加されたものであり、従って、
図示のように、各グループに属する全端末の番号及びそ
の端末の送信権ビットの有無が書き込まれるようになっ
ている点は同じである。
【0052】ここで、各グループに割当てられているチ
ャネル名を書込む欄が無いが、これは、この実施形態で
は、アプローチ線を割当てたとき、これと同時に各基地
局でチャネルを割当てる方式になっているためであり、
従って、この実施形態では、チャネル割当てを制御局C
で管理する必要が無い。なお、図3の場合と同じく、こ
のグループに対するチャネルの割当を制御局Cで管理す
る方式にしても何ら問題はないが、ここでは、制御局C
で管理しない方式にしてある。
【0053】この図6は、基地局1のグループAに属す
る端末1A1が会議通話を要求し、それが制御局Cで受
付けられ、基地局1ではアプローチ線12が割当てら
れ、基地局2ではアプローチ線21が、そして基地局M
では、アプローチ線m2が割当てられ、これにより、端
末1A1を送話端末とし、同じグループAに属する端末
1A1、1A2、1AMを受話端末とする会議通話が確
立した状態が示されている。
【0054】このとき、制御局Cの回線制御装置20
は、図示のように、基地局1と制御局Cの間のアプロー
チ線12の入力、つまり、このアプローチ線12の上り
チャネルが接続されているアプローチ線入力を、同じア
プローチ線12の下りチャネルと、基地局2のアプロー
チ線21の下りチャネル、それに基地局Mのアプローチ
線m2の下りチャネルに夫々並列に接続するように、プ
ロセッサ10により制御される。
【0055】この結果、アプローチ線12の上りチャネ
ルの信号は、アプローチ線12の下りチャネルとアプロ
ーチ線21の下りチャネル、それにアプローチ線m2の
下りチャネルに各々そのまま伝達されることになり、音
声オア合成を行うことなく、端末1A1を送話端末と
し、同じグループAに属する端末1A1、1A2、1A
Mを受話端末とする会議通話を確立させることができ
る。
【0056】図8は、会議通話確立に際してのプロセッ
サ10による処理を示したもので、全体としての処理の
流れは、図4の場合と同じで、異なる点は、処理にお
ける処理S3が処理30に変わり、同じく処理4は処理
40に変わっている点だけであり、処理については、
何も変り花井。
【0057】従って、この第2の実施形態では、処理S
2で管理テーブルを読出した後、まず、通話グループが
確立済か否かが処理S30で判断される。ここで、この
通話グループが確立済とは、当該通話グループが通話チ
ャネルとアプローチ線の割当を受けていて、通話に必要
な伝送路を既に確保している状態のことである。
【0058】そして、この処理30での判断結果がNの
ときは、処理40で、当該通話グループに通話チャネル
とアプローチ線を割当ててから処理5に進むことにな
り、Yのときは、そのまま処理5に進むことになるが、
その他の処理は、図3の場合と同じである。
【0059】従って、この第2の実施形態によっても、
会議通話に際して送信端末になることができる端末の数
が常に1局に限定でき、この結果、基地局を用いた階層
構成により通話サービスエリアを拡大したディジタル無
線通話システムにおいても、音声オア合成処理なしで会
議通話を行なうことができる。
【0060】ところで、以上の実施形態についての説明
では、本発明が適用されたディジタル無線通話システム
におけるマルチチャネル方式については、特に限定して
ないが、本発明は、どのようなマルチチャネル方式のデ
ィジタル無線通話システムに適用してもよく、何れに適
用しても容易に実施することができる。
【0061】ここで、本発明が適用可能なマルチチャネ
ル方式について列挙すると、複数の異なる周波数をもつ
キャリアでマルチチャネル化を実現するようにしたFD
MA方式と、同一キャリアを時分割で使用するTDMA
方式やCDMA方式などがある。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、音声オア合成処理を行
う必要が無いので、ハード量が増加したり、制御内容が
複雑になったりする虞れが無く、従って、会議通話機能
を備えたディジタル無線通話システムをローコストで容
易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル無線通話システムの第
1の実施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の詳細説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態における管理テーブ
ルの一例を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】本発明によるディジタル無線通話システムの第
2の実施の形態を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の詳細説明図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態における管理テーブ
ルの一例を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図9】複数の移動端末を含むディジタル無線通話シス
テムの一例における個別通話動作の説明図である。
【図10】複数の移動端末を含むディジタル無線通話シ
ステムの一例における会議通話動作の説明図である。
【図11】アナログ信号における音声オア合成処理の説
明図である。
【図12】ディジタル信号における音声オア合成処理の
説明図である。
【符号の説明】
1A、2A、3A、1A1、2A1、1A2、1AM
端末 10 プロセッサ 20 回線接続装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3台の複数の端末を備え、こ
    れら端末間での通話チャネルの設定を制御局で行う方式
    のディジタル無線通話システムにおいて、 前記制御局に、前記複数の端末の中の1台の端末に送信
    用として割当てたチャネルで受信した音声データを、他
    の少なくとも2台の端末に共通に受信用として割当てた
    1系統のチャネルに供給する手段を設け、 前記複数の端末の中の1台の端末を送話端末とし、他の
    少なくとも2台の端末を受話端末として、これらの間で
    の送話端末固定による会議通話が行えるように構成した
    ことを特徴とするディジタル無線通話システム。
  2. 【請求項2】 制御局と夫々のアプローチ線で結ばれた
    少なくとも2局の基地局と、これらの基地局の夫々に無
    線チャネルで結合された複数の端末を備え、これら端末
    間での通話チャネルの設定を前記制御局と前記基地局の
    少なくとも一方で行う方式のディジタル無線通話システ
    ムにおいて、 前記制御局に、前記基地局の1局からのアプローチ線の
    上りチャネルで受信した音声データを、他の少なくとも
    2局に対するアプローチ線の下りチャネルに供給する手
    段を設け、 前記複数の端末の中の1台の端末を送話端末とし、他の
    少なくとも2台の端末を受話端末として、これらの間で
    の送話端末固定による会議通話が行えるように構成した
    ことを特徴とするディジタル無線通話システム。
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